JP3007364B2 - エアゾール毛髪化粧料 - Google Patents
エアゾール毛髪化粧料Info
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- Japan
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- liquefied petroleum
- dimethyl ether
- petroleum gas
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、毛髪固定用樹脂を可燃性ガスに溶解させた
霧性状及び乾燥性に優れたエアゾール毛髪化粧料に関す
る。
霧性状及び乾燥性に優れたエアゾール毛髪化粧料に関す
る。
(従来の技術および課題) 従来から毛髪固定材を配合したヘアースプレーは多く
知られている。
知られている。
(例えば特開昭47−4450公報や特開昭51−9732公報)
これらは、不燃性で生体への安全性の高いフロンガス・
フロン溶剤が多量に使用されている。しかし、これらの
フロンガス・フロン溶剤は、成層圏のオゾン層を破壊す
るという地球規模の環境汚染が問題となっており、使用
は事実上不可能となった。
これらは、不燃性で生体への安全性の高いフロンガス・
フロン溶剤が多量に使用されている。しかし、これらの
フロンガス・フロン溶剤は、成層圏のオゾン層を破壊す
るという地球規模の環境汚染が問題となっており、使用
は事実上不可能となった。
そこで、噴射・溶解剤として液化石油ガス、ジメチル
エーテルといった可燃性ガスの使用が検討されたが、液
化石油ガスを単品で噴射・溶解剤として使用すると、毛
髪固定用樹脂との溶解性が悪いために処方中の原液の比
率が高くなり、噴霧時の霧性状が悪く、乾燥性も低下す
るため、エアゾール毛髪化粧料としての性能が著しく低
下する。又、ジメチルエーテル単品ではエーテル臭が強
いためエアゾール剤として適さない。
エーテルといった可燃性ガスの使用が検討されたが、液
化石油ガスを単品で噴射・溶解剤として使用すると、毛
髪固定用樹脂との溶解性が悪いために処方中の原液の比
率が高くなり、噴霧時の霧性状が悪く、乾燥性も低下す
るため、エアゾール毛髪化粧料としての性能が著しく低
下する。又、ジメチルエーテル単品ではエーテル臭が強
いためエアゾール剤として適さない。
本発明者は、このような事情に鑑み、フロンガス・フ
ロン溶剤を使用せずかつ、上記問題点を解決する毛髪化
粧料を開発するために種々研究を行なった。
ロン溶剤を使用せずかつ、上記問題点を解決する毛髪化
粧料を開発するために種々研究を行なった。
(課題を解決する手段) 本発明者は、特定の毛髪固定用樹脂およびポリエチレ
ングリコールとジメチルエーテル及び液化石油ガスを特
定の割合で混合することにより、噴霧時の霧性状、及び
乾燥性等の性能が、フロンガス・フロン溶剤を使用した
エアゾール毛髪化粧料と同等またはそれ以上のエアゾー
ル毛髪化粧料が得られることを見出し本発明を完成し
た。
ングリコールとジメチルエーテル及び液化石油ガスを特
定の割合で混合することにより、噴霧時の霧性状、及び
乾燥性等の性能が、フロンガス・フロン溶剤を使用した
エアゾール毛髪化粧料と同等またはそれ以上のエアゾー
ル毛髪化粧料が得られることを見出し本発明を完成し
た。
本発明に使用される特定の毛髪固定用樹脂はオクチル
アクリルアミド/ブチルアミノメチルメタクリレート/
アクリル酸/アクリル酸エステル重合物(AMPHOMER NS
C製)である。
アクリルアミド/ブチルアミノメチルメタクリレート/
アクリル酸/アクリル酸エステル重合物(AMPHOMER NS
C製)である。
本発明の毛髪化粧料には、ポリエチレングリーコール
をもちいることが望ましい。
をもちいることが望ましい。
本発明の毛髪化粧料には、これらの他にも油脂類、可
溶化剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、顔料等も適宜使用
することができる。
溶化剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、顔料等も適宜使用
することができる。
油脂類としては、ヒマシ油、カカオ油、アボガド油の
ようなグリセライド類や、セチルアルコール、プロピレ
ングリコール、ポリプロピレングリコール、ラウリルア
ルコール、ステアリルアルコール、グリセリンのような
アルコール類、ミリスチン類イソプロピル、ラウリン酸
ヘキシル、乳酸セチル、モノステアリン酸プロピレング
リコール、オレイン酸オレイル、ミリスチン酸オクチル
ドデシル等のエステル類、そしてジメチルポリシロキサ
ン、ポリエーテル変性シリコーンオイル、メチルフェニ
ルポリシロキサン、エポキシ変性シリコーンオイルのよ
うなシリコーン誘導体が挙げられる。
ようなグリセライド類や、セチルアルコール、プロピレ
ングリコール、ポリプロピレングリコール、ラウリルア
ルコール、ステアリルアルコール、グリセリンのような
アルコール類、ミリスチン類イソプロピル、ラウリン酸
ヘキシル、乳酸セチル、モノステアリン酸プロピレング
リコール、オレイン酸オレイル、ミリスチン酸オクチル
ドデシル等のエステル類、そしてジメチルポリシロキサ
ン、ポリエーテル変性シリコーンオイル、メチルフェニ
ルポリシロキサン、エポキシ変性シリコーンオイルのよ
うなシリコーン誘導体が挙げられる。
可溶化剤としては、ポリオキシエチレンオレイルエー
テル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオ
キシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチ
レンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンイ
ソステアリルエーテル等のアルキルエーテルのポリオキ
シエチレン付加物や、N−アシルグルタミン酸エステ
ル、N−ミリストイル−N−メチルアラニン高級アルコ
ールエステル等のアミノ酸誘導体、ソルビタン脂肪酸エ
ステル、グリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコ
ール脂肪酸エステルのような脂肪酸エステル類などがあ
る。
テル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオ
キシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチ
レンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンイ
ソステアリルエーテル等のアルキルエーテルのポリオキ
シエチレン付加物や、N−アシルグルタミン酸エステ
ル、N−ミリストイル−N−メチルアラニン高級アルコ
ールエステル等のアミノ酸誘導体、ソルビタン脂肪酸エ
ステル、グリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコ
ール脂肪酸エステルのような脂肪酸エステル類などがあ
る。
また樹脂を溶かす溶剤として、エタノールまたはエタ
ノール/水混合液系を用いてもよい。
ノール/水混合液系を用いてもよい。
オクチルアクリルアミド/ブチルアミノメチルメタク
リレート/アクリル酸/アクリル酸エステル重合物は、
固形分として1〜3重量%、噴射・溶解剤としてジメチ
ルエーテル10〜30重量%、液化石油ガス20〜40重量%の
範囲で配合することが好ましく、さらに好ましくは樹脂
を固形分として1〜2重量%、噴射剤としてジメチルエ
ーテルを15〜25重量%、液化石油ガス25〜35重量%の範
囲で配合することである。また、原液:ガスの比率は、
45:55〜60:40が好ましく、さらに好ましくは45:50〜50:
50である。
リレート/アクリル酸/アクリル酸エステル重合物は、
固形分として1〜3重量%、噴射・溶解剤としてジメチ
ルエーテル10〜30重量%、液化石油ガス20〜40重量%の
範囲で配合することが好ましく、さらに好ましくは樹脂
を固形分として1〜2重量%、噴射剤としてジメチルエ
ーテルを15〜25重量%、液化石油ガス25〜35重量%の範
囲で配合することである。また、原液:ガスの比率は、
45:55〜60:40が好ましく、さらに好ましくは45:50〜50:
50である。
オクチルアクリルアミド/ブチルアミノメチルメタク
リレート/アクリル酸/アクリル酸エステル重合物の割
合が固形分として全体の1重量%以下であると毛髪固定
用化粧料として、十分なセット力が得られない。また固
形分として5重量%以上であるとスプレー容器のつま
り、液ダレ等を発生したり、セット剤の霧性状が低下し
毛髪に均一に噴霧できないためスプレー剤としての商品
価値が著しく低下するという問題がある。
リレート/アクリル酸/アクリル酸エステル重合物の割
合が固形分として全体の1重量%以下であると毛髪固定
用化粧料として、十分なセット力が得られない。また固
形分として5重量%以上であるとスプレー容器のつま
り、液ダレ等を発生したり、セット剤の霧性状が低下し
毛髪に均一に噴霧できないためスプレー剤としての商品
価値が著しく低下するという問題がある。
また、ジメチルエーテルと液化石油ガスの合計が30重
量%以下になると乾燥性が悪くなりべたつき感が強くな
る。ジメチルエーテルと液化石油ガスの合計が55重量%
以上になるとガスと樹脂の相溶性が悪くなり低温で沈殿
を生じる。
量%以下になると乾燥性が悪くなりべたつき感が強くな
る。ジメチルエーテルと液化石油ガスの合計が55重量%
以上になるとガスと樹脂の相溶性が悪くなり低温で沈殿
を生じる。
(発明の効果) 以下、実施例、比較例をあげて本発明を更に詳しく説
明する。試験は、オクチルアクリルアミド/ブチルアミ
ノメチルメタクリレート/アクリル酸/アクリル酸エス
テル重合物(AMPHOMER NSC製)を用いたエアゾール毛
髪化粧料において、ジメチルエーテルと液化石油ガスの
配合量を種々変化させ、低温安定性、霧性状、乾燥性、
臭いについて評価した。以下評価方法を説明する。
明する。試験は、オクチルアクリルアミド/ブチルアミ
ノメチルメタクリレート/アクリル酸/アクリル酸エス
テル重合物(AMPHOMER NSC製)を用いたエアゾール毛
髪化粧料において、ジメチルエーテルと液化石油ガスの
配合量を種々変化させ、低温安定性、霧性状、乾燥性、
臭いについて評価した。以下評価方法を説明する。
低温安定性: 耐圧ビンに内容物を充填し、−5℃の恒温室に24時間
放置したあと雲り等を生じていないかどうか目視で判断
した。
放置したあと雲り等を生じていないかどうか目視で判断
した。
判定基準:○透明 △白濁 ×沈殿 霧性状: アルコール感知紙に20cmの距離から噴霧し、目視で判
断した。
断した。
判定基準:○良好 △やや荒い ×荒い 乾燥性、臭い: 専門パネラーによる実使用評価を行なった。
判定基準:○良好 △やや悪い ×悪い 総合評価: ○4項目すべてが○の場合 △1項目でも△があった場合 ×1項目でも×があった場合 その結果を第1表に示す。
第1表の実施例、比較例から明らかなようにオクチル
アクリルアミド/ブチルアミノメチルメタクリレート/
アクリル酸/アクリル酸エステル重合物(AMPHOMER NS
C製)をもちいた毛髪化粧料において、原液:ガスの比
率は45:55〜60:40が好ましく、噴霧剤としてはジメチル
エーテル10〜30重量%、液化石油ガス20〜40重量%の範
囲で配合することが好ましい。
アクリルアミド/ブチルアミノメチルメタクリレート/
アクリル酸/アクリル酸エステル重合物(AMPHOMER NS
C製)をもちいた毛髪化粧料において、原液:ガスの比
率は45:55〜60:40が好ましく、噴霧剤としてはジメチル
エーテル10〜30重量%、液化石油ガス20〜40重量%の範
囲で配合することが好ましい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/06 - 7/155
Claims (1)
- 【請求項1】オクチルアクリルアミド/ブチルアミノメ
チルメタクリレート/アクリル酸/アクリル酸エステル
重合物およびポリエチレングルコールとジメチルエーテ
ル10〜30重量%、液化石油ガス20〜40重量%を配合し、
かつ、ジメチルエーテルと液化石油ガスの配合量が35〜
55重量%であるエアゾール毛髪化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1311799A JP3007364B2 (ja) | 1989-11-29 | 1989-11-29 | エアゾール毛髪化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1311799A JP3007364B2 (ja) | 1989-11-29 | 1989-11-29 | エアゾール毛髪化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03170412A JPH03170412A (ja) | 1991-07-24 |
JP3007364B2 true JP3007364B2 (ja) | 2000-02-07 |
Family
ID=18021578
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1311799A Expired - Fee Related JP3007364B2 (ja) | 1989-11-29 | 1989-11-29 | エアゾール毛髪化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3007364B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0753325A (ja) * | 1993-08-19 | 1995-02-28 | Shiseido Co Ltd | 泡状エアゾール化粧料 |
FR2715064B1 (fr) * | 1994-01-14 | 1996-02-09 | Oreal | Compositions cosmétiques en aérosol, aérosols les contenant et utilisations. |
-
1989
- 1989-11-29 JP JP1311799A patent/JP3007364B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03170412A (ja) | 1991-07-24 |
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