JP3655564B2 - 固形状クレンジング化粧料 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、使用が簡便で、優れた使用性を有し、メーク落とし効果に優れた固形状クレンジング化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年化粧もち効果を向上させたメーキャップ化粧料の増加にともない、メーク落とし効果の強いクレンジング基剤が求められている。
【0003】
ハードメークを落とすにはクレンジングオイル製剤がもっとも一般的であるものの、その粘度の低い性質がゆえに使用時タレ落ちするという欠点がある。クレンジングオイルの増粘に関する検討も散見されるが、のびが重くなるなどの欠点が生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、使用時のタレ落ちがない、使用時ののびが重くない、メーク落とし効果に優れたクレンジング化粧料を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意研究を行った結果、特定のゲル化剤を用いて流動油分を増粘させた、特定の界面活性剤含有の固形状クレンジング基剤を開発することにより上記課題が解決されることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】
すなわち本発明は、グリセリンと、炭素数14〜20の二塩基酸と、炭素数14〜22の高級脂肪酸とから合成されるオリゴエステルを含むグリセリン系オリゴエステル系ゲル化剤3〜15質量%、炭化水素油、ヨウ素化70〜100の植物油、エステル油及びシリコーン油からなる群から選ばれた流動油分の1種又は2種以上60〜90質量%、HLB7〜17の界面活性剤7〜30質量%を含有する水を含まない固形状クレンジング化粧料である。
【0009】
前記グリセリン系オリゴエステル系ゲル化剤は、グリセリンとエイコサン二酸とベヘン酸とから合成されるオリゴエステルを含むグリセリン系オリゴエステル系ゲル化剤であることが好ましい。また、前記HLB7〜17の界面活性剤は、親油基がイソステアリン酸残基である界面活性剤であるか又はそれを含むことが好ましい。
【0010】
本発明において、液状、固形状、流動性等は常温での状態をいう。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について詳述する。
【0012】
本発明に用いられるオリゴエステル系ゲル化剤は、多価アルコールと多塩基酸と高級脂肪酸とから得られる縮重合物であるオリゴエステルを含む、流動油分をゲル化するゲル化剤である。本発明の前記オリゴエステル系ゲル化剤としては、グリセリンと炭素数14〜20の二塩基酸と炭素数14〜22の高級脂肪酸とから合成されるオリゴエステルを含むグリセリン系オリゴエステル系ゲル化剤である。前記高級脂肪酸はグリセリン系オリゴエステル合成中グリセリンと反応し、グリセリン系オリゴエステルの分子量を調整する役割を果たし、グリセリン系オリゴエステルの末端に存在する。最も分子量を抑えた場合はグリセライドの脂肪酸残基として存在する。
【0013】
前記二塩基酸は飽和、不飽和、直鎖、分岐鎖いずれでも構わないが、直鎖の二塩基酸が好ましい。好ましい具体的な二塩基酸は、テトラデカン二酸、ヘキサデカン二酸、オクタデカン二酸、エイコサン二酸、2−エチルオクタデカン二酸等が挙げられる。これらの二塩基酸のうちでは、特にエイコサン二酸が好ましい。
【0014】
前記高級脂肪酸は飽和、不飽和、直鎖、分岐鎖いずれでも構わないが、直鎖の飽和脂肪酸が好ましい。好ましい具体的な脂肪酸は、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸等である。これらの高級脂肪酸のうちでは、特にベヘン酸が好ましい。
【0015】
本発明におけるグリセリン系オリゴエステル系ゲル化剤は、グリセリンを高級脂肪酸及び二塩基酸で公知の方法でエステル化して得られる。エステル化には、例えば酸ハライドを使用する方法、エステル基交換法、無触媒および触媒存在下、常圧又は減圧下で高級脂肪酸のグリセリンエステルを合成した後、二塩基酸でエステル化する方法、二塩基酸のグリセリンエステルを合成した後、高級脂肪酸でエステル化する方法及びグリセリン、高級脂肪酸、二塩基酸を同時に反応させてエステル化する方法等が使用できる。
【0016】
本発明に用いられるグリセリン系オリゴエステル系ゲル化剤の構造は、単一構造式では表せず、例えば、下記一般式(1)で示される構造式を含んでいるが、エステル結合部位が本構造に固定されない等単一構造式ではない。
【0017】
【化1】
Figure 0003655564
【0018】
(式中、 は同一又は異なってもよい炭素数14〜22の飽和、不飽和、直鎖、分岐鎖いずれかの高級脂肪酸残基、 は炭素数14〜20の飽和、不飽和、直鎖、分岐鎖いずれかの二塩基酸残基、nは0を含む整数を表す。)
【0019】
本発明においては、前記一般式(1)で、n=0が50〜70質量%、n=1が10〜30質量%、n=2以上が10〜30質量%のものが好ましい。
【0020】
本発明において好ましく用いられるグリセリン系オリゴエステル系ゲル化剤としては、グリセリン、エイコサン二酸、ベヘン酸から合成されるグリセリン系オリゴエステル系ゲル化剤(ベヘン酸エイコサン二酸グリセリルという。以下のグリセリン系オリゴエステル系ゲル化剤も同様に表す。)、ミリスチン酸テトラデカン二酸グリセリル、パルミチン酸エイコサン二酸グリセリル、ステアリン酸ヘキサデカン二酸グリセリル、イソステアリン酸エイコサン二酸グリセリル、ベヘン酸オクタデカン二酸グリセリル、オレイン酸2−エチルオクタデカン二酸グリセリル等が挙げられる。これらのうち、特にベヘン酸エイコサン二酸グリセリルが好ましい。
【0021】
グリセリン系オリゴエステル系ゲル化剤は市販品を用いることが可能であり、例えば、ノムコートHK−G(日清製油株式会社製)を挙げることができる。ノムコートHK−Gは、ベヘン酸エイコサン二酸グリセリルであり、下記式(2)で示される構造式を含んでいるオリゴエステル系ゲル化剤である。ここで、nは、n=0が60質量%、n=1が20質量%、n=2以上が20質量%である。
【0022】
【化2】
Figure 0003655564
【0023】
本発明のこれらのグリセリン系オリゴエステル系ゲル化剤は、1種または2種以上が任意に選択されて配合することができる。グリセリン系オリゴエステル系ゲル化剤の含有量は、グリセリン系オリゴエステル系ゲル化剤のゲル化能を充分に発揮させることを考えれば、固形状クレンジング化粧料全量中3質量%以上配合することが好ましい。また、使用性も考えれば、固形状クレンジング化粧料全量中3〜15質量%であることが好ましい。さらに好ましくは4〜12質量%であり、特に、5〜10質量%好ましい。含有量が3質量%未満では固形クレンジング化粧料使用時のタレ落ちに対する効果が充分でなく、また15質量%を超えると使用時ののびが重くなる傾向にある。
【0025】
本発明においては、流動油分として、流動パラフィン、α−オレフィンオリゴマー、スクワラン等の炭化水素、ヨウ素化70〜100の植物油、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソオクチル、イソオクタン酸セチル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、コハク酸ジオクチル、ノナン酸イソノニル等のエステル油、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等のシリコーン油が用いられる。これらの流動油分は1種又は2種以上が任意に選択されて配合される。
【0026】
本発明においては、前記流動油分が固形状クレンジング化粧料中の流動油分の全てを占めても構わないが、本発明の効果を損なわない範囲で他の流動油分と混合して用いてもよい。配合し得る他の流動油分としては、化粧料に配合できる流動油分であれば特に限定されないが、本発明必須成分に係る流動油分を混合したものがグリセリン系オリゴエステル系ゲル化剤を溶解するものが好ましい。
【0027】
本発明必須成分に係る流動油分の含有量は、固形状クレンジング化粧料全量中60〜90質量%が好ましい。特に、75〜90質量%好ましい。含有量が60質量%未満になると固形クレンジング化粧料使用時ののびが重くなってくる傾向がある。また90質量%を超えると相対的にゲル化剤の含有量が少なくなり、使用時のタレ落ち防止効果が悪くなってくる。
【0028】
本発明において用いられるHLBが7〜17の界面活性剤としては、化粧料に配合できる界面活性剤であれば特に制限されない。HLBが7〜17の界面活性剤の例を挙げれば、例えば、ポリオキシエチレン(以下、POEともいう。)(5〜10モル)ヘキサデシルエーテル、POE(6〜9モル)オレイルエーテル、POE(5〜7モル)ラウリルエーテル、POE(5〜10モル)イソステアリルエーテル、POE(8〜12モル)ジラウレート、POE(6〜12モル)モノイソステアレート、POE(10〜20モル)ジイソステアレート、POE(5〜12モル)モノオレエート、POE(5〜40モル)グリセリルモノイソステアレート、POE(20〜40モル)グリセリルトリイソステアレート、POE(10〜40モル)グリセリルジイソステアレート、POE(15〜25モル)ソルビタンモノラウレート、POE(15〜25モル)ソルビタンモノオレエート、POE(20〜50モル)グリセリルトリオレエート、POE(20〜40モル)トリメチロールプロパントリミリステート、POE(20〜50モル)トリメチロールプロパントリイソステアレート、POE(10〜40モル)硬化ヒマシ油、POE(15〜50モル)ヒマシ油、POE(20〜60モル)硬化ヒマシ油モノラウレート、POE(20〜60モル)硬化ヒマシ油モノイソステアレート、POE(30〜60モル)硬化ヒマシ油トリイソステアレート、モノイソステアリン酸ソルビタン、モノオレイン酸ソルビタン、モノイソステアリン酸テトラグリセリル、モノイソステアリン酸ヘキサグリセリル、モノイソステアリン酸デカグリセリル、ジイソステアリン酸ヘキサグリセリル、ジイソステアリン酸デカグリセリルなどが挙げられる。これらの界面活性剤は、1種または2種以上が任意に選択されて配合することができる。
【0029】
本発明においては、前記HLBが7〜17の界面活性剤は、液状乃至ペースト状のものが好ましい。また、親油基がイソステアリン酸残基であるものが好適である。
【0030】
HLBが7〜17の界面活性剤は使用後の水洗性を考えれば、固形状クレンジング化粧料全量中7質量%以上の配合が好ましく、7質量%未満では使用後の水洗性が乏しくなる傾向にある。また、30質量%を超えると、皮膚への安全性が低下してくる。また、界面活性剤の増量により相対的に流動油分の配合量が減少して使用性ののびが重くなってくる傾向があり、30質量%以下に抑えることが好ましい。したがって、界面活性剤の含有量は、固形状クレンジング化粧料全量中7〜30質量%であることが好ましい。特に、10〜25質量%好ましい。
【0031】
本発明においては、上記した成分の他に、必要に応じて、本発明の効果を損なわない範囲で適宜他の成分を配合することができる。配合し得る他の成分としては、例えば固形油分、保湿剤、本発明以外のゲル化剤、高分子、低級アルコール、多価アルコール、糖類、紫外線吸収剤、アミノ酸類、ビタミン類、薬剤、植物抽出物、有機酸、有機アミン、金属イオン封鎖剤、酸化防止剤、抗菌剤、防腐剤、清涼剤、香料、エモリエント剤、色素等が挙げられる。
【0032】
上記任意配合成分のうち、固形油分の具体的な例としては、例えば、硬化ヤシ油、硬化油、モクロウ、硬化ヒマシ油、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、イボタロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、ホホバロウ等の油脂・ロウ・ワックス類;オゾケライト、パラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素;ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸等の高級脂肪酸;セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール等が挙げられる。これらの固形油分は、1種または2種以上が任意に選択されて配合することができる。
【0033】
保湿剤の具体的な例としては、例えば、ポリエチレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン等が挙げられる。これらの保湿剤は、1種または2種以上が任意に選択されて配合することができる。
【0034】
本発明の固形状クレンジング化粧料は前記成分を配合して常法にしたがって処理することにより得ることができる。
【0036】
【実施例】
以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。配合量は質量%である。なお、実施例で用いたベヘン酸エイコサン二酸グリセリルは全て「ノムコートHK−G」である。実施例の説明に先立ち本発明で用いた効果試験方法について説明する。
【0037】
試験・評価方法:
(1)使用テスト
使用時のタレ落ち、使用時ののびの重さ、メーク落とし効果、使用後の水洗性の評価項目それぞれについて、20名の専門パネルによる使用テストを行い、下記の評価点基準に基づいて評価した。次いで、各人がつけた評価点を合計し、下記評価基準に基づいて評価した。なお、使用時のタレ落ちテストは、タレ落ちのないものが「優れている」、使用時ののびの重さテストは、のびの重さが感じられないものが「優れている」、メーク落とし効果テストは、メークした化粧料がよく落ちるものが「優れている」、使用後の水洗性テストは、本発明のクレンジング化粧料の水洗いし易いものが「優れている」とそれぞれ評価し、それらの逆を「劣る」と評価した。
【0038】
(評価点基準)
5点:非常に優れている。
4点:優れている。
3点:普通。
2点:劣る。
1点:非常に劣る。
(評価基準)
◎:合計点が80点以上である。
○:合計点が60点以上80点未満である。
△:合計点が40点以上60点未満である。
×:合計点が40点未満である。
【0039】
(実施例1〜3、比較例1〜3)
表1に示す処方のクレンジング化粧料を以下の方法で調製した。各成分を75〜80℃で攪拌混合したのちろ過を施す。その後所定の容器に流し込み、室温まで放冷してクレンジング化粧料を得る。ただし比較例1は室温下で攪拌混合したのち容器に充填する。
【0040】
【表1】
Figure 0003655564
【0041】
実施例1〜3、比較例1〜3の評価結果を表2に示す。
【0042】
【表2】
Figure 0003655564
【0043】
表2から分かるように、本発明の必須成分を配合した実施例1〜3は、使用時のタレ落ち、使用時ののびの重さ、メーク落とし効果、使用後の水洗性それぞれの評価テストでいずれも優れた効果が得られた。
【0044】
これらに対して、グリセリン系オリゴエステル系ゲル化剤が配合されていない比較例1及びグリセリン系オリゴエステル系ゲル化剤に替えて油分のゲル化剤として公知のパルミチン酸デキストリンを配合した比較例2、3はいずれも本発明の効果が得られないことが分かる。特に、比較例2、3において、パルミチン酸デキストリンを4質量%配合した場合、使用時のタレ落ちに対する効果が発揮されず、使用時ののびもやや重くなっている。また、8質量%配合では、タレ落ちを改善できても使用時ののびが重くなることが分かる。
【0045】
(実施例4〜5)
表3に示す処方のクレンジング化粧料を実施例1の方法に準じて調製した。
【0046】
【表3】
Figure 0003655564
【0047】
実施例4〜5の評価結果を表4に示す。
【0048】
【表4】
Figure 0003655564
【0049】
表4から分かるように、本発明の必須成分を配合した実施例4〜5は、使用時のタレ落ち、使用時ののびの重さ、メーク落とし効果、使用後の水洗性それぞれの評価テストでいずれも優れた効果が得られた。特に、グリセリン系オリゴエステル系ゲル化剤を5質量%、本発明必須成分に係る流動油分を80質量%、HLB7〜17の界面活性剤を15質量%配合した実施例5は顕著な効果が得られた。
【0050】
以下、種々の処方の本発明固形状クレンジング化粧料を実施例として示す。なお、全て実施例1の方法に準じて製造した。また、上記の効果試験をこれらにおいて行ったところ、いずれにおいても優れた結果が得られた。
【0051】
Figure 0003655564
【0052】
Figure 0003655564
【0053】
Figure 0003655564
【0054】
Figure 0003655564
【0055】
Figure 0003655564
【0056】
Figure 0003655564
【0057】
Figure 0003655564
【0058】
【発明の効果】
以上、詳述したように本発明によれば、使用時のタレ落ちがない、使用時ののびが重くない、使用後の水洗性に優れた、使用が簡便でメーク落とし効果に優れた固形状クレンジング化粧料が得られる。

Claims (3)

  1. グリセリンと、炭素数14〜20の二塩基酸と、炭素数14〜22の高級脂肪酸とから合成されるオリゴエステルを含むグリセリン系オリゴエステル系ゲル化剤3〜15質量%、炭化水素油、ヨウ素化70〜100の植物油、エステル油及びシリコーン油からなる群から選ばれた流動油分の1種又は2種以上60〜90質量%、HLB7〜17の界面活性剤7〜30質量%を含有する水を含まない固形状クレンジング化粧料。
  2. グリセリン系オリゴエステル系ゲル化剤が、グリセリンとエイコサン二酸とベヘン酸とから合成されるオリゴエステルを含むグリセリン系オリゴエステル系ゲル化剤である請求項1記載の固形状クレンジング化粧料。
  3. HLB7〜17の界面活性剤が、親油基がイソステアリン酸残基である界面活性剤であるか又はそれを含むことを特徴とする請求項1又は2記載の固形状クレンジング化粧料。
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