JPH04149112A - 透明皮膚化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野〕 本発明は透明な皮膚化粧料に関し、更に詳しくは、多量
の液状油性成分を含有しながらも、透明性、感触、保存
安定性に優れ、皮膚に対する刺激の少ない透明皮膚化粧
料、及び、これらの利点に加えて良好なりレンジング性
、水洗性を有する透明クレンジング化粧料である。

〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕皮膚の
汚れやメイクア、ブ化粧料を落とす為のクレンジング化
粧料、皮膚をマンサージする為の化粧料、あるいは皮膚
の油分を補うための化粧料等に、多量の油性成分を配合
する方法については、従来から数多くの研究がなされて
きている。

しかし、油性成分を多量に配合すると、一般に化粧料の
透明性が低下する他、高温で保存したり長期保存すると
、油が分離してくるという問題があった。

特開平１−１０２０１．２号公報には、多量の油性成分
を含有しながらも、水洗性や高温安定性に優れた、透明
ないしは半透明のゲル組成物を得る方法が提案されてい
る。

しかしこの化粧料は、水洗性を上げる為に、多量のアニ
オン界面活性剤を含有しており、その為皮膚に対して刺
激があるという欠点を有している。

本発明者らは、上記の欠点を解消する為に鋭意研究を行
った結果、界面活性剤として、エーテルカルボン酸型ア
ニオン界面活性剤を用い、更に、含有する多価アルコー
ルの水に対する配合比を特定した化粧料は、油性成分が
多量に配合されていても、透明性、感触、保存安定性、
皮膚安全性の全てに優れており、しかも組成物がクレン
ジング化粧料である場合、そのクレンジング性、水洗性
においても良好な性能を示すことを見出し、本発明を完
成するに至った。

従って本発明の目的は、透明性、怒触、保存安定性、皮
膚安全性に優れた透明皮膚化粧料、及びこれらの利点に
加えて、良好なりレンジング性水洗性を有する透明クレ
ンジング化粧料を従供することにある。

〔８１！題を解決する為の手段〕 本発明は、 ｉｌ＋　　下記（ａ）〜（ｄ）の４成分を含有すること
を特徴とする透明皮膚化粧料 （ａ）一般式（１）で表されるエーテルカルボン酸型ア
ニオン界面活性剤、　０．０５〜３重量％（式中、Ｒは
炭素数１０〜２０のアルキル基、Ｘはアルカリ金属又は
トリエタノールアミンを表し、ｐはＯ又は１、ｍ及びｍ
′は０〜１６の整数、ｎ及びｎ′は２又は３を表す。

但し、ｍ→−ｍ′≧２である。） （ｂ）液状油性物質；４０〜９０重量％（ｃ）多価アル
コール：５〜５０重量％（ｄ）水 （但し、多価アルコールの重量は、水の重量に対して０
．６〜１９倍量である。） （２）　　皮膚化粧料がクレンジング化粧料である、請
求項（１）記載の透明皮膚化粧料 である。

以下、本発明の構成成分について詳述する。

本発明で使用されるエーテルカルボン酸型アニオン界面
活性剤は公知の化合物であり、例えば日光ゲミカルより
、ＥＣＴ−３ＮＥＸ　（カルボキシル化ポリオキシエチ
レントリデシル”エーテルナトリウム塩（３Ｅ。Ｏ，”
”））、　　Ｅ　ＣＴ　Ｄ　−３ＮＥＸ　（カルボキシ
ル化ポリオキシエチレントリデシル０エーテルナトリウ
ム塩（３Ｂ、０．））。

ＥＣＴＤ−６ＮＥＸ　（カルボキシル化ポリオキシエチ
レントリデシル０エーテルナトリウム塩（６Ｂ、０．）
）、ＡＫＹＰＯＲＬＭ４５　　ＮＶ　　（カルボキシル
化ポリオキシエチレンドデシルエーテルナトリウム塩（
４，５Ｅ　、　Ｏ，））、あるいは、三洋化成工業より
、ビューライトＥＣＡ　（カルボキシル化ポリオキシエ
チレントリデシルエーテルナトリウム塩（３Ｅ、Ｏ，）
）、ビューライトＬＣＡ　（カルボキシル化ポリオキシ
エチレンドデシルエーテルナトリウム塩（３Ｅ、Ｏ，）
）として購入することができる。

Ｃ＋　ｚＨｚｓ−０−（Ｃｉ）ｌｉｏ）　ｓ−（ＣＨｚ
Ｃ）ｌｚｏ）　＋　ｏ−ＣＬＣＯＯＮａ等も挙げられる
が、これらに限定されるものではない。

本発明におけるエーテルカルボン酸型アニオン界面活性
剤の含有量は、最Ｐ：ｍ成物の全重量に対して、０．０
５〜３重量％である。　０．０５重量％よりも少ないと
保存安定性が低下する傾向があり、３重量％よりも多く
なると、透明性、感触が低下する１頃向がある。

本発明で使用される液状油性物質は、常温下で液状を呈
する公知の化粧料用液状油性物質であって、液状の高級
脂肪族炭化水素類、動植物性油脂類、高級アルコール、
高級脂肪酸１合成エステル油、グリコール高級脂肪酸エ
ステル、シリコン油等があり、例えば、流動パラフィン
、スクワランオリーブ油、ヒマシ油、ホホバ油、オクチ
ルドデカノール、オクチルドデシルミリステート、イソ
ノニルイソノネート、ジイソプロピルアジペート。

２−エチルヘキサン酸トリグリセリド、カプリン酸トリ
グリセリド、オレイルアルコール、オレイン酸２デカメ
チルシクロペンタンロキサン等を挙げることができる。

これらの液状油性物質は、種又は二種以上組合ゼて用い
られる。

液状油性物質の含有量は、最終組成物の全重量に対して
４０〜９０重量％である。４０重量％より少ない場合は
、怒触、クレンジング効果が悪くなりやすく、また９０
１１％を超えると保存安定性、水洗性が低下しやすい。

本発明で使用される多価アルコールとしては、例えば、
エチレングリコール、プロピレングリコール、］、］！
−ブチレングリコールジプロピレングリコール、グリセ
リン、ジグリセリン、トリグリセリン、テトラグリセリ
ン等のポリグリセリン。

トリメチロールプロパン、１．２．６−ヘキサンドリオ
ール、グルコース１マルトース、マルチトール′Ｐ１．
　フラクトース、キシリトール、イノシトール、ペンタ
エリスリトール、マンニトール、ソルビトール、マルト
トリオース、スレイトール、澱粉分解垢、澱粉分解糖還
元アルコール等が挙げられ、これらを一種又は二種以上
組合せて用いるものである。

多価アルコールの含有量は、水の重量に対して０．６〜
１９倍量で、かつ最終組成物の重量に対して５〜５０重
量％である。多価アルコールの使用量が水の重量に対し
て０．６未満あるいは１９を越えると、透明度が不充分
であり、そして、最終組成物の重量に刻して５重量％未
満では保存安定性が低下しやすく、また５０重置％より
も多くなると感触、クレンジング効果が低下しやすい。

また、本発明に使用される水の量は０．５〜３０重量％
の範囲が好ましい。水の含有量があまり少ないと粘度が
高くなり、取り扱いに＜＜、逆に多すぎでも、粘度が低
くて、また安定性が低下し易い。

本発明の透明皮膚化粧料には、前記成分の他に必要に応
して、香料２着色剤、防腐剤、金属イオン封鎖剤、皮膚
栄養剤、感触調整剤、ｐＨ調整剤５液状以外の油性物質
、上記以外のアニオン界面活性剤や非イオン界面活性剤
７両性界面活性剤等を、上記効果を阻害しない範囲内で
適宜配合することができる。

本発明の透明皮膚化粧料は、例えば次のようにして調製
される。

水および多価アルコールからなる水相にアニオン界面活
性剤を適温（例えば８０℃）下で混合して均一に溶解し
、この中に液状油性物質（例えば８０℃）を適当な混合
機（例えばラボミキサー）で撹拌しながら徐々に添加し
て均一に混合することによって乳化（または可溶化）さ
せ、透明度の極めて高い粘稠液体またはゲル状物を生成
させる。

次にこれを適温（約３０℃）まで冷却することによって
取得される。

本発明の透明皮膚化粧料は、ゲル状物又は粘稠性の液体
であって、透明ナリシングオイル、ｉ３明ナリシングク
リーム等に適用できる他、洗い流し可能な透明マツサー
ジクリームや、透明ゲル状クレンジング化粧料等に特に
好適である。

〔実施例〕

次に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれ
らにより限定されるものではない、処方に示した含有量
は、重量％である。

実施例に先立ち、以下に試験方法及び評価方法を示す。

ｌｊＬ 外観は、肉眼にて判定した。

支Ｉｉ 試料調製後、４０℃の恒温槽内で２ケ月間保存したのち
の外観状態より判定した。

７４、−　Ｘ　）　（感触、クレンジング性、水洗性、
皮膚刺激性） 専門パネラ−２０人が、本発明の透明皮膚化粧料を１日
１回連続３日間使用した後、下記の項目について評価を
行った。

感触；試料の容器からの取り出し易さ、塗布時の伸びの
良さ クレンジング性；ファンデーションの取れ易さ水洗性；
透明皮膚化粧料の洗い落ち昌さ皮膚刺激性；皮膚刺激の
改善性 尚、評価基準は次の通りである。

良好と答えた人数が】８Å以上　　　　０１４〜１７人
　　０ ８〜１３人　　　△ ０〜７人　　　　× また、透明皮膚化粧料がクレンジング化粧料の場合の使
用方法は、以下の通りである。

特定のファンデーションを使用した後、クレンジング化
粧料約２ｇを顔面に塗布し、約６０秒間マツサージした
後、温湯で洗い流す。

実施例１，２．比較例１．２（透明クレンジング化粧料
）実施例１は第１表の処方に基づいて、■、■■を約８
０℃にて均一に溶解する（？＠液Ａ）、また、■、■を
約８０℃にて均一に熔解する（溶液Ｂ）。

次いで溶ｅ、Ａに溶液Ｂを徐々に加え、ラボミキサーで
撹拌混合した後、３０℃まで冷却して、本発明の透明ク
レンジング化粧料を調製した。

実施例２．及び比較例１，２は、第１表の処方に基づい
て、■のかわりに■又は■を使用する以外は実施例１と
同様の方法で調製した。

実施例１．２では保存安定性、透明性、安全性ともに極
めて良好であったが、比較例１は調製直後に油が分離し
てしまった。

また、比較例２では透明性、安定性は良好であるが、界
面活性側が多量に配合されている為、皮実施例３．比較
例３．４（透明クレンジングクリーム）第２表の処方に
基づいて、■〜■を約８０℃にて均一に溶解する（溶液
Ａ）。また■〜■を約８０℃にて均一に熔解する（溶液
Ｂ）。次いで溶液Ａに溶液Ｂを徐々に加え、ラボミキサ
ーで撹拌混合した後、３０℃まで冷却して本発明の透明
クレンジングクリームを調製した。

実施例３では、外観（ｉ３明性）、保存安定性、感触と
もに良好であったが、比較例３では保存安定性が不良で
、比較例４では透明性、感触が不良であった。

実施例４．比較例５．６１明クレンジング化粧料）実施
例４．比較例５．６は第３表の処方に基づいて実施例１
に準して調製した。

実施例４では、保存安定性１感触、クレンジング性、水
洗性ともに良好であったが、比較例５では、感触、クレ
ンジング性は良好であったものの、保存安定性及び水洗
性が不良で、比較例６では、保存安定性、水洗性が良好
であったものの、感触実施例５，６．比較例７．８１明
クレンジング化粧料）実施例５，６．比較例７，８は第
４表の処方に基づいて、■、■、■を■、■、■に■２
■を■、■■に変える他は、実施例１と同様にして調製
した。

実施例５．６では、外観（透明性）が良好であったもの
の、比較例７では、多価アルコールの水に対する比率が
低く、透明性が不十分であり、比較例８では逆に多価ア
ルコールの水に対する比率がＧ ■ ■ 徐＼ 零式 実施例６　（透明な温感マツサージ化粧料）下記の処方
に基づいて、■、■、■を■２■■、■に、■、■を■
、■に変える他は、実施例１と同様にして、透明な温感
マツサージ化粧料を調製した。

■グリセリン　　　　　　　　　　　　１５■１．３ブ
チレングリコール　　　　　　　５■純水　　　　　　
　　　　　　　　　　８■オリーブ油　　　　　　　　
　　　　　３０■流動パラフイン　　　　　　　　　　
４０■カルボキシル化ポリオキンエチレン トリデンルエーテルナトリウム塩 （３Ｅ、○、）２ 得られた透明な温感マツサージ化粧料は、透明性保存安
定性、感触１水洗性、皮膚への安全性が何れも極めて良
好であり、適度に良好な温感を肌に与えた。

実施例７　（透明ナリンングクリーム）下記の処方に基
づいて、■、■２■を■、■■に、■、■を■、■、■
に変える他は、実施例１と同様にして、透明ナリソング
クリームを調製した。

■グリセリン　　　　　　　　　　　　２５■純水　　
　　　　　　　　　　　　　１０■ミリスチン酸オクチ
ルドデノル　　　　４．５■スクワラン　　　　　　　
　　　　　３０■２−エチルヘキサン酸トリグリ セ　リ　　ド　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　３　０■カルボキノル化ポリオキシエチレン ヘキサデノルエーテルナトリウム塩 （ＩＯＩＥ、　　○、）　　　　　　　　　　　　０．
５得られたナリンングクリームは、透明性も保存安定性
も感触も皮膚−・の安全性も極めて良好であった。

［発明の効果〕 以上に記載の如く、本発明が、多量の液状油性成分を含
有しながらも、透明性、感触、保存安定性乙こ優れ、皮
膚に対する刺激の少ない透明皮膚化粧料、及び、これら
の利点に加えて良好なりレンジング性、水洗性を有する
透明クレンジング化粧料を折倒することは明らかである
。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）下記（ａ）〜（ｄ）の４成分を含有することを特
   徴とする透明皮膚化粧料。 （ａ）一般式（ I ）で表されるエーテルカルボン酸型
   アニオン界面活性剤；０．０５〜３重量％ ▲数式、化学式、表等があります▼・・・（ I ） （式中、Ｒは炭素数１０〜２０のアルキル基、Ｘはアル
   カリ金属又はトリエタノールアミンを表し、ｌは０又は
   １、ｍ及びｍ′は０〜１６の整数、ｎ及びｎ′は２又は
   ３を表す。但し、ｍ＋ｍ′≧２である。） （ｂ）液状油性物質；４０〜９０重量％ （ｃ）多価アルコール；５〜５０重量％ （ｄ）水 （但し、多価アルコールの重量は、水の重量に対して０
   ．６〜１９倍量である。）
2. （２）皮膚化粧料がクレンジング化粧料である、請求項
   （１）記載の透明皮膚化粧料。