JP3101979B2 - 自己噴射性エアゾール組成物 - Google Patents

自己噴射性エアゾール組成物

Info

Publication number
JP3101979B2
JP3101979B2 JP04116243A JP11624392A JP3101979B2 JP 3101979 B2 JP3101979 B2 JP 3101979B2 JP 04116243 A JP04116243 A JP 04116243A JP 11624392 A JP11624392 A JP 11624392A JP 3101979 B2 JP3101979 B2 JP 3101979B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
composition
hlb
powder
propellant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP04116243A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05310557A (ja
Inventor
昭憲 水口
邦雄 大栗
良昭 赤石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daizo Corp
Original Assignee
Daizo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daizo Corp filed Critical Daizo Corp
Priority to JP04116243A priority Critical patent/JP3101979B2/ja
Publication of JPH05310557A publication Critical patent/JPH05310557A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3101979B2 publication Critical patent/JP3101979B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉体再分散性、即ち保
存安定性に優れ、噴射組成物がアイスクリーム状を呈
し、外観、清涼感等の優れた特異な実用特性を有する自
己噴射型エアゾール組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平2-255890号公報には、エアゾール
用含水原液と噴射剤からなり、噴射物が氷結状あるいは
積雪状になることを特徴とするエアゾール組成物が記載
されている。しかしエアゾール用含水原液と噴射剤の配
合比率において噴射剤の比率が高い為、使用時の飛散が
多く塗布面以外を汚したり、強い噴射剤臭を与え、又過
度に冷却され、肌に塗布時固くて伸びが悪い等の欠点を
有していた。
【0003】さらに顔料等の水不溶性粉体を配合した場
合は、長期間保存時、容器の底に粉体が沈降し、ケーキ
ングを生じ、振盪時に再分散性が悪く、またバルブの目
づまり等の不都合をおこすものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等はこれらの
問題点に鑑み、鋭意研究した結果、エアゾール用含水原
液と噴射剤の比率においては原液の比率を高め、HLB8
以上のノニオン界面活性剤を用い、後記特定の組成物に
することにより上記の問題点をことごとく解決できるこ
とを見いだした。
【0005】即ち、本発明の目的は、粉体再分散性、即
ち保存安定性に優れ、噴射組成物がアイスクリーム状を
呈し、外観、清涼感等の優れた特異な実用特性を有する
自己噴射型エアゾール組成物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の自己噴射型エア
ゾール組成物は、水不溶性粉体2.0〜15.0重量、親水
親油バランス(以下「HLB」という。)8以上のノニオ
ン界面活性剤0.2〜2.0重量、油剤0.5〜5.0重量及び
水14.0〜50.0重量からなる原液と、ジメチルエーテル
0.5〜6.5重量及び液化石油ガス又は炭素数3もしくは
4の炭化水素45.0〜63.5重量からなる噴射剤とからな
り、前記原液と前記噴射剤の重量比が36/64〜50/50であ
、かつ噴射物がアイスクリーム状を呈することを特徴
とするものである。
【0007】本発明に用いる水不溶性粉体は、無機系、
有機系の粉体であり、例えば、酸化亜鉛、酸化チタン、
酸化セリウム、酸化ジルコニウム、無水ケイ酸、タル
ク、マイカ、セリサイト、カオリン、雲母、ベントナイ
ト、モンモリオナイト、無水ケイ酸マグネシウム、無水
ケイ酸アルミニウム、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、
炭酸マグネシウム、群青、黄酸化鉄、ベンガラ、黒酸化
鉄、酸化クロムカーボンブラック、ナイロンパウダー、
シルクパウダー、ウレタンパウダー、テフロンパウダ
ー、シリコーンパウダー、セルロースパウダー、ポリエ
チレンパウダー、メチルメタアクリレートパウダー、色
素レーキ、油溶性色素などがあげられ、これらの1種ま
たは2種以上組み合わせて使用される。
【0008】特に、沈降の少なく、又たとえ少量沈降し
ても沈降容積の高い炭酸カルシウムを用いるのが好まし
く、他の粉体と併用する場合では、炭酸カルシウムの配
合比率は、水不溶性粉体総量に対して10〜40重量%の配
合がよい。配合量が10%未満では沈降を抑える効果が少
ない。一方、40%を越えると炭酸カルシウムの性質が出
すぎ、他の粉体の機能が出せない。
【0009】粉体の配合量は、組成物全重量に対して2.
0〜15.0重量%、好ましくは4〜10.0重量%である。2
%未満では粉体配合の機能を出し得なく、又油性感等が
大きくなり過ぎる。一方、15.0重量%を超えるとバルブ
の目づまりや、噴射物がアイスクリーム状にならない。
本発明に用いる HLB8 (Griffin の式により算出、以下
同様) 以上のノニオン型界面活性剤は、エアゾール用原
液と噴射剤を乳化あるいは分散させるための成分であ
り、例えば、ソルビタン脂肪酸エステルとしてソルビタ
ンモノラウレート(HLB 8.6)が、ポリグリセリン脂肪酸
エステルとしてデカグリセリルモノラウレート (HLB 1
5.5) 、デカグリセリルステアレート (HLB 12.0) 又は
ヘキサグリセリルモノオレエート (HLB 11.0) が、ショ
糖脂肪酸エステルとしてショ糖モノラウレート (HLB 15
〜16) 又はショ糖モノステアレート (HLB 8〜16) が、
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルとしてポ
リオキシエチレン (以下 POEと略す)(20モル) 、ソルビ
タンモノラウレート (HLB 16.9) 又はPOE(6モル) ソル
ビタンモノステアレート (HLB 9.6)が、ポリオキシエチ
レンソルビット脂肪酸エステルとしてPOE(40モル) ソル
ビットテトラオレエート (HLB 12.5) が、ポリオキシエ
チレングリセリン脂肪酸エステルとしてPOE(15モル) グ
リセリルモノオレート (HLB 14.5)が、ポリエチレング
リコール脂肪酸エステルとしてポリエチレングリコール
ステアレート(HLB 8.0〜16.5) が、ポリオキシエチレン
アルキルエーテルとしてPOE(2モル) セチルエーテル
(HLB 8.0)、POE(40モル) セチルエーテル (HLB 20.0)
、POE(50モル) オレイルエーテル (HLB 18.0) 又はPOE
(30モル) ヘキシルデシルエーテル (HLB 15.5) が、ポ
リオキシエチレンフィトステロールとしてPOE(30モル)
フィトステロール (HLB 18.0) が、ポリオキシエチレン
ポリオキシプロピレン(POPと略す) アルキルエーテルと
してPOE(1モル) POP(4モル) セチルエーテル (HLB 9.
5)、POE(20モル) POP(8モル) セチルエーテル (HLB 1
2.5) 又はPOE(30モル) POP(6モル) デシルテトラデシ
ルエーテル (HLB 12.0) が、ポリオキシエチレンアルキ
ルフェニルエーテルとしてPOE(5モル) コルフェニルエ
ーテル (HLB 8.0)又はPOE(30モル) オクチルフェニルエ
ーテル (HLB 20.0) が、ポリオキシエチレンヒマシ油と
してPOE(40モル) ヒマシ油 (HLB 12.5)が、ポリオキシ
エチレン硬化ヒマシ油としてPOE(20モル) 硬化ヒマシ油
(HLB 10.5) 、POE(100モル) 硬化ヒマシ油 (HLB 16.5)
が、ポリオキシエチレンアルキルアミンとしてPOE(15
モル) オレイルアミン (HLB 15.5) が、シリコーン系ノ
ニオン型界面活性剤としてジメチルポリシロキサン・メ
チル (POE(10モル))シロキサン共重合体 (HLB 15.0) 又
はジメチルポリシロキサン・メチル (POE(20モル))POP
(20モル))シロキサン共重合体 (HLB 12.0) が、フッ素
系ノニオン型界面活性剤としてパーフルオロアルキルポ
リオキシエチレン付加物などが挙げられ、好ましくは、
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエー
テル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を挙げることができ、
その一種または二種以上を組合せて使用される。
【0010】配合量は組成物全重量に対して、0.2〜2.
0重量%、好ましくは、0.4〜1.0重量%である。2%
未満では乳化、分散が不良でアイスクリーム状にならな
い。一方、2.0%を超えるとべたつきによる不快感を生
じる。HLB 8未満のノニオン界面活性剤は、水に溶解し
難く一部の不溶部分が分散した状態となり、不適であ
る。
【0011】アニオン型界面活性剤、カチオン型界面活
性剤、両性型界面活性剤は粉体を系中、凝集させ、その
結果、エアゾール用バルブを詰まらせたり、使用感を損
わせる。本発明に使用する油剤は、種々の用途に応じて
適宜選定されるものであるが、例えば、植物性油脂、動
物性油脂等の油脂類、植物性ロウ、動物性ロウ等のロウ
類、高級脂肪酸類、高級アルコール類、合成エステル
類、炭化水素類、水添油、シリコーンオイル、アルコー
ル等が挙げられる。
【0012】油剤の配合量は組成物全重量に対して0.5
〜5.0重量%、好ましくは1.0〜3.0重量%である。0.
5%未満では噴射物がやや固めになったり、用途に応じ
た効果を出すことができない。一方、5.0%を超えると
乳化、分散安定性を悪くしたり、良好なアイスクリーム
状にならない。本発明に用いる精製水の配合量は組成物
全重量に対して14.0〜50重量%、好ましくは、20〜30重
量%である。14%未満では乳化、分散がしなかったり、
アイスクリームが固くなりすぎる。一方、50%を超える
と水っぽくなりすぎて、塗布面がかわかない。水っぽい
アイスクリーム状になり流れ落ちたりする。
【0013】本発明に使用する噴射剤はジメチルエーテ
ルと液化石油ガスの混合物を使用するのが良く、その組
成物全重量に対する配合量は、ジメチルエーテル:液化
石油ガスが0.5〜6.5重量%:45.0〜63.5重量%であるの
がよい。ジメチルエーテルが0.5%未満では原液組成物
に噴射剤の乳化・分散が悪くなり、塗布面でのアイスク
リームがすぐ溶けだし安定性が悪く、又あらいざらざら
した感触となり実用特性上不都合である。ジメチルエー
テルが6.5%を超えると、噴射剤全体の圧力が高くなっ
たり、原液への分散性が高くなり、噴射時の飛び散り、
後発泡性のアイスクリーム状になったり、臭いも強くな
る不都合がある。液化石油ガスが45.0%未満では、噴射
時冷却力が弱く、良好なアイスクリーム状にならない。
一方、液化石油ガスが63.5%を超えると、冷却力が強す
ぎ、固くなめらかなアイスクリーム状にならない。
【0014】ここで、本発明のエアゾール組成物におい
ては、( イ) エアゾール用原液組成物と( ロ) 噴射剤と
の配合重量比は、36/64〜50/50の範囲であり、特開平
2-255890号公報の配合重量比は、5/95〜35/65の範囲
である。エアゾール用原液組成物の配合量が少なく上記
( イ) と( ロ) との配合重量比36/64 より( イ) が少な
い場合では、使用時の飛散が多く、塗布面以外を汚した
り、強い噴射剤臭を与え、又過度に冷却され肌に塗布時
固くて伸びが悪い等の欠点を有し、実用上不都合を生ず
る。エアゾール用原液組成物の配合量が多く上記( イ)
と( ロ) との配合重量比50/50 より( イ) が大きい場合
では、噴射時冷却力が弱く、噴射組成物がアイスクリー
ム状にならず塗布面でのたれ落ち等の不都合を生ずる。
【0015】本発明は、上記の原料成分の他に、香料、
色素、防腐剤、抗酸化剤、種々の薬効成分を、本発明の
目的を達成する範囲に於いて適宜配合することが可能で
ある。また本発明の組成物は、例えば、水性ファンデー
ション、カラミンローション、制汗ローション、オーデ
コロン等々の自己噴射型エアゾール組成物とすることも
出来る。
【0016】
【発明の効果】本発明の自己噴射型エアゾール組成物
は、例えばこれを振盪、使用する時は容易に粉体、噴射
剤が均一に分散し、エアゾール容器から噴射組成物がア
イスクリーム状に噴射し、肌に塗布する際周囲や衣服を
汚さず、外観、清涼感等の実用特性に優れた、更には良
好なる粉体再分散性、即ち保存安定性を呈する有用な自
己噴射型エアゾール組成物である。
【0017】
【実施例】以下、実施例、比較例によって本発明を詳細
に説明する。但し、本発明はこれら実施例により限定さ
れるものではない。なお、実施例記載の評価方法は以下
の通りである。 (1) 保存安定性試験 透明耐圧ガラス製エアゾール容器に充填した試料組成物
を手動で上下に強く振盪して40℃の恒温室に各30本ずつ
を6カ月保存した。次にこれを用いて以下の試験を行っ
た。 沈降度…静置した経日後の試料の粉体沈降度を目視で
しらべた。ガラス容器の底面にほとんど沈降のみられな
いものを○印、かなりの部分が沈降しているものを×
印、その中間を△印で示した。 再分散性…経日後の試料を手動で再び上下に強く振盪
して成分が均一に混和するまでに要した振盪回数をしら
べた。その所要振盪回数が1〜5回の場合は○印 (良
好) 、6〜10回の場合は△印 (やや不良) 、11回以上の
場合は×印 (不良) とした。 バルブの目づまり…経日後、の評価後、大気中に
噴射したときの噴出状態をしらべた。評価結果は試料の
全部 (30本) ともスムーズに噴出できたものを○印、1
本でも粉体によってバルブ詰まりがあったものは×印で
示した。
【0018】(2) 実用特性試験 20名の試験者により、各試料の実用試験を実施した。評
価項目は以下の4項目とし、「良好」、「普通」、「劣
る」と回答した中で「良好」、「普通」と回答した人の
数で示した。 飛散性…振盪した試料を一定の距離にあるスポンジの
上に噴射させ、その時できるアイスクリーム状の噴射物
の周囲の飛散具合を3段階で調べた。 外 観…と同様にスポンジ上に噴射されたアイスク
リームの状態を評価した。
【0019】「良好」…きめの細かいアイスクリーム状 「普通」…ややあら目のアイスクリーム状 「劣る」…かちかちの氷結状か垂れ落ちる様な状態のも
の 塗布性…と同様にスポンジ上に噴射されたアイスク
リーム状の噴射物を肌に塗布しその塗布性をしらべた。
【0020】「良好」…なめらかに良く伸びるもの 「普通」…普通に使えるもの 「劣る」…固くて肌に伸びないか、スポンジから垂れ落
ちる様な状態のもの 清涼感…の時の清涼感を評価した。
【0021】「良好」…非常にあるもの 「普通」…ややあるもの 「劣る」…少ないもの
【0022】
【実施例1〜3及び比較例1,2[制汗ローション]】
[1]処方 各実施例及び各比較例の処方は、表1の通りである。
中、各成分の組成は重量%で示す。
【0023】
【表1】
【0024】[2]製造方法 成分(1)〜(5)を均一に溶解、分散した後、所定のエ
アゾール容器に入れ、真空ポンプにて上部の空気を脱気
しながら所定のバルブを取付ける。次いで成分(6),(7)
を圧力充填し、各実施例及び比較例の制汗ローションを
調製した。 [3]特性 [表1]のとおり実施例1及び実施例2は、評価項目の諸
特性に関し、すべての項目に優れている。実施例3は、
やや保存安定性に劣るが、実用上何ら問題がなかった。
【0025】比較例1は保存安定性は良好であったが、
実用特性において明らかに劣るものであった。また比較
例2は、全ての諸特性において不都合が認められた。
【0026】
【実施例4〜6、比較例3〜7[水性ファンデーショ
ン]】[1]処方 各実施例及び各比較例の処方は、表2の通りである。
中、各成分の組成は重量%で示す。
【0027】
【表2】
【0028】〔2〕製造方法 成分 (1)〜(12)を均一に溶解、分散した後、所定のエア
ゾール容器に入れ、真空ポンプにて上部の空気を脱気し
ながら所定のバルブを取付ける。次いで成分(13), (14)
を圧力充填し、各々の水性ファンデーションを調製し
た。 〔3〕特性 〔表2〕のとおり実施例5は、評価項目のすべての諸特
性に優れている。実施例4及び実施例6はそれぞれ保存
安定性、実用特性でやや劣る項目を有するが、実用上何
ら問題がなかった。一方、比較例3は、ほぼすべての諸
特性について、比較例4は、保存安定性は優れている
が、実用特性試験について、明らかに劣るものであっ
た。
【0029】又比較例5〜7の界面活性剤は、いずれも
粉体を凝集させ、それがエアゾール容器のノズルを詰ま
らせ、使用不能にさせた。
【0030】
【実施例7〜9、比較例8〜9[水性ファンデーショ
ン]】[1]処方 各実施例及び各比較例の処方は、表3の通りである。
中、各成分の組成は重量%で示す。
【0031】
【表3】
【0032】〔2〕製造方法 成分 (1)〜(9) を均一に溶解、分散した後、所定のエア
ゾール容器に入れ、真空ポンプにて上部の空気を脱気し
ながら所定のバルブを取付ける。次いで成分(10), (11)
を圧力充填し、各々の水性ファンデーションを調製し
た。 〔3〕特性 〔表3〕に示すとおり、実施例8は評価項目のすべての
諸特性に優れている。実施例7, 8は、保存安定性は優
れているが、実用特性にやや劣るが、実用上何ら問題は
なかった。
【0033】一方、比較例8は、保存安定性には優れて
いるが、実用特性試験において明らかに劣るものであっ
た。又比較例9は、全ての項目について著しく劣るもの
であった。
【0034】
【実施例10〜12、比較例10,11[カラミンローション]】
[1]処方 各実施例及び各比較例の処方は、表4の通りである。
中、各成分の組成は重量%で示す。
【0035】
【表4】
【0036】〔2〕製造方法 成分 (1)〜(6) を均一に溶解、分散した後、所定のエア
ゾール容器に入れ、真空ポンプにて上部の空気を脱気し
ながら所定のバルブを取付ける。次いで成分 (7), (8)
を圧力充填し、各実施例及び比較例のカラミンローショ
ンを調製した。 〔3〕特性 〔表4〕のごとく実施例11は全ての項目に優れている。
実施例10, 12は保存安定性は良好であるが、実用特性試
験においてやや劣っていた。したし、実用上何ら問題は
なかった。
【0037】一方、比較例10は、保存安定性、実用特性
について劣り、11は保存安定性は優れているが、実用特
性は著しく劣るものであった。
【0038】
【実施例13〜15、比較例12,13[カラミンローション]】
[1]処方 各実施例及び各比較例の処方は、表5の通りである。
中、各成分の組成は重量%で示す。
【0039】
【表5】
【0040】〔2〕製造方法 成分 (7)〜(8) を均一に溶解、分散した後、所定のエア
ゾール容器に入れ、真空ポンプにて上部の空気を脱気し
ながら所定のバルブを取付ける。次いで成分(7), (8)を
圧力充填し、各実施例及び比較例のカラミンローション
を調製した。 〔3〕特性 〔表5〕のごとく実施例14は、全ての項目で優れ、13,
14は、実用特性試験でやや劣るが実用上何ら問題はなか
った。
【0041】一方、比較例12は、保存安定性は優れてい
るが、冷却力が弱く、たれ落ちる等の不都合を生じ、実
用特性上著しく劣っていた。比較例13は、圧力、冷却力
とも強過ぎ、全ての項目について著しく劣るものであっ
た。
フロントページの続き (72)発明者 赤石 良昭 茨城県猿島郡五霞村川妻1186 大阪エヤ ゾール工業株式会社 開発部内 (56)参考文献 特開 昭63−119420(JP,A) 特開 昭63−185911(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 9/12 A61K 7/00 A61K 7/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水不溶性粉体2.0〜15.0重量、親水親油
    バランス8以上のノニオン界面活性剤0.2〜2.0重量
    油剤0.5〜5.0重量及び水14.0〜50.0重量からなる
    と、ジメチルエーテル0.5〜6.5重量及び液化石油ガ
    ス又は炭素数3もしくは4の炭化水素45.0〜63.5重量
    からなる噴射剤とを含み、前記原液と前記噴射剤の重量
    比が36/64〜50/50であり、かつ噴射物がアイスクリーム
    状を呈することを特徴とする自己噴射型エアゾール組成
  2. 【請求項2】自己噴射型エアゾール組成物がファンデー
    ションである、請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】水不溶性粉体が、炭酸カルシウムである
    か、あるいは水不溶性粉体総量に対し10〜40重量%の炭
    酸カルシウムを含有する、請求項1又は2記載の組成物。
JP04116243A 1992-05-08 1992-05-08 自己噴射性エアゾール組成物 Expired - Fee Related JP3101979B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04116243A JP3101979B2 (ja) 1992-05-08 1992-05-08 自己噴射性エアゾール組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04116243A JP3101979B2 (ja) 1992-05-08 1992-05-08 自己噴射性エアゾール組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05310557A JPH05310557A (ja) 1993-11-22
JP3101979B2 true JP3101979B2 (ja) 2000-10-23

Family

ID=14682336

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04116243A Expired - Fee Related JP3101979B2 (ja) 1992-05-08 1992-05-08 自己噴射性エアゾール組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3101979B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5283389B2 (ja) * 2008-01-22 2013-09-04 株式会社ダイゾー エアゾール組成物
KR101022988B1 (ko) * 2008-07-17 2011-03-22 한국콜마 주식회사 에어로졸형 파운데이션 화장료 조성물 및 그의 제조방법
JP5612914B2 (ja) * 2010-06-15 2014-10-22 株式会社ダイゾー エアゾール製品および該エアゾール製品の噴射方法
JP7005308B2 (ja) * 2017-11-20 2022-02-10 エア・ウォーター・ゾル株式会社 エアゾール式泡沫状日焼け止め化粧料

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05310557A (ja) 1993-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100298924B1 (ko) 수중유형화장재료용조성물
JP2001515022A (ja) 泡状スキンクリーム、泡状スキンプロテクションクリームの使用及びその製造方法
JP2001002526A (ja) 泡沫エアゾール組成物
KR20150116655A (ko) 난용성 기능성 성분을 안정화한 화장료 조성물
CA2504871C (en) Aerosol delivery systems
JPH06329532A (ja) 油中水型エアゾール組成物およびその製法
JP3425019B2 (ja) 油性泡状クレンジング化粧料
JPH09235210A (ja) 固形化粧料
JP2009001508A (ja) エアゾール組成物
JP3101979B2 (ja) 自己噴射性エアゾール組成物
JP7387405B2 (ja) 日焼け止めエアゾール化粧料
JPH02255889A (ja) エアゾール組成物
JP2009161474A (ja) 制汗スプレー組成物
JP2018027907A (ja) 油性泡沫性エアゾール組成物
CN114795980B (zh) 一种双连续相卸妆液及其制备方法
JP6163340B2 (ja) エアゾール組成物その使用方法
JP3679252B2 (ja) エアゾール組成物
JPH06305934A (ja) エアゾール型化粧料
JP2546794B2 (ja) 泡沫自己噴射性化粧水組成物
JPH09124440A (ja) 皮膚又は毛髪用泡状化粧料
JP2020075892A (ja) エアゾール型の油中水型デオドラントスプレー
JP4550223B2 (ja) 化粧料およびエアゾール型化粧料
JP2708691B2 (ja) 粉末含有エアゾール組成物
JP2964261B2 (ja) 水中油型乳化化粧料
KR102299157B1 (ko) 화장료 조성물

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080825

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090825

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090825

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100825

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100825

Year of fee payment: 10

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100825

Year of fee payment: 10

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100825

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110825

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees