JP3007212U - シャッタースラットの構造 - Google Patents

シャッタースラットの構造

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JP3007212U
JP3007212U JP1994009126U JP912694U JP3007212U JP 3007212 U JP3007212 U JP 3007212U JP 1994009126 U JP1994009126 U JP 1994009126U JP 912694 U JP912694 U JP 912694U JP 3007212 U JP3007212 U JP 3007212U
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秀正 岡田
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Bunka Shutter Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シャッタースラットの裏面に、ローラと当接
する防振体を、着脱交換が可能となるように取り付け
る。 【構成】 ローラ8に対向するシャッタースラット1の
裏面1aに対して略垂直に延設されるとともに、シャッタ
ースラット1の長手方向に沿う上下一対の取付部14を有
したコ字形状の取付ブラケット12と、各取付部14ととも
に略L字状に形成され、先端縁15aが互いに内方向に向
き合って形成され、かつ、長手方向の両端にシャッター
スラット1の裏面1a側方向に折曲される固定爪16が延設
される一対の固定部15と、これら取付部14及び固定部15
が嵌入されるL字形状の一対の溝18が並列して連続形成
され、これら各部14,15を覆うようにローラ8と対向し
て設けられるゴム質弾性体からなる防振体17とを具備し
ている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、建物の開口部などに配設されるシャッターにおいて、各シャッター スラットの裏面側がローラにて案内され巻取軸に巻き取られるシャッタースラッ トの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
建物の開口部に配設されるシャッターにおいて、特に高速度で開閉を行う高速 シャッターは、シャッターカーテンの昇降をスムーズに行うために、ガイドレー ルの上方のまぐさ上部にスムーサローラが設けられ、巻取軸から繰り出される傾 斜姿勢からガイドレールに案内される垂直姿勢に姿勢変更するようになっている 。
【0003】 そして、シャッターカーテンの裏面には、スムーサローラと当接する防振体と してのスムーサガイドが、各シャッタースラット毎に配設され、スラットカーテ ンの昇降時のスムーサローラとの当接における振動や振動音を防止するようにな っている。
【0004】 従来、上記のようなスムーサガイドの構成は、スムーサローラに当接した際に 容易に凹むブロック形状のゴム質弾性材をスムーサガイドとして各シャッタース ラットの裏面に接着手段にて貼着した構造(実公昭63−36153号公報)や 、貫通孔を有したゴム質弾性体をスムーサガイドとして、これを嵌合片を有する 一対の金属製固定部材にて各スラットの裏面に設ける構造(実公昭63−290 99号公報)などがある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のスムーサガイドの構造では、前者のスムーサガ イドでは、スラットの裏面に接着剤などにて固定してしまう構成であるために、 シャッターを長期間使用する際に、このスムーサガイドがゴム質弾性材であるこ とから、摩耗を起こしたり、また、経時変化による亀裂などを起こした場合に、 交換することが不可能であるという問題がある。
【0006】 また、後者のスムーサガイドにおいては、接着による固定ではなく、一対の固 定部材の嵌合爪によって取り付ける構成であり、着脱が不可能ではない構成であ るが、スムーサガイドはその両端のみを嵌合爪にて支持され取り付けられる構成 であるため、シャッター作動中において振動などが発生した際に、スムーサガイ ドが脱落する恐れがあり、信頼性において問題があり、さらに、一対の固定部材 がスムーサガイドの両端に位置するために、シャッター閉鎖時における見栄えが 良くないという欠点がある。
【0007】 さらに、シャッターカーテンを巻き取った際に、各シャッタースラットの表面 が、各シャッタースラットの裏面、すなわちスムーサガイドに当接して巻回状態 となるが、上記各スムーサガイドでは、角形ブロック形状であるために、略円形 に巻回されるシャッターカーテンが、このスムーサガイドによって多角形状に巻 回され、シャッターカーテンの巻径が大きくなってしまうという欠点がある。す なわち、スムーサガイドによってシャッタースラットの厚みが増大するとともに 、この従来のスムーサガイドでは、巻回状態でのスラットカーテン表面との接触 箇所が上下の角部と平坦な接触面との大略3ヵ所のみであることから、シャッタ ースラットが接触することによる凹み方が均等にならず、上記後者のスムーサガ イドのように貫通孔を形成しても、シャッターカーテンの巻取状態が略円形に巻 回されないという欠点を有している。
【0008】 そこで本考案は、上記問題点を解消するために、シャッターカーテンの各シャ ッタースラットの裏面に、着脱交換が可能となるように取り付けられる防振体を 設けるとともに、この防振体が容易に脱落せず、また、見栄え良くスラット裏面 に取り付けられ、シャッターカーテンの巻取状態が良好となるシャッタースラッ トの構造を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
次に、上記の目的を達成するための手段を、実施例に対応する図面を参照して 説明する。 この考案のシャッタースラットの構造は、シャッターカーテン2を構成する各 シャッタースラット1の裏面1a側がローラ8にて案内され巻取軸に巻き取られ るシャッタースラット1の構造において、 前記ローラ8に対向する前記シャッタースラット1の裏面1aに設けられ、該 シャッタースラット1の裏面1aに対して略垂直に延出するとともに、該シャッ タースラット1の長手方向に沿って設けられる片状の取付部14と、 該取付部14の先端縁に、該取付部14と直交して前記シャッタースラット1 の裏面1aと略平行となって例えば略T字状に設けられるとともに、長手方向の 両端に前記シャッタースラット1の裏面1a側方向に折曲される固定爪16が延 設されている固定部15と、 前記固定部15及び取付部14と同等の長さを有し、該固定部15及び取付部 14が嵌入される奥広がりの溝18が長手方向に形成され、これら固定部15及 び取付部14を覆うように前記ローラ8と対向して設けられるゴム質弾性体から なる防振体17と、 を具備することを特徴としている。
【0010】 また、この考案のシャッタースラットの構造は、シャッターカーテン2を構成 する各シャッタースラット1の裏面1a側がローラ8にて案内され巻取軸に巻き 取られるシャッタースラットの構造において、 前記ローラ8に対向する前記シャッタースラット1の裏面1aに設けられ、該 シャッタースラット1の裏面1aに対して略垂直に延出するとともに、該シャッ タースラット1の長手方向に沿って設けられる互いに平行な上下一対の片状の取 付部14と、 各取付部14の先端縁に、該取付部14に直交して前記シャッタースラット1 の裏面1aと略平行となって設けられ、該取付部14とともに略L字状に形成さ れるとともに、前記シャッタースラット1に沿う長手方向の両端に該シャッター スラット1の裏面1a側方向に折曲される固定爪16が延設されている一対の固 定部15と、 前記各取付部14及び固定部15と同等の長さを有し、これら取付部14及び 固定部15が嵌入される断面略L字状の一対の溝18が長手方向に並列して連続 形成され、これら取付部14及び固定部15を覆うように前記ローラ8と対向し て設けられるゴム質弾性体からなる防振体17と、 を具備することを特徴としている。
【0011】 さらに、この考案のシャッタースラットの構造は、シャッターカーテンを構成 する各シャッタースラットの裏面側がローラにて案内され巻取軸に巻き取られる シャッタースラットの構造において、 前記ローラ8に対向する前記シャッタースラット1の裏面1aに設けられ、該 シャッタースラット1の裏面1aに対して略垂直に延出するとともに、該シャッ タースラット1の長手方向に沿う互いに平行な上下一対の片状の取付部14を有 した略コ字形状の取付ブラケット12と、 前記各取付部14の先端縁に、該取付部14に直交して前記シャッタースラッ ト1の裏面1aと略平行となって該取付部14とともに略L字状に形成されると ともに、先端縁15aが互いに内方向に向き合って形成され、かつ、前記シャッ タースラット1に沿う長手方向の両端に該シャッタースラット1の裏面1a側方 向に折曲される固定爪16が延設されている一対の固定部15と、 前記各取付部14及び固定部15と同等の長さを有し、これら取付部14及び 固定部15が嵌入される断面略L字状の一対の溝18が長手方向に並列して連続 形成され、これら取付部14及び固定部15を覆うように前記ローラ8と対向し て設けられるゴム質弾性体からなる防振体17と、 を具備することを特徴としている。
【0012】 なお、前記防振体17は、ローラ8に当接する接触面17bが複数の凸条より なる断面略波型形状に形成されるゴム質弾性体からなるものとしてもよい。
【0013】
【作用】
シャッターカーテン2を案内するローラ8に対向する各シャッタースラット1 の裏面1aには、このシャッタースラット裏面1aに対して略垂直に延出する取 付部14が設けられ、この取付部14の先端縁に固定部15が設けられており、 これら固定部15及び取付部14が嵌入されるように防振体17が取り付けられ る。そして、この防振体17を固定部15の両端に延設された固定爪16を折曲 することでシャッタースラット1の裏面1aに固定させる。
【0014】 取り付けられた状態では、防振体17がローラ8に当接し、シャッターカーテ ン2の昇降の際の、傾斜状の姿勢から垂直状の姿勢、又は、垂直状の姿勢から傾 斜状の姿勢への姿勢変更が、円滑に行われ、シャッターカーテン2の繰り出し及 び巻き取りが防振,防音状態で行われて開閉が行われる。
【0015】 なお、前記防振体17のローラ8と当接する接触面17bを、複数の凸条より なる断面略波型形状に形成した場合は、この凸条が容易に撓み、昇降時の振動を さらに吸収するとともに、シャッターカーテン2が巻き取られた状態において、 十分に収縮するので、シャッターカーテン2の巻径を小さくすることが可能とな る。
【0016】
【実施例】
図1は本考案によるシャッタースラットの構造を具備したシャッターの背面図 、図2は本考案によるシャッタースラットの構造の一実施例を示す側面図である 。 まず、このシャッタースラット1は、図1に示すように、上下方向に各々の上 縁及び下縁を連結することでシャッターカーテン2を構成するもので、建物開口 Aの左右両縁に垂直に配設されている一対のガイドレール3,3に案内されて、 各ガイドレール3,3の上部に配設されるシャッター収納部4内の巻取装置(図 示せず)によって昇降移動し、建物開口Aの開閉が行われる。
【0017】 シャッター収納部4のシャッターカーテン2の出入口5には、図2に示すよう に、まぐさ6,7が対向して一対配設されており、これらまぐさ6,7より上方 に延出する各ガイドレール3の上端は、拡開形成され、シャッターカーテン2の 巻取装置へのガイドとされている。
【0018】 また、各まぐさ6,7の巻取装置に近接するとともに、シャッターカーテン2 の裏面2a側となる一方のまぐさ6の上部には、図2に示すように、シャッター カーテン2の巻取装置の巻取軸から繰り出される傾斜状の姿勢からガイドレール 3に案内される垂直状の姿勢に姿勢変更するローラとしての押しコロ8が回動自 在に軸支され配設されている。 なお、この押しコロ8は、まぐさ6の上部に、少なくともシャッターカーテン 2の幅方向の左右にガイドレール3,3に近接して一対設けられ、シャッターカ ーテン2の幅が長くなる場合は、所定間隔で適宜複数配設され、本実施例では、 図1に示すように左右と中央の3ヵ所に配設される。
【0019】 さて、シャッターカーテン2を構成する左右方向に長尺な略短冊形状の各シャ ッタースラット1は、図2及び図3に示すように、やや湾曲した形状に形成され ているとともに、上縁及び下縁にカール部9A,9Bが形成されており、これら 上下縁のカール部9A,9Bにて各シャッタースラット1を上下方向に互いが回 動自在となるように相互に連結され、また、このシャッターカーテン2の最下部 には、座板10が連結されている。
【0020】 また、各シャッタースラット1の裏面1aには、図1に示すように、前記押し コロ8に対向する位置に、スムーサガイド11が配設されている。
【0021】 このスムーサガイド11は、取付ブラケット12と、防振体とで大略構成され ている。 本実施例の取付ブラケット12は、図3に示すように、ベース部13と一対の 取付部14とで構成された略コ字状に形成されており、ベース部13はシャッタ ースラット1の裏面1aの形状に対応してやや湾曲形状に形成され、シャッター スラット1の裏面1aに溶接や接着などの手段で強固に固定されるようになって いる。
【0022】 また、各取付部14は、ベース部13の上下縁に位置し、このベース部13に 対してそれぞれ略直交するように一体に形成され、シャッタースラット1の長手 方向に沿う略片状に形成されている。
【0023】 各取付部14のそれぞれの先端縁は、これら取付部14に対して直交し、先端 縁15aが互いに内方向に向き合うように形成された一対の固定部15が一体に 設けられており、取付部14とともに略L字状に形成され、これら固定部15が 前記ベース部13と略平行となっている。
【0024】 また、これら固定部15の前記シャッタースラット1に沿う長手方向の両端に は、図4に示すように、固定爪16がそれぞれ延設されている。
【0025】 次に、防振体17は、ゴムや弾力性を有する軟質樹脂などのゴム質弾性体より なり、図4に示すように、前記取付ブラケット12と同等の長さで、スラット1 の上下カール部9A,9B間の長さより短尺な幅長とされた略直方体形状のブロ ック状に形成されるとともに、シャッタースラット1の裏面1aと対向する当接 面17aに一対の溝18が長手方向に並列して連続形成されている。
【0026】 この防振体17の各溝18は、前述した取付ブラケット12の取付部14と固 定部15とによる形状であるL字状に形成されているとともに、各部の長さに対 応して形成されており、各溝18の底部が互いに近接するように形成されている 。
【0027】 そして、この防振体17は、図4に示すように、前述した取付ブラケット12 に長手方向の一端から挿入するように、防振体17の各溝18に各取付部14及 び固定部15を嵌入させ、これら取付部14及び固定部15を覆うように取り付 け、その後、固定部14の両端の固定爪16をシャッタースラット1の裏面1a 側方向に折曲し、かしめて固定される。
【0028】 従ってこのように構成されたシャッタースラット1の構造によれば、シャッタ ーカーテン2が昇降する際に、押しコロ8によって傾斜状の姿勢から垂直状の姿 勢に、又は、垂直状の姿勢から傾斜状の姿勢に姿勢変更されるが、シャッタース ラット1の裏面1aに設けられた防振体17により、シャッターカーテン1が振 動することなくスムーズに通過でき、高速シャッターなどにおけるシャッターカ ーテン2の繰り出し及び巻き取りの際に、押しコロ8にてガイドされて円滑に姿 勢変更されてシャッターカーテン2の開閉を行うことができる。
【0029】 また、この防振体17を設けたことにより、シャッターカーテン2の押しコロ 8の位置における振動音や接触音が発生することがないため、シャッターカーテ ン2の開閉が静かに行える。
【0030】 さらに、シャッター装置を長期間使用して、この防振体17が摩耗を起こした り、また、経時変化による亀裂などを起こした場合に、交換する場合は、固定部 14の両端の折曲された固定爪17を起こし、防振体17を取付ブラケット12 の長手方向の一端側からスライドさせ引き抜くことで取り外し、新たな防振体1 7を装着させることで交換が行える(図4参照)。
【0031】 また、この防振体17は、固定部15及び取付部14により長手方向の全長に わたり互いに係合状態であり、また、両端が固定爪16にてかしめられ固定され ているので、容易に脱落しない。
【0032】 さらに、防振体17をシャッタースラット1に固定するために、シャッタース ラット1との間に介在される取付部14及び固定部15(取付ブラケット12) が、図1及び図4に示すように、防振体17に覆われ隠れるよう構成されている ので、見栄えのよいシャッターカーテン2を構成することができる。
【0033】 なお、上述した実施例では、防振体17の形状を略直方体形状のブロック状に 形成した例について述べたが、押しコロ8に当接する接触面17bを、図5に示 すように、複数の凸条よりなる波型形状に形成させてもよい。 この場合、波型面17bの凸条が容易に撓むことから、押しコロ8当接時の振 動をさらに吸収することとなり、シャッターカーテン2の昇降の際の防振,防音 効果をさらに向上させることが可能となるとともに、シャッターカーテン2が巻 き取られた状態において、各凸条が均等に撓み、シャッターカーテン2の各シャ ッタースラット1表面に対して波型面17bの全面にて十分に収縮することから 、シャッターカーテン2の巻径を小さくすることが可能となる。
【0034】 また、上述した実施例では、一対の取付部14をベース部13にて連結状態と し、取付ブラケット12として一体に形成した例について述べたが、図6に示す ように、各取付部14を別体に構成し、シャッタースラット1の裏面1aにそれ ぞれ設けてもよい。 この場合、取付部14をシャッタースラット裏面1aに固定する手段としては 、取付部14の基端縁を直接スラット裏面1aに溶接等の手段で固定してもよく 、図7(a),(b),(c)に示すように、取付ベース部13Aを適宜形成し 、この取付ベース部13Aを溶接などの固定手段にて固定することで設ける構成 としてもよい。
【0035】 さらに、上記実施例では、各固定部15の先端縁15aが互いに向き合うよう に構成された例について述べているが、図8に示すように、両先端縁15aが互 いに同一の方向に向く構成でもよく、また、図9に示すように、互いが外方向に 向く構成としてもよい。
【0036】 また、上述した実施例では、上下に位置する一対の取付部14及び固定部15 にて構成した例について述べたが、図10に示すように、取付部14及び固定部 15をそれぞれ一つとし、これら取付部14と固定部15にてT字状に形成した 構成としてもよく、上記同様の効果を得ることができる。 この場合も、取付部14の基端縁には、取付ベース部を適宜形成し(図示せず )、この取付ベース部を介して固定させる構成としてもよい。
【0037】 さらに、上述した実施例では、シャッターカーテン2を構成するシャッタース ラット1の形状を図3に示すような湾曲形状としてこのシャッタースラット1に 取付部14,固定部15及び防振体17を構成させた例について述べたが、シャ ッタースラット1の形状はこれに限定されることがなく、平板状のスラットなど としてもよいことはいうまでもない。
【0038】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によるシャッタースラットの構造によれば、シャッ ターカーテンが昇降する際に、押しコロによって傾斜状の姿勢から垂直状の姿勢 に、又は、垂直状の姿勢から傾斜状の姿勢に姿勢変更されるが、このシャッター カーテンを構成する各シャッタースラットの裏面に設けられた防振体により、シ ャッターカーテンが振動することなくスムーズに通過でき、高速シャッターなど におけるシャッターカーテンの繰り出し及び巻き取りの際に、押しコロにてガイ ドされて円滑に姿勢変更されてシャッターカーテンの開閉を行うことが可能とな る。そして、この防振体が設けられたことにより、シャッターカーテンの押しコ ロの位置における振動音や接触音が発生することがないため、シャッターカーテ ンの開閉が静かに行えるという効果がある。
【0039】 また、この防振体をシャッタースラットの裏面に固定するために、シャッター スラット裏面との間に介在される取付部及び固定部が、防振体によって覆われ隠 れるよう構成されているので、シャッターカーテンの閉鎖時において見栄えのよ いシャッターカーテンを構成することができるという効果がある。
【0040】 さらに、本考案によるシャッタースラットの構造によれば、防振体が、固定部 及び取付部と同等の長さで、これら固定部及び取付部が嵌入される溝を長手方向 に形成したので、長手方向の全長にわたり互いに係合状態となって取り付けられ るとともに、両端が固定爪にてかしめられ固定されているので、この防振体が容 易に脱落しないという効果がある。
【0041】 また、シャッターカーテンの長期間使用によって、各シャッタースラットに設 けられた防振体が摩耗を起こしたり、また、経時変化による劣化,亀裂などを起 こした場合には、固定部の両端の折曲されかしめられた固定爪を起こすことで、 防振体のみが取り外され、新たな防振体の取り付けが行えるので、容易に交換作 業を行うことができるという効果がある。
【0042】 さらに、ローラに当接する防振体の接触面の形状を、複数の凸条よりなる波型 形状に形成させた場合、波型面の凸条が容易に撓むことから、ローラ当接時の振 動をさらに吸収することが可能となり、シャッターカーテンの昇降の際の防振, 防音効果をさらに向上させることが可能となるという効果があるとともに、シャ ッターカーテンが巻き取られた状態において、各凸条が均等に撓み、シャッター カーテンの各シャッタースラット表面に対して波型面の全面にて十分に収縮する ことが可能となることから、シャッターカーテンは略円形に巻回されることとな り、この巻回状態のシャッターカーテンの巻径を小さくすることができるという 効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるシャッタースラットの構造を具備
したシャッターの背面図
【図2】本考案によるシャッタースラットの構造の一実
施例を示す側面図
【図3】同実施例によるシャッタースラットの構造の分
解側面図
【図4】同実施例によるシャッタースラットの構造の斜
視図
【図5】他の実施例によるシャッタースラットの構造の
側面図
【図6】他の実施例によるシャッタースラットの構造の
分解側面図
【図7】他の実施例によるシャッタースラットの構造の
分解側面図
【図8】他の実施例によるシャッタースラットの構造の
分解側面図
【図9】他の実施例によるシャッタースラットの構造の
分解側面図
【図10】他の実施例によるシャッタースラットの構造
の側面図
【符号の説明】
1…シャッタースラット 1a…裏面 2…シャッターカーテン 8…ローラ(押しコロ) 12…取付ブラケット 14…取付部 15…固定部 15a…先端縁 16…固定爪 17…防振体 17b…接触面 18…溝

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャッターカーテンを構成する各シャッ
    タースラットの裏面側がローラにて案内され巻取軸に巻
    き取られるシャッタースラットの構造において、 前記ローラに対向する前記シャッタースラットの裏面に
    設けられ、該シャッタースラットの裏面に対して略垂直
    に延出するとともに、該シャッタースラットの長手方向
    に沿って設けられる片状の取付部と、 該取付部の先端縁に、該取付部と直交して前記シャッタ
    ースラットの裏面と略平行となって設けられるととも
    に、長手方向の両端に前記シャッタースラットの裏面側
    方向に折曲される固定爪が延設されている固定部と、 前記固定部及び取付部と同等の長さを有し、該固定部及
    び取付部が嵌入される奥広がりの溝が長手方向に形成さ
    れ、これら固定部及び取付部を覆うように前記ローラと
    対向して設けられるゴム質弾性体からなる防振体と、 を具備することを特徴とするシャッタースラットの構
    造。
  2. 【請求項2】 シャッターカーテンを構成する各シャッ
    タースラットの裏面側がローラにて案内され巻取軸に巻
    き取られるシャッタースラットの構造において、 前記ローラに対向する前記シャッタースラットの裏面に
    設けられ、該シャッタースラットの裏面に対して略垂直
    に延出するとともに、該シャッタースラットの長手方向
    に沿って設けられる互いに平行な上下一対の片状の取付
    部と、 各取付部の先端縁に、該取付部に直交して前記シャッタ
    ースラットの裏面と略平行となって設けられ、該取付部
    とともに略L字状に形成されるとともに、前記シャッタ
    ースラットに沿う長手方向の両端に該シャッタースラッ
    トの裏面側方向に折曲される固定爪が延設されている一
    対の固定部と、 前記各取付部及び固定部と同等の長さを有し、これら取
    付部及び固定部が嵌入される断面略L字状の一対の溝が
    長手方向に並列して連続形成され、これら取付部及び固
    定部を覆うように前記ローラと対向して設けられるゴム
    質弾性体からなる防振体と、 を具備することを特徴とするシャッタースラットの構
    造。
  3. 【請求項3】 シャッターカーテンを構成する各シャッ
    タースラットの裏面側がローラにて案内され巻取軸に巻
    き取られるシャッタースラットの構造において、 前記ローラに対向する前記シャッタースラットの裏面に
    設けられ、該シャッタースラットの裏面に対して略垂直
    に延出するとともに、該シャッタースラットの長手方向
    に沿う互いに平行な上下一対の片状の取付部を有した略
    コ字形状の取付ブラケットと、 前記各取付部の先端縁に、該取付部に直交して前記シャ
    ッタースラットの裏面と略平行となって該取付部ととも
    に略L字状に形成されるとともに、先端縁が互いに内方
    向に向き合って形成され、かつ、前記シャッタースラッ
    トに沿う長手方向の両端に該シャッタースラットの裏面
    側方向に折曲される固定爪が延設されている一対の固定
    部と、 前記各取付部及び固定部と同等の長さを有し、これら取
    付部及び固定部が嵌入される断面略L字状の一対の溝が
    長手方向に並列して連続形成され、これら取付部及び固
    定部を覆うように前記ローラと対向して設けられるゴム
    質弾性体からなる防振体と、 を具備することを特徴とするシャッタースラットの構
    造。
  4. 【請求項4】 シャッターカーテンを構成する各シャッ
    タースラットの裏面側がローラにて案内され巻取軸に巻
    き取られるシャッタースラットの構造において、 前記ローラに対向する前記シャッタースラットの裏面に
    設けられ、該シャッタースラットの裏面に対して略垂直
    に延出するとともに、該シャッタースラットの長手方向
    に沿う互いに平行な上下一対の片状の取付部を有した略
    コ字形状の取付ブラケットと、 前記各取付部の先端縁に、該取付部に直交して前記シャ
    ッタースラットの裏面と略平行となって該取付部ととも
    に略L字状に形成されるとともに、先端縁が互いに内方
    向に向き合って形成され、かつ、前記シャッタースラッ
    トに沿う長手方向の両端に該シャッタースラットの裏面
    側方向に折曲される固定爪が延設されている一対の固定
    部と、 前記各取付部及び固定部と同等の長さを有し、これら取
    付部及び固定部が嵌入される断面略L字状の一対の溝が
    長手方向に並列して連続形成され、これら取付部及び固
    定部を覆うように前記ローラと対向して設けられるとと
    もに、該ローラに当接する接触面が複数の凸条よりなる
    断面略波型形状に形成されるゴム質弾性体からなる防振
    体と、 を具備することを特徴とするシャッタースラットの構
    造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017095934A (ja) * 2015-11-20 2017-06-01 三和シヤッター工業株式会社 建築用シャッター装置におけるラッチ錠およびラッチ錠の組立て方法
JP7314032B2 (ja) 2019-11-28 2023-07-25 三和シヤッター工業株式会社 電動シャッター

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