JP3006322B2 - ウエーハ面取部研磨装置 - Google Patents

ウエーハ面取部研磨装置

Info

Publication number
JP3006322B2
JP3006322B2 JP4317041A JP31704192A JP3006322B2 JP 3006322 B2 JP3006322 B2 JP 3006322B2 JP 4317041 A JP4317041 A JP 4317041A JP 31704192 A JP31704192 A JP 31704192A JP 3006322 B2 JP3006322 B2 JP 3006322B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wafer
polishing
buff
pressure
outer peripheral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4317041A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06155263A (ja
Inventor
文彦 長谷川
辰夫 大谷
泰嘉 黒田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Handotai Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Handotai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Handotai Co Ltd filed Critical Shin Etsu Handotai Co Ltd
Priority to JP4317041A priority Critical patent/JP3006322B2/ja
Priority to US08/156,829 priority patent/US5538463A/en
Priority to DE69304498T priority patent/DE69304498T2/de
Priority to EP93309445A priority patent/EP0601748B1/en
Publication of JPH06155263A publication Critical patent/JPH06155263A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3006322B2 publication Critical patent/JP3006322B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体ウエーハ(以
下、単にウエーハと略称す)の面取部を研磨するための
研磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に従来の研磨装置の基本構成を平面
図にて示す。同図において、101はその中間部を支軸
102にて回動自在に枢着されたアームであって、該ア
ーム101の一端には円柱状の研磨用バフ103が回転
自在に軸支されている。
【0003】又、上記アーム101の他端側には押圧手
段であるエアシリンダ109が設置されており、前記バ
フ103の近傍には、ウエーハWがウエーハ吸着盤11
0に吸着されてセットされている。
【0004】而して、前記バフ103を不図示の駆動手
段によって図示矢印方向に高速で回転させながら、前記
アーム101の他端をエアシリンダ109によって力F
で矢印方向に押圧すれば、バフ103は、図示矢印方向
に低速で回転しているウエーハWの面取部に接触圧力σ
で押圧され、ウエーハWの面取部がバフ103によって
研磨される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ウエーハW
の外周の一部には、図5に詳細に示すように、オリエン
テーション・フラット部(以下、オリフラ部と略称す)
1 が形成されているため、研磨すべき面取部には、該
オリフラ部W1 と外周部W2 の他、これらオリフラ部W
1 と外周部W2 の境界部(以下、R部と称す)W3 が含
まれる。
【0006】ところで、上記オリフラ部W1 、外周部W
2 、R部W3 の曲率半径R1 (=∞),R2 ,R3 はこ
の順に大きい(R1 >R2 >R3 )ため、前述のように
アーム101の他端をエアシリンダ109によって一定
の力Fで押圧すれば、ウエーハWのオリフラ部W1 、外
周部W2 、R部W3 に発生する接触圧力σ1 ,σ2 ,σ
3 は曲率半径R1 ,R2 ,R3 が大きい程小さくなり、
これらの間にはσ1 <σ2 <σ3 なる大小関係が成立
し、特に曲率半径R3 の小さいR部W3 では過大な接触
圧力σ3 が発生し、ウエーハWがバフ103に食い込ん
で正常な研磨が行なわれないという不具合が生じる。
【0007】従って、R部W3 においてウエーハWがバ
フ103に食い込まない程度に押圧力Fを小さくしなけ
ればならず、生産性の低下を免れない。又、オリフラ部
1、外周部W2 、R部W3 で接触圧力σ1 ,σ2 ,σ3
が異なるため、ウエーハWの全周に亘って最適な仕上
精度を得ることができないという問題があった。
【0008】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、ウエーハのバフへの食い込み
を防ぎつつ、ウエーハの全周に亘って最適な研磨精度を
得ることができるとともに、生産性の向上を図ることが
できるウエーハ面取部研磨装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明は、回転駆動されるバフと、ウエーハを吸着してこ
れを回転駆動するウエーハ吸着盤と、該ウエーハ吸着盤
に吸着されたウエーハと前記バフとを所定の押圧力で押
圧する押圧手段を含んで構成されるウエーハ面取部研磨
装置において、前記ウエーハの研磨位置がオリフラ部、
外周部又はR部の何れであるかを検知する検知手段と、
該検知手段による検知結果に基づいて前記押圧手段によ
る押圧力を変化させる制御手段とを設けて成り、該制御
手段は、前記ウエーハのオリフラ部、外周部、R部を研
磨するときの前記押圧手段による押圧力をそれぞれ
,F ,F とし、これらの押圧力によるオリフラ
部、外周部、R部に対する前記バフの接触圧力をσ
σ ,σ とするとき、 >F >F とすることに
より、σ ≒σ ≒σ となるように制御するものであ
ことを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明では、前記押圧力を前記制御手段で制御
することによって、σ ≒σ ≒σ の条件でウエーハ
面取部の研磨を行う。
【0011】すなわち、研磨時のバフによるオリフラ
部、外周部、R部の押圧面積をそれぞれS ,S ,S
とすると、S >S >S となる(これら各部の曲
率半径が上記のように異なるため)ので、バフをウエー
ハに一定の押圧力Fで押圧したときには、これら各部に
対するバフの接触圧力はσ <σ <σ となるが、本
発明ではF >F >F として、前記押圧面積が大き
いほどバフの押圧力を大きくすることによりσ
σ ,σ の値を互いに略等しく(σ ≒σ ≒σ
して研磨する。
【0012】従って、特にR部での過大な接触圧力の発
生が防がれ、ウエーハのバフへの食い込みが防がれると
ともに、オリフラ部、外周部及びR部を含むウエーハの
全周に亘って均一な研磨が可能となり、最適な研磨精度
をウエーハの全周に亘って確保することができ、これに
よって生産性向上を図ることもできる。
【0013】
【実施例】以下に本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0014】図1は本発明に係るウエーハ面取部研磨装
置の基本構成を示す平面図、図2は図1の矢視X方向の
図、図3は図1の矢視Y方向の図、図4は押圧力の時間
的変化を示すタイミングチャートである。
【0015】本発明に係るウエーハ面取部研磨装置にお
いて、1はその中間部を支軸2で回動自在に枢着された
アームであって、該アーム1の一端には円柱状の研磨用
バフ3が回転軸4によって軸支されている。尚、バフ3
は発泡ウレタン樹脂で成形され、図2及び図3に示すよ
うに、その外周には総形溝3aが全周に亘って形成され
ている。
【0016】又、図2及び図3に示すように、前記回転
軸4のアーム1の上方に突出する上端部にはプーリ5が
結着されている。
【0017】他方、前記アーム1の他端上には、モータ
6が固設されており、該モータ6の出力軸に結着された
プーリ7と前記プーリ5の間にはベルト8が巻装されて
いる。又、アーム1の他端の側方には押圧手段であるエ
アシリンダ9が設置されており、該エアシリンダ9のシ
リンダ9a内はピストン9bにて室S1 とS2 とに区画
されており、ピストン9bに連結されたロッド9cの先
部は図示のようにアーム1の側部に当接している。
【0018】更に、前記バフ3の近傍にはウエーハ吸着
盤10が水平回転自在に設置されており、該ウエーハ吸
着盤10の上面には被研磨物であるウエーハWが真空吸
着されてセットされている。尚、ウエーハ吸着盤10は
不図示の駆動手段によって回転駆動される。
【0019】ところで、前記ウエーハ吸着盤10の近傍
には、ウエーハWのオリフラ部W1(図5参照)を検知
するためのフォトセンサ11が設置されている。このフ
ォトセンサ11は、図2に示すように、ウエーハWの上
下に配される一対の発光部11aと受光部11bとで構
成されており、発光部11aからの光が受光部11bで
受けられると、この光はその強度に比例する値の電圧に
変換される。
【0020】而して、上記フォトセンサ11をウエーハ
Wの外周部W2 (図5参照)が通過しているときには、
発光部11aからの光はウエーハWの外周部W2 によっ
て遮られて受光部11bに到達しないが、ウエーハWの
オリフラ部W1 が通過するときには、発光部11aから
の光は受光部11bに到達するため、フォトセンサ11
は受光部11bの受光によってウエーハWのオリフラ部
1 を検知することができる。
【0021】上記フォトセンサ11からの検知信号はコ
ントローラ(CPU)20に入力され、コントローラ2
0では、フォトセンサ11から入力される電圧値のピー
ク点からウエーハWのオリフラ部W1 の中心位置を求め
る。そして、このオリフラ部W1 の中心位置が求められ
れば、オリフラ部W1 のディメンジョンは既知であるた
め、オリフラ部W1 の他、外周部W2 とR部W3 (図5
参照)の位置を求めることができる。
【0022】而して、本実施例では、ウエーハWの研磨
位置がオリフラ部W1 、外周部W2又はR部W3 の何れ
であるかがフォトセンサ11によって検知され、その検
知結果に基づいて前記エアシリンダ9への供給圧力がP
1 ,P2 ,P3 (P1 >P2>P3 )の3段階に切り換
えられるが、そのための制御手段が設けられている。
【0023】本実施例では上記制御手段は図1に示す空
気圧制御回路30及び前記コントローラ20を含んで構
成されるが、ここで、空気圧制御回路30の構成を図1
に基づいて説明する。
【0024】図示の空気圧制御回路30において、L0
は不図示のエアコンプレッサ等の高圧供給源に接続され
た元圧ラインであって、該元圧ラインL0 には圧力制御
弁V1 ,V2 ,V3 と電磁弁MV1 ,MV2 ,MV3
それぞれ並列に接続されている。尚、圧力制御弁V1
2 ,V3 は元圧ラインL0 から供給される元圧P0
それぞれP1 ,P2 ,P3 (P1 >P2 >P3 )に減圧
する弁である。又、電磁弁MV1 ,MV2 ,MV3 は前
記コントローラ20によってその位置が図示のa,b,
c位置にそれぞれ切り換えられる弁であって、これらが
a位置に切り換えられると、圧力P1 ,P2 ,P3 に減
圧された圧縮空気が減圧ラインL1 ,L2 ,L3 を経て
エアシリンダの室S2 内に供給され、b位置(中立位
置)に切り換えられると、圧縮空気の流れ(供給と排
出)が阻止され、c位置に切り換えられると、エアシリ
ンダ9の室S2 内の空気が大気中に排出される。
【0025】一方、エアシリンダ9の室S1 には圧力ラ
インL4 が接続されており、該圧力ラインL4 の途中に
は電磁弁MV4 が接続されている。尚、この電磁弁MV
4 もコントローラ20によってその位置が図示のa,b
位置に切り換え制御され、これがa位置に切り換えられ
ると、元圧ラインL0 からの圧力P0 がエアシリンダ9
の室S1 に供給され、b位置に切り換えられると、室S
1 内の空気が大気中に排出される。
【0026】次に、本実施例に係るウエーハ面取部研磨
装置の作用を説明する。
【0027】前記モータ6を駆動すれば、これの回転は
プーリ7、ベルト8及びプーリ5を経て回転軸4に伝達
され、該回転軸4及びこれに結着されたバフ3が図1の
矢印方向に高速で回転駆動される。
【0028】一方、ウエーハ吸着盤10にはウエーハW
が吸着されており、該ウエーハWのオリフラ部W1 、外
周部W2 及びR部W3 の位置はフォトセンサ11を用い
た前述の方法によって既に検知されて前記コントローラ
20に記憶されている。
【0029】而して、ウエーハ吸着盤10及びこれに吸
着されたウエーハWは、不図示の駆動手段によって図1
の矢印方向に低速で回転駆動されている。
【0030】次に、上記状態においてエアシリンダ9を
駆動してこれのロッド9cでアーム1の一端側部を力F
で図示矢印方向に押圧すると、アーム1は支軸2を中心
とする反時計方向のモーメントを受け、これの他端に軸
支されたバフ3はウエーハWの面取部に接触圧力σで圧
接され、ウエーハWの面取部がバフ3の総形溝3aによ
って研磨される。尚、図示しないが、実際の研磨加工に
おいては、ウエーハWの研磨部には研磨性の物質を含む
スラリーが供給される。
【0031】ところで、ウエーハWの面取部であるオリ
フラ部W1 、外周部W2 、R部W3の曲率半径R1 (=
∞),R2 ,R3 はこの順に大きい(R1 >R2 >R
3 )ため、アーム1の一端を前述のようにエアシリンダ
9のロッド9aによって一定の力Fで押圧すれば、ウエ
ーハWのオリフラ部W1 、外周部W2 、R部W3 に発生
する接触圧力σ1 ,σ2 ,σ3 は曲率半径R1 ,R2
3 が大きい程小さくなり、これらの間にはσ1 <σ2
<σ3 なる大小関係が成立し、特に曲率半径R3の小さ
いR部W3 では過大な接触圧力σ3 が発生し、ウエーハ
Wがバフ3に食い込んで正常な研磨が行なわれないとい
う不具合が生じることは前述の通りである。
【0032】そこで、本実施例においては、前述のよう
にウエーハWの研磨位置がオリフラ部W1 、外周部W
2 、R部W3 の何れであるかをフォトセンサ11によっ
て検知し、その検知結果に基づいてエアシリンダ9への
供給圧力をP1 ,P2 ,P3 (P1 >P2 >P3 )の3
段階に切り換え、アーム1に対する押圧力Fを図4に示
すF1 ,F2 ,F3 (F1 >F2 >F3 )に変化させ、
ウエーハWのオリフラ部W1 、外周部W2 、R部W3
対するバフ3の接触圧力σ1 ,σ2 ,σ3 が略等しくな
る(σ1 ≒σ2 ≒σ3 )ようにしている。
【0033】即ち、本実施例においては、図5に示すウ
エーハWの外周部W2 の点Aから時計方向に研磨を進め
るものとすると、先ず、ウエーハWの研磨位置は外周部
2にあるため、コントローラ20は図1に示すように
電磁弁MV2 をa位置に切り換え、電磁弁MV1 ,MV
3 ,MV4 を共にb位置に切り換える。
【0034】すると、空気圧制御回路30の元圧ライン
0 から供給される圧力P0 は圧力制御弁V2 によって
中位の圧力P2 に減圧され、この減圧された圧力P2
減圧ラインL2 を経てエアシリンダ9の室S2 に供給さ
れ、ピストン9b及びロッド9cを伸長せしめる。尚、
このとき、エアシリンダ9の室S1 内の空気は圧力ライ
ンL4 から大気中に排出される。
【0035】上記のようにエアシリンダ9のロッド9c
が伸長すると、該ロッド9cはアーム1の一端側部を図
4に示す中位の力F2 で押圧するため、アーム1の他端
に設けられたバフ3はウエーハWの外周部W2 に接触圧
力σ2 で圧接されて該外周部W2 を研磨する。
【0036】次に、ウエーハWの研磨位置がR部W3
移ると、コントローラ20は電磁弁MV3 をa位置に切
り換え、電磁弁MV2 をb位置に切り換え、他の電磁弁
MV3 ,MV4 はそのままb位置に保つ。
【0037】すると、空気圧制御回路30の元圧ライン
0 から供給される圧力P0 は圧力制御弁V3 によって
最も低い圧力P3 に減圧され、この減圧された圧力P3
は減圧ラインL3 を経てエアシリンダ9の室S2 に供給
され、ピストン9b及びロッド9cを伸長せしめる。
尚、このときも、エアシリンダ9の室S1 内の空気は圧
力ラインL4 から大気中に排出される。
【0038】上記のようにエアシリンダ9のロッド9c
が伸長すると、該ロッド9cはアーム1の一端側部を図
4に示す最も小さな力F3 で押圧するため、アーム1の
他端に設けられたバフ3はウエーハWのR部W3 に接触
圧力σ3 で圧接されて該RW3 を研磨する。
【0039】そして、ウエーハWの研磨位置がオリフラ
部W1 に移ると、コントローラ20は電磁弁MV1 をa
位置に切り換え、電磁弁MV3 をb位置に切り換え、他
の電磁弁MV2 ,MV4 はそのままb位置に保つ。
【0040】すると、空気圧制御回路30の元圧ライン
0 から供給される圧力P0 は圧力制御弁V1 によって
最も高い圧力P1 に減圧され、この減圧された圧力P1
は減圧ラインL1 を経てエアシリンダ9の室S2 に供給
され、ピストン9b及びロッド9cを伸長せしめる。
尚、このときも、エアシリンダ9の室S1 内の空気は圧
力ラインL4 から大気中に排出される。
【0041】上記のようにエアシリンダ9のロッド9c
が伸長すると、該ロッド9cはアーム1の一端側部を図
4に示す最も大きな力F1 で押圧するため、アーム1の
他端に設けられたバフ3はウエーハWのオリフラ部W1
に接触圧力σ1 で圧接されて該オリフラ部W1 を研磨す
る。
【0042】次に、ウエーハWの研磨位置がもう1つの
R部W3 に移ると、前述と同様にバフ3はウエーハWの
R部W3 に接触圧力σ3 で圧接されて該RW3 を研磨す
る。そして、ウエーハWの研磨位置が再び外周部W2
移ると、前述と同様にしてアーム1は図4に示す力F2
で押圧され、バフ3はウエーハWの外周部W2 に接触圧
力σ2 で圧接されて該外周部W2 を研磨し、研磨位置が
A点に戻った時点でウエーハWの研磨部の研磨加工が終
了する。
【0043】以上のように、本実施例では、ウエーハW
のオリフラ部W1 、外周部W2 、R部W3 の研磨におい
てアーム1を押圧する力F1 ,F2 ,F3 の大きさを、
オリフラ部W1 、外周部W2 、R部W3 の曲率半径R1
(=∞),R2 ,R3 に応じて、F1 >F2 >F3 に設
定したため、接触圧力σ1 ,σ2 ,σ3 の値を略等しく
(σ1 ≒σ2 ≒σ3 )することができ、この結果、特に
R部W3 での過大な接触圧力の発生が防がれ、ウエーハ
Wのバフ3への食い込みが効果的に防がれる。
【0044】尚、例えば半径150mmのバフ3を用い
て直径8”のウエーハWの面取部を研磨する場合、ウエ
ーハWのオリフラ部W1 、外周部W2 、R部W3 の曲率
半径R1 ,R2 ,R3 はそれぞれR1 =∞、R2 =10
0mm、R3 =5mmとするとき、オリフラ部W1 、外
周部W2 、R部W3 の研磨においてアーム1を押圧する
力F1 ,F2 ,F3 の大きさの比を、F1 :F2 :F3
=30:13:1に設定することによって、前述のよう
に接触圧力σ1 ,σ2 ,σ3 の値を略等しく(σ1 ≒σ
2 ≒σ3 )することができる。
【0045】又、オリフラ部W1 、外周部W2 及びR部
3 を含むウエーハWの全周に亘って均一な研磨が可能
となり、最適な研磨精度をウエーハWの全周に亘って確
保することができ、これによって生産性向上を図ること
ができる。
【0046】尚、本実施例に係るウエーハ面取部研磨装
置では、バフ3をウエーハWに押圧する構成としたが、
逆にウエーハWをバフ3に押圧する構成を採用しても良
いことは勿論である。
【0047】
【発明の効果】以上の説明で明らかな如く、本発明によ
れば、ウエーハの研磨位置がオリフラ部、外周部、R部
の何れであるかを検知し、該検知結果に基づいてウエー
ハに対するバフの押圧力を変化させることによってオリ
フラ部、外周部、R部のそれぞれに対するバフの接触圧
力を互いに略等しくして研磨するように構成したため、
特にR部での過大な接触圧力の発生が防がれ、バフへの
ウエーハの食い込みが防止されるとともに、オリフラ
部、外周部及びR部を含むウエーハの全周に亘って均一
な研磨が可能となって、最適な研磨精度をウエーハの全
周に亘って確保することができ、生産性向上を図ること
ができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るウエーハ面取部研磨装置の基本構
成を示す平面図である。
【図2】図1の矢視X方向の図である。
【図3】図1の矢視Y方向の図である。
【図4】押圧力の時間的変化を示すタイミングチャート
である。
【図5】ウエーハの平面図である。
【図6】従来のウエーハ面取部研磨装置の基本構成を示
す平面図である。
【符号の説明】
3 バフ 9 エアシリンダ(押圧手段) 10 ウエーハ吸着盤 11 フォトセンサ 20 コントローラ(制御手段) 30 空気圧制御回路(制御手段) F1 〜F3 押圧力 W ウエーハ W1 オリフラ部 W2 外周部 W3 R部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−208550(JP,A) 特開 昭62−107960(JP,A) 特開 昭60−20849(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B24B 9/00 601 B24B 49/16 H01L 21/304 621

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動されるバフと、ウエーハを吸着
    してこれを回転駆動するウエーハ吸着盤と、該ウエーハ
    吸着盤に吸着されたウエーハと前記バフとを所定の押圧
    力で押圧する押圧手段を含んで構成されるウエーハ面取
    部研磨装置において、前記ウエーハの研磨位置がオリフ
    ラ部、外周部又はR部の何れであるかを検知する検知手
    段と、該検知手段による検知結果に基づいて前記押圧手
    段による押圧力を変化させる制御手段とを設けて成り、
    該制御手段は、前記ウエーハのオリフラ部、外周部、R
    部を研磨するときの前記押圧手段による押圧力をそれぞ
    れF ,F ,F とし、これらの押圧力によるオリフ
    ラ部、外周部、R部に対する前記バフの接触圧力を
    σ ,σ ,σ とするとき、F >F >F とする
    ことにより、σ ≒σ ≒σ となるように制御するも
    のであることを特徴とするウエーハ面取部研磨装置。
  2. 【請求項2】 前記押圧手段はエアシリンダで構成さ
    れ、前記制御手段は前記エアシリンダへの供給圧力を3
    段階に切換制御する電磁弁と該電磁弁を駆動制御するコ
    ントローラを含む空気圧制御回路で構成されることを特
    徴とする請求項1記載のウエーハ面取部研磨装置。
  3. 【請求項3】 前記検知手段は、ウエーハを挟んでこれ
    の上下に配される発光部と受光部から成るフォトセンサ
    で構成されることを特徴とする請求項1又は2記載のウ
    エーハ面取部研磨装置。
JP4317041A 1992-11-26 1992-11-26 ウエーハ面取部研磨装置 Expired - Lifetime JP3006322B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4317041A JP3006322B2 (ja) 1992-11-26 1992-11-26 ウエーハ面取部研磨装置
US08/156,829 US5538463A (en) 1992-11-26 1993-11-24 Apparatus for bevelling wafer-edge
DE69304498T DE69304498T2 (de) 1992-11-26 1993-11-26 Maschine zum Kantenscheifen von Halbleiterplatten
EP93309445A EP0601748B1 (en) 1992-11-26 1993-11-26 Apparatus for bevelling a wafer's edge

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4317041A JP3006322B2 (ja) 1992-11-26 1992-11-26 ウエーハ面取部研磨装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06155263A JPH06155263A (ja) 1994-06-03
JP3006322B2 true JP3006322B2 (ja) 2000-02-07

Family

ID=18083759

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4317041A Expired - Lifetime JP3006322B2 (ja) 1992-11-26 1992-11-26 ウエーハ面取部研磨装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3006322B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08298251A (ja) * 1995-02-28 1996-11-12 Shin Etsu Handotai Co Ltd 薄板の製造方法
JPH10309658A (ja) * 1997-05-12 1998-11-24 Shin Etsu Handotai Co Ltd ウェーハ面取り部の加工装置
JP2007088143A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Elpida Memory Inc エッジ研磨装置
CN112223092B (zh) * 2020-11-05 2022-04-12 朱勇 一种异形面自适应抛光装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6020849A (ja) * 1983-07-11 1985-02-02 Toyota Motor Corp 自動水研装置
JPS62107960A (ja) * 1985-11-05 1987-05-19 Chiyuushiyou Kigyo Jigyodan バフ研摩機のバフ圧調整装置
JPH0716865B2 (ja) * 1989-10-03 1995-03-01 スピードファム株式会社 エッジポリッシャー

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06155263A (ja) 1994-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2719855B2 (ja) ウエーハ外周の鏡面面取り装置
US6436828B1 (en) Chemical mechanical polishing using magnetic force
US5738568A (en) Flexible tilted wafer carrier
JP2000015557A (ja) 研磨装置
EP0633097B1 (en) Polishing apparatus for notch portion of wafer
JP3006322B2 (ja) ウエーハ面取部研磨装置
US20010011003A1 (en) Structure of polishing head of polishing apparatus
US6375553B2 (en) Polishing chucks, semiconductor wafer polishing chucks, abrading methods, polishing methods, semiconductor wafer polishing methods, and methods of forming polishing chucks
US6250995B1 (en) Apparatus for polishing outer periphery of workpiece
JPH06270052A (ja) 半導体ウエーハの鏡面研磨装置
JP2798345B2 (ja) ウェーハのノッチ部研磨装置
JP2921250B2 (ja) ウエーハ面取部の鏡面研磨方法及び装置
JPH11104942A (ja) ワークエッジの研磨方法及び装置
US7018269B2 (en) Pad conditioner control using feedback from a measured polishing pad roughness level
US6332828B1 (en) Method of and apparatus for mirror-like polishing wafer chamfer with orientation flat
JP2001138219A (ja) 研磨装置
JP2977807B1 (ja) 研磨方法および研磨装置
JPH1133888A (ja) ウェーハの鏡面面取り装置
JPH10100050A (ja) ウェーハ面取り部の加工方法及び加工装置
JP3472451B2 (ja) 平面研磨装置
JP3382841B2 (ja) 研削砥石のドレス装置
JP2002224954A (ja) 工作機械の制御システムおよび記録媒体
JPH05138529A (ja) 研磨装置
JP3427670B2 (ja) 研磨装置および研磨方法
JPH0639693A (ja) 研削装置の成形ロール支持装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071126

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081126

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081126

Year of fee payment: 9

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081126

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091126

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091126

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101126

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111126

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121126

Year of fee payment: 13

EXPY Cancellation because of completion of term