JP3005795B2 - 砂水分離装置 - Google Patents

砂水分離装置

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JP3005795B2
JP3005795B2 JP9117226A JP11722697A JP3005795B2 JP 3005795 B2 JP3005795 B2 JP 3005795B2 JP 9117226 A JP9117226 A JP 9117226A JP 11722697 A JP11722697 A JP 11722697A JP 3005795 B2 JP3005795 B2 JP 3005795B2
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行省 大河原
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  • Separation Of Solids By Using Liquids Or Pneumatic Power (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、砂水分離装置に係り、
より詳細には、コンクリート用砕砂製造装置を用いて高
品質砕砂を製造する場合の最終工程で規格内粒度の砕砂
と水とを分離するのに用いる砂水分離装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】コンクリート用砕砂製造装置は、媒体石
を収容した筒状ドラム内に原砂と水とを供給し、上記筒
状ドラムの回転に伴い、上記媒体石の攪拌作用によって
上記原砂を破砕或いは摩砕することにより砕砂を製造す
る装置である。規格内粒度に摩砕された砕砂は、上記筒
状ドラムの排出側端部の外周面に設けた網状体を水とと
もに通過し、上記砕砂製造装置外に排出される。
【0003】上記砂水分離装置は、例えば、上記砕砂製
造装置から排出された砕砂と水とを分離する装置であっ
て、その一例として、特公平5-18628 号公報に記載され
たものを図20に示す。水槽101内に円筒状のトロン
メル102を回転自在に配置し、上記砕砂製造装置から
排出された砕砂と水とを上記トロンメル102の軸方向
一端側から供給し、トロンメル102の外周に設けた網
状体102aから規格内粒度の砕砂と水とを水槽101
内に排出し、規格外、つまり、網状体102aの網目よ
り粗い砕砂をトロンメル102の軸方向他端側から水槽
101外へ排出するようにしたものである。トロンメル
102は、上記規格外の砕砂の排出を容易にするため、
通常、上記軸方向一端側が軸方向他端側より高くなるよ
うに、傾斜姿勢で配置されている。
【0004】上記水槽101の一端部から水槽101外
に向けて傾斜壁104を設けるとともに、水槽101内
に配置されたスプロケット105と、ガイド部材104
の上方に配置したスプロケット106、107とにチェ
ーン108を巻き掛けて矢印方向へ循環駆動するように
構成している。そして、このチェーン108に複数のバ
ケット109を連結して、これらのバケット109によ
り水槽101内の底部で砕砂を掬い上げ、傾斜壁104
に沿って斜め上方へ搬出し、傾斜壁104の上端部に隣
接して設けたホッパー110内に排出するものである。
【0005】更に、バケット109内の砕砂の水切りを
確実に行うため、各バケット109に多数の排水孔(図
示せず)を形成するとともに、傾斜壁104の上面に設
けたレール111をバケット109の底部の振動伝達片
109aに移動自在に係合するように構成し、バケット
109が傾斜壁104に沿って上行する間に振動源11
2から傾斜壁104及びレール111を介してバケット
109に振動を付与するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の砂水
分離装置は、バケット109を水槽101内の底部付近
と水槽101外との間で循環駆動するものであるから、
バケット109の移動距離が長くなり、その結果、チェ
ーン108上に取り付けるバケット109の個数も必然
的に多くなって部品点数が増加するとともに、チェーン
108の断絶も生じやすくなる不具合を有していた。
【0007】また、振動源112の振動が傾斜壁104
を介して水槽101やホッパー110にも伝わるため、
振動に伴う騒音が発生しやすくなるとともに、バケット
109内の砂の水切りが効果的に行えない問題を有して
いた。更に、水槽101内に、砕砂をスプロケット10
5側に掻き寄せるための複数の羽根113aを有する水
車113を配置しているので、部品点数が一層多くなる
問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決して、バケット等の搬出部材の移動距離を短くできる
とともに、搬出部材への振動付与に伴う騒音発生の少な
い砂水分離装置を提供することを目的とする。そのた
め、本発明の請求項1の砂水分離装置は、水槽と、この
水槽内に回転自在に配置され軸方向一端側から砂と水と
を混合状態で供給し外周の網状体を通して規格内粒度の
砂を上記水槽内に排出するとともに軸方向他端側から規
格外の砂を上記水槽外へ排出する大略円筒状のトロンメ
ルと、少なくとも一対の可変速駆動による伝動車に巻き
掛けられた無端状の巻掛伝動部材と該巻掛伝動部材に連
結された複数の搬出部材とを有し上記規格内粒度の砂を
上記水槽外へ搬出する砂搬出装置と、上記搬出部材によ
る砂の搬出方向に沿って配置されこの搬出時に搬出方向
と直交する方向の搬出部材の動きを規制するガイド部材
と、このガイド部材を介して搬出部材に振動を付与する
振動付与手段とを備えた砂水分離装置において、床面上
から立設され上記振動付与手段を支持する支持部材が設
けられるとともに、上記トロンメルは軸方向一端側に第
1小径部、軸方向他端側に第2小径部、その間に大径部
を有し、第1及び第2小径部が各々上記水槽の両外側方
で回転自在に支持され、上記網状体は大径部の外周に設
けられ、上記大径部内の第2小径部近傍には、第2小径
部に連続して第2小径部と同径に大径部内へ挿入される
円筒状の挿入部が形成され、上記網状体と略同一粗さの
網目を有する網状板が上記大径部の内周面から挿入部に
設けた孔を介して挿入部内に渡って設けられ、上記網状
板の網目より粗い砂が上記孔を介して上記挿入部内に送
り込まれることを特徴としている。
【0009】ここでは、上記振動付与手段を支持する支
持部材が独立に設けられているので、上記振動付与手段
により付与される振動が水槽等の他の部位に伝わること
がなくなり、上記振動がガイド部材を介して搬出部材に
効果的に伝達されるようになるとともに、振動に伴う騒
音の発生も少なくなる。また、トロンメルの回転に伴っ
て上記網状板により上記大径部の底部付近で砂が掬い上
げられるが、規格内粒度の砂は網状板の網目を通過して
再度大径部の底部側へと落下する。一方、規格外の砂、
つまり、上記網状体の網目、言い代えれば、網状板の網
目より粗い砂は、トロンメルの回転に伴って網状板によ
り大径部内の上方へと運ばれ、上記挿入部に設けた孔を
通して挿入部内へと移動し、この挿入部から第2小径部
を介してトロンメル外へと排出される。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】請求項2の砂水分離装置は、請求項1の構
成において、上記搬出部材は底壁と該底壁の後端部から
垂直に立ち上がる背壁とを有し、これら底壁と背壁には
各々複数の排水孔が設けられ、且つ背壁の排水孔の上縁
部には、該背壁の前面側における排水孔の断面積が後面
側における排水孔の断面積より大きくなるように後面側
から前面側に向けて斜め上向きに傾斜した導入部が形成
されるとともに、該搬出部材は搬出時に上記巻掛伝動部
材によって傾斜姿勢で斜め上方へ移動されるように構成
され、この搬出時に上記背壁の排水孔の導入部が大略垂
直方向を向くことを特徴とするものである。
【0014】
【0015】
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1及び図2に示すように、本
実施の形態の砂水分離装置は、水槽1と、軸方向中間部
に位置する大径部2が水槽1内に回転自在に配置され、
軸方向一端側の第1小径部3から砕砂と水とが供給さ
れ、規格内粒度の砕砂を大径部2の外周から水槽1内に
排出するとともに、規格外の砂を軸方向他端側の第2小
径部4から排出するトロンメル5と、このトロンメル5
の外周から径方向外向きに突出するように設けられ、水
槽1の後端部に設けた傾斜壁部6に沿って水槽1内の砕
砂を押し上げる複数、例えば、8枚の押上げ板7と、上
記傾斜壁部6上で砕砂を掬い上げて斜め上方へ搬出する
砂搬出装置8とを備えている。
【0017】以下、トロンメル5の構成につき説明す
る。図3に示すように、トロンメル5の第1及び第2小
径部3、4は各々円筒状に形成され、水槽1の両外側方
において、各々支持部材10、11により支持されてい
る。支持部材10は、水槽1の一方の側壁1aに隣接し
て配置された基台12上に、各々支持具13及び支軸1
4を介して前後一対のタイヤ15(図4参照)を支持し
てなり、これらタイヤ15は第1小径部3を前後両側か
ら回転自在に支持している。
【0018】また、第1小径部3の外周には環状突起3
aが形成されるとともに、基台12上には各々支持具1
8及び支軸19を介して前後1対の溝形ローラ21が回
転自在に配置され、これらの溝形ローラ21が環状突起
3aに回転自在に係合することにより、トロンメル5の
軸方向移動が規制されている。
【0019】一方、支持部材11は水槽1の他方の側壁
1bに隣接して配置された基台22上に、各々前記と同
様の支持具13及び支軸14を介して前後一対のタイヤ
15を支持してなり、これらのタイヤ15は第2小径部
4を前後両側から回転自在に支持している。上記第2小
径部4の外周には従動スプロケット4aが設けられてい
る。
【0020】図5にも示すように、基台22上にはモー
タ23が配置され、その出力軸上には駆動スプロケット
23aが取り付けられている。そして、駆動スプロケッ
ト23aと従動スプロケット4aとはチェーン24によ
り連結され、モータ23によってチェーン24を介して
トロンメル5が矢印A方向へ回転駆動されるようになっ
ている。
【0021】図6に示すように、第1小径部3の大径部
2とは反対側の端部には入口開口25が形成され、この
入口開口25を介して第1小径部3内にシュート部材2
6が挿入されている。このシュート部材26は、図示し
ないコンクリート用砕砂製造装置等から砕砂と水とを第
1小径部3内に混合状態で供給するものである。
【0022】第2小径部4は大径部2内に大径部2と同
芯に挿入される挿入部31を一体に有しており、挿入部
31の先端には蓋体32がボルト・ナット33により取
り付けられている。また、第2小径部4の大径部2と反
対側の端部近傍の円筒面には、規格外の砕砂を排出する
ための排出口34が円周方向に間隔を隔てて複数設けら
れるとともに、第2小径部4の内周面には、トロンメル
5の回転に伴って、上記規格外の砕砂を排出口34側へ
送るための送り羽根35、36が、例えば、軸方向に沿
って前後2列、各列に複数枚取り付けられている。
【0023】第2小径部4の外周には、上記排出口34
を覆うカバー部材37が設けられ、カバー部材37の下
端部には上記規格外の砕砂の排出口37aが形成される
とともに、この排出口37aの下方に、ベルトコンベア
38が配置されている。
【0024】前記図3に大径部2のフレーム構造Fを示
すように、この大径部2は2つの断面L字型の環状フレ
ーム41、45間に、所定の間隔を隔てて、環状フレー
ム41、45と同径の3つの環状フレーム42乃至44
を同芯に配置してなり、中央の環状フレーム43の軸方
向中間部には径方向外向きに突出する環状突起43aが
一体に設けられている。
【0025】各環状フレーム41乃至45の内周側に、
これら環状フレーム41乃至45の軸方向に延びるよう
に、例えば、8枚の板状の連結部材46が大径部2の円
周方向に45°毎の間隔で配置され、各連結部材46
は、例えば、各環状フレーム41乃至45の内周面に溶
接されることにより、環状フレーム41乃至45を一体
に連結している。
【0026】各連結部材46の大径部2の円周方向の一
端側には、隣接する環状フレーム41乃至45間で径方
向斜め内側へ突出する乱流形成板46aが一体に設けら
れている。この乱流形成板46aは、図7中矢印Aで示
すトロンメル5の回転方向における後方側に設けられて
いる。
【0027】図6に示すように、第1及び第2小径部
3、4の大径部2との接続部分には、各々径方向外向き
に延びる環状板47、48が取り付けられ、これらの環
状板47、48は大径部2の環状フレーム41、45に
突き合わせられて固定されている。図7にも示すよう
に、フレーム構造Fの外側には、断面円弧状に湾曲され
た網状体50が、更にその外側に断面円弧状の孔空き鉄
板51が各々着脱自在に取り付けられている。
【0028】図8に示すように、孔空き鉄板51は、例
えば、直径24mm程度の多数の円形孔51aを有し、連
結部材46の個数に合わせて大径部2の円周方向で、例
えば、8分割されるとともに、大径部2の軸方向には環
状フレーム43の前後で2分割され、合計16枚の孔空
き鉄板51が大径部2に取り付けられるようになってい
る。この孔空き鉄板51の円周方向両端部には、径方向
外向きに折り曲げられた折曲部51bが一体に設けられ
ている。
【0029】また、網状体50も孔空き鉄板51と同様
に大径部2の円周方向に8分割、軸方向に2分割されて
いる。また、図9に示すように、各網状体50は、実質
的に篩の役割を果たす主網52と、この主網52の内側
に配置された、網目の粗い保護網53との2層構造とさ
れている。これら主網52と保護網53の各周縁部は、
薄い金属板等からなる可撓性の支持板52a、53aで
内外から挟み付けられている。主網52の網目は、例え
ば、3.2mm程度と細かくされており、保護網53の網
目は、例えば、16mm程度である。なお、図6、図7等
では、簡単のため、網状体50を単に一層構造として表
している。
【0030】図7において、各連結部材46に対応する
位置で、環状フレーム41乃至45の外周側に、連結部
材46と平行に環状フレーム41乃至45の軸方向に延
びる断面コ字型の横フレーム54が配置され、連結部材
46と横フレーム54の水平部54aとには、対応する
孔46b、54bが設けられて、連結部材46と横フレ
ーム54とが上記孔46b、54bを貫通するボルト・
ナット55で分離可能に接続されるようになっている。
【0031】上記環状フレーム41、42、43間の隣
接する連結部材46間には、各々網状体50が環状フレ
ーム41、42、43の外周側に沿うように円弧状に湾
曲されて配置され、網状体50の円周方向両端部は、各
々連結部材46と横フレーム54との間に挟着されて支
持されている。
【0032】また、網状体50の大径部2の軸方向一端
部は、環状フレーム41の垂直部41a(図6)に当接
するとともに網状体50の軸方向他端部は環状フレーム
43の環状突起43aの一方の側面に当接するようにな
っている。
【0033】環状フレーム43、44、45間の隣接す
る各2つの連結部材46間の8箇所にも、各々前記主網
52と保護網53とを積層した網状体50が配置され、
網状体50の円周方向両端部は各々連結部材46と横フ
レーム54との間に挟着されて支持されるとともに、網
状体50の大径部2の軸方向一端部は環状フレーム43
の環状突起43aの他方の側面に、軸方向他端部は環状
フレーム45の垂直部45aに各々当接している。
【0034】上記孔空き鉄板51の円周方向両端部にお
ける折曲部51bは、隣接する2つの横フレーム54の
対向する垂直部54cに各々突き合わせられ、折曲部5
1bと垂直部54cに各々設けた孔51c、54dを貫
通するボルト・ナット56により折曲部51bが垂直部
54cに分離可能に接続されている。
【0035】図6及び図10に示すように、大径部2内
の第2小径部4近傍の領域において、大径部2の内周面
と前記挿入部31の外周面との間には、複数枚、例え
ば、8枚の網状板57が大径部2の内周面から挿入部3
1の外周面に渡って傾斜状態で設けられ、各網状板57
は、更に挿入部31に設けた矩形状の孔31aを通して
挿入部31内に挿入されている。網状板57の径方向外
方側の端部には、例えば、折曲部57aが設けられて、
該折曲部57aが前記連結部材46と横フレーム54間
に網状体50とともに挟着されている。
【0036】図11に示すように、各網状板57は、前
記網状体50の主網52と同一サイズの網目を有する主
網板58と、この主網板58の内側に配置され、前記保
護網53と同一サイズの網目を有する保護網板59の2
層構造からなる。主網板58及び保護網板59の各周縁
部には支持板58a、59aが設けられるとともに、こ
れら支持板58a、59aには把手58b、59bが取
り付けられている。また、支持板58a、59aの一端
部には折曲部58c、59cが設けられ、これら折曲部
58c、59cが前記折曲部57aを構成している。
【0037】図2及び図3に示すように、大径部2の径
方向外方に位置する前記押上げ板7は、各々支持部材6
0上に取り付けられ、これらの支持部材60は大径部2
の軸方向両端部で径方向内方に折り曲げられた折曲部6
0aで第1及び第2小径部3、4側の各環状板47、4
8にボルト・ナット等で着脱自在に固定されている。な
お、図3では、簡単のため、2枚の押上げ板7のみを示
し、その間の押上げ板7を省略している。
【0038】次に、砂搬出装置8につき説明する。図1
及び図2に示すように、トロンメル5の後方には、前記
側壁1a、1bに隣接して左右一対の支柱61が立設さ
れ、これら支柱61の後方に所定の間隔を隔てて左右一
対の支柱62が立設されている。そして、対応する支柱
61、62間に、前記傾斜壁部6の左右両端部に密着す
るように水槽1の側壁1c、1dが設けられている。
【0039】上記側壁1c、1dの上端部に隣接して、
対応する支柱61、62間に左右一対の梁63が架け渡
されるとともに、対応する支柱61、62の上端部間に
左右一対の梁64が架け渡され、この梁64は支柱62
から後方へ突出している。図12にも示すように、梁6
3の内側に隣接して、水槽1の底部から斜め上方に延び
る左右二対の傾斜梁65が設けられ、前記傾斜壁部6は
これらの傾斜梁65上に設けられている。支柱62の前
方で左右一対の梁63間に横梁66が架け渡され、傾斜
梁65の上端部は該横梁66によって支持されている。
【0040】隣接する各一対の傾斜梁65間には前後1
対の断面コ字型の連結部材67が設けられ、これら連結
部材67上には各々2個の円筒状のゴム部材68が鉄製
で筒状のカバー69を介して取り付けられている。上記
ゴム部材68上には、断面コ字型のガイドフレーム70
が傾斜壁部6と同一の傾斜を有して設けられている。ま
た、ガイドフレーム70の下面には、振動付与装置71
(振動付与手段)が取り付けられている。この振動付与
装置71は、水槽1の基台1e上に設けた支持架台73
(支持部材)上に配置された防振ゴム72と、この防振
ゴム72上に配置された振動源としての振動モータ74
とからなる。
【0041】ガイドフレーム70の左右の側壁70a間
には、所定の間隔を隔てて複数の支軸75が各々回転自
在に設けられ、各支軸75上には左右二対のガイドロー
ラ75a(ガイド部材)が固定され、該ガイドローラ7
5aは軸方向中間部にガイド溝75bを備えている。図
1及び図2において、前記左右一対の梁63の対応位置
には各々支持具76が設けられ、これら支持具76間に
支軸77が回転自在に架け渡されている。そして、支軸
77上に左右二対の従動スプロケット78(伝動車)が
設けられている。
【0042】また、支柱62から後方へ突出した左右一
対の梁64の対応位置に設けた支持具80間に支軸81
が回転自在に架け渡され、この支軸81には、前記従動
スプロケット78に対応させて左右二対の中間スプロケ
ット82(伝動車)が設けられている。そして、対応す
る中間スプロケット82と従動スプロケット78間に、
左右二対、合計4本のチェーン83(巻掛伝動部材)が
架け渡されている。
【0043】一方の支持具80の外側方に突出した支軸
81の軸端部には、伝動スプロケット84が取り付けら
れている。また、中間スプロケット82の後方で左右一
対の梁64間に支持板85が設けられ、この支持板85
上にモータ86が支持されている。モータ86の出力軸
86a上には駆動スプロケット86bが取り付けられ、
この駆動スプロケット86bと伝動スプロケット84間
にチェーン87が架け渡されている。
【0044】図2から明らかなように、右側の一対のチ
ェーン83上には所定の間隔を隔てて複数のバケット8
8(搬出部材)が取り付けられるとともに、左側の一対
のチェーン83上には、上記バケット88と並列に複数
のバケット88が取り付けられている。チェーン83
は、従動スプロケット78から中間スプロケット82に
至る上行行程において傾斜壁部6及びガイドフレーム7
1と平行に移動するように従動スプロケット78及び中
間スプロケット82が位置決めされるとともに、上記上
行行程においてチェーン83上のバケット88がガイド
ローラ75aに案内されながら上行するようになってい
る。なお、中間スプロケット82の下方にはホッパー8
9が設けられるとともに、ホッパー89の下方にはベル
トコンベア90が配設されている。
【0045】図13乃至図15に示すように、前記バケ
ット88は、底壁88aと、該底壁88aの後端部から
垂直に立ち上がる背壁88bと、左右一対の側壁88a
とが合成樹脂により一体に形成され、且つ両側壁88a
間には、底壁88aと背壁88bとを連結する複数のリ
ブ88dが一体に設けられている。そして、底壁88a
には多数の排水孔88eが形成される一方、背壁88b
にも多数の排水孔88fが形成されている。
【0046】図16中の拡大図に示すように、背壁88
bの排水孔88fの上縁部には、該背壁88bの前面側
における排水孔88fの断面積が後面側における排水孔
88fの断面積より大きくなるように後面側から前面側
に向けて斜め上向きに傾斜した導入部88gが形成され
るとともに、搬出時にバケット88が図16のように傾
斜した状態において導入部88gが大略垂直方向を向く
ようになっている。なお、排水孔88fは、図16の傾
斜姿勢において、上方、つまり、矢印D方向から見て円
形の平面形状を成すものである。
【0047】底壁88aの下面側には、互いに平行に前
後方向へ延びる左右一対の突起88hが形成される一
方、背壁88bの後面側には、互いに平行に上下方向へ
延びる左右一対の突起88iが各々前記突起88hと連
続するように形成されている。図12に示すように、底
壁88aにおける突起88hは、バケット88が前記ガ
イドローラ75a上を移動する際にガイド溝75bに移
動自在に係合されるようになっている。
【0048】バケット88は支持部材92を介して前記
チェーン83に連結されている。すなわち、図14及び
図15に示すように、支持部材92は、金属製の前後一
対のコ字型部材92a、92bの上端部同士を左右一対
の連結部材92cで連結するとともに、コ字型部材92
aと連結部材92cとに渡って、前記チェーン83との
接続用の左右一対の取付板92dを固定してなるもので
ある。各取付板92dには、各々1本のチェーン83が
接続されるようになっている。
【0049】前記連結部材92cの後端部はバケット8
8の背壁88bに設けた切欠88jに嵌合され、前記コ
字型部材92bの各垂直部92eは、バケット88の突
起88iにボルト・ナット93により分離可能に接続さ
れている。また、底壁88aの前端部には、砕砂をバケ
ット88内に導入するための、金属製の導入板94がボ
ルト・ナット95で取り付けられ、導入板94の先端部
には、下方へ傾斜した傾斜部94aが形成されている。
なお、前記コ字型部材92aの各垂直部92fの下端部
は、底壁88aと導入板94に各々形成した切欠88k
及び94bに嵌合されている。
【0050】以下、上記構成を有する砂水分離装置の作
動につき説明する。まず、トロンメル5による砕砂の分
級作業につき説明すると、図1乃至図6において、作動
時にトロンメル5はモータ23により駆動スプロケット
23a、チェーン24及び第2小径部4上の従動スプロ
ケット4aを介して矢印A方向へ回転駆動されている。
この状態で、図示しないコンクリート用砕砂製造装置等
から砕砂と水とがトロンメル5の第1小径部3内にシュ
ート部材26を介して供給される。
【0051】第1小径部3内に導入された砕砂と水は、
大径部2側へ移動し、大径部2の底部に落下する。そし
て、大径部2の回転に伴って、図17に示すように、外
周の網状体50、更に孔空き鉄板51の円形孔51aを
通して、規格内粒度、つまり、網状体50の網目を通過
可能な粒度の砕砂C1と水とが水槽1内に排出される。
前記連結部材46には乱流形成板46aが設けられてい
るので、トロンメル5の矢印A方向への回転に伴って、
乱流形成板46aの周囲で矢印Bで示すような水流が形
成され、この水流は、網状体50及び孔空き鉄板51を
通しての上記規格内粒度の砕砂C1の排出を促進する。
【0052】また、ここでは、網状体50を、実質的に
篩の役割を果たす主網52と、この主網52の内側に配
置される網目の粗い保護網53とで構成しているので、
大径部2内の砕砂との摩擦等による主網52の損傷が生
じにくくなるとともに、網状体50の外側を孔空き鉄板
51で被覆しているので、外側からの主網52の損傷も
防止される。
【0053】図18に示すように、第2小径部4近傍の
大径部2の排出側端部に到達した砕砂は、大径部2の回
転に伴って網状板57により掬い上げられるが、この網
状板57を構成する主網板58及び保護網板59は、各
々前記網状体50における主網52及び保護網53と同
一サイズの網目を有しているので、規格内粒度、つま
り、上記主網板58の網目より小さい砕砂C1は網状板
57を通過して再度大径部2内の底部へと落下し、やが
て網状体50を通して水槽1内へと排出される。
【0054】一方、規格外の砕砂、つまり、主網板58
の網目より大きな砕砂C2は、網状板57により保持さ
れ、大径部2の回転に伴って網状板57が上方へ移動す
ると、網状板57上の砕砂C2が孔31aを通して挿入
部31内に落下し、挿入部31から送り羽根35、36
の回転に伴って第2小径部4へと送られ、排出口34か
らトロンメル5外のベルトコンベア38へと排出され
る。
【0055】ここでは、大径部2内の第2小径部4との
境界部位に、規格外の砕砂C2のみを掬い上げる網状板
57を設けて、規格外の砕砂C2を挿入部31を介して
第2小径部4へ送り込むようにしたので、トロンメル5
を水平姿勢で配置したにもかかわらず、規格外の砕砂C
2の排出作業を円滑に行うことができる。また、規格内
粒度を有する砕砂C1は一旦網状板57で掬われても、
網状板57の網目を通過して大径部2の底部側へと落下
するので、規格内粒度を有する砕砂C1が第2小径部4
側から排出されることもない。
【0056】次に、水槽1からの規格内粒度の砕砂C1
の搬出作業につき説明する。図19に示すように、水槽
1内の水面Wの高さは、前壁1fに設けた排水孔1gに
より規定されており、この水槽1内の水面Wはトロンメ
ル5内の水面Wと略等しくされている。押上げ板7はト
ロンメル5の矢印A方向への回転に伴って、水槽1内の
規格内粒度の砕砂C1を傾斜壁部6に沿って水面W付近
或いは水面Wより上方まで押し上げる。
【0057】一方、梁64上のモータ86はスプロケッ
ト86b、チェーン87、伝動スプロケット84を介し
て中間スプロケット82を回転させ、これにより、チェ
ーン83が中間スプロケット82と従動スプロケット7
8間で循環駆動されている。
【0058】チェーン83の循環駆動に応じて、チェー
ン83上の各バケット88は、傾斜壁部6の上端部の水
面W付近で砕砂C1を掬い上げる。バケット88の底壁
88aの先端部には導入板94(図14)が取り付けら
れているので、砕砂C1は円滑にバケット88内に取り
入れられる。万一、導入板94に損傷が生じた場合、導
入板94のみを取り替えればよい。
【0059】砕砂C1を掬い上げたバケット88はガイ
ドフレーム70上のガイドローラ75aに案内されなが
ら斜め上方へと移動する。この際、図12に示すよう
に、バケット88の底壁88aにおける突起88hが各
ガイドローラ75aのガイド溝75bに順次係合しなが
ら斜め上方へ移動してゆくことにより、バケット88の
移動方向と直交する方向のバケット88の動きが規制さ
れる。
【0060】そして、振動モータ74によりガイドフレ
ーム70を介してガイドローラ75aに振動が付与さ
れ、これが各バケット88に伝達されることにより、バ
ケット88が上下方向へ振動し、底壁88a及び背壁8
8bの各排水孔88e、88fを通して、バケット88
から強制的に排水が行われる。この場合、前述のよう
に、バケット88がガイドフレーム71上で傾斜してい
る状態で背壁88bの排水孔88fの導入部88gが大
略垂直方向を向くので、排水孔88fからの排水は一層
効果的に行われるとともに、排水孔88fの目詰まりも
生じにくくなる。
【0061】また、振動モータ74が基台1e上に立設
された支持部材73によって支持されているので、振動
モータ74の振動が水槽1等を含む広範囲に伝達される
ことがなく、ガイドフレーム70及びガイドローラ75
aを介してバケット88のみに効果的に振動が付与され
るようになる。更に、梁63、64は支柱61、62に
より支持されているので、これらの梁63、64やその
周辺部材が振動モータ74によって振動することもな
い。
【0062】ガイドフレーム70を通過し、中間スプロ
ケット82まで到達したバケット88は、中間スプロケ
ット82の上方で天地が逆の姿勢となることにより、砕
砂C1をホッパー89内に落下、排出し、この砕砂C1
はホッパー89からベルトコンベア90により排出され
る。砕砂C1の排出を終えたバケット88は、中間スプ
ロケット82から従動スプロケット78に至る下行行程
に移り、従動スプロケット78の下方で再度砕砂C1を
掬い上げる。
【0063】なお、上記実施の形態では、搬出部材とし
て合成樹脂製のバケット88を用いたが、これに代え
て、例えば、鉄等の金属からなるシャベル状搬出部材を
チェーン83上に複数取り付けて用いるようにしてもよ
い。その場合、ガイドフレーム70上にガイドローラ7
5aを設ける必要はなく、上記シャベル状搬出部材がガ
イドフレーム70の底板に沿って斜め上方へ移動するよ
うに構成し、ガイドフレーム70からシャベル状搬出部
材に振動モータ74の振動を伝達すれはよい。
【0064】以上の説明からも明らかなように、本発明
の請求項1の砂水分離装置は、水槽と、この水槽内に回
転自在に配置され軸方向一端側から砂と水とを混合状態
で供給し外周の網状体を通して規格内粒度の砂を上記水
槽内に排出するとともに軸方向他端側から規格外の砂を
上記水槽外へ排出する大略円筒状のトロンメルと、少な
くとも一対の可変速駆動による伝動車に巻き掛けられた
無端状の巻掛伝動部材と該巻掛伝動部材に連結された複
数の搬出部材とを有し上記規格内粒度の砂を上記水槽外
へ搬出する砂搬出装置と、上記搬出部材による砂の搬出
方向に沿って配置されこの搬出時に搬出方向と直交する
方向の搬出部材の動きを規制するガイド部材と、このガ
イド部材を介して搬出部材に振動を付与する振動付与手
段とを備えた砂水分離装置において、床面上から立設さ
れ上記振動付与手段を支持する支持部材が設けられると
ともに、上記トロンメルは軸方向一端側に第1小径部、
軸方向他端側に第2小径部、その間に大径部を有し、第
1及び第2小径部が各々上記水槽の両外側方で回転自在
に支持されるとともに上記網状体は大径部の外周に設け
られ、上記大径部内の第2小径部近傍には、第2小径部
に連続して第2小径部と同径に大径部内へ挿入される円
筒状の挿入部が形成され、上記網状体と略同一粗さの網
目を有する網状板が上記大径部の内周面から挿入部に設
けた孔を介して挿入部内に渡って設けられ、上記網状板
の網目より粗い砂が上記大径部の内周面から上記網状板
により上記孔を介して上記挿入部内に送り込まれるもの
であり、上記振動付与手段を支持する支持部材が独立に
設けられているので、上記振動付与手段により付与され
る振動が水槽等の他の部位に伝わることが少なくなり、
上記振動がガイド部材を介して搬出部材に効果的に伝達
されるようになるとともに、上記振動に伴う騒音の発生
も少なくなる利点が生じる。また、上記網状板はトロン
メルの回転に伴って上記大径部の底部付近で砂を掬い上
げ、規格内粒度の砂を該網状板の網目を通過して再度大
径部の底部側へと落下させる一方、規格外の砂、つま
り、上記網状板の網目より粗い砂を、上記挿入部に設け
た孔を通して挿入部内へと送り込み、この砂は第2小径
部からトロンメル外へと搬出されるので、トロンメルを
水槽内に水平姿勢で配置した場合でも、規格外の砂を確
実且つ円滑にトロンメル外へ排出することができる利点
がある。
【0065】
【0066】
【0067】請求項2の砂水分離装置は、請求項1の構
成において、上記搬出部材は底壁と該底壁の後端部から
垂直に立ち上がる背壁とを有し、これら底壁と背壁には
各々複数の排水孔が設けられ、且つ背壁の排水孔の上縁
部には、該背壁の前面側における排水孔の断面積が後面
側における排水孔の断面積より大きくなるように後面側
から前面側に向けて斜め上向きに傾斜した導入部が形成
されるとともに、該搬出部材は搬出時に上記巻掛伝動部
材によって傾斜姿勢で斜め上方へ移動されるように構成
され、この搬出時に上記背壁の排水孔の導入部が大略垂
直方向を向くものであるから、上記搬出部材によって砂
を斜め上方へ搬出する時に搬出部材の背壁近傍の水は上
記導入部を介して円滑に排水孔に導入され、この排水孔
から排水されるので、排水効率が向上する利点がある。
【0068】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における砂水分離装置の全
体構成を示す概略側面図。
【図2】上記砂水分離装置の全体構成を示す概略平面
図。
【図3】上記砂水分離装置のトロンメルの大径部から網
状体と孔空き鉄板等を取り外した状態を示す図2中III
− III線に沿う概略背面図。
【図4】図3のIV方向概略矢視図。
【図5】図3のV−V線に沿う概略断面図。
【図6】上記砂水分離装置におけるトロンメルの概略断
面図。
【図7】図6のVII −VII 線に沿う拡大断面図。
【図8】上記孔空き鉄板を示す概略斜視図。
【図9】上記網状体を示す概略平面図。
【図10】図6のX−X線に沿う拡大断面図。
【図11】上記トロンメルで使用する網状板を示す概略
斜視図。
【図12】図2中XII −XII 線に沿う拡大断面図。
【図13】上記砂水分離装置で使用するバケットを示す
概略斜視図。
【図14】上記バケットに支持部材及び導入板を取り付
けた状態を示す斜視図。
【図15】上記バケットを後方から見た状態を示す概略
斜視図。
【図16】上記バケットの使用状態における拡大断面
図。
【図17】上記トロンメルの使用状態における図7に対
応する拡大断面図。
【図18】上記トロンメルの使用状態における図10に
対応する拡大断面図。
【図19】上記砂水分離装置の使用状態における概略縦
断面図。
【図20】従来の砂水分離装置を示す概略縦断面図。
【符号の説明】
1 水槽 2 大径部 3 第1小径部 4 第2小径部 5 トロンメル 7 押上げ板 8 砂搬出装置 31 挿入部 31a 孔 50 網状体 51 孔空き鉄板 57 網状板 74 振動モータ(振動付与手段) 75a ガイドローラ(ガイド部材) 78 従動スプロケット(伝動車) 82 中間スプロケット(伝動車) 83 チェーン(巻掛伝動部材) 88 バケット(搬出部材)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水槽と、この水槽内に回転自在に配置さ
    れ軸方向一端側から砂と水とを混合状態で供給し外周の
    網状体を通して規格内粒度の砂を上記水槽内に排出する
    とともに軸方向他端側から規格外の砂を上記水槽外へ排
    出する大略円筒状のトロンメルと、少なくとも一対の可
    変速駆動による伝動車に巻き掛けられた無端状の巻掛伝
    動部材と該巻掛伝動部材に連結された複数の搬出部材と
    を有し上記規格内粒度の砂を上記水槽外へ搬出する砂搬
    出装置と、上記搬出部材による砂の搬出方向に沿って配
    置されこの搬出時に搬出方向と直交する方向の搬出部材
    の動きを規制するガイド部材と、このガイド部材を介し
    て搬出部材に振動を付与する振動付与手段とを備えた砂
    水分離装置において、 床面上から立設され上記振動付与手段を支持する支持部
    材が設けられるとともに、 上記トロンメルは軸方向一端側に第1小径部、軸方向他
    端側に第2小径部、その間に大径部を有し、第1及び第
    2小径部が各々上記水槽の両外側方で回転自在に支持さ
    れ、 上記網状体は大径部の外周に設けられ、上記大径部内の
    第2小径部近傍には、第2小径部に連続して第2小径部
    と同径に大径部内へ挿入される円筒状の挿入部が形成さ
    れ、上記網状体と略同一粗さの網目を有する網状板が上
    記大径部の内周面から挿入部に設けた孔を介して挿入部
    内に渡って設けられ、上記網状板の網目より粗い砂が上
    記大径部の内周面から上記網状板により上記孔を介して
    上記挿入部内に送り込まれることを特徴とする砂水分離
    装置。
  2. 【請求項2】 上記搬出部材は底壁と該底壁の後端部か
    ら垂直に立ち上がる背壁とを有し、これら底壁と背壁に
    は各々複数の排水孔が設けられ、且つ背壁の排水孔の上
    縁部には、該背壁の前面側における排水孔の断面積が後
    面側における排水孔の断面積より大きくなるように後面
    側から前面側に向けて斜め上向きに傾斜した導入部が形
    成されるとともに、該搬出部材は搬出時に上記巻掛伝動
    部材によって傾斜姿勢で斜め上方へ移動されるように構
    成され、この搬出時に上記背壁の排水孔の導入部が大略
    垂直方向を向くことを特徴とする請求項1記載の砂水分
    離装置。
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