JP3005085U - 回転支点型有極リレー - Google Patents
回転支点型有極リレーInfo
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 有極電磁石ブロック2と、この有極電磁石ブ
ロックの電磁石作用により揺動して有極電磁石ブロック
の磁極に接触する接極子12と、この接極子の長手方向
略中央の側面から突設された接点バネ支持部14と、こ
の接点バネ支持部から接極子に略平行に延設された接点
バネ15と、接点バネに相対向してボディブロック21
に配設された固定接点24,25とからなり、接点バネ
に、接極子の揺動支点と対応する位置に接点バネと直交
する方向に一体に延設された揺動バネ片部16と、接点
バネと同方向に延び且つ揺動バネ片部の端部から折曲げ
形成されボディブロックに配設される共通端子部17と
を設けた回転支点型有極リレー1。 【効果】 板材からの材料取りが良く、材料の無駄を少
なくすることができる。
ロックの電磁石作用により揺動して有極電磁石ブロック
の磁極に接触する接極子12と、この接極子の長手方向
略中央の側面から突設された接点バネ支持部14と、こ
の接点バネ支持部から接極子に略平行に延設された接点
バネ15と、接点バネに相対向してボディブロック21
に配設された固定接点24,25とからなり、接点バネ
に、接極子の揺動支点と対応する位置に接点バネと直交
する方向に一体に延設された揺動バネ片部16と、接点
バネと同方向に延び且つ揺動バネ片部の端部から折曲げ
形成されボディブロックに配設される共通端子部17と
を設けた回転支点型有極リレー1。 【効果】 板材からの材料取りが良く、材料の無駄を少
なくすることができる。
Description
【0001】
本考案は回転支点型有極リレーの改良に関する。
【0002】
図5は従来の回転支点型有極リレーの分解斜視図である。 従来の回転支点型有極リレー100は、接極子101及び2組の接点バネ10 2,103を備えた接点バネブロック104と、電磁石105及び永久磁石10 6を備えた有極電磁石ブロック107と、これらのブロック104,107を収 納するボディブロック108とからなる。
【0003】 各接点バネ102,103には、これらの長手方向中間位置から幅方向に向っ て延びる共通端子部102a,103aが一体に形成(接点バネ102と共通端 子部102aが平面視T字状に形成、または、接点バネ103と共通端子部10 3aが平面視T字状に形成)され、この共通端子部102a,103aは、さら にボディブロック108側に折曲げ形成され、ボディブロック108の貫通孔1 08a,108aに挿通されることで固着される構成である。 なお、各接点バネ102,103の両端には、接点部102b,102b,1 03b,103bが形成されている。 このような構成にすることにより、共通端子部102a,103aが接点バネ 102,103と一体化されるので、両者をハンダ付けや溶接で接合する必要が なく、部品数も少なくなる。
【0004】
接点バネ102,103と共通端子部102a,103aが平面視T字状に形 成されるので、板材からの材料取りが悪く(板材から多数の接点バネ102,1 03を取り難い)、材料の無駄が多い。
【0005】 そこで、本考案の目的は、接点バネと共通端子部とを一体化した回転支点型有 極リレーにおいて、板材からの材料取りが良く(板材から多数の接点バネを取り 易い)、材料の無駄を少なくすることにある。
【0006】
上記目的を達成するべく本考案の回転支点型有極リレーは、有極電磁石ブロッ クと、この有極電磁石ブロックの電磁石作用により揺動して前記有極電磁石ブロ ックの磁極に接触する接極子と、この接極子の長手方向略中央の側面から突設さ れた接点バネ支持部と、この接点バネ支持部から前記接極子に略平行に延設され た接点バネと、前記接点バネに相対向してボディブロックに配設された固定接点 とからなり、これらの各部材を前記ボディブロックに収納し、前記接点バネに、 前記接極子の揺動支点と対応する位置に接点バネと直交する方向に一体に延設さ れた揺動バネ片部と、前記接点バネと同方向に延び且つ揺動バネ片部の端部から 折曲げ形成され前記ボディブロックに配設される共通端子部とを設けたことを特 徴とする。
【0007】
共通端子部が接点バネと同方向に延びるので、板材からの材料取りが良い(板 材から多数の接点バネを取り易い)。
【0008】
本考案の実施例を添付図面に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向 きに見るものとする。 図1は本考案に係る回転支点型有極リレーの分解斜視図であり、回転支点型有 極リレー1は、有極電磁石ブロック2と、接点バネブロック11と、これらのブ ロック2,11を収納するボディブロック21と、ブロック2,11を覆うカバ ー(図示せず)とからなる。
【0009】 次に、有極電磁石ブロック2について図2で詳細に説明する。 図2は本考案に係る有極電磁石ブロックの組立断面図であり、有極電磁石ブロ ック2と接極子12とからなる構成体は、シングルステイブル型(単安定型)有 極電磁石を構成する。 有極電磁石ブロック2は、コイルブロック3と、このコイルブロック3の磁極 4d,4e間(後述する鉄芯4の各先端部4d,4e間)に圧入で固着され、鉄 芯4との間で磁気回路を形成する平板状継鉄6と、この平板状継鉄6の上面に中 央部から偏った位置に形成された凹部6aと、この凹部6aに配設された矩形状 永久磁石7とからなる。
【0010】 接極子12は、矩形状永久磁石7の上面に突条12aを当接し、且つ、磁極4 d,4e間の中心線X位置で前記突条12aを揺動支点として左右に揺動し、両 端部12b及び12cをコイルブロック3の磁極4d,4eに接触するものであ る。
【0011】 コイルブロック3は、水平部4aとこの水平部4aの左右の立上がり部4b, 4cとからなる略コ字状の鉄芯4と、前記水平部4aに巻かれたコイル5とから なる。 コイルブロック3は、電源端子22,23間(図1参照)に予め極性が決定さ れた電源を印加することにより、コイル5に流れる電流方向に対応(右手親指の 法則)した磁極4d,4eの極性(N極、S極)が設定され、一方、コイル5の 巻数とコイル5に流れる電流値の積(アンペアターン、起磁力)に比例し、磁気 回路の抵抗(磁気抵抗)に反比例した磁束を発生するものである。
【0012】 矩形状永久磁石7は、凹部6a内に配設されるように凹部6aの形状並びに寸 法に合せて形成され、更に、凹部6aの底面と接する下面側がS極、上面側がN 極となるように磁化されている。
【0013】 凹部6a及び矩形状永久磁石7は磁極4d側(この図で左側)に偏った位置に ある。このため、コイルブロック3が無励磁状態において、矩形状永久磁石7の 磁力によって形成される磁気回路は、常に磁極4d側に偏っている。 また、平板状継鉄6には、中心線Xを中心として凹部6aの容積が少ない側( この図で右側)の磁気抵抗を増加するような、上下貫通孔や切欠きからなる磁気 抵抗調整部6bが形成されている。
【0014】 このように、有極電磁石ブロック2は、平板状継鉄6の中心線Xから偏った一 方の位置(この図で左側位置)に矩形状永久磁石7が配設され、且つ、平板状継 鉄6の他方の位置(この図で右側位置)に磁気抵抗調整部6bが形成された(磁 気抵抗を増加)ことにより、コイルブロック3の無励磁状態において、接極子1 2が磁極4dに接触する単安定状態となる。
【0015】 次に、接点バネブロック11について図3で詳細に説明する。 図3は本考案に係る接点バネブロックの斜視図であり、接点バネブロック11 は、上記接極子12と可動接点ブロック13とからなり、両者は一体的に構成す る。 可動接点ブロック13は、接極子12の長手方向略中央の側面から突設された 接点バネ支持部14と、この接点バネ支持部14から接極子12と略平行に延設 された片持ちばり状の4組の接点バネ15…(…は複数を示す。以下同じ。)と 、これらの接点バネ15…の先端に固着された可動接点19…とからなる。 なお、接点バネ支持部14は電気絶縁性樹脂で構成する。
【0016】 この図で手前側に示す左右2組の接点バネ15,15(以下、「一対の接点バ ネA」と称する。)は一体に形成され、さらに、揺動バネ片部16と共通端子部 17とを一体に設けている。 揺動バネ片部16は、揺動支点とされた上記接極子12(図2参照)の突条1 2aと対応する位置に一対の接点バネAと直交する方向に延接されている。
【0017】 共通端子部17は、一対の接点バネAと同方向に延び且つ揺動バネ片部16の 端部から下方に折曲げ形成されている。このため、共通端子部17を有する一対 の接点バネAの展開した形状は細長いものであり、上記図5に示す従来の共通端 子部102a付き接点バネ102のように平面視T字状の展開形状と異なり、板 材からの材料取りが良く(板材から多数の接点バネを取り易い)、材料の無駄が 少ない。 また、各接点バネ15,15及び揺動バネ片部16は、接点バネ支持部14で 接極子12にそれぞれ固定されることにより、それぞれ独立してばね作用をする ことができる。
【0018】 この図で奥側に示す一対の接点バネA(左右2組の接点バネ15,15)も、 揺動バネ片部16と共通端子部17とを一体に設けており、手前側に示す一対の 接点バネAと同一構成で且つ対称形に構成されている。 各揺動バネ片部16の下側にスリット16aが設けられることにより、接点バ ネブロック11は揺動バネ片部16を揺動軸として揺動可能である。
【0019】 再び図1にもどり、ボディブロック21を説明する。 ボディブロック21は、有極電磁石ブロック2のコイル5に電源を印加するた めの電源端子(+)22及び電源端子(−)23と、可動接点19…と接触しブ レーク接点を形成する固定接点24,24及びメーク接点を形成する固定接点2 5,25と、固定接点24,24と接続された固定接点端子24a,24aと、 固定接点25,25と接続された固定接点端子25a,25aと、接点バネブロ ック11の共通端子部17,17を圧入することで固着する溝部26,26(こ の図では手前側だけを示す)とを備えている。
【0020】 図4は本考案に係る回転支点型有極リレーの組立状態の斜視図であり、有極電 磁石ブロック2及び接点バネブロック11がボディブロック21に収納され、さ らに、カバー28で覆われている状態を示す。 共通端子部17は、ボディブロック21の外壁面に形成した溝部26に、圧入 により固着されている。
【0021】 次に、上記構成の回転支点型有極リレーの動作を図1に基づき説明する。 コイル5に電源が印加されない無励磁の状態では、矩形状永久磁石7の磁化作 用により、接極子12の端部12bが磁極4dに接触した状態にあり、矩形状永 久磁石7→接極子12→接極子12の端部12b→磁極4d→平板状継鉄6→矩 形状永久磁石7のループで磁束を発生する磁気回路を形成し、接極子12の端部 12bは磁極4dと接触が安定した単安定(シングルステイブル)状態を維持す る。
【0022】 単安定状態では、接極子12の端部12b側に配置された可動接点19は固定 接点24に接触し、その結果、共通端子部17と固定接点端子24aとが電気的 導通状態を形成する。
【0023】 一方、コイル5に予め設定された極性の電源が印加された励磁状態では、有極 電磁石ブロック2が電磁石を形成し、接極子12は長手方向の中心を支点として 反転する。このため、接極子12の端部12bは磁極4dから離れ、接極子12 の端部12cが磁極4eと接触し、鉄芯4→平板状継鉄6(磁気抵抗調整部6b )→矩形状永久磁石7→接極子12→接極子12の端部12c→磁極4e→鉄芯 4のループで磁束を発生する磁気回路を形成し、接極子12の端部12cは磁極 4eと接触し、この安定状態はコイル5に電源が印加されている限り維持される 。
【0024】 この状態では、接極子12の端部12b側に配置された可動接点19は固定接 点24から離れ、接極子12の端部12c側に配置された可動接点19は固定接 点25に接触し、その結果、共通端子部17と固定接点端子24aとが電気的に 絶縁され(ブレーク状態)、共通端子部17と固定接点端子25aとが電気的に 導通状態(メーク状態)を形成する。
【0025】 この状態から、コイル5に印加した電源を除くと、接極子12は再び反転して 最初の無励磁状態に戻り、共通端子部17と固定接点端子24aとが電気的導通 状態を形成する安定状態に復帰する。
【0026】 なお、上記実施例において、有極電磁石はシングルステイブル型有極電磁石に 限定されず、例えば、凹部6aを平板状継鉄6の中心に対して対称に形成し、磁 気抵抗調整部6bを設けないことにより、双安定状態を形成するラッチング型有 極電磁石を構成することができる。
【0027】
以上説明したように、本考案に係る回転支点型有極リレーは、接点バネに、接 極子の揺動支点と対応する位置に接点バネと直交する方向に一体に延設された揺 動バネ片部と、接点バネと同方向に延び且つ揺動バネ片部の端部から折曲げ形成 されボディブロックに配設される共通端子部とを設けたことにより、板材からの 材料取りが良く(板材から多数の接点バネを取り易い)、材料の無駄を少なくす ることができる。
【図1】本考案に係る回転支点型有極リレーの分解斜視
図
図
【図2】本考案に係る有極電磁石ブロックの組立断面図
【図3】本考案に係る接点バネブロックの斜視図
【図4】本考案に係る回転支点型有極リレーの組立状態
の斜視図
の斜視図
【図5】従来の回転支点型有極リレーの分解斜視図
1…回転支点型有極リレー、2…有極電磁石ブロック、
3…コイルブロック、4…鉄芯、4a…水平部、4b,
4c…立上り部、4d,4e…先端部(磁極)、5…コ
イル、6…平板状継鉄、7…永久磁石(矩形状永久磁
石)、11…接点バネブロック、12…接極子、12a
…突状、14…接点バネ支持部、15…接点バネ、16
…揺動バネ片部、17…共通端子部、19…可動接点、
21…ボディブロック、26…溝部、A…一対の接点バ
ネ。
3…コイルブロック、4…鉄芯、4a…水平部、4b,
4c…立上り部、4d,4e…先端部(磁極)、5…コ
イル、6…平板状継鉄、7…永久磁石(矩形状永久磁
石)、11…接点バネブロック、12…接極子、12a
…突状、14…接点バネ支持部、15…接点バネ、16
…揺動バネ片部、17…共通端子部、19…可動接点、
21…ボディブロック、26…溝部、A…一対の接点バ
ネ。
Claims (1)
- 【請求項1】 有極電磁石ブロックと、この有極電磁石
ブロックの電磁石作用により揺動して前記有極電磁石ブ
ロックの磁極に接触する接極子と、この接極子の長手方
向略中央の側面から突設された接点バネ支持部と、この
接点バネ支持部から前記接極子に略平行に延設された接
点バネと、前記接点バネに相対向してボディブロックに
配設された固定接点とからなり、これらの各部材を前記
ボディブロックに収納し、前記接点バネは、前記接極子
の揺動支点と対応する位置に接点バネと直交する方向に
一体に延設された揺動バネ片部と、前記接点バネと同方
向に延び且つ揺動バネ片部の端部から折曲げ形成され前
記ボディブロックに配設される共通端子部とを設けたこ
とを特徴とする回転支点型有極リレー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994006652U JP3005085U (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | 回転支点型有極リレー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994006652U JP3005085U (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | 回転支点型有極リレー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3005085U true JP3005085U (ja) | 1994-12-06 |
Family
ID=43140994
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994006652U Expired - Lifetime JP3005085U (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | 回転支点型有極リレー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3005085U (ja) |
-
1994
- 1994-06-09 JP JP1994006652U patent/JP3005085U/ja not_active Expired - Lifetime
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