JP3005221U - 回転支点型有極リレー - Google Patents

回転支点型有極リレー

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 有極電磁石ブロック11と、有極電磁石ブロ
ックの電磁石作用により揺動して有極電磁石ブロックの
磁極に接触する接極子3と、接極子の長手方向略中央の
側面から突設された接点バネ支持部5と、接点バネ支持
部から接極子に略平行に延設された片持ちばり状の第1
接点バネ6と、接点バネ支持部に第1接点バネの反対側
に延設され第1接点バネとばね定数の異なる第2接点バ
ネ7と、第1固定接点24に対向して第1接点バネの先
端に形成された可動接点8と、第2固定接点25に対向
して第2接点バネの先端に形成された可動接点8とから
なる回転支点型有極リレー1。 【効果】 従来のように複雑な形状で高価格の山型永久
磁石を用いないで、シングルステイブル型の回転支点型
有極リレーを構成できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、有極電磁石を改良した回転支点型有極リレーに関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は従来の回転支点型有極リレーの有極電磁石の断面図であり、図5(a) に従来のラッチング型有極電磁石、図5(b)にシングルステイブル型有極電磁 石を示す。
【0003】 従来の有極電磁石100は、略コの字型の鉄芯101にコイル102を巻いて 組立てたコイルブロック103と、鉄芯101の磁極101aおよび磁極101 b間にレーザ溶接等で固着した山型永久磁石104と、山型永久磁石104の頂 点位置Cに接した突条105aを揺動支点として左右に揺動する接極子105と からなる。
【0004】 山型永久磁石104を、例えば長手方向の両端がS極に磁化し、さらに、図5 (a)のように山型の頂点位置CをN極に磁化した場合にはラッチング型有極電 磁石が構成され、図5(b)のように山型の頂点位置Cから所定の距離Lに離れ た位置をN極に磁化した場合にはシングルステイブル型有極電磁石が構成される 。
【0005】 接極子105は、突条105aを揺動支点として左右に揺動し、コイルブロッ ク103に予め決められた極性の電源が印加された場合にのみ一方の磁極(例え ば、磁極101a)から他方の磁極(例えば、磁極101b)へ接続が切替えら れる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
従来の有極電磁石100は、永久磁石に山型永久磁石104を用いて、山型永 久磁石104の頂点に接した接極子105の突条105aを中心として揺動する よう構成されているため、山型永久磁石104の寸法に高精度が要求されるとと もに、形状が複雑となりコストアップを招く。
【0007】 また、山型永久磁石104のN極の磁化位置をラッチング型とシングルステイ ブル型で別にしなければならず、また磁化した山型永久磁石104は目視チェッ クでラッチング型なのかシングルステイブル型かの区別ができないため、磁化作 業や管理が煩わしい。
【0008】 そこで、本考案の目的は、複雑な形状をした高価格の山型永久磁石を用いずに 単純な構成にし、永久磁石と接極子との位置合せや調整が不要なシングルステイ ブル型の回転支点型有極リレーを提供することにある。 また、ラッチング型とシングルステイブル型とで永久磁石を共用可能とするこ とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するべく本考案の回転支点型有極リレーは、有極電磁石ブロッ クと、この有極電磁石ブロックの電磁石作用により揺動して前記有極電磁石ブロ ックの磁極に接触する接極子と、この接極子の長手方向略中央の側面から突設さ れた接点バネ支持部と、この接点バネ支持部から前記接極子に略平行に延設され た片持ちばり状の第1接点バネと、前記接点バネ支持部に前記第1接点バネの反 対側に延設され前記第1接点バネとばね定数の異なる第2接点バネと、リレーの 第1固定接点に対向して前記第1接点バネの先端に形成された可動接点と、リレ ーの第2固定接点に対向して前記第2接点バネの先端に形成された可動接点とか ら構成する。
【0010】 具体的には、前記第2接点バネの板幅を、第1接点バネの板幅と相違させるこ とで、ばね定数を異ならせる。
【0011】 また、前記第2接点バネの長さを、第1接点バネの長さと相違させることで、 ばね定数を異ならせてもよい。
【0012】
【作用】
コイルへ電源を印加すると接極子が反転するので、ばね定数の大きい方の接点 バネ(第1接点バネ)が第1固定接点側に押し付けられて弾性変形する。 コイルへの電源の印加を解除すると、第1接点バネの復元力(第1接点バネが 原形に復元しようとする力)で、接極子が無励磁状態に再び反転する。 このように、回転支点型有極リレーはシングルステイブル型(単安定型)の動 作をする。
【0013】 また、永久磁石を単純な矩形状の構成にできるので、この永久磁石と接極子と の位置合せや調整が不要である。
【0014】 さらに、互いにばね定数が異なる第1接点バネと第2接点バネとを備えて構成 した接点バネブロックと、互いにばね定数が同一の第1接点バネと第2接点バネ とを備えて構成した接点バネブロックとの、いずれか一方を永久磁石の上面に配 設することにより、接点バネブロック以外の部材を共用して、シングルステイブ ル型(単安定型)の回転支点型有極リレーとラッチング型(双安定型)の回転支 点型有極リレーとを構成できる。
【0015】 第2接点バネの板幅を、第1接点バネの板幅と相違させることにより、同一材 料でばね定数を異ならせることができる。
【0016】 第2接点バネの長さを、第1接点バネの長さと相違させることにより、同一材 料でばね定数を異ならせることができる。
【0017】
【実施例】
本考案の実施例を添付図面に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向 きに見るものとする。 図1は本考案に係る回転支点型有極リレー(第1実施例)の分解斜視図であり 、回転支点型有極リレー1は、接点バネブロック2と、有極電磁石ブロック11 と、これらのブロック2,11を収納するボディブロック21と、ブロック2, 11を覆うカバー(図示せず)とからなる。
【0018】 接点バネブロック2は、接極子3と可動接点ブロック4とからなり、両者は一 体的に構成する。 可動接点ブロック4は、接極子3の長手方向略中央の側面から突設された接点 バネ支持部5と、この接点バネ支持部5から接極子3に略平行に延設された片持 ちばり状の2組の第1接点バネ6,6と、接点バネ支持部5に第1接点バネ6, 6の反対側に延設され第1接点バネ6,6とばね定数(接点バネを単位量たわま せるのに必要な荷重)の異なる第2接点バネ7,7と、これらの接点バネ6,6 ,7,7の先端に固着された可動接点8…(…は複数を示す。以下同じ。)と、 接点バネ支持部5から相反する方向に延びた左右2組の接点バネ6,7と一体形 成された固定部9とからなる。
【0019】 この図で手前側に示す左右2組の接点バネ6,7同士、奥側に示す左右2組の 接点バネ6,7同士は、同一材料且つ同一板厚で一体に形成されており、接点バ ネ支持部5からの延設長さも同一である。
【0020】 接点バネ6,7のばね定数k(N/mm)は、一般に次式で算出することがで きる。 ばね定数k=P/δ ただし、P;接点バネにかかる荷重(N) δ;接点バネのたわみ(mm)
【0021】 第1接点バネ6,6は、第2接点バネ7,7よりもばね定数kを大きくするた めに、その板幅t1を第2接点バネ7,7の板幅t2よりも大きく設定されてい る。 なお、接点バネ支持部5は電気絶縁性樹脂材料で構成する。また、6a,7a は各接点バネ6,7に設けられたスリットである。
【0022】 次に、有極電磁石ブロック11について図2で詳細に説明する。 図2は本考案に係る有極電磁石ブロック(第1実施例)の組立断面図であり、 有極電磁石ブロック11と接極子3とからなる構成体は、有極電磁石を構成する 。 有極電磁石ブロック11は、コイルブロック12と、このコイルブロック12 の磁極13d,13e間(後述する略コの字状の鉄芯13の各先端部間)に圧入 で固着され、鉄芯13との間で磁気回路を形成する平板状継鉄16と、この平板 状継鉄16の上面に形成された凹部16aと、この凹部16aに配設された矩形 状永久磁石(永久磁石)17とからなる。
【0023】 接極子3は、矩形状永久磁石17の上面に突条3aを当接し、且つ、磁極13 d,13e間の中心線X位置で前記突条3aを揺動支点として左右に揺動し、両 端部3b及び3cをコイルブロック12の磁極13d,13eに接触するもので ある。
【0024】 コイルブロック12は、水平部13aとこの水平部13aの左右の立上がり部 13b,13cとからなる略コ字状の鉄芯13と、前記水平部13aに巻かれた コイル14とからなる。 コイルブロック12は、電源端子22,23間(図1参照)に予め極性が決定 された電源を印加することにより、コイル14に流れる電流方向に対応(右手親 指の法則)した磁極13d,13eの極性(N極、S極)が設定され、一方、コ イル14の巻数とコイル14に流れる電流値の積(アンペアターン、起磁力)に 比例し、磁気回路の抵抗(磁気抵抗)に反比例した磁束を発生するものである。
【0025】 平板状継鉄16は、鉄芯13の各先端部(磁極)13d,13e間の中心線X に対して両側の磁気抵抗が等しくなるように互いに左右対称形に形成されている 。 平板状継鉄16の上面には、中心線X位置に凹部16aが形成されている。 矩形状永久磁石17は、凹部16a内に配設されるように凹部16aの形状並 びに寸法に合せて形成され、さらに、凹部16aの底面と接する下面側がS極、 上面側がN極となるように磁化されている。
【0026】 接極子3は、中心線X位置で突条3aを揺動支点として左右に揺動するように 配設されている。 このように、有極電磁石ブロック11は、中心線Xを垂直方向に下ろした断面 を中心にして左右対称の構成であり、ラッチング動作が可能となる。
【0027】 再び図1にもどり、ボディブロック21を説明する。 ボディブロック21は、有極電磁石ブロック11のコイル14に電源を印加す るための電源端子(+)22及び電源端子(−)23と、第1接点バネ6,6の 可動接点8,8に相対向して配設された第1固定接点24,24(ブレーク接点 を形成)と、第2接点バネ7,7の可動接点8,8に相対向して配設された第2 固定接点25,25(メーク接点を形成)と、第1固定接点24,24と接続さ れた固定接点端子24a,24aと、第2固定接点25,25と接続された固定 接点端子25a,25aと、接点バネブロック2の固定部9,9がレーザ溶接等 で固着された固着片26,26と、この固着片26,26と接続された共通接点 端子26a,26aとを備えている。
【0028】 次に、本考案に係る回転支点型有極リレーの動作を説明する。 図3(a)〜(d)は本考案に係る回転支点型有極リレー(第1実施例)の動 作説明図である。 図3(a)はコイルブロック12に電源が印加されていない無励磁の安定状態 を示し、接極子3は端部3b,3cが矩形状永久磁石17の磁化状態によって共 にN極となり、一方、例えば磁極13dはN極、磁極13eはS極の状態にある ため、接極子3は磁極13e側に接触した状態となっている。
【0029】 この状態では、磁極13e―平板状継鉄16―矩形状永久磁石17―接極子3 ―磁極13eのループで磁気回路が形成され、磁束Φ1が矢印の向きに発生する 。このため、接極子3の端部3cは磁極13eと接触が安定した単安定(シング ルステイブル)状態を維持する。
【0030】 そして、第1接点バネ6の可動接点8は第1固定接点24から離れ、第2接点 バネ7の可動接点8は第2固定接点25に接触している。 また、この状態では、第2接点バネ7の復元力(第2接点バネ7が原形へ復元 しようとする力)が矩形状永久磁石17による端部3cと磁極13eとの間の吸 引力よりも下回っている。このため、吸引力によって、第2接点バネ7は第2固 定接点25側に押し付けられて弾性変形している。
【0031】 無励磁状態から、図3(b)のようにコイルブロック12に電源を印加した励 磁直後、コイルブロック12で構成される電磁石は、例えば磁極13eがS極か らN極に変化し、磁極13dがN極からS極に変化するため、接極子3の端部3 cと磁極13eには反発力、接極子3の端部3bと磁極13dには吸引力が作用 する。 この状態では、図3(a)の磁束Φ1に加え、電源印加に伴う鉄芯13―平板 状継鉄16―鉄芯13のループで磁気回路が形成され、磁束Φ2が発生する。 この時点ではまだ、第1接点バネ6の可動接点8が第1固定接点24から離れ 、第2接点バネ7の可動接点8が第2固定接点25に接触した状態にある。
【0032】 図3(c)は図3(b)状態から接極子3が磁極13e側から離れて磁極13 d側に接触した反転状態を示す。 この状態では、矩形状永久磁石17により、磁極13d―平板状継鉄16―矩 形状永久磁石17―接極子3―磁極13dのループで磁気回路が形成されて磁束 Φ4が発生するとともに、電磁石により、鉄芯13―平板状継鉄16―矩形状永 久磁石17―接極子3―磁極13d―鉄芯13のループで磁気回路が形成されて 磁束Φ5が発生する。
【0033】 なお、図3(b)で平板状継鉄16の左半分の磁束Φ2は、接極子3と磁極1 3dの接触により形成されるバイパス路(平板状継鉄16の中心部―接極子3― 磁極13d)の磁気抵抗が小さいことと、磁束Φ3によるキャンセルにより極め て小さい値となる。
【0034】 この接極子3が反転した状態では、第1接点バネ6の可動接点8は第1固定接 点24に接触し、第2接点バネ7の可動接点8は第2固定接点25から離れてい る。そして、電磁石による端部3bと磁極13dとの間の吸引力で、第1接点バ ネ6が第1固定接点24側に押し付けられて弾性変形している。
【0035】 この状態から、電源を除くと図3(d)の状態に移行して、矩形状永久磁石1 7により、磁極13d―平板状継鉄16―矩形状永久磁石17―接極子3―磁極 13dのループで磁気回路が形成されて磁束Φ6が発生する。 この状態では、電磁石の吸引力が解除されるので、第1接点バネ6の復元力( 第1接点バネ6が原形へ復元しようとする力)が矩形状永久磁石17による端部 3bと磁極13dとの間の吸引力よりも上回る。このため、第1接点バネ6の復 元力により、接極子3は再び反転して図3(a)の状態に戻り、安定状態に復帰 する。
【0036】 このように、第1接点バネ6が第2接点バネ7よりもばね定数kを大きく設定 されているので、回転支点型有極リレーはシングルステイブル型(単安定型)の 動作をすることになる。
【0037】 次に、図4に基づき第2実施例を説明する。なお、上記図1〜図3に示す第1 実施例と同構成については同一符号を付し、その説明を省略する。 図4は本考案に係る接点バネブロック(第2実施例)の平面図であり、接点バ ネブロック32は、接極子3と可動接点ブロック34とからなり、両者は一体的 に構成する。
【0038】 可動接点ブロック34は、接極子3の長手方向略中央の側面から突設された接 点バネ支持部35と、この接点バネ支持部35から接極子3に略平行に延設され た片持ちばり状の2組の第1接点バネ36,36と、接点バネ支持部35に第1 接点バネ36,36の反対側に延設され第1接点バネ36,36とばね定数の異 なる第2接点バネ37,37と、これらの接点バネ36,36,37,37の先 端に固着された可動接点8…と、接点バネ支持部5から相反する方向に延びた左 右2組の接点バネ36,37と一体形成された固定部9とからなる。
【0039】 この図で下側に示す左右2組の接点バネ36,37同士、上側に示す左右2組 の接点バネ36,37同士は、同一材料且つ同一板厚で一体に形成されており、 板幅も同一である。 第1接点バネ36,36は、第2接点バネ37,37よりもばね定数kを大き くするために、その接点バネ支持部35からの延設長さL1を第2接点バネ37 ,37の延設長さL2よりも短く設定されている。 なお、36a,37aは各接点バネ36,37に設けられたスリットである。
【0040】 このように、上記第1実施例及び第2実施例で説明した接点バネブロック2, 32は、互いにばね定数が異なる第1接点バネ6,36と第2接点バネ7,37 とを備えた接点バネブロックであり、これらの接点バネブロック2,32を有極 電磁石ブロック11並びにボディブロック21に配設することでシングルステイ ブル型(単安定型)の回転支点型有極リレーを構成する。
【0041】 ところで、これらの接点バネブロック2,32は、第1接点バネ6,36のば ね定数と、第2接点バネ7,37のばね定数とを同一に設定することで、ラッチ ング型(双安定型)の回転支点型有極リレーを構成することができる。 すなわち、接点バネブロック2,32は、シングルステイブル型とラッチング 型とで、接点バネのばね定数が相違するか同一であるかの違いはあるものの、そ の他の寸法が全て同一であり、回転支点型有極リレーの製造工程においていずれ か一方を選択すればよく、接点バネブロック2,32以外の部材(矩形状永久磁 石17を含む)を共用化できる。 なお、この場合には、図5(a)に示す従来のラッチング型有極電磁石100 における接極子105に、可動接点ブロック4,34を組合せた構成にも適用で きる。
【0042】
【考案の効果】
本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。 請求項1の回転支点型有極リレーは、有極電磁石ブロックと、この有極電磁石 ブロックの電磁石作用により揺動して前記有極電磁石ブロックの磁極に接触する 接極子と、この接極子の長手方向略中央の側面から突設された接点バネ支持部と 、この接点バネ支持部から接極子に略平行に延設された片持ちばり状の第1接点 バネと、接点バネ支持部に第1接点バネの反対側に延設され第1接点バネとばね 定数の異なる第2接点バネと、リレーの第1固定接点に対向して前記第1接点バ ネの先端に形成された可動接点と、リレーの第2固定接点に対向して前記第2接 点バネの先端に形成された可動接点とからなることにより、コイルへの電源の印 加を解除した時点で、ばね定数の大きい方の接点バネが復元力で接極子を無励磁 状態に反転させるシングルステイブル型の回転支点型有極リレーを構成するので 、従来のように複雑な形状で高価格の山型永久磁石を用いる必要がなく、コスト 低減になる。 また、永久磁石を単純な矩形状の構成にすることができ、この永久磁石と接極 子との位置合せや調整が不要である。
【0043】 さらに、互いにばね定数が異なる第1接点バネと第2接点バネとを備えて構成 した接点バネブロックと、互いにばね定数が同一の第1接点バネと第2接点バネ とを備えて構成した接点バネブロックとの、いずれか一方を永久磁石の上面に配 設することにより、接点バネブロック以外の部材(永久磁石を含む)を共用して 、シングルステイブル型の回転支点型有極リレーとラッチング型の回転支点型有 極リレーとを、極めて簡単に構成できる。
【0044】 請求項2の回転支点型有極リレーは、第1接点バネと第2接点バネとのばね定 数を異ならせるのに、互いに板幅を相違させたことにより、各接点バネを同一材 料で且つ全体の寸法を変えずに構成できるので、回転支点型有極リレーが大型化 することなく、簡単に構成できる。
【0045】 請求項3の回転支点型有極リレーは、第1接点バネと第2接点バネとのばね定 数を異ならせるのに、互いに長さを相違させたことにより、各接点バネを同一材 料で且つ全体の寸法を変えずに構成できるので、回転支点型有極リレーが大型化 することなく、簡単に構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る回転支点型有極リレー(第1実施
例)の分解斜視図
【図2】本考案に係る有極電磁石ブロック(第1実施
例)の組立断面図
【図3】本考案に係る回転支点型有極リレー(第1実施
例)の動作説明図
【図4】本考案に係る接点バネブロック(第2実施例)
の平面図
【図5】従来の回転支点型有極リレーの有極電磁石の断
面図
【符号の説明】
1…回転支点型有極リレー、2,32…接点バネブロッ
ク、3…接極子、3a…突状、5,35…接点バネ支持
部、6,36…第1接点バネ、7,37…第2接点バ
ネ、8…可動接点、11…有極電磁石ブロック、12…
コイルブロック、13…鉄芯、13a…水平部、13
b,13c…立上り部、13d,13e…先端部(磁
極)、14…コイル、16…平板状継鉄、17…矩形状
永久磁石(永久磁石)、21…ボディブロック、24…
第1固定接点、25…第2固定接点。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有極電磁石ブロックと、この有極電磁石
    ブロックの電磁石作用により揺動して前記有極電磁石ブ
    ロックの磁極に接触する接極子と、この接極子の長手方
    向略中央の側面から突設された接点バネ支持部と、この
    接点バネ支持部から前記接極子に略平行に延設された片
    持ちばり状の第1接点バネと、前記接点バネ支持部に前
    記第1接点バネの反対側に延設され前記第1接点バネと
    ばね定数の異なる第2接点バネと、リレーの第1固定接
    点に対向して前記第1接点バネの先端に形成された可動
    接点と、リレーの第2固定接点に対向して前記第2接点
    バネの先端に形成された可動接点とからなる回転支点型
    有極リレー。
  2. 【請求項2】 前記第2接点バネは、前記第1接点バネ
    と板幅が相違することを特徴とする請求項1記載の回転
    支点型有極リレー。
  3. 【請求項3】 前記第2接点バネは、前記第1接点バネ
    と長さが相違することを特徴とする請求項1記載の回転
    支点型有極リレー。
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