JP3004386B2 - 構築物の開口上部構造 - Google Patents

構築物の開口上部構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は構築物の開口上部を雄雌
連結型の建築用パネル(以下、単にパネルという)と、
スタータ材、および支持材を用いて、既存のALCパネ
ル用の外付け、半外付けサッシに取り付けるための構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図13に示すようにALCパネル
bと、ALCパネル用の外付け、半外付けサッシEを用
いた開口上部構造aは、壁下地αにALCパネルbを取
り付けた後に、ALCパネルbとサッシE間の空隙γに
モルタルを注入し、さらにサッシEの固定部E2 をガイ
ドとしてサッシEとALCパネルb間の空隙をバックア
ップ材Fとコーキング材Gで充填する構造が一般的であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、サッシ
Eに雄雌連結構造を有するパネルBを取り付けた際に
は、パネルB下端とサッシEとの空隙が拡大し、この空
隙をバックアップ材Fとコーキング材Gで無理に充填し
ようとすると構造上不安定となり、コーキング材Gの剥
落を招く等の防水性、気密性に大きな欠点があると共
に、パネルBを支持しているスタータ材Cが外観に現れ
てしまい、美観性を損ねる等の大きな欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような欠点
を除去するため、開口上部においてスタータ材Cに支持
されているパネルBと、サッシE間に支持体Dを介在さ
せ、サッシEの固定部E2 に支持体Dの固定片30を固
定具βを介して固定、一体化すると共に、開口上部Aに
配設したスタータ材Cにより支持されているパネルBと
サッシE間を支持体Dによりカバーすることで、スター
タ材Cを外観に一切現れないようにし、さらには、開口
上部Aの防水性、気密性、意匠性、構造安定性を向上し
た構築物の開口上部構造を提供するものである。
【0005】
【実施例】以下に図面を用いて本発明に係る構築物の開
口上部構造について詳細に説明する。図1は上記構築物
の開口上部構造の代表例であり、開口上部構造Aにおい
て、壁下地α、パネルB、スタータ材C、支持体D、サ
ッシEとからなる構造である。パネルBは雄雌連結構造
を有するものであり、例えば図2に示すように表面材
1、裏面材17、芯材20からなるサンドイッチ構造の
パネルBである。表面材1、および裏面材17は金属薄
板材、あるいは合成樹脂材等よりなり、例えばAl、F
e、Cu、ステンレス、アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板、
カラー鋼板、ホーロー鋼板、フッ素樹脂塗装鋼板、クラ
ッド鋼板、サンドイッチ鋼板等の一種をプレス成形、押
出成形、ロール成形等によって形成したものである。
【0006】さらに詳説すると、表面材1は図3に示す
ように、横長の化粧面部2と、雄型連結部6、雌型連結
部12とから樋状部1aを形成したものであり、化粧面
部2は化粧面2aの長手方向の両端縁を内方に任意角度
で屈曲した側壁3、4と、側壁3の下端縁を外方に突出
した目地下地5とから形成したものである。さらに表面
材1の長手方向の両端縁には、表面材1を略直角に芯材
20側に屈曲した下舌片23を形成し、全体として表面
材1を箱折り状に形成したものである。下舌片23はパ
ネルB全体の機械強度を向上すると共に、パネルBの表
面材1のフラット性を向上させ、さらにはパネルB同士
で形成される縦目地部(図示せず)においてコーキング
処理を行う際のコーキング材Gが接着する部分としても
機能するものである。
【0007】雄型連結部6は目地下地5の先端をさらに
外方に突出した上縁8と、上縁8の先端を内方に略コ字
状に屈曲した下縁9よりなる差込縁7と、差込縁7の上
縁8に形成した凹状の固定溝10と、下縁9の先端を内
方にL字状に屈曲した補強片11よりなるものである。
差込縁7は図8に示すように、後記する雌型連結部12
の嵌合溝15に挿入され壁下地αに固定される部分であ
ると共に、固定溝10に釘等の固定具βを打設してパネ
ルBを壁下地αに固定する固定部として機能する部分で
ある。また凹状の固定溝10は、固定具βの釘頭の高
さ、および幅よりも大きく形成し、固定具βが目地下地
5の面よりも上方に突出しないようにし、パネルBを係
合する際に、後記する上面13と目地下地5、上縁8と
の接触部分に間隙を形成させず、さらにこの固定溝10
により空隙を形成して毛細管現象を防止し、防水性を強
化するようにしたものである。また、補強片11は芯材
20内に介在させることにより表面材1と芯材20の一
体化を強化すると共に、差込縁7が嵌合溝15に挿入さ
れた際に差込縁7が下面14により押圧され変形するの
を防止し、確実に固定するのに役立つものである。
【0008】雌型連結部12は側壁4の下端縁を内方に
屈曲した上面13と、上面13の先端を外方に屈曲した
下面14と、上面13と下面14とから断面略コ字状に
形成した嵌合溝15と、下面14の先端を内方に屈曲し
た補強片16とからなるものである。さらに詳説する
と、差込縁7の先端から固定溝10の側壁3側の端縁ま
での長さをl3 、上面13の長さをl4 とすると、l3
<l4 の関係とし、図8に示すように上面13により固
定具βの頭部を被覆し、防水性、美観性の向上を図るも
のである。また、嵌合溝15は、雄型連結部6の差込縁
7に係合され壁下地αにパネルAを固定する部分であ
る。なお、化粧面2aに形成した段差2b、2cは、化
粧目地を階段状とすることにより、目地部の立体化、明
確化を図り、意匠性を向上するものである。
【0009】裏面材17は図4に示すように、長尺状板
材の一端縁を内方に板材と略平行でコ字状に屈曲した延
長部18と、他端縁を垂直方向に屈曲しさらに板材と略
平行で外方に屈曲して形成した切り欠き部19とから形
成したものであり、図では延長部18、切り欠き部19
の先端を上方に屈曲して安定片18a、19aを形成
し、係合時のガイド面、生産時の型として機能させ、こ
れらより樋状部、17aを形成したものである。この裏
面材17は後記する芯材20の裏面を覆ってパネルBを
サンドイッチ構造体とし、パネルB自体の機械強度を向
上すると共に、不燃シート、防水膜、遮熱シート、吸水
シート、防音シート、パッキング材などの1つの機能と
して役立つものであり、その素材としては前記表面材1
と同質の素材、あるいはアスベスト紙、クラフト紙、ア
スファルトフェルト、金属箔(Al、Fe、Pb、C
u)、合成樹脂シート、ゴムシート、布シート、石膏
紙、水酸化アルミ紙、ガラス繊維不織布等の1種、また
は2種以上をラミネートしたもの、防水処理、難燃処理
されたシートなどからなるものである。その装着は、後
記する芯材20により一体に形成すると共に、下縁9、
芯材20、延長部18により断面凹状の係合溝21を、
下面14、芯材20、切り欠き部19により断面凸状の
係合片22を形成し、図8に示すように差込縁7と嵌合
溝15との係合と共に、係合溝21に係合片22を落と
し込むように係合し、壁下地αにパネルBを固定するも
のである。また、延長部18、切り欠き部19は、防火
性、防水性(雨水の壁下地αへの浸入防止)、気密性を
大幅に向上するためのものであり、特に万が一の火災に
対して、裏面17bまで火炎が侵入するのを防止し、耐
火試験に合格し得るパネルBとするためのものである。
なお、図では耐火性をさらに向上するために、表面材1
と裏面材17が接触しないように形成し、熱橋を防止し
ている。
【0010】芯材20は主に合成樹脂発泡体を用い、断
熱材、補強材、防音材、緩衝材、防火材、接着材等とし
て機能するものであり、例えばポリイソシアヌレートフ
ォーム、フェノールフォーム、ポリウレアフォーム、ポ
リイミドフォーム等の合成樹脂発泡体、およびこれら合
成樹脂発泡体に難燃剤(硼酸塩、珪酸塩、リン酸塩
等)、難燃助剤(石膏スラグ、タルク、シラスバルーン
等)、骨材(パーライト、ガラスビーズ等)、繊維状物
(長、短繊維)等を混入したもの、パーライトの周囲に
フェノールフォーム粉末をコーティングし、これを加
温、加圧して発泡させたもの、あるいは石膏ボード、岩
綿ボード、グラスウールボード、ALC、インシュレー
ションボード、木片チップボード、グラスウール等より
なり、単一素材、あるいは複数の素材を組み合わせて形
成するものである。すなわち、例えば図5に示すよう
に、芯材20はパーライト粒25をバインドしたフェノ
ールフォーム26とし、表面材1、裏面材17を金属製
の不燃材から形成すると共に、表面材1、裏面材17と
芯材20間に繊維状の不織布24を介在させ、耐火1時
間試験に合格するパネルBとしたものである。不織布2
4は例えば高吸水性高分子を含浸させたものであり、表
面材1、裏面材17と芯材20との接着力を強化すると
共に、パネルB全体の機械強度を向上させるものであ
る。なお、パーライト粒25の粒径としては1mm〜30
mm程度であり、例えば大径のパーライト粒25に小径の
パーライト粒25を介在させたりすることもできる。ま
た芯材20の形成は、図では表面材1と裏面材17の樋
状部1a、17aに充填すると共に、表面材1と裏面材
17とが連結部において接触しないようにしており、表
面材1が火災等により加熱されても、その熱が裏面材1
7へ伝わらないようにし、熱橋防止による耐火性、断熱
性、耐結露性の向上を図るものである。
【0011】次にCは図6に示すように長尺状、もしく
は短尺状のスタータ材であり、材質は前記パネルBの表
面材1と同質のものが良い。さらに説明するとスタータ
材Cは、略垂直な固定部27と固定部27の途中を略水
平に突出させた受け底辺28と、受け底辺28の端縁を
上方に屈曲した嵌合部29とから形成したものである。
固定部27は土台部(図示せず)や開口上部構造A等に
おける壁下地αに固定具β、もしくは溶接等により固定
する部分である。また、受け底辺28はパネルBの係合
片22を嵌挿する部分であり、嵌合部29はパネルBの
嵌合溝15に嵌挿される部分であり、共にパネルBを支
持する機能を有するものである。
【0012】さらにDは図7に示すように長尺状の支持
体であり、材質は前記パネルBの表面材1と同質のもの
が良い。さらに説明すると支持体Dは、略垂直な固定片
30と固定片30の端縁を外方に屈曲した支持片31
と、支持片31の端縁を内方に屈曲したパネル押さえ部
32と、さらにパネル押さえ部32を内方に屈曲した舌
片33とから形成したものである。固定片30は、後記
するサッシEの固定部E2 にブラインドリベット等の固
定具βを介して固定する部分である。また支持片31は
サッシEに支持体Dを固定している固定具β上部にコー
キング処理を行う際にコーキング材G充填のガイドとし
て機能すると共に、コーキング材Gが接着する部分でも
ある。パネル押さえ部32は、パネルBの上面13と密
着して開口上部構造Aの防水性、気密性を向上させるも
のである。なお舌片33は、開口上部構造Aの防水性、
気密性、構造安定性の向上のために必要に応じて形成し
たものである。
【0013】さらにEはALCパネルb用の外付け、半
外付けタイプの一般的なサッシであり、少なくとも水平
なレール押さえ部E1 と、上方に突出した固定部E2
から形成されたものである。また、Fはバックアップ
材、Gはコーキング材であり、必要に応じてサッシEと
支持体Dを固定している固定具β上を充填し、開口上部
構造Aの防水性と気密性を向上させるものである。
【0014】なお、開口下部については図1に示すよう
に、下部サッシE3、化粧カバーHを用いて納めるもの
である。
【0015】ここで寸法関係について図2〜図4、図
6、図7を用いて簡単に説明する。パネルBの全厚をt
1 、パネルBの働き幅、所謂裏面材17の裏面17bの
幅をW、係合溝21の開口高さをt2 、係合片22の厚
さをt3 、スタータ材Cの受け底辺28の厚さをt4
嵌合部29の厚さをt5 、パネルBにおいて差込縁7の
先端から固定溝10の上縁8側の端縁までの長さを
1 、差込縁7の先端から補強片11の先端までの長さ
をl2 、差込縁7の先端から側壁3側の固定溝10の端
縁までの長さをl3 、側壁4の下端から嵌合溝15の最
奥までの長さをl4 、下縁9の幅をl5 、下面14の長
さをl6 、延長部18、切り欠き部19の長さをl7
8 、スタータ材Cの嵌合部29の長さをl9 、支持体
Dのパネル押さえ部32の長さをl10、パネルBの化粧
面2aから差込縁7の上縁8までの高さをh1 、化粧面
2aから上面13までの高さをh2 、差込縁7の高さを
3 、嵌合溝15の開口高さをh4 、化粧面2aから補
強片11、16までの高さをh5 、h6 、延長部18、
切り欠き部19の高さをh7 、h8 、裏面17bから安
定片18a、19aの先端までの高さをh9 、h10とす
ると、W=300〜900mm位、t1 =30〜100mm
位、t2 >t3 、t4 >t2 +h8 、h1 ≒h2 、h3
<h4 、h5 ≒h6 、h7 ≒h8 、h9 ≒h10、h4
5、l1 >l2 、l3 <l4 、l5 ≒l6 、l7 ≒l
8 、l4 >l9 +l10の関係である。
【0016】次に施工例について簡単に説明する。いま
図1に示すような構築物の開口上部構造Aを図2に示す
ようなパネルB、図6に示すようなスタータ材C、図7
に示すような支持体D、およびALCパネルb用の外付
けサッシEを用いて施工すると仮定する。なお、パネル
Bとしては、表面材1、裏面材17として0.5mm厚の
カラー鋼板を用い、芯材20としてはパーライト粒25
を密充填し、その後にフェノールフォーム26の原料を
吐出し、反応、発泡させ、次にキュアして不織布24を
介して一体化したものである。さらにスタータ材C、支
持体Dとしては1.2mm厚のアルミ押し出し品である。
そこで鉄骨下地、あるいは主柱、間柱、防水シート、断
熱材等からなる壁下地αにあらかじめサッシE、および
スタータ材Cを固定しておいて、支持体Dの固定片30
をサッシEの固定部E2 にブラインドリベット等の固定
具βを介して固定し、スタータ材CとサッシD間の空隙
を支持体Dにより充填する。さらに支持体DをサッシE
に固定している固定具β上をコーキング材Gで充填し、
パネルBをスタータ材Cに落とし込むものである。
【0017】以上説明したのは、本発明に係る構築物の
開口上部構造Aに係る代表例にすぎず、図1において壁
下地α、パネルB、スタータ材C、支持体D、サッシE
間の空隙γにモルタルや発泡ウレタンを注入し、気密
性、断熱性の強化を図ったりすることもできる。また図
9(a)〜(f)、図10(a)〜(d)はパネルBの
変形例であり、図9(a)〜(f)は表面材1と裏面材
17で芯材20をサンドイッチしたパネルBである。さ
らに、図10(a)〜(d)に示すようなパネルBは陶
石、長石、粘土、カオリン等の1種以上からなる粘土を
主原料とし、これに必要によりセメント、石綿、シリ
カ、ガラス繊維、炭素繊維、ウィスカー、スチール繊
維、スラグ、各種骨材を混入した原土を押出成形により
長尺状に成形、あるいはプレスにより成形し、それを所
定温度で焼成したもの、もしくはセメント中に各種骨
材、繊維状物(ガラス繊維、炭素繊維、鉱物繊維等で長
繊維や短繊維)等を混入し、含浸し、押出成形、抄造法
により成形し、蒸気養生し、軽量化、原材料使用量の低
減を図るために中空部20aを形成したものである。
【0018】図11(a)〜(f)はスタータ材Cの変
形例であり、図11(a)は固定部27に固定具βのガ
イドとして機能するガイド溝34を形成したスタータ材
C、図11(b)は受け底辺28を補強したスタータ材
C、図11(c)は嵌合部29に軟質のパッキン29a
を介在させ、パネルBを保護すると共に、パネルBの嵌
合溝15との密着性を強化したスタータ材C、図11
(d)は固定部27を変形し、サッシEの固定部E2
固定具βを介して固定できる固定舌片27aを形成した
スタータ材C、図11(e)は受け底辺28の途中にサ
ッシEの固定部E2 に嵌合する受け溝28aを形成した
スタータ材C、図11(f)は嵌合部29を補強すると
共に、サッシEの固定部E2に固定具βを介して固定で
きる固定舌片28bを形成したスタータ材Cである。
【0019】図12(a)〜(f)は支持体Dの変形例
であり、図12(a)は固定片30に固定具βのガイド
として機能するガイド溝30aを形成し、舌片33を延
長して形成した支持体D、図12(b)は舌片33を切
除した支持体D、図12(c)は舌片33を傾斜して形
成した支持体D、図12(d)、(e)はそれぞれ舌片
33およびパネル押さえ部32に軟質のパッキン33
a、32aを介在させ、密着性を向上し、気密性、防水
性を強化した支持体D、図12(f)はサッシEの固定
部E2 に嵌合する嵌挿溝30bを形成した支持体Dであ
る。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る構築物
の開口上部構造によれば、雄雌連結型のパネルであっ
ても、後付けの支持体を用いることにより、ALCパネ
ル用のサッシに取り付けることができる。開口上部の
パネルおよび、スタータ材とALCパネル用のサッシ間
の空隙を支持体を介して充填するので、無理なコーキン
グ処理を施す必要がなく、構造上安定であると共に施工
性を向上し、かつ、外観からの美観性を向上することが
できる。必要に応じてサッシと支持体を固定している
固定具上にコーキング処理を施すことができるので、さ
らに開口上部の防水性、気密性を向上することができ
る。構造安定性、施工性、防水性、気密性、意匠性を
向上した構築物の開口上部構造となる。等の特徴、効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る構築物の開口上部構造の代表例を
示す説明図である。
【図2】図1において用いられた建築用パネルの代表的
一例を示す説明図である。
【図3】図2において用いられた建築用パネルの表面材
を示す説明図である。
【図4】図2において用いられた建築用パネルの裏面材
を示す説明図である。
【図5】図2において用いられた建築用パネルの芯材の
一例を示す説明図である。
【図6】図1において用いられたスタータ材の代表的一
例を示す説明図である。
【図7】図1において用いられた支持体の代表的一例を
示す説明図である。
【図8】図2において用いられた建築用パネルの連結構
造を示す説明図である。
【図9】本発明に係る構築物の開口上部構造に用いられ
る建築用パネルのその他の例を示す説明図である。
【図10】本発明に係る構築物の開口上部構造に用いら
れる建築用パネルのその他の例を示す説明図である。
【図11】本発明に係る構築物の開口上部構造に用いら
れるスタータ材のその他の例を示す説明図である。
【図12】本発明に係る構築物の開口上部構造に用いら
れる支持体のその他の例を示す説明図である。
【図13】構築物の開口上部構造の従来例を示す説明図
である。
【符号の説明】
α 壁下地 β 固定具 A 開口上部構造 B 建築用パネル C スタータ材 D 支持体 E サッシ E1 レール押さえ部 E2 固定部 21 係合溝 22 係合片 27 固定部 28 受け底辺 29 嵌合部 30 固定片 31 支持片 32 パネル押さえ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 13/08 - 13/18 E06B 1/62 E04B 1/64

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺状板材の幅方向一端縁に略断面凸状
    の係合片を形成し他端縁に略断面凹状の係合溝を形成し
    た建築用パネルと、略垂直な固定部と該固定部の途中を
    略水平に外方に突出させて形成した受け底辺と該受け底
    辺の端縁を上方に屈曲して形成した嵌合部とから形成し
    たスタータ材と、長尺状で少なくとも略垂直な固定片と
    該固定片の上端を外方へ屈曲した支持片と該支持片を内
    方に屈曲したパネル押さえ部とから形成した支持体と、
    少なくとも水平なレール押さえ部と該レール押さえ部の
    端縁を上方に突出させ、さらに壁下地方向に略L字状に
    屈曲して形成した固定部とから形成したALCパネル用
    のサッシとからなる構造であり、支持体の固定片をサッ
    シの固定部に固定具を介して固定し、さらには支持体が
    開口上部に配設したスタータ材により支持されている開
    口上部の建築用パネルとサッシ間に形成されていること
    を特徴とする構築物の開口上部構造。
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