JPH03132555A

JPH03132555A - 建築用パネル

Info

Publication number: JPH03132555A
Application number: JP26992589A
Authority: JP
Inventors: Ryoichi Tazaki; 田崎　良一
Original assignee: IG Technical Research Inc
Current assignee: IG Technical Research Inc
Priority date: 1989-10-16
Filing date: 1989-10-16
Publication date: 1991-06-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は建築、構築物の外壁、内壁を構成するのに有用
な建築用パネル（以下、単にパネルという）に関するも
のである。さらに詳しくは、化粧面幅、パネル厚さを太
き（しても、雄、雌嵌合構造にして壁下地より剥落する
ことかなく、かつ、釘等の固定具が外部へ露出しなく、
縦、横張り可能なパネルに関するものである。

〔従来の技術〕

従来、この種パネルとしては、第６図に示されるように
、裏面側に本実構造を形成したパネルａを雄雌嵌合構造
により連結すると共に、壁下地αにパネルａ＋　の端部
を固定具βにより固定するものが考え出されでいる。

［発明が解決しようとする課題〕しかしながら、パネルａ＋　、３２間には、固定具βの
頭部により間隙Ｔが形成され、目地部すより吹き上げら
れた雨水等が、この大きな間隙Ｔにより壁下地α側へ伝
わり、壁下地αを腐食する欠点があった。また、固定具
βは目地部す近傍に形成されているため、雨水等が直接
に固定具βの頭部、固定具βによりパネルａ１に穿孔さ
れた固定孔に到達してしまうため、固定具βの発錆、固
定孔からの雨水の壁下地αへの浸入等の欠点があった。

さらに、目地部すの隙間より固定具βが外部から見えて
しまい、美観性に大きく劣るものであった。

〔課題を解決するための手段〕

本発明はこのような欠点を除去するため、パネルの固定
を一端で行うと共に、表面材の表面側がらの固定として
も、雄型連結部の固定溝と雌型連結部側の上面により固
定具をカバーすると共に、雌型連結部側には外方に突出
した覆片を形成し−（さらに固定具の外部への露出を防
止し、覆片により形成された間隙が毛細管現象を防止し
て防水性を向上し、さらにパネルの壁下地側における連
結構造を本実構造とすることにより面］火性、気密性、
防水性、係合力を強化したパネルを提供するものである
。

〔実施例］以下に図面を用いて本発明に係るパネルについて詳細に
説明する。第１図は上記パネルＡの代表例であり、表面
材上、裏面材競、芯材２３からなるサンドイッチ構造の
パネルＡである。表面材上、および裏面材２０は金属薄
板材、あるいは合成樹脂材等よりなり、例えばＡＩ！、
、Ｆｅ、　Ｃｕ、ステンレス、アルミ・亜鉛合金メツキ
鋼板、カラー鋼板、ホーロー鋼板、フッ素樹脂塗装鋼板
、クラツド銅板、サンドインチ鋼板等の一種をプレス成
形、押出成形、ロール成形等によって形成したものであ
る。

さらに詳説すると、表面材１は第２図に示すように、横
長の化粧面部２と、雄型連結部９、雌型連結部１５とか
ら樋状部１ａを形成したものであり、化粧面部２は化粧
面２８の長手方向の一端縁を内方に任意角度で屈曲した
第１次側壁３と、第１次側壁３の下端縁を外方に突出し
た第１次目地下地４と、第１次目地下地４の先端を下方
に傾斜して屈曲した第２次側壁５と、第２次側壁５の下
端縁を外方に突出した第２次目地下地６と、他端縁を内
方に屈曲した覆片７と、覆片７の先端を下方に垂下した
側壁８とから形成したものである。雄型連結部−〇−は
第２次目地下地６の先端をさらに外方に突出した上縁１
１と上縁１１の先端を内方に略コ字状に屈曲した下縁１
２よりなる差込縁１０と、差込縁１０の上縁１１に形成
した凹状の固定溝１３と、下縁１２の先端を内方にＬ字
状に屈曲した補強片１４よりなるものである。差込縁１
０は第４図に示すように、後記する雌型連結部１５の嵌
合溝１８に挿入され壁下地αに固定される部分であると
共に、固定溝１３に釘等の固定具βを打設してパネルＡ
を壁下地αに固定する固定部として機能する部分である
。また凹状の固定溝１３は、固定具βの釘頭の高さ、お
よび幅よりも大きく形成し、固定具βが第２次目地下地
６の面よりも上方に突出しないようにし、パネルΔを係
合する際に、後記する上面１６と第２次目地下地６、上
縁１１との接触部分に間隙を形成させず、さらにこの固
定溝１３により空隙を形成して毛細管現象を防止し、防
水性を強化するものである。さらに補強片１４は表面材
上の雄型連結部Ｊ側の補強と、第４図にパネルＡの連結
部を示すように、壁下地αにパネルＡを固定する際に、
固定溝１３に固定具βを打設すると、補強片１４も固定
具βにより固定され、差込縁１０が嵌合溝１８に挿入さ
れた際に差込縁１０が下面１７により押圧され変形する
のを防止し、確実に固定するのに役立つものである。雌
型連結部長は側壁８の下端縁を内方に屈曲した上而１６
と、−１−面１６の先端を外方に屈曲した下面１７と、
上面１６と下面１７とから断面略コ字状に形成した嵌合
溝１８と、下面１７の先端を内方に突出した補強片１９
とからなるものであり、差込縁１０の先端から第１次目
地下地４の先端までの長さを！１、嵌合溝１８の最奥か
ら覆片７の先端まての長さを１２とすると、（！、＋＜
Ｉｌｚとし、第４図に示すように第１次目地下地４上に
覆片７が載置され、第１次防水層として機能する間隙γ
を形成するものである。

また嵌合溝１２）は、が「型連結部９の差込縁１０に係
合され壁下地αにパネルＡを固定する部分である。

さらに覆片７は第４図に示すように、第２次目地下地６
の上部を完全に被覆することにより側壁８と第２次目地
下地６との境界を被覆して固定具βが外部に露出するの
を防止し、また、覆片７により形成された間隙Ｔにより
、第１次の防水層を形成（毛細管現象の阻止）するもの
である。裏面材刈は第３図に示すように、長尺状板材の
一端縁を内方に板材と略平行で「状に屈曲した内片２１
と、他端縁を外方に板材と略平行で「状に屈曲した外片
２２とから形成されたものであり、図では内片２１、外
片２２の先端を上方に屈曲して安定片２１ａ、２２ａを
形成し、係合時のガイド面、生産時の型として機能させ
、これらより樋状部２０，１を形成したものである。こ
の裏面材２０は後記する芯材２３の裏面を覆ってパネル
Ａをザンドイッチ構造体とし、パネルＡ自体の機械強度
を向上すると共に、不燃シート、防水膜、遮熱シート、
吸水シート、防音シート、パッギンク材なとの１つの機
能として役立つものであり、その素材としては前記表面
材１と同質の素＋４、あるいはアスヘスト紙、クラフト
紙、アスファルトフェルｈ、金属ｆｆｆ（Ａｐ、ｒ’ｅ
、　Ｐｂ、Ｃｕ）　、合成樹脂シート、コムシート、布
シート、石膏紙、水酸化アルミ紙、カラス繊維不織布等
の１種、または２種以上をラミホー１−シたもの、防水
処理、難燃処理されたシートなどからなるものである。

その装着は、後記する芯材２３により一体に形成すると
共に、下縁１２、芯材２３、内片２１により断面凹状の
係合溝２４を、下面１７、芯材２３、外片２２により断
面凸状の係合片２５を形成し、第４図に示すように差込
縁ＩＯと嵌合溝１８との係合と共に、係合溝２４に係合
片２５を落とし込むように係合し、壁下地αにパネルＡ
を固定するためのものである。

また、裏面材２０の内片２１、外片２２は連結部におい
て耐火性、防水性、気密性を大幅に向上するためのもの
であり、特に万が−の火災に対して、裏面２０ｂまで火
炎か侵入するのを防止し、耐火試験に合格し得るパネル
Ａとするだめのものである。なお、図では耐火性をさら
に向上するために、表面材上と裏面相別が接触しないよ
うに形成しζいる。

芯材２３は主に合成樹脂発泡体を用い、断熱材、補強材
、防音材、緩衝材、防火材、接着材等として機能するも
のであり、例えばポリイソシアヌレートフオーム、フェ
ノールフオーム、ポリウレアフオーム、ポリイミドフオ
ーム等の合成樹脂発泡体、およびこれら合成樹脂発泡体
に難燃剤（硼酸塩、珪酸塩、リン酸塩等）、難燃助剤（
石膏スラグ、タルク、シラスバルーン等）、骨材（パー
ライト、ガラスピース等）、繊維状物（長、短繊維）等
を混入したもの、パーライトの周囲にフェノールフオー
ム粉末をコーティングし、これを加温、加圧して発泡さ
せたもの、石膏ボード、岩綿ボード、グラスウールボー
ド、ＡＬＣ，インシュレージコンボード、木片チップホ
ード、クラスウール等で、単一素材、あるいは複数の素
材を組み合わせて形成するものである。また芯材２３の
形成は、図では表面材上と裏面材２０の樋状部１ａ、２
０ａに充填すると共に、表面材上と裏面相別とが連結部
においても接触しないようにしており、表面材上が火災
等により加熱されても、その熱が裏面相別へ伝わらない
ようにし、熱橋防止による耐火性、断熱性の向−１−を
図るものである。

ここで各部の寸法関係について第１図〜第３図を用いて
簡単に説明すると、パネルへの働き幅、所謂裏面材２０
の裏面２０ｂの幅をＷ、パネルへの全厚さをＴ、保合溝
２４の開口高さをし＋、保合片２５の厚さをＬ２、差込
縁１０の先端から第１次目地下地４の先端、固定溝１３
の第２次目地下地６側の端縁、下縁１２の先端までの長
さをそれぞれＥ＋　、ｉ３、ｆ２５、嵌合溝１８の最奥
から覆片７の先端、側壁８、０下面１７の先端までの長さをそれぞれＥｚ、ｉ４、Ｉ！
、１１、第１次側壁３の高さをｈＩ、覆片７の厚さをｈ
２、第２次側壁５の高さをｈｓ、側壁８の高さをｈ４、
差込縁１０の高さをｈｓ、嵌合溝１８の開口高さをｈｌ
ｌ、化粧面２ａから補強片１４．１９までの高さをｈ７
、ｈｅ、内片２１、外片２２の高さをり８、ｈＩＯ１裏
面２０ｂから安定片２１ａ、２２ａの先端までの高さを
ｈｌｌ、ｈ　１２とすると、Ｗ　＝　３００〜９００ｍ
ｍ位、Ｔ＝３０〜１００ｎ＋＋＋＋位、ｔ＋　＞ｔｚ、
ｌ＋　＜Ｅｚ　、Ｅ３’＝ｊ２＋　　ｊ２５＃ｆｆｓ　
、ｔｚ　’＝ｈ２、ｔｚ笑ｈ４、ｈｓ　＜　ｈｅ　、ｈ
ｔ　’ｉ　ｈ、ｓ　、ｈｓ　＃　ｈ＋ｏ、ｈ　ｏ　’＝
　ｋ＋　ＩＥの関係である。

次に施工例について簡単に説明する。いま第１図に示す
ようなパネルＡを用いて第４図に示すように施工すると
仮定する。なお、パネルＡとしては、表面材１、裏面材
２０として０．５ｍｍ厚のカラー鋼板を用い、芯材２３
としてはフェノールフオーム原料にパーライト粒を混入
した原料を吐出し、反応、発泡させ、次にキュアして一
体化したものである。そごで鉄骨下地、あるいは主柱、
間柱、防水シート等からなる壁下地αに第ｎ段目のパネ
ルＡ１の固定溝１３をスクリュービス等の固定具βを介
して固定する。次にｎ＋１段目のパネルＡ２の雌型連結
部長の嵌合溝１８を、パネルＡ１の差込縁１０に落とし
込むと共に、係合片２５を係合溝２４に挿入し、第４図
のような横目地部を形成するものである。また２６はバ
ッキング材である。なお壁体全体を形成するには、上記
したような工程を土台から桁に向かって行えばよいもの
であり、土台部分にはスタータ（図示せず）、出、入隅
、縦目地等の部分（図示せず）にはコーキング材、役物
を用いる必要がある。

〔その他の実施例〕

以上説明したのは本発明に係るパネルＡの一実施例にす
ぎず、第５図（ａ）〜（ｄ）に示すように形成すること
もできる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明に係るパネルによれば、■壁
下地への固定は表面材の一端縁の二重になった部分を固
定するため、パネルの壁下地−１の１固定が確実となり、剥落等することがない。■釘、ボル
ト等を外部へ露出させることなく、大型のパネルを壁下
地に確実に固定できる。■上縁の途中を長手方向に沿っ
て凹状に窪ませ、固定具の頭部の幅、および高さ以上の
固定溝を形成したため、固定具が上縁、目地下地より突
出することがなく、防水性、気密性、施工性を向上する
ことができる。

■上面の長さを、固定溝の位置と路間−に形成すると共
に、化粧面部下端には下方に突出した覆片を形成するこ
とにより固定具が外部へ露出することがない。■目地幅
に少々の誤差が生じても、外部より固定具が見えるよう
なことがない。■覆片により形成された間隙が、風雨等
により雨水が吹き上げた場合にでも雨返し機能と、毛細
管現象の防止として機能し、防水性を向上する。■裏面
材に形成した内片、外片により、火災による火炎、風雨
等が壁下地側へ浸入することがない。０表面材と裏面材
が連結部においても接触しない構造とした場合には、熱
橋を防止して耐火性、断熱性、耐結露性を向上する。■
防水性、気密性、耐震性、２断熱性、耐火性、防音性、施工性を向上したパネルとな
る。等の特徴、効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る建築用パネルの一実施例を示す一
部切り欠き斜視図、第２図は表面材の一例を示す説明図
、第３図は裏面材の一例を示す説明図、第４図は本発明
に係る建築用パネルの施工状態を示す一部切り欠き断面
図、第５図（ａ）〜（ｄ）はその他の実施例を示す説明
図、第６図は従来例を示す説明図である。上・・・表面材、７・・１３・・・固定溝、１８・・材、２３・・・芯材、２４・・覆片、１０・・・差込縁、・嵌合溝、別・・・′裏面・・係合溝、２５・・・係３４３６５− −ｌ　ｅ−：ｌ刀第６図 α２ α ３６７

Claims

【特許請求の範囲】

（１）長尺状板材の表面材、裏面材間に芯材を充填した
建築用パネルにおいて、前記表面材は横長の化粧面部と
、該化粧面部の長手方向の一側縁を下方に屈曲した第１
次側壁と、該第１次側壁の下端を化粧面部と略平行で外
側方へ突出した第１次目地下地と、該第１次目地下地の
端縁を下方に屈曲した第２次側壁と、該第２次側壁の下
端を化粧面部と略平行で外側方へ突出した上縁と、該上
縁の先端を内方に略コ字状に屈曲した下縁と、上縁と下
縁よりなる差込縁と、前記上縁の途中を長手方向に沿っ
て凹状に窪ませた固定溝とから形成した雄型連結部と、
他側縁を内方に前記化粧面部と略平行で屈曲した覆片と
、該覆片の先端を下方に屈曲した側壁と、該側壁の下端
縁を内方に化粧面部と略平行で屈曲すると共に前記上縁
の先端から固定溝の第２次側壁側の端縁までの長さと略
同一に形成した上面と、該上面の先端を外方に化粧面部
と略平行で屈曲した下面と、前記上面と下面よりなる断
面略コ字状の嵌合溝を形成すると共に、嵌合溝の最奥か
ら覆片の先端までの長さを、差込縁の先端から第１次目
地下地の先端までの長さより大きく形成した雌型連結部
とからなり、前記裏面材は長尺状板材の一端縁を内方に
、他端縁を外方に板材と略平行で■状に屈曲して内片、
外片を形成し、前記表面材と裏面材を芯材により一体化
すると共に、表面材の下縁と裏面材の内片により凹状の
係合溝を、表面材の下面と裏面材の外片により凸状の係
合片を形成したことを特徴とする建築用パネル。