JP3059506B2 - 構築物の開口下部構造 - Google Patents

構築物の開口下部構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は構築物の開口下部を建築
用パネル(以下、単にパネルという)、化粧カバー(以
下、単にカバーという)、外付け用のサッシを用いて納
めるための構造に関するものである。さらに詳しくは、
パネルと外付け用のサッシ間の間隙にカバーを介在さ
せ、防水性、気密性、意匠性を向上した構築物の開口下
部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の構造としては、図8に示
されるように、壁下地αにパネルaの端部を固定具βに
より固定し、あらかじめ壁下地αに配設固定されている
サッシcとパネルa間の間隙γに、バックアップ材dを
充填し、さらにサッシcの下舌片c1 の下端縁からパネ
ルaにかけてパネルaを固定している固定具βが隠れる
ようにコーキング材eを配設充填する構造が考え出され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、サッシ
cとパネルa間の間隙γはコーキング材eで充填するに
は不適当な広さであり、このためコーキング材eとサッ
シc、パネルaの接着部分が容易に剥離してしまい、雨
水等が壁下地α側へ伝わり、壁下地αを腐食する等、防
水性、気密性に大きな欠点があった。また、バックアッ
プ材d下に位置するコーキング材eは非常に薄いものと
なり、構造上不安定であった。さらに外観に現れるコー
キング材eの占める面積が広くなることで、外観を損
ね、美観性に大きく劣る欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような欠点
を除去するため、パネルを固定具により壁下地に固定
し、あらかじめ壁下地に固定されている外付用のサッシ
の下舌片にカバーの嵌合溝を嵌挿するようにしてサッシ
とパネル間の間隙をカバーで充填する構造とし、さらに
は必要に応じてサッシとカバー間、カバーとパネル間に
コーキング処理を施し、開口下部の防水性、気密性、構
造安定性、意匠性を向上した構築物の開口下部構造を提
供するものである。
【0005】
【実施例】以下に図面を用いて本発明に係る構築物の開
口下部構造について詳細に説明する。図1は上記構築物
の開口下部構造の代表例であり、壁下地α、パネルA、
カバーB、サッシCとからなる構造である。パネルAは
雄雌連結構造を有するものであり、例えば図2に示すよ
うに表面材1、裏面材17、芯材20からなるサンドイ
ッチ構造のパネルAである。表面材1、および裏面材1
7は金属薄板材、あるいは合成樹脂材等よりなる、例え
ばAl、Fe、Cu、ステンレス、アルミ・亜鉛合金メ
ッキ鋼板、カラー鋼板、ホーロー鋼板、フッ素樹脂塗装
鋼板、クラッド鋼板、サンドイッチ鋼板等の一種をプレ
ス成形、押出成形、ロール成形等によって形成したもの
である。
【0006】さらに詳説すると、表面材1は図3に示す
ように、横長の化粧面部2と、雄型連結部6、雌型連結
部12とから樋状部1aを形成したものであり、化粧面
部2は化粧面2aの長手方向の両端縁を内方に任意角度
で屈曲した側壁3、4と、側壁3の下端縁を外方に突出
した目地下地5とから形成したものである。
【0007】雄型連結部6は目地下地5の先端をさらに
外方に突出した上縁8と、上縁8の先端を内方に略コ字
状に屈曲した下縁9よりなる差込縁7と、差込縁7の上
縁8に形成した凹状の固定溝10と、下縁9の先端を内
方にL字状に屈曲した補強片11よりなるものである。
差込縁7は図7に示すように、後記する雌型連結部12
の嵌合溝15に挿入され壁下地αに固定される部分であ
ると共に、固定溝10に釘等の固定具βを打設してパネ
ルAを壁下地αに固定する固定部として機能する部分で
ある。また凹状の固定溝10は、固定具βの釘頭の高
さ、および幅よりも大きく形成し、固定具βが目地下地
5の面よりも上方に突出しないようにし、パネルAを係
合する際に、後記する上面13と目地下地5、上縁8と
の接触部分に間隙を形成させず、さらにこの固定溝10
により空隙を形成して毛細管現象を防止し、防水性を強
化すると共に、差込縁7の先端から固定溝10の上縁8
側までの長さを11 、差込縁7の先端から補強片11の
先端までの長さをl2 とすると、l1 >l2 の関係と
し、固定溝10への固定具βの打設時に、補強片11が
じゃまにならないようにしたものである。また、補強片
11は芯材20内に介在させることにより表面材1と芯
材20の一体化を強化すると共に、差込縁7が嵌合溝1
5に挿入された際に差込縁7が下面14により押圧され
変形するのを防止し、確実に固定するのに役立つもので
ある。
【0008】雌型連結部12は側壁4の下端縁を内方に
屈曲した上面13と、上面13の先端を外方に屈曲した
下面14と、上面13と下面14とから断面略コ字状に
形成した嵌合溝15と、下面14の先端を内方に屈曲し
た補強片16とからなるものである。さらに詳説する
と、差込縁7の先端から固定溝10の側壁3側の端縁ま
での長さをl3 、上面13の長さをl4 とすると、l3
<l4 の関係とし、図7に示すように上面13により固
定具βの頭部を被覆し、防水性、美観性の向上を図るも
のである。また、嵌合溝15は、雄型連結部6の差込縁
7に係合され壁下地αにパネルAを固定する部分であ
る。なお、化粧面2aに形成した段差2b、2cは、化
粧目地を階段状とすることにより、目地部の立体化、明
確化を図り、意匠性を向上するものである。
【0009】裏面材17は図4に示すように、長尺状板
材の一端縁を内方に板材と略平行でコ字状に屈曲した延
長部18と、他端縁を垂直方向に屈曲しさらに板材と略
平行で外方に屈曲して形成した切り欠き部19とから形
成したものであり、図では延長部18、切り欠き部19
の先端を上方に屈曲して安定片18a、19aを形成
し、係合時のガイド面、生産時の型として機能させ、こ
れらより樋状部、17aを形成したものである。この裏
面材17は後記する芯材20の裏面を覆ってパネルAを
サンドイッチ構造体とし、パネルA自体の機械強度を向
上すると共に、不燃シート、防水膜、遮熱シート、吸水
シート、防音シート、パッキング材などの1つの機能と
して役立つものであり、その素材としては前記表面材1
と同質の素材、あるいはアスベスト紙、クラフト紙、ア
スファルトフェルト、金属箔(Al、Fe、Pb、C
u)、合成樹脂シート、ゴムシート、布シート、石膏
紙、水酸化アルミ紙、ガラス繊維不織布等の1種、また
は2種以上をラミネートしたもの、防水処理、難燃処理
されたシートなどからなるものである。その装着は、後
記する芯材20により一体に形成すると共に、下縁9、
芯材20、延長部18により断面凹状の係合溝21を、
下面14、芯材20、切り欠き部19により断面凸状の
係合片22を形成し、図7に示すように差込縁7と嵌合
溝15との係合と共に、係合溝21に係合片22を落と
し込むように係合し、壁下地αにパネルAを固定するも
のである。また、延長部18、切り欠き部19は、防火
性、防水性(雨水の壁下地αへの浸入防止)、気密性を
大幅に向上するためのものであり、特に万が一の火災に
対して、裏面17bまで火炎が侵入するのを防止し、耐
火試験に合格し得るパネルAとするためのものである。
なお、図では耐火性をさらに向上するために、表面材1
と裏面材17が接触しないように形成し、熱橋を防止し
ている。
【0010】芯材20は主に合成樹脂発泡体を用い、断
熱材、補強材、防音材、緩衝材、防火材、接着材等とし
て機能するものであり、例えばポリイソシアヌレートフ
ォーム、フェノールフォーム、ポリウレアフォーム、ポ
リイミドフォーム等の合成樹脂発泡体、およびこれら合
成樹脂発泡体に難燃剤(硼酸塩、珪酸塩、リン酸塩
等)、難燃助剤(石膏スラグ、タルク、シラスバルーン
等)、骨材(パーライト、ガラスビーズ等)、繊維状物
(長、短繊維)等を混入したもの、パーライトの周囲に
フェノールフォーム粉末をコーティングし、これを加
温、加圧して発泡させたもの、あるいは石膏ボード、岩
綿ボード、グラスウールボード、ALC、インシュレー
ションボード、木片チップボード、グラスウール等より
なり、単一素材、あるいは複数の素材を組み合わせて形
成するものである。また芯材20の形成は、図では表面
材1と裏面材17の樋状部1a、17aに充填すると共
に、表面材1と裏面材17とが連結部において接触しな
いようにしており、表面材1が火災等により加熱されて
も、その熱が裏面材17へ伝わらないようにし、熱橋防
止による耐火性、断熱性、耐結露性の向上を図るもので
ある。
【0011】また固定溝10は構築物の開口下部を納め
るために切除する部分であり、パネルAを長手方向に沿
って開口部の長さに応じた幅で固定溝10を底面とし略
凹状に表面材1の雄型連結部6、裏面材17の延長部1
8とこれらの間に介在する芯材20を切断するものであ
る。なお、切断後は補助固定部10aからパネルAを壁
下地αに固定具βを介して固定するものである。
【0012】次に、カバーBは前記パネルAの表面材1
と同質の素材であり、例えば図5に示すようにプレス成
形、押出成形したものや、図6に示すようにロール成形
等によって形成したものである。さらに説明するとカバ
ーBは、化粧片23と、化粧片23を内方に2度屈曲さ
せて略コ字状に形成した補強部24と、補強部24を外
方に2度屈曲させて略U字状に形成した嵌合溝25と、
さらに嵌合溝25を延長した固定片26とから形成した
ものである。化粧片23はパネルAを固定している固定
具βを保護すると共に、固定具βが外観に表れないよう
にするためのものである。また補強部24は、カバーB
の全体の強度を向上させると共に、化粧片23に、ある
程度の弾性力を持たせるためのものである。さらに嵌合
溝25は、後記するサッシCの下舌片c1 を嵌挿係止す
るものであり、固定片26をブラインドリベット等の固
定具βを用いてサッシcとカバーBを一体化するための
ものである。なお、固定片26の途中に固定具βの位置
決めガイドとして機能するようなガイド溝26aを形成
することもできる。
【0013】さらにサッシCは外付用のサッシであり、
水平なレール押え部C2 と垂直な下舌片C1 とから略断
面がL字状の既存のサッシである。またDはコーキング
材であり、必要に応じてサッシCの下舌片C1とカバー
Bの固定片26、およびカバーBの化粧片23とパネル
Aの化粧面部2間を充填し、防水性と気密性を向上する
こともできる。
【0014】ここで各部の寸法関係について図1〜図4
を用いて簡単に説明すると、サッシCの全厚をT1 、カ
バーBの全厚をT2 、パネルAの全厚をtとすると、T
1 >T2 、T1 >t、T1 ≒T2 +tの関係であり、サ
ッシCの下舌片C1 の高さをH1 、カバーBの全高をH
2 、カバーBの嵌合溝25の深さをH3 とすると、H1
>H3 、H2 >H3 の関係にある。また、特にパネルA
の寸法は、パネルAの働き幅、所謂裏面材17の裏面1
7bの幅をW、係合溝21の開口高さをt1 、係合片2
2の厚さをt2 、差込縁7の先端から固定溝10の上縁
8側の端縁までの長さをl1 、差込縁7の先端から補強
片11の先端までの長さをl2 、差込縁7の先端から側
壁3側の固定溝10の端縁までの長さをl3 、側壁4の
下端から嵌合溝15の最奥までの長さをl4 、下縁9の
幅をl5 、下面14の長さをl6 、延長部18、切り欠
き部19の長さをl7 、l8 、化粧面2aから差込縁7
の上縁8までの高さをh1 、化粧面2aから上面13ま
での高さをh2 、差込縁7の高さをh3 、嵌合溝15の
開口高さをh4 、化粧面2aから補強片11、16まで
の高さをh5 、h6 、延長部18、切り欠き部19の高
さをh7 、h8 、裏面17bから安定片18a、19a
の先端までの高さをh9 、h10とすると、W=300〜
900mm位、t=30〜100mm位、t1 >t2 、h1
≒h2 、h3 <h4 、h5 ≒h6 、h7 ≒h8 、h9
10、l1 >l2 、l3<l4 、l5 ≒l6 、l7 ≒l
8 の関係である。
【0015】次に施工例について簡単に説明する。いま
図1に示すような構築物の開口下部構造を図2に示すよ
うなパネルA、図5に示すようなカバーB、および外付
用のサッシCを用いて施工すると仮定する。なお、パネ
ルAとしては、表面材1、裏面材17として0.5mm厚
のカラー鋼板を用い、芯材20としてはフェノールフォ
ーム原料にパーライト粒を混入した原料を吐出し、反
応、発泡させ、次にキュアして一体化したものである。
さらにカバーBとしては1.2mm厚のアルミ押し出し品
である。そこで鉄骨下地、あるいは主柱、間柱、防水シ
ート、断熱材等からなる壁下地αにあらかじめサッシC
を固定しておいて、次に固定溝10より開口部の幅に応
じて凹状に切断されたパネルAの補助固定部10aを固
定具βを介して壁下地αに固定する。次に、カバーBの
嵌合溝25をサッシCの下舌片C1 に嵌挿しカバーBを
ブラインドリベット等の固定具βを介してサッシCに固
定する。さらに必要に応じて、サッシCの下舌片C1
カバーBの固定片26、およびカバーBの化粧片23と
パネルAの化粧面部2間をコーキング材Dで充填するも
のである。なお、図示しないが、カバーBの長手方向両
端部とパネルAとの隙間もコーキング材Dで納めるもの
である。
【0016】以上説明したのは、本発明に係る構築物の
開口下部構造の一実施例にすぎず、図9に示すようにパ
ネルAとカバーB、サッシC、壁下地α間の間隙γにバ
ックアップ材Eを充填したり、図10に示すように現場
発泡ウレタンFを注入したりすることもできる。また図
11〜図25はパネルAの変形例であり、図11〜図2
1は表面材1と裏面材17で芯材20をサンドイッチし
たパネルA、特に図14および図15はパネルAの木口
面とサイド面を表面材1と裏面材17ですべて覆った形
状、図16はパネルAの木口面とサイド面を不燃材28
で覆ったものであり、芯材20にはパーライト粒27を
介在させて耐火1時間試験に合格するパネルAである。
さらに図22〜図25のパネルAは押出品であり、その
原料としては陶石、長石、カオリン等の1種以上からな
る陶材を主原料とし、これに必要によりセメント、石
綿、シリカ、ガラス繊維、炭素繊維、ウィスカー、スチ
ール繊維、スラグ、各種骨材を混入した原土を押出成形
により長尺状に成形、あるいはプレスにより成形し、そ
れを所定温度で焼成したもの、もしくはセメント中に各
種骨材、繊維状物(ガラス繊維、炭素繊維、鉱物繊維等
で長繊維や短繊維)等を混入、含浸し、押出成形、抄造
法により成形し、蒸気養生し、軽量化、原材料使用量の
低減を図るために中空部20aをもうけたものである。
また、図26〜図28はカバーBの変形例であり、図2
6(a)、(b)は嵌合溝25に水込き孔29を一定ピ
ッチで複数個設けたカバーB、図27(a)、(b)は
化粧片23の下部にあらかじめコーキング材Dを配設し
たカバーB、図28(a)、(b)は化粧片23の途中
に化粧リブ23aを少なくとも1つ以上形成したカバー
Bを示すものである。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る構築物
の開口下部構造によれば、開口下部のパネルとサッシ
間の間隙をカバーを介して充填するので、無理なコーキ
ング処理を施す必要がなく、構造上安定であると共に施
工性を向上し、かつ、外観からの美観性を向上すること
ができる。サッシの下舌片をカバーの嵌合溝に密着嵌
挿し、さらに固定具を介してカバーをサッシに固定する
ため強固に一体化できると共に、サッシとカバー間の防
水性、気密性を向上し火災による火炎、熱、風雨等によ
る雨水が壁下地側へ浸入することがない。カバーに形
成した化粧片により、パネルを壁下地に固定している固
定具を保護することができると共に、固定具が外部へ露
出することがない。カバーのコ字状の補強部は、カバ
ー全体の強度を向上すると共に、化粧片に弾性を持たせ
るので、パネルとサッシ間の幅に少々の誤差が生じても
その誤差に追従することができ、さらには、パネルとカ
バー間の防水性、気密性を向上して火災による火炎、
熱、風雨等による雨水が壁下地側へ浸入することがな
い。必要に応じてサッシとカバー、カバーとパネルの
接触個所にコーキング処理を施すことができるので、さ
らに開口下部の防水性、気密性を向上することができ
る。構造安定性、施工性、防水性、気密性を向上した
構築物の開口下部構造となる。等の特徴、効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る構築物の開口下部構造の代表例を
示す説明図である。
【図2】図1において用いられた建築用パネルの代表的
一例を示す説明図である。
【図3】図2において用いられた建築用パネルの表面材
を示す説明図である。
【図4】図2において用いられた建築用パネルの裏面材
を示す説明図である。
【図5】図1において用いられた化粧カバーの代表的一
例を示す説明図である。
【図6】図1において用いられた化粧カバーの代表的一
例を示す説明図である。
【図7】図2において用いられた建築用パネルの連結構
造を示す説明図である。
【図8】図2において用いられた構築物の開口下部構造
の従来例を示す説明図である。
【図9】本発明に係る構築物の開口下部構造の従来例を
示す説明図である。
【図10】本発明に係る構築物の開口下部構造の従来例
を示す説明図である。
【図11】本発明に係る構築物の開口下部構造に用いら
れる建築用パネルのその他の例を示す説明図である。
【図12】本発明に係る構築物の開口下部構造に用いら
れる建築用パネルのその他の例を示す説明図である。
【図13】本発明に係る構築物の開口下部構造に用いら
れる建築用パネルのその他の例を示す説明図である。
【図14】本発明に係る構築物の開口下部構造に用いら
れる建築用パネルのその他の例を示す説明図である。
【図15】本発明に係る構築物の開口下部構造に用いら
れる建築用パネルのその他の例を示す説明図である。
【図16】本発明に係る構築物の開口下部構造に用いら
れる建築用パネルのその他の例を示す説明図である。
【図17】本発明に係る構築物の開口下部構造に用いら
れる建築用パネルのその他の例を示す説明図である。
【図18】本発明に係る構築物の開口下部構造に用いら
れる建築用パネルのその他の例を示す説明図である。
【図19】本発明に係る構築物の開口下部構造に用いら
れる建築用パネルのその他の例を示す説明図である。
【図20】本発明に係る構築物の開口下部構造に用いら
れる建築用パネルのその他の例を示す説明図である。
【図21】本発明に係る構築物の開口下部構造に用いら
れる建築用パネルのその他の例を示す説明図である。
【図22】本発明に係る構築物の開口下部構造に用いら
れる建築用パネルのその他の例を示す説明図である。
【図23】本発明に係る構築物の開口下部構造に用いら
れる建築用パネルのその他の例を示す説明図である。
【図24】本発明に係る構築物の開口下部構造に用いら
れる建築用パネルのその他の例を示す説明図である。
【図25】本発明に係る構築物の開口下部構造に用いら
れる建築用パネルのその他の例を示す説明図である。
【図26】本発明に係る構築物の開口下部構造に用いら
れる化粧カバーのその他の例を示す説明図である。
【図27】本発明に係る構築物の開口下部構造に用いら
れる化粧カバーのその他の例を示す説明図である。
【図28】本発明に係る構築物の開口下部構造に用いら
れる化粧カバーのその他の例を示す説明図である。
【符号の説明】
α 壁下地 β 固定具 A 建築用パネル B 化粧カバー C サッシ C1 下舌片 C2 レール押え部 21 係合溝 22 係合片 23 化粧片 24 補強部 25 嵌合溝 26 固定片

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺板状で幅方向一端縁に略断面凸状の
    係合片を形成し、他端縁に略断面凹状の係合溝を形成し
    た建築用パネルと、長尺板状で略垂直な化粧片と、該化
    粧片の一端を内方に2度屈曲して略コ字状に形成した補
    強部と、該補強部を外方に2度屈曲して略U字状に形成
    した嵌合溝と、該嵌合溝を延長した固定片とから形成し
    た化粧カバーと、長尺で略水平なレール押え部と、該レ
    ール押え部の一端縁を下方へ屈曲した下舌片とから略面
    略L字状に形成した外付け用のサッシとからなる構造で
    あり、建築用パネルを固定具を介して壁下地に固定し、
    あらかじめ開口下部の壁下地に固定されているサッシの
    下舌片に前記化粧カバーの嵌合溝を嵌合すると共に固定
    具を介してサッシと化粧カバーを一体化し、さらには化
    粧カバーの化粧片の下端が開口部下部の建築用パネルを
    壁下地に固定している固定具より下方へ位置するように
    形成したことを特徴とする構築物の開口下部構造。
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