JP2999780B2 - 建築用パネル - Google Patents

建築用パネル

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雅彦 阿部
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は建築、構築物の内、外装の横張り壁体を形成
するのに有用な建築用パネル(以下、単にパネルとい
う)に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種パネルとしては、金属薄板をロール成形
により両側縁に雄、雌型連結部を形成したものが上市さ
れている。特に横張り用のパネルは雄、雌連結構造を落
とし込み構造とし、目地底面を外部に露出させているも
のであった。
〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、この種パネルの目地底面自体は差込縁
として機能するものであり防水性に劣るため、目地底面
の差込縁に凹、凸リブを形成することが行われている。
しかしながら、差込縁に凹、凸リブを形成しただけで
は、防水性を完全とすることができず、連結部にシール
材を植設するのが普通であり、コスト高と連結部間のシ
ール材による寸法差が生起されるものであった。また、
落とし込み構造のパネルを使用して壁体を形成した場合
には、窓下、軒天との接合部においてコ字状の止縁を使
用して納めると、パネルを落とし込んだ分だけ間隙が空
いてしまう欠点があった。さらに、落とし込みと引っ掛
け型の連結構造を一つのパネルに形成したパネルでは化
粧面間に段差が生じてしまうものであった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はこのような欠点を除去するために、板材の長
手方向の両側縁に雄、雌型連結部を有する長尺状の建築
用パネルにおいて、前記雄型連結部は化粧面部の一端を
内方に屈曲した側壁と、側壁の下端縁を略水平に外側方
に突出した目地下地と、目地下地の先端を外方に突出し
た立ち上がり片と、立ち上がり片の先端を内側方に突出
した係止片と、立ち上がり片の途中を外側方に突出した
係合片とから形成し、立ち上がり片の下端を外側方に突
出した延長部とからなり、雌型連結部は化粧面部の他端
縁を内方に屈曲した側壁と、側壁の下端縁を内側方に突
出した上面と、上面の先端を内方に屈曲した当接面と、
当接面の下端縁を内側方に屈曲した上縁と、上縁の先端
を内方に屈曲しさらに外側方に突出した下縁と、上縁と
下縁よりなる嵌合溝と、上縁と下縁と嵌合溝よりなる嵌
合片と、上面の先端をさらに内側方に突出した安定片
と、上記上縁と安定片よりなる係止溝とから構成したパ
ネルを提供するものである。
〔実施例〕
以下に図面を用いて本発明に係るパネルについて詳細
に説明する。第1図は上記パネルAを示す一部切り欠き
斜視図であり、は表面材、は雄型連結部、14は雌型
連結部、23は芯材、24は裏面材である。表面材は、例
えば、カラー鋼板、フッ素樹脂塗装鋼板、アルミニウム
板、アルミニウム合金板、ステンレス板、銅板、アルミ
・亜鉛合金メッキ鋼板、亜鉛・ニッケル合金メッキ鋼
板、クラッド鋼板、サンドイッチ鋼板等の金属薄板(平
板、エンボス加工板を含む)を屈曲成形したもの、ある
いは図示するように金属材料、プラスチック材料、陶材
を押出成形、あるいは射出成形により形成したものであ
る。化粧面部は、図では水平面状の化粧面2aと化粧面
2aの両端を内方に屈曲した側壁3、4と、側壁3の下端
縁を外側方に化粧面2aと略平行で突出した目地下地5と
からなるものである。雄型連結部は第2図(a)に示
すように目地下地5の先端を外方に突出した立ち上がり
片7と、立ち上がり片7の先端を側壁3側へ略水平に突
出した係止片8と、目地下地5と係止片8よりなる断面
略コ字状の係合溝9と、立ち上がり片7の先端より内方
で外側方に突出した係合片10と、係止片8と係合片10間
に形成した段差6aと、目地下地5の先端を内方に屈曲し
た垂下片11と、垂下片11の下端縁を外側方に突出した延
長部12と、延長部12の先端に形成した突条13からなるも
のである。雌型連結部14は第2図(b)に示すように側
壁4の下端縁を内方に屈曲した上面15と、上面15の先端
を内方に屈曲した当接面16と、当接面16の下端縁を内側
方に屈曲した上縁17と、上縁17の先端を内方に屈曲しさ
らに外側方に突出した下縁18と、上縁17と下縁18よりな
る嵌合溝19、嵌合片20と、上面15の先端をさらに内側方
に突出した安定片21と、上縁17と安定片21よりなる係止
溝22とからなるものである。さらに詳述すると、係合片
10に嵌合溝19を挿入して壁体を形成すると第3図(a)
に示すように落とし込み式で施工ができ、係合溝9に嵌
合片20を係止して壁体を形成すると第3図(b)に示す
ように引っ掛け式で施工ができるものであり、一つのパ
ネルAにより2つの施工が可能となるものである。ま
た、施工が楽な落とし込み式で軒天部まで施工し、最後
の一枚を引っ掛け式で施工すると、軒天と壁面の角部に
形成した断面略コ字状の止縁の最奥面とパネルの上端面
間に間隙を形成させずに納めることができるものであ
る。さらに段差6aは、係止片8と係合片10とに段差を形
成することにより、落とし込み式、引っ掛け式によるパ
ネルA間の化粧面2a間に段差、所謂化粧面2aの高さが異
なってしまわないために設けるものであり、この段差6
a、当接面16により、落とし込み式でも引っ掛け式の施
工でも化粧面2a間に段差ができないようにしたものであ
る。また、安定片21は引っ掛け式で施工する場合の係止
片8のスベリ面、芯材23の型、裏面材24の載置面、係止
溝22形成用として機能するものであり、必要に応じて設
けるものである。芯材23は主に断熱材として機能するも
のであり、副次的に接着材、不燃材、クッション材、防
音材などの機能を有する素材の1種以上からなるもので
ある。具体的には合成樹脂発泡体、ロックウール、グラ
スウール、シージングボード、石膏ボード、木毛セメン
ト板、ALC板等からなり、合成樹脂発泡体としては例え
ばポリウレタンフォーム、ポリイソシアヌレートフォー
ム、フェノールフォーム、エポキシフォーム、ポリエチ
レンフォーム、ポリスチレンフォーム、パーライトなど
の骨材の周囲にフェノールフォーム樹脂をコーティング
し、これを加温、加圧して発泡させるフォーム、および
これらに難燃剤、難燃助剤(硼砂、メタ硼酸ソーダ、三
酸化アンチモン、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウ
ム、ベントナイト)、パーライト、シラスバルーン、ア
スベスト、ガラス繊維(長、短繊維)、各種鉱物繊維の
1種以上を添加、あるいは積層したものなどからなる。
裏面材24は芯材23の背面を被覆してパネルAをサンドイ
ッチ構造とし、パネルAの機械強度の向上を図ると共
に、防火材、防水材、防音材、調湿材、製造時の離型材
などの機能を有するものであり、表面材と同質な素
材、あるいはシート状物からなり、例えばアスベスト
紙、クラフト紙、アスファルトフェルト、金属箔(Al、
Fe、Pb、Cu)、合成樹脂シート、ゴムシート、布シー
ト、石膏紙、水酸化アルミ紙、ガラス繊維不織布等の1
種、または2種以上をラミネートしたもの、あるいは防
水処理、難燃処理されたシートなどからなるものであ
る。
ここで、本発明に係るパネルAの各部の寸法関係につ
いて、第2図(a)、(b)を用いて簡単に説明する。
そこで、雄型連結部において、側壁3の下端から係止
片8の先端までの長さをl1、係合溝9の深さをl2、係合
片10の長さをl3、係止片8と係合片10先端間の長さを
l4、係止片8の先端から段差6aまでの長さをl5、化粧面
2aから係止片8上面までの高さをh1、係合溝9の開口高
さをh2、係止片8の厚さをh3、係合片10の厚さをh4、段
差6aの高さをh5とし、雌型連結部14において、側壁4か
ら嵌合片20端までの長さをl6、嵌合片20の長さをl7、嵌
合溝19の深さをl8、嵌合片20端から芯材23の側面までの
長さをl9、側壁4から当接面16までの長さをl10、側壁
4の高さをh6、嵌合片20の厚さをh7、係止溝22の開口高
さをh8、嵌合溝19の開口高さをh9、当接面16の高さをh1
0とすると、l1>l6、l2≒l7、l3≒l8、l4<l9、l5≦l1
0、h1≒h6、h2≒h7、h3≒h8、h4≒h9、h5≒h10の関係で
ある。
次に本発明に係るパネルAの施工例について、第3図
(a)、(b)を用いて詳説する。まず、落とし込み式
でパネルAを施工する場合には第3図(a)に示すよう
に、第n段目のパネルA1の延長部12をタッピングビスよ
りなる固定具βにより躯体αに固定する。次に、第n+
1段目のパネルA2の嵌合溝19をパネルA1の係合片10に落
とし込むように挿入し、図示しないパネルA2の延長部12
を躯体αに固定具βで固定するものであり、この工程を
順次繰り返して行うことにより壁体を構成するものであ
る。また、引っ掛け式でパネルAを施工する場合には第
3図(b)に示すように、第n段目のパネルA1の延長部
12をタッピングビスよりなる固定具βにより躯体αに固
定する。次に、第n+1段目のパネルA2の嵌合片20をパ
ネルA1の係合溝9に引っ掛けるように挿入し、図示しな
いパネルA2の延長部12を躯体αに固定具βで固定するも
のであり、この工程を順次繰り返して行うことにより壁
体を構成するものである。なお、出隅、入隅、窓回り、
土台、縦目地等には周知の役物、コーキング材等を使用
するものである。
〔その他の実施例〕
以上説明したのは本発明に係るパネルAの一実施例に
すぎず、第4図(a)〜(i)〜第6図(a)〜(d)
に示すように形成することもできる。すなわち、第4図
(a)〜(i)において、(a)、(b)図は裏面材24
の端部を表面材の内面、あるいは外面に積層したパネ
ルA、(c)図は目地部における芯材23を一層にしたパ
ネルA、(d)図は延長部12の裏面にも芯材23を形成し
たパネルA、(e)図はパッキング材、シール材等25を
形成して防水性、気密性を強化したパネルA、(f)図
はロックウール板、ケイ酸カルシウム板、石膏ボード等
の無機材26を形成し、耐火性を向上したパネルA、
(g)図はパーライト粒等の無機軽量骨材27を形成した
パネルA、(h)図は裏面材24を除去したパネルA、
(i)図は表面材のみのパネルAである。さらに、第
5図(a)〜(d)、第6図(a)〜(d)は化粧面部
を各々変形したパネルAであり、特に第6図(a)〜
(d)は表面材のみのパネルAである。
〔発明の効果〕
上述したように本発明に係るパネルによれば、1つ
のパネルで落とし込み式、引っ掛け式の施工ができる。
壁体の上端部での空隙を排除でき、意匠性、防水性を
向上した壁体を形成することができる。係合溝の雨返
し機能により、雨水等の躯体内部への浸入が阻止され、
防水性が向上する。段差、当接面の形成により、落と
し込み式、引っ掛け式のどちらで施工しても、パネル間
の化粧面に段差が生じない。等の効果、特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る建築用パネルの代表的一例を示す
一部切り欠き斜視図、第2図(a)、(b)は雄、雌型
連結部を拡大して示す一部切り欠き断面図、第3図
(a)、(b)は施工例を説明する説明図、第4図
(a)〜(i)、第5図(a)〜(d)、第6図(a)
〜(d)はその他の実施例を示す説明図である。 ……表面材、……化粧面部、……雄型連結部、9
……係合溝、10……係合片、14……雌型連結部、19……
嵌合溝、20……嵌合片。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板材の長手方向の両側縁に雄、雌型連結部
    を有する長尺状の建築用パネルにおいて、前記雄型連結
    部は化粧面部の一端を内方に屈曲した側壁と、該側壁の
    下端縁を略水平に外側方に突出した目地下地と、該目地
    下地の先端を外方に突出した立ち上がり片と、該立ち上
    がり片の先端を内側方に突出した係止片と、立ち上がり
    片の途中を外側方に突出した係合片とから形成し、立ち
    上がり片の下端を外側方に突出した延長部とからなり、
    雌型連結部は化粧面部の他端縁を内方に屈曲した側壁
    と、該側壁の下端縁を内側方に突出した上面と、該上面
    の先端を内方に屈曲した当接面と、当接面の下端縁を内
    側方に屈曲した上縁と、上縁の先端を内方に屈曲しさら
    に外側方に突出した下縁と、上縁と下縁よりなる嵌合溝
    と、上縁と下縁と嵌合溝よりなる嵌合片と、上面の先端
    をさらに内側方に突出した安定片と、上記上縁と安定片
    よりなる係止溝とから構成したことを特徴とする建築用
    パネル。
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