JPS6225661A

JPS6225661A - サイデイングボ−ド

Info

Publication number: JPS6225661A
Application number: JP16630285A
Authority: JP
Inventors: 石川　尭; 新関　孝信
Original assignee: IG Technical Research Inc
Current assignee: IG Technical Research Inc
Priority date: 1985-07-26
Filing date: 1985-07-26
Publication date: 1987-02-03
Also published as: JPH0558095B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は建築、構築物の内、外装の横張り壁体を形成す
るのに有用なサイディングボード（以下、単にボードと
いう）に関するものである。

従来から使用されているこの種ボードとしては、例えば
■特公昭５１−２９３３９号、■実公昭５１−１１８８
２号、■実公昭５４−２６６４９号などがある。しかし
ながら、この種ボードにおいて最大の欠点は化粧面が山
伏になり、これを用いて形成した壁体は連続した山のよ
うな外観となることであった。換言すれば、ボードの化
粧面が山伏になると美観性に劣るばかりでなく、施工し
にくく、かつ、連結部の防水性に欠けると共に、離脱す
る等の不利があった。また、この種ボードは引掛は構造
が多く、施工上の関係で目地幅が不均一となる欠点があ
った。さらに、この種ボードは化粧面が設計上、平坦（
エンボス加工も含む）であり、かつ、単なる段差、凹凸
にすぎず、立体感に欠けると共に、働き幅が少ないため
、施工性に欠ける不利があった。その他、この種ボード
においては、落し込み型の連結構造としたボードも知ら
れているが、立体感、防水性、断熱性、施工性、経済性
に欠ける不利があった。

本発明はこのような欠点を除去するため、化粧面部を階
段状に形成し、かつ、その段差を強化する空隙を有する
窪部を段差部分に設け、区分線をより明確化し、しかも
ボードを連結した際に形成される雄、雌連結部に目地部
の外観を化粧面部の段差外観に酷似した構造とし、ボー
ドの施工が容易で１人の作業員で、しかも熟練を要さず
に行なうことができ、しかも均一な横目地幅となり、そ
の上に化粧面の変形もなく、かつ、防水性、立体化を大
幅に助長したボードを提案するものである。

以下に、図面を用いて本発明に係るボードについて説明
する。すなわち、上記ボードＡは第１図に示すように、
例えば表面処理鋼板、鋼板に亜鉛・ニッケル合金をメッ
キした鋼板、アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板（商品名ガル
ファン、ガルバリュウム鋼板、スーパージンク）、アル
ミニウム板、アルミニウム合金板、銅板等の１種からな
る金属板（平板、エンボス加工板も含む）をロール、ま
たはプレスで成形したり、あるいは押出し成形などの１
種により第２図に示すような形状に形成した表面材上と
裏面材２３間に断熱材２４を一体に充填してサンドイン
チ構造としたものである。さらに説明すると、表面材上
は長尺状の化粧面部（と雄型連結部ユと雌型連結部側と
断熱材２４を充填する樋状部２２とから構成したもので
ある。すなわち、化粧面部１は長尺状の板材の表面の任
意位置（図では中央）に表面の長手方向と平行に図示す
るように、少なくとも１段を形成した段差片３とその下
端を内方へ、次に外方へ折り返して例えば深さを２〜１
０　ｘｍ位とした窪部４とから形成した段差部工と段差
片３によって区分した複数個の長尺状の傾斜化粧片６．
６ａ（以下、単に化粧片という）と化粧片６ａの上端縁
に形成した空隙５ａとから構成したものである。なお、
空隙５ａの大きさは表面材上の折り曲げ時に生ずる間隙
の大きさ、あるいは任意に形成したものであり、段差片
３の下端と化粧片６ａ間をより明確に区分することによ
って、化粧面部１の立体感を助長すると共に、強度をも
補強するものである。上記化粧面部量は主に表面材上の
表面を階段状に形成して立体感を助長すると共に、強度
を向上するのに役立つものである。特に、窪部４は段差
部ｌに区分線を明確に形成し、段差片３を視覚的に゛よ
り大きく、かつ、明確に見せるのに有効なものである。

また、雄型連結部工は化わ１面部１の上端となる端縁を
長手方向と平行に窪ませて雨返しと毛細管現象の阻止を
図る溝部８とその先端に形成した補強リブ９　（図では
パイプ状）とから形成した差込縁１０と差込縁１０を上
端とする係合溝１１と係合溝１１の下縁１２を外方へ突
出した延長部１３とから構成したものである。さらに説
明すると、延長部１３は釘打設片１４とその先端を内方
へはぜ状に屈曲した舌片１５とから形成したものである
。なお、この舌片１５は裏面材２３の一端を挟持するた
めに波打ちを防止するものである。雌型連結部ルは化粧
面部１の下端を内方へ屈曲した段差片１７とその下縁を
内方へ屈曲した上縁１８とその先端を外方へ折り曲げて
下縁１９を形成して前記差込縁１０を嵌合する嵌合溝２
ｏと下縁１９の先端を内方へ屈曲した舌片２１とから形
成したものであり、下縁１９は係合溝１１に挿入し、よ
り係合方を強化するのに役立つものである。また、樋状
部２２は化粧面部量と雄、雌型連結部１、川で囲まれた
空間であり、断熱材２４を充填するためのものである。

なお、表面材上の各部の寸法、角度は次のように設定し
たものである。化粧片６．６ａの水平線イに対する角度
θ１・θ２はθ１＝θ２、またはθ１−０２、あるいは
θ１　ミ　θ２、化粧片６．６ａと段差片３．１７間の
角度θ３、θ４はθ３＝θ４、あるいはθ３捨θ４で、
例エバθ３＝９０”、段差片１７と上縁１８間の角度θ
５、および嵌合ｔＪ２０の角度θεは差込縁１０の角度
に応じて定まるものである。また、段差片３．１７の高
さｈｌ、ｈ２は同一が、はぼ同一であり、段差部５の頂
点５りから水平線口までの高さをｈ　９　、段差片１７
の上端から水平線口までの高さをｈ４、段差部ｉの裏面
と裏面材２３間の厚さをΔｔ、表面材上の板厚をｔとす
ると、ｈ３＞ｈ４でｈ　３　＝　ｈ　、＋Δｈ１＋Δｔ
が、それに近い高さである。これはボードＡを第３図に
示すように枢体αに施工した際に段差部上をボードＡ間
の横目地部の９一体αからの高さ１１と同一か、はぼ同
一、あるいは幾分低い高さとするためである。なお、段
差部工と横目地部分の高さの差はΔ１，１位である。さ
らに、窪部４の空隙５ａの高さΔｈ１は任意であるが、
第３図に示すようにボードＡ間の目地部における間隙Δ
ｈ２とほぼ同一とすることにより、壁全体が同じような
段差部工によって構成されているような外観とするため
Δｈ、＝Δｈ２か、Δｈ、ζΔｈ２、Δｈ、＞Δｈ２と
することが好ましい。さらに、前記した裏面材２３は少
なくとも断熱材２４の裏面を被覆するためのものであり
その一端は舌片１５によって挟持し、ボード自体の機械
強度を強化すると共に、不燃シート、防水膜遮熱シート
、吸水シート、防音シート、剥離シート、バッキング材
、補強シートなどの１部材として機能するものであり、
例えばアスベスト紙、クラフト紙、アスファルトフェル
ト、金属箔（＾２Ｐｂ、　Ｆｅ）　、合成樹脂シート、
ゴムシート、布シート、ガラスクロスの１種、もしくは
これらの１種以上を組合わせたもの、あるいはこの種シ
ートに対して防水、離燃等の処理を施したもの、若しく
は前記したような金属板などの１種からなるものである
。また、断熱材２４は少なくとも化粧面部Ｉの裏面と雌
型連結部側の裏面で形成された空間に充填し、ボードに
断熱性と強度を付与するものであり、副次的に接着性、
不燃性などの機能を有する素材の１種からなるものであ
る。具体的には合成樹脂発泡体、ロックウール、グラス
ウール、シージングボード、石膏ボード、木毛セメント
板等の１種からなり、成形体、あるいは原料で吐出し１
、　　成形、固化、自己接着させるものなどの１種から
なるものである。なお、成形体を用いる場合には・　　
表面材上、裏面材２３間に接着剤（図示せず）が必要で
ある。さらに説リドＪ　４と、断熱材２４としては主に
合成樹脂発泡体、例えばポリウレタンフォーム用樹脂、
ポリイソシアヌレートフオーム用樹脂、・　　フェノー
ルフオーム用樹脂、およびこれらに難燃剤、難燃助剤（
硼砂、メタ硼酸ソーダ、炭酸カルシウム、水酸化アルミ
ニウム、二酸化アンチモン、ベントナイト、パーライト
粒、シラスバルーンの１種以上を添加したものなどから
なるものである。

次に施工例につき説明する。

いま、第１図に示すようなボードを第３図に示すように
横張りして外壁を構成すると仮定する。なお、ボードＡ
　＋　、Ａ　２は表面材上が０．２７ｍｍのカラー鋼板
、裏面材２３がアルミ・クラフト紙、断熱材２４が表面
材上と裏面材２３間にポリイソシアヌレートフオーム用
原料を吐出し、反応発泡させ、次にキュアして一体化し
たものである。そこで、主柱、間柱、防水シート等から
なる壁下地（図では防水シートを使用しない場合の壁下
地を示す）αに第ｎ段目のボードＡ、の釘打設片１４を
釘βを介して固定する。次に第ｎ＋１段目のボードＡ２
の雌型連結部側の嵌合溝２０をボードＡ１の雄型連結部
１の差込縁１０に嵌挿し、第３図のような目地部を形成
するものである。すなわち、横目地部はボードＡ　＋　
、Ａ　２の段差部ｉと同じか、幾分低い外観となるよう
に形成したものである。換言すると、ボードＡ２の雌型
連結部用とボードＡ１の化粧片６の上端部とが接触し、
そこに僅かの間隙Δｈ２を形成してボードＡの段差部盈
に酷似した外観を形成するようにしたものである。また
、外壁全体を形成するには、上記したような工程を土台
から桁に向かって行なえばよいものである。なお、土台
部分にはスタータ（図示せず）、壁の縦目地、出、入隅
等の部分（図示せず）にはコーキング材、役物を用いる
必要がある。

以上、説明したのは、本発明に係るボードの一実施例に
すぎず、第４図（ａＪ〜（１１〜第９図（ａｌ〜（ｈ）
に示すように形成することもできる。すなわち、第４図
（ａ）〜（ｉ）〜第７図（１１１〜（ｈｌは表面材上の
その他の実施例であり、第９図（ａ）〜（ｈ）はボード
のその他の実施例である。さらに説明すると、第４図（
ａ）〜（１）〜第８図（ａ）、（ｂ）は表面材上の各部
分のその他の実施例を示すものである。なお、表面材上
の肉厚は省略して示す。すなわち、第４図（ａｌ〜（１
）は延長部１３のその他の実施例を示す１図であり、ｆ
ａ１図は釘打設面１４の途中に化粧片の長手方向と平行
に突条１４ａを形成し、防水と係合力の強化を図った延
長部、（ｂｌ図は釘打設面１４の途中に化粧片の長手方
向と平行に突条１４ａを２本形成した延長部、ＣＣ１図
は釘打設面１４の途中にへ状の突条を化粧片６の長手方
向と平行に形成した延長部、（ｄ）図は［８１図と逆に
Ｕ字？Ｍ１４ｂを形成した延長部、（ｅ）図は釘打設面
に突条１４ａとＵ字溝１４ｂとを形成した延長部、（ｆ
）図は釘打設面１４の途中に２〜３山のリブ１４ｃを化
粧片６の長手方向と平行に形成した延長部、（ｇ）図は
（ｂ）図において舌片１５を外方に屈曲した延長部、（
ｈ）図は釘打設面Ｉ４を角度θ７に傾斜した延長部、（
１，１図は釘打設面１４の途中に広幅のＵ字溝１４ｂを
形成した延長部、また、第５図（ａｌは雄型連結部工、
溝部８、係合溝１１のその他の実施例であり、（ａ）図
は釘打設片１４に対し係合溝１１の上縁１１ａを角度θ
６となるように形成した係合溝１１、Ｃｂ１図は上記の
上縁１１ａをほぼ水平にした係合溝、（Ｃ）図は溝部８
の底面８ａと上縁１１ａとを平行になるように形成した
溝部８、（ｄ１図は溝部８を除去した係合ｉｌｌ、（Ｃ
１図は差込縁１０の先端を突起状に形成し、溝部８を特
に設けなかった雄型連結部工である。さらに、第６図（
ａｌ〜（ｈ）は段差部工のその他の実施例を示し、（ａ
ｌ、Ｃｂ１図は段差片３の下端と窪部４の上縁４ａによ
って形成される角部、あるいは化粧片６ａと段差片３の
上端によって形成される角部に段差強化用の面取り面５
ｃを形成した段差部、ｆＣ１図は角度θ９を鈍角とした
段差部、（ｄ）〜（ｆ１図は窪部４を図示のように形成
した段差部、（ｇ）、（ｈ）図は空隙５ａの断面を図の
ように形成した段差部である。また、第７図（，１１１
〜（ｈ）は雌型連結部」のその他の実施例を示し、（８
１図は上縁１８の途中に長手方向と平行に形成したｉ！
１８ａ　、あるいは図示しないがリブを形成し、防水、
係合力の強化を図る雌型連結部、（ｂｌ図は下縁１９に
（ａ）図と同じような溝１９ａを形成した雌型連結部、
（Ｃ１、（ｄ）図は嵌合ａ２０の最奥部を図示するよう
に形成し、毛細管現象を阻止する雌型連結部、（ｅ）、
（ｆ）図は段差片１７の下端と上縁１８によって形成さ
れる角部を図示するように形成し、防水性、段差の強化
を図る雌型連結部、（ｇ１図は上縁１８を角度θ１゜の
ように傾斜させ、より防水性を強化する雌型連結部、（
ｈ）図は舌片２１を外方へ屈曲した雌型連結部である。

勿論、舌片２１は必要に応じて内側方へ長く形成するこ
ともできるものである。さらに、第８図（ａｌ、（ｂｌ
は化粧面部量にリブ２ａ、２ｂ、２Ｃを形成した表面材
であり、（ａ）図は段差片３、および図示しない１７に
垂直リブ２ａを、あるいは１点鎖線で示すように化粧片
６．６ａに２ｂを形成した表面材、（ｂｌ図は化粧片６
と段差片３、化粧片６ａと段差片１７（図示せず）に図
示するようなリブ２ｃを設け、外観を平瓦状に形成した
表面材である。また、第９図（ａ）は裏面材２３の他端
を舌片２１で挟持して断熱材２４の外部への漏洩を防止
し、かつ、裏面材２３の伸縮による化粧面部量の山伏化
を阻止し、その上、強度を改善したボード、（ｂｌ図は
裏面材２３の一端を口うのよ１こ内挿したボード、（Ｃ）図はハツチングで図示
する部分の少なくとも１箇所に防火性、防水性等を有す
るコーキング材２５を植設したボード、ｉｄ１図は段差
片３．１７を内方に傾斜したボード、（ｅ）図は同質、
異質の断熱材２４を２個に分割したボード、（ｆ）図は
段差部５を２つ形成したボード、（ｇ１図は嵌合溝２０
を図のように形成し、より連結部の防水性、係合力、施
工性を改良したボード、（ｈ１図は化粧片６ａを水平線
に対して角度θ１１だけ傾斜し、施工時に化粧面部１が
山伏になるのを防止したボードである。

上述したように本発明に係るボードによれば、　　　　
　“■化粧面部に少なくとも１段の段差部を形成したた
め、強度が十分に補強されて化粧面が山伏になったりす
ることがない。■段差部に空隙を有する窪部を設けたた
め、化粧片間の段差が従前よりはるかに大きく助長され
、化粧面部全体が立体感に富む外観となる。■雄、雌型
連結部を前記した落し込み構造に形成したため、−人で
も十分に施工でき、かつ、目地幅（横）を一定に形成す
ることができ、しかも防水性にすぐれる。■ボード間の
連結に熟練を要さず、きわめて高能率で施工できる。■
ボードをサンドインチ構造すると共に、裏面材の一端部
を挟持したため、強度が向上する。

■ボードで壁を形成した際は段差部と横目地部の外観が
少なくとも殆んど同じくなるため、美しい外観で、かつ
、立体感に冨む壁を形成できる。■ボードの芯材として
断熱材が充填されていると共に、横目地部が断熱材の２
重層となるため、Ｉ！ｆｒ熱性にすぐれた壁を形成でき
る。０表面材を広幅としたため、施工性に富み、しかも
素材幅を有効に利用できるので経済性にすぐれる。■断
熱材に合成樹脂発泡体を用いた際は軽量で、断熱性にす
くれ、しかも接着剤なしで発泡の際の自己接着性を利用
して構成材を極めて容易に一体に形成できる。

等の特徴がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るサイディングボードの一実施例を
示す斜視図、第２図はその構成材である表面材を示す斜
視図、第３図は上記ボードを用いて形成した外壁の縦断
面の一部を示す説明図、第４図（ａｌ　〜（１）、第５
図（ａ）〜（ｅ）、第６図（ａ）〜（ｈ）、第７図（ａ
）〜（ｈｌ、第８図（ａｌ、（ｂ）は表面材の部分のそ
の他の実施例を示す説明図、第９図ｆａｔ〜ｆｈ）は本
発明に係るサイディングボードのその他の実施例を示す
説明図である。 ±・・・表面材、）Ｓ・・化粧面部、盈・・・段差部、
ユ・・・雄型連結部、１ｏ・・・差込縁、１１・・・係
合溝、耳−・・雌型連結部、２ｏ・・・嵌合溝、２３・
・・裏面材、２４・・・断熱材、Ａ、ＡＩ、Ａ２　・・
・サイディングボード、α・・・壁下地。名　４　図不　５　膳為　乙　図（ρ）

Claims

【特許請求の範囲】

（１）長尺状の板材表面に該表面の長手方向と平行に段
差片と該段差片の下端を内方へ、次に外方へ折り返して
窪部を形成した段差部を少なくとも１段配設して前記表
面を階段状に形成した化粧面部と、該化粧面部の上端と
なる端縁を長手方向と平行に窪ませた溝部を設けた差込
縁と該差込縁を上縁とする係合溝と該係合溝の下縁を外
方へ突出した延長部とを形成した雄型連結部と、前記化
粧面部の下端を内方へ屈曲して前記差込縁と嵌合する係
合溝を設けた雌型連結部とから形成した断面樋状の表面
材と、該表面材の化粧面部、および雌型連結部裏面によ
って囲まれ、かつ、前記延長部の裏面に接するように水
平に線引きした空間に充填した断熱材と、該断熱材の裏
面を被覆した裏面材とを一体に形成すると共に、前記延
長部先端を内方にはぜ折りして裏面材の一端を挟持した
ことを特徴とするサイディングボード。