JP3004326U - 多機能コミュニケーションシステム - Google Patents

多機能コミュニケーションシステム

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JP3004326U
JP3004326U JP1994000286U JP28694U JP3004326U JP 3004326 U JP3004326 U JP 3004326U JP 1994000286 U JP1994000286 U JP 1994000286U JP 28694 U JP28694 U JP 28694U JP 3004326 U JP3004326 U JP 3004326U
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JP1994000286U
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和夫 渡辺
信雄 高木
義宏 白石
正直 衛藤
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Japan Broadcasting Corp
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Japan Broadcasting Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 TV中継車/スタジオ側および出先中継現場
間の複数の双方向音声通信信号を一元化して、タリー信
号と共に伝送を行い、通信業務の管理運営を改善し、効
率の向上を計る。 【構成】 複数の双方向音声通信装置と通信を行うため
の入出力端子を具備した主装置と従装置から構成され
る。主装置は主として上記入出力信号を任意に選択する
マトリックススイッチ86、タリーFS変調信号を加算
するスイッチS1、増幅器55、および従装置と主装置
間の通信を行う双方向通信部55,56,60〜69,
70〜73から構成され、従装置は主装置と同様の双方
向通信部、マトリックススイッチおよびタリーFS変調
信号を復調するタリー信号制御から構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はTV放送の中継において、中継の業務連絡を円滑に実行するために使 用する多機能コミュニケーションシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
TV放送の中継を行う場合に、重要なコミュニケーションの1つとして、中継 車または放送スタジオと番組情報を収集すべき出先中継現場の間の各種の業務連 絡がある。番組企画に基づき、テクニカルディレクタ(TD)および番組ディレ クタ(PD)などが出先中継現場のフロアーディレクタ(FD)、カメラマンお よびその他のスタッフに適切な指令を与えたり、また出先現場のスタッフが各デ ィレクタに対して現場状況の報告を行っている。
【0003】 従来、このような現場スタッフと中継車/放送スタジオ間のコミュニケーショ ンのための装置として、インカム(有線による携帯用双方向通信機)、ワイヤレ スインカム(無線による携帯用双方向通信機)、高性能インカム(有線または無 線による高性能双方向通信機)および電話装置などをそれぞれのスタッフが個別 に使用していた。
【0004】 また出先現場に設置してあるカメラへのタリー(該当するカメラが現在放送中 になっていることを示す標識で通常カメラの上部にランプを点燈させる。)信号 のTV中継車からの伝送は、中継車と出先現場との距離および周辺の事情により 、その都度専用のケーブルまたは無線装置を必要とした。現場スタッフにとって その準備がきわめてわずらわしく、タリー信号の伝送を省略し、いわゆる中継車 からの「くちタリー」(口答によるタリーを伝える)でのその機能を果すことが しばしばあった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 従来、テクニカルディレクタおよび番組ディレクタなどが出先中継現場に在駐 するフロアーディレクタ、カメラマンおよびその他のスタッフと業務連絡をとる 際には、インカム、ワイアレスインカム、高性能インカム、携帯用無線電話およ び有線による電話装置などを個別に使用し煩雑となっているため、管理運営上問 題であった。さらに、通常は中継現場に設置してある複数のカメラへのタリー信 号の伝送は直接中継車に接続されたカメラケーブルを介して行われており、取扱 い上フレキシビリティがなかった。そのため出先中継現場と中継車との距離およ びそれらの周辺事情によりその都度、タリー信号の伝送について、専用ケーブル 、無線装置およびその他装備品を準備しなければならず、きわめてわずらわしく 、口答による連絡しかしていなかった。本考案は上記の問題を解決することにあ る。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、第1双方向音声通信手段およびタリー信号発生手段を接続した主装 置と、第2双方向音声通信手段およびタリー信号受信手段を接続した従装置と、 前記両装置を双方向に接続する伝送手段とを備えた多機能コミュニケーションシ ステムであって、前記主装置は、1つ以上の前記第1双方向音声通信手段から送 出される第1出力信号を受け、1つ以上の前記第1出力信号を選択する第1選択 手段と、1つ以上の前記タリー信号を受け符号化する符号化手段と、前記符号化 された信号と、選択された前記第1出力信号とを加算する加算手段と、前記加算 手段の出力信号を前記伝送手段を介して前記従装置側へ送信する第1送信手段と 、前記従装置側から送信された信号を前記伝送手段を介して受信する第1受信手 段と、1つ以上の前記双方向音声通信手段を選択し、当該選択した第1双方向音 声通信手段に前記第1受信手段の出力信号を供給する第2選択手段とを有し、前 記従装置は、前記主装置側から送信された信号を前記伝送手段を介して受信する 第2受信手段と、前記第2受信手段の出力信号から1つ以上の前記第1出力信号 と前記符号化された信号とを分離する分離手段と、1つ以上の前記第2双方向音 声通信手段を選択し、当該選択した第2双方向音声通信手段に前記分離された1 つ以上の第1出力信号を供給する第3選択手段と、前記分離手段の符号化出力信 号からタリー信号を復号し、当該復号したタリー信号に基づくタリー情報信号を 前記タリー信号受信手段に供給する復号手段と、1つ以上の前記第2双方向音声 通信手段から送出される第2出力信号を受け、1つ以上の前記第2出力信号を選 択する第4選択手段と、前記第4選択手段によって選択された第2出力信号を前 記伝送手段を介して前記主装置側へ送信する第2送信手段とを有することを特徴 とする。
【0007】 さらに本考案は好ましくは、前記第1選択手段は、1つ以上の前記第1出力信 号を選択するマトリックススイッチを有することを特徴とする。
【0008】 さらに本考案は好ましくは、前記第1選択手段は、1つ以上の前記第1出力信 号を増幅する増幅器を有することを特徴とする。
【0009】 さらに本考案は好ましくは、前記符号化手段は、前記タリー信号を周波数シフ ト変調する変調器を有することを特徴とする。
【0010】 さらに本考案は好ましくは、前記加算手段は、前記符号化手段の出力信号のみ を通過させる第1帯域通過フィルタと、前記第1帯域通過フィルタを通過した信 号を阻止するように前記第1選択手段の出力側に設けた第1帯域阻止フィルタと を有することを特徴とする。
【0011】 さらに本考案は好ましくは、前記第1送信手段は、前記加算手段の出力信号を 増幅する増幅器を有する。
【0012】 さらに本考案は好ましくは、前記第1受信手段は、前記伝送手段を介して受信 された信号を増幅する増幅器を有する。
【0013】 ことを特徴とする多機能コミュニケーションシステム。
【0014】 さらに本考案は好ましくは、前記第2選択手段は、前記第1受信手段の出力信 号以外の信号を阻止する第2帯域阻止フィルタを有することを特徴とする。
【0015】 さらに本考案は好ましくは、前記第2受信手段は、前記伝送手段を介して受信 された信号を増幅する増幅器を有することを特徴とする。
【0016】 さらに本考案は好ましくは、前記分離手段は、前記第1出力信号以外の信号を 阻止するように前記第3選択手段の入力側に設けた第3帯域阻止フィルタと、前 記符号化された信号のみを通過させるように前記復号手段の入力側に設けた第2 帯域通過フィルタとを有することを特徴とする。
【0017】 さらに本考案は好ましくは、前記第3選択手段は、前記分離された1つ以上の 第1出力信号を増幅する増幅器を有することを特徴とする。
【0018】 さらに本考案は好ましくは、前記復号手段は、周波数シフト復調器を有するこ とを特徴とする。
【0019】 さらに本考案は好ましくは、前記第4選択手段は、1つ以上の前記第2出力信 号を増幅する増幅器を有することを特徴とする。
【0020】 さらに本考案は好ましくは、前記第2送信手段は、前記第4選択手段によって 選択された第2出力信号を増幅する増幅器を有することを特徴とする。
【0021】 さらに本考案は好ましくは、前記第1双方向音声通信手段は、双方向音声通信 機、番組音声通信機および指令音声通信機のいずれかを有することを特徴とする 。
【0022】 さらに本考案は好ましくは、前記第2双方向音声通信手段は、双方向音声通信 機、放送内容通信機および指令音声通信機のいずれかを有することを特徴とする 。
【0023】 さらに本考案は好ましくは、前記伝送手段は、有線通信手段および無線通信手 段のいずれかを有することを特徴とする。
【0024】 さらに本考案は好ましくは、請求項1ないし17のいずれかにおいて、さらに 加えて、前記主装置側に信号レベル検出手段を備え、前記信号レベル検出手段に よって前記第1双方向音声通信手段に接続されている信号線のレベルを確認して 通信状況の異状を検知することを特徴とする。
【0025】 さらに本考案は好ましくは、請求項1ないし18のいずれかにおいて、さらに 加えて、前記従装置側の前記第3選択手段および前記第4選択手段に接続した双 方向無線通信機を備えたことを特徴とする。
【0026】 さらに本考案は好ましくは、前記復号手段は、個別に設定された情報に応答す るタリー選択信号および前記復号したタリー信号のいずれかを前記タリー情報信 号として前記タリー信号受信手段に供給する手段を有することを特徴とする。
【0027】
【作用】
本考案では主装置側にある複数の双方向音声通信手段からの音声信号を1つ以 上任意に選択し、選択した信号にFSK(Frequency−Shift−K eying)変調を行ったタリー信号を加算させ複数ある伝送手段の1つを使用 して伝送する。従装置においてはこの伝送された信号をタリー信号および音声信 号に分離する。FSK変調されたタリー信号は復調され複数の独立したタリー信 号出力を発生させることができる。分離された音声信号は1つ以上任意に選択し た、複数の双方向音声通信手段へ出力することができる。従装置から主装置への 伝送は主装置から従装置への伝送とは方向が逆になるだけで同様に伝送すること ができる。
【0028】 また主装置において第1双方向通信手段に接続されている信号線を任意に選択 して、信号レベルを確認し、通信状況の異状を発見することができる。
【0029】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を詳細に説明する。
【0030】 本考案の多機能コミュニケーションシステムは図1および図2にそれぞれ示す ように主装置および従装置から構成され、主装置は主としてタリー信号制御部2 1、通信信号線のマトリックススイッチ86、無線送受信器84,85およびそ の他周辺回路から、また従装置は主にタリー信号制御部210、通信信号線のマ トリックススイッチ169、無線送受信装置170、無線送受信器109,11 0およびその他の周辺回路からそれぞれ構成されている。以下、図3の本システ ムの原理図に従って中継車または放送スタジオから出先中継現場にカメラタリー 信号および音声信号を伝送する方法について述べる。図3における主装置側の音 声信号は、前述した業務連絡に使用するインカム、高性能インカム、電話装置お よび番組進行状況を把握するためのTV放送の音声部分などがあり、周波数帯域 は300Hz〜3.4kHzである。この音声信号をバンドエリミネーションフ ィルタ301で2.8kHz以上の周波数成分を除去し、帯域を300Hz〜2 .8kHzとする。
【0031】 カメラスイッチャーが出先中継現場に設置したカメラを切換るための便宜上カ メラ1台ごとに機番が設定されている。本実施例では一例として16台のカメラ の例が示してある。図3のT1 〜T16は指定するタリー信号の入力端子でこの中 の1つが指定される。タリー信号エンコーダおよび変調器302において16台 の識別を行うために4ビットのバイナリにエンコードし、ビットシリアル形式の デジタル信号に変換する。さらにこのシリアル信号を2.8kHz〜3.4kH zの帯域を使用してFSK変調する。次に図3のように音声信号303とFSK 変調されたタリー信号304を加え、通常の通信機の音声帯域に入る合成信号3 05を得る。この合成信号を電話およびその他の通信装置などの双方向伝送手段 を使用し、送出する。従装置においては図4のように上記した逆の手順により通 信装置で合成信号を受信し、バンドエリミネーションフィルタ(帯域阻止フィル タ)306により音声信号のみを取出し、またバンドパスフィルタ(帯域通過フ ィルタ)307によって2.8kHz〜3.4kHz成分を抽出し、復調器およ びタリーデコーダ308によりタリー信号出力T1 ′〜T16′を得る。
【0032】 タリー出力信号T1 ′〜T16′は2値のデータで示され、接点出力および電圧 /電流などのレベル値で使用することもできる。これらタリー出力信号をケーブ ルで出先中継現場の該当する番号のカメラに直接接続して使用することもできる が、機能ブロック310をカメラに附属する電子装置の中に入れてもよい。機番 表示器311は該当するカメラにあらかじめ与えられた認識番号であり、機番設 定スイッチ309によって設定された機番が表示される。選択信号出力は機番設 定された数字と受信したタリーの番号が一致したときのみ出力が生じる。ランプ 313も出力信号と共に点燈し、該当するカメラが放送の状態となっていること を示す。
【0033】 さらに詳細に、図1に基づき主装置を説明する。タリー信号入力T1 〜T16は 16の内の1つが2値の信号で指定される。例えば指定のタリー信号が“H”と なりその他は“L”の状態となる。これら16の信号をタリー信号制御部21の 外部インターフェースで受け、マイクロプロセッサにより4ビットへのエンコー ドを行い、変調器でFSK変調をして、バンドパスフィルタ42を経由してタリ ー入力検出制御で開閉するスイッチS1 の一方の端子に加えられる。
【0034】 このスイッチS1 は1〜16のタリー信号のいずれかが“L”から“H”に状 態が変化したときのみ一定時間オンとなり、FSK変調されたタリー信号が音声 信号に重畳される。
【0035】 バンドパスフィルタ42は多重化されたタリー信号成分のみを抽出するもので 、バンドエリミネーションフィルタ43および44はそれぞれマトリックススイ ッチ86に接続されている音声の信号線に不要な信号を阻止するために使用して いる。
【0036】 一方、出先中継現場のスタッフと中継車またはスタジオ側のスタッフとの音声 信号によるコミュニケーションの種類は図1のように4線式(4W)の双方向通 信装置として、電話装置(指令、参照用番組音声)、インカムおよび2線式(2 W)の双方向通信装置(インカム、高性能インカム)で行う。
【0037】 電話装置(指令)の送信出力は主装置の入力端子24に印加され、増幅器34 を経由してマトリックススイッチ86の端子47に接続し、マトリックススイッ チ86の端子48からの信号は増幅器35および出力端子25を経由して電話装 置(指令)の入力信号となる。電話装置(番組音声)およびインカム(4W)に 関しても同様な構成となっており、主装置の端子26,28それぞれが入力端子 、端子27,29が出力端子になっていて、該当する通信装置の入力および入力 端子に接続し使用する。さらにインカム(2W)からの入力出力信号はインカム 用端子30に接続され、ハイブリット回路(HYB)88を通じてインカムから の送出信号は増幅器38へ、増幅器39の出力信号は端子30へそれぞれ信号の 振り分けが行われる。
【0038】 増幅器38からの出力信号はマトリックススイッチ86の端子51へ、マトリ ックススイッチ86の端子52からの信号については上記したように同様行われ る。高性能インカム(2W)からの入出力信号は入出力端子31に接続し、ハイ ブリット回路を内蔵したインターフェース33を通じて増幅器40の入力および 増幅器41の出力に接続してある。増幅器36,40の出力はそれぞれマトリッ クススイッチ86の端子49,53に、増幅器37,41の入力はそれぞれマト リックススイッチ86の端子50,54に接続してある。マトリックススイッチ 86は接続点M1 〜M8 を有し、任意の1つ以上の接続が可能なもので、M1 〜 M4 の接続点を選択することによって該当する送信信号が選択され、増幅器55 へ印加される。なおこのマトリックススイッチ86は電子回路を使用しているが 、機械接点による構成も可能である。増幅器55の出力は送出用の増幅器60お よびハイブリット回路70を通じて2線式(2W)に変換し、出力信号が端子7 5に生じる。端子75の出力信号は伝送手段の1つである公衆電話回線を用いて 従装置へ伝送する。この伝送手段は公衆電話回線のみならず、2線式,4線式通 信装置、VHF帯およびマイクロウェーブ等一般に使用される無線装置などを使 用することができる。
【0039】 従装置からの信号受信は上記した伝送手段の1つを経由し主装置に伝達される 。いま公衆電話回線をその使用する通信チャンネルとした場合、端子75に受信 信号が生じハイブリット回路70によって信号が増幅器61の入力へ振り分けら れ、増幅器56を経由し、マトリックススイッチ86の一方の接続点M5,M6 ,M7,M8に供給される。いま指令の出力信号を端子25から得る場合は接続 点M5を選択すればよい。さらに番組音声、連絡系1、連絡系2などに受信出力 を取り出すためにはそれぞれM6,M7,M8を選択することにより任意に取り 出すことができる。また1つ以上選択し、別々のチャンネルに並列的に出力する ことも可能である。このマトリックススイッチの信号選択機能については受信/ 送信信号に関して同様な機能を有する。ラインモニタ22はマトリックススイッ チ86に接続されている各信号のレベルをモニタし、通信状況を確認するための もので、スイッチS2により所望の信号を選択するものである。
【0040】 従装置は主装置と同様の伝送手段の入出力端子101〜109を通じて、主装 置との双方向通信を行う。また出先中継現場で従装置の入出力端子160〜16 7に接続する双方向通信機類も主装置側と同じく、電話装置(指令、番組音声) 、インカムおよびクリアカムを使用する。マトリックススイッチ169に接続さ れる信号線147,149,151,153,157,172は従装置から主装 置へ送信される信号で、マトリックススイッチ169によって選択された信号は 増幅器121,112およびハイブリット回路301を経由して、前述した伝送 手段により送信される。伝送手段により主装置からの受信信号は増幅器122を 通じて、バンドエリミネーションフィルタ(B.E.F.)124よりタリー信 号成分を除去した後にマトリックススイッチ169の端子171に接続され、信 号線148,150,152,154,172の内選択された信号線に該当する 通信装置へ送出される。
【0041】 機能ブロック170は携帯用無線電話装置から送信される信号を受信する空中 線158、空中線分配器、4台の受信装置および各受信装置からの信号を1信号 ライン157にまとめる結合回路から構成され、結合された信号ライン157も マトリックススイッチ169を通じて主装置に伝送することができる。送信機( TX)141および空中線190は上記携帯用無線電話装置への信号送信のため に使用する。受信した多重化タリー信号については増幅器122の出力に生じる 音声信号からバンドパスフィルタ(B.P.F.)191によって2.8kHz 〜3.4kHzのタリー信号成分を抽出し、タリー信号制御部210の復調器に よって復調され、マイクロプロセッサおよび外部インターフェースによってデコ ードされてタリー信号T1 ′〜T16′を得ている。
【0042】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば主装置側にある複数の双方向音声通信手段 と従装置側にある複数の双方向音声通信手段間の通信を各種伝送手段の1つを利 用してその1元化を図ることにより全体の通信業務の監視(モニタ)および通信 上の管理運営の効率を高めることができる。
【0043】 またタリー信号を使用することが出先中継現場のスタッフにとってきわめてわ ずらわしかったが、本考案により、出先中継現場に伝送することにより、タリー 本来の機能を果すことが徹底できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の多機能コミュニケーション
システムにおける主装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本考案の一実施例の多機能コミュニケーション
システムにおける従装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】本考案による多機能コミュニケーションシステ
ムにおける主装置の原理図である。
【図4】本考案による多機能コミュニケーションシステ
ムにおけう従装置の原理図である。
【符号の説明】
22 モニタ 24〜32,160〜167 入出力端子 34〜41,55,56,60〜69,112〜12
1,122,234〜241 増幅器 42,191 バンドパスフィルタ 43,44,124 バンドエリミネーションフィルタ 70〜73,88,3.3〜304 ハイブリット回路 86,168 マトリックススイッチ 170 携帯用双方向無線通信機システム M1 〜M8 ,M11〜M14,M20,M21 マトリックスス
イッチ接続点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 白石 義宏 福岡県福岡市南区柳河内1丁目9−27 エ イリツ電子産業株式会社内 (72)考案者 衛藤 正直 福岡県福岡市南区柳河内1丁目9−27 エ イリツ電子産業株式会社内

Claims (20)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1双方向音声通信手段およびタリー信
    号発生手段を接続した主装置と、第2双方向音声通信手
    段およびタリー信号受信手段を接続した従装置と、前記
    両装置を双方向に接続する伝送手段とを備えた多機能コ
    ミュニケーションシステムであって、 前記主装置は、 1つ以上の前記第1双方向音声通信手段から送出される
    第1出力信号を受け、1つ以上の前記第1出力信号を選
    択する第1選択手段と、 1つ以上の前記タリー信号を受け符号化する符号化手段
    と、 前記符号化された信号と、選択された前記第1出力信号
    とを加算する加算手段と、 前記加算手段の出力信号を前記伝送手段を介して前記従
    装置側へ送信する第1送信手段と、 前記従装置側から送信された信号を前記伝送手段を介し
    て受信する第1受信手段と、 1つ以上の前記双方向音声通信手段を選択し、当該選択
    した第1双方向音声通信手段に前記第1受信手段の出力
    信号を供給する第2選択手段とを有し、 前記従装置は、 前記主装置側から送信された信号を前記伝送手段を介し
    て受信する第2受信手段と、 前記第2受信手段の出力信号から1つ以上の前記第1出
    力信号と前記符号化された信号とを分離する分離手段
    と、 1つ以上の前記第2双方向音声通信手段を選択し、当該
    選択した第2双方向音声通信手段に前記分離された1つ
    以上の第1出力信号を供給する第3選択手段と、 前記分離手段の符号化出力信号からタリー信号を復号
    し、当該復号したタリー信号に基づくタリー情報信号を
    前記タリー信号受信手段に供給する復号手段と、 1つ以上の前記第2双方向音声通信手段から送出される
    第2出力信号を受け、1つ以上の前記第2出力信号を選
    択する第4選択手段と、 前記第4選択手段によって選択された第2出力信号を前
    記伝送手段を介して前記主装置側へ送信する第2送信手
    段とを有することを特徴とする多機能コミュニケーショ
    ンシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記第1選択手段は、1つ以上の前記第1出力信号を選
    択するマトリックススイッチを有することを特徴とする
    多機能コミュニケーションシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記第1選択手段は、1つ以上の前記第1出力信号を増
    幅する増幅器を有することを特徴とする多機能コミュニ
    ケーションシステム。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、 前記符号化手段は、前記タリー信号を周波数シフト変調
    する変調器を有することを特徴とする多機能コミュニケ
    ーションシステム。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、 前記加算手段は、前記符号化手段の出力信号のみを通過
    させる第1帯域通過フィルタと、前記第1帯域通過フィ
    ルタを通過した信号を阻止するように前記第1選択手段
    の出力側に設けた第1帯域阻止フィルタとを有すること
    を特徴とする多機能コミュニケーションシステム。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかにおいて、 前記第1送信手段は、前記加算手段の出力信号を増幅す
    る増幅器を有することを特徴とする多機能コミュニケー
    ションシステム。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかにおいて、 前記第1受信手段は、前記伝送手段を介して受信された
    信号を増幅する増幅器を有することを特徴とする多機能
    コミュニケーションシステム。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかにおいて、 前記第2選択手段は、前記第1受信手段の出力信号以外
    の信号を阻止する第2帯域阻止フィルタを有することを
    特徴とする多機能コミュニケーションシステム。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれかにおいて、 前記第2受信手段は、前記伝送手段を介して受信された
    信号を増幅する増幅器を有することを特徴とする多機能
    コミュニケーションシステム。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれかにおい
    て、 前記分離手段は、前記第1出力信号以外の信号を阻止す
    るように前記第3選択手段の入力側に設けた第3帯域阻
    止フィルタと、前記符号化された信号のみを通過させる
    ように前記復号手段の入力側に設けた第2帯域通過フィ
    ルタとを有することを特徴とする多機能コミュニケーシ
    ョンシステム。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし10のいずれかにおい
    て、 前記第3選択手段は、前記分離された1つ以上の第1出
    力信号を増幅する増幅器を有することを特徴とする多機
    能コミュニケーションシステム。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし11のいずれかにおい
    て、 前記復号手段は、周波数シフト復調器を有することを特
    徴とする多機能コミュニケーションシステム。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし12のいずれかにおい
    て、 前記第4選択手段は、1つ以上の前記第2出力信号を増
    幅する増幅器を有することを特徴とする多機能コミュニ
    ケーションシステム。
  14. 【請求項14】 請求項1ないし13のいずれかにおい
    て、 前記第2送信手段は、前記第4選択手段によって選択さ
    れた第2出力信号を増幅する増幅器を有することを特徴
    とする多機能コミュニケーションシステム。
  15. 【請求項15】 請求項1ないし14のいずれかにおい
    て、 前記第1双方向音声通信手段は、双方向音声通信機、番
    組音声通信機および指令音声通信機のいずれかを有する
    ことを特徴とする多機能コミュニケーションシステム。
  16. 【請求項16】 請求項1ないし15のいずれかにおい
    て、 前記第2双方向音声通信手段は、双方向音声通信機、放
    送内容通信機および指令音声通信機のいずれかを有する
    ことを特徴とする多機能コミュニケーションシステム。
  17. 【請求項17】 請求項1ないし16のいずれかにおい
    て、 前記伝送手段は、有線通信手段および無線通信手段のい
    ずれかを有することを特徴とする多機能コミュニケーシ
    ョンシステム。
  18. 【請求項18】 請求項1ないし17のいずれかにおい
    て、さらに加えて、前記主装置側に信号レベル検出手段
    を備え、前記信号レベル検出手段によって前記第1双方
    向音声通信手段に接続されている信号線のレベルを確認
    して通信状況の異状を検知することを特徴とする多機能
    コミュニケーションシステム。
  19. 【請求項19】 請求項1ないし18のいずれかにおい
    て、さらに加えて、前記従装置側の前記第3選択手段お
    よび前記第4選択手段に接続した双方向無線通信機を備
    えたことを特徴とする多機能コミュニケーションシステ
    ム。
  20. 【請求項20】 請求項1ないし19のいずれかにおい
    て、 前記復号手段は、個別に設定された情報に応答するタリ
    ー選択信号および前記復号したタリー信号のいずれかを
    前記タリー情報信号として前記タリー信号受信手段に供
    給する手段を有することを特徴とする多機能コミュニケ
    ーションシステム。
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