JP3003538U - ステンレス製地下室 - Google Patents
ステンレス製地下室Info
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】通常の一戸建て住宅等の地下を利用して構築さ
れるステンレス製地下室に関する。 【構成】1)ステンレス板製の外殻2と内面材3との間
にプラスチック発泡体製断熱材4を介装したサンドイッ
チ構造の単位材を連結して、容器状の地下室を形成する
とともに、さらにその表面に発泡コンクリート板の内装
材9を張設したことを特徴とするステンレス製地下室。 【効果】工場生産が可能で、現場では予め地下室用の穴
を掘っておいて埋め込み、必要箇所を溶接等によって連
結するだけの簡単な作業で済み、一戸建て住宅の建築に
は工期等においてほとんど影響を及ぼすことがない。
れるステンレス製地下室に関する。 【構成】1)ステンレス板製の外殻2と内面材3との間
にプラスチック発泡体製断熱材4を介装したサンドイッ
チ構造の単位材を連結して、容器状の地下室を形成する
とともに、さらにその表面に発泡コンクリート板の内装
材9を張設したことを特徴とするステンレス製地下室。 【効果】工場生産が可能で、現場では予め地下室用の穴
を掘っておいて埋め込み、必要箇所を溶接等によって連
結するだけの簡単な作業で済み、一戸建て住宅の建築に
は工期等においてほとんど影響を及ぼすことがない。
Description
【0001】
この考案は通常の一戸建て住宅等の地下を利用して構築されるステンレス製地 下室に関するものである。
【0002】
従来、一戸建て住宅等の地下はほとんど利用されず、まれに床下貯蔵庫等とし て地下室用の構造物が付設されることがあるぐらいである。
【0003】 また避難用の地下室等が作られることもあるが、一戸建て住宅用の地下室とし てはほとんど利用されていない。
【0004】
しかしながら近年、大都市等における住宅難等の理由から一戸建て住宅等の地 下を利用することが脚光を浴びてきているが、従来の地下構築物ではこの用途に 充分対応することができなかった。
【0005】 すなわち、前者の床下貯蔵庫等は住宅の建築後に付設されるものであり、一戸 建て住宅と総合的な利用形態を得られる構造ではなかった。例えば、書斎や子供 の勉強部屋、ピアノ練習用の防音室、書庫、物置その他の貯蔵室等として、一戸 建て住宅と機能的に関連した構築物にはなり得なかった。
【0006】 また後者の避難用の地下室等は、もともと一戸建て住宅とは別個の構築物とし て建築されるものであり、仮に書斎や子供の勉強部屋、ピアノ練習用の防音室、 書庫、物置その他の貯蔵室等として利用されることがあっても、やはり一戸建て 住宅と機能的に関連した構築物にはなり得なかった。
【0007】 この考案のステンレス製地下室は、従来例の上記欠点を解消しようとするもの で、ステンレス板を使用して外殻を構築することにより、一戸建て住宅と機能的 に関連した構築物とすることが簡単で、しかも防音性、保温性、耐久性等の機能 面においても非常に優れたステンレス製地下室を提供しようとするものである。
【0008】
すなわちこの考案のステンレス製地下室は、ステンレス板製の外殻と内面材と の間にプラスチック発泡体製断熱材を介装したサンドイッチ構造の単位材を連結 して、容器状の地下室を形成するとともに、さらにその表面に内装材を張設した ことを特徴とするものである。
【0009】 またこの考案のステンレス製地下室において、プラスチック発泡体製断熱材が 硬質発泡ウレタンであってもよい。
【0010】 この考案のステンレス製地下室において、プラスチック発泡体製断熱材が硬質 発泡スチロールであってもよい。
【0011】 この考案のステンレス製地下室において、内装材が発泡コンクリート板であっ てもよい。
【0012】 この考案のステンレス製地下室において、内装材が発泡コンクリート板とその 表面に貼付した化粧板であってもよい。
【0013】
この考案のステンレス製地下室は以上のように構成したので、一戸建て住宅と 機能的に関連した構築物とすることが簡単で、しかも防音性、保温性、耐久性等 の機能面においても非常に優れたステンレス製地下室を得ることができる。
【0014】 また工場生産が可能で、現場では予め地下室用の穴を掘っておいて埋め込み、 必要箇所を溶接等によって連結するだけの簡単な作業で済み、一戸建て住宅の建 築には工期等においてほとんど影響を及ぼすことがない。
【0015】
以下、この考案のステンレス製地下室の一実施例を図面に基いて詳細に説明す る。
【0016】 図1において、1はステンレス板製の外殻2と内面材3との間にプラスチック 発泡体製断熱材4を介装したサンドイッチ構造の単位材である。このプラスチッ ク発泡体製断熱材4としては、ステンレス板製の外殻2と内面材3との間におい て注入発泡して形成した硬質発泡ウレタンを使用することができる。
【0017】 また、上記プラスチック発泡体製断熱材4として、ステンレス板製の外殻2と 内面材3との間にサンドイッチ状にはさみ込んで形成した硬質発泡スチロールを 使用することもできる。この場合には硬質発泡スチロール表面に、ステンレス板 製の外殻2と内面材3とを接着剤等で貼付すればよい。
【0018】 さらに、上記プラスチック発泡体製断熱材4の一面に、グラスウールやプラス ターボード等の無機質系断熱材を使用して耐熱性を向上させたり、コンパネ等を 介装して外殻2や内面材3を補強することも可能である。
【0019】 外殻2として使用した上記ステンレス板は、例えばsus304のt1.0等 の厚さのものであることが望ましい。内面材3としては、上記ステンレス板のほ か、塩ビ鋼板(PVCcoated steel)やカラー鋼板(colour ed steel)、また亜鉛鉄板(galvanized steel)等が 使用できる。
【0020】 上述の外殻2、内面材3およびプラスチック発泡体製断熱材4の各素材でサン ドイッチ構造に形成した単位材1は、図2のように端面を凹凸を設けた一対の樹 脂枠5,5’で封鎖されている。そして一方の凸条を備えた樹脂枠5と凹条を備 えた樹脂枠5’とを突き合わせ、そして樹脂枠5,5’の双方を貫通する連結金 具6が取り付けられている。なお、この連結金具6は、その後連結ボルト7を締 めることにより、各単位材1間を強固に結合することができる。8はブッシング キャップである。
【0021】 単位材1の内面には、地下室の目的に応じて適宜素材の内装材9が張設される 。この内装材9としては所望の厚みの発泡コンクリート板等からなる無機質系断 熱材であっても、木製、タイル製、金属製、樹脂製その他の壁材であってもよい 。そして内装材9は発泡コンクリート板とその表面に貼付した化粧板、繊維壁材 等の化粧シートであってもよい。この内装材9の貼り付けも接着剤で行うことが でき、上記発泡コンクリート板等を利用してくぎ打ちすることにより、取り付け ることもできる。
【0022】 この考案のステンレス製地下室は、図3のように単位材1で容器状の地下室外 形を形成するとともに、少なくとも上記外形に沿って縦に補強リブ10を設け、 さらにその間に内装材9を張設することができる。このようにすると強度が飛躍 的に向上するので、補強リブ10の採否は開削する地下の地質の軟度等に応じて 適宜決定することができる。
【0023】 図1においては単位材1で容器状の地下室外形を形成した上、同様の構築物か らなる蓋部11を取り付け、この蓋部11に階段用のステップ12を取り付けた ものとしてある。
【0024】 もちろんこの考案のステンレス製地下室は、単位材1で半割りの地下室外形を 形成するとともに、一対の半割りの地下室外形を開口部分で接合することにより 構築することもできる。
【0025】 図4は単位材1を、間取りに応じて適宜連結することにより構築する例を示し ている。すなわち、一定の規格に応じて形成した単位材1を選択することにより 、住宅の間取りと同様に適宜間取りを決定することができる。
【0026】
この考案のステンレス製地下室は以上のように構成したので、一戸建て住宅と 機能的に関連した構築物とすることが簡単で、しかも防音性、保温性、耐久性等 の機能面においても非常に優れたステンレス製地下室を得ることができる。
【0027】 また工場生産が可能で、現場では予め地下室用の穴を掘っておいて埋め込み、 必要箇所を溶接等によって連結するだけの簡単な作業で済み、一戸建て住宅の建 築には工期等においてほとんど影響を及ぼすことがない。
【図1】この考案のステンレス製地下室の一実施例を示
す概略断面図である。
す概略断面図である。
【図2】要部拡大断面図である。
【図3】補強リブを使用した状態の断面図である。
【図4】間取りの構築例を示す断面図である。
1 単位材 2 外殻 3 内面材 4 プラスチック発泡体製断熱材 5,5’ 樹脂枠 6 連結金具 7 連結ボルト 8 ブッシングキャップ 9 内装材 10 補強リブ 11 蓋部 12 ステップ
Claims (5)
- 【請求項1】 ステンレス板製の外殻と内面材との間に
プラスチック発泡体製断熱材を介装したサンドイッチ構
造の単位材を連結して、容器状の地下室を形成するとと
もに、さらにその表面に内装材を張設したことを特徴と
するステンレス製地下室。 - 【請求項2】 プラスチック発泡体製断熱材が硬質発泡
ウレタンである請求項1に記載のステンレス製地下室。 - 【請求項3】 プラスチック発泡体製断熱材が硬質発泡
スチロールである請求項1に記載のステンレス製地下
室。 - 【請求項4】 内装材が発泡コンクリート板である請求
項1ないし3のいずれかに記載のステンレス製地下室。 - 【請求項5】 内装材が発泡コンクリート板とその表面
に貼付した化粧板である請求項1ないし3のいずれかに
記載のステンレス製地下室。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994005819U JP3003538U (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | ステンレス製地下室 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994005819U JP3003538U (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | ステンレス製地下室 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3003538U true JP3003538U (ja) | 1994-10-25 |
Family
ID=43139484
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994005819U Expired - Lifetime JP3003538U (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | ステンレス製地下室 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3003538U (ja) |
-
1994
- 1994-04-26 JP JP1994005819U patent/JP3003538U/ja not_active Expired - Lifetime
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