JPS5849290Y2 - 建物用煉瓦壁の構造 - Google Patents

建物用煉瓦壁の構造

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Publication number
JPS5849290Y2
JPS5849290Y2 JP6904579U JP6904579U JPS5849290Y2 JP S5849290 Y2 JPS5849290 Y2 JP S5849290Y2 JP 6904579 U JP6904579 U JP 6904579U JP 6904579 U JP6904579 U JP 6904579U JP S5849290 Y2 JPS5849290 Y2 JP S5849290Y2
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JP
Japan
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wall
brick
wall frame
frame
brick wall
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Application number
JP6904579U
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JPS55168606U (ja
Inventor
隆 河戸
透史 金森
Original Assignee
積水ハウス株式会社
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Filing date
Publication date
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Publication of JPS55168606U publication Critical patent/JPS55168606U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は建物用煉瓦壁の構造に関する。
現在、一方に住宅の工業化、量産化が推し進められ、他
方にその個性化、多様化という相反する要求がなされて
いる。
この様な状況の中で、・、古来より外壁材として親し1
れ、優れた材料である煉瓦が見直されている。
わが国では関東大震災以来、その震害が大きかったこと
により、煉瓦の建築物への利用は控えられてきた。
しかし、最近における製造技術の発展によって煉瓦の強
度、品質、性能が向上したこと、工場生産された鉄骨構
造体(壁軸組)と煉瓦壁との当社が開発した接続方法が
耐震性に優れ、いわゆる激震以上の地震にも問題ないこ
と等から「煉瓦壁の家」が注目されている。
この「煉瓦壁の家」は鉄骨構造体の安全性と、煉瓦壁の
美しさが結びついた新しい住宅で、今1でのプレファプ
住宅にない重厚な外観、独特の感触をもつ住宅である。
本考案はこの「煉瓦壁の家」に用いる耐震性、遮音性、
防水性、保温性に優れた建物用煉瓦壁の構造を提供した
のである。
以下本考案を図面に示す実施例に基いて説明すると、壁
軸組1とこの壁軸組1の外側に約50〜60mmの空気
層2を設けて並設した煉瓦壁3とを連結金具4によって
連結固定し、壁軸組1の空気層2側の全面には防水シー
ト5を貼設すると共に、壁軸組1の内壁側には内壁枠6
を介して発泡ウレタン7と石コウボード8とを複合貼設
してなる建物用煉瓦壁の構造である。
壁軸組1及び煉瓦壁3は基礎9上にアンカーボルト等に
て立設固定している。
基礎9は前側下部を凹設したもので、10はこの凹部1
1から空気層2に空気を流入させる換気パイプである。
壁軸組1は基礎9上に数コの鉄骨枠を立設固定してなる
ものであるが、この壁軸組1は煉瓦壁3の高さと幅とに
応じたものとなし、且つ各鉄骨枠の隣設する縦枠12,
12間には適当な間隙14を設け、この隣設する各縦枠
12,12を互いにボルト13にて連結する。
縦枠12,12間に釦けるこのボルト13上にオメガ状
ボルト15を跨設し、このオメガ状ボルト15及び連結
金具4を介して煉瓦壁3を壁軸組1に連結するのである
尚、連結金具4は適当間隔で数ケ所に設けている。
このようになる壁軸組1の外側に約50〜60mmの空
気層2を設けて並設した煉瓦壁3は目地16を介して多
数の穴あき煉瓦17を積み上げ形成する。
積み上げ方としては、破れ目地でも芋目地でもよく、図
面では半枚積としている。
煉瓦壁3の下3段くらいは基礎9に一端部を埋設した縦
鉄筋18′を差込み、煉瓦壁3を補強する。
煉瓦壁3の中程と壁軸組1との連結は、断面に字型連結
金具4を用いる。
この連結金具4の一片19には縦鉄筋20を差込む通孔
21を設け、他片22には前記オメガ状ボルト15を差
込む長孔23を設けている。
このようになる連結金具4の一片19はオメガ状ボルト
15と対向する目地16内に差込み埋設固定し、他片2
2の長孔23には壁軸組1に係合しているオメガ状ボル
ト15の内端部を差込み、座金24を介してナツト25
にて締着固定する。
オメガ状ボルト15の他端部はこれまた座金26を介し
てナツト27により締着し、連結金具4を壁軸組1に確
実に連結固定する。
連結金具4のオメガ状ボルト15を差込む孔23を長孔
としているため、目地16に差込み固定する連結金具4
の位置調整が容易である。
連結金具として前記したし字型金具の他、オメガ状ボル
ト15を直接目地16内に差込んで埋設固定してもよく
、その他、煉瓦壁3と壁軸組1とを確実に連結するもの
であればどのような金具であってもよいこともちろんで
ある。
尚連結金具4をオメガ状ボルト15に係合する前に壁軸
組1の空気層側の全面に防水シート5を貼設しておく、
この防水シート5と連結金具4の他方22との間にはシ
ート押え板28を介在させる。
壁軸組1の内壁側には内壁枠6を介して発泡ウレタン7
と石コウボード8とを複合貼設して本考案煉瓦壁を横取
している。
このようになる煉瓦壁の各部の断面寸法を例示すると、
単枚積みとしている煉瓦幅が100mm、空気層2が5
6朋、壁軸組1が60mm、内壁枠6が29朋、発泡ウ
レタン7が11關、石コウボード8が9mmで煉瓦壁全
体の幅は265關である。
煉瓦壁3と軒裏29との間には適当な間隙の換気口3o
を設け、空気層2内の空気が外部に流出することができ
るようになしている。
前記した換気パイプ10とこの換気口30とによって空
気層2内の空気流通がよいため、煉瓦壁3の裏面に結露
等は全く生じない。
捷た、壁軸組1の空気層2側には、前記の如く防水シー
トを貼設しているため、壁軸組1は水気湿気に影響され
ることは全くない。
このように防水性に関しては極めて効果的な構造である
耐震性に関しては、連結金具4にて煉瓦壁3と壁軸組1
とを上下、左右に適当間隔で伺ケ所にも連結固定してい
るため極めて高い強度を有している。
従って、煉瓦を単枚檀として壁全体を薄くすることがで
きた。
煉瓦も穴あき煉瓦を用い内部に鉄筋や目地コンクリート
を挿入補強しているためこの点からの強度性も高い。
遮音性に関しては、煉瓦自体が有している遮音性は他の
建材と比して抜群であり、これに加え発泡ウレタンや石
コウボード等でも遮音性が高いため、本考案煉瓦壁の構
造は遮音性において極めて優れた効果を奏する。
保温性に関しても、煉瓦の有する保温性は他の外壁建材
と比して高く、防水シート、発泡ウレタン、石コウボー
ド等と相俟って優れた保温性を有する壁体構造である。
このように本考案煉瓦壁の構造は、耐震性、遮音性、防
水性、保温性において極めて高い効果を有し、且つ外観
的に重厚で、独特の感触をもつ建物を得ることのできる
実用的価値大なる考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案建物用煉瓦壁の構造の縦断面図、第2図
は同要部を拡大した縦断面図、第3図は連結金具及び壁
軸組の斜視図。 1・・・壁軸組、2・・・空気層、3・・・煉瓦壁、4
・・・連結金具、5・・・防水シート、6・・・内壁枠
、7・・・発泡ウレタン、8・・・石コウボード。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 壁軸組1とこの壁軸組1の外側に約50〜5Qmmの空
    気層2を設けて並設した煉瓦壁3とを連結金具4によっ
    て連結固定し、壁軸組1の空気層2側の全面には防水シ
    ート5を貼設すると共に、壁軸組1の内壁側には内壁枠
    6を介して発砲ウレタン7と石コウボード8とを複合貼
    設してなることを特徴とする建物用煉瓦壁の構造。
JP6904579U 1979-05-22 1979-05-22 建物用煉瓦壁の構造 Expired JPS5849290Y2 (ja)

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JP6904579U JPS5849290Y2 (ja) 1979-05-22 1979-05-22 建物用煉瓦壁の構造

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Publication Number Publication Date
JPS55168606U JPS55168606U (ja) 1980-12-04
JPS5849290Y2 true JPS5849290Y2 (ja) 1983-11-10

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ID=29302879

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5952046A (ja) * 1982-09-17 1984-03-26 旭化成株式会社 断熱壁
KR101371098B1 (ko) * 2012-05-02 2014-03-10 주식회사 원준하이테크 조적벽체 보강 구조

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JPS55168606U (ja) 1980-12-04

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