JP3003474U - 厚地織物の見本帳等の台枠 - Google Patents
厚地織物の見本帳等の台枠Info
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- JP3003474U JP3003474U JP1994005685U JP568594U JP3003474U JP 3003474 U JP3003474 U JP 3003474U JP 1994005685 U JP1994005685 U JP 1994005685U JP 568594 U JP568594 U JP 568594U JP 3003474 U JP3003474 U JP 3003474U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 厚地織物の見本帳等の台枠である。
【構成】 合成樹脂製平面板からなる台枠1の所望位置
に、複数の収納凹部3を一体に形成するものである。台
枠周縁に側壁6や鍔7を設けることにより周縁部が補強
される。また、任意の収納凹部3の一辺側壁に指挿入用
の凹部9を設ければ、見本片の自由端の持ち上げが容易
となり、深底部12や凸部13を設ければより効果的で
ある。さらに、別途補強凹部16を一体に設ければ全体
の強度が増し、収納凹部に品番17を表示して見本片の
収納を容易とする。 【効果】 見本片を貼付する際の位置決めの手間や、台
版組立の手間を軽減でき、安価かつ迅速に台版を構成で
きる。
に、複数の収納凹部3を一体に形成するものである。台
枠周縁に側壁6や鍔7を設けることにより周縁部が補強
される。また、任意の収納凹部3の一辺側壁に指挿入用
の凹部9を設ければ、見本片の自由端の持ち上げが容易
となり、深底部12や凸部13を設ければより効果的で
ある。さらに、別途補強凹部16を一体に設ければ全体
の強度が増し、収納凹部に品番17を表示して見本片の
収納を容易とする。 【効果】 見本片を貼付する際の位置決めの手間や、台
版組立の手間を軽減でき、安価かつ迅速に台版を構成で
きる。
Description
【0001】
この考案は、厚地織物の見本帳に於いて、見本片を収納する収納凹部を一体に 成型した合成樹脂製の台枠に関するものである。
【0002】
従来の厚地織物の見本帳の台版は、台紙の所定位置に見本片を貼付し、他の適 当部分には補強用支持材を取り付け、該見本片と対応する位置に窓部を設けた被 覆紙でこれを覆って台版を形成したり、該見本片を貼付した台紙を箱型に成型し た被覆箱に挿入するようにして台版を構成している。 また、この種台版に於いて、さらに見本片の裏地や厚さ等を確認できるように するため、被覆紙表面に対角状に切込みを入れ、できた三角片を下方に折り曲げ て凹部を形成し、該凹部に見本片を収納しその裏面一端を固着し他端は摘み片を 有する自由端としたものがある。
【0003】
しかし、これら従来の台版では台紙の所定位置に見本片を貼付したり、補強用 支持材を取り付けるのに手間を要するうえ、接着剤で固定するため見本片の一部 の交換はできなかった。また、見本片は台紙に貼付しただけであるため、使用に より周縁がほつれたりして、破損のおそれがあった。 更に、裏地等を確認できるようにしたものは、収納用の凹部を形成する手間が 極めて煩雑であり、見本片に別途摘み片を装着する手間も要していた上、使用す る接着剤等で被覆紙表面を汚損するおそれがあった。 本考案は、従来の台版が有していた組立の手間を要する等の種々の課題を解決 せんとするものである。
【0004】
本考案は、厚地織物の見本帳の台版に於いて、見本片を貼付していた台紙に代 え、ポリスチレン等の合成樹脂製平面板からなる台枠(1)の所望の位置に、見 本片(2)を収納する複数の収納凹部(3)を一体に形成することにより上記課 題を解決せんとするものである。 また、該台枠の周縁に収納凹部と同じ高さの側壁(6)を設けたり、更に側壁 に台枠表面と平行して鍔(7)を延設することで強度を増加させる。
【0005】 更に、裏地等の確認のため見本片の一端を持ち上げ易くする台枠を提供するた め、収納凹部(3)の一辺側壁に指挿入用の凹部(9)を一体に設ける。この場 合、指挿入用の凹部と収納凹部の底部に連続して深底部(12)を設けたり、収 納凹部の指挿入凹部の近くに凸部(13)を構成すればより確実である。 併せて、収納凹部の対向する側壁に切込み(14)を入れ、一対の保持片(1 5)を形成して見本片の保持を容易とする。収納凹部以外に補強凹部(16)を 一体に形成すれば台枠の強度が増す。又、見本片の収納の間違いを軽減すべく、 各収納凹部の底面に品番表示(17)を設ける。
【0006】
上記構成にかかる台枠は、平面板に一体に設ける収納凹部(3)が、従来、台 紙に貼付する際必要であった見本片の位置決め、接着剤による固着等の作業を軽 減または省略できるという作用効果を奏するものである。 また、台枠周縁に側壁(6)を設けた場合には、台枠を被覆紙(4)に装着し た場合等に、その端縁部の押圧による変形を防止し、更に、延設する鍔(7)は 台枠を背中合わせに重ねた場合に鍔が重合して、上下からの圧力に対抗する。 一方、収納凹部の一辺側壁の指挿入用の凹部(9)は、見本片の裏面に直接指 を接触可能とし、見本片の自由端を持ち上げ易くし、深底部(12)や凸部(1 3)を設けることで自由端を僅かに中空に浮いた状態にして、指が見本片の裏面 に確実に到達するようにする。 更に、対向する保持片(15)は、見本片を確実に挟持して、見本片の脱落を 防止し、一体に形成する補強凹部(16)は、別途支持材を貼付する手間を軽減 し、品番表示(17)は、見本片の収納位置を確実に認識させる。
【0007】
以下、図面にしたがって本案の実施例について説明する。 その1 図1は本案の基本的実施例であって、(1)は例えばポリスチレン等の合成樹 脂製平面板からなる台枠であって、所望の位置に見本片(2)を収納するための 複数の収納凹部(3)を一体に成型したものである。 この台枠の収納凹部にそれぞれ見本片(2)を収納したうえ、該見本片と対応 する位置に見本片の大きさより若干小さい大きさの窓(5)を有する被覆紙(4 )で覆い見本帳の台版とする(図2参照)。また、該台枠(1)を、箱型に形成 し所定の窓を設けた被覆箱に挿入してもよい。
【0008】 その2 図3は、実施例その1に於ける台枠(1)の周縁に収納凹部(3)と同じ高さ の側壁(6)を立設したものである。 その3 図4は、実施例その1に於ける台枠(1)の周縁に収納凹部(3)と同じ高さ の側壁(6)を立設し、さらにその縁端に台枠表面と平行に鍔(7)を延設した ものである。これは、図5に示すように表裏両面に窓を設けた被覆箱(8)に2 枚の台枠を背中合わせに重ねて挿入して使用する場合に効果的である。
【0009】 その4 図6は、上記実施例その2に於いて、見本片を収納する任意の収納凹部(3) の一辺側壁に、指挿入用の凹部(9)を設けたものである。この収納凹部に収納 する見本片(10)は、凹部(9)と反対側の裏面端部を収納凹部の底面に例え ば接着剤(11)で固着し、他端は自由端とする(図7参照)。該凹部に指を挿 入して自由端を持ち上げれば、見本片の裏地や厚さ、毛足の長さなどが確認でき る。 なお、指挿入用の凹部(9)はすべての収納凹部に設ける必要はなく、用途に 応じて選択して設ければよい。 その5 図8は、実施例その4に於ける指挿入用の凹部(9)及び見本片の収納凹部( 3)の底面に連続して、該底面より若干深い深底部(12)を設けたものである 。これに上記実施例と同様の見本片を収納すれば、見本片の自由端が深底部で中 空に浮いた状態になる。 その6 図9は、実施例その4に於いて、見本片の収納凹部(3)の底面の指挿入用凹 部(9)近くに凸部(13)を設けたものである。かかる凸部により見本片の自 由端が浮き上がった状態となる。
【0010】 その7 図10は、見本片収納凹部(3)の相対向するそれぞれの側壁と台枠表面に連 続する一対の切込み(14)を設け、該部の側壁を内側に傾斜させて保持片(1 5)としたものである。該保持片の弾性により、収納した見本片を両側から挟持 することができる。 なお、保持片はすべての収納凹部に設ける必要はなく、用途に応じて任意の収 納凹部に設ければよい。 その8 図11は、実施例その4に於いて、見本片の収納凹部(3)の他に、被覆紙等 の窓と対応しない余白部分に複数の補強凹部(16)を一体に成型したものであ る。 その9 図12は、見本片の収納凹部(3)の底面に該凹部に収納する見本片の品番( 17)を一体に表示したものである。
【0011】
上記構成にかかる本願考案は、平面板台枠に見本片の収納凹部を一体に形成し たものであるから、見本片を貼付する際の位置決めの手間がなく、簡単に見本片 を収納した台枠が形成でき、見本帳台版の製作の手間が軽減できる。また被覆紙 を加工して凹部を構成する必要が全くなく、その工程が省略できると共に、すべ ての見本片は凹部に収納するため見本片周縁のほつれ等の破損のおそれがなく、 安価にかつ迅速に台版を組立ることができる。更に、合成樹脂製平面板を一体に 成型するため、安価で且つ軽量であり、見栄えがよいため、別途被覆紙で被覆し ないで見本帳に仕上げることも十分可能である。 台枠周縁に側壁を設けることにより、台枠の強度が増し、被覆紙で被覆し又は 被覆箱に挿入した場合などにも、台版周縁部が強固となり、全体の型崩れを防止 できる。また鍔を延設すると、台枠の強度が増すと共に、表裏両面に窓を設けた 被覆箱に2枚の台枠を背中合わせに挿入して使用する場合、鍔同士が接合するの で台版の周縁部は押圧に対してより強固となり、型崩れを防止できる。 収納凹部の一辺側壁に指挿入用の凹部を設けたものは、該凹部により見本片の 自由端を直接持ち上げることができるので、見本片の一端に摘み片や持ち上げ用 リボンなどを装着する手間が軽減される。特に、深底部を設けたり凸部を設けれ ば、自由端が中空に浮いた状態となるため、指先が見本片端部の裏面に直接接触 でき、見本片を確実に持ち上げることができる。 一方、収納凹部に保持片を形成したものは、接着剤を使用しなくても見本片を 装着できるため、接着剤による見本片や台版の汚損のおそれがなく、また、見本 片の交換が随時可能となり流行の変化に迅速に対応できる。更に、収納凹部の他 に補強凹部を一体に形成することで、従来と異なり、別途補強用支持材を貼付す る手間が軽減される他、余白部の強度が増し、台版の凹みが防止できるとともに 、台版自体を軽量にすることができる。収納凹部の底面の品番表示により、組立 作業時に見本片を間違いなく配置でき、組立作業の効率を高めることができる。 以上述べたように、本案台枠は、見本帳の台版の組立に於いて、種々の実用的 効果を奏する優れた考案である。
【図1】(A)は本案台枠の実施の一例を示す一部切欠
斜視図、(B)は(A)の部分拡大断面図である。
斜視図、(B)は(A)の部分拡大断面図である。
【図2】本案台枠に被覆紙を被せて台版とする概念図で
ある。
ある。
【図3】(A)は本案台枠の別の実施例を示す一部切欠
斜視図、(B)はその部分拡大断面図である。
斜視図、(B)はその部分拡大断面図である。
【図4】(A)は本案台枠の別の実施例を示す一部切欠
斜視図、(B)はその部分拡大断面図である。
斜視図、(B)はその部分拡大断面図である。
【図5】実施例その3の台枠を2枚背中合わせに重ね被
覆枠に挿入した状態を示す部分拡大断面図である。
覆枠に挿入した状態を示す部分拡大断面図である。
【図6】(A)は本案台枠の別の実施例を示す一部切欠
斜視図、(B)はその部分拡大断面図である。
斜視図、(B)はその部分拡大断面図である。
【図7】見本片の収納状態の一例を示す部分拡大断面図
である。
である。
【図8】(A)は本案台枠の別の実施例の裏面を示す一
部切欠斜視図、(B)はその部分拡大断面図である。
部切欠斜視図、(B)はその部分拡大断面図である。
【図9】本案台枠の別の実施例の部分拡大断面図であ
る。
る。
【図10】(A)は収納凹部の切込みを示す斜視図、
(B)は保持片を形成した斜視図、(C)は見本片の保
持状態を示す部分拡大断面図である。
(B)は保持片を形成した斜視図、(C)は見本片の保
持状態を示す部分拡大断面図である。
【図11】(A)は収納凹部の他補強凹部を一体に形成
した状態を示す斜視図、(B)はその部分拡大断面図で
ある。
した状態を示す斜視図、(B)はその部分拡大断面図で
ある。
【図12】品番を一体に表示した状態を示す斜視図であ
る。
る。
1 台枠 2 見本片 3 収納凹部 4 被覆紙 5 窓 6 側壁 7 鍔 9 凹部 12 深底部 13 凸部 15 保持片 16 補強凹部 17 品番
Claims (9)
- 【請求項1】 ポリスチレン等の合成樹脂製平面板から
なる台枠(1)の所望の位置に、複数の収納凹部(3)
を一体に形成したことを特徴とする厚地織物の見本帳等
の台枠。 - 【請求項2】 台枠(1)がその周縁に収納凹部(3)
と同じ高さの側壁(6)を有する請求項1記載の厚地織
物の見本帳等の台枠。 - 【請求項3】 台枠(1)がその周縁に収納凹部(3)
と同じ高さの側壁(6)と、該側壁に台枠表面と平行す
る鍔(7)を有する請求項1記載の厚地織物の見本帳等
の台枠。 - 【請求項4】 任意の収納凹部(3)が、一辺側壁に指
挿入用の凹部(9)を有する請求項1から請求項3のい
ずれか1項記載の厚地織物の見本帳等の台枠。 - 【請求項5】 任意の収納凹部(3)が、一辺側壁に指
挿入用の凹部(9)と、該凹部及び見本片の収納凹部の
底面に連続する該底面より若干深い深底部(12)有す
る請求項1から請求項3のいずれか1項記載の厚地織物
の見本帳等の台枠。 - 【請求項6】 任意の収納凹部(3)が、一辺側壁に指
挿入用の凹部(9)と、底面の指挿入用凹部(9)近く
に凸部(13)を有する請求項1から請求項3のいずれ
か1項記載の厚地織物の見本帳等の台枠。 - 【請求項7】 任意の収納凹部(3)が、相対向する側
壁と台枠表面に連続する一対の切込み(14)により構
成した内側に傾斜する保持片(15)を有する請求項1
から請求項6のいずれか1項記載の厚地織物の見本帳等
の台枠。 - 【請求項8】 被覆紙等の窓と対応しない部分に一体に
成型した複数の補強凹部(16)を有する請求項1から
請求項7のいずれか1項記載の厚地織物の見本帳等の台
枠。 - 【請求項9】 収納凹部(3)の底面に該凹部に収納す
る見本片の品番(17)を一体に表示した請求項1から
請求項8のいずれか1項記載の厚地織物の見本帳等の台
枠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994005685U JP3003474U (ja) | 1994-04-25 | 1994-04-25 | 厚地織物の見本帳等の台枠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994005685U JP3003474U (ja) | 1994-04-25 | 1994-04-25 | 厚地織物の見本帳等の台枠 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3003474U true JP3003474U (ja) | 1994-10-18 |
Family
ID=43139420
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994005685U Expired - Lifetime JP3003474U (ja) | 1994-04-25 | 1994-04-25 | 厚地織物の見本帳等の台枠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3003474U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021009209A (ja) * | 2019-06-28 | 2021-01-28 | 大日本印刷株式会社 | 見本帳 |
-
1994
- 1994-04-25 JP JP1994005685U patent/JP3003474U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021009209A (ja) * | 2019-06-28 | 2021-01-28 | 大日本印刷株式会社 | 見本帳 |
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