JP4346435B2 - 家具用部材、家具 - Google Patents

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Description

本発明は、オフィスや会議室等で使用される棚を備えた家具に用いられる家具用部材に関するものである。
従来から、収納庫などの家具は、庫内の空間を有効利用してファイルなどを多く収容するために、その収容庫内部に複数の棚を備えるようにしたものが知られている。
この種の家具は、例えば、工場から発送するときには、棚が庫内で不要に動いてしまうことを防止するために、複数の棚を庫内の下側にまとめて置き、それらを家具用部材で固定するように構成されている(例えば特許文献1参照)。
特開平9−56517号公報(第2頁、第1図)
ところが、従来の構成では、輸送を終えた後には、棚を押さえていた家具用部材は不要となり廃棄していたため、コスト的な無駄が生じる上に、環境上の問題が発生するといった課題を有している。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、主たる目的は、部材の有効活用を図りながら、環境問題にも効果的に対応可能であるといった、高性能な家具用部材を提供することにある。
すなわち、本発明の家具用部材は、家具本体と前記家具本体に着脱可能に取り付けられる棚とを備えた家具において、その家具を移動する際に、前記棚を棚として機能させずに前記家具本体の通常の使用位置とは異なる所定位置に固定するための部材であって、前記家具を移動させ得る状態において、前記棚を棚として機能させずに前記所定位置に固定する棚固定手段としての機能を発揮する棚固定部と、当該部材を、前記棚を前記所定位置に固定するために使用しない状態において、所定の物品を支持する物品支持手段としての機能を発揮し得る物品支持部とを具備し、前記棚固定部と前記物品支持部とを共通の部材本体に設けていることを特徴とする。
このようなものであれば、棚が使用位置にある場合には、物品支持部が物品支持手段としての機能を発揮し、また、その棚が所定位置にある場合には、棚固定部が棚固定手段としての機能を発揮するとともに、それら物品支持部と棚固定部とを共通の部材本体に設けているので、従来では廃棄していた棚固定部を廃棄せずに済み、また、物品支持部で、例えば、キー等の所定の物品を支持し得るため、部材の有効利用を図ることができる。
すなわち、部材の有効活用を図りながら、環境問題にも効果的に対応可能な家具用部材を提供することができる。
なお、当該家具用部材を、家具本体に取り付けるための具体的態様としては、前記家具本体が、前記棚を支持するための支持部を備えるものであって、前記支持部に支持される被支持部を具備し、この被支持部を、前記部材本体に設けているものが挙げられる。
コストダウンを推進するためには、前記棚固定部と前記物品支持部と前記被支持部と前記部材本体とを、合成樹脂により一体に形成していることが好ましい。
被支持部の望ましい態様としては、前記被支持部が、前記支持部に凹凸係合されるものが挙げられる。
また、前記支持部が、複数のスリットより構成されるものであり、前記被支持部が、前記スリットに係合すべく前記部材本体から所定方向に突出する突出要素を2以上備えるものであって、それら突出要素の協働によって前記スリットに凹凸係合されるようにしたものであれば、簡単な構成で、凹凸係合を実現することができる。
また、前記2以上の突出要素のうち、少なくとも1つの突出要素が、前記スリットに添設支持されるものであり、少なくとも1つの突出要素が、前記スリットに弾性係合されるものであれば、突出要素と係合部との着脱を容易に行うことができる。
ところで、前記物品支持部が、前記所定の物品を吊り下げて支持し得るフック要素を備えるものであれば、簡単な構成で、物品を吊り下げられることができる。
フック要素の具体的な態様としては、前記フック要素が、前記部材本体から延出する延出片と、この延出片の先端部から上向きに起立する起立片とを備え、これら延出片と起立片とが前記フック要素を構成しているものが挙げられる。
また、前記物品支持部が、前記所定の物品の一部または全部を収容するとともに、収容した所定の物品の少なくとも一部を支持する収容支持要素を備えているものであれば、簡単な構成で、所定の物品を支持することができる。
収容支持要素の具体的な態様としては、前記収容支持要素が、前記部材本体から延出する一対の延出片と、それら延出片の先端部を横架する横架片とを備えるものであって、前記一対の延出片と前記横架片とが、前記収容支持要素を構成しているものが挙げられる。
なお、所定の物品を支持し得ることを明示する明示手段を備え、この明示手段を、前記横架片の表面に設定すれば、使用者が収容することを効果的に刺激して収容の誘引を図れるため、例えば、キーなどの紛失を防止することができる。
また、使用者に無用の負担をかけることなく、棚を簡単に固定するためには、前記棚固定部が、前記棚の所定部に当接することにより、その棚の移動を禁止して固定するものであることが望ましい。
棚固定部の具体的態様としては、前記棚の所定部が、棚の裏面側に形成される溝状の溝部であり、前記棚固定部が、前記部材本体から突出する突出片と、この突出片の先端部から略垂下する垂下片とを備えるものであって、前記垂下片を、前記溝部に挿し込んで当接支持するようにしているものが挙げられる。
前記垂下片と対向する側に、対向片を具備し、前記対向片の内側に前記棚の端部を位置付けることにより、家具本体と棚との直接の接触を防止しているものであれば、棚の端部と家具本体とが対向片により直接接触しないため、家具本体に傷が発生することを防止できる。
前記家具が、複数の棚を備えるものであって、前記棚固定部が、前記所定位置に積み重ねた複数の棚のうち、最も上段にある棚を固定することにより、その最上段にある棚と家具本体との間に位置付けられている他の棚を同時に固定するようにしているものであれば、コストダウンを図るために当該家具用部材を小さく構成しても効率よく棚を固定することができる。
前記所定の物品の望ましい態様としては、前記家具本体が収容物を出し入れ可能な開口部を備えるとともに、前記家具が、その開口部を、開成状態または閉塞状態にする扉部を備えるものであって、前記所定の物品が、前記扉部を前記閉塞状態にて開成不能に施錠するためのキーが挙げられる。
上述するような家具用部材を具備する家具であれば、家具として部材の有効活用を図りながら、環境問題にも効果的に対応することができる。
以上説明したように本発明の家具用部材によれば、棚が使用位置にある場合には、物品支持部が物品支持手段としての機能を発揮し、また、その棚が所定位置にある場合には、棚固定部が棚固定手段としての機能を発揮するとともに、それら物品支持部と棚固定部とを共通の部材本体に設けているので、従来では廃棄していた棚固定部を廃棄せずに済み、また、物品支持部で、例えば、キー等の所定の物品を支持し得るため、部材の有効利用を図ることができる。
すなわち、部材の有効活用を図りながら、環境問題にも効果的に対応可能であるといった高性能な家具用部材を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
本発明に係る家具用部材Aは、図1に示すように、オフィスや会議室等において使用される家具たる収納庫Bに適用されるものである。
まず、収納庫Bについて説明すると、この収納庫Bは、家具本体たる収納庫本体B1と、2枚の棚B2と、左右一対の扉部B3とを具備してなる。
以下、各部を説明する。なお、本実施形態において、収納庫Bにおける扉部B3を備える側を前側、後述する背板部B14を備える側を後側と定義して説明を進めるものとする。
収納庫本体B1は、図1に示すように、主として板金素材を塑性変形加工により形成した底板部B11、一対の側板部B12、天板部B13、および背板部B14を具備し、これら各部を溶接加工等によって適宜組み立てることにより、これら各部で囲まれる空間を収容空間BSとして有するとともに前面側に、ファイルなどの収容物(図示せず)を出し入れ可能な開口部BKを有するようにしたものである。
そして、側板部B12には、後述する棚B2を取り付けるための支持部B12Sを設けている。この支持部B12Sは、横長の長孔状のスリットである。そして、本実施形態では、複数の支持部B12Sを、側板部B12の前側縁部と後側縁部とにおいて、それぞれの縁部に沿って一定間隔で並べて配置している。これにより、棚B2を、複数の支持部B12Sの中から選択した支持部B12Sに取り付けた取付部材(図示せず)を介して、その支持部B12Sに支持させるようにしている。なお、取付部材の取付位置を変更すれば、棚B2の取付位置を変更することができる。
棚B2は、物品を載置するための略平坦な物品載置面B2Hを表面側に有した棚本体B21と、この棚本体B21の裏面側における前縁部および後縁部おいて、該棚本体B21を補強する棚補強体B22とを備えてなる。
より具体的に、図2に示すように、棚本体B21は、板金素材を塑性変形加工により形成したものであって、前端縁部B211、後端縁部(図示せず)および両側端縁部B212が、それぞれ断面視略コ字状となるようにしている。
特に、この棚本体B21の両側端縁部B212について説明をすると、この棚本体B21の両側端縁部B212は、物品載置面B2Hの側端縁から略直角に折り曲げた小口片B212aと、この小口片B212aから内側に向けて折り曲げた水平片B212bと、この水平片B212bの先端を前記物品載置面B2Hに向けて起立させた先端片B212cとを備えてなる。そして、この棚本体B21の両側端縁部B212の前端側および後端側には、溝状に切り欠いた溝部B2Mを2つずつ設けている。なお、本実施形態では、側端縁部B212の前端側における2つの溝部B2Mについては、前方の溝部B2Mを、棚B2を支持するために使用するようにし、側端縁部B212の後端側における2つの溝部B2Mについては、後方の溝部B2Mを、棚B2を支持するために使用するようにしているが、実施態様に応じて適宜変更可能である。
棚補強体B22は、板金素材を塑性変形加工により形成したものであって、断面視略波型状を有してなる。そして、前記棚本体B21にこの棚補強体B22を組付けた際に、すなわち、棚本体B21の両側端縁部B212間に該棚補強体B22を収めた際に、前記棚本体B21の水平片B212bよりもこの棚補強体B22が突出しないように、該棚補強体B22の厚み寸法を設定している。
扉部B3は、図1に示すように、引き違い式のものであって、前記収納庫本体B1の開口部BKを開成状態にする開成位置PK(図1参照)と、前記開口部BKを閉塞状態にする閉塞位置(図示せず)とに位置付けられ得る。そして、その閉塞位置において、該扉部B3が開成することを禁止する施錠部B3Kを具備している。この施錠部B3Kは、収納庫Bなどに用いられるシリンダ式の一般的なものを用いているので説明を省略する。なお、施錠部B3Kが、シリンダ式のものに限られないことは言うまでも無い。
次に、家具用部材Aについて説明する。
この家具用部材Aは、図2に斜視図、図3に正面図、図4に側面図、図5に平面図として示すように、部材本体1と、棚固定部2と、物品支持部3と、被支持部4とを具備し、これら各部を合成樹脂により一体に形成してなる。
部材本体1は、正面視縦長の略矩形状のものであって、その上端縁部11および両側端縁部12を厚肉に形成してなる。
棚固定部2は、前記部材本体1の下端部から略直角に起立させた平面視略矩形状の突出片21と、この突出片21の先端部から略垂下する垂下片22とを備えるものである。なお、本実施形態では、前記部材本体1の下端部からさらに下方に向けて延出し、且つ、前記垂下片22と対向する側に、一対の対向片5を備えるようにしている。なお、この対向片5も、部材本体1などと一体に形成している。
物品支持部3は、前記部材本体1の略中央の位置から略直角に起立させた延出片311およびこの延出片311の先端部から上向きに起立する起立片312からなる一対のフック要素31と、一対のフック要素31における起立片312を横架する横架片32とを備えてなる。そして、この一対の起立片312と横架片32とが、それらで囲まれる空間にキーの少なくとも一部を収容して、そのキーを収容支持し得る収容支持要素3Aとしての機能を発揮し、また、フック要素31または横架片32が、キーを吊り下げて支持する機能を発揮する。
被支持部4は、前記部材本体1における前記物品支持部3を備える側とは反対側に、該部材本体1から突出する2つの突出要素41を備えるものである。
これら2つの突出要素41は、前記支持部B12Sに凹凸係合され得るべく、互いに略平行をなすように配置されている。
下側の突出要素41aは、正面視略矩形状のものであって、その幅寸法および高さ寸法を、前記支持部B12Sの幅寸法および高さ寸法と略同一にしている。これにより、この下側の突出要素41aが、前記支持部B12Sに添設支持されるようにしている。
上側の突出要素41bは、図4等に示すように、側面視略先細り形状を有する一対の端要素41b1と、この端要素41b1の先端部を連結する連結要素41b2と、前記連結要素41b2の略中央部から前記部材本体1の物品支持部3を備える側に向けて突出する平面視略矩形状の中央要素41b3とを有してなる。
なお、この中央要素41b3には、側面視した際に、前記端要素41b1の上端縁よりも上方に膨出するようにした側面視略三角形状の膨出体413bbを2つ備えるようにしている。また、この中央要素41b3は、前記一対の端要素41b1から離間させて配置している。そして、この中央要素41b3を、前記部材本体1に設けた貫通孔1Xに挿通させることにより、その中央要素41b3の先端部が、前記部材本体1における前記物品支持部3を備える側に位置付けられるようにしている。このように構成することにより、中央要素41b3が、前記端要素41b1と独立する動作をして、弾性部材としての機能を発揮し得るようにしている。
そして、連結要素41b2の表面には、図2、図3に示すように、「キー」の文字を有するようにしている。この文字「キー」が、キーを支持し得ることを明示する明示手段6としての機能を発揮する。また、「キー」の文字は、成形時に一体に形成するようにしているが、成形後に、刻印やホットスタンプ等によって形成するようにしてもよい。また、「キー」の文字を突出させるか陥没させるかは適宜選択できるが、その文字を成形時に一体に形成する場合には、成形の都合上突出させることが望ましい。
また、本実施形態では、前記部材本体1における前記物品支持部3を備える側に、正面視縦長の補強リブ7を備えるようにしている。この補強リブ7は、前記フック要素31の一対の延出片311に挟まれる位置に、その上端部を挟まれるように設けているが、配置位置は、適宜変更可能である。
以上のように構成される家具用部材Aについて、その使用方法を、以下説明する。
(1)輸送時などにおいて家具用部材Aにより棚B2を固定する方法。
まず、図2、図6に示すように、2枚の棚B2を裏向けて重ねながら底板部B11に載置する。
そして、上側の棚B2の溝部B2Mに、家具用部材Aの突出片21を挿入するとともに、対向片5を、棚B2の端部と収納庫Bの側板部B12との間に挿入する。
次に、家具用部材Aにおける下側の突出要素41aを、対応する支持部B12Sに係合させつつ、上側の突出要素41bの先端側を、対応する支持部B12Sに当接させる。そして、上側の突出要素41bを、収納庫Bの側板部B12に近づく方向に力を加えれば、その上側の突出要素41bの中央要素41b3が弾性変形して、該上側の突出要素41bが支持部B12Sに係合支持されることとなる。なお、この取付位置が、通常の使用位置とは異なる所定位置に相当する。
このように、収納庫Bの側板部B12に取り付けられた家具用部材Aは、上側の棚B2を固定することは無論のこと、その上側の棚B2と、収納庫Bの底板部B11との間に挟まれた下側の棚B2をも、同時に固定することができる。
なお、本実施形態では、この家具用部材Aを、裏向けた棚B2の左右の前側端部および左右の後側端部に、それぞれ1個ずつ、すなわち合計4個取り付けて棚B2を固定するようにしているが、3個の家具用部材Aにより棚B2を固定するようにしてもよい。
(2)棚B2を固定している家具用部材Aを取り外す方法。
まず、(1)のような状態にある家具用部材Aにおいて、前記部材本体1における前記物品支持部3を備える側、すなわち庫内に露出している中央要素41b3の先端部に対して、下方に押圧する力を加える。すると、その中央要素41b3が弾性変形し、上側の突出要素41bと支持部B12Sとの係合が解除される。そして、下側の突出要素41aを支持部B12Sから取り外し、また、棚B2の端部と収納庫Bの側板部B12との間に挿入している家具用部材Aの対向片5を取り外すとともに、上側の棚B2の溝部B2Mに挿入している家具用部材Aの突出片21を、その溝部B2Mから取り外せば、該家具用部材Aを、収納庫本体B1および棚B2から完全に取り外すことができる。
(3)棚B2を棚として機能させつつ、当該家具用部材Aを、棚B2を前記所定位置に固定するために用いないようにした際の家具用部材Aの使用方法。
図1に示すように、棚B2と干渉する位置を避けて、家具用部材Aの2つの突出要素41からなる被支持部4を、家具本体の側板部B12の支持部B12Sに取り付ける。なお、この取付位置が、通常の使用位置に相当する。また、この被支持部4を支持部B12Sに取り付ける方法は、(1)で説明した方法と同様であるので省略する。
そして、キーを支持する場合には、一対の起立片312と横架片32とで囲まれる空間にキーの先端を挿入し、キーの基端部を一対の起立片312に支持させればよい。
このように、本実施形態に係る家具用部材Aは、棚B2が使用位置にある場合には、物品支持部3が物品支持手段としての機能を発揮し、また、その棚B2が所定位置にある場合には、棚固定部2が棚B2固定手段としての機能を発揮するとともに、それら物品支持部3と棚固定部2とを共通の部材本体1に設けているので、従来では廃棄していた棚固定部2を廃棄せずに済み、また、物品支持部3で、例えば、キー等の所定の物品を支持し得るため、部材の有効利用を図ることができる。
すなわち、部材の有効活用を図りながら、環境問題にも効果的に対応可能な家具用部材Aを実現することができる。
前記棚固定部2と前記物品支持部3と前記被支持部4と被支持部4と前記部材本体1とを、合成樹脂により一体に形成しているため、コストダウンを効果的に推進することができる。
前記支持部B12Sが、複数のスリットより構成されるものであり、前記被支持部4が、前記スリットに係合すべく前記部材本体1から所定方向に突出する突出要素41を2以上備えるものであって、それら突出要素41の協働によって前記スリットに凹凸係合されるようにしているので、簡単な構成で、支持部B12Sと被支持部4とが凹凸係合することを実現することができる。
そして、下側の突出要素41aが、前記支持部B12Sに添設支持されるものであり、上側の突出要素41bが、前記支持部B12Sに弾性係合されるようにしているので、突出要素41と係合部との着脱を容易に行うことができる。
また、前記物品支持部3が、前記所定の物品を吊り下げて支持し得るフック要素31を備えているので、簡単な構成で、キーを吊り下げられることができる。
また、前記物品支持部3が、キーの一部または全部を収容するとともに、収容した所定の物品の少なくとも一部を支持する収容支持要素3Aを備えるようにしているので、簡単な構成で、キーを支持することができる。
また、キーを支持し得ることを明示する明示手段6を備え、この明示手段6を、前記横架片32の表面に設定しているので、使用者が収容することを刺激して収容の誘引を図り、キーなどの紛失を効果的に防止することができる。
前記棚固定部2が、前記棚B2の溝部B2Mおよびその近傍に当接することにより、その棚B2の移動を禁止して固定するようにしているので、使用者に無用の負担をかけることなく、棚B2を簡単に固定することができる。
特に、前記棚固定部2が、前記部材本体1から突出する突出片21と、この突出片21の先端部から略垂下する垂下片22とを備えるものであって、前記垂下片22を、前記溝部B2Mに挿し込んで当接支持するようにしているので、その効果は顕著になる。
前記垂下片22と対向する側に、対向片5を具備し、前記対向片5の内側に前記棚B2の端部を位置付けることにより、収納庫Bと棚B2との直接の接触を防止しているので、棚B2の端部と収納庫Bとが対向片5により直接接触しないため、収納庫Bに傷が発生することを防止できる。
また、前記棚固定部2が、前記所定位置に積み重ねた複数の棚B2のうち、最も上段にある棚B2を固定することにより、その最上段にある棚B2と収納庫Bとの間に位置付けられている他の棚B2を同時に固定するようにしているので、当該家具用部材Aを小さく構成してコストダウンを図れると共に、効率よく棚B2を固定することができる。
なお、本発明は、以上に詳述した実施形態に限られるものではない。
例えば、家具用部材Aを適用する家具を収納庫Bとしているが、複数の棚B2を備える家具であれば、これに限られるものでない。
また、収容庫の扉部B3を、引き違い式のものとしているが、両開き式のものであってもよい。また、扉の数も本実施形態に限られない。
また、家具用部材Aを、棚B2を通常状態で使用する場合には、棚B2を取り付けるための支持部B12Sに取り付けるようにしているが、これに限られるものではなく、例えば、棚B2に取り付けるようにしたり、あるいは、扉部B3に取り付けたりするようにしてもよい。
また、本実施形態では、「キー」といった文字によって、明示手段6としての機能を発揮するようにしているが、文字に限らず、図形やマークなどであってもよい。また、色彩によって所定部分が目立つようにしてもよい。
また、家具用部材Aが、積み重ねた複数の棚B2のうち一番上の棚B2のみに直接接触するように構成しているが、下側の棚B2にも直接接触するように構成してもよい。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の一実施形態における家具を示す全体斜視図。 同実施形態における家具用部材の取付態様を示す斜視図。 同実施形態における家具用部材を示す正面図。 同実施形態における家具用部材を示す側面図。 同実施形態における家具用部材を示す平面図。 同実施形態における家具用部材の取付態様を示す構造断面図。
符号の説明
A・・・・・・家具用部材
B・・・・・・家具(収納庫)
B1・・・・・家具本体(収納庫本体)
B2・・・・・棚
B3・・・・・扉部
BK・・・・・開口部
B2M・・・・棚B2の所定部(溝部)
B12S・・・スリット(支持部)
PK・・・・・開成状態(開成位置)
1・・・・・・部材本体
2・・・・・・棚固定手段(棚固定部)
3・・・・・・物品支持手段(物品支持部)
4・・・・・・被支持部
5・・・・・・対向片
6・・・・・・明示手段
21・・・・・突出片
22・・・・・垂下片
31・・・・・フック要素
32・・・・・横架片
3A・・・・・収容支持要素
41・・・・・突出要素
41a・・・・下側の突出要素
41b・・・・上側の突出要素
311・・・・延出片
312・・・・起立片

Claims (17)

  1. 家具本体と前記家具本体に着脱可能に取り付けられる棚とを備えた家具において、その家具を移動する際に、前記棚を棚として機能させずに前記家具本体の通常の使用位置とは異なる所定位置に固定するための部材であって、
    前記家具を移動させ得る状態において、前記棚を棚として機能させずに前記所定位置に固定する棚固定手段としての機能を発揮する棚固定部と、
    当該部材を、前記棚を前記所定位置に固定するために使用しない状態において、所定の物品を支持する物品支持手段としての機能を発揮し得る物品支持部とを具備し、
    前記棚固定部と前記物品支持部とを共通の部材本体に設けていることを特徴とする家具用部材。
  2. 前記家具本体が、前記棚を支持するための支持部を備えるものであって、
    前記支持部に支持される被支持部を具備し、
    この被支持部を、前記部材本体に設けていることを特徴とする請求項1記載の家具用部材。
  3. 前記棚固定部と前記物品支持部と前記被支持部と前記部材本体とを、合成樹脂により一体に形成していることを特徴とする請求項2記載の家具用部材。
  4. 前記被支持部が、前記支持部に凹凸係合されるものであることを特徴とする請求項2または3記載の家具用部材。
  5. 前記支持部が、複数のスリットより構成されるものであり、
    前記被支持部が、前記スリットに係合すべく前記部材本体から所定方向に突出する突出要素を2以上備えるものであって、
    それら突出要素の協働によって前記スリットに凹凸係合されるようにしていることを特徴とする請求項4記載の家具用部材。
  6. 前記2以上の突出要素のうち、少なくとも1つの突出要素が、前記スリットに添設支持されるものであり、少なくとも1つの突出要素が、前記スリットに弾性係合されるものであることを特徴とする請求項5記載の家具用部材。
  7. 前記物品支持部が、前記所定の物品を吊り下げて支持し得るフック要素を備えることを特徴とする請求項1乃至6いずれか記載の家具用部材。
  8. 前記フック要素が、前記部材本体から延出する延出片と、この延出片の先端部から上向きに起立する起立片とを備え、
    これら延出片と起立片とが前記フック要素を構成していることを特徴とする請求項7記載の家具用部材。
  9. 前記物品支持部が、前記所定の物品の一部または全部を収容するとともに、収容した所定の物品の少なくとも一部を支持する収容支持要素を備えていることを特徴とする請求項1乃至7いずれか記載の家具用部材。
  10. 前記収容支持要素が、前記部材本体から延出する一対の延出片と、それら延出片の先端部を横架する横架片とを備えるものであって、
    前記一対の延出片と前記横架片とが、前記収容支持要素を構成していることを特徴とする請求項9記載の家具用部材。
  11. 所定の物品を支持し得ることを明示する明示手段を備え、
    この明示手段を、前記横架片の表面に設定していることを特徴とする請求項10記載の家具用部材。
  12. 前記棚固定部が、前記棚の所定部に当接することにより、その棚の移動を禁止して固定するものであることを特徴とする請求項1乃至11いずれか記載の家具用部材。
  13. 前記棚の所定部が、棚の裏面側に形成される溝状の溝部であり、
    前記棚固定部が、前記部材本体から突出する突出片と、この突出片の先端部から略垂下する垂下片とを備えるものであって、
    前記垂下片を、前記溝部に挿し込んで当接支持するようにしていることを特徴とする請求項12記載の家具用部材。
  14. 前記垂下片と対向する側に、対向片を具備し、
    前記対向片の内側に前記棚の端部を位置付けることにより、家具本体と棚との直接の接触を防止していることを特徴とする請求項13記載の家具用部材。
  15. 前記家具が、複数の棚を備えるものであって、
    前記棚固定部が、
    前記所定位置に積み重ねた複数の棚のうち、最も上段にある棚を固定することにより、その最上段にある棚と家具本体との間に位置付けられている他の棚を同時に固定するようにしていることを特徴とする請求項1乃至14いずれか記載の家具用部材。
  16. 前記家具本体が収容物を出し入れ可能な開口部を備えるとともに、前記家具が、その開口部を、開成状態または閉塞状態にする扉部を備えるものであって、
    前記所定の物品が、前記扉部を前記閉塞状態にて開成不能に施錠するためのキーであることを特徴とする請求項1乃至15いずれか記載の家具用部材。
  17. 請求項1乃至16いずれか記載の家具用部材を具備することを特徴とする家具。
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