JP3003452U - アーク溶接用ダブルコードリール - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 プラス、マイナス２本の溶接用ケーブルを同
時に巻き取れるコードリールの提供。 【構成】 両端にフランジのある２個のリール２を同軸
に、かつ中間に両リールを接続或は切り離すための切り
換えジョイント８を備え両端及び中間軸受けで支持し、
軸の一端にハンドル１０を差し込む穴を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】 ［産業上の利用分野］ この考案は，プラス，マイナス２本の溶接線を，１個の本体で巻きとれ る用にしたアーク溶接用ダブルコードリールに関する物である。

【０００２】 ［従来の技術］ 従来，溶接用は，１個の本体に１本の線を巻くものであった。

【０００３】 ［考案が解決しようとする課題］ これは，次のような欠点があった。 溶接には，プラス，マイナス２本の線が必要で，そのため２個のコード リールが必要である。 回転軸に高圧電流がかかる為カーボンブラシ等のコストの高い部品を必 要とするターミナルによる接続のため溶接線のみの使用が出来ない。 本考案は，これらの欠点を除く為になされたものである。

【０００４】 ［課題を解決するための手段］ ドラム側面［図２］１’に溝又は，穴を空けてジョイント支持金具［図 ２］２’を取り付ける。切り換え装置［図２］３’により左右のドラムを 別々に回転させる。これらを［図１］の組み合わせにより２本の溶接線を 巻くことが出来る。 本考案は，以上のような構成よりなるアーク溶接用ダブルコードリール である

【０００５】 作用 ジョイント付き線を，ジョイント支持金具に差し込み溝を通しドラムに 巻付けハンドルを一定方向に回転することにより，ドラムが回転する。 スイッチで，左右のリールを別々に回転させ巻きとれる。この作用によ って長いコードも楽に巻くことができる。

【０００６】 ［実施例］ 以下，本案の実施例に付いて説明する。 ［図３］参照 ドラム（２）にドラム軸（５）を組みこみ固定する，メインシャフト（ ９）に切り換えジョイント（８）をピン（１１）で接続しインナーリング （６）をはめる。メインシャフト（９）にドラム（２）中間軸受け（３） を差し込み切り換えスイッチ（７）ベアリング，バネ（１２）を中間軸受 け（３）の穴からインナーリング（６）にビス（４）で取り付けるこれを メインフレーム（１）に組みこみメインシャフト（９）にハンドル（１０ ）又は，ドリルアダプター（１３）を差し込む。

【０００７】 ［考案の効果］ この考案によって，本体がコンパクトになり持ち運びが便利になる。構 造が簡単な為コストも安く本体に取り付けたまま使用することもでき又取 りはずしジョイント付き溶接線のみの使用もできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の正面図 平面図 左右側面図

【図２】ジョイント支持金具実施例を示す（１’）
切り換え装置断面図（２’）

【図３】本考案の部品構成を示す斜視図

【符号の説明】

１フレーム ２ドラム ３中間軸受け ４ビス
５ドラム軸 ６切り換えインナーリング ７切り換えスイッチ
８切り換えジョイント ９メインシャフト １０ハンドル １１ジョイント
接続ピン １２ベヤリング，バネ １３ドリルアダプター（コー
ドレス，ドリル）

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】２個のドラムを１本の軸で回転させるアー
   ク溶接用ダブルコードリール。［図１］
2. 【請求項２】ドラム側面に穴又は，溝を空けて，ジョイ
   ント支持金具を付けたアーク溶接用ダブルコードリー
   ル。［図２］１’
3. 【請求項３】２個のドラムを手動又は，電動で切り換え
   により同一方向に別々に回転させるアーク溶接用ダブル
   コードリール。［図２］２’