JP3002635B2 - ウェザーストリップ - Google Patents
ウェザーストリップInfo
- Publication number
- JP3002635B2 JP3002635B2 JP7257102A JP25710295A JP3002635B2 JP 3002635 B2 JP3002635 B2 JP 3002635B2 JP 7257102 A JP7257102 A JP 7257102A JP 25710295 A JP25710295 A JP 25710295A JP 3002635 B2 JP3002635 B2 JP 3002635B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mounting base
- door glass
- sealing surface
- hollow seal
- bridge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Seal Device For Vehicle (AREA)
- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウェザーストリッ
プに関する。より詳しくは、サッシュレスドア車に装着
され、ドアガラスに弾接して車室内外をシールするウェ
ザーストリップに関する。
プに関する。より詳しくは、サッシュレスドア車に装着
され、ドアガラスに弾接して車室内外をシールするウェ
ザーストリップに関する。
【0002】
【従来の技術】サッシュレスドア車に装着されるウェザ
ーストリップは、図5に示すように、車体のドア開口縁
のリテーナ1に取り付けられた取付基部2と、取付基部
2に一体形成されドアガラス10に弾接する中空シール
部3とからなり、中空シール部3の内部にはブリッジ4
が一体形成されている。ブリッジ4の一方の側端縁4a
は中空シール部3のシール面3Aに接続され、他方の側
端縁4bは取付基部2に接続されている。
ーストリップは、図5に示すように、車体のドア開口縁
のリテーナ1に取り付けられた取付基部2と、取付基部
2に一体形成されドアガラス10に弾接する中空シール
部3とからなり、中空シール部3の内部にはブリッジ4
が一体形成されている。ブリッジ4の一方の側端縁4a
は中空シール部3のシール面3Aに接続され、他方の側
端縁4bは取付基部2に接続されている。
【0003】ドアが閉じられドアガラス10が中空シー
ル部3に弾接すると、図6に示すように、シール面3A
が変形してブリッジ4に押し当てられるのでその反力に
よってシール面3Aの面圧(荷重)が高くなりシール性
を向上させるようになっている。
ル部3に弾接すると、図6に示すように、シール面3A
が変形してブリッジ4に押し当てられるのでその反力に
よってシール面3Aの面圧(荷重)が高くなりシール性
を向上させるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シール
面3Aのたわみの支点となる基部3aとブリッジ4の側
端縁4aとを結ぶ周長は長いため、図7に示すように、
例えば洗車などによる高水圧が中空シール部3にかかる
と、シール面3Aとそれに当接するブリッジ4とが高水
圧の力によってともに押される。この結果、ドアガラス
10とシール面3Aとの間に隙間Lが生じるのでたとえ
面圧が高くても水漏れが発生するおそれがある。
面3Aのたわみの支点となる基部3aとブリッジ4の側
端縁4aとを結ぶ周長は長いため、図7に示すように、
例えば洗車などによる高水圧が中空シール部3にかかる
と、シール面3Aとそれに当接するブリッジ4とが高水
圧の力によってともに押される。この結果、ドアガラス
10とシール面3Aとの間に隙間Lが生じるのでたとえ
面圧が高くても水漏れが発生するおそれがある。
【0005】また、水漏れが発生しないまでもシール面
3Aとブリッジ4は経時的には図5に示した点線の如く
劣化するためシール性が弱まり、いずれは水漏れが発生
するようになる。特に図8に示すように、ドアガラス1
0が受ける荷重は弾接基準位置において劣化前から劣化
後への変化率は大きい。これは、図5に示した形状に
て、基準圧縮前後2mmの圧縮荷重曲線が、中空シール
部3とブリッジ4が当る事により、急激に上昇している
ことによると考えられる。
3Aとブリッジ4は経時的には図5に示した点線の如く
劣化するためシール性が弱まり、いずれは水漏れが発生
するようになる。特に図8に示すように、ドアガラス1
0が受ける荷重は弾接基準位置において劣化前から劣化
後への変化率は大きい。これは、図5に示した形状に
て、基準圧縮前後2mmの圧縮荷重曲線が、中空シール
部3とブリッジ4が当る事により、急激に上昇している
ことによると考えられる。
【0006】そこで本発明の目的は、例えば洗車などに
より高水圧がかかっても安定したシール性があり、また
長期間ドアを閉めることによる経時的劣化を抑制して安
定したシール性を維持しうるウェザーストリップを提供
することにある。また、劣化後にも安定した圧縮荷重曲
線を得るためには、基準圧縮前後2mmの圧縮荷重曲線
が比較的平坦であることが必要である。
より高水圧がかかっても安定したシール性があり、また
長期間ドアを閉めることによる経時的劣化を抑制して安
定したシール性を維持しうるウェザーストリップを提供
することにある。また、劣化後にも安定した圧縮荷重曲
線を得るためには、基準圧縮前後2mmの圧縮荷重曲線
が比較的平坦であることが必要である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のウェザーストリップは、車体のドア開口
縁に取り付けられた取付基部と、該取付基部に一体形成
されドアガラスに弾接する中空シール部とからなるウェ
ザーストリップにおいて、前記中空シール部の内部に、
断面略V字状で同じ形状で同じ長さのその二股部がシー
ル面に接続され、及び二股部のつけ根部が前記取付基部
に接続されてなるブリッジを一体形成し、かつ、前記二
股部を構成する枝を、それぞれそれら枝が挟む方向に湾
曲形成し、前記ドアガラスの弾接を二股部間の略中央に
位置させて該弾接による押力をほぼ均等に二股部にかけ
たものである(請求項1)。
めに、本発明のウェザーストリップは、車体のドア開口
縁に取り付けられた取付基部と、該取付基部に一体形成
されドアガラスに弾接する中空シール部とからなるウェ
ザーストリップにおいて、前記中空シール部の内部に、
断面略V字状で同じ形状で同じ長さのその二股部がシー
ル面に接続され、及び二股部のつけ根部が前記取付基部
に接続されてなるブリッジを一体形成し、かつ、前記二
股部を構成する枝を、それぞれそれら枝が挟む方向に湾
曲形成し、前記ドアガラスの弾接を二股部間の略中央に
位置させて該弾接による押力をほぼ均等に二股部にかけ
たものである(請求項1)。
【0008】また本発明のウェザーストリップは、車体
のドア開口縁に取り付けられた取付基部と、該取付基部
に一体形成されドアガラスに弾接する中空シール部とか
らなるウェザーストリップにおいて、前記中空シール部
の内部に、断面略Y字状で同じ形状で同じ長さのその二
股部がシール面に接続され、及び二股部のつけ根から延
びる脚部が前記取付基部に接続されてなるブリッジを一
体形成し、かつ、前記二股部を構成する枝を、それぞれ
それら枝が挟む方向に湾曲形成し、前記ドアガラスの弾
接を二股部間の略中央に位置させ該弾接による押力をほ
ぼ均等に二股部にかけたものである(請求項2)。
のドア開口縁に取り付けられた取付基部と、該取付基部
に一体形成されドアガラスに弾接する中空シール部とか
らなるウェザーストリップにおいて、前記中空シール部
の内部に、断面略Y字状で同じ形状で同じ長さのその二
股部がシール面に接続され、及び二股部のつけ根から延
びる脚部が前記取付基部に接続されてなるブリッジを一
体形成し、かつ、前記二股部を構成する枝を、それぞれ
それら枝が挟む方向に湾曲形成し、前記ドアガラスの弾
接を二股部間の略中央に位置させ該弾接による押力をほ
ぼ均等に二股部にかけたものである(請求項2)。
【0009】
【0010】請求項1に記載の発明によれば、中空シー
ル部の内部に一体形成されたブリッジは断面略V字状で
ありその二股部がシール面に接続されているので、その
接続部が中空シール部のたわみ部分の支点となる。この
二股部の接続によってたわみ部分の周長は短かくなるの
で、ドアガラスの弾接時におけるシール面の変形は小さ
く抑えられ、またシール面の面圧は強くなる。したがっ
て、高水圧がシール面にかかったとしてもシール面がブ
リッジに当接しブリッジがシール面ともども押されるこ
とは軽減されるので、ドアガラスとシール面との間に隙
間が生じることはなく水漏れの心配はない。
ル部の内部に一体形成されたブリッジは断面略V字状で
ありその二股部がシール面に接続されているので、その
接続部が中空シール部のたわみ部分の支点となる。この
二股部の接続によってたわみ部分の周長は短かくなるの
で、ドアガラスの弾接時におけるシール面の変形は小さ
く抑えられ、またシール面の面圧は強くなる。したがっ
て、高水圧がシール面にかかったとしてもシール面がブ
リッジに当接しブリッジがシール面ともども押されるこ
とは軽減されるので、ドアガラスとシール面との間に隙
間が生じることはなく水漏れの心配はない。
【0011】特に、ドアガラスの弾接位置は二股部との
間の略中央であり、しかも略V字の形状をなす二股部は
概ね同じ形状で同じ長さであることから弾接による押力
はほぼ均等に二股部にかかるので、押力によるシール面
の変形はより小さく抑えられシール面がブリッジに当接
することは一層軽減される。
間の略中央であり、しかも略V字の形状をなす二股部は
概ね同じ形状で同じ長さであることから弾接による押力
はほぼ均等に二股部にかかるので、押力によるシール面
の変形はより小さく抑えられシール面がブリッジに当接
することは一層軽減される。
【0012】なお断面略V字状のブリッジにかえて、請
求項2に記載の発明の如く、断面略Y字状で中空シール
部に接続された二股部のつけ根から延びる脚部を取付基
部に接続して、二股部間の略中央にドアガラスを弾接さ
せるようにすれば、上述した請求項1に記載の発明と同
様にシール面の変形を小さく抑えることができる。
求項2に記載の発明の如く、断面略Y字状で中空シール
部に接続された二股部のつけ根から延びる脚部を取付基
部に接続して、二股部間の略中央にドアガラスを弾接さ
せるようにすれば、上述した請求項1に記載の発明と同
様にシール面の変形を小さく抑えることができる。
【0013】また請求項1及び請求項2に記載の発明に
よれば、二股部を構成する枝は、それぞれそれら枝が挟
む方向に湾曲形成させられた状態で中空シール部に接続
されているので、シール面の略中央に押力がかかると二
股部はその押力に応じた反力を接続部からシール面に伝
える。これにより、シール面の変形は一層抑えられる。
例えば、高水圧がシール面の略中央にかかると接続部か
らの反力によりシール面はドアガラスに更に弾接させら
れるのでドアガラスとシール面はより密になり隙間が生
じることはない。
よれば、二股部を構成する枝は、それぞれそれら枝が挟
む方向に湾曲形成させられた状態で中空シール部に接続
されているので、シール面の略中央に押力がかかると二
股部はその押力に応じた反力を接続部からシール面に伝
える。これにより、シール面の変形は一層抑えられる。
例えば、高水圧がシール面の略中央にかかると接続部か
らの反力によりシール面はドアガラスに更に弾接させら
れるのでドアガラスとシール面はより密になり隙間が生
じることはない。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。なお、従来例と同一の部分には同
一の符号を記す。図1は本発明の実施の形態に係る、ウ
ェザーストリップである。
を参照して説明する。なお、従来例と同一の部分には同
一の符号を記す。図1は本発明の実施の形態に係る、ウ
ェザーストリップである。
【0015】このウェザーストリップは、従来例と同様
に、車体のドア開口縁のリテーナ1に取り付けられた取
付基部2と、取付基部2に一体形成されドアガラス10
に弾接する中空シール部3とから構成されている。そし
て、中空シール部3の内部には断面略V字状のブリッジ
5が一体形成されている。ブリッジ5の二股部6,7は
それぞれ中空シール部3に接続され、二股部6,7のつ
け根部8は取付基部2に接続されている。二股部6,7
はそれぞれ形状および長さが概ね同じであるため、中空
シール部3に対する二股部6,7の接続部6a,7aと
つけ根部8を結ぶと略二等辺三角形の形状となる。また
二股部6,7は、ドアガラス10の弾接を二股部6,7
との間の略中央に位置させるように接続され、しかも二
股部6,7は互いに内側に向けて、すなわち、二股部
6,7を構成する枝は、それぞれそれら枝が挟む方向
に、湾曲させた状態で接続されている。
に、車体のドア開口縁のリテーナ1に取り付けられた取
付基部2と、取付基部2に一体形成されドアガラス10
に弾接する中空シール部3とから構成されている。そし
て、中空シール部3の内部には断面略V字状のブリッジ
5が一体形成されている。ブリッジ5の二股部6,7は
それぞれ中空シール部3に接続され、二股部6,7のつ
け根部8は取付基部2に接続されている。二股部6,7
はそれぞれ形状および長さが概ね同じであるため、中空
シール部3に対する二股部6,7の接続部6a,7aと
つけ根部8を結ぶと略二等辺三角形の形状となる。また
二股部6,7は、ドアガラス10の弾接を二股部6,7
との間の略中央に位置させるように接続され、しかも二
股部6,7は互いに内側に向けて、すなわち、二股部
6,7を構成する枝は、それぞれそれら枝が挟む方向
に、湾曲させた状態で接続されている。
【0016】以上のように構成されたウェザーストリッ
プにおいて、ドアが閉じられドアガラス10が中空シー
ル部3に弾接すると、図2に示すように、シール面3A
が変形するが、シール面3Aは二股部6,7によって中
空シール部3の内側からたわみ部分の支点となる二股部
6,7の接続部6a,7aを結ぶ周長を短かくするよう
に支持されているのでその変形は小さく抑えられる。よ
って、シール面3Aの面圧は強くなり高水圧がシール面
3Aにかかったとしてもシール面3Aがブリッジ5に当
接することでブリッジ5がシール面3Aともども押され
ることは軽減される。その結果、ドアガラス10とシー
ル面3Aとの間に隙間は生じないので隙間から水漏れが
発生する心配はない。
プにおいて、ドアが閉じられドアガラス10が中空シー
ル部3に弾接すると、図2に示すように、シール面3A
が変形するが、シール面3Aは二股部6,7によって中
空シール部3の内側からたわみ部分の支点となる二股部
6,7の接続部6a,7aを結ぶ周長を短かくするよう
に支持されているのでその変形は小さく抑えられる。よ
って、シール面3Aの面圧は強くなり高水圧がシール面
3Aにかかったとしてもシール面3Aがブリッジ5に当
接することでブリッジ5がシール面3Aともども押され
ることは軽減される。その結果、ドアガラス10とシー
ル面3Aとの間に隙間は生じないので隙間から水漏れが
発生する心配はない。
【0017】特に、ドアガラス10の弾接位置は上述し
たように二股部6,7との間の略中央であり、しかも二
股部6,7は概ね同じ形状で同じ長さであることから弾
接による押力はほぼ均等に二股部6,7にかかるので、
押力によりシール面3Aがブリッジ5に当接することは
一層軽減される。また、二股部6,7を構成する枝は、
それぞれそれら枝が挟む方向に、湾曲させられた状態で
中空シール部3に接続されているので、シール面3Aの
略中央に押力がかかると二股部6,7はその押力に応じ
た反力を接続部6a,7aからシール面3Aに伝える。
これにより、シール面3Aの変形は一層抑えられる。よ
って例えば、高水圧がシール面3Aの略中央にかかると
接続部6a,7aからの反力によりシール面3Aはドア
ガラス10に更に弾接させられるのでドアガラス10と
シール面3Aとの間に隙間が生じることはない。
たように二股部6,7との間の略中央であり、しかも二
股部6,7は概ね同じ形状で同じ長さであることから弾
接による押力はほぼ均等に二股部6,7にかかるので、
押力によりシール面3Aがブリッジ5に当接することは
一層軽減される。また、二股部6,7を構成する枝は、
それぞれそれら枝が挟む方向に、湾曲させられた状態で
中空シール部3に接続されているので、シール面3Aの
略中央に押力がかかると二股部6,7はその押力に応じ
た反力を接続部6a,7aからシール面3Aに伝える。
これにより、シール面3Aの変形は一層抑えられる。よ
って例えば、高水圧がシール面3Aの略中央にかかると
接続部6a,7aからの反力によりシール面3Aはドア
ガラス10に更に弾接させられるのでドアガラス10と
シール面3Aとの間に隙間が生じることはない。
【0018】なお図3に示すように、ドアガラス10が
受ける荷重は弾接基準位置においてで経時的劣化前と劣
化後の変化率が従来に比べてかなり小さくなった。
受ける荷重は弾接基準位置においてで経時的劣化前と劣
化後の変化率が従来に比べてかなり小さくなった。
【0019】本発明の実施形態では、断面略V字状のブ
リッジ5を中空シール部3の内部に一体形成したが、こ
れにかえて図4に示すように、断面略Y字状のブリッジ
15を中空シール部3の内部に一体形成するようにして
もよい。このブリッジ15は、その二股部16,17が
中空シール部3に接続され、及び二股部16,17のつ
け根から延びる脚部18が取付基部2に接続されてい
る。なお、符号16a,17aは接続部を示す。またブ
リッジ5と同様にその二股部16,17はそれぞれ形状
および長さが概ね同じであり、ドアガラス10の弾接を
二股部16,17との間の略中央に位置させるように中
空シール部3に接続され、しかも二股部16,17は互
いに内側に向けて、すなわち、二股部16,17を構成
する枝は、それぞれそれら枝が挟む方向に、湾曲させた
状態で接続されている。
リッジ5を中空シール部3の内部に一体形成したが、こ
れにかえて図4に示すように、断面略Y字状のブリッジ
15を中空シール部3の内部に一体形成するようにして
もよい。このブリッジ15は、その二股部16,17が
中空シール部3に接続され、及び二股部16,17のつ
け根から延びる脚部18が取付基部2に接続されてい
る。なお、符号16a,17aは接続部を示す。またブ
リッジ5と同様にその二股部16,17はそれぞれ形状
および長さが概ね同じであり、ドアガラス10の弾接を
二股部16,17との間の略中央に位置させるように中
空シール部3に接続され、しかも二股部16,17は互
いに内側に向けて、すなわち、二股部16,17を構成
する枝は、それぞれそれら枝が挟む方向に、湾曲させた
状態で接続されている。
【0020】
【発明の効果】以上のとおり請求項1又は請求項2に記
載の発明によれば、中空シール部の内部に一体形成され
た断面略V字状又は断面略Y字状のブリッジの二股部が
シール面に接続されることによりたわみ部分の周長は短
かくなるので、ドアガラスの弾接時におけるシール面の
変形は小さく抑えられ、またシール面の面圧は強くな
る。したがって、高水圧がシール面にかかったとしても
シール面がブリッジに当接しブリッジがシール面ともど
も押されることは軽減されるので、ドアガラスとシール
面との間に隙間が生じることはなく水漏れの心配はな
い。このようにシール面の変形が小さく抑えられること
から、経時的劣化を抑制して安定したシール性を確保す
ることが可能となる。
載の発明によれば、中空シール部の内部に一体形成され
た断面略V字状又は断面略Y字状のブリッジの二股部が
シール面に接続されることによりたわみ部分の周長は短
かくなるので、ドアガラスの弾接時におけるシール面の
変形は小さく抑えられ、またシール面の面圧は強くな
る。したがって、高水圧がシール面にかかったとしても
シール面がブリッジに当接しブリッジがシール面ともど
も押されることは軽減されるので、ドアガラスとシール
面との間に隙間が生じることはなく水漏れの心配はな
い。このようにシール面の変形が小さく抑えられること
から、経時的劣化を抑制して安定したシール性を確保す
ることが可能となる。
【0021】特に、ドアガラスの弾接位置は二股部との
間の略中央であり、しかも略V字又は略Y字の形状をな
す二股部は概ね同じ形状で同じ長さであることから弾接
による押力はほぼ均等に二股部にかかるので、押力によ
るシール面の変形はより小さく抑えられシール面がブリ
ッジに当接することは一層軽減される。
間の略中央であり、しかも略V字又は略Y字の形状をな
す二股部は概ね同じ形状で同じ長さであることから弾接
による押力はほぼ均等に二股部にかかるので、押力によ
るシール面の変形はより小さく抑えられシール面がブリ
ッジに当接することは一層軽減される。
【0022】また請求項1及び請求項2に記載の発明に
よれば、二股部を構成する枝は、それぞれそれら枝が挟
む方向に湾曲形成させられた状態で中空シール部に接続
されているので、シール面の変形は一層抑えられ、例え
ば、高水圧がシール面の略中央にかかると接続部からの
反力によりシール面はドアガラスに更に弾接させられる
のでドアガラスとシール面はより密になり隙間が生じる
ことはない。
よれば、二股部を構成する枝は、それぞれそれら枝が挟
む方向に湾曲形成させられた状態で中空シール部に接続
されているので、シール面の変形は一層抑えられ、例え
ば、高水圧がシール面の略中央にかかると接続部からの
反力によりシール面はドアガラスに更に弾接させられる
のでドアガラスとシール面はより密になり隙間が生じる
ことはない。
【図1】本発明の実施の形態に係る、ウェザーストリッ
プを示す断面図である。
プを示す断面図である。
【図2】図1のウェザーストリップの中空シール部3に
ドアガラス10が弾接した状態を示す断面図である。
ドアガラス10が弾接した状態を示す断面図である。
【図3】図1のウェザーストリップにおける経時的劣化
前後の面圧変化を示すグラフである。
前後の面圧変化を示すグラフである。
【図4】本発明の実施の形態に係る、もう一つのウェザ
ーストリップを示す断面図である。
ーストリップを示す断面図である。
【図5】従来のウェザーストリップを示す断面図であ
る。
る。
【図6】図5のウェザーストリップの中空シール部3に
ドアガラス10が弾接した状態を示す断面図である。
ドアガラス10が弾接した状態を示す断面図である。
【図7】図5のウェザーストリップの中空シール部3に
高水圧がかかった状態を示す断面図である。
高水圧がかかった状態を示す断面図である。
【図8】図5のウェザーストリップにおける経時的劣化
前後の面圧変化を示すグラフである。
前後の面圧変化を示すグラフである。
1 リテーナ 2 取付基部 3 中空シール部 3A シール面 4 ブリッジ 5 ブリッジ 6,7 二股部 6a,7a 接続部 8 つけ根部 10 ドアガラス 15 ブリッジ 16,17 二股部 16a,17a 接続部 18 脚部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−110615(JP,A) 実開 昭57−3051(JP,U) 実開 昭59−91914(JP,U) 実開 昭57−199695(JP,U) 実開 昭57−3052(JP,U) 実開 平1−106309(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 10/04
Claims (2)
- 【請求項1】車体のドア開口縁に取り付けられた取付基
部と、該取付基部に一体形成されドアガラスに弾接する
中空シール部とからなるウェザーストリップにおいて、
前記中空シール部の内部に、断面略V字状で同じ形状で
同じ長さのその二股部がシール面に接続され、及び二股
部のつけ根部が前記取付基部に接続されてなるブリッジ
を一体形成し、かつ、前記二股部を構成する枝を、それ
ぞれそれら枝が挟む方向に湾曲形成し、前記ドアガラス
の弾接を二股部間の略中央に位置させて該弾接による押
力をほぼ均等に二股部にかけたことを特徴とするウェザ
ーストリップ。 - 【請求項2】車体のドア開口縁に取り付けられた取付基
部と、該取付基部に一体形成されドアガラスに弾接する
中空シール部とからなるウェザーストリップにおいて、
前記中空シール部の内部に、断面略Y字状で同じ形状で
同じ長さのその二股部がシール面に接続され、及び二股
部のつけ根から延びる脚部が前記取付基部に接続されて
なるブリッジを一体形成し、かつ、前記二股部を構成す
る枝を、それぞれそれら枝が挟む方向に湾曲形成し、前
記ドアガラスの弾接を二股部間の略中央に位置させ該弾
接による押力をほぼ均等に二股部にかけたことを特徴と
するウェザーストリップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7257102A JP3002635B2 (ja) | 1995-09-07 | 1995-09-07 | ウェザーストリップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7257102A JP3002635B2 (ja) | 1995-09-07 | 1995-09-07 | ウェザーストリップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0971192A JPH0971192A (ja) | 1997-03-18 |
JP3002635B2 true JP3002635B2 (ja) | 2000-01-24 |
Family
ID=17301767
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7257102A Expired - Lifetime JP3002635B2 (ja) | 1995-09-07 | 1995-09-07 | ウェザーストリップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3002635B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Family Cites Families (6)
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-
1995
- 1995-09-07 JP JP7257102A patent/JP3002635B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0971192A (ja) | 1997-03-18 |
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