JP3002471U - ホースリール - Google Patents

ホースリール

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JP3002471U JP1994000577U JP57794U JP3002471U JP 3002471 U JP3002471 U JP 3002471U JP 1994000577 U JP1994000577 U JP 1994000577U JP 57794 U JP57794 U JP 57794U JP 3002471 U JP3002471 U JP 3002471U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ホースリールにおいて、給水用ホースが受水
管との接続部分で折れ曲がることを未然に防止する。 【構成】 散水用ホースを巻き取るリールドラム2から
延出する送水管6を、フレームの支柱1aに固定した継
手管31の一端に回転可能に軸支する。継手管31の他
端にL字状に形成した受水管42を回転可能に接続す
る。受水管42を合成樹脂により形成するとともに、給
水用ホースが外挿される長尺状のホース取付部52を一
体形成する。ホース取付部52の周面に、長手方向に沿
って複数の切欠53を設け可撓性を持たせる。ホース取
付部52に接続する給水用ホースが、ホースリールから
の延出方向の変化を許容される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、庭での散水や洗車に使うホースを巻き取るためのホースリールに関 し、さらに詳しくは、ホースを巻き取るリールドラムと給水用ホースとの接続部 の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のホースリールとしては、例えば図8,図9に示した構造のもの が知られている(類似構造が、例えば実公平2−21493号公報に示されてい る)。すなわち、合成樹脂製のフレーム1に支持された同じく合成樹脂製のリー ルドラム2の左右両端には軸3,4が一体に設けられており、これらの軸3,4 は前記フレーム1に回転可能に支持されている。そして、一方の軸4にはクラン ク状のハンドル5が連結されており、このハンドル5を回転操作することにより 前記リールドラム2が回転するようになっている。
【0003】 前記軸3,4のうち他方の軸3は中空エルボ形状に形成されていて送水管6を 兼ねており、この送水管6の一端は、前記フレーム1に固定された受水管7にO リング8を介して回転可能に接続されている。なお、前記送水管6を兼ねた軸3 は予め円板状のドラムカバー9と一体に形成されており、このドラムカバー9は ビス10によりリールドラム2の一端面に固定されている。なお、ドラムカバー 9は複数のリブ11によって補強されている。また、前記送水管6の他端にはエ ルボパイプ12が接続されており、エルボパイプ12は前記リールドラム2の周 面に開口する穴15を通って外側に突出している。
【0004】 そして、かかる構造においては、水道の蛇口等の給水栓に接続された図示外の 給水用ホースを締付ナット16により受水管7に接続して給水を行えば、水が受 水管7から送水管6およびエルボパイプ12を通り、このエルボパイプ12に接 続された散水用ホースの先端から吐出される。また、給水用ホースを巻き取って 保管する場合には、ハンドル5を回転操作してリールドラム2を回すことにより 、リールドラム2に散水用ホースを巻き取ることができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のホースリールにあっては、前記受水管7に接 続した給水用ホースが、ホースリールからの延出方向が常に一定方向であるため 、ホースリールの使用に際しては、ホースリールの向きを調整して、給水用ホー スが受水管7との接続部分で折れ曲がらないようにしなければならなかった。ま た、上記と同様の理由から、リールドラム2から引き出された散水用ホースに引 っ張られてホースリールの向きが変化すると、給水用ホースが受水管7との接続 部分で折れ曲がり、その結果、散水用ホースへの給水圧が変化したり、給水用ホ ースが蛇口等から抜けたりする場合が多いという問題がった。
【0006】 本考案は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、給水用ホース が受水管との接続部分で折れ曲がることを未然に防止できるようにしたホースリ ールの構造を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために請求項1記載の考案にあっては、フレームに回転可 能に軸支されたリールドラムの軸の一端側を中空状に形成して送水管とし、該送 水管の一端に受水管の一端側を回転可能に接続したホースリールにおいて、前記 受水管をL字状に屈曲形成するとともに、該受水管の一端を、前記フレームに固 定されかつ一端側で前記受水管を軸支する継手管の他端に回転可能に接続した。 また、請求項2記載の考案にあっては、請求項1の構成に加え、前記受水管を 合成樹脂によって形成し、前記受水管の他端側にホースが外挿される長尺状のホ ース取付部を一体形成するとともに、該ホース取付部の周面に、長手方向に沿っ て複数の切欠を設けた。
【0008】 また、請求項3の考案にあっては、請求項1又は2の構成に加え、前記継手管 の他端と前記受水管の一端とを相互に挿入嵌合させるとともに、前記継手管と前 記受水管のうち、一方側に内嵌する他方側の端部外周には周溝を形成する一方、 前記一方側の端部にはその内外周を貫通する貫通溝を形成し、該貫通溝を通して 前記他方側の周溝に係合するスナップリングを前記一方側の端部に装着して、前 記継手管に前記受水管を回転可能に接続するようにした。
【0009】 また、請求項4の考案にあっては、請求項3の構成を前提とし、前記一方側の 端部外周に前記スナップリングが面一状に外嵌する嵌合溝を形成し、該嵌合溝に 前記貫通溝を設けるようにした。
【0010】 また、請求項5の考案にあっては、請求項1〜4のそれぞれの構成に加え、前 記フレームに、前記継手管が挿入される穴の外周に沿って被係合部を設ける一方 、前記継手管の周面にフランジを形成するとともに、該フランジに、前記継手管 の軸方向の回転に伴い前記係合部に係合されて、前記継手管の前記穴からの抜け を阻止する係合部を設けるようにした。
【0011】 また、請求項6の考案にあっては、請求項1〜4のそれぞれの構成に加え、前 記フレームに、前記継手管が挿入される穴の円周方向に沿って連続形成された大 径穴と小径穴とからなる係止穴を複数設ける一方、前記継手管の周面にフランジ を形成するとともに、該フランジの一方の面に、複数の前記係止穴に各々係合さ れて前記継手管の前記穴からの抜けを阻止する係止凸部を複数突設するようにし た。
【0012】 そして、請求項7の考案にあっては、請求項5又は6の構成を前提とし、さら に前記継手管の他端側に位置する前記フランジの他方の面に、前記継手管の軸中 心を隔てて対をなす操作凸部を形成するようにした。
【0013】
【作用】
請求項1の構成においては、受水管がL字状でありかつ継手管に回転可能に接 続されているため、受水管の他端側に、一端側が蛇口等に接続した給水用ホース の他端側を接続したとき、受水管が回転することにより、給水用ホースがホース リールからの延出方向の変化を許容される。
【0014】 また、請求項2の構成を備えたものにおいては、合成樹脂からなるホース取付 部が、その周面に長手方向に沿って複数の切欠が設けられており可撓性を有して いる。このため、給水用ホースの延在方向が受水管の回転軸と直交する方向に変 化する場合には、ホース取付部が適宜撓むことにより、給水用ホースが受水管と の接続部分で折れ曲がることを防止される。
【0015】 また、請求項3の構成を備えたものにおいては、継手管の他端と受水管の一端 とを相互に挿入嵌合させてスナップリングを装着すれば、直ちに両者が抜け止め を施され、かつ手管に対して受水管が回転可能に接続される。したがって、継手 管の他端と受水管との抜け止めを実質的にワンタッチで行えるため、製造時に、 ホースリールを組立る際の作業が容易になる。
【0016】 また、請求項4の構成を備えたものにおいては、継手管と受水管とを接続する スナップリングが、継手管又は受水管のいずれか一方側の端部外周に形成された 嵌合溝に面一状に外嵌するため目立たなくなる。
【0017】 また、請求項5の構成を備えたものにおいては、フレームの穴に継手管を挿入 した後継手管を回転させれば、継手管の抜けが阻止されるため、ビス止めによっ て継手管をフレームに固定するには、継手管の回転を阻止できる程度にビスの締 結力を確保すればよい。したがって、その場合におけるビス止め作業が楽になる と同時に、一本のビスにて継手管を固定することができる。
【0018】 また、請求項6の構成を備えたものであっても、上記と同様に、ビス止めによ って継手管をフレームに固定する場合に、ビス止め作業が楽になると同時に、一 本のビスにて継手管を固定することができる。
【0019】 そして、請求項7の構成を備えたものにおいては、継手管の回転軸を隔てて対 をなす操作凸部を用いることにより、継手管の固定作業に伴う継手管の回転作業 が容易になる。
【0020】
【実施例】
以下、本考案の一実施例について図面にしたがって説明する。ただし、従来例 と共通する部分には同一符号を付してその詳細な説明は省略するものとする。
【0021】 すなわち、図7に示したホースリールは合成樹脂製であって、リールドラム2 を軸支する合成樹脂製のフレーム1の、相対向する一対の支柱部1aの一方側に は、図1及び図6に示すように軸受部21が形成されている。図2にも示すよう に軸受部21には、中央部に穴22が開口する円形凹部23が前記支柱1aの表 面側に形成されており、前記支柱部1aの裏面側には、穴22の開口縁に連続す る筒状部24と、穴22の下方側に位置して円形凹部23の外周部に開口する孔 25を有するビス受部26とが突設されている。さらに、前記円形凹部23には 、前記穴22の円周方向に沿って連続形成された大径穴27と小径穴28とから なる、請求項4にかかる被係合部を構成する杓子状の係止穴29,29が、前記 穴22の左右に開口されている。
【0022】 また、前記軸受部21には合成樹脂製の継手管31が取り付けられている。継 手管31は前記円形凹部23に受容された円板状のフランジ32と、該フランジ 32の一面側に位置するとともに、前記筒状部24に内嵌された送水管部33と 、フランジ32の他面側に位置する受水管部34とを有している。また、図3に 示すように、前記円形凹部23に面接するフランジ32の一方の面32aには、 送水管部33の直径方向にそれぞれ位置するとともに軸部35と、該軸部35の 先端に形成された略円板上の頭部36とからなり、請求項4にかかる係合部を構 成する断面T字状の係止凸部37,37が突設されている。また、前記フランジ 32の他方の面32bには、継手管31の軸中心を隔てて対をなす操作凸部であ る矩形状の操作用リブ39,39が突設されている。
【0023】 前記継手管31は、双方の係止凸部37,37の各々が前記係止穴29に大径 穴27側から遊挿された後、小径穴28側に移動されることにより支柱1aから の抜けを阻止されるとともに、前記ビス受部26に螺着されたビス38によりフ ランジ32の回転を阻止されることによって、円形凹部23に固定されている。 そして、継手管31の前記送水管部33に、リールドラム2のドラムカバー9に 一体形成されるとともに回転の軸3を兼ねた送水管6の端部が回転可能に内嵌さ れている。
【0024】 一方、継手管31の他端である前記受水管部34の端部には、Oリング49が 装着されたリング溝40と並んで、その全周にわたって周溝41が形成されてい る。前記受水管部34には、合成樹脂製の受水管42の一端部に一体形成された ソケット部43が外嵌されており、受水管42のソケット部43には、図4(a )及び(b)に示すように、前記受水管部34側の周溝41に対応する位置に嵌 合溝44が形成されている。
【0025】 嵌合溝44は略C字形状であって、円周方向の両端部及び中程部にはソケット 部43の内外周面を貫通する貫通溝45が連続して形成されている。そして、ソ ケット部43は、図5に示すように、嵌合溝44に面一状に内嵌された略E字状 の合成樹脂製のスナップリング46が有する各係止片47が、3つの前記貫通溝 45をそれぞれ介して前記受水管部34側の周溝41に係合することによって、 抜けを防止されつつ受水管部34に回転可能に接続されている。
【0026】 また、前記受水管42はL字型に形成されており、屈曲部分にやや近接する他 端側には、使用に際して給水用ホースを止着する締付けナット60が螺合される 取付ねじ部50が設けられるとともに、その外周には、補強用のリブ51が、取 付ねじ部50から前記ソケット部43にかけて受水管42の直径方向両側に突設 されている。さらに、受水管42の他端側には給水用ホースが取り付けられる長 尺状のホース取付部52が一体的に形成されている。ホース取付部52には、そ の内外周を貫通する切欠53が長手方向に沿って互い違いに複数設けられており 、これにより、ホース取付部52は可撓性を有する構造となっている。
【0027】 以上の構成からなる本実施例において、ホースリールの使用時には、図6に示 したように、給水用ホース(図示せず)の一端側にホース取付部52を遊挿させ るとともに、締付けナット60を取付ねじ部50に螺合して給水用ホースの一端 を受水管42に止着し、これにより受水管42に給水用ホースを取り付ける。し かる後、給水用ホースの他端を蛇口等の給水栓に接続する。このとき、受水管4 2がL字状でありかつ継手管31に回転可能に接続されているため、給水用ホー スは、受水管42が回転することにより、ホースリールからの延出方向における 受水管42の回転方向への変化を許容される。
【0028】 よって、例えば給水用ホースが短い場合等においては、ホースリールの向きを 細かく調整しなくとも、受水管42の回転に伴い給水用ホースの延出方向が変化 することによって、給水用ホースが受水管42との接続部分で折れ曲がることを 未然に防止されるため、前記調整が不要となる。また、散水作業を行っていると き、リールドラム2から引き出された散水用ホースに引っ張られてホースリール の向きが変化した場合でも、給水用ホースが受水管42との接続部分で折れ曲が ることもない。その結果、散水用ホースへの給水圧が変化したり、給水用ホース が蛇口等から抜けたりするという事態の発生を未然に防止できる。よって、ホー スリールの使い勝手が良くなる。
【0029】 また、本実施例においては、受水管42が合成樹脂製であるとともにホース取 付部52が可撓性を有しているため、ホース取付部52に取付けられた給水用ホ ースにおける延在方向が受水管42の回転軸と直交する方向に変化する場合には 、ホース取付部52が適宜撓むことにより、給水用ホースが受水管42との接続 部分で折れ曲がることを防止される。
【0030】 よって、受水管42との接続部分における給水用ホースの折れ曲がりをより確 実に防止することが可能となり、ホースリールの使い勝手がさらに向上する。な お、本実施例では、可撓性を確保するためホース取付部52に複数設けた切欠5 3が、ホース取付部52の内外周を貫通するものを示したが、切欠53を貫通さ せることなくホース取付部53の肉厚を薄くすることによって、ホース取付部5 3に可撓性を確保するようにしてもよい。
【0031】 一方、本実施例においては、受水管42のソケット部43を継手管31の受水 管部34に外嵌させた後、ソケット部43にスナップリング46を装着すれば、 直ちに両者が抜け止めされつつ、かつ継手管31に対し受水管42を回転可能に 接続できる。したがって、受水管42と継手管31との抜け止めを実質的にワン タッチで行えるため、製造時におけるホースリールの組立作業が容易となる。よ って、ホースリールのコストダウンを図ることが可能となり、使い勝手の良好な ホースリールを安価に提供できる。
【0032】 しかも、前述したように、ソケット部43の嵌合溝44に貫通溝45を設ける とともに、嵌合溝44にスナップリング46が面一状に内嵌される構成としたこ とから、スナップリング46が目立つようなこともない。よって、ホースリール の外観品質を低下させることなく、使い勝手の良好なホースリールを安価に提供 することができる。なお、本実施例においては、継手管31に受水管42を外嵌 させるものを示したが、これとは逆に、継手管31に受水管42が内嵌される構 成であっても同様の効果を奏することができる。
【0033】 また、本実施例において、ホースリールの製造時には、フレーム1の円形凹部 23に開口する穴22に継手管31の送水管部33を挿入した後、継手管31を 所定の方向に回転させれば、継手管31の抜けが阻止される。このため、前述し たように、ビス止めによって継手管31をフレーム1に固定する場合には、継手 管31の回転を阻止できる程度にビス38の締結力を確保すればよく、ビス止め 作業が楽になると同時に、本実施例のように一本のビス38にて継手管31を固 定することができる。よって、継手管31の固定作業時にかかるコストを削減す ることができるため、より効果的にホースリールのコストダウンを図ることがで きる。
【0034】 しかも、本実施例では、継手管31の抜けを阻止する係止凸部37,37が突 設されたフランジ32の裏面側、すなわち他方の面32bには、継手管31の回 転軸を隔てて対をなす操作用リブ39,39が設けられている。このため、操作 用リブ39,39を用いることにより、それが存在しない場合に比べて継手管3 1の固定作業に伴う継手管31の回転作業を容易に行うことができる。よって、 その作業性が向上するため、ホースリールのコストダウンをさらに図ることがで きる。
【0035】 なお、本実施例では、円形凹部23の穴22の周囲に杓子状の係止穴29,2 9を設けてフレーム1側に非係合部を設ける一方、これと対応する断面T字状の 係止凸部37,37を継手管31のフランジ32の一方の面32aに突設してフ ランジ32側に係合部を設け、双方を係合させることによって、継手管31の抜 け方向の移動が阻止されたものを示したが、これに限らず他の構成により、前記 移動を阻止するようにしても構わない。
【0036】 すなわち、図示しないが一例を上げると、円形凹部22の外周に沿って断面略 L字型の突出部を設け、その円周上の1カ所乃至は数箇所に所定の範囲に亙って 切欠部を設ける一方、フランジ32を、その外周に前記切欠部のみに遊嵌可能な 扇状の係合部を有する形状とすれば、本実施例と同様の手順で、継手管31の抜 け方向の移動を阻止することができ、かかる構成においても、前述した本実施例 と同様の効果を奏することができる。
【0037】
【考案の効果】
以上説明したように請求項1の考案では、受水管に接続された給水用ホースに おけるホースリールからの延出方向が、受水管の回転方向へ変化可能な構成とし たことから、給水用ホースが受水管との接続部分で折れ曲がることを未然に防止 できる。その結果、ホースリールの使用に際しては、ホースリールの向きを細か く調整する必要がなくなる。また、ホースリールの向きが変化した場合であって も、散水用ホースへの給水圧が変化したり、給水用ホースが蛇口等から抜けてし まったりすることを防止できる。よって、ホースリールの使い勝手を向上させる ことが可能である。
【0038】 また、請求項2の考案では、受水管に給水用ホースを取り付けるホース取付部 を設けるとともに、ホース取付部が可撓性を有するため、給水用ホースの延在方 向が受水管の回転軸と直交する方向に変化する場合には、ホース取付部が適宜撓 むことにより、給水用ホースが受水管との接続部分での折れ曲がることを防止さ れる。よって、給水用ホースにおける受水管との接続部分での折曲がりを、より 確実に防止することができ、より一層ホースリールの使い勝手が向上する。
【0039】 また、請求項3の考案では、継手管の他端と受水管との抜け止めを実質的にワ ンタッチで行える構成としたことから、製造時にホースリールを組立る際の作業 が容易になる。よって、前述した各効果を得ながら、ホースリールのコストダウ ンを図ることができ、使い勝手の良好なホースリールを安価に提供することが可 能となる。
【0040】 さらに、請求項4の考案では、継手管と受水管とを接続するスナップリングが 目立たなくなる構成としたことから、外観品質を低下させることなく前述したよ うにホースリールのコストダウンを図ることができる。
【0041】 また、請求項5及6びの考案では、ビス止めによって継手管をフレームに固定 する場合には、フレームと継手管との固定作業時におけるビス止め作業が楽にな り、同時に一本のビスにて継手管を固定することもできる。よって、請求項1〜 4の考案の効果を得つつ、前記固定作業時にかかるコストを削減することができ るため、より効果的にホースリールのコストダウンを図ることができる。
【0042】 そして、請求項7の考案では、継手管の回転軸を隔てて対をなす操作凸部を用 いることにより、継手管の固定作業に伴う継手管の回転作業が容易になる。よっ て、製造時の作業効率が向上するため、請求項5及6の考案にも増してホースリ ールのコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す要部断面図である。
【図2】同実施例におけるフレームの軸受部を示す正面
図である。
【図3】同実施例の継手管を示す側面図である。
【図4】同実施例の受水管を示す図であって、(a)は
その平面図、(b)は同図(a)のA−A線に沿う断面
図である。
【図5】図1のB−B線に沿う拡大断面図である。
【図6】本考案の一実施例を示す分解斜視図である。
【図7】同実施例の側面図である。
【図8】従来例を示すホースリールの外嵌斜視図であ
る。
【図9】図8のホースリールを示す断面図である。
【符号の説明】
1 フレーム 2 リールドラム 3,4 軸 6 送水管 22 穴 29 係止穴 31 継手管 32 フランジ 37 係止凸部 39 操作用リブ(操作用凸部) 41 周溝 42 受水管 44 嵌合溝 46 スナップリング 52 ホース取付部 53 切欠
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年4月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームに回転可能に軸支されたリール
    ドラムの軸の一端側を中空状に形成して送水管とし、該
    送水管の一端に受水管の一端側を回転可能に接続したホ
    ースリールにおいて、前記受水管をL字状に屈曲形成す
    るとともに、該受水管の一端を、前記フレームに固定さ
    れかつ一端側で前記受水管を軸支する継手管の他端に回
    転可能に接続したことを特徴とするホースリール。
  2. 【請求項2】 前記受水管を合成樹脂によって形成し、
    前記受水管の他端側にホースが外挿される長尺状のホー
    ス取付部を一体形成するとともに、該ホース取付部の周
    面に、長手方向に沿って複数の切欠を設けたことを特徴
    とする請求項1記載のホースリール。
  3. 【請求項3】 前記継手管の他端と前記受水管の一端と
    を相互に挿入嵌合させるとともに、前記継手管と前記受
    水管のうち、一方側に内嵌する他方側の端部外周には周
    溝を形成する一方、前記一方側の端部にはその内外周を
    貫通する貫通溝を形成し、該貫通溝を通して前記他方側
    の周溝に係合するスナップリングを前記一方側の端部に
    装着して、前記継手管に前記受水管を回転可能に接続し
    たことを特徴とする請求項1又は2記載のホースリー
    ル。
  4. 【請求項4】 前記一方側の端部外周に前記スナップリ
    ングが面一状に外嵌する嵌合溝を形成し、該嵌合溝に前
    記貫通溝を設けたことを特徴とする請求項3記載のホー
    スリール。
  5. 【請求項5】 前記フレームに、前記継手管が挿入され
    る穴の外周に沿って被係合部を設ける一方、前記継手管
    の周面にフランジを形成するとともに、該フランジに、
    前記継手管の軸方向の回転に伴い前記係合部に係合され
    て、前記継手管の前記穴からの抜けを阻止する係合部を
    設けたことを特徴とする請求項1〜4記載のホースリー
    ル。
  6. 【請求項6】 前記フレームに、前記継手管が挿入され
    る穴の円周方向に沿って連続形成された大径穴と小径穴
    とからなる係止穴を複数設ける一方、前記継手管の周面
    にフランジを形成するとともに、該フランジの一方の面
    に、複数の前記係止穴に各々係合されて前記継手管の前
    記穴からの抜けを阻止する係止凸部を複数突設したこと
    を特徴とする請求項請求項1〜4記載のホースリール。
  7. 【請求項7】 前記継手管の他端側に位置する前記フラ
    ンジの他方の面に、前記継手管の軸中心を隔てて対をな
    す操作凸部を形成したことを特徴とする請求項5又は6
    記載のホースリール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3406071B2 (ja) 1994-07-28 2003-05-12 アイリスオーヤマ株式会社 ホースリール

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