JP2546765Y2 - 墨 壷 - Google Patents

墨 壷

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JP2546765Y2
JP2546765Y2 JP6600991U JP6600991U JP2546765Y2 JP 2546765 Y2 JP2546765 Y2 JP 2546765Y2 JP 6600991 U JP6600991 U JP 6600991U JP 6600991 U JP6600991 U JP 6600991U JP 2546765 Y2 JP2546765 Y2 JP 2546765Y2
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JP
Japan
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handle shaft
main body
drum
bobbin
fitting hole
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JP6600991U
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Inventor
嘉彦 佐野
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株式会社タジマツール
株式会社パテントアイランド
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、家屋等の建築において
施工箇所の墨打ち作業に使用される墨壷の改良に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】建築作業員が携帯する道具のひとつであ
る墨壷は、一般に、墨綿を収容した墨室を有する本体
に、糸巻きドラムが回転自在に設けられ、この糸巻きド
ラムに巻回した墨糸が、前記墨室を通って本体外部へ繰
り出されるようになっている。従来の墨壷は、糸巻きド
ラムが、本体の糸巻き部の一方の壁面に貫挿したネジに
よって、あるいは前記壁面にネジ止めされたハンドル軸
を介して回転自在に枢着されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、墨壷の清掃
時や墨糸の交換時には、本体と糸巻きドラムの着脱作業
を伴うが、従来の墨壷によると、糸巻きドラムを着脱す
るには、その都度ネジを緩めたり締め付けたりして枢着
部の分解及び組み立てを行なわなければならず、作業が
煩雑で不便であるばかりでなく、ネジ等の小部品を紛失
してしまうおそれがあった。
【0004】本考案は、上記のような問題に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、墨壷本体に対す
る糸巻きドラムの着脱作業を容易に行なうことができる
構造とすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案に係る墨壷は、墨室を有する本体に、墨室を
を通る墨糸を巻き取る糸巻きドラムが、この糸巻きドラ
ムの中央の嵌合孔及び両側の本体壁面の軸受孔を貫通し
て回転自在に軸支されたハンドル軸を介して装着され、
前記嵌合孔のハンドル軸挿入口側の内面と、この内面に
対向するハンドル軸の外面に、周方向に互いに係合する
クラッチ部を有し、クラッチ部よりも先端側でハンドル
軸に形成した圧入部が、前記嵌合孔の反挿入口側の内面
に固定した弾性体に圧接してなる構成とした。
【0006】
【作用】本考案の構成によると、糸巻きドラムはクラッ
チ部で周方向に係合したハンドル軸と一体に回転する。
糸巻きドラムを本体に回転自在に支持しているハンドル
軸は、糸巻きドラムの嵌合孔内面に固定した弾性体の圧
接力によって軸方向に拘束されているものであることか
ら、ハンドル軸を弾性体の摩擦抵抗に抗して引き抜くだ
けで、糸巻きドラムは本体から容易に分離する。
【0007】また、糸巻きドラムを本体に組み付ける場
合は、ハンドル軸を、一方の本体壁面の軸受孔を通して
糸巻きドラムの嵌合孔のハンドル軸挿入口から挿入し、
その過程で嵌合孔側とハンドル軸側のクラッチ部の位相
を合わせ、さらにハンドル軸の先端側を嵌合孔の反挿入
口側の内面の弾性体の摩擦抵抗に抗して圧入し、嵌合孔
の反挿入口から他方の本体壁面の軸受孔内に到達させ
る。
【0008】
【実施例】次に、本考案の墨壷を図示の一実施例を参照
しながら説明すると、まず図1において、10は墨室1
1を有する墨壷本体、20は本体10の糸巻き支持部1
2に回転自在に装着された糸巻きドラムである。糸巻き
ドラム20には墨糸1が巻回されており、墨綿13が充
填された前記墨室11内を通って、糸巻き支持部12と
反対側の端部14から繰り出される。2は墨糸1の繰り
出し端部に繋着されたかるこである。
【0009】図2及び図3に示すように、糸巻きドラム
20の中央には嵌合孔30が厚さ方向に開設され、ま
た、その両側であって本体10の糸巻き支持部12の両
側壁面12A,12Bにはそれぞれ軸受孔15,16が
開設されている。糸巻きドラム20は、この軸受孔1
5,16及び嵌合孔30を貫通するハンドル軸40によ
って、前記糸巻き支持部12に拘束されている。
【0010】ハンドル軸40は、糸巻き支持部12の一
方の本体壁面12Aの外側にあるハンドル50と一体成
形されていて、この本体壁面12Aの軸受孔15から、
糸巻きドラム20の嵌合孔30及び他方の本体壁面12
Bの軸受孔16へ貫挿されている。
【0011】本体壁面12Aの軸受孔15に臨む嵌合孔
30のハンドル軸挿入口31側の内面には、断面形状が
方形のクラッチ部32が形成され、本体壁面12Bの軸
受孔16に臨む嵌合孔30の反挿入口34側の内面に
は、クラッチ部32の断面形状に対する外接円と略同径
の円筒面33が形成されている。また、嵌合孔30の内
面であって前記クラッチ部32と円筒面33との間には
環状溝35が形成され、この環状溝35には弾性体とし
てのエラストマー製のOリング60が装着されている。
【0012】ハンドル軸40の外面には、ハンドル50
側の基端部から先端部45側へ向けて、本体壁面12A
の軸受孔15内に摺動自在に支持される断面円形の摺動
部41と、糸巻きドラム20の嵌合孔30におけるクラ
ッチ部32と周方向に係合する断面方形のクラッチ部4
2と、このクラッチ部42の断面形状に対する外接円よ
りも小径の円筒面で面取りされOリング60に圧接する
圧入部43と、この圧入部43よりも小径であって本体
壁面12Bの軸受孔16内に摺動自在に支持される断面
円形の摺動部44が、順次形成されており、軸受孔16
から突出する先端部45は球面状に形成されている。
【0013】糸巻きドラム20は、その嵌合孔30のク
ラッチ部32とハンドル軸40のクラッチ部42が周方
向に互いに係合していることによって、ハンドル50と
一体に回転するもので、Oリング60とハンドル軸40
の圧入部43との圧接力によって、ハンドル軸40に対
して軸方向に拘束されるとともに、本体10の糸巻き支
持部12内に支持されている。なお、51はハンドル5
0を回転操作するためのつまみである。
【0014】以上の構成において、墨壷本体10の清掃
や墨糸1の交換の際には、ハンドル50を軸方向外側へ
強く引いて、ハンドル軸40をOリング60と圧入部4
3の摩擦抵抗に抗して引き抜くだけで、糸巻きドラム2
0を本体10から簡単に分離することができる。
【0015】また、墨糸1が糸巻きドラム20の外周の
巻き取り溝21から外れてハンドル軸40に絡み付いた
ような場合も、ハンドル軸40を上記と同様にして引き
抜けば、墨糸1がハンドル軸40から容易に逸脱し、絡
み付きがほどかれるので、何ら困難を伴わずに前記巻き
取り溝21に巻き直すことができる。これは、ハンドル
軸40がクラッチ部42から先端部45へ向けて、圧入
部43、摺動部44で段階的に細くなる先細り形状にな
っているからである。
【0016】次に、糸巻きドラム20を再び本体10の
糸巻き支持部12に組み付ける場合は、まず糸巻きドラ
ム20を糸巻き支持部12の両壁面12A,12B間に
収容した上で、ハンドル軸40を、一方の本体壁面12
Aの軸受孔15を通して糸巻きドラム20の嵌合孔30
のハンドル軸挿入口31から挿入し、その過程でクラッ
チ部32と42の位相を合わせる。そして、ハンドル軸
40の先端側の摺動部44がOリング60の内径を通過
した時点で、圧入部43の外面が前記Oリング60の内
径と圧接干渉するが、この圧接による摩擦抵抗に抗して
さらにハンドル軸40を圧入することによって、前記摺
動部44が嵌合孔30の反挿入口34から他方の本体壁
面12Bの軸受孔16内に到達し、きわめて短時間のう
ちに、図2に示す組み付け状態になすことができる。
【0017】なお、本考案の墨壷において、例えばクラ
ッチ部32,42の断面形状は、星形、歯車状など、非
円形であって周方向に互いに係合可能な形状であれば良
く、また、Oリング60は、断面角形の角リングなど他
の弾性体であっても良く、その他細部の形状も図示の実
施例にとくに限定するものではない。
【0018】
【考案の効果】本考案によると、糸巻きドラムを本体に
支持しているハンドル軸は、糸巻きドラムの嵌合孔内面
に固定した弾性体の圧接力によってのみ軸方向に拘束さ
れていることから、糸巻きドラムを本体から分離する場
合は、ハンドル軸を弾性体の摩擦抵抗に抗して引き抜く
だけで良く、逆に糸巻きドラムを本体に組み付ける場合
は、クラッチ部の位相を合わせながら、前記弾性体の摩
擦抵抗に抗してハンドル軸を本体の軸受孔及び糸巻きド
ラムの嵌合孔に貫挿するだけで良く、したがって墨壷の
清掃や墨糸の交換の際の糸巻きドラムの着脱作業をきわ
めて容易に行なうことができ、墨糸が糸巻きドラムから
外れてハンドル軸に巻き付いたような場合の巻き直し作
業もきわめて容易であるといった優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す墨壷全体の斜視図であ
る。
【図2】同じく要部断面図である。
【図3】同じく要部分解斜視図である。
【符号の説明】
1 墨糸 10 本体 11 墨室 12 糸巻き支持部 12A,12B 壁面 15,16 軸受孔 20 糸巻きドラム 30 嵌合孔 31 ハンドル軸挿入口 32,42 クラッチ部 34 反挿入口 40 ハンドル軸 43 圧入部 50 ハンドル 60 Oリング(弾性体)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 墨室を有する本体に、墨室を通る墨糸を
    巻き取る糸巻きドラムが、この糸巻きドラムの中央の嵌
    合孔及び両側の本体壁面の軸受孔を貫通して回転自在に
    軸支されたハンドル軸を介して装着され、前記嵌合孔の
    ハンドル軸挿入口側の内面と、この内面に対向するハン
    ドル軸の外面に、周方向に互いに係合するクラッチ部を
    有し、クラッチ部よりも先端側でハンドル軸に形成した
    圧入部が、前記嵌合孔の反挿入口側の内面に固定した弾
    性体に圧接してなることを特徴とする墨壷。
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