JPH0570878U - 墨 壷 - Google Patents

墨 壷

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JPH0570878U
JPH0570878U JP6600991U JP6600991U JPH0570878U JP H0570878 U JPH0570878 U JP H0570878U JP 6600991 U JP6600991 U JP 6600991U JP 6600991 U JP6600991 U JP 6600991U JP H0570878 U JPH0570878 U JP H0570878U
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JP
Japan
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handle shaft
winding drum
main body
fitting hole
bobbin winding
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JP6600991U
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JP2546765Y2 (ja
Inventor
嘉彦 佐野
Original Assignee
株式会社タジマツール
株式会社パテントアイランド
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 墨壷本体10に対する糸巻きドラム20の着
脱作業を容易に行なうことができる構造にする。 【構成】 糸巻きドラム20が、糸巻きドラム20の中
央の嵌合孔30及び本体壁面12A,12Bの軸受孔1
5,16を貫通したハンドル軸40を介して装着され、
嵌合孔30のハンドル軸挿入口31側の内面と、この内
面に対向するハンドル軸40の外面に、周方向に互いに
係合するクラッチ部32,42を有し、ハンドル軸40
のクラッチ部42よりも先端側の圧入部43が、嵌合孔
30のクラッチ部32よりも反挿入口34側の内面に固
定した弾性体60に圧入されてなる構成とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、家屋等の建築において施工箇所の墨打ち作業に使用される墨壷の改 良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
建築作業員が携帯する道具のひとつである墨壷は、一般に、墨綿を収容した墨 室を有する本体に、糸巻きドラムが回転自在に設けられ、この糸巻きドラムに巻 回した墨糸が、前記墨室を通って本体外部へ繰り出されるようになっている。従 来の墨壷は、糸巻きドラムが、本体の糸巻き部の一方の壁面に貫挿したネジによ って、あるいは前記壁面にネジ止めされたハンドル軸を介して回転自在に枢着さ れている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、墨壷の清掃時や墨糸の交換時には、本体と糸巻きドラムの着脱作業 を伴うが、従来の墨壷によると、糸巻きドラムを着脱するには、その都度ネジを 緩めたり締め付けたりして枢着部の分解及び組み立てを行なわなければならず、 作業が煩雑で不便であるばかりでなく、ネジ等の小部品を紛失してしまうおそれ があった。
【0004】 本考案は、上記のような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところ は、墨壷本体に対する糸巻きドラムの着脱作業を容易に行なうことができる構造 とすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案に係る墨壷は、墨室を有する本体に、墨室を を通る墨糸を巻き取る糸巻きドラムが、この糸巻きドラムの中央の嵌合孔及び両 側の本体壁面の軸受孔を貫通して回転自在に軸支されたハンドル軸を介して装着 され、前記嵌合孔のハンドル軸挿入口側の内面と、この内面に対向するハンドル 軸の外面に、周方向に互いに係合するクラッチ部を有し、クラッチ部よりも先端 側でハンドル軸に形成した圧入部が、前記嵌合孔の反挿入口側の内面に固定した 弾性体に圧接してなる構成とした。
【0006】
【作用】
本考案の構成によると、糸巻きドラムはクラッチ部で周方向に係合したハンド ル軸と一体に回転する。糸巻きドラムを本体に回転自在に支持しているハンドル 軸は、糸巻きドラムの嵌合孔内面に固定した弾性体の圧接力によって軸方向に拘 束されているものであることから、ハンドル軸を弾性体の摩擦抵抗に抗して引き 抜くだけで、糸巻きドラムは本体から容易に分離する。
【0007】 また、糸巻きドラムを本体に組み付ける場合は、ハンドル軸を、一方の本体壁 面の軸受孔を通して糸巻きドラムの嵌合孔のハンドル軸挿入口から挿入し、その 過程で嵌合孔側とハンドル軸側のクラッチ部の位相を合わせ、さらにハンドル軸 の先端側を嵌合孔の反挿入口側の内面の弾性体の摩擦抵抗に抗して圧入し、嵌合 孔の反挿入口から他方の本体壁面の軸受孔内に到達させる。
【0008】
【実施例】
次に、本考案の墨壷を図示の一実施例を参照しながら説明すると、まず図1に おいて、10は墨室11を有する墨壷本体、20は本体10の糸巻き支持部12 に回転自在に装着された糸巻きドラムである。糸巻きドラム20には墨糸1が巻 回されており、墨綿13が充填された前記墨室11内を通って、糸巻き支持部1 2と反対側の端部14から繰り出される。2は墨糸1の繰り出し端部に繋着され たかるこである。
【0009】 図2及び図3に示すように、糸巻きドラム20の中央には嵌合孔30が厚さ方 向に開設され、また、その両側であって本体10の糸巻き支持部12の両側壁面 12A,12Bにはそれぞれ軸受孔15,16が開設されている。糸巻きドラム 20は、この軸受孔15,16及び嵌合孔30を貫通するハンドル軸40によっ て、前記糸巻き支持部12に拘束されている。
【0010】 ハンドル軸40は、糸巻き支持部12の一方の本体壁面12Aの外側にあるハ ンドル50と一体成形されていて、この本体壁面12Aの軸受孔15から、糸巻 きドラム20の嵌合孔30及び他方の本体壁面12Bの軸受孔16へ貫挿されて いる。
【0011】 本体壁面12Aの軸受孔15に臨む嵌合孔30のハンドル軸挿入口31側の内 面には、断面形状が方形のクラッチ部32が形成され、本体壁面12Bの軸受孔 16に臨む嵌合孔30の反挿入口34側の内面には、クラッチ部32の断面形状 に対する外接円と略同径の円筒面33が形成されている。また、嵌合孔30の内 面であって前記クラッチ部32と円筒面33との間には環状溝35が形成され、 この環状溝35には弾性体としてのエラストマー製のOリング60が装着されて いる。
【0012】 ハンドル軸40の外面には、ハンドル50側の基端部から先端部45側へ向け て、本体壁面12Aの軸受孔15内に摺動自在に支持される断面円形の摺動部4 1と、糸巻きドラム20の嵌合孔30におけるクラッチ部32と周方向に係合す る断面方形のクラッチ部42と、このクラッチ部42の断面形状に対する外接円 よりも小径の円筒面で面取りされOリング60に圧接する圧入部43と、この圧 入部43よりも小径であって本体壁面12Bの軸受孔16内に摺動自在に支持さ れる断面円形の摺動部44が、順次形成されており、軸受孔16から突出する先 端部45は球面状に形成されている。
【0013】 糸巻きドラム20は、その嵌合孔30のクラッチ部32とハンドル軸40のク ラッチ部42が周方向に互いに係合していることによって、ハンドル50と一体 に回転するもので、Oリング60とハンドル軸40の圧入部43との圧接力によ って、ハンドル軸40に対して軸方向に拘束されるとともに、本体10の糸巻き 支持部12内に支持されている。なお、51はハンドル50を回転操作するため のつまみである。
【0014】 以上の構成において、墨壷本体10の清掃や墨糸1の交換の際には、ハンドル 50を軸方向外側へ強く引いて、ハンドル軸40をOリング60と圧入部43の 摩擦抵抗に抗して引き抜くだけで、糸巻きドラム20を本体10から簡単に分離 することができる。
【0015】 また、墨糸1が糸巻きドラム20の外周の巻き取り溝21から外れてハンドル 軸40に絡み付いたような場合も、ハンドル軸40を上記と同様にして引き抜け ば、墨糸1がハンドル軸40から容易に逸脱し、絡み付きがほどかれるので、何 ら困難を伴わずに前記巻き取り溝21に巻き直すことができる。これは、ハンド ル軸40がクラッチ部42から先端部45へ向けて、圧入部43、摺動部44で 段階的に細くなる先細り形状になっているからである。
【0016】 次に、糸巻きドラム20を再び本体10の糸巻き支持部12に組み付ける場合 は、まず糸巻きドラム20を糸巻き支持部12の両壁面12A,12B間に収容 した上で、ハンドル軸40を、一方の本体壁面12Aの軸受孔15を通して糸巻 きドラム20の嵌合孔30のハンドル軸挿入口31から挿入し、その過程でクラ ッチ部32と42の位相を合わせる。そして、ハンドル軸40の先端側の摺動部 44がOリング60の内径を通過した時点で、圧入部43の外面が前記Oリング 60の内径と圧接干渉するが、この圧接による摩擦抵抗に抗してさらにハンドル 軸40を圧入することによって、前記摺動部44が嵌合孔30の反挿入口34か ら他方の本体壁面12Bの軸受孔16内に到達し、きわめて短時間のうちに、図 2に示す組み付け状態になすことができる。
【0017】 なお、本考案の墨壷において、例えばクラッチ部32,42の断面形状は、星 形、歯車状など、非円形であって周方向に互いに係合可能な形状であれば良く、 また、Oリング60は、断面角形の角リングなど他の弾性体であっても良く、そ の他細部の形状も図示の実施例にとくに限定するものではない。
【0018】
【考案の効果】
本考案によると、糸巻きドラムを本体に支持しているハンドル軸は、糸巻きド ラムの嵌合孔内面に固定した弾性体の圧接力によってのみ軸方向に拘束されてい ることから、糸巻きドラムを本体から分離する場合は、ハンドル軸を弾性体の摩 擦抵抗に抗して引き抜くだけで良く、逆に糸巻きドラムを本体に組み付ける場合 は、クラッチ部の位相を合わせながら、前記弾性体の摩擦抵抗に抗してハンドル 軸を本体の軸受孔及び糸巻きドラムの嵌合孔に貫挿するだけで良く、したがって 墨壷の清掃や墨糸の交換の際の糸巻きドラムの着脱作業をきわめて容易に行なう ことができ、墨糸が糸巻きドラムから外れてハンドル軸に巻き付いたような場合 の巻き直し作業もきわめて容易であるといった優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す墨壷全体の斜視図であ
る。
【図2】同じく要部断面図である。
【図3】同じく要部分解斜視図である。
【符号の説明】 1 墨糸 10 本体 11 墨室 12 糸巻き支持部 12A,12B 壁面 15,16 軸受孔 20 糸巻きドラム 30 嵌合孔 31 ハンドル軸挿入口 32,42 クラッチ部 34 反挿入口 40 ハンドル軸 43 圧入部 50 ハンドル 60 Oリング(弾性体)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 墨室を有する本体に、墨室を通る墨糸を
    巻き取る糸巻きドラムが、この糸巻きドラムの中央の嵌
    合孔及び両側の本体壁面の軸受孔を貫通して回転自在に
    軸支されたハンドル軸を介して装着され、前記嵌合孔の
    ハンドル軸挿入口側の内面と、この内面に対向するハン
    ドル軸の外面に、周方向に互いに係合するクラッチ部を
    有し、クラッチ部よりも先端側でハンドル軸に形成した
    圧入部が、前記嵌合孔の反挿入口側の内面に固定した弾
    性体に圧接してなることを特徴とする墨壷。
JP6600991U 1991-07-26 1991-07-26 墨 壷 Expired - Fee Related JP2546765Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220063048A (ko) * 2020-11-09 2022-05-17 이한솔 권취가 용이한 목수용 먹줄통

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20220063048A (ko) * 2020-11-09 2022-05-17 이한솔 권취가 용이한 목수용 먹줄통

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JP2546765Y2 (ja) 1997-09-03

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