JP3002227U

JP3002227U - ガスメータ接続用配管具

Info

Publication number: JP3002227U
Application number: JP1994002438U
Authority: JP
Inventors: 照平永岩; 二六新谷
Original assignee: Iwatani Corp
Current assignee: Iwatani Corp
Priority date: 1994-03-22
Filing date: 1994-03-22
Publication date: 1994-09-20
Anticipated expiration: 2000-03-22

Abstract

(57)【要約】【目的】ＬＰガス供給路においてガスメータへの接続
を容易に行える配管具を提供する。【構成】配管具本体(６)の上面に左右一対のガス出入
口(７)(８)を開口形成するとともに、配管具本体(６)の
下面にも左右一対のガス出入口(９)(10)を開口する。配
管具本体(６)での点対称個所に位置するガス出入口(７)
(10)・（８)(９)同士を連通する状態で配管具本体(６)
の内部にガス連通路(11)(12)を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、液化石油ガスのガス供給路とそのガス供給路に配置するガスメータとの接続部に使用するガスメータ接続用配管具に関する。

【０００２】

【従来技術】

一般にガス供給設備では、ガス供給路にガスメータを配置してガスの使用量を検出するようにしている。ところで、液化石油ガス(以下、単にＬＰガスという) の供給路は都市ガスの供給路と違って、ＬＰガスボンベ等のガス貯蔵容器の配設個所を必要とする。そして、このガス貯蔵容器の配設個所は容器設置スペースや容器搬出入の関係から、ガスメータ設置部の右側であったり左側であったりしている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

このため、ガスメータでの流れ方向とガス貯蔵容器の配設個所との組み合わせによっては、ガスメータへの接続配管を交叉する状態に形成しなければならず、その構成が複雑になるという問題がある。また、ガスメータの交換時にそれまでのガーメータと流れ方向がことなるものを取り付ける場合には、接続配管を変更しなければならず、ガーメータ交換作業が面倒であるという問題もある。本考案はこのような点に着目してなされたもので、ＬＰガス供給路においてガスメータへの接続を容易に行える配管具を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上述の目的を達成するために本考案は、配管具本体の上面に左右一対のガス出入口を開口形成するとともに、配管具本体の下面にも左右一対のガス出入口を開口し、点対称個所に位置するガス出入口同士を連通する状態で配管具本体の内部にガス連通路を形成して配管具に形成したものである。

【０００５】

【作用】

本考案では、配管具本体の上面に左右一対のガス出入口を開口形成するとともに、配管具本体の下面にも左右一対のガス出入口を開口し、点対称個所に位置するガス出入口同士を連通する状態で配管具本体の内部にガス連通路を形成して配管具に形成してあるので、ガスメータのガス流入口が貯蔵容器の配設個所から遠い側に位置する場合に、この配管具を使用することにより、ガス配管自体を交叉させずに接続することができ、ガス配管が簡素化されることになる。

【０００６】

【実施例】

図面は本考案の実施例を示し、図１はＬＰガス供給系の概略構成図、図２は配管具の斜視図、図３は配管具の一部破断斜視図、図４は図２のIV−IV線断面図である。図中符号(１)はＬＰガス貯蔵容器(２)とガス器具(３)とを接続するＬＰガスの供給路、(４)はガスメータ、(５)はガス供給路(１)とガスメータ(４)とを接続する配管具である。

【０００７】この配管具(５)は、黒心可鍛鋳鉄等の鋳鉄で鋳造したものであり、配管具本体 (６)の上面に一定間隔へだてて左右一対のガス出入口(７)(８)を開口形成するとともに、配管具本体(６)の下面にも一定間隔へだてて左右一対のガス出入り口( ９)(10)を開口形成し、点対称個所に位置するガス出入口同士、すなわち左上のガス出入口(７)と右下のガス出入口(10)、及び右上のガス出入口(８)と左下のガス出入口(９)をそれぞれガス連通路(11)(12)で連通接続している。なお、上面側ガス出入口(７)(８)と下面側ガス出入口(９)(10)はそれぞれ配管具本体(６)の左右方向中央部を中心に左右に振り分けて配置してあり、上面側でのガス出入り口 (７)(８)間寸法と下面側でのガス出入口(９)(10)間寸法とを異なる寸法に形成してある。

【０００８】左上のガス出入口(７)と右下のガス出入口(10)とを接続するガス連通路(11)は、各ガス出入口(７)(10)の前半部分をつなぐ状態に形成してあり、右上のガス出入口(８)と左下のガス出入口(９)とを接続するガス連通路(12)は各ガス出入口( ８)(９)の後半部分をつなぐ状態に形成して、ガス連通路(11)(12)同士が連通することがないように形成してある。

【０００９】上面側ガス出入口(７)(８)と下面側ガス出入口(９)(10)の一方にはニップル(1 3)が、他方にはユニオンナット(14)を装着したニップル(15)がそれぞれ気密状に螺合されるようになっている。

【００１０】上述のように構成した配管具は、ＬＰガス貯蔵容器(２)の配設個所がガスメータ(４)のガス流入口形成個所とは逆サイドに設けられる場合に使用されるが、ガスメータ(４)のガス流出入口間隔寸法にあった上面側ガス出入口(７)(８)又は下面側ガス出入口(９)(10)にユニオンナット(14)付きニップル(15)を螺合してガスメータ(４)に連結可能とし、他方のガス出入口にニップル(13)を螺合してこのガス出入口をガス供給路(１)に接続する。このようにガスメータ(４)とガス供給路 (１)との間に本考案の配管具を配置すると、配管具のＬＰガス貯蔵容器配設側に位置する上面側ガス出入口(７)又は(８)にＬＰガス貯蔵容器側のガス供給路(１) を接続し、他方のガス出入口(８)又は(７)にガス器具側のガス供給路(１)を接続することにより、ガスメータ(４)のガス流入口がＬＰガス貯蔵容器(２)に接続され、ガスメータ(４)のガス流出口がガス器具(３)に接続されることになる。

【００１１】

【考案の効果】

本考案では、配管具本体の上面に左右一対のガス出入口を開口形成するとともに、配管具本体の下面にも左右一対のガス出入口を開口し、点対称個所に位置するガス出入口同士を連通する状態で配管具本体の内部にガス連通路を形成して配管具に形成してあるので、ガスメータのガス流入口が貯蔵容器の配設個所から遠い側に位置する場合に、この配管具を使用することにより、ガス配管自体を交叉させずに接続することができ、ガス配管を簡素化することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】ＬＰガス供給系の概略構成図である。

【図２】配管具の斜視図である。

【図３】配管具の一部破断斜視図である。

【図４】図２のIV−IV線断面図である。

【符号の説明】

１…ガス供給路、４…ガスメータ、６…配管具本体、７
・８…上面側ガス出入口、９・10…下面側ガス出入口、
11・12…ガス連通路。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】液化石油ガスのガス供給路(１)に配置し
たガスメータ(４)とガス供給路(１)との間に介装するガ
スメータ接続用配管具であって、配管具本体(６)の上面に左右一対のガス出入口(７)(８)
を開口形成するとともに、配管具本体(６)の下面にも左
右一対のガス出入口(９)(10)を開口し、点対称個所に位
置するガス出入口(７)(10)・（８)(９)同士を連通する
状態で配管具本体(６)の内部にガス連通路(11)(12)を形
成したガスメータ接続用配管具。