JP3539640B2 - ガス管接続具 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は液化石油ガス容器から、ガス燃焼器具などの使用側へガスを送るガス供給配管の途中にガスメータを設ける場合などに用いるガス管接続具に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8は従来の液化石油ガス用自動切替式調整器を用いたガス配管を示すもので1、2は液化石油ガス容器である。
3は自動切替式調整器であるが、その詳細は省略する。
【0003】
5は調整器3の両側のガス入口側接続部であって、この各接続部5に接続した高圧ホース6を各容器1、2に接続する。
また、調整器3のガス出口側接続部7にガスコック9を連結し、このガスコック9を配管10によりガスメータ11の入口12に接続し、ガスメータ11の出口13には図示省略してあるガスコンロなどのガス器具に通じるガス供給配管14を連結する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようなガス配管において、ガスコック9からメータ11の入口12に向かう配管10やガスメータ11の出口13に接続する配管14は複雑に屈曲しているため、配管現場において、ガス管を適宜の長さに切断して両端にねじを切ったものを何本も作り、これをエルボ8で接続しながら配管しなければならないのできわめて手数がかかり、メータ11が傾斜して取付けられるおそれもあり、接続部分からのガス漏れのおそれもあるなどの問題があった。
【0005】
この発明の課題は、上記のような従来のガス配管の問題点を解決して簡単に配管でき、ガスメータも正しく取付けることができる配管用接続具を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためにこの発明は、ダイキャスト成形したガス管接続具の一端にガス入口、他端にガス出口を設けた本体に、上記入口に続く入口室と、上記出口に続く出口室とを区画して設け、同本体の側部には上記入口室とガスメータの入口とを連通させる継手を接続する入口側連結口と、上記出口室とガスメータの出口とを連通させる継手を接続する出口側連結口を設け、上記本体には取付け対象に取付けるための耳片を一体に設けてなるガス管接続具において、上記本体の入口室側には小形ガスメータ用の小径凹所と大形ガスメータ用の大径凹所を設け、上記小径・大径凹所のいずれかに、ガスメータの入口を連通させる継手を接続する入口側連結口を設けてなる構成とするものである。
【0007】
【作用】
この発明のガス管接続具は上記の構成であるから、液化石油ガス容器に通じるガス供給配管を入口継手を介してガス管接続具の入口に連結し、同接続具の出口にはガス消費側に連通するガス供給配管を連結する。
【0008】
そして、接続具の側部に設けた入口側連結口とガスメータなどの入口とを継手で連結し、同ガスメータなどの出口と出口側連結口とを継手にて連結すると、エルボや切断したガス管を用いることなく、ガスメータなどの配管ができる。
【0009】
【実施例】
図1に示す実施例において、19は接続具本体でダイカスト製であり、その一端に入口20、他端に横向きの出口21を設け、この入口20と出口21にはそれぞれフランジ27、28を設け、これら入口20と出口21に連通する入口室22と出口室23は隔離されている。また、外側には複数の耳片17を設け、各耳片17に取付用孔18を設けてある。
【0010】
本体19の側部には入口室22に通じる入口側連結口24と出口室23に通じる出口側連結口25を設ける。
【0011】
この実施例では図2のようにガスメータ26の入口と上記入口側連結口24とを継手38で連結し、同上ガスメータ26の出口と上記出口側連結口25を継手39で連結し、入口20に液化石油ガス容器などに通じているガス供給配管を接続し、出口21にはガス消費側に通じるガス供給配管を接続すると、きわめて簡単にガスメータの配管ができる。
【0012】
図3ないし図7の実施例は、液化ガス容器1、2から自動切替式調整器3までの配管を図8の従来例と同様に高圧ホース6を調整器3の接続部5に接続して行う。
そして、調整器3のガス出口側接続部7にガスコック9を介して接続したガス供給配管15とガス消費側に通じるガス供給配管16の間に、この発明の他の実施例であるガス管接続具を介在させる。
【0013】
この例の接続具もダイカスト製で図3のような小型用接続具Aと図4のような大型用接続具Bの二種類を用意する。
この接続具A、Bの本体19’の外型は全く同一として共通の金型により鋳造できるようにしてある。
【0014】
接続具A、Bの一端に入口20’、他端に横向きの出口21’を設け、この入口20’と出口21’にはそれぞれフランジ27’、28’を設け、これら入口20’と出口21’に連通する入口室22’と出口室23’は隔離されている。また、外側には複数の耳片17’を設け、各耳片17’に取付用孔18’を設けてある。
【0015】
上記入口室22’の下部にはメータ入口接続部24’を突出状に設け、出口室23’の下部にはメータ出口接続部25’と下向きのガス供給配管接続部26’を突出状に設ける。また、接続部24’には小型ガスメータ接続用の小径凹所29と大型メータ接続用の大径凹所30を内寄りと外寄りに設ける。
【0016】
そして図3の小型用接続具Aにおいては、機械加工により小径凹所29の底部に入口室22’に通じる小型ガスメータの入口接続口31を設け、同凹所の内周面には、小型ガスメータの入口接続用の小径の雌ねじ32を切り、大径凹所30は鋳放しのままとする。
【0017】
ダイカストの金型は図3の入口20’と出口21’の中心を通る水平の面で上下に分割するもので、その接続部25’の形成部分にはメータ出口接続用の接続口を形成するための大小のピンを着脱自在とし、小型用接続具Aの鋳造の際は小径のピンを接続部25’の形成部に装着することにより出口室23’に通じる小径のメータ出口接続口34を形成しておき、鋳造後の機械加工により小径の雌ねじ35を切る。
【0018】
さらに、上記接続部26’に接続するガス供給配管16は大小共通であるから鋳造時に横向きの出口21’とともに出口室23’に通じる下向きの出口36を設けておき、機械加工により雌ねじ37を形成する。
【0019】
また、図4の大型用接続具Bの鋳造の際は金型のメータ出口接続部25’の形成部分に接続口形成用の大形のピンを装着して図4のように大径のメータ出口接続口40を設け、鋳造後にその内側に大径の雌ねじ41を機械切削する。
【0020】
この大型用接続具Bの場合は機械加工により大径凹所30の底部に入口室22’に通じる大径の大型メータの入口接続口42を設け、かつ大径の雌ねじ43を切り小径凹所29は鋳放しのままとする。
【0021】
図5ないし図7の符号45は接続具AまたはBを取付けるベース板でアルミニウム板などからなり、これを建物の壁面などにねじ止めなどの手段で固定し、接続具AまたBの耳片17’をベース板45に当てがい、その取付孔18’に挿入した止ねじ46をベース板45のねじ孔にねじ込んで固定する。
【0022】
図5ないし図7の符号47は倒立L形の入口継手で、その下端には前記ガス供給配管15を連結し、この配管15を市販の吊バンド、取付足、サドル台座からなる取付金具44によりベース板45に適宜の間隔をとって固定する。
【0023】
継手47の上端のフランジ48は複数の止ねじで接続具AまたBのフランジ27’に固定し、図3、図4のように両フランジ27’、48の間にOリングを挟んで気密を保つ。
【0024】
また、出口21’のフランジ28’には出口継手49のフランジ50を複数の止ねじで固定し、この継手49により出口側のガス供給配管16を接続する。またフランジ28’、50の間にもOリングを挟んで気密を保つ。
【0025】
図5は接続具Aを用いて小型ガスメータ51を取付けた例で、メータ51の入口52を接続具Aの小型用のメータ入口接続口31に雌ねじ32を利用して接続し、同メータ51の出口53は小径のメータ出口接続口34に雌ねじ35を利用して取付ける。
【0026】
そして、ガス供給配管16を図5のように横向きに取付けたときは継手49を利用し、出口36は雌ねじ37にねじ込んだプラグ54で閉じる。
また、配管16を出口36に下向きに取付ける場合は出口21’を図示省略してある蓋により閉鎖する。
【0027】
図6は接続具Bを用いて大型ガスメータ55を取付けた例で、メータ55の入口56を接続具Bの大型用のメータ入口接続口42に雌ねじ43を利用して接続し、同メータ55の出口57を大径のメータ出口接続口40に雌ねじ41を利用して取付ける。
【0028】
ガス供給配管16の取付けなどは小型メータのときと同じである。
【0029】
【効果】
この発明は上記のように液化石油ガス容器側のガス供給配管と消費側のガス供給配管の間に設ける一個のガス管接続具を用いてガスメータのガス入口とガス出口を連結するようにしたので、従来のようにガス管を所定の寸法に切断したものを何本も用意して、このガス管を多くのエルボにより連結して配管するという、きわめて手数のかかる工事が省略され、作業能率が著しく向上する。従来の配管に比較してねじ込み部分が少ないためガス漏れの危険が少ない。メータの入口と出口の寸法を合せる必要がないため取付作業が容易となり、調整器とガスメータとが接続具化できるため、ベース板を壁面に取付け、二次配管を接続するだけであるからガス容器の回りがすっきりする。また、ガスメータ以外の配管にも利用できる。
【0030】
接続具の出口が横方向と下方向の二種設けてあるので現場の状況に合わせて使用できるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の拡大縦断正面図
【図2】同上の使用状態の正面図
【図3】実施例2の拡大縦断正面図
【図4】実施例3の拡大縦断正面図
【図5】実施例2を用いたガスメータ取付け状態を示す正面図
【図6】実施例3を用いたガスメータ取付け状態を示す正面図
【図7】同上の側面図
【図8】従来例のガスメータ取付け状態を示す正面図
【符号の説明】
15 ガス供給配管
16 ガス供給配管
20 ガス入口
21 ガス出口
22 入口室
23 出口室
24 入口側連結口
25 出口側連結口
26 ガスメータ
Claims (1)
- ダイキャスト成形したガス管接続具の一端にガス入口、他端にガス出口を設けた本体に、上記入口に続く入口室と、上記出口に続く出口室とを区画して設け、同本体の側部には上記入口室とガスメータの入口とを連通させる継手を接続する入口側連結口と、上記出口室とガスメータの出口とを連通させる継手を接続する出口側連結口を設け、上記本体には取付け対象に取付けるための耳片を一体に設けてなるガス管接続具において、上記本体の入口室側には、ガスメータ用の小径凹所と大形ガスメータ用の大径凹所を設け、上記小径・大径凹所のいずれかに、ガスメータの入口を連通させる継手を接続する入口側連結口を設けてなることを特徴とするガス管接続具。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (3)
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JP10684794A JP3539640B2 (ja) | 1994-02-17 | 1994-05-20 | ガス管接続具 |
Publications (2)
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JPH07280616A JPH07280616A (ja) | 1995-10-27 |
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---|---|---|---|---|
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-
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- 1994-05-20 JP JP10684794A patent/JP3539640B2/ja not_active Expired - Fee Related
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