JP3425980B2 - Lpガス供給設備用管継手 - Google Patents

Lpガス供給設備用管継手

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JP3425980B2
JP3425980B2 JP31252792A JP31252792A JP3425980B2 JP 3425980 B2 JP3425980 B2 JP 3425980B2 JP 31252792 A JP31252792 A JP 31252792A JP 31252792 A JP31252792 A JP 31252792A JP 3425980 B2 JP3425980 B2 JP 3425980B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、LPガスボンベからの
ガスをガスメータからガス消費負荷に配管するためのL
Pガス供給設備用管継手に関する。 【0002】 【従来の技術】液化石油ガス(プロパン、ブタン、ブチ
レン等やこれらの混合ガス、以下LPガスという)を貯
蔵するLPガスボンベは、一般に長円筒形の鋼製容器で
あり、家庭用、業務用又は工業用燃料として広く使用さ
れている。例えば、家庭用のLPガス(通常はプロパン
ガス)ボンベを例にすると、図7に示すように一般には
2基のガスボンベ100,101を配備し、一方のガス
ボンベのガスが無くなった場合に他方のガスボンベに切
り替えて使用することができるように、LPガス供給設
備(自動切替圧力調整器、バルブ等)110を設置して
ある。このLPガス供給設備110には、ガスボンベ1
00,101がそれぞれ高圧ホース105,106で接
続されている。 【0003】LPガス供給設備110は、図8に詳細に
示すように、ガス消費負荷(風呂バーナ、ガスコンロ等
のガス器具)につながれるガスボンベ100,101を
そのガス圧によって自動的に切り替えると共にガス圧を
適正圧に調整する自動切替圧力調整器120と、ガスボ
ンベと負荷側の配管とを接続する主管131の開閉を手
動で行うボールバルブ130と、主管131に連結され
た管継手140と、管継手140に接続されたガスメー
タ150と、同じく継手140に接続されたガス器具へ
の出口管160とで構成されている。そして、これらは
取付台170に取付けられており、更に取付台170は
ネジやアンカーボルト171によって適所の壁面に固定
されている。 【0004】管継手140は、水平方向に延びる長尺管
141と、この長尺管141の下部から下方向に突出す
る4つの短尺管142,143,144,145とから
なる。図には示されていないが、長尺管141内におい
て、短尺管143と144との間には内部に仕切壁が設
けられており、短尺管143と144は連通していな
い。そして、短尺管142にガスメータ150入口が、
短尺管144に出口が接続されると共に、短尺管145
にガス器具への出口管160が連結される。又、短尺管
143は、主管131の真下方向に位置し、ガスボンベ
からガス圧によって送られてくる粘着性のドレン(油水
混合の白濁液等の物質)がガスメータ150に侵入しな
いように、ドレンを溜めておくためのものであり、通常
は栓で塞がれている。従って、ガスボンベからのガス
は、主管131から長尺管141に入った後、短尺管1
42からガスメータ150に流入し、ガスメータ150
を出たガスは、短尺管144から短尺管145を経て、
出口管160に入り、ガス器具に導かれる。 【0005】なお、長尺管141の両端部には、それぞ
れフランジ147,148がネジ等で取付けられてい
る。このフランジ147,148を取り外して、管継手
140の一次側流路(短尺管142,143側)及び二
次側流路(短尺管144,145側)の圧力が適正かど
うか調べることができるようになっている。但し、通常
は二次側流路の圧力を調べるだけであり、一次側流路の
フランジ147を取り外すことは余りしない。 【0006】一方、図9に示すようなLPガス供給設備
もある。この設備200では、自動切替圧力調整器21
0からボールバルブ220に至る配管系は前記設備11
0とほぼ同様であるが、前記設備110のような管継手
140は特に使用しておらず、ボールバルブ220を設
けてある主管221とガスメータ240を直接配管して
ある。即ち、主管221とガスメータ240の入口と
は、ドレン溜部231を有するUD継手230を介して
入口管232によって連結され、ガスメータ240の出
口とガス器具とは、出口管250によって連結される。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】上記のようなLPガス
供給設備110における管継手140では、ガスボンベ
のガスをガスメータ150からガス器具に導くのに、4
つの短尺管142〜145を設け、これらの短尺管を長
尺管141の下部に突出状に並列させてあるため、管継
手140の幅、つまり管継手140の両フランジ14
7,148間の長さが大きくなり、延いてはLPガス供
給設備の設置幅に多くのスペースが要る。しかも、ドレ
ン溜用の短尺管143を間に挟んで短尺管142,14
4の真下にガスメータ150を取付ける構造であるた
め、短尺管142,144を或る程度長くしなければな
らず、どうしても管継手140からガスメータ150ま
での取付け高さが長くなり、結果的にLPガス供給設備
110の設置高さも多く必要とすることになる。更に、
図7から分かるように、ガスボンベ100,101の中
間にLPガス供給設備110が入り込むことになり、ガ
スボンベ100,101の設置幅も広く要求される。 【0008】LPガス供給設備110の設置幅及び高さ
に十分なスペースを確保しなければならない場合、それ
に見合うだけの設置スペースがあればよいが、そうでな
い場合にはLPガス供給設備110を設置することがで
きない。特に、家庭用のLPガス供給設備にあっては、
設置スペースの幅と高さにそれほど余裕がない場合が多
いため、設置幅及び高さを余り要しないLPガス供給設
備であることが望ましい。 【0009】又、図8から分かるように、主管131
は、管継手140の水平方向の中央に接続されておら
ず、短尺管143と一直線上に揃うように一次側流路寄
りに接続されている。その上、短尺管142,144に
つながれたガスメータ150も管継手140の中央より
も一次側流路寄りに位置し、しかも短尺管143は栓止
めされ、短尺管145には出口管160が連結されてい
る。従って、管継手140、ガスメータ150及び出口
管160の全体の重心は、管継手140の中央からずれ
ているため、継手140は不安定である。 【0010】この不安定さ故に、壁面に固定された取付
台170に管継手140、ガスメータ150、出口管1
60等を取付ける際に、全体が重心側に傾き易く、一連
の設置作業を行い難い。又、高圧ホース105,106
の長さが不揃いとなり、違和感を感じ、美観が良くな
い。一方、図9に示したLPガス供給設備200におい
ては、ガスメータ240を自動切替圧力調整器210や
ボールバルブ220の配管系の横に配置してあるため、
設置高さのスペースはそれほど要しないが、設置幅のス
ペースをかなり必要とする。又、主管221とガスメー
タ240が離れているため、長い湾曲状の入口管232
の他にUD継手230を用いて配管しなければならな
い。このため、配管の連結部分が増え、ガス漏れの危険
が多くなるばかりか、配管コストが高くなる。 【0011】従って、本発明は、上記問題点に着目して
なされたもので、LPガス供給設備の設置幅及び高さの
縮減、設置作業の容易性、ガス漏れの可及的な防止、コ
スト削減、及び美観の向上を実現するLPガス供給設備
用管継手を提供することを目的とする。 【0012】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のLPガス供給設備用管継手は、次のように
構成されている。即ち、LPガスボンベからのガスをガ
スメータからガス消費負荷に配管するための管継手であ
って、この継手は、ガスメータの幅に相当する水平方向
の長さを有し、この継手の長手方向の中央上部から上方
向に開口し、ガスボンベ側の配管が接続されるガスボン
ベ側配管接続口と、このガスボンベ側配管接続口と同じ
中央の下部から下方向に開口し、負荷側の配管が接続さ
れる負荷側配管接続口と、前記継手の一端側の前部から
前方に開口し、ガスメータの入口が接続されるガス流出
口と、このガス流出口と対称に位置するように前記継手
の他端側の前部から前方に開口し、ガスメータの出口が
接続されるガス流入口と、前記ガス流出口の下部から下
方向に開口するドレン溜口と、このドレン溜口と対称に
位置するように前記ガス流入口の下部から下方向に開口
するガス圧測定口と、前記ガスボンベ側配管接続口、ガ
ス流出口及びドレン溜口を連通する一次側流路と、この
一次側流路とは仕切られ、前記ガス流入口、負荷側配管
接続口及びガス圧測定口を連通する二次側流路と、を備
えることを特徴とする。 【0013】 【作用】ガスボンベから供給されたガスは、管継手のガ
スボンベ側配管接続口から一次側流路を経て、ガス流出
口からガスメータに入る。ガスメータを出たガスは、ガ
ス流入口から二次側流路を経て、負荷側配管接続口から
配管を介して負荷(ガス器具)に導かれる。 【0014】一方、ガスボンベからガス圧によって侵入
してくる粘着性のドレンは、ガスボンベ側配管接続口か
ら一次側流路を伝わって、ドレン溜口に流れ込み、ガス
流出口を通ってガスメータまで流入する恐れは殆どな
く、ガスメータの正常な作動に貢献できる。本発明の管
継手では、上記のような作用が得られるが、特に構成上
の特徴としては、ガスボンベ側配管接続口と負荷側配管
接続口は、それぞれ継手の長手方向の中央上部と下部に
位置し、ガス流出口とガス流入口は、ガスボンベ側配管
接続口と負荷側配管接続口を結ぶ上下方向の直線に対し
て対称位置に在ると共に、継手の前部で開口している。
そして、ドレン溜口とガス圧測定口は、それぞれガス流
出口とガス流入口と同じ位置に在ると共に、継手の下部
で開口している。この構成から分かるように、本発明の
管継手はその外観形状が対称形になっており、ガス流出
口とガス流入口にガスメータを接続した場合に、ガスメ
ータは継手のほぼ中央に位置することになる。しかも、
ガス器具への配管は中央の負荷側配管接続口に接続され
る。これにより、管継手にガスメータやガス器具への配
管をつないだ場合、全体として重心が管継手の中央に存
在することになるため、継手の安定性が良くなる。 【0015】又、ガス流出口とドレン溜口、及びガス流
入口とガス圧測定口は、それぞれ継手の同じ位置にて前
部と下部にずらして設けられているため、継手の下部に
は、ドレン溜口、負荷側配管接続口、及びガス圧測定口
の3つの開口が並ぶだけであり、4本の短尺管が配列さ
れた従来の継手(図8参照)よりも継手の長手方向の幅
は狭くて済み、ガスメータの幅程度でよい。しかも、ガ
ス流出口とガス流入口が共に継手の前部に設けられてい
るため、ガスメータは管継手の前方側に位置することに
なり、管継手からガスメータに至る取付け高さが低くな
る。 【0016】更には、継手に相当近接してガスメータを
配置することができるため、長い湾曲状の配管で継手と
ガスメータを連結する必要もなく、短い配管でよく、配
管費用を低く抑えることができる。これに加えて、継手
からガスメータに至る配管の連結部分が必要最小限で済
み、ガス漏れの危険も少なく、美観にも優れている。 【0017】 【実施例】以下、本発明のLPガス供給設備用管継手を
実施例に基づいて説明する。その実施例に係る管継手の
正面図を図1に、右側面図を図2に、底面図を図3に示
す。この継手1は、ガスメータの幅に相当する水平方向
の長さを有し(図6参照)、長手方向の中央上部から上
方向に開口し、ガスボンベ側の配管(主管)が接続され
るガスボンベ側配管接続口2と、このガスボンベ側配管
接続口2と同じ中央の下部から下方向に開口し、負荷側
(各種ガス器具)への配管が接続される負荷側配管接続
口3と、一端側(左側)の前部から前方に開口し、ガス
メータの入口が接続されるガス流出口4と、このガス流
出口4と対称に位置するように他端側(右側)の前部か
ら前方に開口し、ガスメータの出口が接続されるガス流
入口5と、ガス流出口4と同じ位置にて下部から下方向
に開口するドレン溜口6と、このドレン溜口6と対称に
位置するようにガス流入口5と同じ位置にて下部から下
方向に開口するガス圧測定口7と、ガスボンベ側配管接
続口2、ガス流出口4及びドレン溜口6を連通する一次
側流路8と、この一次側流路8とは仕切壁10で仕切ら
れ、ガス流入口5、負荷側配管接続口3及びガス圧測定
口7を連通する二次側流路9とを備える。又、管継手1
には、これを取付台(図8の符号170参照)に取付け
るための一対のネジ穴15,16が穿孔されている。 【0018】この構成から分かるように、ガスボンベ側
配管接続口2と負荷側配管接続口3は、継手1の中央上
部と下部に位置し、ガス流出口4とガス流入口5は、接
続口2,3を結ぶ上下方向の直線に対して対称位置に在
ると共に、共に継手1の前部に開口する。そして、ドレ
ン溜口6とガス圧測定口7は、それぞれガス流出口4と
ガス流入口5と同じ位置の下部に在り、負荷側配管接続
口3と共に並列している。 【0019】このような管継手1では、ガスボンベから
供給されるガスは、ガスボンベ側配管接続口2から一次
側流路8を通ってガス流出口4からガスメータに入る。
ガスメータから出たガスは、ガス流入口5から二次側流
路9を経て負荷側配管接続口3に流れ、更に配管によっ
てガス器具に導かれる。又、ガスボンベからガス圧によ
って侵入してくる粘着性のドレンは、ガスボンベ側配管
接続口2から一次側流路8を伝わってドレン溜口6に流
れ込む。 【0020】上記の如き管継手1を使用してLPガス供
給設備を施工するには、継手1のガスボンベ側配管接続
口2に図5に示すガスボンベ側の配管系の主管23を接
続すると共に、負荷側配管接続口3にガス器具への配管
(図示せず)を連結する。そして、ガス流出口4にガス
メータの入口を、ガス流入口5にガスメータの出口をつ
なぐ。又、図4に示すように、ドレン溜口6にはドレン
を貯留しておく短いドレンパイプ40を螺合し、ガス圧
測定口7には盲プラグ41を螺合しておく。 【0021】管継手1にガスメータ50を取付けた状態
を図6に示す。この図からも分かるように、ガスメータ
50は継手1の中央に位置しており、ガス器具への配管
も継手1の中央に在り、継手1、ガスメータ50及びガ
ス器具への配管の全体の重心が継手1の中央に存在す
る。この結果、継手1の安定性が良くなり、設置作業が
行い易くなる。 【0022】その上、負荷側配管接続口3に接続された
配管がガスメータ50の後方側に存在し、ガスメータ5
0が継手1とガス器具への配管とオーバーラップする様
相であり、図8に示す従来例のようにガスメータが継手
の真下側に位置していない。このため、LPガス供給設
備を設置するのに必要な幅は、ほぼガスメータ50の幅
で済み、設置高さも図8の従来例に比べて上記オーバー
ラップ分だけ短縮される。 【0023】更には、図9に示す従来例に比べて、継手
1からガスメータ50に至る配管の長さも必要最小限で
済むし、余分な配管も必要としないため、配管のコスト
を抑えることができるだけでなく、配管の連結部分も最
少でよいため、ガス漏れの危険も少なく、美観に優れて
いる。次に、上記管継手1を有するLPガス供給設備全
体の動作について述べる。まず、図5において、備え付
けられるガスボンベは図7に示すように2基であり、そ
れぞれ高圧ホース30,31で自動切替圧力調整器の一
次側20につながれる。この自動切替圧力調整器の一次
側20及び二次側21とボールバルブ22とは、従来の
LPガス供給設備にも配備されているものであり、各々
の作用は同等である。 【0024】即ち、自動切替圧力調整器の一次側20
は、使用中のガスボンベのガスが無くなってガス圧が低
下すると、自動的にもう一方のガスボンベに切り替え
て、ガスを連続供給するためのものである。但し、最初
は一方側のガスボンベに手動で切り替えておく。又、一
次側20には、現在供給されている側のガスボンベを知
らせるための手段、例えば2色(赤と白等)のインジケ
ータ20aと矢印20bが設けられている。ガスが無く
なって新たに供給される側のガスボンベに自動的に切り
替わると、インジケータ20aの色は当初の色(赤又は
白)から白又は赤に変わるようになっているが、矢印2
0bは元の指示状態のままである。従って、一方のガス
ボンベ側に自動的に切り替わった時点で、インジケータ
20aの色が変化するので、その後に色の変化を確認し
た際に矢印20bを補充したガスボンベ側に向けてお
く。勿論、ガスの無くなったガスボンベは新しいガスボ
ンベと交換しておき、次に切り替わる時のために準備し
ておく。このようなことを繰り返し行うことにより、ガ
スが連続して供給される。 【0025】又、自動切替圧力調整器の二次側21は、
ガスボンベからのガス圧をガス器具の適正ガス圧に減圧
するためのものであり、主管23に設けられたボールバ
ルブ22は、主管23の開閉を行うためのものである。
減圧されたガスは、主管23から管継手1のガスボンベ
側配管接続口2、一次側流路8、ガス流出口4を順に通
って、ガスメータ50に入る。ガス圧によってガスメー
タ50を作動させたガスは、ガスメータ50からガス流
入口5、二次側流路9、負荷側配管接続口3を順に経
て、配管によってガス器具に導入される。 【0026】ガス供給に伴い、ガス圧によってガスボン
ベから粘着性のドレンが管継手1に侵入してくるが、ド
レンは一次側流路8を伝わってドレン溜口6からドレン
パイプ40内に溜まり、ガス流出口4を通ってガスメー
タ50内に侵入するようなことは殆ど無い。従って、従
来のLPガス供給設備における管継手(図8参照)でし
ばしば発生していたドレンによるガスメータの故障問題
はほぼ解消される。これは、ガス流出口4が継手1の前
部に、ドレン溜口6が継手1の下部に、約90度の角度
間隔を置いて設けられているからである。これにより、
ドレンがドレン溜口6からドレンパイプ40に溜まり易
くなる。 【0027】ガス器具側へのガス圧が適正かどうか調べ
る場合には、ガス圧測定口7から盲プラグ41を取り外
し、この開口に測定器具を取付けて測定すればよい。こ
の際、盲プラグ41の着脱は、それ自体の螺合によって
行うことができるので、図8に示すような従来のLPガ
ス供給設備における管継手よりも、ガス圧測定作業の手
間が掛からず、便利である。因みに、図8に示す従来の
管継手140では、フランジ148を4本のネジで取付
けてあるため、フランジ148の着脱は、4本のネジを
各々回して行わなければならず、ガス圧測定作業が面倒
である。 【0028】 【発明の効果】本発明のLPガス供給設備用管継手は、
以上説明したように構成されるため、下記の効果を有す
る。 (1)継手の水平方向の長さがガスメータの幅程度で済
むばかりか、ガスメータが継手の真下ではなく継手にオ
ーバーラップするように取付けられるので、継手、ガス
メータ及び配管の全体の取付け幅及び高さが縮小され
る。従って、LPガス供給設備の設置幅及び高さが縮減
され、省設置スペース化が実現される。 (2)継手の外観形状がほぼ対称形であり、継手にガス
メータやガス器具への配管を取付けた全体の重心が継手
のほぼ中央に位置するため、LPガス供給設備全体が安
定し、LPガス供給設備の設置作業が容易になり、美観
にも優れたものになる。 (3)ガス圧によってガスボンベから継手に侵入してく
る粘着性のドレンがドレン溜口に効率良く集められるの
で、ドレンがガスメータ内まで流入し難くなり、ドレン
によるガスメータの故障問題が解決される。 (4)実施例に示すようにガス圧測定口に盲プラグを螺
合させておくことで、ガス器具へのガス圧が適正かどう
か調べる場合、盲プラグの着脱が簡単になり、図8に示
す従来の継手よりもガス圧測定作業の手間が省ける。 (5)継手に近接してガスメータを取付けることができ
るので、特に図9に示す従来例に比べて、継手からガス
メータに至る配管を必要最小限の長さ及び本数で行うこ
とができ、配管のコストが安くなる。 (6)継手からガスメータに至る配管の連結部分が最少
でよいため、特に図9に示す従来例に比べて、ガス漏れ
の危険性が低い。 (7)ガス流出口とガス流入口の幅をガスメータの口金
幅と同寸にできるので、工事性に優れ、ガスメータの破
損防止にも役立つ。
【図面の簡単な説明】 【図1】実施例に係る管継手の正面図である。 【図2】図1に示す管継手の右側面図である。 【図3】図1に示す管継手の底面図である。 【図4】図1に示す管継手において、ドレン溜口にドレ
ンパイプを、ガス圧測定口に盲プラグを螺合させた状態
の正面図である。 【図5】図1に示す管継手のガスボンベ側配管接続口に
接続するガスボンベ側の配管系を示す図である。 【図6】図1に示す管継手のガス流出口とガス流入口に
ガスメータを接続した状態を示す正面図である。 【図7】一般的な2基のガスボンベとLPガス供給設備
の設置状態を示す図である。 【図8】従来例に係るLPガス供給設備の構成図であ
る。 【図9】別の従来例に係るLPガス供給設備の構成図で
ある。 【符号の説明】 1 管継手 2 ガスボンベ側配管接続口 3 負荷側配管接続口 4 ガス流出口 5 ガス流入口 6 ドレン溜口 7 ガス圧測定口 8 一次側流路 9 二次側流路 10 仕切壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 41/02 F17D 1/04 F23K 5/02

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】LPガスボンベからのガスをガスメータか
    らガス消費負荷に配管するための管継手であって、この
    継手は、ガスメータの幅に相当する水平方向の長さを有
    し、 この継手の長手方向の中央上部から上方向に開口し、ガ
    スボンベ側の配管が接続されるガスボンベ側配管接続口
    と、 このガスボンベ側配管接続口と同じ中央の下部から下方
    向に開口し、負荷側の配管が接続される負荷側配管接続
    口と、 前記継手の一端側の前部から前方に開口し、ガスメータ
    の入口が接続されるガス流出口と、 このガス流出口と対称に位置するように前記継手の他端
    側の前部から前方に開口し、ガスメータの出口が接続さ
    れるガス流入口と、 前記ガス流出口の下部から下方向に開口するドレン溜口
    と、 このドレン溜口と対称に位置するように前記ガス流入口
    の下部から下方向に開口するガス圧測定口と、 前記ガスボンベ側配管接続口、ガス流出口及びドレン溜
    口を連通する一次側流路と、 この一次側流路とは仕切られ、前記ガス流入口、負荷側
    配管接続口及びガス圧測定口を連通する二次側流路と、
    を備えることを特徴とするLPガス供給設備用管継手。
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