JP3002084U

JP3002084U - 取手を有する粘着封緘式ゴミ収集袋

Info

Publication number: JP3002084U
Application number: JP1994004319U
Authority: JP
Inventors: 茂治松本
Original assignee: 茂治松本
Priority date: 1994-03-16
Filing date: 1994-03-16
Publication date: 1994-09-13
Anticipated expiration: 2000-03-16

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】ゴミ収集袋の袋体後面上部に封緘面を設け、
該面外側に取手を形成して、運搬及び収集作業を容易に
する。また、ゴミ収容能力が減少しないように、開口部
両面を粘着により容易かつ効率的に封緘する。【構成】ゴミ収集袋の袋体後面上部に封緘面３を設
け、該面を山折りして取手部分４を形成する。該部分中
央部に取手孔５を設け、該部分上下及び取手孔周辺をヒ
ートシールし、取手を形成する。袋体の大型化に伴い、
山折りした取手部分に厚紙１０を介在させてヒートシー
ルし、取手を補強する。また、その封緘面縁端部内側に
粘着剤を塗布して粘着帯６，８を設け、剥離処理した剥
離テープ７，９を粘着剤側に貼着した繰り返し剥離可能
な短幅帯粘着部及び接着可能な長幅帯粘着部を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、袋体の収容能力を減少すること無く、運搬、収集作業及び封緘が容易かつ効率的にできるゴミ収集袋に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

一般的には、袋体開口部両端を結束することにより封緘し、結束部を取手として運搬時に利用していることが多い。また、容積が大あるいは多量のゴミ等がある場合は、取手を形成できないが、開口部を粘着テープ等により封緘し、抱えることにより運搬等を行っている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

東京都が推奨した炭酸カリシウウム３０％混入のポリエチレン製ゴミ収集袋は従来使用していたビニール製ゴミ収集袋に比し、ゴワゴワして結束しにくい欠点を有する。

【０００４】また、図４は、平面的に考察した袋体開口部両端を結束した場合の袋体の使用分布図であるが、結束することにより袋体の横幅の約半分の長さが結束分として使用されるため、深さが減少し、１袋体のゴミ収容能力が減少する。このため、袋体の個数を増加するとともに、収集作業を増大させている。また、袋体の一部が収容に直接必要ない部分（１０）となっている。

【０００５】粘着テープ等により封緘した場合、１袋体のゴミ収容能力が減少しない利点を有するが、取手を形成できず、運搬を困難にし、収集作業効率を低下させる。

【０００６】本考案は、上記従来の技術の改良として、袋体後面（２）上部に封緘面（３）を設け、運搬及び収集作業のため、該面外側に取手（４）を形成する。また、ゴミ収容能力が減少しないように、開口部両面を粘着により容易かつ効率的に封緘できるゴミ収集袋を提供するものである。

【０００７】

【課題が解決するための手段】

本考案は、上記問題点を改良するため、袋体後面（２）上部に封緘面（３）を設け、該面を山折りして取手部分を形成する。該部分中央部に取手孔（５）を設け、該部分上下及び取手孔周辺をヒートシールし、取手（４）を形成する。

【０００８】なお、図３は袋体の大型化に伴い、山折りした取手部分に厚紙を介在させてヒートシールし、取手を補強した場合の図である。

【０００９】また、その封緘面縁端部内側に粘着剤を塗布して粘着帯（６，８）を設け、剥離処理した剥離テープ（７，９）を粘着剤側に貼着した繰り返し剥離可能な短幅帯粘着部（８，９）及び接着可能な長幅帯粘着部（６，７）を設ける。

【００１０】

【作用】

本考案に係るゴミ収集袋は、一時的に封緘する場合、封緘面（３）縁端部内側の短幅帯剥離テープ（９）を剥がし、封緘面（３）を袋体前面（１）に軽く粘着することに繰り返し剥離が可能となる。上記により封緘し、長幅帯粘着部（６，７）を摘んで引くことにより、短幅粘着帯（８）を袋体前面（１）から剥がし、開口する。

【００１１】また、接着する必要がある場合は、長幅帯剥離テープ（７）を剥がし、封緘面（３）を袋体前面（１）に強く粘着させることにより接着が可能となる。

【００１２】上記封緘することにより袋体上部に取手（４）が形成され、運搬及び収集作業時に利用できる。

【００１３】

【実施例】

本考案に係るゴミ収集袋は、ゴミ収集日前等において一時的に封緘する必要がある場合、封緘面（３）縁端部内側の短幅帯剥離テープ（９）を剥がし、封緘面（３）を袋体前面（１）に軽く粘着して封緘する。開口する場合は、長幅帯粘着部（６，７）を摘んで引くことにより、短幅粘着帯（８）を袋体前面（１）から剥がし、開口する。

【００１４】また、ゴミ収集日等において接着する必要がある場合は、長幅帯剥離テープ（７）を剥がし、封緘面（３）を袋体前面（１）に強く粘着させることにより接着が可能となる。

【００１５】上記封緘することにより袋体上部に取手（４）が形成され、運搬及び収集作業時に利用される。

【００１６】

【考案の効果】

以上の通り、本考案は、ゴミ収集袋後面（２）上部に封緘面（３）を設け、該面上部に取手（４）を形成することにより運搬及び収集作業をを容易となる。

【００１７】また、素材がゴワゴワして結束しにくいゴミ収集袋開口部を封緘面を設けるのみで１袋体のゴミ収容能力を減少することがないよう、粘着により容易かつ効率的に封緘できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】取手を有する粘着封緘式ゴミ収集袋の断面図で
ある。

【図２】取手を厚紙で補強した要部断面図である。

【図３】取手を有する粘着封緘式ゴミ収集袋の斜視図で
ある。

【図４】従来、一般的に行われている袋体開口部両端を
結束する場合、平面的に考察した袋体の使用分布図であ
る。

【符号の説明】

１袋体前面２袋体後面３封緘面４取手５取手孔６長幅粘着帯７長幅帯剥離テープ８短幅粘着帯９短幅帯剥離テープ１０厚紙１１収容に直接必要ない部分１２結束に使用される部分１３ゴミ収容に使用される部分

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】東京都が推奨した炭酸カリシウウム３０
％混入のポリエチレン製ゴミ収集袋において、袋体後面
（２）上部に封緘面（３）を設け、該面を山折りしてヒ
ートシールした取手（４）を形成するゴミ収集袋。
【請求項２】袋体開口部を封緘でき、かつ繰り返し剥
離及び接着可能なように幅の異なる粘着部（６，７，
８，９）を封緘面（３）の縁端部内側に設けた請求項１
のゴミ収集袋。