JP3001875B1 - ベッドにおけるサイドレールの支持機構 - Google Patents

ベッドにおけるサイドレールの支持機構

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JP3001875B1
JP3001875B1 JP10346232A JP34623298A JP3001875B1 JP 3001875 B1 JP3001875 B1 JP 3001875B1 JP 10346232 A JP10346232 A JP 10346232A JP 34623298 A JP34623298 A JP 34623298A JP 3001875 B1 JP3001875 B1 JP 3001875B1
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雄司 中野
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Paramount Bed Co Ltd
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Abstract

【要約】 【課題】病院や在宅において老人や患者等が使用するベ
ッドにおいては、ボトムの床幅は重要なポイントの一つ
であるが、その幅は、ユーザーにより例えば830〜9
10mm以上と幅があり、現状では1つの決定的な幅は
ない。そのためユーザーによっては、床幅の異なるボト
ムを有するベッドを製造する必要があり、コスト高とな
っている。 【解決手段】そこで本発明では、ベッドのボトム1aの
幅を最大所望幅に対応して構成すると共に、ボトムの下
側にサイドレール2の支柱3の挿入支持部4を設けた支
持体5を固定し、この支持体は挿入支持部をボトムの側
辺の内側と外側の両側に位置させるべく固定位置を調節
可能に構成し、ボトムの側辺の内側にはサイドレールの
支柱の挿入口7を構成したサイドレールの支持機構を提
案するものであり、この機構により、サイドレールの支
持位置を調節してマットレスの載置幅としてのボトムの
実質的な床幅を可変とすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば病院や在宅
において老人や患者等が使用するベッドにおけるサイド
レールの支持機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】病院や在宅において老人や患者等が使用
するベッドにおいては、床部の幅は重要なポイントの一
つである。しかしながら床部の幅は、中間ユーザー等の
専門家においても最適な値が、例えば830〜910m
m以上と幅があり、現状では1つの決定的な幅はない。
そのためユーザーによっては、幅の異なる床部を有する
ベッドを製造する必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このためコスト高にな
ったり、ユーザーの要望に即応するのが難しい場合があ
った。本発明はこのような課題を解決することを目的と
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明では、ベッドの床部の幅を最大所望幅に
対応して構成すると共に、床部の下側にサイドレールの
支柱の挿入支持部を設けた支持体を固定し、この支持体
は挿入支持部を床部の側辺の内側と外側の両側に位置さ
せるべく固定位置を調節可能に構成し、床部の側辺の内
側にはサイドレールの支柱の挿入口を構成したベッドに
おけるサイドレールの支持機構を提案する。
【0005】以上の本発明によれば、挿入支持部の位置
床部の側辺の内側の挿入口の位置と対応させるように
支持体の固定位置を調節した状態において、挿入口を通
して支持体の挿入支持部にサイドレールの支柱を挿入し
て支持することができ、この状態では、床部の幅よりも
狭い左右のサイドレール間の間隔がマットレスの載置幅
となる。また、挿入支持部の位置が床部の側辺の外側に
位置するように支持体の固定位置を調節した状態におい
て、サイドレールの支柱を直接的に挿入支持部挿入し
て支持すれば、サイドレールを床部の側辺の外側に支持
することができ、この状態では床部の幅がマットレスの
載置幅となる。こうしてサイドレールの支持位置を変更
することにより、実質的な床部の幅を、即座に、容易に
変更することができる。従って、製造者において異なっ
床部の幅のものを製造する必要がなくなり、コストの
低減が計れる。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図を参
照して説明する。まず図1〜図3は本発明の実施の形態
の要部を示すもので、符号1は床部であり、この実施の
形態では、床部1は、分割構成された背床部1a,腰
1b,膝床部1c,足床部1dを有し、背床部1aと
床部1b間及び膝床部1cと足床部1d間に夫々可撓
床部1e,1fを構成したものとしている。そしてこの
実施の形態では、少なくとも背床部1aにサイドレール
2を支持するものとしている。即ち、図示は省略してい
るが、サイドレールは腰床部1b,膝床部1c,足床部
1dの適所に構成することができるものである。まずこ
の実施の形態において背床部1aは、その幅を最大所望
幅に対応して構成している。そしてこの背床部1aの下
側には、サイドレール2の支柱3の挿入支持部4を設け
た支持体5を固定し、この支持体5は挿入支持部4を背
床部1aの側辺の内側と外側の両側に位置させるべく固
定位置を調節可能に構成している。即ち、この実施の形
態において、符号6は支持体5を背床部1aに固定する
ためのねじであり、支持体5における、このねじ6の固
定位置を変更することにより、挿入支持部4を背床部
aの側辺の内側と外側の両側に位置させるようにしてい
る。そして背床部1aの側辺の内側にはサイドレール2
の支柱3の挿入口7を構成している。
【0007】従って、図2の(a)に示すように、挿入
支持部4の位置を背床部1aの側辺の内側の挿入口7の
位置と対応させるように支持体5の固定位置を調節した
状態において、挿入口7を通して支持体5の挿入支持部
6にサイドレール2の支柱3を挿入して支持することが
でき、この状態では、背床部1aの幅よりも狭い左右の
サイドレール2(図1、図2では片側のみを示してい
る。)間の間隔がマットレス8の載置幅となる。また、
図3の(b)に示すように、挿入支持部4の位置が背
1aの側辺の外側に位置するように支持体5の固定位
置を調節した状態においては、サイドレール2の支柱3
を直接的に支持体5の挿入支持部4に挿入することがで
き、こうして支持すれば、サイドレール2を背床部1a
の側辺の外側に支持することができ、この状態では背
1aの幅がマットレス8の載置幅となる。こうしてサ
イドレール2の支持位置を変更することにより、実質的
な背床部1aの幅を、即座に、容易に変更することがで
きる。従って、製造者において異なった床部の幅のもの
を製造する必要がなくなり、コストの低減が計れる。
【0008】この実施の形態では、本発明によるサイド
レール2の支持機構は、背床部1aにのみ構成して、こ
の背床部1aにおける実質的な床部の幅を調節可能に構
成しており、このような背床部1aの幅の調節に対応し
て、他の床部1b,1c,1dについては、固定位置が
可変の扁平キャップ9を装着して床部の幅を可変として
いる。
【0009】
【発明の効果】本発明は以上のとおり、サイドレールの
支持位置を変更することにより、マットレスの載置幅と
しての床部の幅を、即座に、容易に変更することがで
き、従って、製造者において異なった床部の幅のものを
製造する必要がなくなり、コストの低減が計れると共
に、ユーザーの要望に即応することができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の全体構成を示す斜視図
である。
【図2】 図1の説明的要部断面図である。
【図3】 図1の説明的平面図である。
【符号の説明】
床部 1a 背床部 1b 腰床部 1c 膝床部 1d 足床部 1e,1f 可撓床部 2 サイドレール 3 支柱 4 挿入支持部 5 支持体 6 ねじ 7 挿入口 8 マットレス 9 扁平キャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47C 19/04 A47C 21/08 A61G 7/05

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッドの床部の幅を最大所望幅に対応し
    て構成すると共に、床部の下側にサイドレールの支柱の
    挿入支持部を設けた支持体を固定し、この支持体は挿入
    支持部を床部の側辺の内側と外側の両側に位置させるべ
    く固定位置を調節可能に構成し、床部の側辺の内側には
    サイドレールの支柱の挿入口を構成したことを特徴とす
    るベッドにおけるサイドレールの支持機構
JP10346232A 1998-12-04 1998-12-04 ベッドにおけるサイドレールの支持機構 Expired - Fee Related JP3001875B1 (ja)

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