JP3001138B2 - 電話装置 - Google Patents

電話装置

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JP3001138B2
JP3001138B2 JP5157636A JP15763693A JP3001138B2 JP 3001138 B2 JP3001138 B2 JP 3001138B2 JP 5157636 A JP5157636 A JP 5157636A JP 15763693 A JP15763693 A JP 15763693A JP 3001138 B2 JP3001138 B2 JP 3001138B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内線接続可能とすると
ともに公衆回線に接続可能とする内線交換機に接続さ
れ、この内線交換機に設定されている公衆回線とのアク
セス番号をダイヤルすることにより内線交換機を介して
公衆回線に接続される電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、事務所などで使用されている電話
システムの第1例を図6に示す。この電話システムで
は、公衆回線に接続される主装置1を備え、この主装置
1に複数の端末電話機2が接続されている。
【0003】各端末電話機2は、内線ボタン、外線ボタ
ン、ダイヤルボタン、ワンタッチダイヤルボタンおよび
短縮ダイヤルボタンなどを備え、それらのボタンを操作
することにより、対応する信号を主装置1に送る機能を
備えている。
【0004】主装置1は、パルスダイヤルまたはDTM
Fダイヤルを発信するダイヤル発信部3、端末電話機2
のワンタッチダイヤルあるいは短縮ダイヤルに対応した
ダイヤル番号を登録するメモリ4を備えている。
【0005】そして、端末電話機2からの内線ボタンの
操作信号およびダイヤルボタンによる指定電話機番号の
操作信号の入力時に、主装置1は指定された端末電話機
2に内線接続する。さらに、端末電話機2からの外線ボ
タンの操作信号の入力時に、主装置1は公衆回線に接続
し、続いて、端末電話機2からのダイヤルボタンのダイ
ヤル操作信号が入力されるか、ワンタッチダイヤルまた
は短縮ダイヤルの操作信号が入力されて主装置1でメモ
リ4からダイヤル番号が読み出されると、主装置1のダ
イヤル発信部3から公衆回線にダイヤル発信する。
【0006】したがって、この電話システムでは、主装
置1がダイヤル発信機能、ワンタッチダイヤルおよび短
縮ダイヤルの番号の登録機能などの主な機能を備え、各
端末電話機2は主装置1に対して指令を与える専用端末
機として構成される。
【0007】そして、この電話システムにおいて、主装
置1を新しい機種に入れ替えるなど主装置1の交換を行
なう場合、主装置1と複数の端末電話機2とを含むシス
テム全体を交換することになる。
【0008】次に、図5は電話システムの第2例を示
す。この電話システムでは、公衆回線に接続される内線
交換機5を備え、この内線交換機5に独立した一般の電
話装置6が複数接続される。
【0009】各電話装置6は、ダイヤルボタン、ワンタ
ッチダイヤルボタンおよび短縮ダイヤルボタンなどを備
えるとともに、ワンタッチダイヤルおよび短縮ダイヤル
のダイヤル番号を登録するメモリなどを備え、かつ、パ
ルスダイヤルまたはDTMFダイヤルのダイヤル発信部
などを備えている。そして、ダイヤルボタンが操作され
るか、ワンタッチダイヤルおよび短縮ダイヤルの操作に
てメモリに記憶されたダイヤル番号が読み出されると、
ダイヤル発信部から内線交換機5に対してダイヤル発信
する。
【0010】内線交換機5は、例えば0番などの公衆回
線に接続するための特定のアクセス番号が設定されてい
る。そして、内線交換機5は、電話装置6からアクセス
番号以外の番号を最初として指定電話装置番号がダイヤ
ル発信されてくると、指定の電話装置6に内線接続し、
さらに、電話装置6からアクセス番号が最初にダイヤル
発信されてくると、公衆回線に接続し、続けて電話装置
6から入力されるダイヤル発信信号を公衆回線に出力す
る。
【0011】したがって、この電話システムでは、内線
交換機5は複数の電話装置6間の内線接続および電話装
置6と公衆回線との接続を行ない、電話装置6は一般に
販売されている独立した電話機などを使用できる。
【0012】なお、各電話装置6で、ワンタッチダイヤ
ルおよび短縮ダイヤルを登録する場合、最初にアクセス
番号を登録し、続いてダイヤル番号を登録することによ
り、ワンタッチダイヤルおよび短縮ダイヤルを使用する
場合に、アクセス番号をダイヤルボタンで入力せずに公
衆回線に接続できる。
【0013】そして、この電話システムにおいて、内線
交換機5を新しい機種に入れ替えるなど、内線交換機5
の交換を行なう場合、内線交換機5だけを交換すればよ
く、電話装置6はそのまま使用できる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記のような第2例の
電話システムにおいて、内線交換機5のアクセス番号は
その内線交換機5に設定された特定の番号であり、内線
交換機5が交換された場合、新しく入れ替えられた内線
交換機5のアクセス番号が前の内線交換機5と同じとは
限らず、例えば0番から9番に変わることがある。しか
も、同じ内線交換機5でも、アクセス番号が変更設定さ
れることもある。
【0015】このように内線交換機5のアクセス番号が
変わると、電話装置6の使用者は新しいアクセス番号を
覚えておいてダイヤルボタンを操作する必要があり、し
かも、ワンタッチダイヤルおよび短縮ダイヤルにアクセ
ス番号を登録してある場合には、古いアクセス番号のま
までは公衆回線には接続されないので、ダイヤル登録内
容を1つずつ登録しなおす必要があり、登録件数が多い
場合には登録のしなおしに非常に手間がかかる問題があ
る。
【0016】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、内線交換機の公衆回線とのアクセス番号の変更に
容易に対応できる電話装置を提供することを目的とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、内線接続可能
とするとともに公衆回線に接続可能とする内線交換機に
接続され、この内線交換機に1種類のみ設定されている
公衆回線に接続するためのアクセス番号をダイヤルする
ことにより内線交換機を介して公衆回線に接続される電
話装置において、前記内線交換機に設定されているアク
セス番号をアクセスコードとともに記憶するアクセス番
号記憶手段と、前記アクセスコードの出力を指示する公
衆回線接続指示手段と、ワンタッチダイヤルおよび短縮
ダイヤルの少なくとも一方を有するダイヤル機能に対応
して、これらワンタッチダイヤルおよび短縮ダイヤルの
少なくとも一方の操作とともに出力の指示がされる前記
アクセスコードおよびダイヤル番号を登録するダイヤル
登録手段と、前記アクセスコードの出力の指示に応じ
て、前記アクセス番号記憶手段からアクセス番号を読み
出して前記内線交換機に出力する出力手段と、前記アク
セス番号記憶手段に記憶されたアクセス番号をアクセス
コードを変更することなく変更する変更手段とを備えた
ものである。
【0018】
【作用】本発明では、公衆回線接続指示手段の操作によ
アクセスコード出力の指示か、ワンタッチダイヤル
や短縮ダイヤルなどの操作によるアクセスコードの出力
の指示に応じて、出力手段によりアクセス番号記憶手段
からアクセス番号を読み出して内線交換機に出力する。
【0019】また、内線交換機の公衆回線とのアクセス
番号が変更になった場合には、変更手段によりアクセス
番号記憶手段に記憶されているアクセス番号をアクセス
コードを変更することなく変更後のアクセス番号に変更
記憶させる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の電話装置の一実施例の構成を
図1ないし図4を参照して説明する。
【0021】なお、本発明の電話装置は図5で説明した
電話システムに使用されるものであり、この電話システ
ムでは、公衆回線に接続される内線交換機5を備え、こ
の内線交換機5に複数の電話装置6が接続される。内線
交換機5は、例えば0番などの公衆回線に接続するため
の特定(1種類)のアクセス番号が設定されている。そ
して、本実施例の電話装置6は、図1に示すように、電
話機を備えたファクシミリ装置で説明する。
【0022】図1において、11はリレーで、このリレー
11は、内線交換機5に対して、電話回路12側と、モデム
13側との接続を、メインプロセッサ14の制御によって切
り換える。
【0023】電話回路12には、通話用のハンドセット1
5、スピーカ16、ベル検知回路17が接続されている。こ
のベル検知回路17は、リレー11が電話回路12側に切り換
えられているときに入る呼出信号を検知してメインプロ
セッサ14に検知信号を出力する。
【0024】リレー11と電話回路12との間には、パルス
ダイヤル発信を行なうパルス発生回路18、DTMFダイ
ヤル発信を行なうDTMF発生回路19が接続されてい
る。これらの発生回路18,19は、メインプロセッサ14の
制御によりダイヤル発信を行なう。
【0025】モデム13はトランス20を介してリレー11と
接続され、このトランス20とモデム13との間にDTMF
検出回路21が接続されている。このDTMF検出回路21
は、リレー11がモデム13側に切り換えられているときに
入るDTMF信号を検出してメインプロセッサ14に検出
信号を出力する。
【0026】メインプロセッサ14には操作部22が接続さ
れ、この操作部22は、ダイヤルボタン、ワンタッチダイ
ヤル、短縮ボタン、公衆回線接続時に後述するアクセス
コードの出力を指示する公衆回線接続指示手段としての
公衆回線アクセスボタンなどの電話操作系や、送信ボタ
ン、受信ボタンなどのファクシミリ操作系を備えてい
る。
【0027】メインプロセッサ14のバス23には、制御プ
ログラムなどを記憶したROM24が接続されているとと
もに、各種データを随時記憶読出可能とするRAM25が
接続されている。このRAM25は、アクセス番号記憶手
段、ダイヤル登録手段として構成される。アクセス番号
記憶手段としては、例えば、図2に示すように、ダイヤ
ルボタンの0〜9、*、#以外に公衆回線に接続するこ
とを意味するアクセスコードをPとし、このアクセスコ
ードに対応したアクセス番号(例えば0番)を記憶す
る。ダイヤル登録手段としては、ワンタッチダイヤルお
よび短縮ダイヤルの操作とともに出力の指示されるアク
セスコードおよびダイヤル番号を順に登録するものであ
り、例えば、図3に示すように、ワンタッチダイヤル
1,2,3…nに対応するメモリエリを有し、各メモ
リエリアの最初にアクセスコードのPを登録し、続いて
ダイヤル番号を登録する。これらの記録および登録は、
操作部22を操作することで、メインプロセッサ14の制御
によって行なわれる。
【0028】バス23には、ファクシミリ通信時のイメー
ジデータの圧縮・伸長を行なう符号化・複合化回路26、
アルファベット、数字および文字などを含む記号を作る
キャラクタジェネレータ27が接続されている。
【0029】さらに、バス23には、サブプロセッサ28が
接続され、このサブプロセッサ28に、送信原稿のイメー
ジデータを処理する読取回路29、受信イメージデータを
プリントアウトさせるプリンタ回路30が接続されてい
る。
【0030】メインプロセッサ14は、出力手段の機能お
よび変更手段の機能を有している。出力手段の機能は、
公衆回線アクセスボタンの操作や、ワンタッチダイヤル
または短縮ダイヤルの操作によるアクセスコードの出力
の指示に応じて、図2に示すRAM25のアクセス番号
記憶エリアからアクセス番号を読み出し、パルス発生回
路18またはDTMF発生回路19にて内線交換機5にダイ
ヤル出力させる。変更手段の機能は、アクセスコードを
変更することなく、図2に示すRAM25のアクセス番号
記憶エリアに記憶されたアクセス番号を操作部22で入力
される新たな番号に変更する。
【0031】次に、本実施例の作用を説明する。
【0032】まず、内線交換機5の動作について説明す
る。電話装置6からアクセス番号以外の番号を最初とし
て指定電話装置番号がダイヤル発信されてくると、指定
の電話装置6に内線接続し、さらに、電話装置6からア
クセス番号が最初にダイヤル発信されてくると、公衆回
線に接続し、続いて、電話装置6から入力されるダイヤ
ル発信信号を公衆回線に出力する。
【0033】次に、電話装置6の操作部22のボタンの1
操作毎に対応するダイヤル発信動作を図4のフローチャ
ートを参照して説明する。
【0034】操作部22のダイヤルボタンの0〜9のいず
れかが操作された場合には、対応する番号をパルス発生
回路18またはDTMF発生回路19で発生させて内線交換
機5にダイヤル出力する(ステップ1,2)。
【0035】操作部22のダイヤルボタンの*、#のいず
れかが操作された場合には、回線種別がプッシュ回線の
場合にのみ、対応するDTMF信号をDTMF発生回路
19で発生させて内線交換機5にダイヤル出力する(ステ
ップ3,4,5)。
【0036】操作部22で公衆回線アクセスボタンが操作
された場合には、図2に示すRAM25のアクセス番号記
憶エリアからアクセス番号を読み出し、その番号をパル
ス発生回路18またはDTMF発生回路19で発生させて内
線交換機5にダイヤル出力する(ステップ6,7,
8)。
【0037】次に、操作部22のワンタッチダイヤルが操
作された場合には、図3に示すRAM25のワンタッチダ
イヤルメモリエリアから対応するアクセスコードとダイ
ヤル番号を読み出し、アクセスコードに対応するアクセ
ス番号を図2に示すRAM25のアクセス番号記憶エリア
から読み出してダイヤル出力した後、ダイヤル番号を順
にダイヤル出力する。なお、短縮ダイヤルが操作された
場合にも、ワンタッチダイヤルと同様のダイヤル動作が
行なわれる。
【0038】次に、内線交換機5を新しい機種に入れ替
えるなどの内線交換機5の交換を行ない、新しく入れ替
えられた内線交換機5のアクセス番号が前の内線交換機
5とは異なり、例えば0番から9番に変わったとする。
【0039】このような場合には、メインプロセッサ14
の変更手段の機能により、図2に示すRAM25のアクセ
ス番号記憶エリアに操作部22で入力される新たな番号の
9番を変更記憶させる。
【0040】したがって、変更後に、操作部22の公衆回
線アクセスボタンや、ワンタッチダイヤルまたは短縮ダ
イヤルを操作して、アクセスコードが出力されたとき、
RAM25のアクセス番号記憶エリアに変更記憶されたア
クセス番号がダイヤル出力される。そのため、RAM25
のワンタッチダイヤルまたは短縮ダイヤルの登録内容を
変更することなく、アクセス番号の変更に対応できる。
【0041】なお、前記実施例では、電話装置6として
ファクシミリ装置について説明したが、電話機などダイ
ヤル発信を行なえる各種の情報通信機器においても、同
様の作用効果が得られる。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、内線交換機に1種類の
み設定されている公衆回線に接続するためのアクセス番
号をアクセスコードに対応させてアクセス番号記憶手段
に記憶させ、ワンタッチダイヤルまたは短縮ダイヤルの
操作とともに出力の指示がされるアクセスコードおよび
ダイヤル番号をダイヤル登録手段に登録し、アクセス番
号記憶手段に記憶されたアクセス番号をアクセスコード
を変更することなく変更手段により変更するようにした
ので、内線交換機の公衆回線とのアクセス番号が変更に
なった場合でも、アクセス番号記憶手段に記憶されてい
るアクセス番号を変更するだけで容易に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電話装置の一実施例を示す構成図であ
る。
【図2】同上実施例のRAMのアクセス番号記憶エリア
のエリアマップ図である。
【図3】同上実施例のRAMのワンタッチダイヤル記憶
エリアのエリアマップ図である。
【図4】同上実施例の操作部のボタンの1操作に対応す
るダイヤル発信動作を説明するフローチャートである。
【図5】電話システムの第2例を示す説明図である。
【図6】電話システムの第1例を示す説明図である。
【符号の説明】
5 内線交換機 6 電話装置 14 出力手段および変更手段としてのメインプロセッ
サ 22 公衆回線接続指示手段としての操作部 25 アクセス番号記憶手段およびダイヤル登録手段と
してのRAM

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内線接続可能とするとともに公衆回線に
    接続可能とする内線交換機に接続され、この内線交換機
    に1種類のみ設定されている公衆回線に接続するための
    アクセス番号をダイヤルすることにより内線交換機を介
    して公衆回線に接続される電話装置において、 前記内線交換機に設定されているアクセス番号をアクセ
    スコードとともに記憶するアクセス番号記憶手段と、 前記アクセスコードの出力を指示する公衆回線接続指示
    手段と、 ンタッチダイヤルおよび短縮ダイヤルの少なくとも一
    方を有するダイヤル機能に対応して、これらワンタッチ
    ダイヤルおよび短縮ダイヤルの少なくとも一方の操作と
    ともに出力の指示がされる前記アクセスコードおよびダ
    イヤル番号を登録するダイヤル登録手段と、 前記アクセスコードの出力の指示に応じて、前記アクセ
    ス番号記憶手段からアクセス番号を読み出して前記内線
    交換機に出力する出力手段と、 前記アクセス番号記憶手段に記憶されたアクセス番号を
    アクセスコードを変更することなく変更する変更手段と
    を備えたことを特徴とする電話装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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