JP3000790B2 - ケーソン構築方法およびケーソン構築用型枠装置 - Google Patents
ケーソン構築方法およびケーソン構築用型枠装置Info
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- JP3000790B2 JP3000790B2 JP4171154A JP17115492A JP3000790B2 JP 3000790 B2 JP3000790 B2 JP 3000790B2 JP 4171154 A JP4171154 A JP 4171154A JP 17115492 A JP17115492 A JP 17115492A JP 3000790 B2 JP3000790 B2 JP 3000790B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、大型のコンクリート
製ケーソンの構築方法およびこの構築方法に好適な型枠
装置に関するものである。
製ケーソンの構築方法およびこの構築方法に好適な型枠
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】大型のコンクリート製ケーソンは、底版
の上部にあって、外壁で囲われた内部をさらに仕切り壁
により水平断面を多数の矩形状の区画室に仕切った構造
を有している。この構造のケーソンを構築するには、最
初に地上部にて底版を構築し、次いでこの底版の上部に
外壁とともに前記仕切り壁を同時に構築している。
の上部にあって、外壁で囲われた内部をさらに仕切り壁
により水平断面を多数の矩形状の区画室に仕切った構造
を有している。この構造のケーソンを構築するには、最
初に地上部にて底版を構築し、次いでこの底版の上部に
外壁とともに前記仕切り壁を同時に構築している。
【0003】また、この種の大型ケーソンの高さは比較
的高いため、仕切り壁を構築するに当たってはその高さ
分の型枠を一度に配置することが出来ず、まず底版の底
版ロッド上に最初の型枠を配置し、コンクリートを打設
することによって下部側仕切り壁を構築した後、この下
部側仕切り壁を基準としてさらにその上部に型枠を組
み、上部側仕切り壁を打ち継ぐことを所望の高さまで繰
返している。
的高いため、仕切り壁を構築するに当たってはその高さ
分の型枠を一度に配置することが出来ず、まず底版の底
版ロッド上に最初の型枠を配置し、コンクリートを打設
することによって下部側仕切り壁を構築した後、この下
部側仕切り壁を基準としてさらにその上部に型枠を組
み、上部側仕切り壁を打ち継ぐことを所望の高さまで繰
返している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来で
は、前記型枠を製作する際に、堰板を縦横の端太角で組
み、矩形状に形成した後、クレーンで現場に搬送し、現
場においてさらに腹起こし、支持梁を架けているため、
組立て精度を出すのに非常に多くの人出および手間を必
要とする。しかも、型枠の組上げや再組上げに際しては
これらの配置および撤去の全てが人力に頼り、また重量
も重いため多大な手数を要していた。
は、前記型枠を製作する際に、堰板を縦横の端太角で組
み、矩形状に形成した後、クレーンで現場に搬送し、現
場においてさらに腹起こし、支持梁を架けているため、
組立て精度を出すのに非常に多くの人出および手間を必
要とする。しかも、型枠の組上げや再組上げに際しては
これらの配置および撤去の全てが人力に頼り、また重量
も重いため多大な手数を要していた。
【0005】また、従来ではコンクリート打設の際にか
かる型枠の側圧による変形防止のために、型枠を設置し
た後は全体の変形を防止するために複数本のタイロッド
によって型枠を張設支持していたが、実際にはタイロッ
ドの軸方向,すなわち張力方向には効果があるものの、
全体の歪みに対する効果は期待できなかった。
かる型枠の側圧による変形防止のために、型枠を設置し
た後は全体の変形を防止するために複数本のタイロッド
によって型枠を張設支持していたが、実際にはタイロッ
ドの軸方向,すなわち張力方向には効果があるものの、
全体の歪みに対する効果は期待できなかった。
【0006】さらに、前記型枠を次工程に設置するにあ
たり、その上端を規制し、固定する構造がないため、据
付精度を確保するのに全体的な調整が必要であり、調整
のために時間を多くとられるという欠点があった。
たり、その上端を規制し、固定する構造がないため、据
付精度を確保するのに全体的な調整が必要であり、調整
のために時間を多くとられるという欠点があった。
【0007】この発明は以上の問題を解決するものであ
って、その目的は、型枠の配置や再配置を迅速に行え、
コンクリート打設時の変形がなく、しかも据付が簡単に
行えるとともに、据付精度が高いケーソンの構築方法お
よびケーソン構築用型枠装置を提供するものである。
って、その目的は、型枠の配置や再配置を迅速に行え、
コンクリート打設時の変形がなく、しかも据付が簡単に
行えるとともに、据付精度が高いケーソンの構築方法お
よびケーソン構築用型枠装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この発明に係るケーソン構築方法は、底版の上部
に、水平断面を格子状に仕切る仕切り壁を構築すること
により複数の区画室を形成してなるケーソン構築方法で
あって、前記各区画毎に、側部四面に型枠を配置した複
数のクライミング式型枠装置を整列配置し、前記各型枠
の下端を底版上に仮固定するとともに、前記型枠の上方
に格子状の支持フレームを配置し、該支持フレームに前
記各型枠の上端を支持金具により仮固定する第1の工程
と、前記底版の直上において前記各型枠同士を対面させ
た内部にコンクリートを打設し、前記底版の上部に下部
仕切り壁を一体に打ち継ぐ第2の工程と、各部の仮固定
を解除し、前記支持フレームを撤去するとともに、前記
各型枠を脱型した後、前記型枠装置を上昇させ、次いで
前記各型枠の下端を下部仕切り壁の上端に仮固定すると
ともに、前記支持フレームを該型枠の上方に配置し、前
記支持フレームに前記各型枠の上端を支持金具により仮
固定する第3の工程と、前記下部仕切り壁の直上におい
て、前記各型枠同士を対面させた内部にコンクリートを
打設して下部仕切り壁の上部に上部仕切り壁を一体に打
ち継ぐ第4の工程とを含み、前記第1の工程および第2
の工程の終了後、前記第3の工程および第4の工程を繰
返すことにより所望の高さの仕切り壁を一体に構築する
ことを特徴とする。
め、この発明に係るケーソン構築方法は、底版の上部
に、水平断面を格子状に仕切る仕切り壁を構築すること
により複数の区画室を形成してなるケーソン構築方法で
あって、前記各区画毎に、側部四面に型枠を配置した複
数のクライミング式型枠装置を整列配置し、前記各型枠
の下端を底版上に仮固定するとともに、前記型枠の上方
に格子状の支持フレームを配置し、該支持フレームに前
記各型枠の上端を支持金具により仮固定する第1の工程
と、前記底版の直上において前記各型枠同士を対面させ
た内部にコンクリートを打設し、前記底版の上部に下部
仕切り壁を一体に打ち継ぐ第2の工程と、各部の仮固定
を解除し、前記支持フレームを撤去するとともに、前記
各型枠を脱型した後、前記型枠装置を上昇させ、次いで
前記各型枠の下端を下部仕切り壁の上端に仮固定すると
ともに、前記支持フレームを該型枠の上方に配置し、前
記支持フレームに前記各型枠の上端を支持金具により仮
固定する第3の工程と、前記下部仕切り壁の直上におい
て、前記各型枠同士を対面させた内部にコンクリートを
打設して下部仕切り壁の上部に上部仕切り壁を一体に打
ち継ぐ第4の工程とを含み、前記第1の工程および第2
の工程の終了後、前記第3の工程および第4の工程を繰
返すことにより所望の高さの仕切り壁を一体に構築する
ことを特徴とする。
【0009】また、この発明に係るケーソン構築方法
は、前記支持フレームは、前記底版上部の適宣位置また
は底版の外部に立設されたガイドポストの側部に該支持
フレームに設けられたガイドローラを当接させることに
より、該ガイドポストを水平方向の基準点としているこ
とを特徴とする。
は、前記支持フレームは、前記底版上部の適宣位置また
は底版の外部に立設されたガイドポストの側部に該支持
フレームに設けられたガイドローラを当接させることに
より、該ガイドポストを水平方向の基準点としているこ
とを特徴とする。
【0010】さらに、この発明に係るケーソン構築用型
枠装置は、区画室内に配置されて仕切り壁に仮固定可能
な台座と、該台座上に上昇用ジャッキを介して連結され
る上昇フレームと、該上昇フレームの側部四面に進退用
ジャッキを介して進退可能に垂直支持された型枠とから
なり、前記型枠は、その下端が底版上または該底版上に
構築される下部仕切り壁に仮固定されるとともに、その
上端が該型枠の上方に配置される格子状の支持フレーム
に支持金具によって仮固定されるものであり、前記台座
に反力をとって上昇用ジャッキの伸縮と型枠および台座
の仮固定およびその取り外しを行うことにより上昇する
ことを特徴とする。
枠装置は、区画室内に配置されて仕切り壁に仮固定可能
な台座と、該台座上に上昇用ジャッキを介して連結され
る上昇フレームと、該上昇フレームの側部四面に進退用
ジャッキを介して進退可能に垂直支持された型枠とから
なり、前記型枠は、その下端が底版上または該底版上に
構築される下部仕切り壁に仮固定されるとともに、その
上端が該型枠の上方に配置される格子状の支持フレーム
に支持金具によって仮固定されるものであり、前記台座
に反力をとって上昇用ジャッキの伸縮と型枠および台座
の仮固定およびその取り外しを行うことにより上昇する
ことを特徴とする。
【0011】
【作用】以上の構成によれば、支持フレームは型枠の上
端位置を位置決め固定するための格子状の治具として機
能する。従って、各型枠の下端を既に構築された下部側
仕切り壁上部側面に仮固定し、上端を支持フレームに仮
固定すれば、各型枠は上下左右とも精度よく据え付けら
れる。型枠に対するコンクリート打設時の側圧は前記上
下の仮固定部分および進退用ジャッキによって支えら
れ、変形も防止される。コンクリート固化後に仮固定を
外し、進退用ジャッキを後退させれば型枠はコンクリー
ト打設面より離間し、脱型される。
端位置を位置決め固定するための格子状の治具として機
能する。従って、各型枠の下端を既に構築された下部側
仕切り壁上部側面に仮固定し、上端を支持フレームに仮
固定すれば、各型枠は上下左右とも精度よく据え付けら
れる。型枠に対するコンクリート打設時の側圧は前記上
下の仮固定部分および進退用ジャッキによって支えら
れ、変形も防止される。コンクリート固化後に仮固定を
外し、進退用ジャッキを後退させれば型枠はコンクリー
ト打設面より離間し、脱型される。
【0012】支持フレームの水平度合は、ガイドポスト
を水平方向の基準点とすることによって安定して出され
る。
を水平方向の基準点とすることによって安定して出され
る。
【0013】型枠装置本体の上昇および再据付作業は、
最初に底版面に反力を取って上昇用ジャッキを伸長すれ
ば、各型枠は上昇する。上昇位置で各型枠の上下を仮固
定した後、上昇用ジャッキを縮めてこれの下端に台座を
連結し、これを既設の仕切り壁に仮固定する。この後は
台座に反力を取り、上昇用ジャッキの伸縮と型枠および
台座の仮固定およびその取り外しを交互に行えば、尺取
り虫状に上昇させることができる。
最初に底版面に反力を取って上昇用ジャッキを伸長すれ
ば、各型枠は上昇する。上昇位置で各型枠の上下を仮固
定した後、上昇用ジャッキを縮めてこれの下端に台座を
連結し、これを既設の仕切り壁に仮固定する。この後は
台座に反力を取り、上昇用ジャッキの伸縮と型枠および
台座の仮固定およびその取り外しを交互に行えば、尺取
り虫状に上昇させることができる。
【0014】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を用いて詳
細に説明する。
細に説明する。
【0015】図1,2はこの発明によって構築される大
型ケーソンを示し、図1は平面図、図2は一部断面図で
ある。図に示されるケーソンは、地上部に構築された底
版1上の外周に一体に立設される外壁2と、外壁2の内
側にあって底版1上に一体に構築され、平面的に見て縦
4列,横6列の正方形状の区画室A−1〜A−6,〜D
−1〜D−6(図1に縦A…D、横1…6の番号を付し
て示す)に区画する格子状の仕切り壁4とからなってい
る。
型ケーソンを示し、図1は平面図、図2は一部断面図で
ある。図に示されるケーソンは、地上部に構築された底
版1上の外周に一体に立設される外壁2と、外壁2の内
側にあって底版1上に一体に構築され、平面的に見て縦
4列,横6列の正方形状の区画室A−1〜A−6,〜D
−1〜D−6(図1に縦A…D、横1…6の番号を付し
て示す)に区画する格子状の仕切り壁4とからなってい
る。
【0016】区画室A−2,D−5を除く全ての区画室
内部にはそれぞれ型枠装置5が配置されている。また、
区画室A−2,D−5のそれぞれにはガイドポスト6が
鉛直方向に立設されている。さらに、前記型枠装置5上
にして区画室A−1〜A−6,〜D−1〜D−6の全体
には、支持フレーム7が前記外壁2および仕切り壁4の
側面に対応して格子状に配列され、支持フレーム7は前
記外壁2に仮固定されている。
内部にはそれぞれ型枠装置5が配置されている。また、
区画室A−2,D−5のそれぞれにはガイドポスト6が
鉛直方向に立設されている。さらに、前記型枠装置5上
にして区画室A−1〜A−6,〜D−1〜D−6の全体
には、支持フレーム7が前記外壁2および仕切り壁4の
側面に対応して格子状に配列され、支持フレーム7は前
記外壁2に仮固定されている。
【0017】これら支持フレーム7は、例えば仕切り壁
4の両側に位置する断面C字状のチャンネル材7Aと、
区画室上にあってチャンネル材7A,7A間に架設され
る断面L字状のアングル材7B,7Bとから構成されて
おり、図2に示すようにその下部に型枠支持金具7aを
一体に設けたもので、前記一対のガイドポスト6の側部
にガイドローラ8を当接させることにより該ガイドポス
ト6を水平方向の基準点としている。さらに、この支持
フレーム7間には作業足場が組まれており、施工現場の
上面全体を覆っている。ここで、支持フレーム7は、所
定長さに分割されたチャンネル材またはアングル材を組
合わせて形成してもよいし、構築されるケーソンの平面
を複数領域に分割した平面状に予め組合わせておいても
よい。なお、図1における符号7bは、支持フレーム7
の間に縦横に配置された補強ビームである。
4の両側に位置する断面C字状のチャンネル材7Aと、
区画室上にあってチャンネル材7A,7A間に架設され
る断面L字状のアングル材7B,7Bとから構成されて
おり、図2に示すようにその下部に型枠支持金具7aを
一体に設けたもので、前記一対のガイドポスト6の側部
にガイドローラ8を当接させることにより該ガイドポス
ト6を水平方向の基準点としている。さらに、この支持
フレーム7間には作業足場が組まれており、施工現場の
上面全体を覆っている。ここで、支持フレーム7は、所
定長さに分割されたチャンネル材またはアングル材を組
合わせて形成してもよいし、構築されるケーソンの平面
を複数領域に分割した平面状に予め組合わせておいても
よい。なお、図1における符号7bは、支持フレーム7
の間に縦横に配置された補強ビームである。
【0018】型枠装置5は、図2および図3に詳細に示
すように、台座9と、台座9の中心上部に上昇用ジャッ
キ10を介して上昇かつ着脱可能に連結されるボックス
状の上昇フレーム11と、上昇フレーム11の側部四面
にそれぞれ平行な一対の進退用ジャッキ12を介して進
退可能に垂直支持された型枠14および上昇フレーム1
1の上部と下部外周を包囲した状態に固定配置された作
業足場15,16と、作業足場15,16間を作業員が
行き来するための階段(図示しない)とを備えている。
すように、台座9と、台座9の中心上部に上昇用ジャッ
キ10を介して上昇かつ着脱可能に連結されるボックス
状の上昇フレーム11と、上昇フレーム11の側部四面
にそれぞれ平行な一対の進退用ジャッキ12を介して進
退可能に垂直支持された型枠14および上昇フレーム1
1の上部と下部外周を包囲した状態に固定配置された作
業足場15,16と、作業足場15,16間を作業員が
行き来するための階段(図示しない)とを備えている。
【0019】台座9は型枠装置5が上昇位置にあるとき
に上昇用ジャッキ10の下端に上部中心を連結されるも
ので、中心である座板9aから四方に伸び、その端部を
前記仕切り壁4の四面に当接して仕切り壁4に仮固定さ
れる連結部9bを形成したものである。
に上昇用ジャッキ10の下端に上部中心を連結されるも
ので、中心である座板9aから四方に伸び、その端部を
前記仕切り壁4の四面に当接して仕切り壁4に仮固定さ
れる連結部9bを形成したものである。
【0020】上昇用ジャッキ10のストロークは一回の
施工高さ間隔に対応し、かつ型枠14の高さに応じて設
定されている。また、進退用ジャッキ12のストローク
は型枠14の脱型時における離間分であり、比較的動き
は小さくてもよい。
施工高さ間隔に対応し、かつ型枠14の高さに応じて設
定されている。また、進退用ジャッキ12のストローク
は型枠14の脱型時における離間分であり、比較的動き
は小さくてもよい。
【0021】各型枠14は、図4(a),(b)に示す
ように、軽量パネル14aの裏面に複数の補強リブ14
bを一体化したもので、パネル14aの下端が施工済み
の外壁2または仕切り壁4bに仮固定され、パネル14
aの上端が前記支持フレーム7の下部に垂設された型枠
支持金具7aの対向面に仮固定される。このように型枠
14を軽量パネル14aによって構成しても、その下端
および上端が仮固定されるため、剛性を十分に得ること
ができる。
ように、軽量パネル14aの裏面に複数の補強リブ14
bを一体化したもので、パネル14aの下端が施工済み
の外壁2または仕切り壁4bに仮固定され、パネル14
aの上端が前記支持フレーム7の下部に垂設された型枠
支持金具7aの対向面に仮固定される。このように型枠
14を軽量パネル14aによって構成しても、その下端
および上端が仮固定されるため、剛性を十分に得ること
ができる。
【0022】以上の構成において、構築の当初、外壁2
の外面および区画室A−2,D−5では在来の型枠工法
が採用される以外は、この発明にかかる構築方法が採用
される。図5〜7はその構築手順を示している。
の外面および区画室A−2,D−5では在来の型枠工法
が採用される以外は、この発明にかかる構築方法が採用
される。図5〜7はその構築手順を示している。
【0023】まず最初に、図5に示すように地上部GL
に底版1が切り離し可能に構築され、次いで外壁2の基
礎壁2aおよび各仕切り壁4の基礎壁4aが構築され
る。各基礎壁2a,4aは型枠14の下部の基準となる
もので在来工法によって精度よく製作される。
に底版1が切り離し可能に構築され、次いで外壁2の基
礎壁2aおよび各仕切り壁4の基礎壁4aが構築され
る。各基礎壁2a,4aは型枠14の下部の基準となる
もので在来工法によって精度よく製作される。
【0024】次に、基礎壁2a,4a上に次のロッド分
の鉄筋が配筋され、図6(a)に示すように各区画室に
型枠装置5が組立配置され、各型枠14の下端は基礎壁
2a,4aの上部に仮固定される。なお、この段階では
台座9は型枠装置5に取付けられておらず、上昇用ジャ
ッキ10の下端が直接底版1の上面に当接している。こ
れと平行して図1,2に示されているように区画室A−
2,D−5ではガイドポスト6が設置される。
の鉄筋が配筋され、図6(a)に示すように各区画室に
型枠装置5が組立配置され、各型枠14の下端は基礎壁
2a,4aの上部に仮固定される。なお、この段階では
台座9は型枠装置5に取付けられておらず、上昇用ジャ
ッキ10の下端が直接底版1の上面に当接している。こ
れと平行して図1,2に示されているように区画室A−
2,D−5ではガイドポスト6が設置される。
【0025】その後、予め用意された支持フレーム7が
ガイドポスト6を基準として型枠14の上方に格子状に
組立て配置され、その型枠支持金具7aに型枠14の上
端が仮固定される(図4参照)。支持フレーム7はガイ
ドポスト6に対して水平および位置決め基準を取られ、
前記型枠14の上端を位置決め固定するための治具とし
ての機能を持ち、基礎壁2a,4aと協働して現場打ち
施工における施工精度が決定される。
ガイドポスト6を基準として型枠14の上方に格子状に
組立て配置され、その型枠支持金具7aに型枠14の上
端が仮固定される(図4参照)。支持フレーム7はガイ
ドポスト6に対して水平および位置決め基準を取られ、
前記型枠14の上端を位置決め固定するための治具とし
ての機能を持ち、基礎壁2a,4aと協働して現場打ち
施工における施工精度が決定される。
【0026】以上の準備作業後、対向する型枠14間に
コンクリートが打設され、基礎壁4a上に第一ロッド分
の仕切り壁4bが連続して打ち継がれる。なお、外壁2
側に付いては省略するが、外壁2の内面側については同
様の手法が取られる。コンクリート固化後、前記型枠1
4の上下の仮固定を外し、支持フレーム7を型枠14上
から撤去した状態で進退用ジャッキ12を後退すれば、
第一ロッド分の仕切り壁4bから型枠14が脱型する。
コンクリートが打設され、基礎壁4a上に第一ロッド分
の仕切り壁4bが連続して打ち継がれる。なお、外壁2
側に付いては省略するが、外壁2の内面側については同
様の手法が取られる。コンクリート固化後、前記型枠1
4の上下の仮固定を外し、支持フレーム7を型枠14上
から撤去した状態で進退用ジャッキ12を後退すれば、
第一ロッド分の仕切り壁4bから型枠14が脱型する。
【0027】以上の作業の後、同様に第一ロッド分の仕
切り壁4b上に鉄筋を配筋し、上昇用ジャッキ10を伸
長すれば、図6(b)に示すように型枠装置5は底版1
に反力を取った状態で上昇し、型枠14の下部は仕切り
壁4bの上部に位置する。この状態で進退用ジャッキ1
2を前進させて、型枠を仕切り壁4bの上部に当接さ
せ、次いで支持フレーム7を再配置しその金具7aに型
枠14の上端を仮固定すれば、コンクリート打設準備が
完了し、コンクリートの打設により第二ロッド分の仕切
り壁4cが形成される。
切り壁4b上に鉄筋を配筋し、上昇用ジャッキ10を伸
長すれば、図6(b)に示すように型枠装置5は底版1
に反力を取った状態で上昇し、型枠14の下部は仕切り
壁4bの上部に位置する。この状態で進退用ジャッキ1
2を前進させて、型枠を仕切り壁4bの上部に当接さ
せ、次いで支持フレーム7を再配置しその金具7aに型
枠14の上端を仮固定すれば、コンクリート打設準備が
完了し、コンクリートの打設により第二ロッド分の仕切
り壁4cが形成される。
【0028】なお、この段階では上昇用ジャッキ10は
伸び切った状態なので型枠14を固定状態のまま上昇用
ジャッキ10を引上げ、その下端に台座9を連結し、台
座9の連結部9bを基礎壁4aに仮固定すれば、図6
(c)に示すように、この台座9に反力を取った状態で
型枠装置5の上昇を行うことができ第三ロッド分の仕切
り壁4dの構築が準備される。
伸び切った状態なので型枠14を固定状態のまま上昇用
ジャッキ10を引上げ、その下端に台座9を連結し、台
座9の連結部9bを基礎壁4aに仮固定すれば、図6
(c)に示すように、この台座9に反力を取った状態で
型枠装置5の上昇を行うことができ第三ロッド分の仕切
り壁4dの構築が準備される。
【0029】以上の尺取り虫状の上昇作業および型枠1
4の上下の仮固定作業,撤去作業を交互に繰返しつつコ
ンクリートを打設していけば、図7に示すように所望の
高さまで外壁2および多数の仕切り壁4を内部に一体化
したコンクリート製ケーソンが得られることになる。同
図には、最初のコンクリート打設による外壁の基礎壁2
b,仕切り壁の基礎壁4bから数えて7ロッドの作業を
繰返し、最上部の外壁2h,仕切り壁4hまでの高さま
で構築を行ったことが示されている。
4の上下の仮固定作業,撤去作業を交互に繰返しつつコ
ンクリートを打設していけば、図7に示すように所望の
高さまで外壁2および多数の仕切り壁4を内部に一体化
したコンクリート製ケーソンが得られることになる。同
図には、最初のコンクリート打設による外壁の基礎壁2
b,仕切り壁の基礎壁4bから数えて7ロッドの作業を
繰返し、最上部の外壁2h,仕切り壁4hまでの高さま
で構築を行ったことが示されている。
【0030】なお、実施例では一対のガイドポスト6を
所定の区画室の内部に配置した場合を示したが、このよ
うな場合にはこの区画室内部のみは在来工法を採用する
必要があるため、外部にガイドポスト6を配置しておけ
ば各区画室全てにこの発明の方法を採用できることにな
る。また、支持フレーム7の撤去および再配置作業は構
造物が大型である場合には解体,再組立て式とならざる
を得ないが、ガイドポスト6に沿ってスライド式に一体
に上昇させれば、さらに作業が簡単になる。
所定の区画室の内部に配置した場合を示したが、このよ
うな場合にはこの区画室内部のみは在来工法を採用する
必要があるため、外部にガイドポスト6を配置しておけ
ば各区画室全てにこの発明の方法を採用できることにな
る。また、支持フレーム7の撤去および再配置作業は構
造物が大型である場合には解体,再組立て式とならざる
を得ないが、ガイドポスト6に沿ってスライド式に一体
に上昇させれば、さらに作業が簡単になる。
【0031】
【発明の効果】以上実施例によって詳細に説明したよう
に、この発明にかかるケーソン構築方法およびケーソン
構築用型枠装置にあっては、各型枠の下端を既に構築さ
れた下部側仕切り壁に仮固定し、上端を支持フレームに
仮固定すれば、各型枠は上下左右とも精度よく据え付け
られ、調整の手間も簡略化される。
に、この発明にかかるケーソン構築方法およびケーソン
構築用型枠装置にあっては、各型枠の下端を既に構築さ
れた下部側仕切り壁に仮固定し、上端を支持フレームに
仮固定すれば、各型枠は上下左右とも精度よく据え付け
られ、調整の手間も簡略化される。
【0032】また型枠に対するコンクリート打設時の側
圧も十分に支えられるため、変形も防止される。さら
に、型枠装置の上昇および再据付作業は、上昇用ジャッ
キの伸縮と型枠および台座の仮固定およびその取外しを
交互に行えば、尺取り虫状に上昇させつつ型枠を配置で
きるので、従来に比べて腹起こし、支持梁などの人力を
要する配置作業がなく省力化できる。
圧も十分に支えられるため、変形も防止される。さら
に、型枠装置の上昇および再据付作業は、上昇用ジャッ
キの伸縮と型枠および台座の仮固定およびその取外しを
交互に行えば、尺取り虫状に上昇させつつ型枠を配置で
きるので、従来に比べて腹起こし、支持梁などの人力を
要する配置作業がなく省力化できる。
【図1】この発明方法が適用されるケーソンの平面図で
ある。
ある。
【図2】同ケーソンの施工状態を示す一部断面図であ
る。
る。
【図3】型枠装置本体の分解斜視図である。
【図4】支持フレームに対する型枠上端の固定状態を示
し、(a)は断面図、(b)は側面図である。
し、(a)は断面図、(b)は側面図である。
【図5】底版および外壁と仕切り壁の基礎壁の構築状態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図6】 (a)は型枠装置本体を底版上に設置した状態を示す部
分断面図である。 (b)は同装置本体を上昇させた状態を示す部分断面図
である。 (c)は同装置本体をさらに上昇させた状態を示す部分
断面図である。
分断面図である。 (b)は同装置本体を上昇させた状態を示す部分断面図
である。 (c)は同装置本体をさらに上昇させた状態を示す部分
断面図である。
【図7】同ケーソンの完成状態を示す断面図である。
1 底版 2 外壁 4 仕切り壁 A−1〜A−6〜D−1〜D−6 区画室 5 型枠装置 6 ガイドポスト 7 支持フレーム 7a 型枠取付け金具 A−1〜A−6〜D−1〜D−6 区画室 9 台座 10 上昇用ジャッキ 11 上昇フレーム 12 進退用ジャッキ 14 型枠
Claims (3)
- 【請求項1】 底版の上部に、水平断面を格子状に仕切
る仕切り壁を構築することにより複数の区画室を形成し
てなるケーソン構築方法であって、 前記各区画毎に、側部四面に型枠を配置した複数のクラ
イミング式型枠装置を整列配置し、前記各型枠の下端を
底版上に仮固定するとともに、前記型枠の上方に格子状
の支持フレームを配置し、該支持フレームに前記各型枠
の上端を支持金具により仮固定する第1の工程と、 前記底版の直上において前記各型枠同士を対面させた内
部にコンクリートを打設し、前記底版の上部に下部仕切
り壁を一体に打ち継ぐ第2の工程と、 各部の仮固定を解除し、前記支持フレームを撤去すると
ともに、前記各型枠を脱型した後、前記型枠装置を上昇
させ、次いで前記各型枠の下端を下部仕切り壁の上端に
仮固定するとともに、前記支持フレームを該型枠の上方
に配置し、前記支持フレームに前記各型枠の上端を支持
金具により仮固定する第3の工程と、 前記下部仕切り壁の直上において、前記各型枠同士を対
面させた内部にコンクリートを打設して下部仕切り壁の
上部に上部仕切り壁を一体に打ち継ぐ第4の工程とを含
み、 前記第1の工程および第2の工程の終了後、前記第3の
工程および第4の工程を繰返すことにより所望の高さの
仕切り壁を一体に構築することを特徴とするケーソン構
築方法。 - 【請求項2】 前記支持フレームは、前記底版上部の適
宣位置または底版の外部に立設されたガイドポストの側
部に該支持フレームに設けられたガイドローラを当接さ
せることにより、該ガイドポストを水平方向の基準点と
していることを特徴とする請求項1に記載のケーソン構
築方法。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載のケーソン構築
方法に用いられ、区画室内に配置されて仕切り壁に仮固
定可能な台座と、該台座上に上昇用ジャッキを介して連
結される上昇フレームと、該上昇フレームの側部四面に
進退用ジャッキを介して進退可能に垂直支持された型枠
とからなり、前記型枠は、その下端 が底版上または該底
版上に構築される下部仕切り壁に仮固定されるととも
に、その上端が該型枠の上方に配置される格子状の支持
フレームに支持金具によって仮固定されるものであり、
前記台座に反力をとって上昇用ジャッキの伸縮と型枠お
よび台座の仮固定およびその取り外しを行うことにより
上昇することを特徴とするケーソン構築用型枠装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4171154A JP3000790B2 (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | ケーソン構築方法およびケーソン構築用型枠装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4171154A JP3000790B2 (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | ケーソン構築方法およびケーソン構築用型枠装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0610358A JPH0610358A (ja) | 1994-01-18 |
| JP3000790B2 true JP3000790B2 (ja) | 2000-01-17 |
Family
ID=15917995
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4171154A Expired - Fee Related JP3000790B2 (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | ケーソン構築方法およびケーソン構築用型枠装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3000790B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2814363B2 (ja) * | 1995-07-18 | 1998-10-22 | 昭人 長野 | ケーソン用型枠の内型枠装置 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6444681U (ja) * | 1987-09-09 | 1989-03-16 | ||
| JP2881250B2 (ja) * | 1990-04-20 | 1999-04-12 | 清水建設株式会社 | 昇降型枠及びそれを用いた成型方法 |
| JP3212325B2 (ja) * | 1991-08-07 | 2001-09-25 | 三菱重工業株式会社 | 型枠装置 |
-
1992
- 1992-06-29 JP JP4171154A patent/JP3000790B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0610358A (ja) | 1994-01-18 |
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