JP3000418B2 - 電磁パウダクラッチを備えた無段変速機のシフト機構 - Google Patents
電磁パウダクラッチを備えた無段変速機のシフト機構Info
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Description
を備えた無段変速機のシフト機構に関するものである。
えた無段変速機のシフト機構1としては、図3に示すよ
うに、シフトシャフト2にシフトドラム10とインヒビ
タースイッチ20とが所定の角度で取付けられ、このシ
フトドラム10に形成された作動溝14には、軸3にス
ライド可能に取付けられたシフトフォーク4のシフトフ
ォークハブ5がスライド可能に嵌合され、このシフトフ
ォーク4にはアイドラギヤ7と噛合い連繋したスリーブ
カップリング6が連繋されて、同スリーブカップリング
6は、シフトドラム10の回動によりシフトフォーク4
がスライド移動することにより、メインギヤの前進ギヤ
8あるいは後進ギヤ9と噛合い連繋するように設けられ
ている。
ようにアーム部11と扇形部12とにより平面略漏斗形
状に形成され、このアーム部11にはシフトシャフト2
に取付ける取付孔13が貫設され、また、扇形部12に
は作動溝14が形成されている。
3の中心より所定の半径R1 の位置には所定の角度範囲
に後進溝15が貫設され、また、この後進溝15の半径
R1より大きな半径R2 の位置に所定の角度範囲に前進
溝16が貫設されるとともに、この両溝15,16はそ
の対向端15a,16aの位置でほぼ水平状のシフト溝
17により連通されて作動溝14が形成され、このよう
に設けられたシフトドラム10をシフトシャフト2に取
付けると、図3に示すようにシフトドラム10のシフト
溝17はほぼ水平状となり、この水平状のシフト溝17
の中央部にシフトフォークハブ5が位置した状態でニュ
ートラル位置cとなり、シフトシャフト2の中心と後進
溝15の端部15aと前進溝16の端部16aとを結ぶ
線は角度αに形成されており、また、シフトフォークハ
ブ5のニュートラル位置cとを結ぶ線A(シフトドラム
10の取付け中心線)は角度αをほぼ2分している。そ
して、このシフトフォークドラム10をシフトシャフト
2を中心として時計方向aへ回動するとシフトフォーク
ハブ5は前進溝16の端部側へ移動されてシフトフォー
ク4をa方向へ移動してスリーブカップリング6を前進
ギヤ8と噛合い連繋し、また、反時計方向b方向へ回動
するとシフトフォークハブ5は後進溝15の端部15a
側へ移動されてシフトフォーク4をb方向へ移動して後
進ギヤ9と噛合い連繋するように設けられている。な
お、この後進溝15および前進溝16はそれぞれシフト
フォークハブ5の空振り部を構成している。
状に形成され、その扇形状基部にはシフトシャフト2に
取付ける取付孔21が貫設されてシフトドラム10の取
付け中心線Aに対し所定の角度でその中心線Bが取付け
られ、この中心線Bに沿って所定の長さの作動接点22
が形成され、受けスイッチ(図示せず)側にはシフトシ
ャフト2を中心とする所定の半径r1 の位置には中心線
Bに対する所定の角度範囲にスイッチ接点23が設けら
れ、このスイッチ接点23には作動接点22が常に摺接
され、また、半径r2 の位置には図示のように中心線B
を中心として、シフトシャフト2の中心と後進溝15の
端部15aと前進溝16の端部16aとを結ぶ線の角度
αとほぼ同角度α´の位置を始端としてそれぞれ所定の
角度範囲に前進接点24と後進接点25とが形成されて
いる。
フトシャフト2を所定の角度α/2で時計方向aあるい
は反時計方向bへ回動することで、シフトフォークハブ
5はニュートラル位置cよりシフトフォーク4は軸3に
沿ってシフトされてスリーブカップリング6は前進ギヤ
8あるいは後進ギヤ9に連繋されるとともに、インヒビ
タースイッチ20の作動接点22は前進接点24あるい
は後進接点25と接触して電磁パウダクラッチに小電流
を通電し、車両が渋滞,車庫入れ時等に低速走行可能な
クリープ状態となるように構成されている。
来のシフト機構1のシフトフォークドラム10の作動溝
14の形状では図5に示すように、とくに、シフトフォ
ークハブ5が前進端部15aあるいは後進端部16aに
位置した状態、すなわちインヒビタースイッチ20の作
動接点22が前進接点24あるいは後進接点25と接触
して電磁パウダクラッチがクリープ状態にあるときにシ
フトフォーク4をシフトさせていたため、スリーブカッ
プリング6がメインギヤの前進ギヤ8あるいは後進ギヤ
9から離脱シフトする場合、余分な力が必要となり、セ
レクトノブ・フィーリングに引っ掛かり感を生ずる問題
点があった。
なされたもので、シフトドラムによりシフトフォークを
シフト作動してスリーブカップリングがメインギヤの前
進ギヤあるいは後進ギヤから離脱シフトする場合にセレ
クトノブ・フィーリングに引っ掛かり感を生ずることの
ない無段変速機のシフト機構を提供することを目的とす
るものである。
を解決するため、シフトシャフトにシフトドラムとイン
ヒビタースイッチとが所定の角度で取付けられ、このシ
フトドラムに形成された作動溝には、シフトフォークの
シフトフォークハブがスライド可能に嵌合され、このシ
フトフォークにはアイドラギヤと噛合い連繋したスリー
ブカップリングが連繋されて、前記シフトシャフトの回
動により、シフトドラムを介しシフトフォークがスライ
ド移動することにより、スリーブカップリングは前進ギ
ヤあるいは後進ギヤに連繋されるとともに、前記インヒ
ビタースイッチに設けられている作動接点は前進接点あ
るいは後進接点と接触して電磁パウダクラッチにクリー
プ状態となるような小電流を通電するように構成されて
いる電磁パウダクラッチを備えた無段変速機のシフト機
構において、前記シフトドラムの作動溝を構成する前後
進溝の対向端部を、前記インヒビタースイッチの前後進
接点の始端より所定の角度範囲延出させて、シフトシャ
フトの回転開始からシフトフォークのシフト開始までの
前記シフトドラムの回動角が大きくなるように設定し、
前記スリーブカップリングを前後進ギヤから離脱する場
合に、この間にインヒビタースイッチの作動接点の前後
進接点との接触がオフされて電磁パウダクラッチのクリ
ープ状態が解除されるように構成したことである。
前進あるいは後進位置よりニュートラル位置にシフトす
るとき、電磁パウダクラッチのクリープ状態が解除され
た後にシフト作動される。
説明すると、図1はシフトドラム30を示すもので、従
来と同様にアーム部31と扇形部32とにより平面略漏
斗形状に形成され、このアーム部31にはシフトシャフ
ト2に取付ける取付孔33が貫設され、また、扇形部3
2には作動溝34が形成されている。
の中心より所定の半径R1 の位置には所定の角度範囲に
後進溝35が貫設され、また、この後進溝35の半径R
1 より大きな半径R2 の位置に所定の角度範囲に前進溝
36が貫設されている。
進溝すなわち後進空振り部35の対向端部36a,35
aは、従来の前進溝16の端部16aおよび後進溝15
の端部15aより延長された延長空振り部36b,35
bの端部に形成され、この両空振り部36b,35bの
端部36a,35aはほぼシフトドラム30の取付け中
心線A上に位置され、この端部36a,35a間にシフ
ト溝37が形成されて作動溝34が形成されている。こ
のように形成されたシフトドラム30はシフトシャフト
2に従来と同様に取付け中心線Aで取付けられ、その作
動溝34のシフト溝37の中心のニュートラル位置cに
シフトフォークハブ5が位置され、このシフトシャフト
2にはシフトドラム30に対し所定の角度で従来と同様
のインヒビタースイッチ20が取付けられている。
の取付角度Aで取付けられて、シフトフォーク4のシフ
トフォークハブ5を摺動可能に嵌合して前進方向aおよ
び後進方向bにシフト作動してメインギヤの前進ギヤ8
と後進ギヤ9に切替え可能に作動溝34を有するシフト
ドラム30を設け、さらに、シフトシャフト2にはシフ
トシャフト2に対し所定の角度でインヒビタースイッチ
20を設け、このインヒビタースイッチ20には上記シ
フトドラム30により前後進に切替えられる回動角度位
置αに対応して電磁パウダクラッチに通電する前後進接
点24,25を設け、前記作動溝34はシフトシャフト
2の中心より所定の異なる半径位置R1,R2 にそれぞれ
所定の角度範囲で後進空振り部35と前進空振り部36
を形成するとともに、この両空振り部35,36の対向
端部35a,36aは上記インヒビタースイッチ20の
前後進接点24,25の始端と対応する位置より、さら
に、所定の角度範囲延出する延出空振り部35b,36
bの端部に形成してその両端部をシフト溝37により連
通形成する構成としたものである。
6の対向端部35a,36aを上記インヒビタースイッ
チ20の前後進接点24,25の始端より、さらに、所
定の角度範囲延出する対向端部35a,36aを有する
延出空振り部35b,36bを形成したものであるか
ら、図2に示すように、この延出空振り部35b,36
bにより、スリーブカップリング6を前後進ギヤ8,9
から離脱する場合にシフトシャフト2の回転開始からシ
フトフォーク4のシフト開始までの回動角が大きくな
り、したがって、この間にインヒビタースイッチ20の
作動接点22の前後進接点24,25との接触がオフさ
れてクラッチのクリープ状態が解除されることとなる。
すなわち、図2に示すようにシフトフォーク4のシフト
開始点はクラッチのクリープ状態の範囲より外れた位置
となり、これによりセレクトノブの引っ掛かり感を解消
することができる。
インヒビタースイッチの作動接点の前後進接点との接触
がオフされてクラッチのクリープ状態が解除された後、
すなわち、シフトフォークのシフト開始点はクラッチの
クリープ状態の範囲より外れた位置でシフト開始点とな
り、これによりセレクトノブの引っ掛かり感を解消する
ことができる。
の動作図である。
ッチおよびシフトフォークの関係を示す図である。
ォークの動作図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 シフトシャフト2にシフトドラム30と
インヒビタースイッチ20とが所定の角度で取付けら
れ、このシフトドラム30に形成された作動溝34に
は、シフトフォーク4のシフトフォークハブ5がスライ
ド可能に嵌合され、このシフトフォーク4にはアイドラ
ギヤ7と噛合い連繋したスリーブカップリング6が連繋
されて、前記シフトシャフト2の回動により、シフトド
ラム30を介しシフトフォーク4がスライド移動するこ
とにより、スリーブカップリング6は前進ギヤ8あるい
は後進ギヤ9に連繋されるとともに、前記インヒビター
スイッチ20に設けられている作動接点22は前進接点
24あるいは後進接点25と接触して電磁パウダクラッ
チにクリープ状態となるような小電流を通電するように
構成されている電磁パウダクラッチを備えた無段変速機
のシフト機構において、 前記シフトドラム30の作動溝34を構成する前後進溝
35,36の対向端部35a,36aを、前記インヒビ
タースイッチ20の前後進接点24,25の始端より所
定の角度範囲延出させて、シフトシャフト2の回転開始
からシフトフォーク4のシフト開始までの前記シフトド
ラム30の回動角が大きくなるように設定し、前記スリ
ーブカップリング6を前後進ギヤ8,9から離脱する場
合に、この間にインヒビタースイッチ20の作動接点2
2の前後進接点24,25との接触がオフされて電磁パ
ウダクラッチのクリープ状態が解除されるように構成し
たことを特徴とする電磁パウダクラッチを備えた 無段変
速機のシフト機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5301080A JP3000418B2 (ja) | 1993-11-04 | 1993-11-04 | 電磁パウダクラッチを備えた無段変速機のシフト機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5301080A JP3000418B2 (ja) | 1993-11-04 | 1993-11-04 | 電磁パウダクラッチを備えた無段変速機のシフト機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07127737A JPH07127737A (ja) | 1995-05-16 |
JP3000418B2 true JP3000418B2 (ja) | 2000-01-17 |
Family
ID=17892630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5301080A Expired - Fee Related JP3000418B2 (ja) | 1993-11-04 | 1993-11-04 | 電磁パウダクラッチを備えた無段変速機のシフト機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3000418B2 (ja) |
-
1993
- 1993-11-04 JP JP5301080A patent/JP3000418B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07127737A (ja) | 1995-05-16 |
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