JP3000237U - 拡大レンズ付き収納袋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 細かい文字や数字等を老眼鏡なしで確実、且
つ、容易に読み取ること。 【構成】 合成樹脂材製の預金通帳用ケ−ス１に設けた
円孔２に扁平な合成樹脂材製の拡大レンズ３を嵌め固着
する。郵便物用一般封筒４の封緘片４ａに設けた円孔５
に拡大レンズ６を嵌め固着する。郵便物用開封封筒７に
円孔８を連通して設け、一方の円孔に拡大レンズ９を嵌
め固着する。 【効果】 老眼鏡が手元にない場合に、預金通帳等に記
入されている細かい数字や文字を容易に、且つ、確実に
読み取れ、又、封書や、ダイレクトメ−ル等の細かい文
字等を容易に読み取れる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は拡大レンズ付き収納袋に関し、合成樹脂材製の預金通帳やクレジット カ−ドのケ−スに、又、郵便物用封筒に適用するものである。

【０００２】

【従来の技術】

郵便物用一般封筒に封入されている文書は細かい書体で記入されていることが あり、預金通帳やクレジットカ−ドの使用明細書は細かい数字や文字で金額等が 印字されており、又、クレジットカ−ドの裏面に細かい文字で使用明細書や約款 が印刷されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

中高年者にとって老眼鏡なしで、これらの細かい数字や文字を判読することは 非常に困難であり、又、往々にして手元に老眼鏡がない場合が多い。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

横長短形であって一方の長辺側が開口している合成樹脂材製の預金通帳用ケ− スの適所に円孔を連通して穿設し、一方の円孔に合成樹脂材製の扁平な拡大レン ズの周縁部を高周波溶着するのであり、又、郵便物用一般封筒の舌状の封緘片（ 通称：べろ）に円孔を穿設して、設円孔に合成樹脂材製の扁平な拡大レンズの周 縁部を接着剤で固着するのであり、又開封郵便物用の封筒の隅角部に円孔を連通 して穿設し、一方の円孔に合成樹脂材製の扁平な拡大レンズの周縁部を接着剤で 固着するものであり、郵便物用一般封筒の封緘片に円孔を穿設し、該円孔と同一 径の円孔を封緘片とほぼ同じ形状の両面粘着テ−プに穿設し、各円孔より大きい 直径を有する合成樹脂材製の扁平な拡大レンズの周縁部を、封緘片に設けた円孔 の周縁部と両面粘着テ−プに設けた円孔の周縁部で挟むようにして両面粘着テ− プの一面を封緘片の裏面に接着することにより拡大レンズを固定し、両面粘着テ −プの封緘側に貼着されている剥離紙の側縁寄りにスリットを切入するとともに 該スリットと平行し、且つ、拡大レンズとの中間にミシン目を封緘片と両面粘着 テ−プに連通させ、封緘上部を切り取り開封後、ミシン目に沿って封緘片を切り 離すことによって把持可能な拡大レンズ付きの長方形紙片を形成するのであり又 、図示していないが、合成樹脂材製の横長矩形薄版であって、一方の長辺側が開 口しているクレジットカ−ド用ケ−スの適所に円孔を連通して穿設し、一方の円 孔に合成樹脂材製の扁平な拡大レンズの周縁部を高周波溶着するのであり、郵便 物の細かい文字や、預金通帳の細かい印字、或いはクレジットカ−ドの裏面に記 載されている細かい活字の使用明細書や約款を老眼鏡を所持していない場合に容 易に判読することを目的とする。

【０００５】

【作用】

郵便物用一般封筒に封入されている文書を開封して取り出し、封筒の封緘片に 設けられている拡大レンズで細かい文字を判読する。

【０００６】 又、開封郵便物用の封筒に入れられているダイレクトメ−ル等を取り出し、該 封筒に設けられている拡大レンズで細かい文字を判読する。

【０００７】 預金通帳用ケ−スから預金通帳を取り出し、該ケ−スに設けられている拡大レ ンズで預金通帳に印字されている細かい数字を判読し、或いはクレジットカ−ド の使用明細書や裏面に記載されている細かい文字の約款をクレジットカ−ド用ケ −スに設けられている拡大レンズで判読する。

【０００８】

【実施例】

図１及び図２に示すように、横長矩形であって一方の長辺側１ａが開口してい る合成樹脂材製の預金通帳用ケ−ス１の長辺側開口の隅角部に円孔２を連通させ て穿設する。

【０００９】 一方の円孔２に合成樹脂材製の扁平な拡大レンズ３の周縁部を高周波溶着する ことにより拡大レンズ付き預金通帳用ケ−スを形成する。

【００１０】 図３に示すように、郵便物用一般封筒４に設けられている舌状の封緘片４ａの 一端部に円孔５を穿設し、扁平な合成樹脂材製の拡大レンズ６の周縁部６ａを該 円孔５に固着して拡大レンズ付き郵便物用一般封筒を形成する。

【００１１】 郵便物用一般封筒４に本考案を適用する他の実施例として図４及び図５に示す ようにその封緘片４ａに設けた円孔５と同一径の円孔７ａを封緘片４ａとほぼ同 じ形状の両面粘着テ−プ７に穿設し、円孔５及び円孔７ａより大きい直径を有す る合成樹脂材製の扁平な拡大レンズ６の周縁部を、封緘片に設けた円孔５の周縁 部と両面粘着テ−プに設けた円孔７ａの周縁部で挟むようにして両面粘着テ−プ ７の一面を封緘片４ａの裏面に接着することにより拡大レンズ６を固定し、両面 粘着テ−プ７の封緘側に貼着されている巾の狭い剥離紙８の側縁寄りにスリット ９を切入するとともに該スリット９と平行し、且つ、拡大レンズ６との中間にミ シン目１０を封緘片４ａと両面粘着テ−プ７に連通させ切入する。

【００１２】 図６及び図７に示すように、横型開封封筒１１の一隅角部に円孔１２を連通し て穿設し、一方の円孔１２に扁平な合成樹脂材製の拡大レンズ１３の周縁部１３ ａを固着して拡大レンズ付き開封郵便用封筒を形成する。

【００１３】

【考案の効果】

預金通帳を預金通帳用ケ−ス１から取り出して、記帳されている数字や文字を ケ−スと一体の拡大レンズ３を使用して確実、且つ、容易に判読できる。

【００１４】 又、クレジットカ−ドを、そのケ−スから取り出し、ケ−スと一体の拡大レン ズを使用して裏面に細かい文字で記載されている使用明細書や約款を確実に判読 できる。

【００１５】 郵便物用一般封筒４を開封して、その封書を封筒４と一体の拡大レンズ６を使 用して判読できる。

【００１６】 開封されている横型開封封筒１１からダイレクトメ−ル等を取り出し、細かい 文字や数字で表されている記事を封筒と一体の拡大レンズ１３を使用して容易に 判読できる。

【００１７】 又、ミシン目１０から封緘片４ａを切断して容易に開封でき、開封後封緘片４ ａを切りとって両面粘着テ−プ７と封緘片４ａで固定されている拡大レンズ６で 封書の細かい文字を拡大して容易に判読できる。

【００１８】 このように、本願考案は中高年者にとって老眼鏡が手元にない場合に便利であ る。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案に係る預金通帳用ケ−スを示す正面
図。

【図２】 同背面図。

【図３】 本考案に係る郵便物用一般封筒を示す背面
図。

【図４】 本考案に係る郵便物用一般封筒の他の実施
例を示す背面図。

【図５】 同実施例に係る切り取った拡大レンズ付き
封緘片。

【図６】 本考案に係る横型開封封筒を示す正面図。

【図７】 同背面図。

【符号の説明】

１、 預金通帳用ケ−ス ２、
５、１２、 円孔 ３、６、１３、 拡大レンズ ４、
郵便物用一般封筒 ４ａ、 封緘片 ７、
両面粘着テ−プ ８、 剥離紙 ９、
スリット １０、 ミシン目 １
１、 横型開封封筒

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁵ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｇ０２Ｂ 25/00 Ｚ 8106−2Ｋ

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】合成樹脂材製の預金通帳用等のケ−スの適
   所に円孔を連通して穿設し、一方の円孔に合成樹脂材製
   の扁平な拡大レンズの周縁部を高周波溶着してなる拡大
   レンズ付き収納袋。
2. 【請求項２】郵便物用一般封筒の封緘片に円孔を穿設し
   て該円孔に合成樹脂材製の扁平な拡大レンズの周縁部を
   固着してなる拡大レンズ付き収納袋。
3. 【請求項３】開封郵便物用の封筒の適所に円孔を連通し
   て穿設し、一方の円孔に合成樹脂材製の扁平な拡大レン
   ズの周縁部を固着してなる拡大レンズ付き収納袋。
4. 【請求項４】郵便物用一般封筒の封緘片に円孔を穿設
   し、該円孔と同一径の円孔を封緘片とほぼ同じ形状の両
   面粘着テ−プに穿設し、各円孔より大きい直径を有する
   合成樹脂材製の扁平な拡大レンズの周縁部を、封緘片に
   設けた円孔の周縁部と両面粘着テ−プに設けた円孔の周
   縁部で挟むようにして両面粘着テ−プの一面を封緘片の
   裏面に接着することにより拡大レンズを固定し、両面粘
   着テ−プの封緘側に貼着されている剥離紙の側縁寄りに
   スリットを切入するとともに該スリットと平行し、且
   つ、拡大レンズとの中間にミシン目を封緘片と両面粘着
   テ−プに連通させ切入してなる拡大レンズ付き収納袋。