JP2999697B2 - 自動車用ドア窓のシール構造 - Google Patents

自動車用ドア窓のシール構造

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JP2999697B2 JP7238915A JP23891595A JP2999697B2 JP 2999697 B2 JP2999697 B2 JP 2999697B2 JP 7238915 A JP7238915 A JP 7238915A JP 23891595 A JP23891595 A JP 23891595A JP 2999697 B2 JP2999697 B2 JP 2999697B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、窓ガラスの負圧に
よる車外方向への吸い出しを防止し得る自動車ドア窓の
シール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の自動車用ドア窓のシール
構造としては、例えば実公平4−2813号公報等に記
載されているものが知られている。
【0003】図9〜図12に基づいて概略を説明すれ
ば、いわゆるプレスドア1のウィンドガラス2の負圧に
よる車外への吸い出しを防止し得るシール構造に適用し
たものであって、プレスドア1のドアフレーム3を構成
するインナパネル4とアウタパネル5との接合フランジ
部6に、ウェザーストリップ7が取り付けられていると
共に、接合フランジ部6とウェザーストリップ7との間
の所定個所にガラスガイド8が取り付けられている。
【0004】前記ウェザーストリップ7は、図10及び
図11に示すように接合フランジ部6に嵌着固定される
略U字状のウエルト部9と、該ウエルト部9の車外側側
壁9aの外面に一体に固定されて、閉時にウィンドガラ
ス2の外端部が当接する中空シール部10と、車外側側
壁9aの端部に中空シール部10と同方向へ延出したガ
ラスリップ11とを備えている。前記中空シール部10
は、スポンジゴムで横断面略矩形状に形成され、一側部
10aの車外側側壁9aとの接合個所付近の上面にはア
ウタパネル5と一側部10aとの間から浸入した水等を
ガイドする樋状の集水溝12が形成されている。また、
一側部10aの外端縁とウエルト部9の車外側側壁9a
の上端縁には、ガラスガイド8が嵌合位置決めされる所
定長さの切欠溝13,14が夫々形成されている。
【0005】前記ガラスガイド8は、図10及び図11
に示すように合成樹脂材で略J字形に折曲形成され、一
端側に接合フランジ部6に嵌着する略U字形の基部15
を有していると共に、該基部15の車外側一側部15a
の上端にガイド部16が一体に設けられている。このガ
イド部16は、中空シール部10の一側部10aに当接
する板状の基片16aと、該基片16aの先端に略L字
形に折曲されて中空シール部10の外端部を支持する肉
厚な支持片16bとから構成されている。
【0006】そして、接合フランジ部6にウェザースト
リップ7を取り付ける際には、予めガラスガイド8の基
部15をウエルト部9に嵌合すると共に、各切欠溝1
3,14に基片16aを嵌合しつつガイド部16によっ
て中空シール部10を抱持し、前記接合フランジ部6に
ウエルト部9を取り付ける。このため、閉状態にあるウ
ィンドガラス2に高速走行中の負圧によって車外方向へ
の吸引力が作用してもガラスガイド8により外方への移
動が確実に防止されて、ウェザーストリップ7によるシ
ール性能の低下が防止されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のシール構造にあっては、ウェザーストリップ7の中
空シール部10の他に、ウエルト部9の車外側側壁9a
に該ガラスガイド8の車外側一側部15aと基片16a
の接合部位付近の肉厚を吸収して嵌合位置決めする切欠
溝14が形成されているため、この部位のシール性能が
低下してしまう。即ち、中空シール部10の集水溝12
を通流してきた水が、図10に示すように該切欠溝14
の内周面と基片16a外周面との間からウエルト部9内
に浸入し易くなる。この結果、図9の破線で示すように
ドアの前端側では前記浸入水がウエルト部9の内部を通
流して車室内に滴下してしまうおそれがある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記従来の実
情に鑑みて導出されたもので、請求項1の発明は、ドア
フレームを構成するインナパネルとアウタパネルの接合
フランジ部に、略U字形のウエルト部を介して嵌着固定
すると共に、該ウエルト部の車外側側壁に一体に設けら
れた中空シール部に昇降ウィンドガラスを当接させて車
内をシールするウェザーストリップと、前記接合フラン
ジ部とウェザーストリップとの間に介装されて、接合フ
ランジ部に略U字形の基部を介して嵌着固定すると共
に、該基部の車外側一側縁に設けられたガイド部によっ
て前記中空シール部を抱持するガラスガイドとを備えた
自動車用ドア窓のシール構造において、前記基部を接合
フランジ部に嵌着した際に該基部の一側縁と対向する前
記アウタパネルの所定部位に、凹部を形成したことを特
徴としている。
【0009】請求項2の発明は、前記ガイド部の周面
に、軟質なシール部材を設けたことを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】図1〜図2は本発明に係る自動車
用ドア窓のシール構造の第1実施例を示し、基本的な構
造は前記従来例と同様であるから同一個所には同一符号
を付して説明する。
【0011】即ち、ドアフレーム3を構成するインナパ
ネル4とアウタパネル5との接合フランジ部6に、ウェ
ザーストリップ7が取り付けられていると共に、接合フ
ランジ部6とウェザーストリップ7との間の所定個所に
ガラスガイド8が取り付けられている。
【0012】前記ウェザーストリップ7は、図1,図
2,図4に示すように内部に芯金7aが埋設された略U
字状のウエルト部9と、該ウエルト部9の車外側側壁9
aの外面に一体に固定された中空シール部10と、車外
側側壁9aの端部に一体に固定されたガラスリップ11
とを備えている。また、中空シール部10の一側部10
a上面には、集水溝12が形成されていると共に、該一
側部10aの端縁にはガラスガイド8のガイド部16の
基片16a先端部が嵌合する切欠溝13が形成されてい
る。
【0013】前記ガラスガイド8は、合成樹脂材で一体
に形成され、その横巾長さ(W)が従来と同様の長さに
設定されており、車内側端部に接合フランジ6に嵌着す
る略U字形の基部15を有していると共に、該基部15
の車外側一側部15aの上端に基片16aと折曲支持片
16bとからなるガイド部16が一体に設けられてい
る。また、基部15の車外側一側部15aと支持片16
bとの間の隙間寸法L1は、ウェザーストリップ7の車
内側側壁9aの内面と中空シール部10の外端面との間
の長さより若干小さく設定されて、車外側一側部15a
と支持片16b間で中空シール部10を抱持するように
形成されている。さらに、ガラスガイド8の車外側一側
部15aの高さは、ウェザーストリップ7の車外側側壁
9aの高さHとほぼ同じになるように形成されている。
【0014】そして、前記接合フランジ部6にガラスガ
イド8を取り付けた際に、基部15とガイド部16との
接合部位17に対向するアウタパネル5の折曲部位付近
に、図4にも示すような凹部18が形成されている。こ
の凹部18は、その長さがガラスガイド8の横巾長さW
とほぼ同じ長さに設定されていると共に、その両端部1
8a,18bが滑らかな傾斜状に形成されている。
【0015】したがって、この実施例によれば、接合フ
ランジ部6にウェザーストリップ7を取り付ける際に
は、予めガラスガイド8をウェザーストリップ7の所定
位置に取り付けておくが、このウェザーストリップ7に
取り付けられたガラスガイド8の基部15を接合フラン
ジ部6の端縁から嵌着させると、該ガラスガイド8の前
記接合部位17の肉厚分が凹部18内に吸収された形に
なる。このため、従来のようにウェザーストリップ7の
車外側側壁9aの端縁に切欠溝を形成する必要性が全く
なくなる。このため、ガラスガイド8は、図2及び図3
に示すようにアウタパネル5と中空シール部10との間
に隙間なく嵌合保持されることになる。
【0016】したがって、中空シール部10とアウタパ
ネル6との間に、大きな隙間の発生が防止されて、水の
浸入も防止される。例えば洗車水等の強圧水が浸入した
場合には、集水溝12上を通流するものの、ウェザース
トリップ7の車外側側壁9aには切欠溝が形成されてい
ないため、そのまま集水溝12に沿って車外へ排出され
て、車室内への滴下が確実に防止される。
【0017】図5は、本発明の他例を示し、アウタパネ
ル5の凹部18に対応した接合フランジ部6の先端部、
つまり基部15が嵌着する先端部に切欠部19が形成さ
れている。これによって、基部15を嵌着した際に、該
基部15の肉厚分を切欠部19で吸収する形になるた
め、該基部15に被嵌したウェザーストリップ7のウエ
ルト部9に膨出部が形成されることがなくなる。したが
って、ウエルト部9は、接合フランジ部6と基部15の
部位に拘わらずどの位置においても均一な断面形状とす
ることができる。したがって、ウェザーストリップ7に
よるシール性能が一層向上する。
【0018】また、切欠部19によってガラスガイド8
の取り付け時における位置決めが容易になり、取付作業
能率の向上が図れる。
【0019】尚、中空シール部10にウィンドガラス2
が当接した状態で高速走行中における負圧が作用しても
ガラスガイド8によりウィンドガラスの車外方向への移
動が防止されることは勿論である。
【0020】図6及び図7は本発明のさらに異なる実施
例を示し、前記先の実施例の構成を前提としてガラスガ
イド8のガイド部16の基片16a上下面にスポンジゴ
ムからなる軟質のシール部材20,21を設けたもので
ある。
【0021】即ち、この両シール部材20,21は、角
柱状を呈し、ウェザーストリップ7の長手方向に沿って
配置されており、基片16aの下面に位置する下側のシ
ール部材20は、中空シール部10の一側部10aのウ
エルト部9との接合付近、つまり集水溝12上面に配設
されている一方、基片16aの上面に位置する上側のシ
ール部材21は、下側シール部材20と平行に配設され
ている。したがって、ガラスガイド8とウェザーストリ
ップ7を接合フランジ部6に取り付けた際には、図8に
示すように両シール部材20,21で基片16aが挾持
された形になる。
【0022】このため、各シール部材20,21によっ
て基片16aと該基片16aが当接する車外側側壁9a
の上端縁との間が確実にシールされるため、集水溝12
を通流した水がウエルト部9の内部へ浸入するのをより
一層確実に阻止することができる。
【0023】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
シール構造によれば、アウタパネルに、取り付け時にお
けるガラスガイドの基部の車外側一側縁を吸収する凹部
を形成したため、ウェザーストリップに斯る基部の車外
側一側縁を吸収する切欠溝を形成する必要がない。した
がって、中空シール部の集水溝を通流した水のウエルト
部内への浸入をウエルト部の車外側側壁によって阻止す
ることができ、この結果、車室内への水の漏洩による滴
下が防止される。
【0024】また、ガラスガイドのガイド部の周囲に軟
質なシール部材を設けたため、ガイド部とウェザースト
リップの車外側側壁との間からウエルト部への水の浸入
がさらに防止され、前記切欠溝を設けないことによる水
の浸入防止作用と相俟って全体のシール性能が一層向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシール構造の一実施例を示す斜視図。
【図2】接合フランジ部にガラスガイドとウェザースト
リップを取り付けた状態を示す斜視図。
【図3】図2のA−A線断面図。
【図4】図1のB−B線断面図。
【図5】本発明の他例を示すドアフレームの要部斜視
図。
【図6】本発明のさらに異なる例を示すガラスガイドと
ウェザーストリップの斜視図。
【図7】本実施例におけるガラスガイドとウェザースト
リップを組み付けた状態を示す斜視図。
【図8】図7のC−C線断面図。
【図9】従来及び本発明が適用されるプレスドアの側面
図。
【図10】従来のシール構造を示す斜視図。
【図11】従来のシール構造を示す図9のD−D線断面
図。
【図12】図9のE−E線断面図。
【符号の説明】
2…ウィンドガラス 3…ドアフレーム 4…インナパネル 5…アウタパネル 6…接合フランジ部 7…ウェザーストリップ 8…ガラスガイド 9…ウエルト部 9a…車外側側壁 10…中空シール部 12…集水溝 13…切欠溝 15…基部 16…ガイド部 17…接合部位(一側縁) 18…凹部 20,21…シール部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 10/04 B60J 5/08 B60J 1/17 B60R 13/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアフレームを構成するインナパネルと
    アウタパネルの接合フランジ部に、略U字形のウエルト
    部を介して嵌着固定すると共に、該ウエルト部の車外側
    側壁に一体に設けられた中空シール部に昇降ウィンドガ
    ラスを当接させて車内をシールするウェザーストリップ
    と、前記接合フランジ部とウェザーストリップとの間に
    介装されて、接合フランジ部に略U字形の基部を介して
    嵌着固定すると共に、該基部の車外側一側縁に設けられ
    たガイド部によって前記中空シール部を抱持するガラス
    ガイドとを備えた自動車用ドア窓のシール構造におい
    て、 前記基部を接合フランジ部に嵌着した際に該基部の一側
    縁と対向する前記アウタパネルの所定部位に、凹部を形
    成したことを特徴とする自動車用ドア窓のシール構造。
  2. 【請求項2】 前記ガイド部の周面に、軟質なシール部
    材を設けたことを特徴とする請求項1記載の自動車用ド
    ア窓のシール構造。
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