JP2999473B1 - バリアブルリラクタンス型レゾルバの零位置検出装置 - Google Patents

バリアブルリラクタンス型レゾルバの零位置検出装置

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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 従来のバリアブルリラクタンス型レゾルバの
零位置検出装置においては、回転子が1回転する間に2
個の出力電圧変化が得られるため、複雑な処理回路を用
いなければ原点位置が得られず、その検出精度も高くす
ることは困難であった。 【解決手段】 本発明によるバリアブルリラクタンス型
レゾルバの零位置検出装置は、固定子(1)に設けられた
零位置検出巻線(21)と、回転子に設けられ凹部又は凸部
からなる検出部(20)とを備え、検出部(20)の位置を零位
置検出巻線(21)から出力される出力電圧変化により検出
する構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バリアブルリラク
タンス型レゾルバの零位置検出装置に関し、特に、回転
子に設けた凹部又は凸部を検出することにより正確に零
位置を検出するための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のバリアブルリラクタンス型レゾル
バとしては、例えば、図4及び図5で示される特開平8
−178611号公報に開示された構成を挙げることが
できる。すなわち、図7において符号1で示されるもの
は、12個の突極3間に各々形成された12個のスロッ
ト2を有する輪状の固定子であり、各突極3には、各ス
ロット2内に位置するように1相の励磁巻線4が巻回さ
れている。なお、この励磁巻線4の極数はスロット2の
数と同一である。この固定子1の中心位置には、巻線を
有しない鉄心のみよりなる回転子が回転自在に設けら
れ、この回転子5の中心が固定子1の中心とずれて偏心
しているため、この回転子5と固定子1の突極3との間
のギャップパーミアンスは角度θに対して正弦波状に変
化するように前記回転子5は構成されている。なお、こ
の回転子5は、偏心構成に限らず、同心で形状が円でな
く変形して凹凸形等とした場合も同じ作用を有するもの
である。
【0003】また、2相で互いに電気角が90゜異なっ
て各スロット2に1スロットピッチ(スロット飛びを伴
うことなく、各スロットに順次巻線を入れる状態)で巻
かれたSIN出力巻線6及びCOS出力巻線7は、図7
には示していないが図8で示される状態のように、その
誘起電圧分布が各々正弦波分布となるように分布巻き
(その巻線の巻き数(量)も正弦波分布となる)で構成
されている。前記各出力巻線6,7の巻数は、SINθ
(COSθ)に比例したターン数でかつその極性(正極
又は逆巻)は、SIN出力電圧8とCOS出力電圧9の
各スロット2位置での極性に合うように、励磁巻線4の
極性を考慮しつつ決定する。
【0004】すなわち、図8に示すように、励磁巻線4
が正巻で出力巻線6,7が正巻の場合は同相出力、励磁
巻線4が正巻で出力巻線6,7が逆巻の場合は逆相出
力、励磁巻線4が逆巻で出力巻線6,7が正巻の場合は
逆相出力、励磁巻線4が逆巻で出力巻線6,7が逆巻の
場合は同相出力となる巻線構造を前提として、SIN出
力電圧8及びCOS出力電圧9がSIN状及びCOS状
となるように各出力巻線6,7の極性(正巻が逆巻)を
決める。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のバリアブルリラ
クタンス型レゾルバは、以上のように構成されていたた
め、次のような課題が存在していた。すなわち、従来構
成では、回転子が1回転する間に複数個(2x=2個、
3x=3個・・・)の大きい出力電圧変化が得られるた
め、その後の波形整形及び補正回路等が必要となり、回
路構成が複雑化していた。また、回転子が偏心又は非円
真形状のみであるため、零位置検出時の零圧変化レベル
が小さく、検出精度の向上が困難であった。
【0006】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、回転子に設けた凹部又は凸
部を検出することにより正確に零位置を検出するように
したバリアブルリラクタンス型レゾルバの零位置検出装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるバリアブル
リラクタンス型レゾルバの零位置検出装置は、輪状の固
定子に励磁巻線とn相の出力巻線を設け、前記固定子に
対して回転自在に設けられ前記固定子との間のギャップ
パーミアンスが回転角度θに対して正弦波状に変化する
非真円形を有すると共に鉄心のみで巻線を有しない構成
の回転子を用いたバリアブルリラクタンス型レゾルバに
おいて、前記固定子に設けられた零位置検出巻線と、前
記回転子に設けられ凹部又は凸部からなる検出部とを備
え、前記検出部の位置を前記零位置検出巻線から出力さ
れる出力電圧変化により検出する構成である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明によるバ
リアブルリラクタンス型レゾルバの零位置検出装置の好
適な実施の形態について説明する。なお、従来例と同一
又は同等部分には同一符号を用いて説明する。図1にお
いて符号1で示されるものは、励磁巻線4、n相の出力
巻線6,7、各スロット2、各突極3を有する輪状の固
定子であり、各出力巻線6,7及び励磁巻線4は、従来
例で示した図4及び図5で示されるように構成されてい
る。
【0009】前述の図1で示された固定子1に対応して
回転自在に設けられた回転子5は、固定子1との間のギ
ャップパーミアンスが回転角度θに対して正弦波状に変
化する非真円形を有すると共に鉄心のみで巻線を有しな
い構成である。この回転子5の外周の最少ギャップとな
る位置1ケ所の原点位置には、凹部(図示していないが
凸部でも可)よりなる検出部20が形成されていると共
に、この検出部20を検出するために前記固定子1の1
個の突極3に零位置検出巻線21が設けられている。
【0010】次に、動作について述べる。まず、図1の
状態で回転すると、回転角度θに応じて周知のように出
力巻線6,7から2相の正弦波状のレゾルバ信号22が
図2で示されるように出力される。この場合、零位置検
出巻線21からは、図2で示されるように、1回転に1
回、すなわち、図2では0゜と360゜に出力されるよ
うに示されているが、検出部20が凹部の場合にはレベ
ル変化が低下する零位置検出信号Vx’が出力される。
この検出部20が凸部の場合にはレベル変化が上昇する
零位置検出信号Vx’が得られる。従って、この零位置
検出信号Vx’は、図示しない周知の信号処理回路によ
って処理することにより、図3で示されるデジタル波形
の零位置検出信号Vx’を得ることができる。なお、前
述の形態においては、固定子1が複数の突極3を有する
構成について述べたが、例えば、この突極3を用いるこ
となく、図示しない輪状板からなる固定子にボビンに巻
いた励磁巻線、出力巻線等を設けた等のレゾルバにも適
用できることは述べるまでもないことである。また、出
力巻線6,7も周知の分布巻きに限らず、他の巻線形態
でも可である。
【0011】
【発明の効果】本発明によるバリアブルリラクタンス型
レゾルバの零位置検出装置は、以上のように構成されて
いるため、次のような効果を得ることができる。すなわ
ち、回転子に形成した凹部又は凸部からなる検出部を固
定子に設けた零位置検出巻線によって検出しているた
め、簡単な構成で高精度の原点位置検出を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるバリアブルリラクタンス型レゾル
バの零位置検出装置を示す概略構成図である。
【図2】レゾルバ信号及び零位置信号を示す波形図であ
る。
【図3】零位置信号を示すデジタル波形図である。
【図4】従来レゾルバを示す構成図である。
【図5】図4のレゾルバの出力波形図である。
【符号の説明】
1 固定子 4 励磁巻線 5 回転子 6,7 出力巻線 20 検出部 21 零位置検出巻線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01D 5/245 G01B 7/00 G01B 7/30 G01P 3/44

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輪状の固定子(1)に励磁巻線(4)とn相の
    出力巻線(6,7)を設け、前記固定子(1)に対して回転自在
    に設けられ前記固定子(1)との間のギャップパーミアン
    スが回転角度θに対して正弦波状に変化する非真円形を
    有すると共に鉄心のみで巻線を有しない構成の回転子
    (5)を用いたバリアブルリラクタンス型レゾルバにおい
    て、前記固定子(1)に設けられた零位置検出巻線(21)
    と、前記回転子(5)に設けられ凹部又は凸部からなる検
    出部(20)とを備え、前記検出部(20)の位置を前記零位置
    検出巻線(21)から出力される出力電圧変化により検出す
    るように構成したことを特徴とするバリアブルリラクタ
    ンス型レゾルバの零位置検出装置。
JP6632099A 1999-03-12 1999-03-12 バリアブルリラクタンス型レゾルバの零位置検出装置 Expired - Fee Related JP2999473B1 (ja)

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