JP2002119032A - 回転検出器の鉄心構造 - Google Patents

回転検出器の鉄心構造

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JP2002119032A
JP2002119032A JP2000303619A JP2000303619A JP2002119032A JP 2002119032 A JP2002119032 A JP 2002119032A JP 2000303619 A JP2000303619 A JP 2000303619A JP 2000303619 A JP2000303619 A JP 2000303619A JP 2002119032 A JP2002119032 A JP 2002119032A
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stator
slots
winding
rotation detector
core structure
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JP2000303619A
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English (en)
Inventor
Kanji Kitazawa
完治 北沢
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Tamagawa Seiki Co Ltd
Original Assignee
Tamagawa Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、積層枚数をスロット数と同一か又
はスロット数の公約数とすることにより、薄型において
も磁気特性のバラツキをなくすことを目的とする。 【解決手段】 本発明による回転検出器の鉄心構造は、
固定子(5)の固定子片(1a)の積層枚数は、スロット(2)の
スロット数と同一か又はスロット数の公約数とすること
により、厚さ4ミリ以下0.5ミリ以上を可能とする構
成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転検出器の鉄心
構造に関し、特に、固定子片の積層枚数をスロット数と
同一か又はスロット数の公約数とすることにより、転積
時の余りをなくし、転積厚さを薄くした場合でも磁気特
性の回転方向のバラツキをなくし、レゾルバ、シンクロ
等の回転検出器の検出精度を得ることができるようにす
るための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種の回転検出
器の1例であるバリアブルリラクタンス型レゾルバの鉄
心構造としては、例えば、特開平8−178611号公
報に開示された構成を挙げることができる。すなわち、
図示していないが、鉄心である固定子は、その積層厚が
厚く、固定子片の枚数も多いため、各固定子片を例えば
1スロット毎にずらせて転積させ、各極歯の回転方向に
おける磁気特性に偏りが発生しないようにする場合、回
転方向の余りが発生して回転方向全周に磁気特性の方向
性のバラツキが多少存在しても、レゾルバの検出精度に
は殆んど悪影響を与えることはなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の回転検出器の鉄
心構造は、以上のように構成されていたため、次のよう
な課題が存在していた。すなわち、従来のように厚さが
8〜10ミリ位で多数枚(例えば、20〜30枚)の固
定子片が転積されている場合は、前述のように殆んど問
題がないが、厚さが4ミリ以下0.5ミリ以上となり、
その転積枚数が少なく(例えば、4〜12枚)なると、
回転方向の磁気特性のバラツキが大きくなり、レゾルバ
の検出精度が低下し、実用化が困難であった。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、固定子片の積層枚数をスロ
ット数と同一か又はスロット数の公約数とすることによ
り、転積時の余りをなくし、転積厚さを薄くした場合で
も磁気特性の回転方向のバラツキをなくし、レゾルバ、
シンクロ等の回転検出器の検出精度を得ることができる
ようにした回転検出器の鉄心構造を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による回転検出器
の鉄心構造は、固定子及び回転子と、前記固定子及び回
転子と磁気的に共働する励磁巻線と出力巻線を用いる回
転検出器の鉄心構造において、前記固定子の固定子片の
積層枚数は前記スロットのスロット数と同一か又は前記
スロット数の公約数とした構成であり、また、前記各固
定子片は転積によって積層され、前記転積の飛びピッチ
は(スロット数/固定子片枚数)×n(任意の整数)で
ある構成であり、また、前記固定子の積層厚は、4mm
以下0.5mm以上の構成である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による回
転検出器の鉄心構造の好適な実施の形態について説明す
る。なお、本実施の形態においては、1例として、巻線
を有しない回転子を用いたバリアブルリラクタンス型レ
ゾルバの場合について述べる。図1において符号1で示
されるものは、12個の突極3間に各々形成された12
個のスロット2を有する輪状の固定子であり、各突極3
には、各スロット2内に位置するように1相の励磁巻線
4が巻回されている。なお、この励磁巻線4の極数はス
ロット2の数と同一である。この固定子1の中心位置に
は、巻線を有しない鉄心のみよりなる回転子が回転自在
に設けられ、この回転子5の中心が固定子1の中心とず
れて偏心しているため、この回転子5と固定子1の突極
3との間のギャップパーミアンスは角度θに対して正弦
波状に変化するように前述回転子5は構成されている。
なお、この回転子5は、偏心構成に限らず、同心で形状
が円でなく変形して凹凸形等とした場合も同じ作用を有
するものである。
【0007】また、2相で互いに電気角が90°異なっ
て各スロット2に1スロットピッチ(スロット飛びを伴
うことなく、各スロットに順次巻線を入れる状態)で巻
かれたSIN出力巻線6及びCOS出力巻線7は、図1
には示していないが図3で示される状態のように、その
誘起電圧分布が各々正弦波分布となるように分布巻き
(その巻線の巻き数(量)も正弦波分布状となる)で構
成されている。前記各出力巻線6,7の巻数は、SIN
θ(COSθ)に比例したターン数でかつその極性(正
極又は逆巻)は、SIN出力電圧8とCOS出力電圧9
の各スロット2位置での極性に合うように、励磁巻線4
の極性を考慮しつつ決定する。
【0008】すなわち、図2に示すように、励磁巻線4
が正巻で出力巻線6,7が正巻の場合は同相出力、励磁
巻線4が正巻で出力巻線6,7が逆巻の場合は逆相出
力、励磁巻線4が逆巻で出力巻線6,7が正巻の場合は
逆相出力、励磁巻線4が逆巻で出力巻線6,7が逆巻の
場合は同相出力となる巻線構造を前提として、SIN出
力電圧8及びCOS出力電圧9がSIN状及びCOS状
となるように各出力巻線6,7の極性(正巻が逆巻)を
決める。なお、前述の図1の構成は、2相出力の1X
(Xは軸倍角)の場合を示しているが、n相出力及び多
極出力型(2X以上)も可能であることは述べるまでも
なく、前述の12スロットの場合に限ることなく、12
以外の例えば4〜8、14〜16何れのスロット数も可
能である。また、図1の構成は、1相励磁/n相(2
相)出力の場合を示しているが、励磁側と出力側を逆と
し、n相(2相)励磁/1相出力とすることも可能であ
る。
【0009】前記固定子1は、従来のように20〜30
枚の固定子片1aを転積して積層させるのではなく、そ
の厚さを例えば4ミリ以下0.5ミリ以上の薄型とし、
従来よりも薄型のレゾルバ、シンクロ等の回転検出器を
構成して適用する場合を示しており、この形態では、1
2スロットでこのスロット数と同一の12枚の固定子片
1aを用いている。
【0010】すなわち、図2で示されるように、12枚
の固定子片1aを用い、P位置に対して1枚目の固定子
片1aの極歯Aを位置させ、順次、P位置に対する極歯
位置を極歯B、C、D、E、F、G、H、I、J、K、
Lのように1スロットずつ回転させてずらせることによ
り転積が行われて12枚の固定子片1aの積層が達成さ
れる。
【0011】従って、P位置においては、各固定子片1
aの極歯A〜L迄が積層されたことになり、他の全ての
11の位置においても同様に全ての極歯A〜Lが積層さ
れることになり、12枚の固定子片1aが転積されて形
成された固定子1の全ての極歯位置において、全ての極
歯A〜Lが積層され、磁気的な特性のバラツキが抑制さ
れる。なお、前述の形態においては、12スロットの場
合にスロット数と同一の枚数の固定子片1aを用いた場
合について述べたが、12枚以外の枚数で厚さが4ミリ
以下0.5ミリ以上となる固定子1の構成についても同
様の作業効果を得ることができる。また、固定子片1a
の枚数は、前述のようにスロット数と同一に限らず、ス
ロット数の公約数とすることもできる。また、転積の飛
びピッチは、(スロット数/固定子片枚数)×n(任意
の整数)である。なお、本発明はモータ等を除くバリア
ブルリラクタンス型又は回転子に巻線を有する構成のレ
ゾルバ、シンクロ等の回転検出器に適用できるもので、
固定子に励磁巻線又は出力巻線を設け、回転子に励磁巻
線又は出力巻線を設ける構成、固定子に励磁巻線と出力
巻線を設け、回転子は巻線を設けないバリアブルリラク
タンス型レゾルバに適用でき、固定子1と回転子5に対
して各巻線が磁気的に相互作用すなわち磁気的に共働す
る構成に適用できるものである。
【0012】
【発明の効果】本発明による回転検出器の鉄心構造は、
以上のように構成されているため、次のような効果を得
ることができる。すなわち、厚さを薄く(本形態では4
ミリ以下0.5ミリ以上)して積層枚数を少なく(最小
2枚)した場合でも、スロット数と同一又は公約数の枚
数の固定子片を用いて転積させるため、転積時の各磁極
の余りや不足が生じることがなく、同一状態とすること
ができ、回転方向の磁気特性のバラツキがなく、薄型と
した場合の磁気特性を良好とし、枚数の少ない薄型の回
転検出器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による回転検出器の鉄心構造を示す構成
図である。
【図2】図1の要部の転積の状態を示す構成図である。
【図3】図1の巻線状態を示す構成図である。
【符号の説明】
1 固定子 1a 固定子片 2 スロット 4 励磁巻線 5 回転子 6,7 出力巻線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子(1)及び回転子(5)と、前記固定子
    (1)及び回転子(5)と磁気的に共働する励磁巻線(4)と出
    力巻線(6、7)を用いる回転検出器の鉄心構造において、
    前記固定子(1)の固定子片(1a)の積層枚数は前記スロッ
    ト(2)のスロット数と同一か又は前記スロット数の公約
    数としたことを特徴とする回転検出器の鉄心構造。
  2. 【請求項2】 前記各固定子片(1a)は転積によって積層
    され、前記転積の飛びピッチは(スロット数/固定子片
    枚数)×n(任意の整数)であることを特徴とする請求
    項1記載の回転検出器の鉄心構造。
  3. 【請求項3】 前記固定子(1)の積層厚は、4mm以下
    0.5mm以上であることを特徴とする請求項1又は2
    記載の回転検出器の鉄心構造。
JP2000303619A 2000-10-03 2000-10-03 回転検出器の鉄心構造 Pending JP2002119032A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006242758A (ja) * 2005-03-03 2006-09-14 Honda Motor Co Ltd レゾルバと車両用操舵装置
JP2007051909A (ja) * 2005-08-17 2007-03-01 Tamagawa Seiki Co Ltd レゾルバ
JP2007209186A (ja) * 2006-02-06 2007-08-16 Mitsubishi Electric Corp 同期電動機及び同期電動機の製造方法
JP2008310564A (ja) * 2007-06-14 2008-12-25 Tamagawa Seiki Co Ltd 回転型有限角度検出器

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030506