JP2999401B2 - 回転飾り機構 - Google Patents

回転飾り機構

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JP2999401B2
JP2999401B2 JP26236295A JP26236295A JP2999401B2 JP 2999401 B2 JP2999401 B2 JP 2999401B2 JP 26236295 A JP26236295 A JP 26236295A JP 26236295 A JP26236295 A JP 26236295A JP 2999401 B2 JP2999401 B2 JP 2999401B2
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浩 加部
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時計に使用されて
いる往復回転をする回転飾り機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、往復回転をする回転飾り機構に
おいては、同心に軸支された2枚の円板に互いに極性が
異なる磁石を対向配置した電磁テンプを、それら磁石の
間に配置された検知コイルと駆動コイルからなるコイル
で磁石の接近により検知コイルに生じる電流を増幅して
駆動コイルを励磁することにより往復回転させる電磁テ
ンプ式モーターが使用されており、その回転により、回
転飾りを往復回転させていた。このような電磁テンプ式
モーターを使用する場合、起動時に電磁テンプの磁石が
コイルに対向する位置に停止していることが必要であ
る。このため、従来は、手動で電磁テンプを起動した
り、渦巻バネ等を使用して電磁テンプの磁石がコイルに
対向する位置で停止するように構成していた。
【0003】一方、従来の回転飾り機構は、その回転と
形状の変化による装飾性の向上が図られることが多いも
のであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の回転飾り機
構においては、起動時に手動で電磁テンプを動かした
り、又は電磁テンプの磁石の停止位置や往復回転の状態
を定めるため、渦巻バネ等を使用していたので、起動や
組立に手間がかかるという課題があった。
【0005】また、回転飾りの形状の変化だけでは、装
飾性を大きく向上させることは困難であり、新たな手法
が望まれていた。そこで、近年、回転飾りを発光させる
ものも案出されたが、単に回転飾りを発光させるだけで
は趣味性が低く、また、その発光部を点滅させて装飾性
を向上させるには、点灯、消灯のための新たなスイッチ
等を設ける必要が生じるという課題があった。
【0006】本発明は、上記従来例の課題に鑑みなされ
たもので、その目的は、組立が容易で、しかもスイッチ
等を増設することなく回転飾りの動作に同期して作動す
る付加機構を設けて装飾性を向上させた回転飾り機構を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の回転飾り機構
は、往復回転する駆動部と、該駆動部により駆動される
回転飾りと、前記駆動部に係合して該駆動部の往復回転
動作を制御する第1の板バネと、該第1の板バネが前記
駆動部の往復回転によりわん曲すると該第1の板バネに
接触する第2の板バネと、前記第1及び第2の板バネを
介して電力あるいは信号が供給されると作動する付加機
構と、からなるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の回転飾り機構において
は、第1の板バネが駆動部に係合してその往復動及び停
止時の位置を規制している。このため、渦巻バネ等に比
べて組立が容易であり、その配置も容易に変更すること
ができる。また、この第1の板バネの近傍に第2の板バ
ネを設け、第1の板バネがわん曲したときにこれに第2
の板バネが接触するように構成し、更に、この第1及び
第2の板バネをスイッチとして付加機構を作動させてい
る。このため、付加機構の動作を回転飾りの動作に同期
させることができ、しかも付加機構を作動させるスイッ
チを駆動部の位置規制をするための板バネと兼用してい
るため、新たなスイッチを設ける必要もないものであ
る。また、第2の板バネにより駆動部の往復動を制御す
る際、回転力が調整し易くなる。
【0009】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係る回転飾り機構
を示す断面図、図2はその要部のみを取り出した平面図
である。2は往復回転する駆動部であり、本実施例にお
いては、電磁テンプ6とコイル9からなる電磁テンプ式
モーター4と、大きな回転角度で往復回転する電磁テン
プ6の回転動作を減速することにより小さな角度で往復
回転する動作に変換する減速用の減速歯車8とから構成
されている。電磁テンプ6は、ケース10、12間に同
心に軸支された2枚の円板14、16と、この円板1
4、16の対向する面上にそれぞれ異なる極が向き合う
ように対向配置された磁石18、20と、これら円板1
4、16と共に回転し且つ減速歯車8に噛み合う小歯車
22と、からなるものである。また、コイル9は、検知
コイルと駆動コイルを有し、磁石18、20の間に位置
するように回路基板24に取り付けられている。この電
磁テンプ式モーター4は、前述した従来のものと同様
に、磁石18、20の接近により検知コイルに電流が流
れると、回路基板24の回路にて駆動コイルを励磁して
磁石18、20を吸引・反発し、その力により電磁テン
プ6が回転するものである。
【0010】26は導電性を有する第1の板バネであ
る。この第1の板バネ26は、その一方の端部26aが
回路基板24に電気的に接続されるように絶縁性の取付
部28を介して回路基板24に固定されており、他方の
端部26bが減速歯車8の端面上に設けられた電磁テン
プ6の停止位置を規制するための2本のピン30、32
の間に位置するように設置されている。この第1の板バ
ネ26は、減速歯車8の回転によりピン30、32が移
動するとこれらに係合してわん曲するように構成されて
いる。
【0011】34、36は導電性を有する第2の板バネ
であり、第1の板バネ26をその可動方向から挟むよう
に配置されている。この第2の板バネ34、36の各一
方の端部34a、36aは取付部28を介して回路基板
24に固定されており、他方の端部34b、36bは第
1の板バネ26の中程と一定の間隔をもつように位置付
けられている。
【0012】本実施例における第1の板バネ26と第2
の板バネ34、36は、接触することによりオン状態と
なる板バネスイッチを構成している。
【0013】38は電磁テンプ6と同軸に軸支された回
転飾りである。また、40、42は上記板バネスイッチ
がオン状態になると作動する付加機構であり、本実施例
においては豆電球、LED等の発光体からなる。
【0014】次に上記構成からなる回転飾り機構の動作
を説明する。はじめに、非通電時において減速歯車8は
第1の板バネ26とピン30又は32が係合することに
よりほぼ一定の位置に停止する。このため、減速歯車8
に小歯車22を介して噛み合う電磁テンプ6も、その起
動時にほぼ一定の位置に停止することになる。このよう
に、第1の板バネ26により電磁テンプ6が一定の位置
に停止しているときには、磁石18、20とコイル9と
が対向することになり、通電すると即座にコイル9の駆
動コイルが励磁されて電磁テンプ6は揺動しながら徐々
に往復回転を始める。
【0015】上記のように電磁テンプ6が起動される
と、減速歯車8も回転し、その回転によりピン30又は
32が第1の板バネ26の端部26bに係合し、所定の
角度まで回転すると第1の板バネ26のバネ力によりそ
の回転が抑制されて逆方向に回転する。そして、上記動
作をくり返すことにより減速歯車8は一定の角度内で往
復回転し、これにより電磁テンプ6は更に大きな角度内
で往復回転して回転飾り38を往復回転させる。
【0016】一方、電磁テンプ6及び減速歯車8が、図
3に示すように例えば図中時計方向に所定の角度まで回
転すると、第1の板バネ26はその先端26bがピン3
0により押されてその先端26bが図中下方に向くよう
にわん曲する。このときに、第1の板バネ26はその可
動方向に隣接して設けられている一方の第2の板バネ3
6に接触する。この第1の板バネ26と第2の板バネ3
4、36は、図4に示すように、板バネスイッチ44を
構成する可動片26と接点34、36として作用するよ
うに回路が形成されており、この板バネスイッチ44及
び回路中の抵抗46を介して発光体40、42が電源に
接続される。従って、電磁テンプ6及び減速歯車8が所
定の角度回転すると、第1の板バネ26と第2の板バネ
36又は34が接触してオン状態になり、これにより発
光体40、42が点灯する。このような発光体40、4
2の点灯は、電磁テンプ6及び減速歯車8が時計・反時
計方向にそれぞれ所定角度回転したときに点灯すること
になり、このときに回転飾り38がその回転方向を変え
るため回転が遅く又は停止したときにそれに同期して点
灯することになる。尚、第1の板バネ26と第2の板バ
ネ34、36の接触にそれぞれ対応させて発光体40、
42を点灯するように構成しても良いし、いずれの板バ
ネが接触しても両方共に点灯するように構成しても良
い。
【0017】尚、上記実施例においては、第2の板バネ
34、36を2枚の板バネで構成しているため、第1の
板バネ26のバネ力をいずれの回転方向にも補助し、更
に第1の板バネ26の可動範囲を規制する役割も果たし
ている。特に、第1の板バネ26のバネ力を弱くするこ
とにより減速歯車8の回転角度が広がると共に回転速度
も遅くなり、ゆったりとした回転飾り38の回転動作を
得ることができる。このため、第1の板バネ26のバネ
力を弱くすることが好ましいが、このバネ力を弱くする
と減速歯車8の回転範囲を規制することができなくなる
こともある。しかし、本実施例においては、一対の第2
の板バネ34、36を設けているので、これらで第1の
板バネ26の可動範囲を規制することができ、回転力が
調整し易くなる。また、この第2の板バネ34、36の
一方を削減すると、第2の板バネが設けられている方向
と設けられていない方向への回転では回る角度や反転時
の回転速度が変わり、回転方向により変則的な回転飾り
38の回転を得ることができるようになる。また、この
場合、回転飾り38が一方に回転したときにのみ発光体
42、40が点灯することになる。
【0018】また、上記実施例においては付加機構とし
て発光体を用いたが、この他、電子音等を発する発音
体、人形等の動作部材等であっても良い。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、第1の板バネにより減
速歯車及び電磁テンプの起動時における位置が規制され
ているので、渦巻バネを使用したり、手動で電磁テンプ
を動かす必要がなく、組立も容易にすることができる。
【0020】また、回転飾りの動作に同期して作動する
付加機構を作動させるためのスイッチを、第1の板バネ
と兼用することにより別途スイッチ等を設けることなく
趣味性及び装飾性の高い回転飾りを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る回転飾り機構を示す断
面図である。
【図2】図1に示す回転飾り機構の要部のみを取り出し
た平面図である。
【図3】図2に示す減速歯車が時計方向に所定角度回転
したときの状態を示す要部のみの平面図である。
【図4】図1に示す回転飾り機構の回路構成を示す回路
図である。
【符号の説明】
2 駆動部 4 電磁テンプ式モーター 6 電磁テンプ 8 減速歯車 9 コイル 26 第1の板バネ 30、32 ピン 34、36 第2の板バネ 38 回転飾り 40、42 発光体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G04B 45/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動部と、 該駆動部により駆動される回転飾りと、 前記駆動部に係合して該駆動部の往復回転動作を抑制す
    る板バネと、 該板バネが前記駆動部の往復回転によりわん曲すると該
    板バネに接触しオン状態になるスイッチと、 該板スイッチがオン状態になると作動する付加機構と、 を備えたことを特徴とする回転飾り機構。
  2. 【請求項2】 往復回転する駆動部と、 該駆動部により駆動される回転飾りと、 前記駆動部に係合して該駆動部の往復回転動作を制御す
    る第1の板バネと、 該第1の板バネが前記駆動部の往復回転によりわん曲す
    ると該第1の板バネに接触する第2の板バネと、 前記第1及び第2の板バネを介して電力あるいは信号が
    供給されると作動する付加機構と、 からなることを特徴とする回転飾り機構。
  3. 【請求項3】 前記第2の板バネは、前記第1の板バネ
    がわん曲しながら往復動する範囲を規制すべく前記第1
    の板バネを挟むように配置された一対の板バネからなる
    ことを特徴とする請求項2記載の回転飾り機構。
JP26236295A 1995-09-14 1995-09-14 回転飾り機構 Expired - Lifetime JP2999401B2 (ja)

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