JP3602999B2 - 振り子装置 - Google Patents

振り子装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3602999B2
JP3602999B2 JP2000021872A JP2000021872A JP3602999B2 JP 3602999 B2 JP3602999 B2 JP 3602999B2 JP 2000021872 A JP2000021872 A JP 2000021872A JP 2000021872 A JP2000021872 A JP 2000021872A JP 3602999 B2 JP3602999 B2 JP 3602999B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pendulum
light
light source
diffraction grating
pendulum device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000021872A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001208868A (ja
Inventor
伊藤  博
宏 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rhythm Watch Co Ltd
Original Assignee
Rhythm Watch Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rhythm Watch Co Ltd filed Critical Rhythm Watch Co Ltd
Priority to JP2000021872A priority Critical patent/JP3602999B2/ja
Publication of JP2001208868A publication Critical patent/JP2001208868A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3602999B2 publication Critical patent/JP3602999B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Toys (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、振り子と、振り子の揺動に応じて点灯する光源とを備えた振り子装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、時計等に用いられる振り子装置としては、例えば実開昭61−176486号に記載されたもののように、振り子の揺動に応じて点灯する光源を備えたものが知られている。
【0003】
同号に記載された振り子装置は、振り子の駆動と光源の点灯とを一つの回路にて同時に行うものであり、振り子や文字盤等に設けた光源を、振り子が所定の位置にきたときに点灯するように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述したような振り子装置については、見た目の面白さや美しさが重要視されており、装飾性の点で、より印象的な動作が得られる新たな構成が望まれている。
【0005】
そこで本発明は、こうした現状に鑑み、装飾性に優れた振り子装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本願第1請求項に記載した発明は、振り子と、前記振り子の揺動に応じて点灯する光源とを備えた振り子装置において、前記振り子には光を透過する透光部を設け、前記光源は、前記透光部の揺動域後方から光をもたらすとともに、前記透光部が当該光源の正面を通過する際に点灯する構成の振り子装置であり、このような構成によると、振り子の揺動に伴い、振り子の透光部がチカチカと明滅して見えることから、振り子の揺動及び光源の点灯からなる趣向が一層向上され、その結果、装飾性に優れた振り子装置が得られる。
【0007】
本願第2請求項に記載した発明は、請求項1において、前記振り子を駆動する振り子駆動回路を備え、前記光源は、前記振り子駆動回路にトランジスタを介して接続した構成の振り子装置であり、このような構成によると、振り子の駆動と光源の点灯とが、一つの回路にて同時に行われ、それらが効率よく駆動及び点灯される。
【0008】
本願第3請求項に記載した発明は、請求項1又は2において、前記透光部には、少なくとも一枚の回折格子板を設けた構成の振り子装置であり、このような構成によると、光源の光が、回折格子板を通し、光の模様として観察され、透光部の明滅が、より興味深いものとなる。
【0009】
特に、そのような光の模様は、回折格子板を複数枚重ねることにより、適宜設定することが可能である。
【0010】
ここで、回折格子板とは、細かなスリットや溝からなる平面格子が形成された透光牲を有するシート或いは板材である。光源の光は、これらのスリットや溝で回折され、回折された多数の光が互いに干渉することにより、例えば複数の点像となる。
【0011】
本願第4請求項に記載した発明は、請求項3において、前記光源と前記透光部との間には、前記光源の光を反射する反射鏡を介在した構成の振り子装置であり、このような構成によると、光源と回折格子板との間隔が効率よく設定される。
【0012】
すなわち、回折格子板を通して観察される光の模様は、回折格子板と光源との距離にも影響するので、仮に、光源から回折格子板へ光を直進させると、それらの間隔を設定するうえで、装置の大型化を招く場合がある。しかし本発明では、光源と回折格子との間に反射鏡を介在することにより、それらの配置の自由度が確保され、そのような不都合が確実に回避される。
【0013】
本願第5請求項に記載した発明は、請求項1乃至4のいずれか記載の振り子装置を備えた構成の時計であり、このような構成によると、時計の外観がより面白く構成される。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の具体例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0015】
図1乃至図2に示すように、本例の振り子装置1は、時計(全体は図示せず)に設けられた基板200に、振り子300を配置してなるものである。
【0016】
基板200には、振り子300を支持する支軸210を設けるとともに、振り子300の基端には、支持軸210に係止される係止部310を設けている。
【0017】
振り子300は、その先端に振り玉320を有し、この振り玉320の中央には、光を透過する円形状の透光部330を設けている。
【0018】
本例の透光部330は、振り玉320に形成した丸孔に、スモーク状の着色を施した透明な板材を嵌め込んで構成している。
【0019】
また、振り玉320には、振り子300駆動用の磁石340を設けるとともに、その下部には、磁石340に作用する振り子駆動回路400を設けている。
【0020】
一方、基板200の要所には孔部220を設けており、この孔部220には、振り子300の揺動に応じて点灯する光源500を装着している。
【0021】
本例の光源500は、振り子駆動回路400に接続した発光ダイオードであり、透光部330の揺動域後方から光をもたらすとともに、透光部330がその正面を通過する際に点灯するように構成している。
【0022】
図3に示すように、振り子駆動回路400は、電源410に接続された駆動コイル420及び検出コイル430を備え、振り子300の揺動時においては、磁石340が振り子駆動回路400の上部を通過する際に、検出コイル430に誘起電圧を発生する。そして、検出コイル430に誘起電圧が発生すると、駆動コイル420には電流が流れ、駆動コイル420が磁石340を反発することにより、振り子300を加勢して駆動する。
【0023】
また、同図に示すように、光源500は、振り子駆動回路400に対し、第1トランジスタ440、及び第2トランジスタ450を介して接続しており、光源500は、駆動コイル420に電流が流れている間、点灯する。
【0024】
すなわち、検出コイル430に誘起電圧が発生すると、第1トランジスタ440が導通して、駆動コイル420に電流が流れるとともに、第1トランジスタ440の端子が低レベルに落ちて、第2トランジスタ450が導通する。従って、電源410より光源500に電流が流れ、光源500が点灯する。
【0025】
このような構成によると、振り子300は駆動回路400にて揺動し、光源500は、その正面を透光部330が通過する際に点灯する。つまり、透光部330は、磁石340が駆動回路400の上部となる位置において、光源500の光で後方から照らされることにより、輝いて見える。
【0026】
尚、本例の振り子装置1は、時計の振り子として用いたのであるが、このような振り子装置1の構成は、例えば看板や、ショーウィンドウのディスプレイ、室内の置き飾り等にも利用することができる。
【0027】
また、より複雑な動作を得るには、振り子を複数設けたり、一つの振り子に対して複数の透光部や複数の光源を設けたりしてもよい。
【0028】
以上説明したように、本例の振り子装置によると、振り子には光を透過する透光部を設け、光源は、透光部の揺動域後方から光をもたらすとともに、透光部が当該光源の正面を通過する際に点灯するので、振り子の揺動に伴い、振り子の透光部がチカチカと明滅して見えることから、振り子の揺動及び光源の点灯からなる趣向を一層向上することができ、その結果、装飾性に優れた振り子装置を得ることができる。
【0029】
また、本例の振り子装置によると、振り子を駆動する振り子駆動回路を備え、光源は、振り子駆動回路にトランジスタを介して接続したので、振り子の駆動と光源の点灯とを、一つの回路にて同時に行うことができ、それらを効率よく駆動及び点灯することができる。
【0030】
また、本例の時計は、かかる振り子装置を備えたものであり、その外観をより面白く構成することができる。
【0031】
次に、本発明の他の具体例を図4乃至図6を用いて説明する。
【0032】
本例の振り子装置1は、透光部330に一枚の回折格子板331、又は複数枚の回折格子板331,332を設けたものである。尚、その他の基本的な構成は、前述した具体例と同様であるので、共通する部材には同一の符号を付すとともに、その説明を省略する。
【0033】
図4に示すように、本例の回折格子板331は、後方から照射された光源500の光を、複数の点像とするものであり、前述したスモーク状の着色を施した透明な板材に対し、その前面又は裏面に設けている。
【0034】
或いは、前記透明な板材は、透光部330の丸孔に回折格子板331を張ることにより、省略してもよい。
【0035】
更には、図5に示すように、複数枚の回折格子板331,332を重ねることにより、その模様を適宜設定してもよい。
【0036】
また、このような回折格子板331,332による模様は、光源500との距離に影響することから、光源500と透光部330との間隔を大きく設定する場合には、図6に示すように、光源500と透光部330との間に、光源500の光を反射する反射鏡600を介在し、反射鏡600で反射した光を基板200の孔部220から発射するように構成する。仮に、光源500と透光部330との間隔が非常に狭いと、回折格子板331,332を通して見える複数の点像が、狭い範囲に寄り集まって見えることとなるが、同図の構成によれば、そのような点像の広がりを比較的大きく設定することができる。
【0037】
しかるに、光源500と透光部330との間に反射鏡600を介在することにより、それらの配置を適宜設定し、振り子装置1の不要な大型化を回避している。
【0038】
尚、このように反射鏡600を介在する場合において、光源500の正面とは、すなわち光源500の光を発射する孔部220の正面である。
【0039】
以上説明したように、本例の振り子装置によると、透光部には、少なくとも一枚の回折格子板を設けたので、光源の光を、回折格子板を通し、光の模様として観察することができ、透光部の明滅を、より興味深いものにすることができる。
【0040】
特に、そのような光の模様は、回折格子板を複数枚重ねることにより、適宜設定することができる。
【0041】
また、本例の振り子装置によると、光源と前記透光部との間には、前記光源の光を反射する反射鏡を介在した構成の振り子装置であり、このような構成によると、光源と回折格子板との間隔を効率よく設定することができる。
【0042】
すなわち、回折格子板を通して観察される光の模様は、回折格子板と光源との距離にも影響するので、仮に、光源から回折格子板へ光を直進させると、それらの間隔を設定するうえで、装置の大型化を招く場合がある。しかし本発明では、光源と回折格子との間に反射鏡を介在することにより、それらの配置の自由度を確保することができ、そのような不都合を確実に回避することができる。
【0043】
【発明の効果】
本願第1請求項に記載した発明は、振り子と、前記振り子の揺動に応じて点灯する光源とを備えた振り子装置において、前記振り子には光を透過する透光部を設け、前記光源は、前記透光部の揺動域後方から光をもたらすとともに、前記透光部が当該光源の正面を通過する際に点灯する構成の振り子装置であり、このような構成によると、振り子の揺動に伴い、振り子の透光部がチカチカと明滅して見えることから、振り子の揺動及び光源の点灯からなる趣向を一層向上することができ、その結果、装飾性に優れた振り子装置を得ることができる。
【0044】
本願第2請求項に記載した発明は、請求項1において、前記振り子を駆動する振り子駆動回路を備え、前記光源は、前記振り子駆動回路にトランジスタを介して接続した構成の振り子装置であり、このような構成によると、振り子の駆動と光源の点灯とを、一つの回路にて同時に行うことができ、それらを効率よく駆動及び点灯することができる。
【0045】
本願第3請求項に記載した発明は、請求項1又は2において、前記透光部には、少なくとも一枚の回折格子板を設けた構成の振り子装置であり、このような構成によると、光源の光を、回折格子板を通し、光の模様として観察することができ、透光部の明滅を、より興味深いものにすることができる。
【0046】
特に、そのような光の模様は、回折格子板を複数枚重ねることにより、適宜設定することができる。
【0047】
本願第4請求項に記載した発明は、請求項3において、前記光源と前記透光部との間には、前記光源の光を反射する反射鏡を介在した構成の振り子装置であり、このような構成によると、光源と回折格子板との間隔を効率よく設定することができる。
【0048】
本願第5請求項に記載した発明は、請求項1乃至4のいずれか記載の振り子装置を備えた構成の時計であり、このような構成によると、時計の外観をより面白く構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体例に係り、振り子装置を示す正面図である。
【図2】本発明の具体例に係り、振り子装置を示す側面図である。
【図3】本発明の具体例に係り、振り子駆動回路の回路図である。
【図4】本発明の具体例に係り、回折格子板の説明図である。
【図5】本発明の具体例に係り、回折格子板の説明図である。
【図6】本発明の具体例に係り、振り子装置を示す側面図である。
【符号の説明】
1 振り子装置
200 基板
210 支軸
220 孔部
300 振り子
310 係止部
320 振り玉
330 透光部
331 回折格子板
332 回折格子板
340 磁石
400 振り子駆動回路
410 電源
420 駆動コイル
430 検出コイル
440 第1トランジスタ
450 第2トランジスタ
500 光源
600 反射鏡

Claims (5)

  1. 振り子と、前記振り子の揺動に応じて点灯する光源とを備えた振り子装置において、
    前記振り子には光を透過する透光部を設け、
    前記光源は、前記透光部の揺動域後方から光をもたらすとともに、前記透光部が当該光源の正面を通過する際に点灯することを特徴とする振り子装置。
  2. 前記振り子を駆動する振り子駆動回路を備え、前記光源は、前記振り子駆動回路にトランジスタを介して接続したことを特徴とする請求項1記載の振り子装置。
  3. 前記透光部には、少なくとも一枚の回折格子板を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の振り子装置。
  4. 前記光源と前記透光部との間には、前記光源の光を反射する反射鏡を介在したことを特徴とする請求項3記載の振り子装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか記載の振り子装置を備えたことを特徴とする時計。
JP2000021872A 2000-01-31 2000-01-31 振り子装置 Expired - Fee Related JP3602999B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000021872A JP3602999B2 (ja) 2000-01-31 2000-01-31 振り子装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000021872A JP3602999B2 (ja) 2000-01-31 2000-01-31 振り子装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001208868A JP2001208868A (ja) 2001-08-03
JP3602999B2 true JP3602999B2 (ja) 2004-12-15

Family

ID=18548229

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000021872A Expired - Fee Related JP3602999B2 (ja) 2000-01-31 2000-01-31 振り子装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3602999B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5221095B2 (ja) * 2007-09-28 2013-06-26 リズム時計工業株式会社 コイル巻線検査方法および検査装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001208868A (ja) 2001-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4851784B2 (ja) 照射と絵画的画像形成の二重機能を具備する光学装置
US20100097897A1 (en) Time piece with led light means
US20070103922A1 (en) Illuminated vehicle identification sign
JPS6158835B2 (ja)
JP2004526178A (ja) サンドイッチ状パネル部材
JP3602999B2 (ja) 振り子装置
US20130301138A1 (en) Marking board with back-focusing and brightness enhancement effect
JPH09264969A (ja) 時 計
KR20110000795U (ko) 십자수 시계
JP2000347603A (ja) 表示装置
US1683263A (en) Display device
JP2002132192A (ja) 道路標識用バックライト型表示装置
WO2005018353A2 (en) Lenticular display backlit by an electro-luminescent light source
JP2003247871A (ja) 車両用計器
KR102255762B1 (ko) 광고홍보용 그림자 스탠드조명
JPH04155702A (ja) 車両用表示装置
JPH0419585Y2 (ja)
JP3092700U (ja) 発光うちわ
JP2001215910A (ja) 装飾装置
JP2509402Y2 (ja) 発光ダイオ―ド利用装飾品
JP4056689B2 (ja) 車両用表示装置
KR200227943Y1 (ko) 조명거울이 설치된 탁상용 시계
JP2006000269A (ja) 遊技機の装飾装置
JP3100660U (ja) 遊技機の画像飛び出し装置
KR20150106182A (ko) Led 사인보드

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040906

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040914

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040927

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees