JP5221095B2 - コイル巻線検査方法および検査装置 - Google Patents
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Description
次に、振り子駆動回路20の具体回路構成について説明する。NPNトランジスタ21のコレクタは抵抗22の一方の端子に接続され、ベースはキャパシタ25,26と抵抗27の一方の端子に接続され、またエミッタはグランドに接続される。
抵抗22の他方の端子はドライブコイル23の一方の端子に接続され、このドライブコイル23の他方の端子は電源端子Vccに接続される。キャパシタ25の他方の端子は、抵抗22とドライブコイル23の共通接続点に接続される。キャパシタ26の他方の端子は、センサコイル24の一方の端子に接続され、このセンサコイル24の他方の端子は電源端子Vccに接続される。そして、抵抗27の他方の端子は電源端子Vccに接続される。
図13に示すように、ドライブコイル23と抵抗22の共通接続点に外部からテスト信号を入力する。テスト信号として、例えば矩形パルス信号を入力する。なお、テスト期間中は、電源端子Vccから電圧を振り子駆動回路20に供給せず、テスト信号をドライブコイル23とセンサコイル24に供給して、このドライブコイル23とセンサコイル24の両端の接続部分の波形を観測する。
図14(b)に、ドライブコイル23またはセンサコイル24のどちらか一方の巻き始めと終わりが逆になった不良品の波形を示す。図14(b)に示すように、巻線方向が設定された方向と異なると、一定電圧(DC電圧)を示すがパルス波形は観測されない。
また、図15(b)にセンサコイル24が断線した不良品の例を示す。観測された波形は、良品の場合の波形と類似しているが、波形のセンター値が異なる。
さらに、従来のコイル巻線方向検査は、量産設備としてオシロスコープが必要となる上、波形観察による良品/不良品(OK/NG)判定を行うので、検査漏れが発生するなどの不利益がある。
上記能動素子の上記出力端子を仮想接地し、上記第1と第2のコイルにテスト用信号を印加する信号供給部と、上記第1と第2のコイルの起電力差に対応する波形を検出し、その検出結果を表示する信号検出部とを有する。
発振器30は、シュミットトリガ回路を用いた発振回路とシュミットトリガ回路とNPN、PNPバイポーラトランジスタ(51〜54)のドライバ回路で構成される。なお、シュミットトリガ回路は、例えばインバータ(バッファ)と抵抗などを用いて構成される。
シュミットトリガ回路32の出力端子は、シュミットトリガ回路34,35,38の入力端子に接続される。シュミットトリガ回路34の出力端子はシュミットトリガ回路36,37の入力端子に接続され、このシュミットトリガ回路36の出力端子は抵抗40の一方の端子に接続される。抵抗40の他方の端子は、PNPトランジスタ51のベースに接続され、このPNPトランジスタ51のエミッタは電源端子Vddに接続され、コレクタはNPNトランジスタ52のコレクタに接続される。
シュミットトリガ回路37の出力端子は抵抗41の一方の端子に接続される。抵抗41の他方の端子は、NPNトランジスタ52のベースに接続され、このNPNトランジスタ52のエミッタはグランド接続され、コレクタはPNPトランジスタ51のコレクタに接続される。
シュミットトリガ回路38の出力端子は抵抗42の一方の端子に接続される。抵抗42の他方の端子は、NPNトランジスタ54のベースに接続され、このNPNトランジスタ54のエミッタはグランド接続され、コレクタはPNPトランジスタ53のコレクタに接続される。
そして、PNPトランジスタ51とNPNトランジスタ52のコレクタ共通接続点が空芯コイル55の一方の端子に接続され、PNPトランジスタ53とNPNトランジスタ54のコレクタ共通接続点が空芯コイル55の他方の端子に接続される。
また、図1に示す振り子駆動回路20は、図13に示した回路構成と同一であるので、回路構成に関する説明は省略する。
発振器30において、シュミットトリガ回路32の入力端子が閾値以下のとき、出力端子の電圧が“H”(ハイ)レベルになるが、この出力電圧は抵抗33を介して入力端子に帰還される。しかし、入力端子とグランド間にキャパシタ31が接続されているので、入力端子の電圧は、この抵抗33とキャパシタ31で定まる時定数で上昇する。
キャパシタ31の電圧が上昇し、シュミットトリガ回路32の“H”レベルの第1の閾値電圧(VTHと表記する)より高くなると、出力電圧は“L”(ロー)レベルに遷移する。この出力電圧が抵抗33を介して入力端子に帰還される。帰還された電圧は抵抗33とキャパシタ31で定まる時定数でキャパシタ31の電圧が減少する。キャパシタ31の電圧が減少し、シュミットトリガ回路32の“L”レベルの第2の閾値電圧(VTLと表記する)以下になると、出力端子の電圧は“H”レベルに遷移する。以下同様な動作を繰り返すことにより、シュミットトリガ回路32の出力端子から所定の周期の矩形波が発振信号として出力される。
まず、発振器30からの発振信号が“L”レベルのときの動作を説明する。シュミットトリガ回路34,35,38の入力端子に“L”レベルの信号(電圧)が入力され、入力端子の電圧が閾値(VTL)以下になると、シュミットトリガ回路34,35,38の出力レベルは“H”レベルに遷移する。
シュミットトリガ回路35から出力される“H”レベルの信号(電圧)は抵抗39を介してPNPトランジスタ53のベースに供給される。その結果、PNPトランジスタ53はオフする。
一方、シュミットトリガ回路38から出力された“H”レベルの電圧は抵抗42を介してNPNトランジスタ54のベースに供給される。その結果、NPNトランジスタ54はオンする。
シュミットトリガ回路36から出力された“L”レベルの電圧は、抵抗40を介してPNPトランジスタ51のベースに供給される。その結果、PNPトランジスタ51はオンする。
一方、シュミットトリガ回路37から出力された“L”レベルの電圧は、抵抗41を介してNPNトランジスタ52のベースに供給される。その結果、NPNトランジスタ52はオフする。
シュミットトリガ回路35から出力される“L”レベルの電圧は抵抗39を介してPNPトランジスタ53のベースに供給される。その結果、PNPトランジスタ53はオンする。
一方、シュミットトリガ回路38から出力される“L”レベルの電圧は抵抗42を介してNPNトランジスタ54のベースに供給される。その結果、NPNトランジスタ54はオフする。
シュミットトリガ回路36から出力された“H”レベルの電圧は、抵抗40を介してPNPトランジスタ51のベースに供給される。その結果、PNPトランジスタ51はオフする。
一方、シュミットトリガ回路37から出力された“H”レベルの電圧は、抵抗41を介してNPNトランジスタ52のベースに供給される。その結果、NPNトランジスタ52はオンする。
空芯コイル55の駆動波形が、“H”レベルである時刻t1とt2の期間、NPNトランジスタ21は飽和状態で、コレクタの電圧は飽和電圧となる。
一方、空芯コイル55の駆動波形が“L”レベルである時刻t2とt3の期間、NPNトランジスタ21のコレクタ電圧は、時刻t2で急激に上昇し、その後、時定数で決まる波形で減少しNPNトランジスタ21の飽和レベルまで減少する。
図2(b)に示すように、NPNトランジスタ21のコレクタ波形は、ドライブコイル23とセンサコイル24が正常に取り付けられたときの波形と比べて、位相が180度異なっている(逆位相になる)。
図4(b)にセンサコイル24が断線したときの、NPNトランジスタ21のコレクタの電圧はランプ波形を示す。NPNトランジスタ21のコレクタに1クロックを周期としたランプ波形の電圧が出力される。
コイル巻線検査装置100は振り子駆動回路20の電流を測定する電流計131と、ドライブコイル23とセンサコイル24の断線を判断するためのテスター132と、ドライブコイル23とセンサコイル24の巻き線方向を判別する判定回路150で構成される。
ロータリスイッチ120〜126は全て連動する。
ロータリスイッチ125の接点4は、演算増幅器(オペアンプ)153の反転入力端子と抵抗151,152の一方の端子に接続され、この抵抗152の他方の端子はグランド(0.0[V])に接続され、抵抗151の他方の端子は、演算増幅器153の出力端子に接続される。また、演算増幅器153の非反転入力端子はグランドに接続される。
演算増幅器153の出力端子はキャパシタ154の一方の端子に接続され、キャパシタ154の他方の端子は抵抗155の一方の端子と演算増幅器158の非反転入力端子に接続される。また、抵抗155の他方の端子はグランドに接地される。
演算増幅器158の反転入力端子は抵抗156,157の一方の端子に接続され、抵抗157の他方の端子は演算増幅器158の出力端子に接続され、抵抗156の他方の端子はグランドに接続される。
NOR回路174の他方の入力端子は、発振器30のシュミットトリガ回路35の出力端子に接続され、NOR回路174の出力端子は、抵抗176の一方の端子に接続される。NOR回路175の出力端子はLED177のカソードに接続され、抵抗176の他方の端子はLED177のアノードに接続される。
メトロノームは、微小の電流で駆動しているので、NPNトランジスタ21は効率よく発電しなければオフ(OFF)に近い。そこで、NPNトランジスタ21のコレクタ−エミッタ間をバイパスしてその電流を測定する。
センサコイル(発電コイル)24とドライブコイル23が効率よく作動すれば、NPNトランジスタ21に流れる電流が大きく、バイパスに流れる電流が少なくなる。
ドライブコイル23またはセンサコイル24の片方のコイルの巻き方向を逆にすると、バイパスに流れる電流が増加する。ドライブコイル23とセンサコイル24の両方の巻き方向を逆にすると、効率よく作動するが、正常時のときとの波形と比較して位相が反転する。
NPNトランジスタ21が動作しないとき、振り子駆動回路20を簡略化すると、初段回路は、ドライブコイル23とセンサコイル24が並列に接続され、この並列接続されたコイルの一端が電源端子Vccに接続され、他方の端子が抵抗152の一方の端子と、演算増幅器153の反転入力端子に接続された回路構成となる。
このときの回路を図6(a)に示し、それをさらに簡略化したときの等価回路を図6(b)に示す。ドライブコイル23とセンサコイル24が正しく装着されると、巻線抵抗の違いによる起電力差だけが出力される。一方、ドライブコイル23とセンサコイル24を共に逆方向に装着すると大きな信号が出力される。従って、図6(b)に示すように、コイルの無負荷状態の起電力を観察することになる。
この回路ではコイルの波形(AC成分)だけを必要とするので、キャパシタ154でACカップリングとし、また非反転増幅回路の構成とした。演算増幅器158の入力電圧をVinとすると、演算増幅器158の出力端子には、抵抗157*電流+Vinの電圧が出力される。
演算増幅器163,164の入力電圧が同じであることを利用し、入力電圧がそれぞれの基準電圧と比較して大小の判定を行う。
演算増幅器163の非反転入力端子に入力される電圧が抵抗160と抵抗161の共通接続点で発生する第1の基準電圧よりも高いと、演算増幅器163の出力端子から高電圧(+5.0[V]以上)が出力される。また、演算増幅器164の反転入力端子に入力される電圧が抵抗161と抵抗162の共通接続点で発生する第2の基準電圧と比較され、演算増幅器158から出力される矩形波が反転されて出力される。
ダイオード165,166は−5.0[V]の信号をカットし、ロジックレベルを+5.0「V」と0.0[V]の2値に変換するために用いる。
ダイオード165から“H”レベルの電圧(+5.0[V])が抵抗170を介してNPNトランジスタ171のベースに供給されるとオンし、キャパシタ173のチャージ(電荷)を強制的に放電する。一方、ダイオード165から“L”レベルの電圧(0.0[V])が出力されるとNPNトランジスタ171がオフするので、キャパシタ173には抵抗172とキャパシタ173で決まる時定数で電荷(または電圧)が充電される。
その結果、演算増幅器163の出力が“L”レベルのとき、NPNトランジスタ171はオフし、キャパシタ173の電位は“H”レベルとなり、NOR回路175の出力は“L”レベルとなる。
一方、演算増幅器163の出力が“H”レベルのときは、NPNトランジスタ171がオンするので、キャパシタ173の電位は下がり、NOR回路175の出力は“H”レベルとなり、LED177のカソード電位が高くなり、点灯しない。
ダイオード166の出力が“L”レベルでクロックと位相が一致するとき、LED177に“H”レベルの電圧が供給され、NOR回路175の出力電圧が“L”レベルのときLED177は点灯する。しかしダイオード166の出力が“H”レベルのときは、クロックの位相に係らずLED177は点灯しない。
まず、電流計131を用いて振り子駆動回路20の電流を測定する方法について説明する。ロータリスイッチ124を接点5に切り替えると、電源回路110からロータリスイッチ120の接点5と電流計131、そしてロータリスイッチ124の接点5を経由して振り子駆動回路20に電源が供給されることにより、電流が流れる。この電流を測定して良品/不良品の判定を行う。
そして、ロータリスイッチ121を接点2に切り替え、ロータリスイッチ122を接点2に切り替える。その結果、振り子駆動回路20のノードK27とK28間にテスター132の両端が接続され、ドライブコイル23の抵抗値を測定する。これにより、ドライブコイル23の断線を検出することができる。
ロータリスイッチ121を接点3に切り替え、ロータリスイッチ123を接点3に切り替える。その結果、振り子駆動回路20のノードK27とK26間にテスター132の両端が接続され、ドライブコイル23とセンサコイル24が直列接続されこの直列抵抗値が測定される。これにより、ドライブコイル23とセンサコイル24の断線を検出することができる。また、ドライブコイル23とセンサコイル24の抵抗値で、ドライブコイル23とセンサコイル24の逆付けを検出することができる。
ロータリスイッチ124を接点4に切り替え、またロータリスイッチ125を接点4に、またロータリスイッチ126を接点4に切り替える。すると、振り子駆動回路20の電源端子Vccに+3.0[V]の電圧が供給され、また発振器30にも+5.0[V]の電源が供給される。
すると、発振器30が発振動作を開始し、発生した発振信号(またはクロック;CLK)を空芯コイル55に供給する。これと同時に、このクロックは判定回路150のNOR回路174の他方の入力に供給される。
空芯コイル55で発生した磁界は、振り子駆動回路20のドライブコイル23とセンサコイル24に印加される。
クロックが“H”レベルのとき、ロータリスイッチ125の接点4から抵抗152を介してグランドに電流が流れ、抵抗152に演算増幅器153の反転入力端子にコイル(ドライブコイル23とセンサコイル24が並列接続された合成コイル)と抵抗152の時定数で決まる上に凸の鋸波形が発生する。この鋸波形の信号が演算増幅器153、キャパシタ154を介して演算増幅器158の非反転入力端子に供給され、演算増幅器158で反転されて出力される。
次に、クロックが“L”レベルのとき、“H”レベルのときと比較して電流が逆方向に流れ、その結果、ノードT2には下に凸の鋸波形が発生する。その時のノードT2の波形を図7に示す。
演算増幅器158から出力された信号は、演算増幅器163,164に入力され、直列接続された抵抗160〜162で発生する第1および第2の基準電圧と比較される。ドライブコイル23とセンサコイル24が正常で、かつ巻線方向が正しく装着されていると、ノードT2から出力される電圧レベルは抵抗160,161の共通接続点から供給される第1の基準電圧より低いので、演算増幅器163の出力は“H”レベルになる(ノードT3参照)。
一方、演算増幅器164の反転入力端子には演算増幅器158の出力信号が供給され、抵抗161,162の共通接続点で発生する第2の基準電圧と比較されて、反転入力端子に入力された信号が反転されて出力される(ノードT4参照)。
一方、NOR回路174に入力されるクロックとノードT4の電圧の位相は同じであるので、NOR回路174の出力(ノードT5)は“H”と“L”レベルを繰り返し、“H”レベルの期間にLED177は点灯する。
ノードT4では、クロックが“L”レベルのとき“H”レベルとなり、“H”レベルのとき“L”レベルとなる。従って、NOR回路174の出力端子(ノードT5)のレベルは“L”となる。その結果、NOR回路175の出力レベルに係わらずLED177は点灯しない。
即ち、ドライブコイル23とセンサコイル24の両方が共に逆方向に装着されると、検出位相が反転しているため、LED177は消燈するために不良品と判定される。
ノードT3に現れた(パルス)電圧がNPNトランジスタ171に供給され、このNPNトランジスタ171がオン/オフ動作を繰り返し、キャパシタ173に充電されたチャージを放電する。その結果、NOR回路175の出力(ノードT6)は“H”レベルのままである。
一方、ノードT2の電圧レベルがリミットを越えているが、演算増幅器164の出力端子からはノードT2の反転された波形が出力される。ノードT4の信号とクロックの位相が一致しているので、NOR回路174の出力(ノードT5)はノードT4の波形を反転した波形となる。
NOR回路174の入力信号の位相は一致しているが、NOR回路175の出力のノードT6が“H”レベルであるので、LED177は消灯する。
このとき、NPNトランジスタ171はキャパシタ173のチャージを放電するので、NOR回路175の出力(ノードT6)は“H”レベルのままである。
一方、ノードT2の電圧レベルがリミットを越えているが、演算増幅器164からはノードT2の反転された波形が出力される。ノードT4の信号とクロックの位相が不一致しているので、NOR回路174の出力(ノードT5)は“L”レベルとなる(ただし、位相差があるために短パルスが出力される)。
NOR回路174の入力信号の位相は不一致し、NOR回路175の出力のノードT6が“H”レベルであるので、LED177は消灯する。
Claims (8)
- 入力に第1のコイルが接続され、出力に第2のコイルが接続され、上記第1のコイルで磁界により誘起された信号を増幅する能動素子を備え、増幅された信号により上記第2のコイルで磁界を発生させ上記第1のコイルへ相互誘導結合により帰還するコイル駆動回路のコイル巻線検査方法において、
上記能動素子の上記出力を仮想接地し、上記第1と第2のコイルに外部から磁界を印加するステップと、
上記第1と第2のコイルの起電力差に対応する波形を測定するステップと、
上記測定した波形の結果に基き上記第1と第2のコイルの巻線方向を判別し、その判別結果を表示するステップと、
を有するコイル巻線検査方法。 - 上記第1と第2のコイルの巻線方向は互いに異なる
請求項1記載のコイル巻線検査方法。 - 上記波形を測定するステップは、上記第1と第2のコイルに発生する上記波形の位相を検出する
請求項1記載のコイル巻線検査方法。 - 第1の巻線方向を有する第1のコイルと、
第2の巻線方向を有し、上記第1のコイルと相互誘導結合する第2のコイルと、
上記第2のコイルから誘起された信号を入力端子に入力し、増幅した後出力端子を介して上記第1のコイルで磁界を発生させ、該磁界を上記第2のコイルと相互誘導結合して帰還する能動素子と、
上記能動素子の上記出力端子を仮想接地し、上記第1と第2のコイルにテスト用信号を印加する信号供給部と、
上記第1と第2のコイルの起電力差に対応する波形を検出し、その検出結果を表示する信号検出部と
を有するコイル巻線検査装置。 - 上記第1と第2のコイルの巻線方向は互いに異なる
請求項4記載のコイル巻線検査装置。 - 上記信号供給部の出力は空芯コイルを有し、該空芯コイルにより上記第1と第2のコイルに上記テスト用信号を供給する
請求項4記載のコイル巻線検査装置。 - 入力に第1のコイルが接続され、出力に第2のコイルが接続され、上記第1のコイルで磁界により誘起された信号を増幅する能動素子を備え、増幅された信号により上記第2のコイルで磁界を発生させ、該磁界を上記第1のコイルに相互誘導結合により帰還するコイル駆動回路と、
発振器を有し、該発振器から出力された発振信号を第3のコイルを介して上記第1と第2のコイルにテスト用信号として供給する信号供給部と、
上記能動素子の仮想接地された上記出力に接続され、上記第2のコイルに流れる電流を電圧に変換し、上記第1と第2のコイルの起電力差に対応して第1の出力信号を出力する第1の演算増幅器と、
上記第1の演算増幅器の第1の出力信号を第1の基準電圧と比較し、該第1の出力信号の範囲を判別する第2の出力信号を出力する第2の演算増幅器と、
上記第1の演算増幅器の第1の出力信号と第2の基準電圧を比較し、上記第1と第2のコイルの巻線方向に対応した第3の出力信号を出力する第3の演算増幅器と、
上記第3の演算増幅器から出力される第3の出力信号と上記発振器の発振信号の位相を比較し、第4の出力信号を出力する位相比較部と、
上記第2の演算増幅器の第2の出力信号と上記位相比較部の第4の出力信号を論理演算し、上記第1と第2のコイルの巻線方向を判別し、その判別結果を表示する表示部と
を有するコイル巻線検査装置。 - 上記能動素子は、NPNトランジスタを有し、該NPNトランジスタのコレクタからの出力信号を上記第1の演算増幅器の入力端子に接続する
請求項7記載のコイル巻線検査装置。
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