JP5221095B2 - コイル巻線検査方法および検査装置 - Google Patents

コイル巻線検査方法および検査装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5221095B2
JP5221095B2 JP2007256504A JP2007256504A JP5221095B2 JP 5221095 B2 JP5221095 B2 JP 5221095B2 JP 2007256504 A JP2007256504 A JP 2007256504A JP 2007256504 A JP2007256504 A JP 2007256504A JP 5221095 B2 JP5221095 B2 JP 5221095B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
output
signal
operational amplifier
coils
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007256504A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009085787A (ja
Inventor
吉野  彰
則宏 神田
徹 田邊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rhythm Watch Co Ltd
Original Assignee
Rhythm Watch Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rhythm Watch Co Ltd filed Critical Rhythm Watch Co Ltd
Priority to JP2007256504A priority Critical patent/JP5221095B2/ja
Publication of JP2009085787A publication Critical patent/JP2009085787A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5221095B2 publication Critical patent/JP5221095B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)

Description

本発明は、メトロノームなどの振り子を駆動するセンサコイルとドライブコイルなどの巻線方向を検査するコイル巻線検査方法および検査装置に関する。
図13に振り子駆動回路20を示す。振り子駆動回路20はNPN(イポーラ)トランジスタ21とドライブコイル(DCコイル)23、センサコイル(SCコイル)24、キャパシタ25,26と抵抗22,27で構成される。
次に、振り子駆動回路20の具体回路構成について説明する。NPNトランジスタ21のコレクタは抵抗22の一方の端子に接続され、ベースはキャパシタ25,26と抵抗27の一方の端子に接続され、またエミッタはグランドに接続される。
抵抗22の他方の端子はドライブコイル23の一方の端子に接続され、このドライブコイル23の他方の端子は電源端子Vccに接続される。キャパシタ25の他方の端子は、抵抗22とドライブコイル23の共通接続点に接続される。キャパシタ26の他方の端子は、センサコイル24の一方の端子に接続され、このセンサコイル24の他方の端子は電源端子Vccに接続される。そして、抵抗27の他方の端子は電源端子Vccに接続される。
次に振り子駆動回路の動作について説明する。不図示の磁石を有する振り子が振り子駆動回路20のセンサコイル24の近傍を通過すると逆起電力を発生する。この逆起電力が駆動用のNPNトランジスタ21のベースに供給され、コレクタ電流が流れ、ドライブコイル23に駆動電流として流れる。またドライブコイル23とセンサコイル24の相互誘導結合(M結合)によりドライブコイル23に発生した磁界の変化がセンサコイル24を介してベースに正帰還されさらにコレクタ電流が増幅する。
一方、ドライブコイル23で発生した磁界により、磁石を有する振り子を反発して駆動する。このように、振り子が振り子駆動回路20の近傍を通過する毎に、センサコイル24に誘起電圧を発生し、そしてドライブコイル23の電流が流れ、振り子の磁石が反発することにより、振り子を加勢して駆動する。以下同様な動作を繰り返す。
次に振り子駆動回路20のドライブコイル23とセンサコイル24の巻線方向や断線に関する検出方向について説明する。
図13に示すように、ドライブコイル23と抵抗22の共通接続点に外部からテスト信号を入力する。テスト信号として、例えば矩形パルス信号を入力する。なお、テスト期間中は、電源端子Vccから電圧を振り子駆動回路20に供給せず、テスト信号をドライブコイル23とセンサコイル24に供給して、このドライブコイル23とセンサコイル24の両端の接続部分の波形を観測する。
次に、図14、図15に振り子駆動回路20を上述の検査方法により得られた結果を示す。図14(a)に、ドライブコイル23とセンサコイル24が正常の巻線方向に装着(良品)されたときの波形を示す。また、ドライブコイル23とセンサコイル24が入れ替わっているときも同じ波形が観測される。
図14(b)に、ドライブコイル23またはセンサコイル24のどちらか一方の巻き始めと終わりが逆になった不良品の波形を示す。図14(b)に示すように、巻線方向が設定された方向と異なると、一定電圧(DC電圧)を示すがパルス波形は観測されない。
図15(a)にドライブコイル23が断線した不良品の例を示す。観測された波形は、図14(a)示す良品の波形と類似しているが、振幅が減少していることと、波形のセンター値が異なる。
また、図15(b)にセンサコイル24が断線した不良品の例を示す。観測された波形は、良品の場合の波形と類似しているが、波形のセンター値が異なる。
特開昭59−88678号公報 特開2001−208868号公報
メトロノームなどで発生する「振り角(周期)異常」の一因として「コイルの逆付け」があるが、従来の振り子駆動回路のコイル巻線の検査として、波形観察に頼っていた。波形観察のとき、例えばドライブコイルとセンサコイルの両方の巻き線方向が共に逆付けされていると、動作はするが「振り角」が異なってしまい、周期異常となってしまう。
さらに、従来のコイル巻線方向検査は、量産設備としてオシロスコープが必要となる上、波形観察による良品/不良品(OK/NG)判定を行うので、検査漏れが発生するなどの不利益がある。
本発明のコイル巻線検査方法は、入力に第1のコイルが接続され、出力に第2のコイルが接続され、上記第1のコイルで磁界により誘起された信号を増幅する能動素子を備え、増幅された信号により上記第2のコイルで磁界を発生させ上記第1のコイルへ相互誘導結合により帰還するコイル駆動回路のコイル巻線検査方法において、上記能動素子の上記出力を仮想接地し、上記第1と第2のコイルに外部から磁界を印加するステップと、上記第1と第2のコイルの起電力差に対応する波形を測定するステップと、上記測定した波形の結果に基き上記第1と第2のコイルの巻線方向を判別し、その判別結果を表示するステップと、を有する。
本発明のコイル巻線検査装置は、第1の巻線方向を有する第1のコイルと、第2の巻線方向を有し、上記第1のコイルと相互誘導結合する第2のコイルと、上記第2のコイルから誘起された信号を入力端子に入力し、増幅した後出力端子を介して上記第1のコイルで磁界を発生させ、該磁界を上記第2のコイルと相互誘導結合して帰還する能動素子と、
上記能動素子の上記出力端子を仮想接地し、上記第1と第2のコイルにテスト用信号を印加する信号供給部と、上記第1と第2のコイルの起電力差に対応する波形を検出し、その検出結果を表示する信号検出部とを有する。
本発明のコイル巻線検査装置は、入力に第1のコイルが接続され、出力に第2のコイルが接続され、上記第1のコイルで磁界により誘起された信号を増幅する能動素子を備え、増幅された信号により上記第2のコイルで磁界を発生させ、該磁界を上記第1のコイルに相互誘導結合により帰還するコイル駆動回路と、発振器を有し、該発振器から出力された発振信号を第3のコイルを介して上記第1と第2のコイルにテスト用信号として供給する信号供給部と、上記能動素子の仮想接地された上記出力に接続され、上記第2のコイルに流れる電流を電圧に変換し、上記第1と第2のコイルの起電力差に対応して第1の出力信号を出力する第1の演算増幅器と、上記第1の演算増幅器の第1の出力信号を第1の基準電圧と比較し、該第1の出力信号の範囲を判別する第2の出力信号を出力する第2の演算増幅器と、上記第1の演算増幅器の第1の出力信号と第2の基準電圧を比較し、上記第1と第2のコイルの巻線方向に対応した第3の出力信号を出力する第3の演算増幅器と、上記第3の演算増幅器から出力される第3の出力信号と上記発振器の発振信号の位相を比較し、第4の出力信号を出力する位相比較部と、上記第2の演算増幅器の第2の出力信号と上記位相比較部の第4の出力信号を論理演算し、上記第1と第2のコイルの巻線方向を判別し、その判別結果を表示する表示部とを有する。
本発明のコイル巻線検査方法および検査装置は、外部から被検査部品に交番磁界を加えることにより、被検査部品に備えられたコイルの巻き線方向による波形の変化を検出できるようにし、検出された信号レベルにより良品と不良品の表示を行うことにより、検査漏れを防止することができる。
次に、図1に本発明の実施形態例であるコイル巻線検査装置10の主要部を示す。この主要部は、矩形パルスを発生し、空芯コイルを介してテスト信号を出力する発振器(信号発生器)30と上述した振り子駆動回路20で構成される。なお、以後、同じ回路と素子は同一の番号を付与する。
発振器30は、シュミットトリガ回路を用いた発振回路とシュミットトリガ回路とNPN、PNPバイポーラトランジスタ(51〜54)のドライバ回路で構成される。なお、シュミットトリガ回路は、例えばインバータ(バッファ)と抵抗などを用いて構成される。
発振器30において、シュミットトリガ回路32の入力端子はキャパシタ31の一方の端子と抵抗33の一方の端子にそれぞれ接続される。キャパシタ31の他方の端子はグランド(GND)に接続され、抵抗33の他方の端子は、シュミットトリガ回路32の出力端子に接続される。
シュミットトリガ回路32の出力端子は、シュミットトリガ回路34,35,38の入力端子に接続される。シュミットトリガ回路34の出力端子はシュミットトリガ回路36,37の入力端子に接続され、このシュミットトリガ回路36の出力端子は抵抗40の一方の端子に接続される。抵抗40の他方の端子は、PNPトランジスタ51のベースに接続され、このPNPトランジスタ51のエミッタは電源端子Vddに接続され、コレクタはNPNトランジスタ52のコレクタに接続される。
シュミットトリガ回路37の出力端子は抵抗41の一方の端子に接続される。抵抗41の他方の端子は、NPNトランジスタ52のベースに接続され、このNPNトランジスタ52のエミッタはグランド接続され、コレクタはPNPトランジスタ51のコレクタに接続される。
シュミットトリガ回路35の出力端子は抵抗39の一方の端子に接続される。抵抗39の他方の端子は、PNPトランジスタ53のベースに接続され、このPNPトランジスタ53のエミッタは電源端子Vddに接続され、コレクタはNPNトランジスタ54のコレクタに接続される。
シュミットトリガ回路38の出力端子は抵抗42の一方の端子に接続される。抵抗42の他方の端子は、NPNトランジスタ54のベースに接続され、このNPNトランジスタ54のエミッタはグランド接続され、コレクタはPNPトランジスタ53のコレクタに接続される。
そして、PNPトランジスタ51とNPNトランジスタ52のコレクタ共通接続点が空芯コイル55の一方の端子に接続され、PNPトランジスタ53とNPNトランジスタ54のコレクタ共通接続点が空芯コイル55の他方の端子に接続される。
また、図1に示す振り子駆動回路20は、図13に示した回路構成と同一であるので、回路構成に関する説明は省略する。
次に、図1に示した振り子駆動回路20に関するコイル巻線検査装置の動作について説明する。
発振器30において、シュミットトリガ回路32の入力端子が閾値以下のとき、出力端子の電圧が“H”(ハイ)レベルになるが、この出力電圧は抵抗33を介して入力端子に帰還される。しかし、入力端子とグランド間にキャパシタ31が接続されているので、入力端子の電圧は、この抵抗33とキャパシタ31で定まる時定数で上昇する。
キャパシタ31の電圧が上昇し、シュミットトリガ回路32の“H”レベルの第1の閾値電圧(VTHと表記する)より高くなると、出力電圧は“L”(ロー)レベルに遷移する。この出力電圧が抵抗33を介して入力端子に帰還される。帰還された電圧は抵抗33とキャパシタ31で定まる時定数でキャパシタ31の電圧が減少する。キャパシタ31の電圧が減少し、シュミットトリガ回路32の“L”レベルの第2の閾値電圧(VTLと表記する)以下になると、出力端子の電圧は“H”レベルに遷移する。以下同様な動作を繰り返すことにより、シュミットトリガ回路32の出力端子から所定の周期の矩形波が発振信号として出力される。
次に、発振器30から出力された発振信号を用いて空芯コイル55を駆動する動作について説明する。
まず、発振器30からの発振信号が“L”レベルのときの動作を説明する。シュミットトリガ回路34,35,38の入力端子に“L”レベルの信号(電圧)が入力され、入力端子の電圧が閾値(VTL)以下になると、シュミットトリガ回路34,35,38の出力レベルは“H”レベルに遷移する。
シュミットトリガ回路35から出力される“H”レベルの信号(電圧)は抵抗39を介してPNPトランジスタ53のベースに供給される。その結果、PNPトランジスタ53はオフする。
一方、シュミットトリガ回路38から出力された“H”レベルの電圧は抵抗42を介してNPNトランジスタ54のベースに供給される。その結果、NPNトランジスタ54はオンする。
シュミットトリガ回路34から出力された“H”レベルの電圧は、シュミットトリガ回路36,37の入力に供給される。このとき、入力電圧が、閾値電圧VTH以上になると、シュミットトリガ回路36,37の出力端子の電圧は“L”レベルに遷移する。
シュミットトリガ回路36から出力された“L”レベルの電圧は、抵抗40を介してPNPトランジスタ51のベースに供給される。その結果、PNPトランジスタ51はオンする。
一方、シュミットトリガ回路37から出力された“L”レベルの電圧は、抵抗41を介してNPNトランジスタ52のベースに供給される。その結果、NPNトランジスタ52はオフする。
即ち、発振器30から出力される信号が“L”レベルのとき、PNPトランジスタ51とNPNトランジスタ54がオンし、NPNトランジスタ52とPNPトランジスタ53はオフする。その結果、電源端子VddからPNPトランジスタ51、空芯コイル55とNPNトランジスタ54を介してグランドに電流が流れる。このときの空芯コイル55とグランド間の駆動波形を図2(a)の時刻t1からt2に示す。
次に、発振器30から出力された発振信号が“H”レベルのときの動作を説明する。シュミットトリガ回路34,35,38の入力端子に“H”レベルの信号(電圧)が入力され、入力端子の電圧が閾値電圧VTH以上になると、シュミットトリガ回路34,35,38の出力レベルは“L”レベルに遷移する。
シュミットトリガ回路35から出力される“L”レベルの電圧は抵抗39を介してPNPトランジスタ53のベースに供給される。その結果、PNPトランジスタ53はオンする。
一方、シュミットトリガ回路38から出力される“L”レベルの電圧は抵抗42を介してNPNトランジスタ54のベースに供給される。その結果、NPNトランジスタ54はオフする。
シュミットトリガ回路34から出力された“L”レベルの電圧は、シュミットトリガ回路36,37の入力に供給される。このとき、この入力電圧が、閾値電圧VTL以下になると、シュミットトリガ回路36,37の出力端子の電圧は“H”レベルに遷移する。
シュミットトリガ回路36から出力された“H”レベルの電圧は、抵抗40を介してPNPトランジスタ51のベースに供給される。その結果、PNPトランジスタ51はオフする。
一方、シュミットトリガ回路37から出力された“H”レベルの電圧は、抵抗41を介してNPNトランジスタ52のベースに供給される。その結果、NPNトランジスタ52はオンする。
即ち、発振器30から出力される信号が“H”レベルのとき、PNPトランジスタ51とNPNトランジスタ54がオフし、PNPトランジスタ53とNPNトランジスタ52はオンする。その結果、電源端子VddからPNPトランジスタ53、空芯コイル55とNPNトランジスタ52を介してグランドの電流が流れる。このときの空芯コイル55の駆動波形を図2(a)の時刻t2からt3に示す。
空芯コイル55から発生した磁界がドライブコイル23とセンサコイル24に“H”レベルのパルス矩形波が印加されると、センサコイル24により誘起電圧が発生し、この誘起電圧がNPNトランジスタ21のベースに供給される。時刻t1からt2の期間、ベース電位は下がり、NPNトランジスタ21は瞬時オフする。そして、ベース電圧が抵抗27とキャパシタ26で決まる時定数で上昇しVbe(順方向電圧)以上になるとNPNトランジスタ21はオンし、コレクタ電流が流れ始め、ドライブコイル23に磁界が発生する。またこの発生した磁界が相互誘導結合によりセンサコイル24に正帰還され、ベース電位は上昇し、コレクタ電位は低下する。その結果、NPNトランジスタ21のコレクタの電圧波形は、図2(a)の下段に示す波形のように、時刻t1で急激に上昇し、その後ある時定数に従って時刻t2まで減少する。
ドライブコイル23とセンサコイル24に“L”レベルのパルス矩形波が印加されると、センサコイル24により誘起電圧が発生し、この誘起電圧がNPNトランジスタ21のベースに供給される。時刻t2からt3の期間、NPNトランジスタ21はオン状態を維持する。コレクタ電流によりドライブコイル23で磁界が発生し、この発生した磁界が相互誘導結合によりセンサコイル24に正帰還され、さらにベース電位は上昇し、NPNトランジスタ21は瞬時に飽和状態になり、コレクタ電位は低電位に維持される。その結果、NPNトランジスタ21のコレクタの電圧波形は、図2(a)の下段に示す波形のように、時刻t2からt3の期間に、NPNトランジスタ21のコレクタはコレクタ飽和電圧に維持される。
図2(b)にドライブコイル23とセンサコイル24を共に逆付けしたときの、NPNトランジスタ21のコレクタ波形を示す。
空芯コイル55の駆動波形が、“H”レベルである時刻t1とt2の期間、NPNトランジスタ21は飽和状態で、コレクタの電圧は飽和電圧となる。
一方、空芯コイル55の駆動波形が“L”レベルである時刻t2とt3の期間、NPNトランジスタ21のコレクタ電圧は、時刻t2で急激に上昇し、その後、時定数で決まる波形で減少しNPNトランジスタ21の飽和レベルまで減少する。
図2(b)に示すように、NPNトランジスタ21のコレクタ波形は、ドライブコイル23とセンサコイル24が正常に取り付けられたときの波形と比べて、位相が180度異なっている(逆位相になる)。
図3(a)にドライブコイル23が逆付けされたときのNPNトランジスタ21のコレクタ波形を示す。図2(a)と比較して、位相は同じであるが振幅が小さくなっている。また図3(b)にセンサコイル24が逆付けされてときのNPNトランジスタ21のコレクタ波形を示す。この場合のNPNトランジスタ21のコレクタ波形は、振幅が小さくなっていて、さらに、図3(a)と比較して位相が180度異なっている。
図4(a)にドライブコイル23が断線したときの、NPNトランジスタ21のコレクタ波形を示す。このときは、NPNトランジスタ21のコレクタに信号波形は出力されない。
図4(b)にセンサコイル24が断線したときの、NPNトランジスタ21のコレクタの電圧はランプ波形を示す。NPNトランジスタ21のコレクタに1クロックを周期としたランプ波形の電圧が出力される。
このように、振り子駆動回路20のドライブコイル23とセンサコイル24に空芯コイル55を介して磁界を印加して、NPNトランジスタ21のコレクタの電圧波形を観察することにより、ドライブコイル23とセンサコイル24の巻線方向を検出することができる。この電圧波形の観測はオシロスコープ以外に、CPUを用いてディジタル的に測定することができる(ここでは詳細な説明は省略する)。
図5に本発明の実施形態例のコイル巻線検査装置100の回路構成を示す。組コイル検査ユニット180内に図1に示した振り子駆動回路20が被テスト回路として装着される。各ブロックは、発振器30、電源回路110、ロータリスイッチ120〜126、中継端子130、コイル巻線の良品/不良品の判定回路150で構成される。
コイル巻線検査装置100は振り子駆動回路20の電流を測定する電流計131と、ドライブコイル23とセンサコイル24の断線を判断するためのテスター132と、ドライブコイル23とセンサコイル24の巻き線方向を判別する判定回路150で構成される。
上述した、振り子駆動回路20と発振器30の構成とその動作の説明は省略する。電源回路110は定電圧レギュレータを有し、ロータリスイッチ124の接点4を介して+3.0[V]のDC電圧が出力される。
次に、図5に示した巻線方向を判別する判定回路150の回路構成について説明する。
ロータリスイッチ120〜126は全て連動する。
ロータリスイッチ125の接点4は、演算増幅器(オペアンプ)153の反転入力端子と抵抗151,152の一方の端子に接続され、この抵抗152の他方の端子はグランド(0.0[V])に接続され、抵抗151の他方の端子は、演算増幅器153の出力端子に接続される。また、演算増幅器153の非反転入力端子はグランドに接続される。
演算増幅器153の出力端子はキャパシタ154の一方の端子に接続され、キャパシタ154の他方の端子は抵抗155の一方の端子と演算増幅器158の非反転入力端子に接続される。また、抵抗155の他方の端子はグランドに接地される。
演算増幅器158の反転入力端子は抵抗156,157の一方の端子に接続され、抵抗157の他方の端子は演算増幅器158の出力端子に接続され、抵抗156の他方の端子はグランドに接続される。
演算増幅器158の出力端子は、演算増幅器163の非反転入力端子と演算増幅器164の反転入力端子に接続される。抵抗160の一方の端子は+5.0[V]の電源電圧供給端子に接続され、この抵抗160の他方の端子は、抵抗161の一方の端子と演算増幅器163の反転入力端子に接続される。抵抗161の他方の端子は、抵抗162の一方の端子と演算増幅器164の非反転入力端子に接続される。抵抗162の他方の端子はグランドに接続される。
演算増幅器163の出力端子は、ダイオード165のアノードに接続され、ダイオード165のカソードは抵抗168,170の一方の端子に接続される。また、抵抗168の他方の端子はグランドに接続され、抵抗170の他方の端子はNPNトランジスタ171のベースに接続される。
演算増幅器164の出力端子は、ダイオード166のアノードに接続され、ダイオード166のカソードは抵抗167の一方の端子とNOR回路174の一方の端子に接続される。また、抵抗167の他方の端子はグランドに接続される。
抵抗172の一方の端子は、+5.0[V]の電源電圧供給端子に接続され、他方の端子はNPNトランジスタ171のコレクタとキャパシタ173の一方の端子とNOR回路175の1対の入力端子に接続される。NPNトランジスタ171のエミッタはグランドに接続される。またキャパシタ173の他方の端子もグランドに接続される。
NOR回路174の他方の入力端子は、発振器30のシュミットトリガ回路35の出力端子に接続され、NOR回路174の出力端子は、抵抗176の一方の端子に接続される。NOR回路175の出力端子はLED177のカソードに接続され、抵抗176の他方の端子はLED177のアノードに接続される。
次に、判定回路150の回路動作について説明する。抵抗151,152と演算増幅器153で構成する初段回路は、電流電圧変換の動作を行う。即ちドライブコイル23に流れる電流を電圧に変換する。
メトロノームは、微小の電流で駆動しているので、NPNトランジスタ21は効率よく発電しなければオフ(OFF)に近い。そこで、NPNトランジスタ21のコレクタ−エミッタ間をバイパスしてその電流を測定する。
センサコイル(発電コイル)24とドライブコイル23が効率よく作動すれば、NPNトランジスタ21に流れる電流が大きく、バイパスに流れる電流が少なくなる。
ドライブコイル23またはセンサコイル24の片方のコイルの巻き方向を逆にすると、バイパスに流れる電流が増加する。ドライブコイル23とセンサコイル24の両方の巻き方向を逆にすると、効率よく作動するが、正常時のときとの波形と比較して位相が反転する。
また、この初段回路は、演算増幅器の153の非反転入力端子と反転入力端子間は、電流が流れないが同電位になることを利用している。即ち、演算増幅器153の反転入力端子はグランド電位になるように作動する。そのために、振り子駆動回路20のNPNトランジスタ21のコレクタの電位は一定となり、仮想的にコレクタ−エミッタ間が短絡され動作しない。したがって、演算増幅器153の非反転入力端子と反転入力端子間は抵抗152のみが接続される。
NPNトランジスタ21が動作しないとき、振り子駆動回路20を簡略化すると、初段回路は、ドライブコイル23とセンサコイル24が並列に接続され、この並列接続されたコイルの一端が電源端子Vccに接続され、他方の端子が抵抗152の一方の端子と、演算増幅器153の反転入力端子に接続された回路構成となる。
このときの回路を図6(a)に示し、それをさらに簡略化したときの等価回路を図6(b)に示す。ドライブコイル23とセンサコイル24が正しく装着されると、巻線抵抗の違いによる起電力差だけが出力される。一方、ドライブコイル23とセンサコイル24を共に逆方向に装着すると大きな信号が出力される。従って、図6(b)に示すように、コイルの無負荷状態の起電力を観察することになる。
振り子駆動回路20の電源電圧を+2.5[V]とし、例えばコイルの交流抵抗を3.4KΩとすると、2.5/3.4KΩ=750μA(マイクロアンペア)の電流が流れ、この750μAが抵抗151(100KΩ)により演算増幅器153の出力端子には約0.75[V]の電圧が出力される。この0.75「V」を中心にコイルの発電電流分の振幅が発生する。
判定回路150の2段目はキャパシタ154,抵抗155〜157と演算増幅器158で構成される。
この回路ではコイルの波形(AC成分)だけを必要とするので、キャパシタ154でACカップリングとし、また非反転増幅回路の構成とした。演算増幅器158の入力電圧をVinとすると、演算増幅器158の出力端子には、抵抗157*電流+Vinの電圧が出力される。
判定回路150の3段目は、トーテムポール構成の抵抗160〜162と抵抗167,168、演算増幅器163,164、ダイオード165,166で構成される。
演算増幅器163,164の入力電圧が同じであることを利用し、入力電圧がそれぞれの基準電圧と比較して大小の判定を行う。
演算増幅器163の非反転入力端子に入力される電圧が抵抗160と抵抗161の共通接続点で発生する第1の基準電圧よりも高いと、演算増幅器163の出力端子から高電圧(+5.0[V]以上)が出力される。また、演算増幅器164の反転入力端子に入力される電圧が抵抗161と抵抗162の共通接続点で発生する第2の基準電圧と比較され、演算増幅器158から出力される矩形波が反転されて出力される。
一方、演算増幅器163の非反転入力端子に入力される電圧が抵抗160と抵抗161の共通接続点で発生する第1の基準電圧よりも低いと、演算増幅器163の出力端子から低電圧(−5.0[V])が出力される。このときも、演算増幅器164の出力端子から、矩形波が出力される。
ダイオード165,166は−5.0[V]の信号をカットし、ロジックレベルを+5.0「V」と0.0[V]の2値に変換するために用いる。
次に最終段の良否判定部について説明する。良否判定部は、NPNトランジスタ171、抵抗170,172,176、キャパシタ173、NOR回路174,175とLED177で構成される。
ダイオード165から“H”レベルの電圧(+5.0[V])が抵抗170を介してNPNトランジスタ171のベースに供給されるとオンし、キャパシタ173のチャージ(電荷)を強制的に放電する。一方、ダイオード165から“L”レベルの電圧(0.0[V])が出力されるとNPNトランジスタ171がオフするので、キャパシタ173には抵抗172とキャパシタ173で決まる時定数で電荷(または電圧)が充電される。
その結果、演算増幅器163の出力が“L”レベルのとき、NPNトランジスタ171はオフし、キャパシタ173の電位は“H”レベルとなり、NOR回路175の出力は“L”レベルとなる。
一方、演算増幅器163の出力が“H”レベルのときは、NPNトランジスタ171がオンするので、キャパシタ173の電位は下がり、NOR回路175の出力は“H”レベルとなり、LED177のカソード電位が高くなり、点灯しない。
次に、NOR回路174の入力端子には、ダイオード166の出力信号(電圧)と発振器30から出力されたクロック(CLK)が入力され、ダイオード166からの出力信号とクロックとの位相差を検出する。
ダイオード166の出力が“L”レベルでクロックと位相が一致するとき、LED177に“H”レベルの電圧が供給され、NOR回路175の出力電圧が“L”レベルのときLED177は点灯する。しかしダイオード166の出力が“H”レベルのときは、クロックの位相に係らずLED177は点灯しない。
次に、図5に示すコイル巻線検査装置100の動作について図6〜図11を用いて説明する。
まず、電流計131を用いて振り子駆動回路20の電流を測定する方法について説明する。ロータリスイッチ124を接点5に切り替えると、電源回路110からロータリスイッチ120の接点5と電流計131、そしてロータリスイッチ124の接点5を経由して振り子駆動回路20に電源が供給されることにより、電流が流れる。この電流を測定して良品/不良品の判定を行う。
次に、ドライブコイル23とセンサコイル24の抵抗値を測定する方法について説明する。ロータリスイッチ122を接点1に切り替え、ロータリスイッチ123を接点1に切り替える。その結果、振り子駆動回路20のノードK28とK26間にテスター132の両端が接続されて、センサコイル24の抵抗値が測定される。これにより、センサコイル24の断線を検出することができる。
そして、ロータリスイッチ121を接点2に切り替え、ロータリスイッチ122を接点2に切り替える。その結果、振り子駆動回路20のノードK27とK28間にテスター132の両端が接続され、ドライブコイル23の抵抗値を測定する。これにより、ドライブコイル23の断線を検出することができる。
ロータリスイッチ121を接点3に切り替え、ロータリスイッチ123を接点3に切り替える。その結果、振り子駆動回路20のノードK27とK26間にテスター132の両端が接続され、ドライブコイル23とセンサコイル24が直列接続されこの直列抵抗値が測定される。これにより、ドライブコイル23とセンサコイル24の断線を検出することができる。また、ドライブコイル23とセンサコイル24の抵抗値で、ドライブコイル23とセンサコイル24の逆付けを検出することができる。
次に振り子駆動回路20のドライブコイル23とセンサコイル24の巻き線方向の判別方法について説明する。
ロータリスイッチ124を接点4に切り替え、またロータリスイッチ125を接点4に、またロータリスイッチ126を接点4に切り替える。すると、振り子駆動回路20の電源端子Vccに+3.0[V]の電圧が供給され、また発振器30にも+5.0[V]の電源が供給される。
すると、発振器30が発振動作を開始し、発生した発振信号(またはクロック;CLK)を空芯コイル55に供給する。これと同時に、このクロックは判定回路150のNOR回路174の他方の入力に供給される。
空芯コイル55で発生した磁界は、振り子駆動回路20のドライブコイル23とセンサコイル24に印加される。
振り子駆動回路20のドライブコイル23と抵抗22の共通接続点から出力された信号は、ロータリスイッチ125の接点4を介して判定回路150の初段回路の演算増幅器153の反転入力端子に供給される。ここで、ドライブコイル23とセンサコイル24の巻線方向による起電力の差(電流)を電圧に変換する。
ドライブコイル23とセンサコイル24が正常の巻線方向に装着されたときの判別方法について図7を用いて説明する。
クロックが“H”レベルのとき、ロータリスイッチ125の接点4から抵抗152を介してグランドに電流が流れ、抵抗152に演算増幅器153の反転入力端子にコイル(ドライブコイル23とセンサコイル24が並列接続された合成コイル)と抵抗152の時定数で決まる上に凸の鋸波形が発生する。この鋸波形の信号が演算増幅器153、キャパシタ154を介して演算増幅器158の非反転入力端子に供給され、演算増幅器158で反転されて出力される。
次に、クロックが“L”レベルのとき、“H”レベルのときと比較して電流が逆方向に流れ、その結果、ノードT2には下に凸の鋸波形が発生する。その時のノードT2の波形を図7に示す。
演算増幅器158から出力された信号は、演算増幅器163,164に入力され、直列接続された抵抗160〜162で発生する第1および第2の基準電圧と比較される。ドライブコイル23とセンサコイル24が正常で、かつ巻線方向が正しく装着されていると、ノードT2から出力される電圧レベルは抵抗160,161の共通接続点から供給される第1の基準電圧より低いので、演算増幅器163の出力は“H”レベルになる(ノードT3参照)。
一方、演算増幅器164の反転入力端子には演算増幅器158の出力信号が供給され、抵抗161,162の共通接続点で発生する第2の基準電圧と比較されて、反転入力端子に入力された信号が反転されて出力される(ノードT4参照)。
ノードT3が“L”レベルであるので、NPNトランジスタ171はオフになり、キャパシタ173の電圧は“H”レベルになる。その結果、NOR回路175の出力は“L”レベル(グランドレベル)となる。
一方、NOR回路174に入力されるクロックとノードT4の電圧の位相は同じであるので、NOR回路174の出力(ノードT5)は“H”と“L”レベルを繰り返し、“H”レベルの期間にLED177は点灯する。
次に、図8にドライブコイル23とセンサコイル24が共に逆に装着されたときの各ノードの波形を示す。このとき、図7と比較して位相が反転する(図8のノードT2参照)。
ノードT4では、クロックが“L”レベルのとき“H”レベルとなり、“H”レベルのとき“L”レベルとなる。従って、NOR回路174の出力端子(ノードT5)のレベルは“L”となる。その結果、NOR回路175の出力レベルに係わらずLED177は点灯しない。
即ち、ドライブコイル23とセンサコイル24の両方が共に逆方向に装着されると、検出位相が反転しているため、LED177は消燈するために不良品と判定される。
図9にセンサコイル24のみが逆方向に装着されたときの各ノードの波形を示す。このとき、センサコイル24はドライブコイル23と同じ巻線方向になるので、ノードT2の電圧波形は、振幅が大きくなっている。ノードT2の波形で第1の基準電圧のリミットを越えた部分がノードT3に現れる。
ノードT3に現れた(パルス)電圧がNPNトランジスタ171に供給され、このNPNトランジスタ171がオン/オフ動作を繰り返し、キャパシタ173に充電されたチャージを放電する。その結果、NOR回路175の出力(ノードT6)は“H”レベルのままである。
一方、ノードT2の電圧レベルがリミットを越えているが、演算増幅器164の出力端子からはノードT2の反転された波形が出力される。ノードT4の信号とクロックの位相が一致しているので、NOR回路174の出力(ノードT5)はノードT4の波形を反転した波形となる。
NOR回路174の入力信号の位相は一致しているが、NOR回路175の出力のノードT6が“H”レベルであるので、LED177は消灯する。
図10にドライブコイル23のみが逆方向に装着されたときの各ノードの波形を示す。このとき、ドライブコイル23はセンサコイル24と同じ巻線方向になるので、ノードT2の電圧波形は、図9のセンサコイル24を逆方向に装着したときと位相が逆になり、振幅が大きくなっている。ノードT2の波形で第1の基準電圧のリミットを越えた部分がノードT3に現れる。
このとき、NPNトランジスタ171はキャパシタ173のチャージを放電するので、NOR回路175の出力(ノードT6)は“H”レベルのままである。
一方、ノードT2の電圧レベルがリミットを越えているが、演算増幅器164からはノードT2の反転された波形が出力される。ノードT4の信号とクロックの位相が不一致しているので、NOR回路174の出力(ノードT5)は“L”レベルとなる(ただし、位相差があるために短パルスが出力される)。
NOR回路174の入力信号の位相は不一致し、NOR回路175の出力のノードT6が“H”レベルであるので、LED177は消灯する。
図11にセンサコイル24が断線したときの各ノードの波形を示す。このとき、ドライブコイル23に発生する電流を検出する。ノードT3でパルスが発生するため、NPNトランジスタ171はオン/オフ動作を繰り返し、キャパシタ173のチャージを放電する。その結果、NOR回路175に入力端子に“L”レベルの信号が供給されるので、ノードT6は“H”レベルとなり、ノードT5の値に係わらずLED177は点灯しない。
図12にドライブコイル23が断線したとき各ノードの波形を示す。このとき、センサコイル24に発生する電流を検出する。演算増幅器153に反転入力端子に入力される信号電圧はセンサコイル24が断線したときと、位相が逆になる。このときの、上述と同様に、ノードT3でパルスが発生するため、ノードT6は“H”レベルとなり、ノードT5の値に係わらずLED177は点灯しない。
したがって、コイル巻線検査方法およびコイル巻線検査装置100は、外部から振り子駆動回路のドライブコイルとセンサコイルに磁界を印加し、コイルで発生する信号を測定することにより、ドライブコイル23とセンサコイル24の巻線方向が正しく装着されているか、また、これらのコイルが断線していないかについての良品/不良品の表示を行い検査することができる。
以上述べたように、本発明のコイル巻線検査方法および検査装置は、外部から被検査部品に交番磁界を加えることにより、被検査部品に備えられたコイルの巻き線方向による波形の変化を検出できるようにし、検出された信号レベルにより良品と不良品の表示を行うことにより、検査漏れを防止することができる。
コイル巻線検査方法および検査装置100において、第1の巻線方向を有する第1のコイルは、センサコイル24に対応し、第2の巻線方向を有し、上記第1のコイルと相互誘導結合する第2のコイルは、ドライブコイル23に対応し、上記第2のコイルから誘起された信号を入力端子に入力し、増幅した後出力端子を介して上記第1のコイルで磁界を発生させ、該磁界を上記2のコイルと相互誘導結合して帰還する能動素子は、NPNトランジスタ21に対応し、上記第1または第2のコイルにテスト用信号を印加する信号供給部は、発振器30と空芯コイル55に対応し、上記第1または第2のコイルに発生する波形を検出する信号検出部は、NPNトランジスタ21のコレクタからオシロスコープなどで検出する検出手段または図5の判定回路150に対応する。
本発明のコイル巻線検査装置の回路構成を示す図である。 図1に示したコイル巻線検査装置の測定結果を示す波形図である。 図1に示したコイル巻線検査装置の他の測定結果を示す波形図である。 図1に示したコイル巻線検査装置の他の測定結果を示す波形図である。 本発明の他のコイル巻線検査装置の回路構成を示す図である。 図6に示すコイル巻線検査装置の測定動作を説明するための説明図である。 図5に示すコイル巻線検査装置の測定結果を示す波形図である。 図5に示すコイル巻線検査装置の測定結果を示す波形図である。 図5に示すコイル巻線検査装置の測定結果を示す波形図である。 図5に示すコイル巻線検査装置の測定結果を示す波形図である。 図5に示すコイル巻線検査装置の測定結果を示す波形図である。 図5に示すコイル検査装置の測定結果を示す波形図である。 振り子駆動回路の回路構成図である。 図13に示した振り子駆動回路の測定結果を示す波形図である。 図13に示した振り子駆動回路の測定結果を示す波形図である。
符号の説明
10,100…コイル巻線検査装置、20,200…振り子駆動回路、21,52,54,171…NPNトランジスタ、22,27,33,39〜42,113,151,152,155〜157,160〜162,167168,170,172,176…抵抗、23…ドライブコイル、24…センサコイル、25,26,31,60,112,115,116,154,173…キャパシタ、30…発振器、32,35〜38,61…シュミットトリガ回路、51,53,111…PNPトランジスタ、55…空芯コイル、110…電源回路、120〜126…ロータリスイッチ、131…電流計、132…テスター、153,158,163,164…演算増幅器、150…判定回路、165,166…ダイオード、174,175…NOR回路、177…LED、180…組コイル検査ユニット。

Claims (8)

  1. 入力に第1のコイルが接続され、出力に第2のコイルが接続され、上記第1のコイルで磁界により誘起された信号を増幅する能動素子を備え、増幅された信号により上記第2のコイルで磁界を発生させ上記第1のコイルへ相互誘導結合により帰還するコイル駆動回路のコイル巻線検査方法において、
    上記能動素子の上記出力を仮想接地し、上記第1と第2のコイルに外部から磁界を印加するステップと、
    上記第1と第2のコイルの起電力差に対応する波形を測定するステップと、
    上記測定した波形の結果に基き上記第1と第2のコイルの巻線方向を判別し、その判別結果を表示するステップと、
    を有するコイル巻線検査方法。
  2. 上記第1と第2のコイルの巻線方向は互いに異なる
    請求項1記載のコイル巻線検査方法。
  3. 上記波形を測定するステップは、上記第1と第2のコイルに発生する上記波形の位相を検出する
    請求項1記載のコイル巻線検査方法。
  4. 第1の巻線方向を有する第1のコイルと、
    第2の巻線方向を有し、上記第1のコイルと相互誘導結合する第2のコイルと、
    上記第2のコイルから誘起された信号を入力端子に入力し、増幅した後出力端子を介して上記第1のコイルで磁界を発生させ、該磁界を上記第2のコイルと相互誘導結合して帰還する能動素子と、
    上記能動素子の上記出力端子を仮想接地し、上記第1と第2のコイルにテスト用信号を印加する信号供給部と、
    上記第1と第2のコイルの起電力差に対応する波形を検出し、その検出結果を表示する信号検出部と
    を有するコイル巻線検査装置。
  5. 上記第1と第2のコイルの巻線方向は互いに異なる
    請求項4記載のコイル巻線検査装置。
  6. 上記信号供給部の出力は空芯コイルを有し、該空芯コイルにより上記第1と第2のコイルに上記テスト用信号を供給する
    請求項4記載のコイル巻線検査装置。
  7. 入力に第1のコイルが接続され、出力に第2のコイルが接続され、上記第1のコイルで磁界により誘起された信号を増幅する能動素子を備え、増幅された信号により上記第2のコイルで磁界を発生させ、該磁界を上記第1のコイルに相互誘導結合により帰還するコイル駆動回路と、
    発振器を有し、該発振器から出力された発振信号を第3のコイルを介して上記第1と第2のコイルにテスト用信号として供給する信号供給部と、
    上記能動素子の仮想接地された上記出力に接続され、上記第2のコイルに流れる電流を電圧に変換し、上記第1と第2のコイルの起電力差に対応して第1の出力信号を出力する第1の演算増幅器と、
    上記第1の演算増幅器の第1の出力信号を第1の基準電圧と比較し、該第1の出力信号の範囲を判別する第2の出力信号を出力する第2の演算増幅器と、
    上記第1の演算増幅器の第1の出力信号と第2の基準電圧を比較し、上記第1と第2のコイルの巻線方向に対応した第3の出力信号を出力する第3の演算増幅器と、
    上記第3の演算増幅器から出力される第3の出力信号と上記発振器の発振信号の位相を比較し、第4の出力信号を出力する位相比較部と、
    上記第2の演算増幅器の第2の出力信号と上記位相比較部の第4の出力信号を論理演算し、上記第1と第2のコイルの巻線方向を判別し、その判別結果を表示する表示部と
    を有するコイル巻線検査装置。
  8. 上記能動素子は、NPNトランジスタを有し、該NPNトランジスタのコレクタからの出力信号を上記第1の演算増幅器の入力端子に接続する
    請求項7記載のコイル巻線検査装置。
JP2007256504A 2007-09-28 2007-09-28 コイル巻線検査方法および検査装置 Expired - Fee Related JP5221095B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007256504A JP5221095B2 (ja) 2007-09-28 2007-09-28 コイル巻線検査方法および検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007256504A JP5221095B2 (ja) 2007-09-28 2007-09-28 コイル巻線検査方法および検査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009085787A JP2009085787A (ja) 2009-04-23
JP5221095B2 true JP5221095B2 (ja) 2013-06-26

Family

ID=40659393

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007256504A Expired - Fee Related JP5221095B2 (ja) 2007-09-28 2007-09-28 コイル巻線検査方法および検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5221095B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5988678A (ja) * 1982-11-12 1984-05-22 Mimaki Eng:Kk 電子振子
JP3602999B2 (ja) * 2000-01-31 2004-12-15 リズム時計工業株式会社 振り子装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009085787A (ja) 2009-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4749132B2 (ja) センサ検出装置及びセンサ
KR102009770B1 (ko) 고속 싱글 엔디드―차동 컨버터
EP3121609A1 (en) Direct-current residual-current detecting device
TWI597506B (zh) 阻抗源測距設備及方法
WO2011010409A1 (ja) 試験装置、付加回路および試験用ボード
JP5431105B2 (ja) 四端子抵抗測定装置
JP4978779B2 (ja) 半導体集積回路の試験方法及びicテスタ
JP5221095B2 (ja) コイル巻線検査方法および検査装置
JP6688131B2 (ja) 半導体装置
US6968249B2 (en) Current measuring circuit for measuring drive current to load
US6014025A (en) PWM flux-gate circuit for measuring magnitude and direction of a magnetic field
US7550976B2 (en) Apparatus/method for measuring the switching time of output signals of a DUT
JP2008157750A (ja) 抵抗計
US6617890B1 (en) Measuring power supply stability
CN208520919U (zh) 晶振检测电路
JP6545598B2 (ja) 抵抗測定装置および検査装置
CN220795368U (zh) 一种测试装置及系统
JP5546986B2 (ja) 絶縁検査装置
JP2006313770A (ja) 半導体素子のサイリスタ特性検査装置及び方法
KR100682750B1 (ko) 대상회로의 내장형 온라인 테스팅장치 및 그 방법
JP2007271486A (ja) 半導体試験装置
CN116879661A (zh) 一种测试装置及系统
KR200319807Y1 (ko) 신호 발생회로 및 이를 구비하는 골프채 헤드 속도측정장치
JP2004320307A (ja) 保護回路
JP2011027578A (ja) 回路基板検査方法および回路基板検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120327

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120703

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120820

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121120

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130305

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130307

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160315

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees