JP2998376B2 - カップ式飲料自動販売機のカップ取出装置 - Google Patents

カップ式飲料自動販売機のカップ取出装置

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JP2998376B2
JP2998376B2 JP34574191A JP34574191A JP2998376B2 JP 2998376 B2 JP2998376 B2 JP 2998376B2 JP 34574191 A JP34574191 A JP 34574191A JP 34574191 A JP34574191 A JP 34574191A JP 2998376 B2 JP2998376 B2 JP 2998376B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機内で製造した飲料を
カップに供給して販売に供するカップ式飲料自動販売機
のカップ取出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、図13に従来のカップ式飲料自動
販売機に装備したベンドステージ周辺の構成を示す。図
において、1は手動で開放する商品取出口扉、2は扉1
の背後に設置した簀子兼用のベンドステージ、3は機内
のカップ供給機構(図示せず)から搬出したカップ4を
ベンドステージ上の定位置に受容して両側から支える左
右一対のフラッパ、5は機内で製造した飲料をカップ4
に注入する飲料供給ノズル、6は前記ベンドステージ
2,フラッパ5などを組み込んだケースである。
【0003】かかる構成で、販売時にはカップ供給機構
から搬出されたカップ4は、図示のように左右から一対
のフラッパ3で挟持されてベンドステージ2上の所定位
置に受容保持され、次にこの位置で飲料供給ノズル5を
通じて機内で製造した飲料がカップ4に供給される。飲
料の供給が済むと客は手動操作で扉1を開放し、カップ
4を支えているフラッパ3を押し開いて飲料入りカップ
4を掴んでベンドステージより前方に取り出す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した従
来のベンドステージ構造ではカップ取出しの際の操作面
で次記のような難点がある。 (1)カップ4は商品取出口より見てベンドステージ2
上の後部に搬出されるので、カップの位置が商品取出口
の前方から見にくく、しかもベンドステージ2からカッ
プを取り出す際に商品取出口から内部へ手を奥深く差し
入れる必要があってカップが取出し難い。 (2)カップを支えているフラッパ3は飲料供給時にノ
ズルから周囲に飛散した飲料で汚れていることが多く、
このままではカップを取り出す際に客の手がフラッパに
触れて手を汚すおそれがある。 (3)ベンドステージ上のカップ供給位置の近傍には飲
料供給ノズル5の先端が露呈しており、客がカップを取
り出す際に手を奥まで差し入れると誤って客の手がノズ
ルに触れてノズルを汚す衛生面上の問題点もある。 (4)ベンドステージからカップを取り出す際には、別
な手で扉1を開放位置に押さえておく必要があるため、
両手を使った操作となり面倒である。
【0005】本発明は上記の点にかんがみなされたもの
であり、その目的はカップ式飲料自動販売機を対象に、
商品取出口から飲料入りカップを客が取り出す際に、カ
ップを支えてフラッパ,あるいは飲料供給ノズルに手が
触れるおそれなしに楽に取り出せるようにしたカップ取
出装置の構成を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のカップ式飲料自動販売機のカップ取出装置
は、商品取出口扉の背後に設置したベンドステージと、
該ベンドステージ上の後部に搬出されたカップを飲料供
給位置に支えるフラッパ式カップ保持機構と、飲料供給
後にカップを前記飲料供給位置からベンドステージ上の
前部に定めたカップ取出位置へ送出するカップ移送機構
を備えて構成するものとする。
【0007】また、前記構成を基本とした実施態様とし
て次記の構成がある。 (1)カップ移送機構として、ベンドステージ上のカッ
プ移送経路に沿ってカップを背後から押し送りするプッ
シャ式カップ移送機構を採用し、具体的には該プッシャ
式カップ移送機構を、カップ送出用プッシャと、該プッ
シャをカップ移送経路に沿って往復動させるリンク機
構,および該リンク機構の駆動部と、カップ移送経路の
往路ではプッシャをベンドステージの上に突き出し、か
つ復路ではプッシャをステージ内に引っ込めるプッシャ
ガイド機構とから構成する。
【0008】(2)カップ移送機構として、ベンドステ
ージ上のカップ移送経路に沿ってカップを移送テーブル
上に載せて搬送するテーブル式カップ移送機構を採用
し、具体的には該テーブル式カップ移送機構を、カップ
を搭載する移送テーブルと、該移送テーブルをカップ移
送経路に沿って往復動させるリンク機構,および該リン
ク機構の駆動部と、カップ移送経路の往路では移送テー
ブルをカップステージの面上に突き出し、かつ復路では
移送テーブルをステージ内に引っ込めるテーブル昇降機
構とから構成する。そして、前記移送テーブルは片持ち
式支持アームを介してガイド軸に上下揺動可能に支持
し、かつ支持アームの先端に連繋したソレノテーブル昇
降操作レバーをソレノイドにより駆動して移送テーブル
を昇降制御させる。
【0009】(3)カップ移送機構として、ベンドステ
ージ上のカップ移送経路に沿ってカップを空気圧により
搬送するエア式カップ移送機構を採用し、具体的には該
エア式カップ移送機構を、ベンドステージを中空容器と
してそのステージ面上に分散穿孔してカップ送出方向に
傾斜したエア吹出穴と、ベンドステージ内へ圧縮空気を
送気するエアポンプと、送気管路に接続したエア開閉弁
とから構成する。
【0010】(4)ベンドステージ上のカップ取出位置
と対応する位置にカップ有無検知センサを備え、該セン
サの検知信号を基にカップが取り出されたか否かを判定
して次回の販売動作を制御する。
【0011】
【作用】上記の構成において、カップ供給機構からベン
ドステージ上に搬出されたカップは、ステージ上の着地
位置でフラッパ式保持機構により受容保持されて飲料供
給を受ける。そしてカップへの飲料供給が済むと、次に
フラッパ式カップ保持機構のフラッパが開放てカップの
保持状態を釈放する。続いてカップ移送機構が動作し、
飲料入りカップをベンドステージ上の前部に定めたカッ
プ取出位置に送出する。したがって客は手を商品取出口
よりベンドステージ内に手を奥深く差し入れることな
く、しかもベンドステージの上方に配備されているフラ
ッパ,飲料供給ノズルに全く手を触れることなしに、飲
料入りカップを楽に取り出すことができる。
【0012】ここで、プッシャ式カップ移送機構では、
ベンドステージ上に突き出したプッシャが飲料入りカッ
プを背後から押し、ステージ面上を滑動させながらカッ
プ取出位置へ送出する。またテーブル式カップ移送機構
では、飲料入りカップを移送テーブル上に載せてカップ
取出位置へ送出する。さらに、エア式カップ移送機構で
は、ベンドステージに分散開口したエア吹出し穴から吹
き出す圧縮空気が飲料入りカップに推力を与えてカップ
取出位置へ送出する。また、カップ移送機構のプッシ
ャ,移送テーブルがカップ取出位置から元の位置に戻る
復路では、プッシャ,移送テーブルが下降してベンドス
テージの内に引っ込む。したがって、プッシャが前回の
販売で飲料入りカップを前方に送出した後、待機位置へ
復帰するのを待たずに次ぎの販売動作を開始しても、ベ
ンドステージ上に搬出されたカップと待機位置に復帰す
るプッシャとの干渉が回避されるので、これにより自動
販売機での連続販売が可能となる。
【0013】また、ベンドステージ上のカップ取出位置
でセンサによりカップ有無を検知し、この検知信号を基
に次回の販売動作を制御する方式では、例えば連続販売
時に前回販売のカップがベンドステージ上のカップ取出
位置に取りのこされている場合(客がカップを取り出す
以前の状態)には、次回販売の飲料入りカップの送出を
停止してカップ同士がステージ上でぶつかり合うといっ
たトラブルが回避できる。
【0014】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。なお、図中で図13と対応する同一部材には同じ符
号が付してある。 実施例1: 図1ないし図6はいずれもカップ移送機構にプッシャ式
カップ移送機構を採用した実施例を示すものである。ま
ず図1において、ベンドステージ2のステージ上には、
商品取出口より見て後部にカップ供給位置(実線で表し
たカップの置かれている位置)と、その前方にカップ取
出位置(鎖線で表したカップの置かれている位置)が定
めてある。一方、ベンドステージ2には、前記したカッ
プ供給位置とカップ取出位置との間でカップ4を移送す
るプッシャ式カップ移送機構7を備えている。このプッ
シャ式カップ移送機構7は、カップ供給位置とカップ取
出位置との間の移送経路に沿ってベンドステージ2の上
面に開口したスリット2aの中を移動するカップ移送用
プッシャ8と、該プッシャ8を取付けた第1の揺動式リ
ンク9と、該リンク9の長穴9aに先端爪部を嵌合して
連係結合した第2の揺動式リンク10と、該リンク10
の長穴10aに挿入した駆動ピン11aを上,下方向に
操作する駆動部11とからなる。なお、12は第1のリ
ンク9の支軸9bに設けた復帰ばね、10bは第2のリ
ンク10の支軸である。
【0015】次に、第1のリンク9に取付けたプッシャ
8のガイド機構の一例を図2に示す。図2において、リ
ンク9の先端にはガイドローラ9cが取付けてあり、該
ガイドローラ9cに対向してベンドステージ2(図1参
照)の内部にはスリット2aと平行にに沿ってプッシャ
ガイド機構13を備えている。このプッシャガイド機構
13は、中央の仕切レール13aを境にして上下に並ぶ
往路溝13bと復路溝13cが連続して形成されてお
り、かつ往路溝13bの終端と復路溝13cとの境には
ガイドローラ9cが往路溝13bから復路溝13cへの
通過を許容し、逆方向への通過を阻止するゲート爪13
dを備えている。
【0016】また、図3はベンドステージの組立構造を
表した図であり、ベンドステージ2はケース6にスルー
ピン14を介して固定支持されている。また、ケース6
の背面には支持座6aが設けてあり、駆動部11に取付
けた支持ガイド15に前記支持座6aを嵌め込んで所定
位置に固定される。かかる組立構造を採用することで、
ベンドステージ2,その内部に組み込まれているカップ
移送機構7の点検,清掃時には必要に応じてベンドステ
ージを自動販売機の据付場所で簡単に分解,再組立する
ことができる。
【0017】次に上記構成の動作を説明する。まず、図
1において、販売待機中にはカップ移送機構7のプッシ
ャ8がカップ供給位置(図示実線位置)に後退待機して
いる。ここで、販売指令が与えられると、機内のカップ
供給機構(図示せず)からベンドステージ2に搬出した
カップ4がカップ供給位置で左右一対のフラッパ3に受
容保持され、続いてこの位置で飲料供給ノズル5より飲
料がカップ4に注がれる。飲料の注液が済むと、次にコ
ントローラ(図示せず)からのプログラム指令によりカ
ップ移送機構7が始動して駆動部11の駆動ピン11a
が上昇し、これに従動してリンク10,9が時計方向に
揺動する。この過程ではリンク9の先端に取付けたガイ
ドローラ9cがプッシャガイド機構13の上段側の往路
溝13bに沿って案内されるので、プッシャ8はベンド
ステージ2のステージ面上に突き出す。したがって、飲
料入りカップ4はプッシャ8に押されてベンドステージ
上を滑動しながらカップ供給位置から前方のカップ取出
位置に送出される。これにより、客は商品取出口扉1を
開放してベンドステージの前端取出部に載っている飲料
入りカップ4をステージ内の奥まで手を差し入れること
なく容易に取り出すことができる。しかも手をステージ
内の奥まで差し入れないのでフラッパ3,飲料供給ノズ
ル5などに手が触れるおそれもない。
【0018】なお、カップ4をカップ取出位置に送出し
た後にカップ移送機構7は復帰動作し、駆動部11がリ
ンク9,10を前記と逆方向に揺動操作する。この復帰
過程では、リンク9のガイドローラ9cがプッシャガイ
ド機構13の下段側の復路溝13cに沿って案内される
ので、プッシャ8はベンドステージ2の内部に引っ込ん
だ状態で後退移動する。このように復帰過程でプッシャ
8をベンドステージの内部に引っ込ませることで、次回
販売のカップ4がベンドステージ2の上に供給されてい
ても、プッシャ8とカップ4とが干渉するおそれなく、
これにより自動販売機の連続販売が支障なく行える。
【0019】次に、カップ移送機構7によるカップ送出
動作に連動して商品取出口扉1を自動的に開放させるよ
うにした構造例を図4に示す。この実施例では、プッシ
ャ8を取付けたリンク9の先端部には前方へ伸びたアク
チュエータ9cが連結されており、飲料入りカップ4を
ベンドステージ2のカップ取出位置に送出する際に、同
時にアクチュエータ9cが前方に移動して商品取出口扉
1を内側から押して開放するようにしたものである。こ
れにより、客がベンドステージ2からカップ4を取り出
す際に手動で扉1を開放する手間が省ける。
【0020】図5,図6は図4で述べた扉開放用アクチ
ュエータの応用例を示すものであり、ベンドステージ2
の内部にはリンク9と独立して構成した扉開放用のアク
チュエータ機構16が組み込まれている。このアクチュ
エータ機構16は、後端をリンク9の揺動経路に向け、
先端を商品取出扉1の内面に突き当て前後へスライド可
能にガイド支持された突出棒16aと、該突出棒16a
を後退方向に付勢する復帰ばね16bとからなる。
【0021】かかる構成で、販売待機時には前記アクチ
ュエータ機構16の突出棒16aがばね付勢を受けて後
退しており、商品取出扉1は扉自身に備えた復帰ばねの
付勢を受けて閉じている。一方、飲料販売時には販売動
作の過程でカップ移送機構7の動作によりカップ4をベ
ンドステージ2の後部から前方の取出位置に送出する
と、その途中でリンク9が突出棒16aを背後から前方
に突き出す。したがって商品取出扉1はヒンジ軸を中心
に実線位置から鎖線位置に自動的に開放する。そして、
客がベンドステージ2から飲料入りカップ4を取出した
後にリンク9が待機位置に後退すると、アクチュエータ
機構16の拘束が解けて突出棒16aは復帰ばね16b
により後方に引っ込む。これにより商品取出扉1が扉自
身に備えた復帰ばねで自動的に閉じる。
【0022】実施例2: 次に、プッシャ式カップ移送機構の応用実施例を図7に
示す。この構成では、第1のリンク9が止めピン17で
支軸9bに結合されており、かつ支軸9bは軸上に装備
のクラッチ18を介してベンドステージ2に固定したガ
イドスリーブ19に上下スライド可能にガイド支持され
ている。ここで、前記クラッチ18はリンク9がカップ
送出方向に揺動する際には空転し、逆方向への揺動の際
に支軸9bと結合する噛み合い式クラッチであり、クラ
ッチ18の上端面とガイドスリーブ19の下端面とが傾
斜カム面で噛み合っている。また、支軸9bの上端つば
部とガイドスリーブ19との間には支軸を上方に押し上
げ付勢する圧縮ばね20が介在しており、これら機構で
図2と同様にプッシャ8を往路,復路で上昇,下降させ
る機能を果たす。なお、21は支軸9bの軸端に被せる
防塵キャップである。
【0023】上記の構成より、カップ送出工程(駆動ピ
ン11aが上昇し、リンク10を介してリンク9が待機
位置からベンドステージの前部に向けて揺動する)では
前記クラッチ18が空転するので、圧縮ばね20の付勢
によりリンク9は支軸9bとともに上昇位置を保ったま
ま揺動する。これにより、プッシャ8はベンドステージ
2のステージ面から突出してカップをステージ前端の取
出位置に向けて送り出す。一方、カップ送出後のリンク
9の戻り工程(駆動ピン11aが下降し、リンク9は復
帰ばね12のばね力を受けて待機位置に揺動復帰する)
では支軸9bとクラッチ18との間が噛み合い結合する
ので、ガイドスリーブ19との間の傾斜カム面に沿って
クラッチ18,したがってリンク9が強制的に押し下げ
られる。これにより、プッシャ8はベンドステージ2の
内方に引っ込んで待機位置まで戻るようになる。そして
リンク9が待機位置まで戻ると、クラッチ18とガイド
スリーブ19との間の傾斜カム面が再び合致するように
なるので、圧縮ばね20の付勢でリンク9が上昇する。
つまり、クラッチ18,ガイドスリーブ19,圧縮ばね
20,およびクラッチ18とガイドスリーブ19との間
の傾斜カム面を含む図示機構が図2で述べたプッシャガ
イド機構と同じ機能を果たすことになる。
【0024】実施例3: 図8はプッシャ式カップ移送機構の前方に回転テーブル
を組み合わせた応用実施例を示すものである。この実施
例では、プッシャ8がベンドステージ4内に組み込んだ
ねじ送り機構22によりカップ移送経路に沿って往復駆
動される。なお、23はねじ送り機構22の送りねじ、
24は送りねじ23に螺合したナット、25は駆動モー
タ、26は位置検出スイッチである。また、昇降開閉式
の商品取出口扉1を挟んでベンドステージ2の前方には
カップ受取カウンタ27を備えており、該カップ受取カ
ウンタ27とベンドステージ2の間を連繋して回転テー
ブル28を備えている。この回転テーブル28はベンド
ステージ4から前方に送出された飲料入りカップ4を受
け取って商品取出口扉1の前方に送り出すものであり、
29は回転テーブル28の駆動モータ、29は自走カム
スイッチである。
【0025】かかる構成によるカップの取出動作は次の
ように行われる。ベンドステージ上で飲料が供給された
カップ4は、まずプッシャ8によりベンドステージ2の
前方に送出された後、ステージの先端から回転テーブル
28に移載される。またこの送出動作に合わせて商品取
出口扉1が上昇して開放する。次に回転テーブル28が
180度回転し、ベンドステージ2から受け取った飲料
入りカップ4をカップ受取カウンタ27側に送り出す。
これにより客は機内に手を差し入れることなく、回転テ
ーブル28からカップ4を直接受け取ることがてきる。
【0026】実施例4: 次にカップ移送機構としてテーブル式カップ移送機構を
採用した実施例を図9ないし図11で説明する。この実
施例は、ベンドステージ2の上面中央に移送テーブル2
9を配備し、カップ4をこの移送テーブル29の上に載
せてカップ取出位置(鎖線で示す)まで送出するように
したものである。また、この実施例ではカップ4を搬出
位置で支えるフラッパ式カップ保持機構に対し、左右一
対のフラッパ3にはそれぞれフラッパ開閉機構3aを設
けて指令によりフラッパ3を強制的に開くように構成て
いる。一方、商品取出口扉1には扉開閉機構1aを備え
ており、さらに前記のカップ取出位置に対応してベンド
ステージ2の側方には例えば光電スイッチなどを採用し
たカップ有無検知センサ30を備えている。
【0027】次に前記した移送テーブル29の駆動機構
を図10で説明する。すなわち、移送テーブル29は片
持ち式の支持アーム31を介してカップ移送経路と平行
に敷設したガイド軸32に上下揺動可能に軸支されてい
る。また、支持アーム31の裏面側に形成した長溝には
駆動リンク33の先端に取付けたローラ34が嵌合して
おり、かつ駆動リンク33は歯車機構35を介して駆動
モータ36にに伝動結合されている。さらに、支持アー
ム31の先端に対向してその上方には前記ガイド軸32
と平行した揺動式のテーブル昇降操作レバー37が設け
てあり、かつ該レバー37にはレバー操作用のソレノイ
ド38が対向している。なお、31bは支持アーム31
の先端に取付けたローラ、37aはレバー37の復帰ば
ねである。
【0028】上記の構成で、移送テーブル29は図示実
線位置に待機しており、ここで駆動モータ36を正転す
ると駆動リンク33が時計方向に揺動し、これに従動し
て移送テーブル29はガイド軸32に沿って図10
(a)の実線位置から鎖線位置に向けて移動する(往路
行程)。またこの位置から駆動モータ36を逆転する
と、駆動リンク33が反時計方向に揺動するので、これ
に従動して移送テーブル29が鎖線位置から待機位置に
移動復帰する(復路行程)。一方、前記の往路行程でソ
レノイド38を非励磁とすれば、レバー37は復帰ばね
37aのばね付勢により図10(b)のように略垂直姿
勢になり、支持アーム31の先端を下方に押し下げる。
したがってガイド軸32に軸支された支持アーム31は
反時計方向に揺動し、移送テーブル29はその上面がベ
ンドステージ2のステージ面から突き出すように上昇位
置に保持される。これに対して、前記の復路行程に合わ
せてソレノイド38を励磁駆動すると、レバー27が図
10(c)のように傾いて支持アーム31の拘束を解
く。これにより、支持アーム31がガイド軸32を支点
に時計方向に揺動し、移送テーブル4はベンドステージ
2の内方に引っ込む。
【0029】したがって、販売動作に合わせて移送テー
ブル29を前記のように操作すれば、往路行程では移送
テーブル29がベンドステージ2より突き出し、移送テ
ーブル上に載せたカップ4をベンドステージ上のカップ
移送経路に沿ってカップ取出位置まで搬送する。また、
復路行程ではカップ取出位置で移送テーブル29がベン
ドステージ内に引っ込み、カップ4をベンドステージ上
のカップ取出位置に残したまま移送テーブル29が待機
位置に復帰するとともに、この位置で移送テーブル29
が再びベンドステージ上に突き出して待機する。
【0030】図11は上記実施例による飲料販売動作の
フロー図であり、販売指令によりステップ(1)でベン
ドステージ上にカップが搬出されると、カップをフラッ
パで受容保持したままステップ(2)で飲料が供給され
る。次にステップ(3)でカップ有無検知センサ30
(図9参照)の検知信号を基に前回販売のカップがベン
ドステージ上に残っている場合には販売動作を中断し、
カップのないことが確認されると、次のステップ(4)
に進み、フラッパ式カップ保持機構のフラッパを開いて
カップの拘束を解とともに、カップ移送機構が始動して
ステップ(5)〜(6)で飲料入りカップを移送テーブ
ルに載せてベンドステージ上のカップ取出位置まで搬送
する。そして飲料入りカップがカップ取出位置に到達す
ると、ステップ(7)でテーブルが下降し、カップをス
テージ上に取り残したままステップ(8),(9)を経
て待機位置に復帰する。一方、飲料入りカップがカップ
取出位置に送出されると、ステップ(10)で商品取出
口扉が扉開閉機構1a(図9参照)の動作により開放
し、ここで客がカップを取り出す(ステップ(11))
と、所定時間後に商品取出口扉が閉じて販売待機状態に
戻る。
【0031】実施例5:次にエア式カップ移送機構を採
用した実施例を図12に示す。この実施例ではベンドス
テージ2に搬出されたカップ4を、飲料供給後に空気圧
を利用してカップ取出位置まで送出するようにしたもの
である。ここで、ベンドステージ2は中空容器としてな
り、かつその上面には多数のエア吹出し穴2aが分散し
て穿孔されている。そしてベンドステージ2の容器から
引き出した送気管路39にはエア開閉弁40,アキュム
レータ41を介してエアポンプ42が接続されている。
なお、43はエアポンプ42を運転制御する圧力スイッ
チである。また、前記のエア吹出し穴2aはカップ4の
移送方向に向けて傾斜している。
【0032】かかる構成で販売待機中にはエアポンプ4
2より送り込んだ一定圧の圧縮空気をアキュムレータ4
1に蓄積しておき、販売時にベンドステージ2の上にカ
ップ4を搬出して飲料を供給すると、続いてエア開閉弁
40を開き、アキュムレータ41から放出した圧縮空気
をベンドステージ2のエア吹出し穴2aを通じて斜め上
方に吹き出す。これにより、飲料入りカップ4にはエア
コンベヤと同じ原理で前方への推力が働き、ベンドステ
ージ上を滑りながら前方へ移動する。また、このカップ
搬送動作に合わせて商品取出口扉1を開放することによ
り、カップ4は商品取出口を通過して機外側に設けたカ
ップ受取カウンタ27の位置まで移動し、これにタイミ
ングを合わせてエア開閉弁39を閉じることでカップ4
が所定の取出位置に停止する。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、飲料
販売時にベンドステージ上の奥部へ搬出されたカップ
が、飲料供給後にはカップ移送機構の動作によりフラッ
パから離脱してベンドステージ上の前端に定めたカップ
取出位置まで移送されるので、客は飲料の飛沫で汚れて
いるフラッパ,あるいは飲料供給用ノズルなどに手を全
く触れることなく、ベンドステージの手前側に送出され
ている飲料入りカップを楽に取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に対応するカップ取出装置の
構成斜視図
【図2】図1のベンドステージに組み込んだプッシャガ
イド機構の構成斜視図
【図3】ベンドステージの組立構造を表す分解図
【図4】図1のカップ移送機構に商品取出扉開放用のア
クチュエータを組み込んだ応用例の構成斜視図
【図5】図4と異なる扉開放用アクチュエータ機構を組
み込んだ応用例の構成平面図
【図6】図5の側面図
【図7】本発明の実施例2に対応するプッシャ式カップ
移送機構の機構図
【図8】本発明の実施例3に対応するカップ取出装置の
構成図であり、(a)は平面図、(b)は側面図
【図9】本発明の実施例4に対応するカップ取出装置の
全体の構成斜視図
【図10】図9におけるテーブル式カップ移送機構の構
成図であり、(a)は要部機構の平面図、(b),
(c)はそれぞれ往路,復路行程での動作状態を表した
要部機構の正面図
【図11】実施例3によるカップ取出動作を表すフロー
【図12】本発明の実施例5に対応するカップ取出装置
の構成図であり、(a)は平面図、(b)は側断面図
【図13】従来におけるカップ式飲料自動販売機のベン
ドステージの構成斜視図
【符号の説明】
1 商品取出口扉 1a 扉開閉機構 2 ベンドステージ 2a エア吹出し穴 3 フラッパ式カップ保持機構のフラッパ 3a フラッパ開閉機構 4 カップ 5 飲料供給ノズル 7 プッシャ式カップ移送機構 8 プッシャ 9c 扉開放用アクチュエータ 13 プッシャガイド機構 16 扉開放用アクチュエータ機構 27 カップ受取カウンタ 28 回転テーブル 29 移送テーブル 30 カップ有無検知センサ 31 テーブルの支持アーム 32 ガイド軸 33 駆動リンク 36 駆動モータ 37 テーブル昇降操作レバー 38 ソレノイド 40 エア開閉弁 41 アキュムレータ 42 エアポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−89358(JP,A) 特開 平2−138696(JP,A) 実開 平1−35473(JP,U) 特公 昭39−15571(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07F 13/10

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機内で製造した飲料をカップに供給して販
    売に供するカップ式飲料自動販売機において、商品取出
    口扉の背後に設置したベンドステージと、該ベンドステ
    ージ上の後部に搬出されたカップを飲料供給位置に支え
    るフラッパ式カップ保持機構と、飲料供給後にカップを
    前記飲料供給位置からベンドステージ上の前部に定めた
    カップ取出位置へカップ移送経路に沿ってカップを背後
    から押し送りするプッシャ式カップ移送機構とを備え、
    このプッシャ式カップ移送機構が、カップ送出用プッシ
    ャと、該プッシャをカップ移送経路に沿って往復動させ
    るリンク機構,および該リンク機構の駆動部と、カップ
    移送経路の往路ではプッシャをベンドステージの上に突
    き出し、かつ復路ではプッシャをステージ内に引っ込め
    るプッシャガイド機構とからなることを特徴とするカッ
    プ式飲料自動販売機のカップ取出装置。
  2. 【請求項2】機内で製造した飲料をカップに供給して販
    売に供するカップ式飲料自動販売機において、商品取出
    口扉の背後に設置したベンドステージと、該ベンドステ
    ージ上の後部に搬出されたカップを飲料供給位置に支え
    るフラッパ式カップ保持機構と、飲料供給後にカップを
    前記飲料供給位置からベンドステージ上の前部に定めた
    カップ取出位置へカップ移送経路に沿ってカップを移送
    テーブル上に載せて搬送するテーブル式カップ移送機構
    とを備え、このテーブル式カップ移送機構が、カップを
    搭載する移送テーブルと、該移送テーブルをカップ移送
    経路に沿って往復動させるリンク機構,および該リンク
    機構の駆動部と、カップ移送経路の往路では移送テーブ
    ルをカップステージの面上に突き出し、かつ復路では移
    送テーブルをステージ内に引っ込めるテーブル昇降機構
    とからなることを特徴とするカップ式飲料自動販売機の
    カップ取出装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載のカップ取出装置において、
    移送テーブルが片持ち式支持アームを介してガイド軸に
    上下揺動可能に支持され、かつ前記支持アームの先端に
    連繋してソレノイドで駆動されるテーブル昇降操作レバ
    ーを備えたことを特徴とするカップ式飲料自動販売機の
    カップ取出装置。
  4. 【請求項4】機内で製造した飲料をカップに供給して販
    売に供するカップ式飲料自動販売機において、商品取出
    口扉の背後に設置したベンドステージと、該ベンドステ
    ージ上の後部に搬出されたカップを飲料供給位置に支え
    るフラッパ式カップ保持機構と、飲料供給後にカップを
    前記飲料供給位置からベンドステージ上の前部に定めた
    カップ取出位置へカップ移送経路に沿ってカップを空気
    圧により搬送するエア式カップ移送機構とを備えたこと
    を特徴とするカップ式飲料自動販売機のカップ取出装
    置。
  5. 【請求項5】請求項4記載のカップ取出装置において、
    エア式カップ移送機構が、ベンドステージを中空容器と
    してそのステージ面上に分散穿孔してカップ送出方向に
    傾斜したエア吹出穴と、ベンドステージ内に圧縮空気を
    送気するエアポンプと、エアポンプとの間の送気管路に
    接続したエア開閉弁とからなることを特徴とするカップ
    式飲料自動販売機のカップ取出装置。
  6. 【請求項6】機内で製造した飲料をカップに供給して販
    売に供するカップ式飲料自動販売機において、商品取出
    口扉の背後に設置したベンドステージと、該ベンドステ
    ージ上の後部に搬出されたカップを飲料供給位置に支え
    るフラッパ式カップ保持機構と、飲料供給後にカップを
    前記飲料供給位置からベンドステージ上の前部に定めた
    カップ取出位置へ送出するカップ移送機構と、ベンドス
    テージ上のカップ取出位置と対応する位置にカップ有無
    検知センサとを備え、該センサの検知信号を基にカップ
    が取り出されたか否かを判定して次回の販売動作を制御
    することを特徴とするカップ式飲料自動販売機のカップ
    取出装置。
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