JPH01246696A

JPH01246696A - 自動販売機の商品横送り機構

Info

Publication number: JPH01246696A
Application number: JP7552688A
Authority: JP
Inventors: Yasuo Uchikawa; 靖夫内川
Original assignee: Kubota Corp
Current assignee: Kubota Corp
Priority date: 1988-03-29
Filing date: 1988-03-29
Publication date: 1989-10-02
Anticipated expiration: 2012-07-02
Also published as: JP2625486B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は自動販売機の商品横送り機構に関し、更に詳し
くは、複数の貯蔵部から複数位置に送り出される商品を
横方向の所望位置まで横送りする自動販売機の商品横送
り機構。

〔従来の技術〕

従来の複数の貯蔵部を有する自動販売機には通常、商品
払出口が自動販売機の下部に複数設けられており、前記
複数の貯蔵部から複数位置に送り出された商品は前記複
数の商品払出口の位置までシュート等を用いて送られた
後に該商品払出口のいずれかへ払い出されるようになっ
ている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

かかる従来の自動販売機にあっては商品払出口が自動販
売機の下部に設けられているために塵埃等が溜まり易く
て不衛生である上、該商品払出口から商品を取り出すの
に購入者は身を屈めるという不自然な姿勢をとらなくて
はならないという問題がある。

そこで、上述した如き問題を解消するためには前記複数
の商品払出口を自動販売機の上部又は中央部に設け、該
商品払出口の位置まで貯蔵部から送り出された商品を上
昇させるべく上下搬送機構を設け、該上下搬送機構を用
いて商品を上昇させた後にこれを前記商品払出口から払
い出すことが考えられる。

かかる機構を設けることとすれば、上述の問題は解消さ
れるものの、商品払出口が複数箇所にわたって設けられ
ているため、購入者は商品がいずれの商品払出口に払い
出されたか迷うことがあるという問題が残る。

本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、上述
の残された問題を、コストの面でも払出時間の面でも有
利なままで解消し得る手段を提供することを目的とする
。

〔課題を解決するための手段〕

本発明に係る自動販売機の商品横送り機構は、複数の貯
蔵部から複数位置に送り出される商品を受皿にて受け取
ってこれを昇降させる上下搬送機構と、該上下搬送機構
の昇降力を利用して前記商品を昇降中に横方向の所望位
置まで強制移動させる強制移動機構とを備える点に特徴
を有している。

〔作　用〕

かかる自動販売機の商品横送り機構を用いる場合、上下
搬送機構によって商品を昇降させる間に、別の駆動源を
新たに設けることなく前記上下搬送機構の昇降力を利用
した前記強制移動機構によって商品を横方向の所望位置
、例えば所定の払出位置まで移動させることができる。

〔発明の効果〕

従って、自動販売機の上部又は中央部の適宜位置に共通
の商品払出口を設定しておいても、該商品払出口位置ま
で前記強制移動機構によって昇降中の商品を１動的に強
制移動させることができる。その結果、該商品を前記共
通の商品払出位置に設けた共通の商品払出口から払い出
すことができるため、購入者がいずれの商品払出口に商
品が払い出されているか迷うという従来の問題が解消さ
れる。しかもその問題解消のためには別の駆動源を設け
る必要がなく、自動販売機のコストアップにはつながら
ないという利点もある。更に前記商品の強制移動は商品
外陣中に行われるため、購入者が商品を選択してから該
商品が払い出されるまでに要する時間の無駄が省けるこ
ととなる。

〔実施例〕

以下本発明をその実施例を示す図面に基づいて説明する
。

第４図において、（１）は商品（Ａ）をその種類毎に分
類貯蔵すると共に該商品（Ａ）を下方へサーペンタイン
方式にて順次供給する複数の貯蔵部であり、購入者が商
品（Ａ）の中から特定のものを選択した場合にはその選
択された商品（Ａ＞を貯蔵する貯蔵部（１）の底部に設
けられた回転ドア（９）が開放され、該商品（Ａ）が１
個宛落下送出された後、各貯蔵部（１）　の下方に夫々
設けられているシ、　−）　（２）経由で搬出されるよ
うになっている。

第１図及び第２図において、（３）は、上述の如く複数
の貯蔵部（１）から複数位置に送り出される商品（Ａ）
を受皿（４）によって受け取って該受皿（４）を商品（
Ａ＞と共に昇降させる上下搬送機構であり、該上下搬送
機構（３）は自動販売機の上部及び下部に配されその一
方（本実施例では下方）がモータ（３ａ）によって正逆
両方向へ回転駆動される上下一対のスプロケッ）　（３
ｂ）、　（３ｃ）と、該スブロケッ）　（３ｂ）、　（
３ｃ）に掛は回され前記モータ（３ａ）の駆動力によっ
て正逆両方向へ周回する周回チェーン（３ｄ）とを備え
てなっており、該周回チェーン（３ｄ）には、その中間
適宜部位にその正逆両方向への周回に従動して昇降する
受皿（４）が固設されている。なお該受皿（４）はそれ
に付設されたローラ（４ａ）を上下ガイド（４ｂ）に係
合させることによってその昇降運動が規制されるように
なっている。

前記受皿（４）　は、第３図にも示す如く昇降自在な受
皿本体（４Ａ）と該受皿本体（４Ａ）内に収納された状
態でスライドし得るスライド受皿（４Ｂ）とが組み合わ
されたものであり、その横方向端部は商品（Ａ）がそこ
から落下し得るように開口している。

そして該受皿（４）上には、前記商品（Ａ）が前記貯蔵
部（１）からその下方の複数位置のいずれかへ落下送出
された後、前記シー　−）　（２）経由で搬出されるよ
うになっている。

（５）は、上下両端部（５ａ）、　（５ｂ）が自動販売
機の上下適宜部位に固定され、その中間部（５Ｃ）が前
記受皿本体（４Ａ）によって横方向へ張り出され、その
張出部の位置が前記上下搬送機構（３）による前記受皿
本体（４Ａ）の昇降に伴って上下方向に変化する有端チ
ェーンである。

前記有端チェーン（５）には、その下部適宜部位に断面
鉤状の第１突片（６）が付設されており、該第１突片（
６）　は前記スライド受皿（４Ｂ）の下方に下面開放状
態で突設された断面口字状の突起体（８）に係合し、該
第１突片（６）を突起体（８）と係合させつつ前記有端
チェーン（５）の張出部（５Ｃ）の位置を上昇させると
、前記スライド受皿（４Ｂ）は受皿本体（４Ａ）内に収
まる方向へ強制スライドされるようになっている。なお
、突起体（８）は前記受皿本体（４Ａ）と干渉し合わな
いように設定されている。

また、前記有端チェーン（５）には、その上部に常に鉛
直姿勢を保つ第２突片（７）が付設されており、前記有
端チェーン（５）の張出部（５Ｃ）の位置が上述の位置
より更に高い位置となるように受皿（４）を上昇させる
と、該張出部（５ｃ）においては前記第２突片（７）が
鉛直下向きに突出したて状態となり、該第２突片（７）
によって前記受皿（４）上の商品（Ａ）は横方向へ強制
移動させられることとなる。

かかる機構を備える自動販売機において、商品（Ａ）が
第１図に示す如くスライド受皿（４Ｂ）側に搬出された
場合は、該商品（Ａ）は先ず、スライド受皿（４Ｂ）に
載置されたまま受皿（４）の中央側へ強制移動させられ
る。一方、商品（Ａ）が受皿本体（４Ａ）側に搬出され
た場合は、該商品（Ａ）は、前記第２突片（７）によっ
て押出されて強制移動させられ、第２図に示す如く受皿
（４）の横方向端部の開口部から落下させられる。なお
、前述の如く受皿（４）　の中央側へ強制移動させられ
た商品（Ａ）も前記第２突片（７）によって押出されて
受皿（４）の横方向端部の開口部から落下させられる。

〔第２実施例〕第５図及び第６図において、（３）は上述の実施例と同
様の上下搬送機構であり、該上下搬送機構（３）の周回
チェーン（３ｄ）の中間適宜部位には、シュート（２）
から搬出される商品（Ａ）を受け止め、一方の端部に設
けられた放出部（１０ａ）から商品（Ａ）を放出し得る
受皿（ｌＯ）が固設され、該受皿（１０）は前記周回チ
ェーン（３ｄ）の正逆両方向への周回に従動して昇降す
るようになっている。なお（１４）は前記受皿（１０）
にて受け止めきれない商品（Ａ）を該受皿（１０）へ案
内するシュートである。

該受皿（１０）の下方には、その底部に平行に螺杆（１
１）が設けられており、該螺杆（１１）の基端部には前
記周回チェーン（３ｄ）と係合されてこれに連動して回
転するスプロケット（１１ａ）が設けられている。そし
て該螺杆（１１）にはスプロケット（１１ａ）の回転に
応じてその回転軸方向へ平行移動するネジ部材（１２）
が係合されており、更に該ネジ部材（１２）には前記受
皿（１０）内に配置される強制板（１３）が結合されて
いる。なお該強制板（１３）とネジ部材（１２）とを結
合するに際しては、例えば前記受皿（１０）の底壁に幅
狭の長孔を設けてその長孔に前記ネジ部材（１２）を挿
通させる等の対策を講じて受皿（１０）とネジ部材（１
２）とが干渉し合わないように配慮されている。

かかる機構を備える自動販売機においても、前記強制板
（１３）を、受皿（１０）の上下搬送機構（３）による
昇降に応じて前記放出部（１０ａ）側へ強制移動させ、
受皿（１０）上の複数位置に搬出される商品（Ａ）をそ
の横方向所望位置、具体的には図中の仮想線に示す如く
前記放出部（１０ａ）の位置まで運ぶことができるよう
になる。

尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第４図は本発明に係る自動販売機の商品横送り
機構の実施例を示し、第１図及び第２図はその構成を模
式的に示す正面図、第３図はその要部を示す側面図、第
４図は自動販売機を示す縦断面図である。また第５図は
別実流側の構成を模式的に示す正面図、第６図はその要
部を示す側面図である。（１）・・・・・・貯蔵部、（３）・・・・・・上下搬
送機構、（３ｄ）・・・・・・周回チェーン、（４）・
・・・・・受皿、（４Ａ）・・・・・・受皿本体、（４
Ｂ）・・・・・・スライド受皿、（５）・・・・・・　
　　□有端チェーン、（６）・・・・・・第１突片、（
７）・・・・・・第２突片、（１１ａ）・・・・・・ス
プロケット、（１３）・・・・・・強制板、（Ａ）・・
・・・・商品。

Claims

【特許請求の範囲】１、複数の貯蔵部（１）から複数位置に送り出される商
品（Ａ）を受皿（４）にて受け取って該受皿（４）を商
品（Ａ）と共に昇降させる上下搬送機構（３）と、該上
下搬送機構（３）の昇降力を利用して前記商品（Ａ）を
昇降中に横方向の所望位置まで強制移動させる強制移動
機構とを備える自動販売機の商品横送り機構。２、前記強制移動機構は、昇降自在な受皿本体（４Ａ）
及びこれに沿ったスライドが可能なスライド受皿（４Ｂ
）からなり横方向端部が開口された受皿（４）と、上下
両端部が固定され前記受皿本体（４Ａ）によって押圧さ
れて中間部が張り出されその張出部の位置が前記受皿本
体（４Ａ）の昇降に伴って上下方向に変化する有端チェ
ーン（５）と、該有端チェーン（５）に付設されて前記
スライド受皿（４Ｂ）を押圧してこれを前記受皿本体（
４Ａ）内に収めるようにスライドさせる第１突片（６）
と、前記有端チェーン（５）に付設されて前記スライド
受皿（４Ｂ）のスライド完了後にそれ自体にて商品（Ａ
）を横方向へ強制移動させる第２突片（７）とを備えた
ものである請求項１記載の自動販売機の商品横送り機構
。３、前記強制移動機構は、前記上下搬送機構（３）の一
部を構成する周回チェーン（３ｄ）に係合されてこれに
連動して回転するスプロケット（１１ａ）と、該スプロ
ケット（１１ａ）の回転に応じてその回転軸方向へ平行
移動しそれ自体にて商品（Ａ）を強制移動させる強制板
（１３）とを備えたものである請求項１記載の自動販売
機の商品横送り機構。