JP2998009B2 - ドレーン工事用作業船 - Google Patents
ドレーン工事用作業船Info
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- drain
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- casing
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- Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
Description
を水底に圧入するための工事用作業船に関するものであ
る。
状のドレーン材を海底、湖底などに打ち込んで軟弱地盤
を改良するドレーン工事用作業船が利用されている。
ているドレーン工事用作業船にあっては、次のような問
題が存在した。 <イ>打設装置が櫓構造であり、その櫓が作業船の上を
移動する構造である。そのために全体に大型であり重量
も大きく、製造、運用に多額の費用を要するものであっ
た。 <ロ>船体の中央にオープンスペースを開口し、その内
部でドレーン打設作業を行う構造である。そのために船
幅に対して作業ができる幅が狭く、不経済なものであっ
た。 <ハ>ドレーンを打設する装置が櫓構造の上部に位置し
ているために作業を高所で行う必要がある。 <ニ>作業を高い位置で行う構造であるために、重量の
あるドレーン材のロールを高所まで持ち上げなければな
らず、やはり不経済である。 <ホ>櫓が船上を移動する構造であるから、打設する装
置の移動にともなって船体が傾斜する。そのためにドレ
ーン材の正確な打設寸法を算出することが困難となる。 <ヘ>巨大な櫓を設立した構造であるから、風圧による
影響を受けやすく船体移動量が大きく、常に位置の修正
が必要となる。
解決するためになされたもので、従来のこの種の作業船
と比較して軽量、小型で、かつ高所作業を必要としない
ドレーン工事用作業船を提供することを目的とする。
するために、本発明のドレーン工事用作業船は、船体の
端部にリーダーを設置し、このリーダーによってケーシ
ングパイプと、ケーシングパイプの周囲を保護するケー
シングガイドとを吊り下げ、船体の甲板にはドレーン材
を折り返す折り返し塔を設置し、甲板上にはドレーン材
のロールを設置して構成した、ドレーン工事用作業船を
特徴としたものである。
のドレーン工事用作業船の実施例について説明する。
リーダー1の外側(水上側)に沿ってケーシングパイプ
2を吊り下ろす構造であり、センターウエル構造ではな
い。リーダー1の内側(船側)にはリーダー1に沿って
ドレーン材風防トランク3を取り付ける。さらにリーダ
ー1とは独立してドレーン材折り返し塔4を設立する。
以上が船体上に設置する主要な構造物である。
てケーシングパイプ2を吊り下げる。ケーシングパイプ
2の吊り下げロープは2本配置する。1本はウインチを
巻き出すことによってケーシングパイプ2の重量によっ
て水底に貫入させる。他の1本はウインチを巻き取るこ
とによってケーシングパイプ2を引き上げる構造であ
る。ドレーン材5はリーダー1の船側の側面に沿ってい
ったん最上部まで持ち上げ、最上部のリーダー1側ガイ
ドローラーで折り返した状態でケーシングパイプ2内に
導入する。リーダー1の船側にはドレーン材風防トラン
ク3を平行して取り付ける。このトランク3の内部にド
レーン材5を導入することによって、ドレーン材5が風
によって妄動することを防止することができる。
上部にパイプ側ガイドローラー21が取り付けてある。
このパイプ側ガイドローラー21は、ケーシングパイプ
2と一体で昇降するから、ケーシングパイプ2が下降し
て、リーダー1の最上部のリーダー1側ガイドローラー
11との距離が大きくなってもドレーン材5を安定した
状態でケーシングパイプ2内に導入することができる。
ケーシングパイプ2の上部には注水弁22を設けてパイ
プ内に水を注入してケーシングパイプ2の引き抜き時の
ドレーン材5の共上がりを防止する。あるいはケーシン
グパイプ2へのドレーン材5の導入口にエアシール弁2
3を設け、この弁23の開閉によってケーシングパイプ
2へ圧縮空気を封入して同様の効果を期待する場合もあ
る。
によって包囲する。このケーシングガイド6はトラス構
造の枠体であり、ケーシングパイプ2と一体に水底面ま
で下降し、打設点を正確に設定する。さらにケーシング
パイプ2は軟弱な地中深く進入するから、ケーシングガ
イド6によって方向性を維持することにより、地中貫入
中のケーシングパイプ2の曲損事故の発生を防止する。
ケーシングガイド6の下端には、ケーシングパイプ2の
下端を横断する状態の水中カッター61を取り付け、所
定の位置でケーシングパイプ2下端から露出しているド
レーン材5を切断する。
設置する。この折り返し塔4の内部には吊り上げローラ
ー41を取り付け、この吊り上げローラー41を折り返
し塔4の外部に設置した、トルク制御できるウインチ4
2で巻き上げておく。折り返し塔4の下部から導入した
ドレーン材5は、吊り上げローラー41において折り返
してリーダー1側に導かれる。したがってドレーン材5
には常に一定の張力が作用するように構成することがで
きる。
したら、あらたなロールのドレーン材5と接続しなけれ
ばならない。そのために折り返し塔4の両側にブレーキ
43を設置し、このブレーキ43の開閉によってドレー
ン材5を拘束するように構成する。そして折り返し塔4
への導入側のブレーキ43で供給を拘束した状態で、新
たなロールのドレーン材5との接合を行う。接合は針に
よる縫い合わせ、その他公知の方法を採用する。導入側
のブレーキ43でドレーン材5を拘束すると、ケーシン
グパイプ2への供給が停止してしまうが、その時間中は
折り返し塔4の吊り上げローラー41を徐々に下降させ
ることによって十分な送り出し量を確保することができ
る。
5を水底に打設する方法について説明する。
き出し、ブレーキ43、折り返し塔4、ブレーキ43、
風防トランク3、リーダー側ガイドローラー11、パイ
プ側ガイドローラー21、の順に介してケーシングパイ
プ2の最下端にまで配置する。ケーシングパイプ2の下
端には公知の折り返し装置が取り付けてあり、ジャッキ
の伸長でドレーン材5を折り返して固定することができ
る。
プ2を下降させてその先端を水底に到達させる。位置が
確定したらそれ以降の移動を阻止するためにケーシング
ガイド6を下降させて、ケーシングパイプ2の姿勢や位
置を確保する。さらに貫入側のウインチを巻き出せば、
ケーシングパイプ2は自重で水底に貫入して行く。
き。 所定の深さまで達したら、引き抜き側のウインチでロー
プを巻き取ることによって、ケーシングパイプ2のみを
上昇させる。その際に、ケーシングパイプ2の上昇量に
応じてケーシングパイプ2の先端から下向きの押し棒を
露出する。そのために、ドレーン材5は押し棒によって
地中に残され、ケーシングパイプ2のみが引上げられ
る。引上げの際に、前記したようにケーシングパイプ2
の内部に水を注入するなどしてドレーン材5の共上がり
を阻止する場合もある。
は水底に固定したままである。ケーシングパイプ2が完
全に地中から抜き出たら、いったん引き抜きを停止す
る。そしてケーシングガイド6下端の水中カッター61
を作動させてドレーン材5を切断する。その結果、定着
位置から水底面までのドレーン材5の打設が完了する。
説明したようになるから次のような効果を得ることがで
きる。 <イ>ドレーン材5のロールを甲板上においた状態で水
底への打設作業を継続することができる。したがって従
来のように重量の大きいドレーン材5ロールを高所まで
持ち上げて作業を行う方法と比較してきわめて安全で能
率のよい作業を行うことができる。 <ロ>ドレーン材5の供給経路の途中に、折り返し塔4
を設けて余裕と張力を持たせてある。そのために水底へ
の打設作業を継続したまま、ロールからの送り出しを停
止して新たなドレーン材5への接合作業を行うことがで
きる。このように作業を中断することなく、いくらでも
ドレーン材5を延長することができるから作業はきわめ
て能率的である。 <ハ>リーダー1は、ケーシングパイプ2を吊り上げ、
吊り下ろす作業を行うのみであるから、ガイドローラー
さえ備えてあれば十分であって、高所に複雑な装置、機
器を設置する必要はない。したがって装置全体を軽量
化、小型化することができ、製造価格を減少させること
ができる。 <ニ>軽量化、小型化することによって側面から見た面
積が小さくなるから、風圧の影響も減少する。したがっ
て強風下でも船体の移動、動揺が少なく、安定した作業
を行うことができる。 <ホ>巨大な櫓構造が船上を移動するような構造ではな
いから、船体の傾斜が発生せず、正確な打設長さの算出
を簡単に行うことができる。
図
Claims (2)
- 【請求項1】船体の端部にリーダーを設置し、 このリーダーによってケーシングパイプと、 ケーシングパイプの周囲を保護するケーシングガイドと
を吊り下げ、 船体の甲板にはドレーン材を折り返す折り返し塔を設置
し、 甲板上にはドレーン材のロールを設置して構成した、 ドレーン工事用作業船 - 【請求項2】船体の端部にリーダーを設置し、 このリーダーによってケーシングパイプと、 ケーシングパイプの周囲を保護するケーシングガイドと
を吊り下げ、 船体の甲板にはドレーン材を折り返す折り返し塔を設置
し、 甲板上にはドレーン材のロールを設置し、 ロールと折り返し塔との間にはドレーン材の移動を拘束
するブレーキと接合装置を配置して構成した、 ドレーン工事用作業船
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25388296A JP2998009B2 (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | ドレーン工事用作業船 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP25388296A JP2998009B2 (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | ドレーン工事用作業船 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1076989A JPH1076989A (ja) | 1998-03-24 |
JP2998009B2 true JP2998009B2 (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=17257444
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25388296A Expired - Lifetime JP2998009B2 (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | ドレーン工事用作業船 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2998009B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
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---|---|---|---|---|
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JP5225302B2 (ja) * | 2010-02-24 | 2013-07-03 | ドレーン基礎工業株式会社 | ドレーン材の打設装置 |
CN106892064A (zh) * | 2017-02-27 | 2017-06-27 | 广州市盛洲地基基础工程有限公司 | 一种pvd水上施工专用船 |
KR101875860B1 (ko) * | 2018-01-09 | 2018-07-06 | (주)미래지반연구소 | 해상용 배수재 커팅장치 |
-
1996
- 1996-09-04 JP JP25388296A patent/JP2998009B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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JPH1076989A (ja) | 1998-03-24 |
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