JP2759428B2 - 水中鋼管杭打設工法および装置 - Google Patents

水中鋼管杭打設工法および装置

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JP2759428B2 JP20844394A JP20844394A JP2759428B2 JP 2759428 B2 JP2759428 B2 JP 2759428B2 JP 20844394 A JP20844394 A JP 20844394A JP 20844394 A JP20844394 A JP 20844394A JP 2759428 B2 JP2759428 B2 JP 2759428B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水中構造物の構築に必
要とされる水中基礎鋼管杭の打設工法および装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、図10〜図13に示すようにリーダ
マスト2に昇降自在に杭打ハンマー3を設けた杭打船1
で鋼管杭4を海上から打設している。この鋼管杭4は図
示は省略するが杭台船で運搬してきたものを図11に示す
ようにクレーン付台船で吊り上げ、順次溶接して長尺杭
としていく。
【0003】このように海上までの余長を含んだ長尺杭
を打設し、その後、図12に示すように水中切断機5で切
断し、余長分を回収する。
【0004】また、打設精度を高上させるために予めテ
ンプレート(定規)6を海底に設置することも行われて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記水中基礎鋼管杭の
打設工法では鋼管杭4の材料が例えば水深に長さだけ余
分に必要となる。さらに、50m〜100 mといった超大水
深においては杭の長さがそれを上まわるものが必要とさ
れ、実質上施工が困難である。
【0006】また、施工手順が多く、気象現象の厳しい
外洋での施工では時間がかかり過ぎる。
【0007】これに加えて、テンプレート6を海底に設
置するには仮杭7を余分に打設しなければならず、本来
の鋼管杭4を打設するのに等しい手間がかかる。
【0008】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、超大水深においても施工可能で、しかも、必要な長
さの杭を余分を見ることなく少ない工程で迅速に施工す
ることができる水中鋼管杭打設工法および装置を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、水中鋼管杭打設工法としては、巻上げ装置を
設置したデッキを水面上に吊支し、このデッキから上部
ガイドフレーム、下部ガイドフレームを個別に巻上げ装
置により昇降自在に吊下げ、また、上部ガイドフレー
ム、下部ガイドフレームを貫通するように打設鋼管杭を
配置し、この鋼管杭の上端に水中ハンマーを着脱自在に
取付け、この水中ハンマーの部分を前記デッキから巻上
げ装置により昇降自在に吊下げ、これら上部ガイドフレ
ーム、下部ガイドフレーム、水中ハンマー付きの鋼管杭
を水中に同時に降下させ、下部ガイドフレーム、鋼管杭
下端が水底に着底後、上部ガイドフレームを適宜降下さ
せ、水中ハンマーを駆動して鋼管杭を打設すること、お
よび、下部ガイドフレームは水中構造物であることを要
旨とするものである。
【0010】また、水中鋼管杭打設装置としては、巻上
げ装置を設置した水面上に吊支するデッキと、このデッ
キから巻上げ装置により個別に昇降自在に吊下げる上部
ガイドフレームと下部ガイドフレーム、および、上部ガ
イドフレーム、下部ガイドフレームを貫通するように配
置する打設鋼管杭の上端に着脱自在に取付け、前記デッ
キから巻上げ装置により昇降自在に吊下げる水中ハンマ
ーとからなることを要旨とするものである。
【0011】
【作用】請求項1および請求項3記載の本発明によれ
ば、水面上に吊支されるデッキから、上部ガイドフレー
ム、下部ガイドフレーム、および、水中ハンマーを着脱
自在に取付けた打設鋼管杭をそれぞれ個別に巻上げ装置
により昇降自在に吊下げるので、これらガイドフレーム
にガイドされながら鋼管杭は必要長さ分を水中ハンマー
による水中打設で精度良く水底に建込むことができる。
【0012】請求項2記載の本発明によれば、下部ガイ
ドフレームは施工しようとする水中構造物を構成するの
で仮設ではなく本設利用として工事の合理化を図ること
ができる。
【0013】
【実施例】以下、図面について本発明の実施例を詳細に
説明する。図1〜図6は本発明の水中鋼管杭打設工法の
1実施例を示す各工程の正面図である。
【0014】先に、この工法で使用する本発明の水中鋼
管杭打設装置について説明すると、図7にも示すように
巻上げ装置としてのウィンチ8を複数設置したデッキ9
を水面上に吊支する。図中9aは吊点である。
【0015】後述の鋼管杭4の貫通孔12を有するものと
して、図8に示すような上部ガイドフレーム10と、図9
に示すような下部ガイドフレーム11とを前記ウィンチ8
を介してデッキ9から昇降自在に吊下げる。この下部ガ
イドフレーム11は内部に注水可能なブイベースタイプの
ものであり、施工しようとする水中構造物の1部を兼ね
るものであってもよい。
【0016】これら上部ガイドフレーム10と下部ガイド
フレーム11とを貫通して配置される鋼管杭4の上端に油
圧の水中ハンマー13を着脱自在に取付け、この水中ハン
マー13も前記ウィンチ8により昇降自在に吊下げる。
【0017】次に、このような水中鋼管杭打設装置を用
いて行う本発明の水中鋼管杭打設工法について説明す
る。図1に示すようにウィンチ8を設置したデッキ9を
起重機船で水面上に吊支する。動力、計測ラインを船上
と接続する。
【0018】その際、このデッキ9から上部ガイドフレ
ーム10、下部ガイドフレーム11を個別にウィンチ8によ
り昇降自在に吊下げ、また、上部ガイドフレーム10、下
部ガイドフレーム11を貫通するように打設鋼管杭4を配
置し、この鋼管杭4の上端に水中ハンマー13を着脱自在
に取付け、この水中ハンマー13の部分を前記デッキ9か
ら昇降自在に吊下げる。
【0019】図2に示すように旋回起伏で所定位置を合
わせ、巻下げる。デッキ9が海面上5mの位置で巻下げ
停止し、このデッキ9は海面上で位置固定を行う。そし
て、上部ガイドフレーム10、下部ガイドフレーム11、鋼
管杭4などをウィンチ8で巻下げ、同時に海中に降下さ
せる。
【0020】図3に示すように、鋼管杭4の下端および
下部ガイドフレーム11を水底に着底させ、下部ガイドフ
レーム11はウィンチ8の荷重管理で水平保持する。鋼管
杭4は自沈安定させる。
【0021】鋼管杭4の打設準備に入り、図4に示すよ
うに上部ガイドフレーム10を適当な位置まで巻下げる。
【0022】図5に示すように、水中ハンマー13を起動
して鋼管杭4を打設し、同時に上部ガイドフレーム10を
順次巻下げる。
【0023】打設完了後、図6に示すように、水中ハン
マー13のチャック13aを開放し、巻上げ回収を行う。ま
た、上部ガイドフレーム10を巻上げ引き抜き、回収す
る。下部ガイドフレーム11の吊具を切り離し、吊具を回
収する。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように本発明の水中鋼管杭打
設工法および装置は、鋼管杭は打設するだけの長さのも
のをガイドフレームで保持して水中に降下させるので、
超大水深においても施工可能なものであり、しかも、鋼
管杭は余分を見る必要がなく経済的であり、また、気象
海象の厳しい外洋での施工でも、少ない工程で迅速に施
工することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水中鋼管杭打設工法の1実施例を示す
第1工程の正面図である。
【図2】本発明の水中鋼管杭打設工法の1実施例を示す
第2工程の正面図である。
【図3】本発明の水中鋼管杭打設工法の1実施例を示す
第3工程の正面図である。
【図4】本発明の水中鋼管杭打設工法の1実施例を示す
第4工程の正面図である。
【図5】本発明の水中鋼管杭打設工法の1実施例を示す
第5工程の正面図である。
【図6】本発明の水中鋼管杭打設工法の1実施例を示す
第5工程の正面図である。
【図7】デッキ部分の平面図である。
【図8】上部ガイドフレームの平面図である。
【図9】下部ガイドフレームの平面図である。
【図10】従来例の杭打設時の側面図である。
【図11】従来例の杭継ぎ足し時の側面図である。
【図12】従来例の杭切断時の側面図である。
【図13】他の従来例の杭打設時の側面図である。
【符号の説明】
1…杭打船 2…リーダマスト 3…杭打ハンマー 4…鋼管杭 5…水中切断機 6…テンプレート 7…仮杭 8…ウィンチ 9…デッキ 9a…吊点 10…上部ガイドフレーム 11…下部ガイドフレ
ーム 12…貫通孔 13…水中ハンマー 13a…チャック

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻上げ装置を設置したデッキを水面上に
    吊支し、このデッキから上部ガイドフレーム、下部ガイ
    ドフレームを個別に巻上げ装置により昇降自在に吊下
    げ、また、上部ガイドフレーム、下部ガイドフレームを
    貫通するように打設鋼管杭を配置し、この鋼管杭の上端
    に水中ハンマーを着脱自在に取付け、この水中ハンマー
    の部分を前記デッキから巻上げ装置により昇降自在に吊
    下げ、これら上部ガイドフレーム、下部ガイドフレー
    ム、水中ハンマー付きの鋼管杭を水中に同時に降下さ
    せ、下部ガイドフレーム、鋼管杭下端が水底に着底後、
    上部ガイドフレームを適宜降下させ、水中ハンマーを駆
    動して鋼管杭を打設することを特徴とする水中鋼管杭打
    設工法。
  2. 【請求項2】 下部ガイドフレームは水中構造物である
    請求項1記載の水中鋼管杭打設工法。
  3. 【請求項3】 巻上げ装置を設置した水面上に吊支する
    デッキと、このデッキから巻上げ装置により個別に昇降
    自在に吊下げる上部ガイドフレームと下部ガイドフレー
    ム、および、上部ガイドフレーム、下部ガイドフレーム
    を貫通するように配置する打設鋼管杭の上端に着脱自在
    に取付け、前記デッキから巻上げ装置により昇降自在に
    吊下げる水中ハンマーとからなることを特徴とする水中
    鋼管杭打設装置。
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