JP2997724B2 - フタリド化合物の製造方法 - Google Patents
フタリド化合物の製造方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱記録紙に用いられ
るロイコ色素として有用なフタリド化合物の製造方法に
関する。
るロイコ色素として有用なフタリド化合物の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】電子供与性のロイコ色素と電子受容性の
酸性物質との発色反応を利用する感熱記録紙はよく知ら
れている。下記式(I)
酸性物質との発色反応を利用する感熱記録紙はよく知ら
れている。下記式(I)
【0003】
【化2】
【0004】(式中、Meはメチル基を示し、Etはエ
チル基を示す。)で表わされるフタリド化合物は、それ
自体実質的に無色であるが、酸性物質と反応して緑色に
発色し、その発色体は主吸収極大を810nm付近に有
するので、近赤外光を用いる光学文字読み取りに対応で
きる感熱記録紙用のロイコ色素として有用である。
チル基を示す。)で表わされるフタリド化合物は、それ
自体実質的に無色であるが、酸性物質と反応して緑色に
発色し、その発色体は主吸収極大を810nm付近に有
するので、近赤外光を用いる光学文字読み取りに対応で
きる感熱記録紙用のロイコ色素として有用である。
【0005】前記式(I)で表わされるフタリド化合物
は、特開平3−149264号公報に開示されている2
つの方法に準じて製造することができる。尚、式(I)
で示されるフタリド化合物自体は、特開平3−1492
64号公報の特許請求の範囲に含まれない化合物であ
る。第1の方法は、下記式(II)
は、特開平3−149264号公報に開示されている2
つの方法に準じて製造することができる。尚、式(I)
で示されるフタリド化合物自体は、特開平3−1492
64号公報の特許請求の範囲に含まれない化合物であ
る。第1の方法は、下記式(II)
【0006】
【化3】
【0007】(式中、Meはメチル基を示し、Etはエ
チル基を示す。)で表わされるエチレン化合物とテトラ
クロル無水フタル酸とを無水酢酸中で反応させるもので
ある。前記式(II)で表わされるエチレン化合物は、特
開平2−273289号公報に開示されており、1−エ
チル−2−メチルインドールと塩化アセチルを無溶媒下
又は無水酢酸中で反応させることによつて得ることがで
きる。無水酢酸中で反応を行なうことは、塩化アセチル
の使用量を低減できるところから好ましい。
チル基を示す。)で表わされるエチレン化合物とテトラ
クロル無水フタル酸とを無水酢酸中で反応させるもので
ある。前記式(II)で表わされるエチレン化合物は、特
開平2−273289号公報に開示されており、1−エ
チル−2−メチルインドールと塩化アセチルを無溶媒下
又は無水酢酸中で反応させることによつて得ることがで
きる。無水酢酸中で反応を行なうことは、塩化アセチル
の使用量を低減できるところから好ましい。
【0008】第2の方法は、1−エチル−2−メチルイ
ンドールと塩化アセチルとを反応させた後、得られた反
応物中に周期律表第I族又は第II族の金属の酢酸塩、無
水酢酸及びテトラクロル無水フタル酸を添加して反応さ
せるものである。また、特開平3−149264号公報
には記載されていないが、第2の方法において、1−エ
チル−2−メチルインドールと塩化アセチルとを無水酢
酸中で反応させた後、得られた反応物中に第I族又は第
II族の金属の酢酸塩とテトラクロル無水フタル酸を加え
て反応させてもよい。尚、特開平3−142964号公
報には、上記第I族又は第II族の金属の酢酸塩として
は、酢酸ナトリウムのみが具体的に開示されている。
ンドールと塩化アセチルとを反応させた後、得られた反
応物中に周期律表第I族又は第II族の金属の酢酸塩、無
水酢酸及びテトラクロル無水フタル酸を添加して反応さ
せるものである。また、特開平3−149264号公報
には記載されていないが、第2の方法において、1−エ
チル−2−メチルインドールと塩化アセチルとを無水酢
酸中で反応させた後、得られた反応物中に第I族又は第
II族の金属の酢酸塩とテトラクロル無水フタル酸を加え
て反応させてもよい。尚、特開平3−142964号公
報には、上記第I族又は第II族の金属の酢酸塩として
は、酢酸ナトリウムのみが具体的に開示されている。
【0009】これらの2つの方法を比較すると、特開平
3−142964号公報に記載されているように、第2
の方法によれば、前記式(II) で表わされるエチレン化
合物の単離を省略できるから、産業上有利である。上記
第2の方法、即ち、2つの工程を連続してワンポツトで
行なう2工程ワンポツト法において、第1工程で用いた
塩化アセチルは、第2工程の反応を阻害するので、第2
工程においては、残存する塩化アセチルを不活性化する
ことが必要である。特開平3−149264号公報に開
示されている酢酸ナトリウムは、塩化アセチルの不活性
化剤として有効である。しかしながら、酢酸ナトリウム
自体も第2工程の反応を阻害するから、過剰量の存在は
好ましくない。従つて、酢酸ナトリウムの使用量を塩化
アセチルの残存量に正確に対応させることが必要である
が、塩化アセチルの残存量が反応ごとに変動するため、
酢酸ナトリウムの使用量を正確に対応させることは困難
であり、かくして、収率が反応ごとに変動する問題があ
る。
3−142964号公報に記載されているように、第2
の方法によれば、前記式(II) で表わされるエチレン化
合物の単離を省略できるから、産業上有利である。上記
第2の方法、即ち、2つの工程を連続してワンポツトで
行なう2工程ワンポツト法において、第1工程で用いた
塩化アセチルは、第2工程の反応を阻害するので、第2
工程においては、残存する塩化アセチルを不活性化する
ことが必要である。特開平3−149264号公報に開
示されている酢酸ナトリウムは、塩化アセチルの不活性
化剤として有効である。しかしながら、酢酸ナトリウム
自体も第2工程の反応を阻害するから、過剰量の存在は
好ましくない。従つて、酢酸ナトリウムの使用量を塩化
アセチルの残存量に正確に対応させることが必要である
が、塩化アセチルの残存量が反応ごとに変動するため、
酢酸ナトリウムの使用量を正確に対応させることは困難
であり、かくして、収率が反応ごとに変動する問題があ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、1−
エチル−2−メチルインドールと塩化アセチルとを無水
酢酸中で反応させる第1工程と、得られた反応物にテト
ラクロル無水フタル酸を添加して反応させる第2工程と
を連続して行なう2工程ワンポツト法において、前記式
(I)で表わされるフタリド化合物を安定した高収率で
製造する方法を提供することにある。
エチル−2−メチルインドールと塩化アセチルとを無水
酢酸中で反応させる第1工程と、得られた反応物にテト
ラクロル無水フタル酸を添加して反応させる第2工程と
を連続して行なう2工程ワンポツト法において、前記式
(I)で表わされるフタリド化合物を安定した高収率で
製造する方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によるフタリド化
合物の製造方法は、1−エチル−2−メチルインドール
と塩化アセチルとを無水酢酸中で反応させる第1工程
と、得られた反応物にテトラクロル無水フタル酸を添加
して反応させる第2工程とを連続して行なう2工程ワン
ポツト法において、第2工程を酢酸カルシウム又は水酸
化カルシウムの存在下で行なうことを特徴とする。
合物の製造方法は、1−エチル−2−メチルインドール
と塩化アセチルとを無水酢酸中で反応させる第1工程
と、得られた反応物にテトラクロル無水フタル酸を添加
して反応させる第2工程とを連続して行なう2工程ワン
ポツト法において、第2工程を酢酸カルシウム又は水酸
化カルシウムの存在下で行なうことを特徴とする。
【0012】酢酸カルシウムや水酸化カルシウム自体も
第2工程の反応を阻害するが、しかし、その阻害の程度
が酢酸ナトリウムに比較して小さい。従つて、本発明の
フタリド化合物の製造方法によれば、酢酸カルシウム又
は水酸化カルシウムの使用量を塩化アセチルの残存量に
正確に対応させる必要がなく、用いた塩化アセチル1モ
ルに対して、酢酸カルシウム又は水酸化カルシウム1モ
ルを用いる場合、その使用量が塩化アセチルの残存量に
対して過剰であつても、実質的に問題はない。
第2工程の反応を阻害するが、しかし、その阻害の程度
が酢酸ナトリウムに比較して小さい。従つて、本発明の
フタリド化合物の製造方法によれば、酢酸カルシウム又
は水酸化カルシウムの使用量を塩化アセチルの残存量に
正確に対応させる必要がなく、用いた塩化アセチル1モ
ルに対して、酢酸カルシウム又は水酸化カルシウム1モ
ルを用いる場合、その使用量が塩化アセチルの残存量に
対して過剰であつても、実質的に問題はない。
【0013】酢酸カルシウム、水酸化カルシウム、酢酸
ナトリウム、酢酸カリウム及び塩化アセチルが第2工程
の反応を阻害する程度を上記の第1の方法である式(I
I) で示されるエチレン化合物とテトラクロル無水フタ
ル酸からの式(I)で示されるフタリド化合物の製造に
より参考例として例示する。 参考例 (第1の方法による式(I)のフタリド化合物の製造)
式(II) のエチレン化合物34.2g(0.1モル)、テト
ラクロル無水フタル酸14.3g(0.05モル)、無水酢
酸15ml、トルエン24ml及び表1に示す添加物を3時
間還流下に攪拌した。冷却後、析出物を濾取し、水、次
いで、メタノールで洗浄し、乾燥後、トルエンから再結
晶した。結果を表1に示す。
ナトリウム、酢酸カリウム及び塩化アセチルが第2工程
の反応を阻害する程度を上記の第1の方法である式(I
I) で示されるエチレン化合物とテトラクロル無水フタ
ル酸からの式(I)で示されるフタリド化合物の製造に
より参考例として例示する。 参考例 (第1の方法による式(I)のフタリド化合物の製造)
式(II) のエチレン化合物34.2g(0.1モル)、テト
ラクロル無水フタル酸14.3g(0.05モル)、無水酢
酸15ml、トルエン24ml及び表1に示す添加物を3時
間還流下に攪拌した。冷却後、析出物を濾取し、水、次
いで、メタノールで洗浄し、乾燥後、トルエンから再結
晶した。結果を表1に示す。
【0014】
【表1】
【0015】表1の結果から明らかなように、塩化アセ
チルは、式(II) で表わされるエチレン化合物とテトラ
クロル無水フタル酸との反応を著しく阻害するので、2
工程ワンポツト法の第2工程において、残存する塩化ア
セチルを不活性化することが不可欠である。酢酸カルシ
ウム及び水酸化カルシウムは、添加物がない場合と比較
すれば、反応を阻害して、収率を低下させるものの、そ
の阻害の程度は、酢酸ナトリウム及び酢酸カリウムより
小さい。
チルは、式(II) で表わされるエチレン化合物とテトラ
クロル無水フタル酸との反応を著しく阻害するので、2
工程ワンポツト法の第2工程において、残存する塩化ア
セチルを不活性化することが不可欠である。酢酸カルシ
ウム及び水酸化カルシウムは、添加物がない場合と比較
すれば、反応を阻害して、収率を低下させるものの、そ
の阻害の程度は、酢酸ナトリウム及び酢酸カリウムより
小さい。
【0016】第1工程において、無水酢酸の使用は必須
ではなく、従つて、その使用量は、特に限定されるもの
ではないが、通常、1−エチル−2−メチルインドール
1モルに対して100ml以上用いるのが操作上好まし
く、経済的には100〜200ml用いるのが好ましい。
更に、無水酢酸を用いることによつて、塩化アセチルの
使用量を低減できる利点がある。一方、第2工程におい
ては、無水酢酸の使用は必須であるが、第1工程におい
て、無水酢酸を上記した量にて用いる場合は、第2工程
において無水酢酸を追加する必要はない。
ではなく、従つて、その使用量は、特に限定されるもの
ではないが、通常、1−エチル−2−メチルインドール
1モルに対して100ml以上用いるのが操作上好まし
く、経済的には100〜200ml用いるのが好ましい。
更に、無水酢酸を用いることによつて、塩化アセチルの
使用量を低減できる利点がある。一方、第2工程におい
ては、無水酢酸の使用は必須であるが、第1工程におい
て、無水酢酸を上記した量にて用いる場合は、第2工程
において無水酢酸を追加する必要はない。
【0017】塩化アセチルの使用量は、反応条件、即
ち、無水酢酸の使用量及び反応温度に依存する。無水酢
酸を上記の量を用いると共に、50℃以上の温度で反応
させる場合、塩化アセチルは、1−エチル−2−メチル
インドール1モルに対して、0.2倍モル以上用いるのが
好ましい。塩化アセチルの使用量が0.2倍モル以上であ
れば、その上限は何ら限定されるものではないが、しか
し、余りに多量に用いれば、第2工程で使用する不活性
化剤を塩化アセチル量に対応して多量に添加する必要が
あるから、経済的な観点からは、通常、0.2〜0.5倍モ
ル量の範囲で用いるのが有利である。
ち、無水酢酸の使用量及び反応温度に依存する。無水酢
酸を上記の量を用いると共に、50℃以上の温度で反応
させる場合、塩化アセチルは、1−エチル−2−メチル
インドール1モルに対して、0.2倍モル以上用いるのが
好ましい。塩化アセチルの使用量が0.2倍モル以上であ
れば、その上限は何ら限定されるものではないが、しか
し、余りに多量に用いれば、第2工程で使用する不活性
化剤を塩化アセチル量に対応して多量に添加する必要が
あるから、経済的な観点からは、通常、0.2〜0.5倍モ
ル量の範囲で用いるのが有利である。
【0018】更に、第2工程において、溶媒を併用する
ことは、攪拌を円滑にするので、操作上好ましい。その
ような溶媒としてトルエンが好適に用いられる。その使
用量は特に制限されるものではないが、第1工程で用い
る無水酢酸量に対して、0.5〜2倍量が好ましい。
ことは、攪拌を円滑にするので、操作上好ましい。その
ような溶媒としてトルエンが好適に用いられる。その使
用量は特に制限されるものではないが、第1工程で用い
る無水酢酸量に対して、0.5〜2倍量が好ましい。
【0019】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、
本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではな
い。 実施例1 1−エチル−2−メチルインドール31.8g(0.2モ
ル)、塩化アセチル7.85g(0.1モル)及び無水酢酸
30mlを50〜55℃で4時間攪拌した。次いで、酢酸
カルシウム1水塩17.6g(0.1モル)、テトラクロル
無水フタル酸14.3g(0.05モル)及びトルエン20
mlを添加した後、3時間還流下で攪拌した。冷却後、析
出物を濾取し、水、次いで、メタノールで洗浄し、乾燥
後、トルエンから再結晶して、前記式(I)で表わされ
るフタリド化合物42.5g(収率89.3%)を得た。融
点253〜255℃。 実施例2 1−エチル−2−メチルインドール31.8g(0.2モ
ル)、塩化アセチル7.85g(0.1モル)及び無水酢酸
30mlを50〜55℃で4時間攪拌した。次いで、水酸
化カルシウム7.4g(0.1モル)、テトラクロル無水フ
タル酸14.3g(0.05モル)及びトルエン20mlを添
加した後、3時間還流下で攪拌した。冷却後、析出物を
濾取し、水、次いで、メタノールで洗浄し、乾燥後、ト
ルエンから再結晶して、前記式(I)で表わされるフタ
リド化合物40.8g(収率85.7%)を得た。融点25
3〜255℃。
本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではな
い。 実施例1 1−エチル−2−メチルインドール31.8g(0.2モ
ル)、塩化アセチル7.85g(0.1モル)及び無水酢酸
30mlを50〜55℃で4時間攪拌した。次いで、酢酸
カルシウム1水塩17.6g(0.1モル)、テトラクロル
無水フタル酸14.3g(0.05モル)及びトルエン20
mlを添加した後、3時間還流下で攪拌した。冷却後、析
出物を濾取し、水、次いで、メタノールで洗浄し、乾燥
後、トルエンから再結晶して、前記式(I)で表わされ
るフタリド化合物42.5g(収率89.3%)を得た。融
点253〜255℃。 実施例2 1−エチル−2−メチルインドール31.8g(0.2モ
ル)、塩化アセチル7.85g(0.1モル)及び無水酢酸
30mlを50〜55℃で4時間攪拌した。次いで、水酸
化カルシウム7.4g(0.1モル)、テトラクロル無水フ
タル酸14.3g(0.05モル)及びトルエン20mlを添
加した後、3時間還流下で攪拌した。冷却後、析出物を
濾取し、水、次いで、メタノールで洗浄し、乾燥後、ト
ルエンから再結晶して、前記式(I)で表わされるフタ
リド化合物40.8g(収率85.7%)を得た。融点25
3〜255℃。
【0020】
【発明の効果】本発明の方法によれば、1−エチル−2
−メチルインドールと塩化アセチルを無水酢酸中で反応
させる第1工程と、得られた反応物にテトラクロル無水
フタル酸を添加して反応させる第2工程とを連続して行
なう2工程ワンポツト法において、第2工程を酢酸カル
シウム又は水酸化カルシウムの存在下で行なうことによ
つて、前記式(I)で表わされるフタリド化合物を安定
して高収率で製造することができる。
−メチルインドールと塩化アセチルを無水酢酸中で反応
させる第1工程と、得られた反応物にテトラクロル無水
フタル酸を添加して反応させる第2工程とを連続して行
なう2工程ワンポツト法において、第2工程を酢酸カル
シウム又は水酸化カルシウムの存在下で行なうことによ
つて、前記式(I)で表わされるフタリド化合物を安定
して高収率で製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩崎 泰久 大阪府八尾市弓削町南1丁目43番地 山 本化成株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 405/14 CA(STN) REGISTRY(STN)
Claims (2)
- 【請求項1】1−エチル−2−メチルインドールと塩化
アセチルを無水酢酸中で反応させる第1工程と、得られ
た反応物にテトラクロル無水フタル酸を添加して反応さ
せる第2工程とを連続して行なう2工程ワンポツト法に
おいて、第2工程を酢酸カルシウム又は水酸化カルシウ
ムの存在下で行なうことを特徴とする式(I) 【化1】 (式中、Meはメチル基を示し、Etはエチル基を示
す。)で表わされるフタリド化合物の製造方法。 - 【請求項2】塩化アセチル1モルに対して、酢酸カルシ
ウム又は水酸化カルシウム1モルを用いることを特徴と
する請求項1記載のフタリド化合物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4006460A JP2997724B2 (ja) | 1992-01-17 | 1992-01-17 | フタリド化合物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4006460A JP2997724B2 (ja) | 1992-01-17 | 1992-01-17 | フタリド化合物の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05194504A JPH05194504A (ja) | 1993-08-03 |
JP2997724B2 true JP2997724B2 (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=11639052
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4006460A Expired - Lifetime JP2997724B2 (ja) | 1992-01-17 | 1992-01-17 | フタリド化合物の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2997724B2 (ja) |
-
1992
- 1992-01-17 JP JP4006460A patent/JP2997724B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05194504A (ja) | 1993-08-03 |
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