JP2997373B2 - 密閉形電動圧縮機 - Google Patents
密閉形電動圧縮機Info
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Description
り、例えば冷蔵庫などの冷凍装置に組み込まれ、フロン
系の規制冷媒に代わる塩素原子を含まない冷媒を使用
し、ピストンが片当りするタイプの密閉形電動圧縮機、
例えばスコッチヨーク式密閉形電動圧縮機における、特
に、ピストン,シリンダ間の摺動部の潤滑特性を向上さ
せ、高い耐摩耗性を有する圧縮機構に関するものであ
る。
題が地球規模で取り上げられている。このため、オゾン
層を破壊するという塩素系冷媒が使用規制の対象となっ
ている。従来から冷蔵庫などの冷凍装置の冷凍サイクル
に用いられてきたジクロロジフルオロメタン(以下R1
2という)も規制の対象となっていることから、代わり
となる冷媒が必要となり、最近では、オゾン層破壊に支
障のない1,1,1,2−テトラフルオロエタン(以下
R134aという)が採用される気運にある。
圧縮機の構造を図9ないし図12を参照して説明する。
図9は、従来の密閉形電動圧縮機の縦断面図、図10
は、図9の任意の圧縮工程におけるピストン,シリンダ
部を示す部分断面平面図、図11は、図10の圧縮工程
に対するピストン先端部に掛る側圧の変位を示す線図、
図12は、図10におけるピストンの傾き状態を示す部
分断面図である。
うに、密閉容器1内の下部に電動機部2、上部に圧縮機
構部3を収納し、ばね13を介して密閉容器1に弾性支
持されている。前記電動機部2は、固定子4、回転子5
からなり、この回転子5には、回転運動を連動し偏心部
6a(以下クランクピンという)を有するクランクシャ
フト6が嵌入されている。前記圧縮機部3は、前記クラ
ンクシャフト6、この軸受としてフレーム7、クランク
シャフト6の回転運動を往復運動に変換するスライダー
8、このスライダー8の運動により、シリンダー9内を
往復運動し容積変化、つまり吸込工程(容積が小→大)、
圧縮工程(容積が大→小)を繰り返すピストン10によ
り構成されている。
異常摩耗、焼き付きを防止し、円滑に運動するための冷
凍機油11が貯溜されている。この冷凍機油11は、前
記クランクシャフト6の回転により、このクランクシャ
フト6の下端に設けられたポンプ部材12によって吸い
上げられ、さらに、回転により発生する遠心力が加わ
り、クランクシャフト6の軸穴内壁6bを上昇する。上
昇した冷凍機油11は、一部は軸受部分岐穴6c、偏心
部分岐穴6dを通って所要の摺動部へ給油されるもの
と、シャフト6の偏心部内壁上部6eから飛散し、シリ
ンダ内周部9a、ピストン外周部10aに給油されるも
のに分かれる。
まりシリンダ内周部9aとピストン外周部10aとの隙
間(以下サイドクリアランスという)を必要最小限に確
保し圧縮洩れの低減を図っている。このサイドクリアラ
ンスは、潤滑性能の高いR12および相容性のある冷凍
機油(例えばパラフィン系鉱油等)の油膜形成に支障の
ない大きさが必要である。
における、シリンダ9,ピストン10の圧縮過程を詳細
に説明する。図10に示すように、クランクピン6a
は、回転中心0を基準にして回転半径Rで回転する。こ
のとき、ピストン10のスライド管10b内部を摺動す
るスライダ8により、ピストン10がシリンダ9内を往
復動して、ガスの吸込、圧縮を行う。圧縮過程において
は、力の分布の矢印で示すガス圧Xと、クランクピン6
aからピストン10に加わる力Yとによって、ピストン
10にはモーメントが発生し、ピストン10の側圧は、
ピストン10の先端Zとシリンダ9の入口Wの2点に集
中する。この側圧はクランク角により変化し、図11に
示すように、吐出弁が開く直前が最大となる。
ドクリアランスがあるため、前述のような作用により、
サイドクリアランス内で、図12に示すように、ピスト
ン10は傾き、ピストン先端部10cとシリンダ入口部
9bの2点で点接触し、この2点に側圧が集中すること
になる。したがって、スコッチヨーク式の場合、このピ
ストン10の側圧をこれら2点で受けるため、この部分
の面圧が非常に高くなる。特に、ピストン先端部10c
は、圧縮による高温ガスによって、加熱され油の粘度が
低下するため、著しく油の耐負荷荷重が低下する。
うにフロン規制に対応するため、R12の代替としてR
134aが適用される趨勢にある。しかし、このR13
4aは、これまでも言われているように塩素原子を含ま
ないため、耐摩耗性の高い塩化鉄膜を形成できず、潤滑
特性が低下する。このため、摺動部の信頼性が著しく低
下するという問題点がある。特にスコッチヨーク式の場
合は、前述したとおり、面圧が高いため、油膜切れを発
生し易く、ピストン部の摩耗、特にピストン先端部の摩
耗が大きな問題であった。
公報記載の斜板式圧縮機におけるピストンには、ピスト
ン先端部に略45度の傾角をもった面取部と、その面取
部からピストン外周面にかけて、緩やかな傾角3°〜1
5°のテーパ部とが連続状に形成され、外周部、テーパ
部、面取部にフッソ樹脂をコーティングされている。し
かし、上記従来技術は、ピストン表面のコーティング
が、ピストンとシリンダを組み付ける際、ピストンとシ
リンダとの当りによる衝撃で剥がれることを防止する目
的のもので、スコッチヨーク式における圧縮工程中のピ
ストン先端の点接触摺動を改善することには寄与してい
ないものであった。
は、ピストンのスカート部に、波状の断面を有する複数
条の油溝を形成する技術が記載されている。この従来技
術では、油溝によりピストンとシリンダ内径面との摺動
特性が向上する反面、サイドクリアランスが大きく気密
性が乏しくなることから、圧縮洩れが大きくなる。この
ため、体積効率が低下し、冷力ダウンが予想される。す
なわち、この公報記載の技術においてもピストン先端の
点接触摺動の改善には至らないものであった。
るためになされたもので、ピストン先端部の点接触によ
る局部面圧を低減させ、油膜を充分に形成して、ピスト
ン摺動部の耐摩耗性を向上し、異常摩耗、焼き付き等が
なく、フロン規制代替冷媒に対して信頼性を向上しうる
密閉形電動圧縮機を提供することを目的とする。
に、本発明に係る密閉形電動圧縮機の構成は、圧縮過程
における圧縮仕事にともなう荷重をピストン先端の片側
と、その対向側のシリンダ入口部の2点で集中的に受け
る圧縮機構を有する密閉形電動圧縮機において、ピスト
ン先端部分とシリンダ内面とが、油膜を介して、最大負
荷点で面接触となる形状を、ピストン先端部に部分的に
設けたものである。
ダ内面とが面接触となる形状は、圧縮工程の下死点から
上死点までにおけるシリンダ内面の軸方向各位置に対し
て干渉するピストンの傾きに相応して、前記干渉を逃が
す傾きをもつ曲面を、ピストン先端部に連続的な軌跡と
して形成したものである。しかして、冷凍サイクルに用
いる冷媒として、塩素原子を含まないフロン規制代替冷
媒を用いるものである。
記目的を達成するために、本発明に係るピストンは、オ
イルレスメタル等を使用することなしに、ピストン先端
部の形状に特別な工夫を行うことにより、フロン規制代
替冷媒に対するピストン先端部の摩耗を解決するもので
ある。すなわち、ピストン,シリンダ間のサイドクリア
ランスによって生ずる圧縮過程中におけるピストンの傾
きに対し、それによる干渉を逃げる相応した傾きをピス
トン先端部に設ける考え方で、その傾きが連続的な軌跡
となるような曲面を形成し、ピストン先端部が、この曲
面によってシリンダ内面と接線で接触するようにし、油
膜を介して面接触となるようにしたものである。
る。本発明のスコッチヨーク式密閉形電動圧縮機によれ
ば、ピストン先端部は、潤滑油を介して面接触となる。
このため、従来のような一点に側圧が集中することはな
いので、大巾に面圧を低減させることができ、面圧によ
って油膜が破断し、シリンダとピストとンが直接金属接
触して、摩耗に至るようなことがない。一方、シリンダ
の入口部においては、高温の圧縮ガスによって直接加熱
されることがないので、この部分の温度を低く保つこと
ができる。したがって、潤滑油の粘度が高く、面圧が高
くても、これに耐える油膜破断荷重を確保できているの
で、シリンダ入口部は特に摩耗に至るような問題とはな
らない。
参照して説明する。 〔実施例 1〕図1は、本発明の一実施例に係るスコッ
チヨーク式密閉形電動圧縮機におけるピストン,シリン
ダ部を示す要部断面図、図2は、本発明の一実施例に係
る任意の圧縮工程において、サイドクリアランスによる
ピストンの傾きを示すピストン,シリンダ部の要部拡大
断面図、図3は、図1におけるピストンの傾きに対応し
た、ピストン先端部の傾斜形成を示す部分拡大図、図4
は、図3におけるピストン先端部の傾斜を連続的に求め
た場合の軌跡を結んだ曲線を示す部分拡大図、図5は、
図4のピストン先端部による圧縮工程におけるピスト
ン,シリンダ部を示す要部断面図である。ここで本実施
例の適用される圧縮機は図9に示した一般的なスコッチ
ヨーク式密閉形電動圧縮機と同等のものである。
ストン10がシリンダ9内を動く圧縮過程の長さを示し
ている。二点鎖線はピストントップ面10dの移動位置
を示す。Lはピストン10が下死点にあるときのピスト
ントップ面10dとシリンダトップ面9cとの間の距離
に相当する。また、L1,L2はそれぞれ任意の圧縮工程
におけるピストントップ面10dが下死点から移動した
距離を示し、L2>L1の関係となっている。
プ面10dが、シリンダトップ面9cから任意の位置m
に来たとき、サイドクリアランスによって生ずるピスト
ン10の傾きを拡大して表わしたピストン10,シリン
ダ9の干渉の状態を示すものである。
L2におけるピストン10の傾きに対応した、干渉を逃
げる傾斜をピストン先端部10cに設けたものを示して
いる。図4は、図3におけるピストン先端部9cの前記
傾斜を連続的に求めた場合の軌跡を曲線10eとして示
したものである。
いて、該ピストン先端部10cとシリンダ内周面9dと
が干渉する\\\\印部を除去した傾斜を設ければ、そ
の位置においては、ピストン先端10cとシリンダ内周
面9dとは面接触となることが理解されよう。したがっ
て、図2の状態を、ピストン先端部10cの軸方向各位
置に対応して連続的に求めれば、図4に示す曲線10e
となり、この曲線10eは、接線でシリンダ内周面9d
に接触することになる。
を参照して詳細に説明する。図3において、l,l1,
l2は、図1における圧縮過程の長さL,L1,L2に対
応する圧縮過程の相対長さを示している。すなわち、L
に対して適切な任意の長さlを設定し、l1=l×L1/
L、l2=l×L2/L の関係のものである。つまり、
下死点のLの距離から任意動いた割合で求まる長さであ
り、lの設定が前提条件となる。
定する。ピストントップ面10dからlminの範囲に
おいて、ピストン10が下死点ににあるときにシリンダ
9,ピストン10間のサイドクリアランスによって生ず
るピストン10の傾き(以下ピストンの傾きという)に
対応した角度θminの傾斜線A1を設け、この傾斜線
A1とピストントップ面10dとの交点をX0とする。
き、相当するl1の点P1より、この位置におけるピスト
ンの傾きに対応した角度θ1の傾斜線A2を設け、この傾
斜線A2と前記傾斜線A1との交点をXminとする。次
に、ピストン10が圧縮工程L2のとき、相当するl2の
点P2より、この位置におけるピストンの傾きに対応し
た角度θ2の傾斜線A3を設け、この傾斜線A3と前記傾
斜線A2との交点をX1とする。次に、ピストン10が下
死点からLだけ動いた上死点にあるとき、相当するlの
点Plより、この位置におけるピストンの傾きに対応し
た角度θ3の傾斜線Alを設け、この傾斜線Alと前記
傾斜線A3との交点をX2とする。ここで、ピストン10
は上死点に近づく程、ピストンの傾きは小さくなるので θmin>θ1>θ2>θ3 という関係がある。
min,X1,X2,Plを結ぶことにより、一つの連続
した線を求めることができ、これらの点においては、シ
リンダ内周面9dとピストン先端部10cが面接触する
線を有していることになる。このようにして、X0から
Plまでを連続して求めれば、図4に示すような滑らか
な曲線10eを求めることができ、この曲線10eはシ
リンダ内周面9dに干渉することなく接線で接触するこ
とができる。
ス約16μm、シリンダ9とピストン10との摺動部長
さ約35mmとした場合、lmin=約2mm、l=約
5mm程度確保できれば十分であり、このときのθmi
n≒0.2°、θ3≒0.03°程度と微小な角度変化の
曲線となる。以上説明したように、本発明によると、圧
縮工程中のピストン先端10cは、滑らかな曲線10e
の接線によってシリンダ内周面9dに接触するようにな
るので、ピストン先端部10cの点接触を防止すること
ができる。
に、滑らかな接触により油膜14が形成されやすくな
る。前記したように、この曲線10eの勾配は微小のた
め、図5に示すとおり油膜14が形成されると、さらに
油膜14を介しての側圧の受面が拡大し、その結果、面
圧が低下し油膜厚さが厚くなる。これによって、さらに
側圧の受面が拡大するため、面圧はさらに低下し油膜形
成は確実なものとなる。また、このピストン先端部10
cの曲線10e´は、圧縮工程の下死点から上死点まで
のピストンの傾きに合わせて求めた曲線なので、前述の
効果が圧縮工程全体にわたって得られる。
るので、ピストン先端部とシリンダ内面との点接触によ
る局部面圧を低減させるとともに、油膜を充分に形成し
て摺動特性を向上させ、異常摩耗、焼き付き等の事故を
防止し、塩素を含まないフロン規制対応の代替冷媒R1
34a等に対し信頼性を高めることができる。
例に係るピストン先端部を示す要部拡大図である。前述
のようなスコッチヨーク式密閉形電動圧縮機は、一般に
図11に示したように、ピストン先端部10cの側圧が
変化するので、この最大となるクランク角の点で、図6
に示すような、ピストン先端部10cの形状をしてもか
なりの効果が得られる。
大負荷点におけるピストンの傾きθで、適切な長さSの
テ−パ部10fをピストン先端部10cに形成する。次
に、その前後をRで継ぐようにする。このようにするこ
とにより、油膜が破断しやすい最大負荷点での面圧を著
しく低減することができる。また、Rをつけることによ
り前述したように油膜が形成されやすくなる。この場合
もθは微小角度なので、下死点におけるピストンの傾き
程度でも、潤滑油が介在すれば、十分に面で側圧を受け
ることになり、さらに耐摩耗性を向上することができ
る。なお、継ぎのRについては、いずれか一方または両
方を省略しても、テ−パ部10fのない従来のものに比
べ、かなりの改善効果が得られる。
せることにより、さらにより良い効果を発揮させること
ができる。次に、この油溝の効果を図7および図8を参
照して説明する。図7は、本発明のさらに他の実施例に
係るピストン外周部を示す要部断面図、図8は、図7の
油溝の形状を示す部分断面拡大図である。ここで本実施
例の適用される圧縮機は図9に示した一般的なスコッチ
ヨーク式密閉形電動圧縮機と同等のものである。
トン10への給油は、先の図9でも説明したように、運
転にともない、シャフト6の偏心部内壁上部6eから飛
散した冷凍機油11は、図7に示すシリンダ9のピスト
ン挿入口部9eからシリンダ内周面9dに連続して形成
された10°〜50°の面取部9fの吸引効果、所謂ク
サビ効果により、太い矢印のようにピストン外周部10
a,シリンダ内周面9d間に引き込まれ、摺動部へ送り
込まれていく。送り込まれた冷凍機油11は、ピストン
外周部10aに形成した環状の油溝15に入り込む。入
り込んだ冷凍機油11は、ピストン10の往復運動によ
り、ピストン先端部10cに供給され、ピストン先端部
10cの潤滑特性を向上することができる。
断面形状を示すもので、ピストントップ面側15aは傾
斜させ、反ピストントップ面側端部15bはピストン軸
心に対し略90°に形成してある。油溝15に入り込ん
だ冷凍機油11は、ピストン9との相対運動に合わせ、
圧縮工程では、略90°の反ピストントップ面側端部1
5bから後方へ流出することなく溜められ、また、吸込
工程では、傾斜させたピストントップ面側15aの吸引
効果により前方へ引き込まれる。このため、常に、ピス
トン先端部10cの潤滑特性を向上することができ、本
発明の効果をさらに確実なものとすることができる。
ストン,シリンダの摺動面の両方、またはいずれか一方
に表面処理を施すことにより、機械加工時のバラツキ、
形状のバラツキ、万一の油切れに対して、さらにピスト
ン摺動部の信頼性を向上することができる。
殊形状、環状の油溝は、外周研削工程内で同時に加工で
きることから、加工工程を変更することなく製造できる
ので安価なフロン規制代替冷媒対応の密閉形電動圧縮機
を提供することができる。
れば、ピストン先端部の点接触による局部面圧を低減さ
せ、油膜を充分に形成して、ピストン摺動部の耐摩耗性
を向上し、異常摩耗、焼き付き等がなく、フロン規制代
替冷媒に対して信頼性を向上しうる密閉形電動圧縮機を
提供することができる。
形電動圧縮機におけるピストン,シリンダ部を示す要部
断面図である。
て、サイドクリアランスによるピストンの傾きを示すピ
ストン,シリンダ部の要部拡大断面図である。
トン先端部の傾斜形成を示す部分拡大図である。
求めた場合の軌跡を結んだ曲線を示す部分拡大図であ
る。
ピストン,シリンダ部を示す要部断面図である。
す要部拡大図である。
部を示す要部断面図である。
る。
る。
リンダ部を示す部分断面平面図である。
掛る側圧の変位を示す関係図である。
分断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 圧縮過程における圧縮仕事にともなう荷
重をピストン先端の片側と、その対向側のシリンダ入口
部の2点で集中的に受ける圧縮機構を有する密閉形電動
圧縮機において、 ピストン先端部分とシリンダ内面とが、油膜を介して、
最大負荷点で面接触となる形状を、ピストン先端部に部
分的に設けたことを特徴とする密閉形電動圧縮機。 - 【請求項2】 ピストン先端部分とシリンダ内面とが面
接触となる形状は、圧縮工程の下死点から上死点までに
おけるシリンダ内面の軸方向各位置に対して干渉するピ
ストンの傾きに相応して、前記干渉を逃がす傾きをもつ
曲面を、ピストン先端部に連続的な軌跡として形成した
ものであることを特徴とする請求項1記載の密閉形電動
圧縮機。 - 【請求項3】 冷凍サイクルに用いる冷媒として、塩素
原子を含まないフロン規制代替冷媒を用いることを特徴
とする請求項1または2記載のいずれかの密閉形電動圧
縮機。 - 【請求項4】 シリンダのピストン挿入口に設けた面取
り部からピストン外周に引き込まれる油を摺動部へ供給
する油溝を当該ピストンの外周部に設けたことを特徴と
する請求項1ないし3記載のいずれかの密閉形電動圧縮
機。 - 【請求項5】 ピストン外周部の油溝は、反ピストント
ップ面側端部はピストン軸心に対してほぼ90°に形成
し、ピストントップ面側は傾斜面としたことを特徴とす
る請求項4記載の密閉形電動圧縮機。
Priority Applications (4)
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Cited By (1)
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- 1992-11-18 JP JP4307393A patent/JP2997373B2/ja not_active Expired - Fee Related
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