JPH1113667A - ロータリ圧縮機および冷媒回収機 - Google Patents

ロータリ圧縮機および冷媒回収機

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Publication number
JPH1113667A
JPH1113667A JP17342197A JP17342197A JPH1113667A JP H1113667 A JPH1113667 A JP H1113667A JP 17342197 A JP17342197 A JP 17342197A JP 17342197 A JP17342197 A JP 17342197A JP H1113667 A JPH1113667 A JP H1113667A
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JP
Japan
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shaft
cylinder
bearing
cast iron
rotary compressor
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Application number
JP17342197A
Other languages
English (en)
Inventor
Mototaka Ezumi
元隆 江住
Hiroshi Nakanishi
博志 中西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷媒CFC,HFC,HCFC,HC,NH
3 ,CO2 ,空気を、冷凍機油なしで、圧縮するロータ
リ圧縮機を提供する。 【解決手段】 ベーン32とピストン31がセラミック
で、シリンダ30と上軸受42と下軸受43とシャフト
41が、セラミックと同じ熱膨張率でできたオーステナ
イト鋳鉄で構成された本発明の圧縮機を、冷凍機油を用
いないで、冷媒CFC,HFC,HCFC,HC,NH
3 ,CO2 ,空気を圧縮し、冷凍空調用として使用した
り、超低温用圧縮機として使用したり、冷媒回収機とし
て使用するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロータリ圧縮機に
係わり、冷媒がHCFC,HFC,窒素ガス,炭酸ガ
ス,空気,炭化水素,アンモニアに好適な圧縮機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図1と図2は、従来知られたロータリ圧
縮機および従来ベーンで、シリンダ10と、シャフト8
により前記シリンダ10内で偏心して回転するローラ1
3と、前記シリンダ10に半径方向に形成した貫通溝2
4に出没可能に挿入され前記ローラ13と摺接するベー
ン14とを備えたロータリ圧縮機である。前記ベーン1
4は従来一般に耐摩耗性に優れた特殊鉄系材料に熱処理
をして使用している。また、前記シャフト8が、回転
し、前記ロータリ圧縮機の下部に溜っている冷凍機油2
3が、前記シャフト8の中のオイルはね22によって圧
縮機構部3内の各部に供給され、前記冷凍機油23の一
部は、再度、前記ロータリ圧縮機の下部に溜り、他の一
部は、前記ロータリ圧縮機の上部にある吐出管7より吐
出され、凝縮器,蒸発器へと循環し、再度、前記ロータ
リ圧縮機に戻ってくる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年は、R2
2代替冷媒に変わる中で、冷媒と冷凍機油の相溶性が問
題になっており、吐出された冷凍機油の戻りによる問題
や、寝込み、等の問題も多く、また、冷凍機油による蒸
発器,凝縮器の能力の低下等の問題も有り、無給油圧縮
機(冷凍機油を使用しない)にすることにより、以上の
問題を解決しようとするものである。しかし、冷凍機油
が無いことにより、機械摺動部品の耐摩耗性が課題とな
る。また、冷凍機油が無いことから、機械部品からの冷
媒の漏れによる能力の低下、効率の低下も課題となる。
この課題を解決するために、セラミックと特殊な鋳物
や、特殊な表面改質技術を使用して課題を解決するもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、シリンダとシャフトにより前記シリンダ内で偏心し
て回転するローラと、前記シリンダに半径方向に形成し
た溝に出没可能に挿入され前記ローラと摺接するベーン
とを備えたロータリ圧縮機において、前記ベーンと前記
ピストンをセラミック材料とし、前記ベーンと前記ピス
トンのセラミック材と同程度の熱膨張率を持つオーステ
ナイト鋳鉄の前記シリンダ、前記上下軸受にして、無潤
滑状態においても、運転可能とし、温度上昇しても、熱
膨張率が同じであるため、機械部品の隙間寸法は変わら
ず、熱膨張率の差による能入力の影響を無くしたもので
ある。
【0005】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、ベー
ン,ピストンをセラミックとし、シリンダ,上下軸受を
オーステナイト鋳鉄とした材料である。
【0006】請求項2に記載の発明は、ベーン,ローラ
をアルミナとし、シリンダ,上軸受,下軸受,シャフト
の材質をオーステナイト鋳鉄でかつニッケル成分30%
から33%の重量を含む材料とし、アルミナとオーステ
ナイト鋳鉄の熱膨張率をほぼ同一とした材料である。
【0007】請求項3に記載の発明は、ベーンとローラ
を窒化珪素とし、シリンダ,上軸受,下軸受,シャフト
の材質をオーステナイト鋳鉄でかつニッケル成分32%
から38%の重量を含む材料とし、窒化珪素とオーステ
ナイト鋳鉄の熱膨張率をほぼ同一とした材料である。
【0008】請求項4に記載の材料は、ベーンとローラ
を炭化珪素とし、シリンダ,上軸受,下軸受,シャフト
の材質をオーステナイト鋳鉄でかつニッケル成分32%
から38%の重量を含む材料とし、炭化珪素とオーステ
ナイト鋳鉄の熱膨張率をほぼ同一とした材料である。
【0009】請求項5に記載の発明は、ベーンとローラ
をジルニコアとし、シリンダ,上軸受,下軸受,シャフ
トの材質をオーステナイト鋳鉄でかつニッケル成分28
%から31%の重量を含む材料とし、ジルコニアとオー
ステナイト鋳鉄の熱膨張率をほぼ同一とした材料であ
る。
【0010】請求項6に記載の発明は、ベーンを炭化珪
素とし、ローラを窒化珪素とし、シリンダ,上軸受,下
軸受,シャフトの材質をオーステナイト鋳鉄でかつニッ
ケル成分32%から38%の重量を含む材料とし、炭化
珪素と窒化珪素とオーステナイト鋳鉄の熱膨張率を同程
度とした材料である。
【0011】請求項7に記載の発明は、ベーンを窒化珪
素とし、ローラを炭化珪素とし、シリンダ,上軸受,下
軸受,シャフトの材質をオーステナイト鋳鉄でかつニッ
ケル成分32%から38%の重量を含む材料とし、炭化
珪素と窒化珪素とオーステナイト鋳鉄の熱膨張率を同程
度とした材料である。
【0012】請求項8に記載の発明は、上軸受,下軸受
を、FC150,FC200,FC250,FC300
のいずれかの、ねずみ鋳鉄にした材料である。
【0013】請求項9に記載の発明は、ベーンをセラミ
ックとし、ローラ材もセラミックとし、シリンダ,上軸
受,下軸受,シャフトの材質をオーステナイト鋳鉄でか
つ、上軸受と下軸受の内径にセラミックの軸受材を埋め
込んだもの。
【0014】請求項10に記載の発明は、ベーンをアル
ミナとし、ローラ材をアルミナとし、シリンダ,上軸
受,下軸受,シャフトの材質をオーステナイト鋳鉄でか
つニッケル成分30%から33%の重量を含む材料で、
上軸受と下軸受の内径にアルミナの軸受材を埋め込んだ
もの。
【0015】請求項11に記載の発明は、ベーン材を窒
化珪素とし、ローラ材を窒化珪素とし、シリンダ,上軸
受,下軸受,シャフトの材質をオーステナイト鋳鉄でか
つニッケル成分32%から38%の重量を含む材料で、
上軸受と下軸受の内径に窒化珪素の軸受材を埋め込んだ
もの。
【0016】請求項12に記載の発明は、ベーンを炭化
珪素とし、ローラを炭化珪素とし、シリンダ,上軸受,
下軸受,シャフトの材質をオーステナイト鋳鉄でかつニ
ッケル成分32%から38%の重量を含む材料で、上軸
受と下軸受の内径に炭化珪素の軸受を埋め込んだもの。
【0017】請求項13に記載の発明は、ベーンをジル
コニアとし、ローラをジルコニアとし、シリンダ,上軸
受,下軸受,シャフトの材質をオーステナイト鋳鉄でか
つニッケル成分28%から31%の重量を含む材料で、
上軸受と下軸受の内径にジルコニアの軸受材を埋め込ん
だもの。
【0018】請求項14に記載の発明は、シャフトに耐
摩耗性の良い表面層を形成したもの。
【0019】請求項15に記載の発明は、シャフトにM
oS2 の個体潤滑剤を塗布したもの。
【0020】請求項16に記載の発明は、シャフトの表
面にDLCのコーティング膜を形成したもの。
【0021】請求項17に記載の発明は、シャフトの表
面にCrN,TiNのコーティング膜を形成したもの。
【0022】請求項18に記載の発明は、シャフトの表
面に、N,Cr,B,C,Tiのイオン注入したもの。
【0023】請求項19に記載の発明は、冷媒が、HC
FC,HFC,ヘリウムガス,炭酸ガス,NH3 ,H
C、で運転される、ロータリ圧縮機に関係するものであ
る。
【0024】請求項20に記載の発明は、以上に述べた
圧縮機を用いたCFC,HCFC,HC,HFC,NH
3 の冷媒を回収する冷媒回収機である。
【0025】
【実施例】以下、本発明の幾つかの実施例について説明
する。
【0026】(実施例1)図3は本発明の圧縮機の1実
施例の縦断面図であり、図4はその横断面図である。密
閉容器1内部に電動機部2と圧縮機構部3が配され、電
動機部2に直結されたシャフト41は上軸受42と下軸
受43に支持されている。シリンダ30内にローラ31
が配され、シャフト41と偏心部に貫入され、遊星運動
を行う。
【0027】シリンダ30の貫通溝24に挿入されたベ
ーン32はスプリング15及び背圧(吐出圧)によりロ
ーラ31に押し付けられたシリンダ30を吸入室16と
圧縮室17に分割する。
【0028】シリンダ30には吸入孔5があけられ、吸
入管4を介してアキュームレータ(図示せず)とつなが
っている。
【0029】この構成による作用を説明する。電動機部
2によりシャフト41が駆動され、ローラ31の遊星運
動(図4で左回転)により吸入管4より吸入孔5をへ
て、吸入室16へHFCなどの冷媒ガスが吸入され、圧
縮室17で圧力が上げられ吐出切り欠き19を経て、吐
出孔6より密閉容器1内へ吐出される。この時、吸入室
16と圧縮室17を仕切るベーン32はスプリング15
とベーン背部にかかる圧力でローラ31の外周に押し付
けられ接点で摺動しながら運動する。吸入管4に入って
くる吸入ガスは、冷媒ガスとして、冷媒サイクルを循環
する。冷媒のみ循環しているので、金属接触に近い潤滑
状態となり、特に冷媒に摺動性が望めないHFCでは厳
しい摺動条件となる。冷媒は、摺動熱を奪う働きだけを
有するのみとなる。
【0030】図4は、本発明の一例である、ベーン32
の材質として、アルミナを使用し、ピストン31の材質
もアルミナとし、シリンダ30と上軸受42と下軸受4
3とシャフト41が、オーステナイト鋳鉄とし、ニッケ
ルを30%から33%とすることで、線膨張率を約7.
0×10-6とし、アルミナと同一の線膨張率とし、運転
時に温度が上昇しても、前記ピストン31と前記シリン
ダ30と前記ベーン32の間隙は、広がらず、また、前
記シャフト41と前記上軸受42,前記下軸受43の間
隙も広がらない。また、冷凍機油が無いために、間隙に
よる洩れが、従来よりも多くなるため、間隙の寸法を、
従来の半分にすることで、能力の低下をおさえている。
また、前記シャフト41には、MoS2 の膜が塗布して
あり、前記シャフト41の偏芯部44と前記ピストン3
1が摺動するが、問題なく回転する機構となっている。
また、前記シャフト41と前記上軸受42,前記下軸受
43は同一の鋳物どうしが、摺動するのを避けるため
に、前記上軸受42,前記下軸受43の内周にアルミナ
の軸受45(図5)を埋め込んである。
【0031】以上の様な構造から、信頼性の高い圧縮機
が、実現できる。そして、R410AなどのHFC冷媒
で、冷凍機油を使用しなくても、安定した圧縮機を運転
することができ、信頼性の高い圧縮機が、実現できる。
【0032】(実施例2)ベーン32の材質として、ア
ルミナを使用し、ローラ31の材質もアルミナとし、シ
リンダ30と上軸受42と下軸受43とシャフト41
が、オーステナイト鋳鉄とし、ニッケルを30%から3
3%とすることで、線膨張率を約7.0×10-6とし、
アルミナと同一の線膨張率とし、運転時に温度が上昇し
ても、前記ピストン31と前記シリンダ30と前記ベー
ン32の間隙は、広がらない。また、冷凍機油が無いた
めに、間隙による洩れが、従来よりも多くなるため、間
隙の寸法を、従来の半分にすることで、能力の低下をお
さえている。また、前記シャフト41には、DLCのコ
ーティング膜46を形成してあり、前記シャフト41の
偏芯部44と前記ピストン31が摺動するが、問題なく
回転する機構となっている。また、前記上軸受42,前
記下軸受43はFC250の鋳物で、前記DLCのコー
ティング膜46(図5)が存在するため、摩耗の問題無
く運転される。しかし、この場合は、前記シャフト41
の線膨張率と前記上軸受42,前記下軸受43の線膨張
率は、異なるが、前記上下軸受42,43の線膨張率
が、大きいため、前記シャフト41と前記上下軸受4
2,43の隙間は、運転時に広がり、かつ、前記シャフ
ト41の表面に前記コーティング膜46を形成している
ことから、前記シャフト41と前記上下軸受42,43
の摺動部分に異常な摩耗は、発生しない様な構造から、
信頼性の高い圧縮機が、実現できる。そして、冷媒HF
CR410Aの冷媒で、冷凍機油を使用しなくても、安
定した圧縮機を運転することができ、信頼性の高い圧縮
機が、実現できる。
【0033】(実施例3)図6に示す。ベーン32の材
質として、アルミナを使用し、ピストン31の材質もア
ルミナとし、シリンダ30と上軸受42と下軸受43と
シャフト41が、オーステナイト鋳鉄とし、ニッケルを
30%から33%とすることで、線膨張率を約7.0×
10-6とし、アルミナと同一の線膨張率とし、運転時に
温度が上昇しても、前記ピストン31と前記シリンダ3
0と前記ベーン32の間隙は、広がらず、また、前記シ
ャフト41と前記上軸受42,前記下軸受43の間隙も
広がらない。また、冷凍機油が無いために、間隙による
洩れが、従来よりも多くなるため、間隙の寸法を、従来
の半分にすることで、能力の低下をおさえている。ま
た、前記シャフト41には、表面にMoS2 47の潤滑
膜を形成してあり、前記シャフト41の偏芯部44と前
記ピストン31が摺動するが、問題なく回転する機構と
なっている。また、前記シャフト41と前記上軸受4
2,前記下軸受43は、前記上軸受42と前記下軸受4
3の内周にアルミナ45の軸受各2個が埋め込まれ、前
記シャフト41と前記軸受45が、摺動しているため、
摩耗の問題無く運転される。以上の様な構造から、信頼
性の高い圧縮機が、実現できる。
【0034】(実施例4)図6に示す。ベーン32の材
質として、アルミナを使用し、ピストン31の材質もア
ルミナとし、シリンダ30と上軸受42と下軸受43と
シャフト41が、オーステナイト鋳鉄とし、ニッケルを
30%から33%とすることで、線膨張率を約7.0×
10-6とし、アルミナと同一の線膨張率とし、運転時に
温度が上昇しても、前記ピストン31と前記シリンダ3
0と前記ベーン32の間隙は、広がらず、また、前記シ
ャフト41と前記上軸受42,前記下軸受43の間隙も
広がらない。また、冷凍機油が無いために、間隙による
洩れが、従来よりも多くなるため、間隙の寸法を、従来
の半分にすることで、能力の低下をおさえている。ま
た、前記シャフト41には、表面にN2 + をイオン注入
した膜49の膜を形成してあり、前記シャフト41の偏
芯部44と前記ピストン31が摺動するが、問題なく回
転する機構となっている。また、前記シャフト41と前
記上軸受42,前記下軸受43は、摺動しているが、摩
耗の問題無く運転される。以上の様な構造から、信頼性
の高い圧縮機が、実現できる。
【0035】(実施例5)図7は、冷媒回収機50を示
す。冷媒回収機50内のロータリ圧縮機51のベーン3
2の材質として、アルミナを使用し、ピストン31の材
質もアルミナとし、シリンダ30と上軸受42と下軸受
43とシャフト41が、オーステナイト鋳鉄とし、ニッ
ケルを30%から33%とすることで、線膨張率を約
7.0×10 -6とし、アルミナと同一の線膨張率とし、
運転時に温度が上昇しても、前記ピストン31と前記シ
リンダ30と前記ベーン32の間隙は、広がらず、ま
た、前記シャフト41と前記上軸受42,前記下軸受4
3の間隙も広がらない。また、冷凍機油が無いために、
間隙による洩れが、従来よりも多くなるため、間隙の寸
法を、従来の半分にすることで、能力の低下をおさえて
いる。また、前記シャフト41には、表面にN2 + をイ
オン注入した膜49の膜を形成してあり、前記シャフト
41の偏芯部44と前記ピストン31が摺動するが、問
題なく回転する機構となっている。また、前記シャフト
41と前記上軸受42,前記下軸受43は、摺動してい
るが、異常な摩耗は、発生しない。以上の様な構造を持
つ圧縮機を設けた冷媒回収機で冷媒を回収すると、油が
なくても、確実に、安定した運転によって、冷媒が回収
できる。
【0036】
【発明の効果】本発明の前記ベーンが、セラミックで、
前記シリンダの材質がオーステナイト鋳鉄で、前記ロー
ラの材質がセラミックで、前記シャフトの材質がオース
テナイト鋳鉄で、前記上軸受と前記下軸受の材質がオー
ステナイト鋳鉄で構成されたロータリ圧縮機は、耐摩耗
性の優れたセラミックとこれと熱膨張率の同一のオース
テナイト鋳鉄の組み合わせで冷凍機油を使用しなくて
も、優れた、信頼性の高いロータリ圧縮機である利点を
有する。また、冷媒CFC,HCFC,HC,NH 3
CO2 空気、においても、耐摩耗性の優れた、信頼性の
高いロータリ圧縮機の冷媒回収機が、提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の一実施例の縦断面図
【図2】従来の一実施例の横断面図
【図3】本発明の一実施例の縦断面図
【図4】本発明の一実施例の横断面図
【図5】(a)は本発明の一実施例の断面図 (b)は同要部拡大図
【図6】(a)は本発明の一実施例の断面図 (b)は同要部拡大図
【図7】本発明の冷媒回収機の構成図
【符号の説明】
30 本発明のシリンダ 31 本発明のローラ 32 本発明のベーン 41 本発明のシャフト 42 本発明の上軸受 43 本発明の下軸受 47 本発明のMoS2 表面層 45 本発明のアルミナの軸受 49 本発明のNイオン注入 50 本発明の冷媒回収機

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器と、前記密閉容器の上部に固定
    された電動機部と、前記密閉容器の下部に固定された圧
    縮部を持ち、前記電動機部は、前記密閉容器と固定され
    たステータと、前記ステータの中で回転するロータから
    構成され、前記ロータの回転力を前記圧縮部へ伝達する
    シャフトを持ち、前記圧縮部は、前記圧縮部の上下を密
    閉し、かつ前記シャフトと回転摺動する上軸受と下軸受
    と、前記圧縮部を前記上軸受と前記下軸受とで密閉する
    シリンダと、前記シリンダー内で前記シャフトの偏芯軸
    が挿入され前記シャフトの偏芯軸の回転により偏芯して
    回転するローラと、前記シリンダに半径方向に形成した
    溝に出没可能に挿入され前記ローラと摺接するベーンと
    を備えたロータリ圧縮機において、前記ベーンの材質
    が、セラミックで、前記シリンダの材質がオーステナイ
    ト鋳鉄で、前記ローラの材質がセラミックで、前記シャ
    フトの材質がオーステナイト鋳鉄で、前記上軸受と前記
    下軸受の材質がオーステナイト鋳鉄で構成させ、冷凍機
    油を使用しないことを特徴とするロータリ圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記ベーン材をアルミナとし、前記ロー
    ラ材をアルミナとし、前記シリンダ,前記上軸受,前記
    下軸受,前記シャフトの材質をオーステナイト鋳鉄でか
    つニッケル成分30%から33%の重量を含む材料で構
    成されたことを特徴とする請求項1記載のロータリ圧縮
    機。
  3. 【請求項3】 前記ベーン材を窒化珪素とし、前記ロー
    ラ材を窒化珪素とし、前記シリンダ,前記上軸受,前記
    下軸受,前記シャフトの材質をオーステナイト鋳鉄でか
    つニッケル成分32%から38%の重量を含む材料で構
    成されたことを特徴とする請求項1記載のロータリ圧縮
    機。
  4. 【請求項4】 前記ベーン材を炭化珪素とし、前記ロー
    ラ材を炭化珪素とし、前記シリンダ,前記上軸受,前記
    下軸受,前記シャフトの材質をオーステナイト鋳鉄でか
    つニッケル成分32%から38%の重量を含む材料で構
    成されたことを特徴とする請求項1記載のロータリ圧縮
    機。
  5. 【請求項5】 前記ベーン材をジルニコアとし、前記ロ
    ーラ材をジルニコアとし、前記シリンダ,前記上軸受,
    前記下軸受,前記シャフトの材質をオーステナイト鋳鉄
    でかつニッケル成分28%から31%の重量を含む材料
    で構成されたことを特徴とする請求項1記載のロータリ
    圧縮機。
  6. 【請求項6】 前記ベーン材を炭化珪素とし、前記ロー
    ラ材を窒化珪素とし、前記シリンダ,前記上軸受,前記
    下軸受,前記シャフトの材質をオーステナイト鋳鉄でか
    つニッケル成分32%から38%の重量を含む材料で構
    成されたことを特徴とする請求項1記載のロータリ圧縮
    機。
  7. 【請求項7】 前記ベーン材を窒化珪素とし、前記ロー
    ラ材を窒化珪素とし、前記シリンダ,前記上軸受,前記
    下軸受,前記シャフトの材質をオーステナイト鋳鉄でか
    つニッケル成分32%から38%の重量を含む材料で構
    成されたことを特徴とする請求項1記載のロータリ圧縮
    機。
  8. 【請求項8】 前記密閉容器と、前記密閉容器の上部に
    固定された前記電動機部と、前記密閉容器の下部に固定
    された前記圧縮部を持ち、前記電動機部は、前記密閉容
    器と固定された前記ステータと、前記ステータの中で回
    転するロータから構成され、前記ロータの回転力を前記
    圧縮部へ伝達する前記シャフトを持ち、前記圧縮部は、
    前記圧縮部の上下を密閉し、かつ前記シャフトと回転摺
    動する前記上軸受と前記下軸受と、前記圧縮部を前記上
    軸受と前記下軸受とで密閉する前記シリンダと、前記シ
    リンダー内で前記シャフトの偏芯軸が挿入され前記シャ
    フトの偏芯軸の回転により偏芯して回転する前記ローラ
    と、前記シリンダに半径方向に形成した溝に出没可能に
    挿入され前記ローラと摺接する前記ベーンとを備えたロ
    ータリ圧縮機において、前記ベーンの材質が、セラミッ
    クで、前記シリンダの材質がオーステナイト鋳鉄で、前
    記ローラの材質がセラミックで、前記シャフトの材質が
    オーステナイト鋳鉄で、前記上軸受と前記下軸受の材質
    がFC150,FC200,FC250,FC300の
    いずれかの、ねずみ鋳鉄にした材料で構成されたことを
    特徴とするロータリ圧縮機。
  9. 【請求項9】 前記密閉容器と、前記密閉容器の上部に
    固定された前記電動機部と、前記密閉容器の下部に固定
    された前記圧縮部を持ち、前記電動機部は、前記密閉容
    器と固定された前記ステータと、前記ステータの中で回
    転するロータから構成され、前記ロータの回転力を前記
    圧縮部へ伝達する前記シャフトを持ち、前記圧縮部は、
    前記圧縮部の上下を密閉し、かつ前記シャフトと回転摺
    動する前記上軸受と前記下軸受と、前記圧縮部を前記上
    軸受と前記下軸受とで密閉する前記シリンダと、前記シ
    リンダー内で前記シャフトの偏芯軸が挿入され前記シャ
    フトの偏芯軸の回転により偏芯して回転する前記ローラ
    と、前記シリンダに半径方向に形成した溝に出没可能に
    挿入され前記ローラと摺接する前記ベーンとを備えたロ
    ータリ圧縮機において、前記ベーンの材質が、セラミッ
    クで、前記シリンダの材質がオーステナイト鋳鉄で、前
    記ローラの材質がセラミックで、前記シャフトの材質が
    オーステナイト鋳鉄で、前記上軸受と前記下軸受の材質
    がオーステナイト鋳鉄で、前記上軸受と前記下軸受の内
    径にセラミックの軸受を埋め込んで構成されたことを特
    徴とするロータリ圧縮機。
  10. 【請求項10】 前記ベーン材をアルミナとし、前記ロ
    ーラ材をアルミナとし、前記シリンダ,前記上軸受,前
    記下軸受,前記シャフトの材質をオーステナイト鋳鉄で
    かつニッケル成分30%から33%の重量を含む材料
    で、前記上軸受と前記下軸受の内径にアルミナの軸受を
    埋め込んで構成されたことを特徴とする請求項9記載の
    ロータリ圧縮機。
  11. 【請求項11】 前記ベーン材を窒化珪素とし、前記ロ
    ーラ材を窒化珪素とし、前記シリンダ,前記上軸受,前
    記下軸受,前記シャフトの材質をオーステナイト鋳鉄で
    かつニッケル成分32%から38%の重量を含む材料
    で、前記上軸受と前記下軸受の内径に窒化珪素の軸受を
    埋め込んで構成されたことを特徴とする請求項9記載の
    ロータリ圧縮機。
  12. 【請求項12】 前記ベーン材を炭化珪素とし、前記ロ
    ーラ材を炭化珪素とし、前記シリンダ,前記上軸受,前
    記下軸受,前記シャフトの材質をオーステナイト鋳鉄で
    かつニッケル成分32%から38%の重量を含む材料
    で、前記上軸受と前記下軸受の内径に炭化珪素の軸受を
    埋め込んで構成されたことを特徴とする請求項9記載の
    ロータリ圧縮機。
  13. 【請求項13】 前記ベーン材をジルコニアとし、前記
    ローラ材をジルコニアとし、前記シリンダ,前記上軸
    受,前記下軸受,前記シャフトの材質をオーステナイト
    鋳鉄でかつニッケル成分28%から31%の重量を含む
    材料で、前記上軸受と前記下軸受の内径にジルコニアの
    軸受を埋め込んで構成されたことを特徴とする請求項9
    記載のロータリ圧縮機。
  14. 【請求項14】 前記シャフトの摺動部の表面に耐摩耗
    性の良い表面層を形成した、請求項1記載から請求項1
    3記載のロータリ圧縮機。
  15. 【請求項15】 前記シャフトにMoS2 の個体潤滑剤
    を塗布したことを特徴とする請求項14記載のロータリ
    圧縮機。
  16. 【請求項16】 前記シャフトの表面にDLCのコーテ
    ィング膜を形成したことを特徴とする請求項14記載の
    ロータリ圧縮機。
  17. 【請求項17】 前記シャフトの表面にCrN,Ti
    N、のPVDのコーティング膜を形成したことを特徴と
    する請求項14記載のロータリ圧縮機。
  18. 【請求項18】 前記シャフトの表面にN,Cr,B,
    C,Tiのイオン注入したことを特徴とする請求項14
    記載のロータリ圧縮機。
  19. 【請求項19】 冷媒が、HCFC,HFC,ヘリウム
    ガス,炭酸ガス,NH 3 ,HC、で運転される、ことを
    特徴とする請求項1から請求項18記載のロータリ圧縮
    機。
  20. 【請求項20】 前記密閉容器と、前記密閉容器の上部
    に固定された前記電動機部と、前記密閉容器の下部に固
    定された前記圧縮部を持ち、前記電動機部は、前記密閉
    容器と固定された前記ステータと、前記ステータの中で
    回転する前記ロータから構成され、前記ロータの回転力
    を前記圧縮部へ伝達する前記シャフトを持ち、前記圧縮
    部は、前記圧縮部の上下を密閉し、かつ前記シャフトと
    回転摺動する前記上軸受と前記下軸受と、前記圧縮部を
    前記上軸受と前記下軸受とで密閉する前記シリンダと、
    前記シリンダー内で前記シャフトの偏芯軸が挿入され前
    記シャフトの偏芯軸の回転により偏芯して回転する前記
    ローラと、前記シリンダに半径方向に形成した溝に出没
    可能に挿入され前記ローラと摺接する前記ベーンとを備
    えたロータリ圧縮機において、前記ベーンの材質が、セ
    ラミックで、前記シリンダの材質がオーステナイト鋳鉄
    で、前記ローラの材質がセラミックで、前記シャフトの
    材質がオーステナイト鋳鉄で、前記上軸受と前記下軸受
    の材質がオーステナイト鋳鉄で構成させ、冷凍機油を使
    用しない圧縮機を設け、冷媒CFC,HCFC,HC,
    HFC,NH3 の冷媒を回収する冷媒回収機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003083265A1 (fr) * 2002-04-02 2003-10-09 Kazukimi Hiratsuka Pompe rotative a surface de glissement sans contact et sans joint et etanche a l'air
JP2005113742A (ja) * 2003-10-06 2005-04-28 Mitsubishi Electric Corp 冷媒圧縮機
JP2009299649A (ja) * 2008-06-17 2009-12-24 Mitsubishi Electric Corp ロータリ圧縮機
CN103410730A (zh) * 2013-05-23 2013-11-27 潮州三环(集团)股份有限公司 一种滚动转子式压缩机

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