JP2997198B2 - 金属射出成形機の油圧回路 - Google Patents

金属射出成形機の油圧回路

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JP2997198B2 JP7320260A JP32026095A JP2997198B2 JP 2997198 B2 JP2997198 B2 JP 2997198B2 JP 7320260 A JP7320260 A JP 7320260A JP 32026095 A JP32026095 A JP 32026095A JP 2997198 B2 JP2997198 B2 JP 2997198B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属射出成形機の
油圧回路に係るものであり、詳しくは、金属射出成形機
の射出シリンダの油圧回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 従来、金属射出成形機において、溶融
した金属材料(溶湯)を金型に射出すると、射出工程中
に溶湯が急速に冷却して、充填が不十分となり不良品が
発生することがある。そこで、通常、金属材料の射出成
形ではアキュムレータを使用して射出ラムの速度を1m
/秒〜5m/秒、あるいは、さらに高速にして成形する
方法が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、溶湯を
金型に高速で射出すると、射出の最終工程で射出ラムの
慣性力によって、溶湯にサージ圧力が発生して金型が若
干開き、成形品にバリが発生し、後工程でバリを除去し
なければならないという問題点があった。また、前記慣
性力によって、激しい衝撃音が発生したり、金型などの
寿命が短くなるという問題点があった。なお、射出の最
終工程で、速度切り替え指令を発して、射出ラムの速度
を急激に低速にしょうとしても、慣性力によって低速に
することができず、同様の問題が発生する。このよう
に、射出の最終工程での慣性力は、機械の強度および成
形品の品質に大きく影響する。
【0004】本発明は、上述した従来の技術の有するこ
のような問題点を解決するためになされたものであっ
て、射出ラムの慣性力を最小限として、金型などの寿命
を向上すると共に、バリの発生を低減することを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による金属射出成
形機の射出シリンダの油圧回路において、一端に射出シ
リンダの前部室が接続され、他端に油圧タンクに連通す
る連通位置と遮断位置を有する電磁弁が接続されている
管路に、分岐してロジック弁が接続され、このロジック
弁の他端には管路を介して絞り弁が接続され、前記ロジ
ック弁と絞り弁間の管路にブレーキ用アキュムレータが
取り付けられ、前記絞り弁の出口側に電磁圧力調整弁が
取り付けられていることを特徴とする。
【0006】前記ブレーキ用アキュムレータが取り付け
られている管路に、油圧ポンプに連通する連通位置と遮
断位置を有する電磁弁が管路を介して接続されているこ
とが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。
【0008】図1に示すように、金属射出成形機の射出
シリンダ1には、溶融した金属材料を金型に充填する射
出ラム2が前後動可能に設けられ、この射出ラム2のピ
ストンの前部には前部室1a、後部には後部室1bが形
成されている。
【0009】まず、前記射出ラム2を作動する射出シリ
ンダ1の油圧回路の構成について説明する。
【0010】油タンク3内の作動油をサクションフィル
タ3aを介して吸い込み高圧油として吐出する油圧ポン
プ4の吐出側は、管路Aを介してチェック弁5に接続さ
れている。管路Aには電磁圧力調整弁6が取り付けられ
ている。前記チェック弁5は管路Bを介して連通位置で
あるイ位置、ロ位置および遮断位置を有する電磁弁7に
接続されている。管路Bには、チェック弁5側から順
次、圧力スイッチ8、射出用アキュムレータ9、安全弁
10が取り付けられている。前記電磁弁7は電磁流量調
整弁11が設けられている管路Cを介して射出シリンダ
1の後部室1bに接続されている。前記電磁弁7をイ位
置にすると、射出シリンダ1の後部室1bが油圧ポンプ
4に連通されて射出ラム2が前進し、ロ位置にすると、
後部室1bの圧油がタンクに戻る。前記射出シリンダ1
の前部室1aには管路Dを介して連通位置であるイ位置
および遮断位置を有する電磁弁12に接続されている。
前記電磁弁12をイ位置にすると、射出シリンダ1の前
部室1aの圧油がタンクに戻る。
【0011】前記油圧ポンプ4の吐出側の管路Aから管
路Eが分岐され、この管路Eには連通位置であるイ位置
および遮断位置を有する電磁弁13が接続されている。
前記電磁弁13は管路Fを介してチェック弁14に接続
されている。前記チェック弁14は管路Gを介して絞り
弁15に接続されている。前記絞り弁15の出口側には
電磁圧力調整弁16が取り付けられている。また、前記
管路Gには、チェック弁14側から順次、圧力スイッチ
17、ブレーキ用アキュムレータ18が取り付けられて
いる。前記電磁弁13をイ位置にすると、ブレーキ用ア
キュムレータ18が油圧ポンプ4に連通されて蓄圧され
る。
【0012】前記管路Gから管路Hが分岐され、この管
路Hには、管路Hに向って開くロジック弁19の一端が
接続され、ロジック弁19の他端は前記管路Dに接続さ
れている。なお、前記ロジック弁19は管路Hからのパ
イロット管路によって閉じる方向に圧力が作用されてい
る。
【0013】なお、図1において一点鎖線で囲んだ部分
が、従来の射出シリンダ1の油圧回路に対して、本発明
によって追加されたブレーキ回路用油圧回路であり、こ
のブレーキ回路用油圧回路をブロック化してブレーキ回
路用油圧ブロック20とすると、前記射出シリンダ1、
圧力スイッチ17、ブレーキ用アキュムレータ18、F
管路などとの接続にゴム配管を使用せずに、フランジ、
金属継手などを使用することができるので、ブレーキ回
路用油圧回路の高圧化を図ることができる。次に、上述
した射出シリンダ1の油圧回路の作用について説明す
る。
【0014】射出ラム2による射出工程に先だって、電
磁弁7,13を遮断位置にすると、射出用アキュムレー
タ9に油圧ポンプ4からの圧油が圧力スイッチ8の設定
圧力で蓄圧される。なお、安全弁10は、異常圧力にな
った場合に作動する。また、電磁弁7を遮断位置、電磁
弁13をイ位置にすると、ブレーキ用アキュムレータ1
8に油圧ポンプ4からの圧油が圧力スイッチ17の設定
圧力で蓄圧される。
【0015】次に、射出工程において、電磁弁13を遮
断位置、電磁弁7をイ位置にすると、電磁流量調整弁1
1で設定された油量の圧油が射出ラム2の後部室1bに
送られ、射出ラム2は高速(1m/秒〜5m/秒)で前
進する。
【0016】射出の最終工程において、射出ラム2の慣
性力を最小限とするために、射出ラム2の速度を通常
0.1m/秒以下と必要がある。そこで、電磁流量調整
弁11の油量を変更すると同時に、電磁弁12を遮断位
置にする。これにより、ドレン管路である管路D内の圧
力は上昇し、射出ラム2の速度にブレーキがかかる。圧
力が上昇してブレーキ用アキュムレータ18の圧力を越
えると、ロジック弁19が開き、圧油はブレーキ用アキ
ュムレータ18に流入すると同時に、絞り弁15、電磁
圧力調整弁16を通って油タンク3に流れようとする
が、絞り弁15により時間の遅れが生じ、この遅れ時間
分の油量と圧力がさらにブレーキ用アキュムレータ18
に蓄圧され、射出ラム2にブレーキ圧となって作用す
る。
【0017】図示しない制御装置に装備されたタイマが
満了すると電磁弁12はイ位置になり、ドレン管路であ
る管路D内の圧油は油タンク3に戻る。管路D内の圧油
が油タンク3に戻ると、ロジック弁19が閉じ、ブレー
キ用アキュムレータ18の圧力は絞り弁15を通って電
磁圧力調整弁16の設定圧力になるまで、油圧タンク3
に逃げ、次の射出工程に備える。
【0018】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、射出の最終工程で射出ラムの高速前進に対
してロジック弁で瞬時にブレーキをかけ、発生するサー
ジ圧力をアキュムレータで吸収して射出ラムの慣性力を
最小限にし、衝撃力、衝撃音を低減して、金型などの寿
命を向上すると共に、バリの発生を低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】金属射出成形機の射出シリンダの油圧回路を示
す図である。
【符号の説明】
1 射出シリンダ 1a 前部室 1b 後部室 2 射出ラム 3 油タンク 3a サクションフィルタ 4 油圧ポンプ 5、14 チェック弁 6、16 電磁圧力調整弁 7、12、13 電磁弁 8、17 圧力スイッチ 9 射出用アキュムレータ 10 安全弁 11 電磁流量調整弁 15 絞り弁 18 ブレーキ用アキュムレータ 19 ロジック弁 20 ブレーキ用油圧ブロック A〜H 管路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22D 17/32 B29C 45/82 F15B 1/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属射出成形機の射出シリンダ(1)の
    油圧回路において、一端に射出シリンダ(1)の前部室
    (1a)が接続され、他端に油圧タンク(3)に連通す
    る連通位置と遮断位置を有する電磁弁(12)が接続さ
    れている管路(D)に、分岐してロジック弁(19)が
    接続され、該ロジック弁(19)の他端には管路(H,
    G)を介して絞り弁(15)が接続され、前記ロジック
    弁(19)と絞り弁(15)間の管路(H,G)にブレ
    ーキ用アキュムレータ(18)が取り付けられ、前記絞
    り弁(15)の出口側に電磁圧力調整弁(16)が取り
    付けられていることを特徴とする金属射出成形機の油圧
    回路。
  2. 【請求項2】 前記ブレーキ用アキュムレータ(18)
    が取り付けられている管路(H,G)に、油圧ポンプ
    (4)に連通する連通位置と遮断位置を有する電磁弁
    (13)が管路(F)を介して接続されていることを特
    徴とする請求項1記載の金属射出成形機の油圧回路。
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