JP2997029B2 - 自動車用ファスナー及びその取付構造 - Google Patents
自動車用ファスナー及びその取付構造Info
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- JP2997029B2 JP2997029B2 JP2283746A JP28374690A JP2997029B2 JP 2997029 B2 JP2997029 B2 JP 2997029B2 JP 2283746 A JP2283746 A JP 2283746A JP 28374690 A JP28374690 A JP 28374690A JP 2997029 B2 JP2997029 B2 JP 2997029B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車用ウインドモールディング等のよう
な長尺状の自動取付部品と自動車パネルとの間に介挿使
用される自動車用ファスナー及びその取付構造に関す
る。
な長尺状の自動取付部品と自動車パネルとの間に介挿使
用される自動車用ファスナー及びその取付構造に関す
る。
(従来の技術) 一般に、自動車のボデーパネルに対しては、ウインド
モールディング等の長尺状押出部材からなる自動車取付
部品が数多く装着されている。このウインドモールディ
ング等のような自動車取付部品を自動車パネル側に装着
するにあたっては、まず自動車パネル側にファスナーを
装着し、そのファスナーに対して自動車取付部品を係合
・挾持させることがしばしば行なわれている。
モールディング等の長尺状押出部材からなる自動車取付
部品が数多く装着されている。このウインドモールディ
ング等のような自動車取付部品を自動車パネル側に装着
するにあたっては、まず自動車パネル側にファスナーを
装着し、そのファスナーに対して自動車取付部品を係合
・挾持させることがしばしば行なわれている。
このような自動車用ファスナーの一例が、特開昭61−
27723号公報、実開昭63−182914号公報、実開昭63−182
915号公報、実開昭64−44818号公報等に記載されてい
る。これらの自動車用ファスナーでは、自動車パネルの
基準位置に位置決め部を当接させた上で該自動車用ファ
スナーの固定を行ない、さらにこの自動車用ファスナー
の係合部に、前記自動車取付部品の一部を嵌合させるこ
とによって自動車取付部品の装着を行なうようにしてい
る。そしてこれら自動車取付部品および自動車用ファス
ナーのリップ状シール部を自動車パネルの表面上に密着
させることによって、自動車パネルと自動車取付部品と
の間の隙間を覆うようにしている。
27723号公報、実開昭63−182914号公報、実開昭63−182
915号公報、実開昭64−44818号公報等に記載されてい
る。これらの自動車用ファスナーでは、自動車パネルの
基準位置に位置決め部を当接させた上で該自動車用ファ
スナーの固定を行ない、さらにこの自動車用ファスナー
の係合部に、前記自動車取付部品の一部を嵌合させるこ
とによって自動車取付部品の装着を行なうようにしてい
る。そしてこれら自動車取付部品および自動車用ファス
ナーのリップ状シール部を自動車パネルの表面上に密着
させることによって、自動車パネルと自動車取付部品と
の間の隙間を覆うようにしている。
このような構成を有する自動車用ファスナーは、長尺
状の自動車取付部品に対応して同様に長尺状になす必要
があり、したがって一般的には押出成形により製造さ
れ、その横断面形状は長手方向に一定の形状になされて
いる。
状の自動車取付部品に対応して同様に長尺状になす必要
があり、したがって一般的には押出成形により製造さ
れ、その横断面形状は長手方向に一定の形状になされて
いる。
(発明が解決しようとする課題) ところがこのように自動車用ファスナーの横断面形状
が長手方向に一定になされていると、自動車ファスナー
の装着状態が不良となる場合がある。
が長手方向に一定になされていると、自動車ファスナー
の装着状態が不良となる場合がある。
例えば実開昭64−2613号公報、実開昭64−14513号公
報等に記載されているように、ウインドウガラスの周縁
部に沿って自動車取付部品としてのウインドウモールデ
ィングを装着する場合に、自動車パネルのサイド部の一
部とウインドウガラスとの間に所定の段差を設け、その
段差を利用して雨水排水用の溝とする技術がある。この
ような段差を有する自動車パネルのフランジ部に対し
て、上述したように横断面一定形状の自動車用ファスナ
ーが装着されると、ファスナーが飛び出して装着されて
しまったり、ファスナーの取付位置が中途半端になって
不安定な装着状態になるという問題が生じる。
報等に記載されているように、ウインドウガラスの周縁
部に沿って自動車取付部品としてのウインドウモールデ
ィングを装着する場合に、自動車パネルのサイド部の一
部とウインドウガラスとの間に所定の段差を設け、その
段差を利用して雨水排水用の溝とする技術がある。この
ような段差を有する自動車パネルのフランジ部に対し
て、上述したように横断面一定形状の自動車用ファスナ
ーが装着されると、ファスナーが飛び出して装着されて
しまったり、ファスナーの取付位置が中途半端になって
不安定な装着状態になるという問題が生じる。
そこで本発明は、自動車パネル側の形状及び自動車取
付部品の嵌合位置関係にかかわらず常に良好な装着状態
を得ることができるとともに、ウインドプレートとウイ
ンドモールディングとの間に所望の大きさの雨水排水用
溝を低コストで形成することができるようにした自動車
用ファスナー及びその取付構造を提供することを目的と
する。
付部品の嵌合位置関係にかかわらず常に良好な装着状態
を得ることができるとともに、ウインドプレートとウイ
ンドモールディングとの間に所望の大きさの雨水排水用
溝を低コストで形成することができるようにした自動車
用ファスナー及びその取付構造を提供することを目的と
する。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため請求項の1に記載された発明
は、自動車パネルの窓枠開口縁部に装着されたウインド
ガラスの側縁部に沿って長尺状の自動車取付部品を固定
させるように、上記自動車取付部品の一部に嵌合する構
成になされた長尺状の押出部材であって、前記自動車パ
ネルの窓枠開口の側縁部における段差部を形成する折曲
げ部に沿って室内外方向に延びる壁部と、この壁部の室
内側端部分において前記自動車パネルの基準位置に当接
される位置決め部と、上記壁部に対向する鍵形状部と壁
部との間に前記自動車取付部品の一部を挟持するように
横断面略コ字状に形成された溝部からなる係合部と、前
記壁部の室外側端部分において前記自動車パネル側に向
って折れ曲がるようにして延びるシール部と、を備えて
なる自動車用ファスナーにおいて、長手方向に直交する
横断面に関して、前記壁部の室内外方向に延びる長さ
を、上記シール部と係合部との間において一定に維持し
つつ前記折曲げ部の段差量変化に対応して変化させたも
のであって、上記係合部の形成位置が、前記壁部の室内
外方向長さの変化分だけ前記位置決め部を基準として長
手方向に沿って連続的に変化させる構成を有している。
は、自動車パネルの窓枠開口縁部に装着されたウインド
ガラスの側縁部に沿って長尺状の自動車取付部品を固定
させるように、上記自動車取付部品の一部に嵌合する構
成になされた長尺状の押出部材であって、前記自動車パ
ネルの窓枠開口の側縁部における段差部を形成する折曲
げ部に沿って室内外方向に延びる壁部と、この壁部の室
内側端部分において前記自動車パネルの基準位置に当接
される位置決め部と、上記壁部に対向する鍵形状部と壁
部との間に前記自動車取付部品の一部を挟持するように
横断面略コ字状に形成された溝部からなる係合部と、前
記壁部の室外側端部分において前記自動車パネル側に向
って折れ曲がるようにして延びるシール部と、を備えて
なる自動車用ファスナーにおいて、長手方向に直交する
横断面に関して、前記壁部の室内外方向に延びる長さ
を、上記シール部と係合部との間において一定に維持し
つつ前記折曲げ部の段差量変化に対応して変化させたも
のであって、上記係合部の形成位置が、前記壁部の室内
外方向長さの変化分だけ前記位置決め部を基準として長
手方向に沿って連続的に変化させる構成を有している。
また請求項の2に記載された発明は、ウインドガラス
を装着するための自動車パネル開口の側縁部に沿って上
下方向に延びるように固定され、長尺状のウインドモー
ルディングの一部に嵌合する長尺状の押出部材からなる
ファスナーを備えたものであって、上記ファスナーは、
前記自動車パネルの窓枠開口の側縁部における段差部を
形成する折曲げ部に沿って室内外方向に延びる壁部と、
この壁部の室内側端部分において前記自動車パネルの基
準位置に当接する位置決め部と、上記壁部に対向する鍵
形状部と壁部との間に前記ウインドモールディングの脚
部を挟持するように横断面略コ字状に形成された溝部か
らなる係合部と、上記壁部の室外側端部分において前記
自動車パネル側に向って折れ曲がるようにして延びるシ
ール部と、を有し、前記ウインドモールディングが、上
記脚部からウインドガラスの表面上に延びる装飾モール
部を備えた自動車用ファスナーの取付構造において、長
手方向に直交する横断面に関して、前記ファスナーの壁
部における室内外方向長さを、上記シール部と係合部と
の間において一定に維持しつつ前記折曲げ部の段差量変
化に対応して変化させたものであって、上記係合部の形
成位置を、前記壁部の室内外方向長さの変化分だけ前記
位置決め部を基準として長手方向に沿って連続的に変化
させ、当該係合部の形成位置を室外側に変化させること
によって、前記装飾モール部をウインドガラス側から離
反させ、その装飾モール部の離反量に対応した大きさの
樋溝を形成した構成を有している。
を装着するための自動車パネル開口の側縁部に沿って上
下方向に延びるように固定され、長尺状のウインドモー
ルディングの一部に嵌合する長尺状の押出部材からなる
ファスナーを備えたものであって、上記ファスナーは、
前記自動車パネルの窓枠開口の側縁部における段差部を
形成する折曲げ部に沿って室内外方向に延びる壁部と、
この壁部の室内側端部分において前記自動車パネルの基
準位置に当接する位置決め部と、上記壁部に対向する鍵
形状部と壁部との間に前記ウインドモールディングの脚
部を挟持するように横断面略コ字状に形成された溝部か
らなる係合部と、上記壁部の室外側端部分において前記
自動車パネル側に向って折れ曲がるようにして延びるシ
ール部と、を有し、前記ウインドモールディングが、上
記脚部からウインドガラスの表面上に延びる装飾モール
部を備えた自動車用ファスナーの取付構造において、長
手方向に直交する横断面に関して、前記ファスナーの壁
部における室内外方向長さを、上記シール部と係合部と
の間において一定に維持しつつ前記折曲げ部の段差量変
化に対応して変化させたものであって、上記係合部の形
成位置を、前記壁部の室内外方向長さの変化分だけ前記
位置決め部を基準として長手方向に沿って連続的に変化
させ、当該係合部の形成位置を室外側に変化させること
によって、前記装飾モール部をウインドガラス側から離
反させ、その装飾モール部の離反量に対応した大きさの
樋溝を形成した構成を有している。
さらに、請求項の3に記載された発明では、上記請求
項2記載の樋溝の溝底面が、装飾モール部からウインド
ガラス表面に向かって室内外方向に延在する仕切壁部に
より形成されている。
項2記載の樋溝の溝底面が、装飾モール部からウインド
ガラス表面に向かって室内外方向に延在する仕切壁部に
より形成されている。
(作用) このような構成を有する各手段においては、自動車用
ファスナーの位置決め部が自動車パネルに沿って当接さ
れる一方、自動車用ファスナーのシール部あるいは係合
部は、自動車パネルの形状及び自動車取付部品との嵌合
関係に対応して位置変化させており、したがって自動車
用ファスナーは、いずれの位置においても良好な装着状
態になされるようになっている。
ファスナーの位置決め部が自動車パネルに沿って当接さ
れる一方、自動車用ファスナーのシール部あるいは係合
部は、自動車パネルの形状及び自動車取付部品との嵌合
関係に対応して位置変化させており、したがって自動車
用ファスナーは、いずれの位置においても良好な装着状
態になされるようになっている。
また、ファスナーの横断面形状を変化させて樋溝の大
きさを変化させるにあたって、横断面が略一定形状のウ
インドモールディングが用いられているため、ウインド
モールディングの生産性が向上されるようになってい
る。
きさを変化させるにあたって、横断面が略一定形状のウ
インドモールディングが用いられているため、ウインド
モールディングの生産性が向上されるようになってい
る。
(実 施 例) 以下、自動車取付部品としてのウインドモールディン
グを装着するための自動車用ファスナーに対して本発明
を適用した実施例を、図面に基づいて詳細に説明する。
グを装着するための自動車用ファスナーに対して本発明
を適用した実施例を、図面に基づいて詳細に説明する。
まず第5図に表わされているように、自動車のフロン
トウインドガラス1の周縁部には、長尺状の自動車取付
部品としてのウインドモールディング2が、図示を省略
したファスナーを介して装着されている。ウインドモー
ルディング2は、フロントウインドガラス1の上縁部と
ルーフパネル3との間に装着されるアッパー側モールデ
ィング4およびフロントウインドガラス1の両側縁部と
ピラーパネル5との間に装着されるサイド側モールディ
ング6を有しており、これら両モールディング4,6は、
一体連続的に押出成形されている。またこのウインドモ
ールディング2を固定するためのファスナーも、アッパ
ー側とサイド側とを有しており、これらアッパー側ファ
スナーおよびサイド側ファスナーが一体連続的に押出成
形されている。ウインドモールディング2およびファス
ナーの第1実施例が第1図ないし第4図に示されてい
る。
トウインドガラス1の周縁部には、長尺状の自動車取付
部品としてのウインドモールディング2が、図示を省略
したファスナーを介して装着されている。ウインドモー
ルディング2は、フロントウインドガラス1の上縁部と
ルーフパネル3との間に装着されるアッパー側モールデ
ィング4およびフロントウインドガラス1の両側縁部と
ピラーパネル5との間に装着されるサイド側モールディ
ング6を有しており、これら両モールディング4,6は、
一体連続的に押出成形されている。またこのウインドモ
ールディング2を固定するためのファスナーも、アッパ
ー側とサイド側とを有しており、これらアッパー側ファ
スナーおよびサイド側ファスナーが一体連続的に押出成
形されている。ウインドモールディング2およびファス
ナーの第1実施例が第1図ないし第4図に示されてい
る。
まず第1図および第3図に示されているように、ルー
フパネル3の前端縁部分は、室内側(第1図右側)に向
かって窪む段差を有するように折り曲げられており、室
内側折曲げ部3aを介してフランジ部3bが設けられてい
る。このルーフパネル3のフランジ部3b上には、前記フ
ロントウインドガラス1の上端縁部分がダムラバー7を
介して重ね合わせられており、この重なり合い部分に接
着剤8が充填されることによって上記各部材1,3a,7どう
しが固着されている。
フパネル3の前端縁部分は、室内側(第1図右側)に向
かって窪む段差を有するように折り曲げられており、室
内側折曲げ部3aを介してフランジ部3bが設けられてい
る。このルーフパネル3のフランジ部3b上には、前記フ
ロントウインドガラス1の上端縁部分がダムラバー7を
介して重ね合わせられており、この重なり合い部分に接
着剤8が充填されることによって上記各部材1,3a,7どう
しが固着されている。
また上記フロントウインドガラス1の上端縁とルーフ
パネル3の室内側折曲げ部3aとの間には、所定の間隔を
もって隙間が形成されており、この隙間に、アッパー側
ファスナー9を介してアッパー側モールディング4が装
着されている。これらアッパー側ファスナー9およびア
ッパー側モールディング4の構造を詳述する。
パネル3の室内側折曲げ部3aとの間には、所定の間隔を
もって隙間が形成されており、この隙間に、アッパー側
ファスナー9を介してアッパー側モールディング4が装
着されている。これらアッパー側ファスナー9およびア
ッパー側モールディング4の構造を詳述する。
まずアッパー側ファスナー9の基部を構成する位置決
め部901は、前記ルーフパネル3におけるフランジ部3b
と室内側折曲げ部3aとの折り曲げ角部に当接するように
横断面略L字状に形成されており、ループパネル3の底
位置に取付け基準として装着されている。
め部901は、前記ルーフパネル3におけるフランジ部3b
と室内側折曲げ部3aとの折り曲げ角部に当接するように
横断面略L字状に形成されており、ループパネル3の底
位置に取付け基準として装着されている。
この位置決め部901の直上位置には、前方側(第1図
左方側)に向かって開口する横断面コ字状の溝からなる
係合部902が設けられている。この係合部902は、アッパ
ー側モールディング4の一部を挾持するためのものであ
って、前記ルーフパネル3の室内側折曲げ部3aに沿って
延びる壁部902aと、この壁部902aからフロントウインド
ガラス1の上端縁側に向かって突出する鍵形状部902bと
を有している。壁部902aの背後には両面接着テープ11が
介挿されており、この両面接着テープ11によってファス
ナー9の固定が行なわれている。また上記鍵形状部902b
の溝側縁部に相当する前端部分は、横断面矢先形状にな
されており、この矢先形状部分によって、後述するよう
にアッパー側モールディング4が係止されるようになっ
ている。
左方側)に向かって開口する横断面コ字状の溝からなる
係合部902が設けられている。この係合部902は、アッパ
ー側モールディング4の一部を挾持するためのものであ
って、前記ルーフパネル3の室内側折曲げ部3aに沿って
延びる壁部902aと、この壁部902aからフロントウインド
ガラス1の上端縁側に向かって突出する鍵形状部902bと
を有している。壁部902aの背後には両面接着テープ11が
介挿されており、この両面接着テープ11によってファス
ナー9の固定が行なわれている。また上記鍵形状部902b
の溝側縁部に相当する前端部分は、横断面矢先形状にな
されており、この矢先形状部分によって、後述するよう
にアッパー側モールディング4が係止されるようになっ
ている。
一方上記係合部902の壁部902aは、ルーフパネル3の
室内側折曲げ部3aに沿って前方側(第1図左方側)に延
びており、その延出先端部分は、前記ルーフパネル3の
外表面に沿うように緩やかな曲率に曲げ形成され、リッ
プ状のシール部903になされている。このシール部903
は、ルーフパネル3の外表面側に密着されており、ルー
フネル3とフロントウインドガラス1との隙間における
上側シール作用を行なう。
室内側折曲げ部3aに沿って前方側(第1図左方側)に延
びており、その延出先端部分は、前記ルーフパネル3の
外表面に沿うように緩やかな曲率に曲げ形成され、リッ
プ状のシール部903になされている。このシール部903
は、ルーフパネル3の外表面側に密着されており、ルー
フネル3とフロントウインドガラス1との隙間における
上側シール作用を行なう。
次にアッパー側モールディング4は、上記アッパー側
ファスナー9の係合部902に嵌合され挾持される脚部401
と、この脚部401からフロントウインドガラス1の前面
側に向かって延びるリップ状の装飾モール部402とを備
えており、これら脚部401と装飾モール部402との連設部
分に、室内側に向かって窪ませてなる雨水排水溝403が
形成されている。
ファスナー9の係合部902に嵌合され挾持される脚部401
と、この脚部401からフロントウインドガラス1の前面
側に向かって延びるリップ状の装飾モール部402とを備
えており、これら脚部401と装飾モール部402との連設部
分に、室内側に向かって窪ませてなる雨水排水溝403が
形成されている。
上記脚部401の先端部分は、前記ファスナー9の係合
部902に挿入・嵌合される矢先形状になされており、こ
れら両部材401,902の嵌合関係によってアッパー側モー
ルディング4がアッパー側ファスナー9に対して脱落な
き状態に係合され一定位置に保持されるようになってい
る。一方上記装飾モール部402の下方側端縁部分は、フ
ロントウインドガラス1の表面上に密着されており、ル
ーフパネル3とフロントウインドガラス1との隙間にお
ける下側シール作用を行なう。
部902に挿入・嵌合される矢先形状になされており、こ
れら両部材401,902の嵌合関係によってアッパー側モー
ルディング4がアッパー側ファスナー9に対して脱落な
き状態に係合され一定位置に保持されるようになってい
る。一方上記装飾モール部402の下方側端縁部分は、フ
ロントウインドガラス1の表面上に密着されており、ル
ーフパネル3とフロントウインドガラス1との隙間にお
ける下側シール作用を行なう。
このようなウインドモールディングとファスナーとの
構造は、第2図および第3図に示されているサイド部に
おいても基本的には同様である。
構造は、第2図および第3図に示されているサイド部に
おいても基本的には同様である。
すなわち第2図および第3図に示されているように、
ピラーパネル5の前端縁部分は、室内側(第2図下側)
に向かって窪む段差を有するように折り曲げられてお
り、室内側折曲げ部5aを介してフランジ部5bが設けられ
ている。このピラーパネル5のフランジ部5b上には、前
記フロントウインドガラス1の側端縁部分がダムラバー
7を介して重ね合わせられており、この重なり合い部分
に接着剤8が充填されることによって上記各部材1,5a,7
どうしが固着されている。
ピラーパネル5の前端縁部分は、室内側(第2図下側)
に向かって窪む段差を有するように折り曲げられてお
り、室内側折曲げ部5aを介してフランジ部5bが設けられ
ている。このピラーパネル5のフランジ部5b上には、前
記フロントウインドガラス1の側端縁部分がダムラバー
7を介して重ね合わせられており、この重なり合い部分
に接着剤8が充填されることによって上記各部材1,5a,7
どうしが固着されている。
また上記フロントウインドガラス1の側端縁とピラー
パネル5の室内側折曲げ部5aとの間には、所定の間隔を
もって隙間が形成されており、この隙間に、サイド側フ
ァスナー12を介してサイド側モールディング6が装着さ
れている。これらサイド側ファスナー12およびサイド側
モールディング6の構造を詳述する。
パネル5の室内側折曲げ部5aとの間には、所定の間隔を
もって隙間が形成されており、この隙間に、サイド側フ
ァスナー12を介してサイド側モールディング6が装着さ
れている。これらサイド側ファスナー12およびサイド側
モールディング6の構造を詳述する。
まずサイド側ファスナー12の基部を構成する位置決め
部121は、前記ピラーパネル5におけるフランジ部5bと
室内側折曲げ部5aとの折り曲げ角部に当接するように横
断面略L字状に形成されており、ピラーパネル5の底位
置に取付け基準として装着されている。
部121は、前記ピラーパネル5におけるフランジ部5bと
室内側折曲げ部5aとの折り曲げ角部に当接するように横
断面略L字状に形成されており、ピラーパネル5の底位
置に取付け基準として装着されている。
この位置決め部121の直上位置には、前方側(第2図
上方側)に向かって開口する横断面コ字状の溝からなる
係合部122が設けられている。この係合部122は、サイド
側モールディング6の一部を挾持するためのものであっ
て、前記ピラーパネル5の室内側折曲げ部5aに沿って延
びる壁部122aと、この壁部122aからフロントウインドガ
ラス1の側端縁側に向かって突出する鍵形状部122bとを
有している。上記壁部122aの背後には両面接着テープ11
が介挿されており、この両面接着テープ11によってファ
スナー12の固定が行なわれている。また上記鍵形状部12
2bの溝側縁部に相当する前端部分は、横断面矢先形状に
なされており、この矢先形状部分によって、後述するよ
うにサイド側モールディング6が係止されるようになっ
ている。
上方側)に向かって開口する横断面コ字状の溝からなる
係合部122が設けられている。この係合部122は、サイド
側モールディング6の一部を挾持するためのものであっ
て、前記ピラーパネル5の室内側折曲げ部5aに沿って延
びる壁部122aと、この壁部122aからフロントウインドガ
ラス1の側端縁側に向かって突出する鍵形状部122bとを
有している。上記壁部122aの背後には両面接着テープ11
が介挿されており、この両面接着テープ11によってファ
スナー12の固定が行なわれている。また上記鍵形状部12
2bの溝側縁部に相当する前端部分は、横断面矢先形状に
なされており、この矢先形状部分によって、後述するよ
うにサイド側モールディング6が係止されるようになっ
ている。
一方上記係合部122の壁部122aは、ピラーパネル5の
室内側折曲げ部5aに沿って前方側(第2図上方側)に延
びており、その延出先端部分は、前記ピラーパネル5の
外表面に沿うように緩やかな曲率に曲げ形成され、リッ
プ状のシール部123になされている。このシール部123
は、ピラーパネル5の外表面側に密着されており、ピラ
ーパネル5とフロントウインドガラス1との隙間におけ
る外側シール作用を行なう。
室内側折曲げ部5aに沿って前方側(第2図上方側)に延
びており、その延出先端部分は、前記ピラーパネル5の
外表面に沿うように緩やかな曲率に曲げ形成され、リッ
プ状のシール部123になされている。このシール部123
は、ピラーパネル5の外表面側に密着されており、ピラ
ーパネル5とフロントウインドガラス1との隙間におけ
る外側シール作用を行なう。
次にサイド側モールディング6は、上記サイド側ファ
スナー12の係合部122に嵌合され挾持される脚部601と、
この脚部601からフロントウインドガラス1の前面側に
向かって延びるリップ状の装飾モール部602とを備えて
おり、これら脚部601と装飾モール部602との連設部分
に、室内側に向かって窪ませてなる雨水排水溝603が形
成されている。
スナー12の係合部122に嵌合され挾持される脚部601と、
この脚部601からフロントウインドガラス1の前面側に
向かって延びるリップ状の装飾モール部602とを備えて
おり、これら脚部601と装飾モール部602との連設部分
に、室内側に向かって窪ませてなる雨水排水溝603が形
成されている。
上記脚部601の先端部分は、前記ファスナー12の係合
部122に挿入・嵌合される矢先形状になされており、こ
れら両部材601,122の嵌合関係によってサイド側モール
ディング6がサイド側ファスナー12に対して脱落なき状
態に係合され一定位置に保持されるようになっている。
部122に挿入・嵌合される矢先形状になされており、こ
れら両部材601,122の嵌合関係によってサイド側モール
ディング6がサイド側ファスナー12に対して脱落なき状
態に係合され一定位置に保持されるようになっている。
一方上記装飾モール部602の内方側端縁部分は、仕切
壁部604によってフロントウインドガラス1の表面上か
ら一定量持ち上げられている。上記仕切壁部604は、前
記装飾モール部602の裏面側からフロントウインドガラ
ス1の表面に向かって突出する板状部材からなってお
り、この仕切壁部604による装飾モール部602の持上げ離
間部分に、横断面略コ字状の液排出用樋溝13が形成され
ている。この液排出用樋溝13は、フロントウインドガラ
ス1の両側縁部に配され、上記フロントウインドガラス
1上に付着した雨水等の液体を所定の方向に導くことに
よって、サイドウインド側への液回り込みおよび液飛散
を防止する機能を有している。
壁部604によってフロントウインドガラス1の表面上か
ら一定量持ち上げられている。上記仕切壁部604は、前
記装飾モール部602の裏面側からフロントウインドガラ
ス1の表面に向かって突出する板状部材からなってお
り、この仕切壁部604による装飾モール部602の持上げ離
間部分に、横断面略コ字状の液排出用樋溝13が形成され
ている。この液排出用樋溝13は、フロントウインドガラ
ス1の両側縁部に配され、上記フロントウインドガラス
1上に付着した雨水等の液体を所定の方向に導くことに
よって、サイドウインド側への液回り込みおよび液飛散
を防止する機能を有している。
ここで前述したアッパー側ファスナー9およびサイド
側ファスナー12の横断面において、係合部902,122およ
びシール部903,123の形成位置は、それぞれの位置決め
部901,121を基準として定められている。すなわち上述
したようにアッパー側ファスナー9およびサイド側ファ
スナー12のいずれにおいても、位置決め部901,121は、
室内側折曲げ部3a,5aとフランジ部3b,5bとの折り曲げ角
部に当接されており、一定位置に装着されている。そし
てアッパー側ファスナー9では、その係合部902および
シール部903が、位置決め部903に対して第1図に示され
ている一定の位置関係をなすようにして長手方向にその
まま維持されている。
側ファスナー12の横断面において、係合部902,122およ
びシール部903,123の形成位置は、それぞれの位置決め
部901,121を基準として定められている。すなわち上述
したようにアッパー側ファスナー9およびサイド側ファ
スナー12のいずれにおいても、位置決め部901,121は、
室内側折曲げ部3a,5aとフランジ部3b,5bとの折り曲げ角
部に当接されており、一定位置に装着されている。そし
てアッパー側ファスナー9では、その係合部902および
シール部903が、位置決め部903に対して第1図に示され
ている一定の位置関係をなすようにして長手方向にその
まま維持されている。
一方サイド側ファスナー12においては、その係合部12
2およびシール部123の位置決め部121に対する形成位置
が、サイド部上方側のコーナー寄りの部分からサイド部
下方に向かって徐々に変化されており、第1図と同一の
位置関係状態から第2図に示されている位置関係状態に
変化されている。具体的には、係合部122およびシール
部123の形成位置は、サイド部下方へ行くに従ってフロ
ントウインドガラス1の前方側に徐々に迫り出されてお
り、その迫り出し分にわたって、係合部122およびシー
ル部123と位置決め部121との各距離が、サイド部下方へ
行くに従って徐々に大きくなっている。
2およびシール部123の位置決め部121に対する形成位置
が、サイド部上方側のコーナー寄りの部分からサイド部
下方に向かって徐々に変化されており、第1図と同一の
位置関係状態から第2図に示されている位置関係状態に
変化されている。具体的には、係合部122およびシール
部123の形成位置は、サイド部下方へ行くに従ってフロ
ントウインドガラス1の前方側に徐々に迫り出されてお
り、その迫り出し分にわたって、係合部122およびシー
ル部123と位置決め部121との各距離が、サイド部下方へ
行くに従って徐々に大きくなっている。
このようなサイド側ファスナー12における係合部122
およびシール部123の形成位置の変化に従って、係合部1
22に嵌合され挾持されたサイド側モールディング6の脚
部601も同様に、サイド部下方へ行くに従ってフロント
ウインドガラス1の前方側に徐々に迫り出されている。
そしてそれにともなってサイド側モールディング6の全
体が、サイド部下方へ行くに従ってフロントウインドガ
ラス1の前方側に徐々に張り出されており、該サイド側
モールディング6の装飾モール部602がフロントウイン
ドガラス1から離間・浮上して画成された空間部分に、
上述したような横断面略コ字状の液排出用樋溝13が形成
されている。このとき上記仕切壁部604の立上り量も、
装飾モール部602の浮上量に対応して増大されている。
およびシール部123の形成位置の変化に従って、係合部1
22に嵌合され挾持されたサイド側モールディング6の脚
部601も同様に、サイド部下方へ行くに従ってフロント
ウインドガラス1の前方側に徐々に迫り出されている。
そしてそれにともなってサイド側モールディング6の全
体が、サイド部下方へ行くに従ってフロントウインドガ
ラス1の前方側に徐々に張り出されており、該サイド側
モールディング6の装飾モール部602がフロントウイン
ドガラス1から離間・浮上して画成された空間部分に、
上述したような横断面略コ字状の液排出用樋溝13が形成
されている。このとき上記仕切壁部604の立上り量も、
装飾モール部602の浮上量に対応して増大されている。
なおこのサイド側ファスナー12およびサイド側モール
ディング6は、サイド部の上方から下方にかけて第2図
に示される位置関係まで変化された以後の下方部分にお
いては、第2図に示される位置関係が長手方向下方にそ
のまま維持されている。
ディング6は、サイド部の上方から下方にかけて第2図
に示される位置関係まで変化された以後の下方部分にお
いては、第2図に示される位置関係が長手方向下方にそ
のまま維持されている。
このような実施例においては、自動車用ファスナー9,
12における位置決め部901,121が自動車パネルの基準位
置に沿って当接され一定位置に保持される一方、ファス
ナー9,12の各係合部902,122およびシール部903,123は、
自動車パネル側の形状に対応しており、特にサイド部に
おける係合部122およびシール部123の位置決め部121に
対する形成位置は、自動車パネルの形状に対応して変化
されている。したがって自動車用ファスナー9,12は、い
ずれの位置においても良好な装着状態になされる。
12における位置決め部901,121が自動車パネルの基準位
置に沿って当接され一定位置に保持される一方、ファス
ナー9,12の各係合部902,122およびシール部903,123は、
自動車パネル側の形状に対応しており、特にサイド部に
おける係合部122およびシール部123の位置決め部121に
対する形成位置は、自動車パネルの形状に対応して変化
されている。したがって自動車用ファスナー9,12は、い
ずれの位置においても良好な装着状態になされる。
第6図に示された第2実施例にかかる自動車用ファス
ナー20では、位置決め部21がブロック状に形成されてお
り、それ以外は前述した第1実施例にかかる自動車用フ
ァスナーと同様な構成を有するものである。また第7図
に示された第3実施例にかかる自動車用ファスナー30
は、係合部32およびシール部33の立ち上げ量が、図示下
方側のサイド部において増大されているものであり、ま
た第8図に示された第4実施例にかかる自動車用ファス
ナー40では、係合部42とシール部43との間に、深溝状の
雨水排水溝44が形成されている。
ナー20では、位置決め部21がブロック状に形成されてお
り、それ以外は前述した第1実施例にかかる自動車用フ
ァスナーと同様な構成を有するものである。また第7図
に示された第3実施例にかかる自動車用ファスナー30
は、係合部32およびシール部33の立ち上げ量が、図示下
方側のサイド部において増大されているものであり、ま
た第8図に示された第4実施例にかかる自動車用ファス
ナー40では、係合部42とシール部43との間に、深溝状の
雨水排水溝44が形成されている。
つぎに上述した第1実施例にかかる自動車用ファスナ
ーの製造装置を説明する。第9図には、自動車用ファス
ナーを押出形成するためのダイの構成が示されている。
ーの製造装置を説明する。第9図には、自動車用ファス
ナーを押出形成するためのダイの構成が示されている。
本装置におけるダイは、ファスナーの押出方向(紙面
垂直方向)に並設された第1のダイ51と第2のダイ52と
を有しており、上記第1のダイ51は固定状態に設置され
ているとともに、第2のダイ52は、第1のダイ51の前面
側に沿って平行移動可能に設けられている。第1のダイ
51には、前述した構造を有するファスナーの係合部(90
2,904)およびシール部(903,403)の外郭に対応した形
状の押出形成口511が設けられているとともに、第2の
ダイ52には、ファスナーの位置決め部(901,401)に対
応した形状の押出形成片521が設けられている。
垂直方向)に並設された第1のダイ51と第2のダイ52と
を有しており、上記第1のダイ51は固定状態に設置され
ているとともに、第2のダイ52は、第1のダイ51の前面
側に沿って平行移動可能に設けられている。第1のダイ
51には、前述した構造を有するファスナーの係合部(90
2,904)およびシール部(903,403)の外郭に対応した形
状の押出形成口511が設けられているとともに、第2の
ダイ52には、ファスナーの位置決め部(901,401)に対
応した形状の押出形成片521が設けられている。
上記第2のダイ52の押出形成片521は、一対のガイド5
22,522によって平行移動可能に支持されているととも
に、回転運動変換機構523を介して駆動モータ524の出力
軸に接続されている。
22,522によって平行移動可能に支持されているととも
に、回転運動変換機構523を介して駆動モータ524の出力
軸に接続されている。
このような実施例における製造装置によれば、駆動モ
ータ524を稼動させることによって押出形成片521の設定
位置が適宜調整されることとなり、したがって前述した
ような異なる横断面形状を有するファスナーが連続して
形成されるようになっている。
ータ524を稼動させることによって押出形成片521の設定
位置が適宜調整されることとなり、したがって前述した
ような異なる横断面形状を有するファスナーが連続して
形成されるようになっている。
(発明の効果) 以上述べたように本発明は、自動車用ファスナーの位
置決め部が自動車パネルの基準に沿って一定位置に当接
される一方、自動車ファスナーのシール部あるいは係合
部が、自動車パネルの形状に対応して位置変化されてい
るため、自動車用ファスナーを自動車パネルのいずれの
位置においても良好に装着することができ、樋溝を形成
する等の場合のような自動車取付部品との嵌合位置関係
にかかわらず、ファスナーの飛出し等を防止して安定し
た装着状態を得ることができる。
置決め部が自動車パネルの基準に沿って一定位置に当接
される一方、自動車ファスナーのシール部あるいは係合
部が、自動車パネルの形状に対応して位置変化されてい
るため、自動車用ファスナーを自動車パネルのいずれの
位置においても良好に装着することができ、樋溝を形成
する等の場合のような自動車取付部品との嵌合位置関係
にかかわらず、ファスナーの飛出し等を防止して安定し
た装着状態を得ることができる。
また、本発明は、断面形状を変化させたファスナー
と、略一定の断面形状のウインドモールディングとを用
いて樋溝の大きさを変化させるように構成したものであ
るから、ウインドモールディングの低コスト化が図られ
ることとなり、生産性を向上させることができる。
と、略一定の断面形状のウインドモールディングとを用
いて樋溝の大きさを変化させるように構成したものであ
るから、ウインドモールディングの低コスト化が図られ
ることとなり、生産性を向上させることができる。
第1図は本発明の一実施例における自動車用ファスナー
の使用状態を表わした第5図中のI−I線に沿う横断面
図、第2図は第1図中のII−II線に沿う横断面図、第3
図は第1図に用いられている自動車用ファスナーおよび
モールディングの装着構造を表わした分解斜視図、第4
図は第1図に用いられている自動車用ファスナーの装着
前の状態を表わした外観斜視図、第5図は本発明を適用
する自動車のフロント側の外観を表わした斜視説明図、
第6図,第7図および第8図は自動車用ファスナーの他
の実施例を表わした外観斜視図、第9図は第1図に示さ
れているファスナーの製造装置例を表わした正面説明図
である。 1……フロントウインドガラス、4……アッパー側モー
ルディング、9……アッパー側ファスナー、901,401,2
1,31,41……位置決め部、902,402,22,32,42……係合
部、903,403,23,33,43……シール部。
の使用状態を表わした第5図中のI−I線に沿う横断面
図、第2図は第1図中のII−II線に沿う横断面図、第3
図は第1図に用いられている自動車用ファスナーおよび
モールディングの装着構造を表わした分解斜視図、第4
図は第1図に用いられている自動車用ファスナーの装着
前の状態を表わした外観斜視図、第5図は本発明を適用
する自動車のフロント側の外観を表わした斜視説明図、
第6図,第7図および第8図は自動車用ファスナーの他
の実施例を表わした外観斜視図、第9図は第1図に示さ
れているファスナーの製造装置例を表わした正面説明図
である。 1……フロントウインドガラス、4……アッパー側モー
ルディング、9……アッパー側ファスナー、901,401,2
1,31,41……位置決め部、902,402,22,32,42……係合
部、903,403,23,33,43……シール部。
Claims (3)
- 【請求項1】自動車パネルの窓枠開口縁部に装着された
ウインドガラスの側縁部に沿って長尺状の自動車取付部
品を固定させるように、上記自動車取付部品の一部に嵌
合する構成になされた長尺状の押出部材であって、 前記自動車パネルの窓枠開口の側縁部における段差部を
形成する折曲げ部に沿って室内外方向に延びる壁部と、
この壁部の室内側端部分において前記自動車パネルの基
準位置に当接される位置決め部と、上記壁部に対向する
鍵形状部と壁部との間に前記自動車取付部品の一部を挟
持するように横断面略コ字状に形成された溝部からなる
係合部と、前記壁部の室外側端部分において前記自動車
パネル側に向って折れ曲がるようにして延びるシール部
と、を備えてなる自動車用ファスナーにおいて、 長手方向に直交する横断面に関して、前記壁部の室内外
方向に延びる長さを、上記シール部と係合部との間にお
いて一定に維持しつつ前記折曲げ部の段差量変化に対応
して変化させたものであって、 上記係合部の形成位置が、前記壁部の室内外方向長さの
変化分だけ前記位置決め部を基準として長手方向に沿っ
て連続的に変化していることを特徴とする自動車用ファ
スナー。 - 【請求項2】ウインドガラスを装着するための自動車パ
ネル開口の側縁部に沿って上下方向に延びるように固定
され、長尺状のウインドモールディングの一部に嵌合す
る長尺状の押出部材からなるファスナーを備えたもので
あって、 上記ファスナーは、前記自動車パネルの窓枠開口の側縁
部における段差部を形成する折曲げ部に沿って室内外方
向に延びる壁部と、この壁部の室内側端部分において前
記自動車パネルの基準位置に当接する位置決め部と、上
記壁部に対向する鍵形状部と壁部との間に前記ウインド
モールディングの脚部を挟持するように横断面略コ字状
に形成された溝部からなる係合部と、上記壁部の室外側
端部分において前記自動車パネル側に向って折れ曲がる
ようにして延びるシール部と、を有し、 前記ウインドモールディングが、上記脚部からウインド
ガラスの表面上に延びる装飾モール部を備えた自動車用
ファスナーの取付構造において、 長手方向に直交する横断面に関して、前記ファスナーの
壁部における室内外方向長さを、上記シール部と係合部
との間において一定に維持しつつ前記折曲げ部の段差量
変化に対応して変化させたものであって、 上記係合部の形成位置を、前記壁部の室内外方向長さの
変化分だけ前記位置決め部を基準として長手方向に沿っ
て連続的に変化させ、 当該係合部の形成位置を室外側に変化させることによっ
て、前記装飾モール部をウインドガラス側から離反さ
せ、その装飾モール部の離反量に対応した大きさの樋溝
を形成したことを特徴とする自動車用ファスナーの取付
構造。 - 【請求項3】請求項2記載の樋溝の溝底面が、装飾モー
ル部からウインドガラス表面に向かって室内外方向に延
在する仕切壁部により形成されていることを特徴とする
自動車用ファスナーの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2283746A JP2997029B2 (ja) | 1990-10-22 | 1990-10-22 | 自動車用ファスナー及びその取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2283746A JP2997029B2 (ja) | 1990-10-22 | 1990-10-22 | 自動車用ファスナー及びその取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04159131A JPH04159131A (ja) | 1992-06-02 |
JP2997029B2 true JP2997029B2 (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=17669577
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2283746A Expired - Fee Related JP2997029B2 (ja) | 1990-10-22 | 1990-10-22 | 自動車用ファスナー及びその取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2997029B2 (ja) |
-
1990
- 1990-10-22 JP JP2283746A patent/JP2997029B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04159131A (ja) | 1992-06-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |