JP3024736B2 - 自動車用ファスナー及びこれを用いたウインドガラスの取付方法 - Google Patents

自動車用ファスナー及びこれを用いたウインドガラスの取付方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用ウインドモー
ルディング等のような長尺状の自動車取付部品と車体パ
ネルとの間に介挿使用される自動車用ファスナー及びこ
れを用いたウインドガラスの取付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車のボデーパネルに対して
は、ウインドモールディング等の長尺状押出部材からな
る自動車取付部品が数多く装着されている。このウイン
ドモールディング等のような自動車取付部品を車体パネ
ル側に装着するにあたっては、まず車体パネル側にファ
スナーを装着し、そのファスナーに対して自動車取付部
品を係合・挾持させることがしばしば行なわれている。
【0003】このような自動車用ファスナーの一例が、
実開昭63−79216号公報、特開昭61−2821
16号公報、特開昭61−27723号公報、実開昭6
3−182914号公報、実開昭63−182915号
公報、実開昭64−44818号公報等に記載されてい
る。これらの自動車用ファスナーを使用する場合には、
まず車体パネルの基準位置に該自動車用ファスナーの基
部を当接させて固定を行ない、さらにこの自動車用ファ
スナーの係止部に、前記自動車取付部品の一部を嵌合さ
せることによって自動車取付部品の装着を行なう。そし
てこのとき自動車取付部品およびファスナーのリップ状
シール部を車体パネルの表面上に密着させることによっ
て車体パネルと自動車取付部品との間の隙間を覆う。
【0004】また上述した公知例のうち、特に実開昭6
3−79216号公報においては、自動車用ファスナー
としてのクリップ部材に、ウインドガラスの縁部を上か
ら車体側に押える係止片が設けられており、この係止片
によってウインドガラスが所定の深さまで押し込まれ、
ウインドガラスの取付け状態が向上されるようになって
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが上述した係止
片を備えるファスナーを用いて、自動車用取付部品を車
体パネルに実際に装着する場合には、次に述べるような
困難を伴う。すなわちまずファスナーを車体パネル側に
固定した後にウインドガラスを装着しようとする場合に
は、ウインドガラスの縁部がファスナーと干渉してしま
い、ウインドガラスの取付けを行なうことができなくな
る。これとは逆に、ウインドガラスを車体パネル側に装
着した後にファスナーを車体パネルに固定しようとする
場合には、ウインドガラスの装着時にファスナーの固定
領域に接着剤が回り込んでしまい、ファスナーの固定が
困難になってしまうものである。
【0006】そこで本発明は、自動車取付部品の組立作
業性を良好に維持することができるようにした自動車用
ファスナー及びこれを用いたウインドガラスの取付方法
を提供することを目的とする。
【0007】上記目的を達成するため請求項1にかかる
発明は、長尺状の自動車取付部品を車体パネル側に固定
させるように、上記自動車取付部品の一部を挟持する構
成になされた長尺状の押出部材から留自動車用ファスナ
ーにおいて、上記車体パネル側に装着される基部と、こ
の基部から車体パネルの立上壁面に沿って車外側へ延び
る壁部と、その壁部と所定の間隔をあけて上記基部から
車外側へ延びて挟持溝を画成する鍵形状部と、当該鍵形
状部の立ち上がり先端部分に設けられて前記自動車取付
部品の押圧力により屈曲させられ、当該屈曲状態にて
インドガラスの表面に当接して所定の位置に保持される
可動部と、を備えてなる構成を有している。
【0008】また請求項の2にかかる発明は、自動車の
ウインドガラスを装着するための車体パネル開口部に沿
って固定され、長尺状のウインドモールディングを挟持
するように構成されてなる長尺状の押出部材からなる自
動車用ファスナーにおいて、上記車体パネル側に装着さ
れる基部と、この基部から車体パネルの立上壁面に沿っ
て車外側へ延びる壁部と、その壁部と所定の間隔をあけ
て上記基部から車外側へ延びて挟持溝を画成する鍵形状
部と、当該鍵形状部の立ち上がり先端部分に前記ウイン
ドガラスの端面に近接するように配置され、かつ前記ウ
インドモールディングの押圧力により屈曲して、ウイン
ドガラスの縁部前面の表面に当接された状態に保持され
るプロテクター部と、を備えてなる構成を有している。
【0009】更に請求項3にかかる発明は、請求項2に
記載の自動車用ファスナーを使用したウインドガラスの
取付方法において、請求項2に記載の自動車用ファスナ
ーを使用したウインドガラスの取付方法において、車体
パネル側に自動車用ファスナーを固定する第1の工程、
ウインドガラスの端面を前記ファスナーの一部に屈曲可
能に設けたプロテクター部に近接させてウインドガラス
を装着する第2の工程、前記自動車用ファスナーの壁部
と鍵形状部とにより画成された挟持溝内にウインドモー
ルディングの一部を嵌着する際に、該ウインドモールデ
ィングの押圧力により上記自動車用ファスナーのプロテ
クター部を屈曲させて、当該プロテクター部を前記ウイ
ンドガラスの縁部前面の表面上に当接させ保持させる第
3の工程の各工程によって車体側にウインドガラスを固
定することを特徴としている。
【0010】また請求項4にかかる発明は、請求項3に
記載の第3工程において、自動車用ファスナーのプロテ
クター部を略90°屈曲させて、前記ウインドガラスの
縁部前面の表面上に当接させ保持させることを特徴とし
ている。
【0011】
【作用】このような構成を有する自動車用ファスナーに
おいては、まずファスナーの可動部が屈曲しない状態で
車体パネル側にファスナーが固定されるため、ウインド
ガラスがファスナーと干渉することなく取り付けられ
る。ついでウインドモールディング等のような自動車取
付部品が自動車用ファスナーに嵌着される。このとき自
動車取付部品の押圧力によってファスナーの可動部が屈
曲させられて本来の位置に押し付けられ、その位置に維
持されるようになっている。
【0012】また、本発明の自動車用ファスナーを用い
たウインドガラスの取付方法によれば、ウインドガラス
が容易に取り付けられる。
【0013】
【実施例】以下、自動車取付部品としてのウインドモー
ルディングを装着するための自動車用ファスナーに対し
て本発明を適用した実施例を、図面に基づいて詳細に説
明する。
【0014】まず図3に表わされているように、自動車
のフロントウインドガラス1の周縁部には、長尺状の自
動車取付部品としてのウインドモールディング2が、図
示を省略したファスナーを介して装着されている。ウイ
ンドモールディング2は、フロントウインドガラス1の
上縁部とルーフパネル3との間に装着されるアッパー側
モールディングおよびフロントウインドガラス1の両側
縁部とピラーパネル4との間に装着されるサイド側モー
ルディングを有しており、これら両モールディングは、
一体連続的に押出成形され、あるいはコーナー部相当部
分で所定のジョイント部材を介して接続されている。ま
たこのウインドモールディング2を固定するためのファ
スナーも、アッパー側とサイド側とを有しており、これ
らアッパー側ファスナーおよびサイド側ファスナーが一
体連続的に押出成形され、あるいはコーナー部相当部分
で所定のジョイント部材を介して接続されている。ウイ
ンドモールディング2およびファスナーの第1実施例が
図1および図2に示されている。
【0015】まず図1に示されているように、ピラーパ
ネル4の前端側開口縁部分は、室内側(図1下側)に向
かって窪む段差を有するように折り曲げられており、そ
の室内側折曲げ部4aを介してガラス側に延びるフラン
ジ部4bが設けられている。そしてピラーパネル4の室
内側折曲げ部4aとフランジ部4bとの交差部分にファ
スナー5が固定されているとともに、前記フロントウイ
ンドガラス1の側端縁部分がファスナー5と一定の間隔
をあけるようにして対向配置されている。フロントウイ
ンドガラス1は、上記フランジ部4b上にダムラバー6
を介して重ね合わせられており、その重なり合い部分に
接着剤7が充填されることによって上記各部材5,1,
6,4bどうしが固着されている。
【0016】また上記ファスナー5には、前記モールデ
ィング2のサイド側が装着されている。これらファスナ
ー5およびサイドモールディング2の構造を詳述する。
【0017】ファスナー5の基部51は、前記ピラーパ
ネル4におけるフランジ部4bと室内側折曲げ部4aと
の折り曲げ角部に沿った外表面形状に形成されており、
ピラーパネル4の開口縁底位置に取付け基準として装着
されている。
【0018】また上記基部51からは、前記ピラーパネ
ル4の室内側折曲げ部4aに沿って壁部52がフロント
ウインドガラス1の前方側(図1上方側)に延びている
とともに、横断面L字状の鍵形状部53は、ピラーパネ
ル4のフランジ部4bに沿って延びた後にフロントウイ
ンドガラス1の前方側(図1上方側)に立ち上げられて
いる。そしてこれら壁部52と鍵形状部53とによって
画成されるモールディング挾持溝54内に、前記サイド
モールディング2が挾持される。また上記モールディン
グ挾持溝54を構成する壁部52の内側壁面には、横断
面が鋸歯状の係止段凹部55が3段にわたって形成され
ており、モールディング挾持溝54内に嵌挿されたサイ
ドモールディング2が、上記係止段凹部55に嵌合され
る。この点については後述する。
【0019】上記壁部52の背後には両面接着テープ8
が介挿されており、この両面接着テープ8によってファ
スナー5の固定が行なわれている。またこのファスナー
5の壁部52は、ピラーパネル4の室内側折曲げ部4a
に沿って前方側(図1上方側)に延びており、その延出
先端部分はピラーパネル4の外表面側に向かってほぼ直
角に折れ曲げられてシール部56になされている。この
シール部56は、ピラーパネル4の外表面角部に圧接さ
れており、ピラーパネル4とフロントウインドガラス1
との隙間における外側のシール作用を行なっている。
【0020】さらに前記鍵形状部53の立ち上げ先端部
分には、横断面くの字状のヒンジ部57を介して可動部
としてのプロテクター部58が連設されている。このプ
ロテクター部58は、鍵形状部53と同一の方向に立ち
上るように形成されているが、ヒンジ部57を中心にし
てフロントウインドガラス1の縁部前面を覆うように屈
曲可能になされており、後述するウインドモールディン
グ2の装着時に屈曲されてる。そして図2に示されてい
るようにウインドガラス1の縁部前面上に当接されるよ
うになっている。
【0021】次に上記サイドモールディング2は、上記
ファスナー5のモールディング挾持溝54内に嵌合され
挾持される脚部21と、この脚部21から支柱部22を
介して、フロントウインドガラス1の前面側に回り込む
ように延びるリップ状の装飾モール部23とを備えてい
る。
【0022】上記脚部21の先端部分には、横断面が鋸
歯状の係止凸段部24が3段にわたって形成されてお
り、前記ファスナー5のモールディング挾持溝54内に
脚部21が嵌挿されたとき(図2の状態)に、上記係止
凸段部24が前述したファスナー5の係止凹段部55に
嵌合される。これによりサイドモールディング2がファ
スナー5に対して脱落なき状態に係合され一定位置に保
持されるようになっている。
【0023】一方上記サイドモールディング2の支柱部
22は、脚部21からの延長上にあり、前方側(図1上
方側)に突出しつつ、脚部21からフロントウインドガ
ラス1側に向かって階段状に張り出している。この階段
状張出し部分の底面部(下面部)は、前述したファスナ
ー5のプロテクター部58に当接可能になっている。フ
ァスナー5のプロテクター部58は、図1に示されてい
るように、サイドモールディング2を装着する前の状態
にあっては、その弾性的支持力によって前方側(図1上
方側)に直立している。一方サイドモールディング2を
装着したとき、該サイドモールディング2の支柱部22
がプロテクター部58の先端に当接され、プロテクター
部58は、図2に示されているように、フロントウイン
ドガラス1側にヒンジ部57を中心にしてほぼ90°屈
曲される。これによりプロテクター部58の先端側部分
がフロントウインドガラス1の縁部前面に圧接され、サ
イドモールディング2がファスナー5に固定されること
によって、この状態はそのままに維持される。
【0024】また前記装飾モール部23は、支柱部22
の前端側(図1上端側)から、フロントウインドガラス
1の縁部上方に突出されている。装飾モール部23と支
柱部22との境界部分中央には、インサートワイヤー2
5が埋設されている。そして上記装飾モール部23の裏
面と、フロントウインドガラス1の表面上と、支柱部2
2の側面およびプロテクター部58の間に画成される横
断面略コ字状の空間内に、雨水排水用溝9が形成されて
いる。この雨水排水用溝9は、フロントウインドガラス
1の両側縁部に配され、上記フロントウインドガラス1
上に付着した雨水等の液体を所定の方向に導くことによ
って、サイドウインド側への液回り込みおよび液飛散を
防止する機能を有している。
【0025】次にこのような実施例にかかるウインドガ
ラスの取付方法の実施例の説明をする。まず図1に示さ
れているように、自動車用ファスナー5のプロテクター
部58が屈曲されることなく直立した状態で、車体パネ
ル4側に自動車用ファスナー5が固定される。ついでフ
ロントウインドガラス1の装着が行なわれるが、このと
きには上述のようにプロテクター部58が屈曲されるこ
となく直立しているため、フロントウインドガラス1は
プロテクター部58と干渉することなく良好に装着が行
なわれる。
【0026】ウインドモールディング2が自動車用ファ
スナー5に嵌着されるときには、サイドモールディング
2の支柱部22による押圧力によってプロテクター部5
8は、図2に示されているように屈曲され、プロテクタ
ー部58の先端部分がフロントウインドガラス1の縁部
前面に圧接され、その状態が維持され、フロントウイン
ドガラス1が容易かつ確実に取り付けられる。
【0027】上述した第1実施例と同一の構成物を同一
の符号で表わした図4および図5に示されている自動車
用ファスナーの第2実施例を次に説明する。
【0028】まず図4に示されているように、ファスナ
ー50の基部501は、ピラーパネル4におけるフラン
ジ部4bと室内側折曲げ部4aとの折り曲げ角部に沿っ
た外表面形状に形成されており、ピラーパネル4の開口
縁底位置に取付け基準として装着されている。
【0029】また上記基部501からは、前記ピラーパ
ネル4の室内側折曲げ部4aに沿って壁部502がフロ
ントウインドガラス1の前方側(図1上方側)に延びて
いるとともに、横断面L字状の鍵形状部503は、ピラ
ーパネル4のフランジ部4bに沿って延びた後にフロン
トウインドガラス1の前方側(図1上方側)に立ち上げ
られている。そしてこれら壁部502と鍵形状部503
とによって画成されるモールディング挾持溝504内
に、サイドモールディング20が挾持される。上記モー
ルディング挾持溝504を構成する鍵形状部503の内
側壁面には、横断面が鋸歯状の係止段部505が形成さ
れており、モールディング挾持溝54内に嵌挿されたサ
イドモールディング20が、上記係止段部505に嵌合
される。この点については後述する。
【0030】さらに前記鍵形状部503の立ち上げ先端
部分には、横断面くの字状のヒンジ部507を介して可
動部としてのプロテクター部508が連設されている。
このプロテクター部508は、鍵形状部503と同一の
方向に立ち上るように形成されているが、ヒンジ部50
7を中心にしてフロントウインドガラス1の縁部前面を
覆うように屈曲可能になされており、後述するウインド
モールディング20の装着時に屈曲される。そして図5
に示されているように、ウインドガラス1の縁部前面上
に当接されるようになっている。
【0031】次に上記サイドモールディング20は、上
記ファスナー50のモールディング挾持溝504内に嵌
合され挾持される脚部201と、この脚部201から支
柱部202を介して、フロントウインドガラス1の前面
側に回り込むように延びるリップ状の装飾モール部20
3と、この装飾モール部203と反対側に突出してピラ
ーパネル4の外表面角部に圧接されるシール部206と
を備えている。
【0032】上記脚部201の先端部分には、横断面が
鋸歯状の係止段部204が形成されており、前記ファス
ナー50のモールディング挾持溝504内に脚部201
が嵌挿されたとき(図5の状態)に、当該係止段部20
4と係止段部505とが嵌合される。これによりサイド
モールディング20がファスナー50に対して脱落なき
状態に係合され一定位置に保持されるようになってい
る。
【0033】一方上記サイドモールディング20の支柱
部202は、脚部201からの延長上にあり、前方側
(図1上方側)に突出しつつ、脚部201からフロント
ウインドガラス1側に向かって階段状に張り出してい
る。この階段状張出し部分の底面部(下面部)は、前述
したファスナー50のプロテクター部508に当接可能
になっている。ファスナー50のプロテクター部508
は、図4に示されているように、サイドモールディング
20を装着する前の状態にあっては、その弾性的支持力
によって前方側(図4上方側)に直立している。一方サ
イドモールディング20を装着したとき、該サイドモー
ルディング20の支柱部202がプロテクター部508
の先端に当接され、プロテクター部508は、図2に示
されているように、フロントウインドガラス1側にヒン
ジ部507を中心にしてほぼ90°屈曲される。これに
よりプロテクター部508の先端部分はフロントウイン
ドガラス1の縁部前面に圧接され、サイドモールディン
グ20がファスナー50に固定されることによって、こ
の状態はそのままに維持される。
【0034】また前記装飾モール部203は、支柱部2
02の前端側(図1上端側)から、フロントウインドガ
ラス1の縁部上方に突出されている。装飾モール部20
3と支柱部202との境界部前面には、装飾フィルム2
05が取り付けられている。そして上記装飾モール部2
03の裏面と、支柱部202の側面と、プロテクター部
508およびフロントウインドガラス1の表面上との間
に画成される横断面略コ字状の空間内に雨水排水用溝9
0が形成されている。この雨水排水用溝90は、フロン
トウインドガラス1の両側縁部に配され、上記フロント
ウインドガラス1上に付着した雨水等の液体を所定の方
向に導くことによって、サイドウインド側への液回り込
みおよび液飛散を防止する機能を有している。
【0035】このような第2実施例におけるフロントウ
インドガラス1を取り付ける方法においては、まず図4
に示されているように、自動車用ファスナー50のプロ
テクター部508が屈曲されることなく直立した状態
で、車体パネル4側に自動車用ファスナー50が固定さ
れる。ついでフロントウインドガラス1の装着が行なわ
れるが、このときには上述のようにプロテクター部50
8が屈曲されることなく直立しているため、フロントウ
インドガラス1はプロテクター部508と干渉すること
なく良好に装着が行なわれる。
【0036】ウインドモールディング20が自動車用フ
ァスナー50に嵌着されるときには、サイドモールディ
ング20の支柱部202による押圧力によってプロテク
ター部508は、図5に示されているように屈曲され、
プロテクター部508の先端部分がフロントウインドガ
ラス1の縁部前面に圧接され、その状態が維持され、フ
ロントウインドガラス1が容易かつ確実に取り付けられ
る。
【0037】
【発明の効果】以上述べたように本発明にかかる自動車
用ファスナー及びその取付方法は、可動部が屈曲されて
いない状態で自動車用ファスナーを車体パネル側に固定
し、ウインドガラス等の各部品をファスナーと干渉する
ことなく組付け、その後ウインドモールディング等のよ
うな自動車取付部品を自動車用ファスナーに嵌着したと
きに、該自動車取付部品の押圧力によって自動車用ファ
スナーの可動部を屈曲させ本来の位置に押し付けるよう
にしたから、自動車取付部品の組立時における干渉等の
支障を回避し、組付け作業性を良好に維持することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における自動車用ファスナー
にモールディングを装着する状態を表わした図2相当の
横断面図である。
【図2】図3中のII−II線に沿う横断面図である。
【図3】本発明を適用する自動車のフロント側からの外
観を表わした斜視説明図である。
【図4】本発明の他の実施例における自動車用ファスナ
ーを表わした図1相当の横断面図である。
【図5】本発明の他の実施例における自動車用ファスナ
ーを表した図2相当の横断面図である。
【符号の説明】
1 フロントウインドガラス 2 モールディング 4 ピラーパネル 5 ファスナー 58,508 プロテクター部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 1/02 111 B60J 1/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺状の自動車取付部品を車体パネル側
    に固定させるように、上記自動車取付部品の一部を挟持
    する構成になされた長尺状の押出部材からなる自動車用
    ファスナーにおいて、上記車体パネル側に装着される基部と、この基部から車
    体パネルの立上壁面に沿って車外側へ延びる壁部と、そ
    の壁部と所定の間隔をあけて上記基部から車外側へ延び
    て挟持溝を画成する鍵形状部と、当該鍵形状部の立ち上
    がり先端部分に設けられて 前記自動車取付部品の押圧力
    により屈曲させられ、当該屈曲状態にてウインドガラス
    の表面に当接して所定の位置に保持される可動部と、
    備えてなることを特徴とする自動車用ファスナー。
  2. 【請求項2】 自動車のウインドガラスを装着するため
    の車体パネル開口部に沿って固定され、長尺状のウイン
    ドモールディングを挟持するように構成されてなる長尺
    状の押出部材からなる自動車用ファスナーにおいて、上記車体パネル側に装着される基部と、この基部から車
    体パネルの立上壁面に沿って車外側へ延びる壁部と、そ
    の壁部と所定の間隔をあけて上記基部から車外側へ延び
    て挟持溝を画成する鍵形状部と、当該鍵形状部の立ち上
    がり先端部分に 前記ウインドガラスの端面に近接するよ
    うに配置され、かつ前記ウインドモールディングの押圧
    力により屈曲して、ウインドガラスの縁部前面の表面
    当接された状態に保持されるプロテクター部と、を備え
    てなることを特徴とする自動車用ファスナー。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の自動車用ファスナーを
    使用したウインドガラスの取付方法において、 以下の工程によって車体側にウインドガラスを固定する
    ことを特徴とする自動車用ファスナーを使用したウイン
    ドガラスの取付方法。 (1)車体パネル側に自動車用ファスナーを固定する第
    1の工程。 (2)ウインドガラスの端面を前記ファスナーの一部に
    屈曲可能に設けたプロテクター部に近接させてウインド
    ガラスを装着する第2の工程。 (3)前記自動車用ファスナーの壁部と鍵形状部とによ
    り画成された挟持溝内にウインドモールディングの一部
    を嵌着する際に、該ウインドモールディングの押圧力に
    より上記自動車用ファスナーのプロテクター部を屈曲さ
    せて、当該プロテクター部を前記ウインドガラスの縁部
    前面の表面上に当接させ保持させる第3の工程。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の第3工程において、 自動車用ファスナーのプロテクター部を略90°屈曲さ
    せて、前記ウインドガラスの縁部前面の表面上に当接さ
    せ保持させることを特徴とする自動車用ファスナーを使
    用したウインドガラスの取付方法。
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