JP2996526B2 - モノクローナル抗体の新用途 - Google Patents

モノクローナル抗体の新用途

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JP2996526B2 JP3058440A JP5844091A JP2996526B2 JP 2996526 B2 JP2996526 B2 JP 2996526B2 JP 3058440 A JP3058440 A JP 3058440A JP 5844091 A JP5844091 A JP 5844091A JP 2996526 B2 JP2996526 B2 JP 2996526B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はモノクローナル抗体の
新規用途に関するものである。この発明は、小細胞肺癌
(SCLC)の処置における、モノクローナル抗体BR5
5−2またはモノクローナル抗体BR55−2の特異性
を有するそのフラグメント、またはそれらの変異体の用
途に関するものである。
【0002】
【従来の技術】治療適用におけるモノクローナル抗体の
用途は、ますます認められてきている。ネズミ起源の上
記モノクローナル抗体の一群は、例えばウィスターのE
P0285059に開示された、BR55−2または同
じ特異性を有するそのフラグメントおよびそれらの変異
体であり、前記文献には、それらの製法並びに基本的に
は腺癌および類似腫ようの検出および治療におけるそれ
らの用途も開示されている。BR55−2クラスの抗体
は、腺癌に通常随伴するジフコシル血液群抗原Y−6お
よびB−7−2を認識する。小細胞肺癌の病因は明確に
は解明されていないが、上皮起源の悪性腫よう、例えば
腺癌とは無関連である。事実、腺癌悪性腫ようの発生に
対して阻害作用を発揮することが知られているモノクロ
ーナル抗体は、小細胞肺癌細胞に対しては通常何の作用
も示さず、逆もまた同じであるが、若干のモノクローナ
ル抗体は両タイプの細胞を認識すると主張されている。
【0003】
【発明の構成】現在、驚くべきことに、上記ジフコシル
血液群抗原は同じくSCLC細胞上にも存在し、BR5
5−2抗体は、機能的中和性抗ネズミ免疫グロブリンの
インビボ産生を誘発することなく、小細胞肺癌において
優れた阻害活性を有することが見出された。すなわち、
この発明は、小細胞肺癌の処置における、モノクローナ
ル抗体BR55−2またはモノクローナル抗体BR55
−2の特異性を有するそのフラグメント、またはそれら
の変異体(variant)の用途を包含する。さらに、この
発明は、小細胞肺癌の処置を目的とする医薬の製造にお
ける、モノクローナル抗体BR55−2またはモノクロ
ーナル抗体BR55−2の特異性を有するそのフラグメ
ントまたはそれらの変異体の用途を含む。
【0004】さらに、この発明は、処置を必要とする対
象に、モノクローナル抗体BR55−2またはモノクロ
ーナル抗体BR55−2の特異性を有するそのフラグメ
ント、またはそれらの変異体の治療有効量を投与するこ
とを含む、小細胞肺癌の処置方法を含む。さらに、この
発明は、小細胞肺癌の処置で使用され、有効成分として
モノクローナル抗体BR55−2またはモノクローナル
抗体BR55−2の特異性を有するそのフラグメントま
たはそれらの変異体を、医薬的に許容し得る担体または
希釈剤と共に含有する医薬組成物を含む。さらに、この
発明は、小細胞肺癌の処置で使用される医薬の製造方法
であって、モノクローナル抗体BR55−2またはモノ
クローナル抗体BR55−2の特異性を有するそのフラ
グメントまたはそれらの変異体を、医薬的に許容し得る
担体または希釈剤と混合することを含む方法を含む。
【0005】肺SCLCにおける新規用途は、下記発見
に基づいている。 1.結合性試験 1.1.SCLCセルラインへのBR55−2抗体の結
合性。 驚くべきことに、抗体BR55−2により規定されるル
イスY炭水化物抗原は、またSCLCセルラインにおい
ても顕著に発現される。これは、細胞−ELISAにお
いてSCLCセルラインSW2、OH−1およびH−6
9によるBR55−2抗体の結合性試験で示され得る
(図1、2および3参照、並びに実験の詳細については
実施例1参照)。また、ジョンストーンおよびソーペの
免疫蛍光検定において例えばSCLCセルラインLX−
1、OH−3およびZTL2により似た結果が得られる
(「イミュノケミストリー・イン・プラクティス」(Immuno
chemistry in Practice)、ブラックウェル・サイエンテ
ィフィック・パブリケーションズ、オックスフォード、
1987)。セルラインSW2の糖蛋白質におけるルイ
スY炭水化物抗原の発現は、実施例8の記載に従いさら
に立証され得る。1.2.ひとSCLC組織試料に対す
るBR55−2抗体の結合性。コルビン等の免疫組織化
学的方法(「ダイアグノスティック・イミュノパソロジ
ー」(Diagnostic Immunopathology)、ラーベン・プレ
ス、ニューヨーク(1988))を用いることにより、ひ
とSCLCから得られた冷凍薄片について抗体の結合性
を調べた。BR55−2は、7つの調べた試料中5つに
おいて強く結合し、残り2試料において幾分弱く結合す
ることが見出された。
【0006】2.インビトロSCLCセルラインに対す
る細胞溶解および細胞毒性活性。 この作用は、ひとエフェクター機能の誘導により伝達さ
れる。原則として、抗体による腫よう細胞の破壊は、2
つの一般的機構、すなわち補体依存性細胞溶解(CDC)
および抗体依存性細胞・細胞毒性(ADCC)に基づき得
る。 2.1.CDC よく知られている通り、ひとSCLCセルラインへの結
合後、アイソタイプにより異なるが、抗体BR55−2
はひと補体を活性化し、さらに腫よう細胞を破壊する。
それらの試験で使用される補体の供給源は、ひと血しょ
うまたは血清であり得る。腫よう細胞の破壊は、予め組
み込まれた51Crの放出により測定され得る。腫ようセ
ルラインSW2およびH−69を用いた上記補体介在細
胞溶解実験から得られた結果を図4および5に示す(実
験詳細については実施例2参照)。抗体BR55−2
は、これらのセルラインに対する補体活性化により優れ
た殺腫よう活性を有することが判る。 2.2.ADCC 2.2.1.末梢血液単核細胞を用いた場合。 それらのアイソタイプにより異なるが、抗体BR55−
2は、ひとエフェクター細胞を活性化することにより、
ひとSCLCセルラインを選択的に破壊させる。次い
で、周知の通り、これらのエフェクター細胞は腫よう細
胞を破壊する。例えば、ヘパリンで凝血防止した新鮮な
ひと血液から得られた末梢血液単核細胞(PBMC)は、
ひとエフェクター細胞の好都合な供給源である。腫よう
細胞破壊は、例えば予め組み込まれた51Crの放出によ
り測定され得る。上記実験から得られた結果を図6に示
す(実験詳細については実施例3参照)。そこから、抗体
BR55−2は、ADCCにおけるひとエフェクター細
胞の強力な活性剤であると思われる。 2.2.2.ヘパリンで凝血防止した新鮮なひと全血を用
いた場合。 上記標準実験において、ひと血しょうまたは血清を補体
供給源として使用し、新たに単離したひとPBMCをエ
フェクター細胞として使用する。2つのエフェクター要
素は分離されているため、これらの条件は生理学的では
ない。従って、ヘパリンで凝血防止したひと全血による
ひとSCLCセルラインの溶解についても調べた。この
両エフェクター機構の組み合わせにより、インビボ状況
により近い条件を作り出す。抗体BR55−2は、それ
らのアイソタイプによっては、ひと全血によるひとSC
LCセルラインの破壊における、優れた介在物質である
ことが見出された。上記試験の代表的結果を図7に示す
(実験の詳細については実施例4参照)。これらの試験で
使用したヘパリンで凝血防止した全血は、もともと進行
SCLC患者から得られたものである。
【0007】3.SCLC患者における臨床試験から得
られた血清学的結果。 I期臨床試験の過程において、化学療法に耐性を示す進
行SCLC患者を、抗体BR55−2/IgG3で処置
した。勿論、患者の病状が末期段階であることを考える
と、測定可能な治癒効果を期待できるとは考えられなか
った。2週間にわたって、第1、3、5、8、10およ
び12日目の各日に食塩水に溶かした50mg(12患者)
または100mg(4患者)の緩慢な静脈内注入として患者
に抗体を投与した。この2週間の間に、血清試料を下記
検定に付した。 −血清中におけるBR55−2/IgG3の濃度、 −別の成分を全く加えない場合の血清のSCLCセルラ
イン破壊能力(血清中に存在する注入抗体によるCD
C)、 −投与されたねずみ蛋白質に対するひと免疫応答。 3.1.血清抗体力価。 抗体BR55−2/IgG3は、静脈内注入後数μg/ml
の濃度で血清中に存在する。用量、半減期(平均約24
時間)および注入後の時点により異なるが、図8で示さ
れている通り、1注入当たり50mgによる処置の全期間
にわたって約2μg/ml〜約13μg/mlの濃度が測定さ
れ得る(実験の詳細については実施例5参照)。血清中の
抗体濃度は、次回注入直前に明らかに最低である。上記
血清抗体力価は、一般に例えばマウス−Igとして検出
され得る(実施例5)。 3.2.セルラインSW2に関するSCLC患者血清の
エクスビボ腫よう細胞毒性(CDC)。 処置中の様々な時点で患者から血清試料を集め、SCL
CセルラインSW2に対する細胞毒性について試験し
た。この腫よう細胞の細胞毒性は、血清中に存在するB
R55−2抗体による補体活性化に起因する。代表的結
果を図9に示す(実験詳細については実施例6参照)。患
者の血清は、処置の全期間にわたりセルラインSW2に
関する70−90%溶解の範囲で明白に細胞毒性を示
す。上記結果は、ひとにおける投与後の抗腫よう抗体の
生物学的効果を明白に立証している。 3.3.ねずみ免疫グロブリンに対するひと免疫応答。 患者の処置は、通常ひと免疫系により異物として認識さ
れるねずみ免疫グロブリンにより行なわれているため、
ねずみBR55−2蛋白質に対するひと免疫応答が予想
される(ひと抗マウス抗体=HAMA)。上記免疫応答
は、ねずみ抗体の排出速度を促進し得る。さらに、この
機構は、腫よう細胞に結合後ひとエフェクター機構の活
性化時に誘発された抗体の生物学的活性の中和を誘導し
得、その結果、臨床的副作用を誘発し得る。意外なこと
に、BR55−2/IgG3で処置された患者は、一般
に処置期間中および後にも明白な免疫応答を全く呈しな
いことが判明した。顕著なHAMA応答は観察されなか
った。測定された抗マウス免疫グロブリンの力価は低
く、血清中の腫よう細胞毒性の誘導を減損または中和す
るのに充分ではない。さらに、免疫応答の誘発に起因し
得る副作用は全く観察されない。処置期間中におけるひ
と免疫応答の発生を示す代表的図表を図10に示す(実
験の詳細については実施例7参照)。
【0008】4.SCLC患者を含まない異なる臨床試
験の一部として、50mgのBR55−2/IgG3抗体
を1回投与後、患者の胸膜しん出液、腹水または骨髄に
おける腫よう細胞の実質的インビボ溶解も見出された。
すなわち、ひと細胞溶解の活性化は、腹水、胸膜しん出
液および骨髄において立証され得る。すなわち、上記実
験結果を検討すると、モノクローナル抗体BR55−2
およびBR55−2の特異性を有するそのフラグメント
およびそれらの変異体は、SCLCの処置における使用
に適していることが判る。勿論、上述の用途の場合、用
量は、例えば対象患者の年令、病気の段階または投与方
法により変化するため、個々の各状況で専門家により決
定され得る。また、抗体を他の化学療法剤、例えば細胞
増殖抑止剤と組み合わせて使用する場合も用量は変化す
る。投与は、例えば注射または注入により非経口的に行
なわれ、所望によりエフェクター細胞、好ましくは白血
球、例えばオートローガス末梢血単核細胞を一緒に用い
てもよい。投与用量は、例えば約0.01mg/m2〜約2
000mg/m2である。共同投与は通常実質的に同時性で
あり、すなわち免疫調節剤は、例えば抗体投与の約1〜
約6日前に投与される。注射は、例えば皮下、筋肉内、
腹膜内、空洞内または静脈内であり得る。BR55−2
の変異体は、例えばキメラ抗体、ヒューマナイズド抗
体、クラス-スイッチ変異体、標識抗体および免疫コン
ジュゲートである。フラグメントは、例えばFabおよび
F(ab')2フラグメントである。変異体およびフラグメン
トは、公知方法、例えばEPO285059記載の方法
に従い製造され得る。標識は、例えば放射性同位元素、
薬剤、免疫調節剤、生物学的応答修飾剤、レクチンまた
は毒素により行なわれ得る。好ましいのは、無傷のBR
55−2、特にIgG3アイソタイプのものである。内
面化されているというそれらの特性を考えると、抗体B
R55−2は、毒素および放射性同位元素を標的とする
のに特に適している。「モノクローナル抗体BR55−
2またはモノクローナル抗体BR55−2の特異性を有
するそのフラグメント、またはそれらの変異体」という
語は、寄託されたハイブリドーマBR55.2(BR55
−2/IgG3)およびBR55.2S2a(BR−55−
2/IgG2a)により産生されたモノクローナル抗体に
より認識される抗原を認識するモノクローナル抗体、抗
体フラグメントまたは抗体変異体を包含する。これらの
ハイブリドーマは、ブダペスト条約の規定の下、各々寄
託番号ATCC HB9324およびATCC HB93
47として、アメリカ合衆国メリーランド20852、
ロックビルのアメリカン・タイプ・カルチャー・コレク
ションに寄託されている。抗体BR55−2は非常に耐
容性良好である。副作用は、用量、投与持続期間および
投与される抗体のアイソタイプにより異なる。50mg〜
100mgのBR55−2/IgG3を注入後、中程度の
悪心および吐き気のみが大部分の患者において観察され
る。この明細書において利用能または製法について特記
していなければ、この発明の操作で使用される試薬およ
び原材料は公知かつ入手可能であるか、またはこれらは
常法により製造され得るか、またはその均等内容物は常
法により製造され得る。
【0009】図面の説明 図1:SCLCセルラインSW2に対するBR55−2
アイソタイプIgG3(星印)およびIgG2a(白い四角)
の結合特性(細胞ELISA)。 図2:図1と同様、ただし、セルラインOH−1の場
合。 図3:図1と同様、ただし、セルラインH−69の場
合。 図4:BR55−2/IgG3による補体依存性細胞溶解
(CDC)(SCLCセルラインSW2の細胞の溶解%)。 図5:図4と同様、ただし、セルラインH−69の場合
で、BR55−2/IgG3およびBR55−2/IgG
2aによる。 図6:BR55−2/IgG3が介在する、エフェクター
細胞としてPBMCを用いたSCLCセルラインSW2
およびH−69に関するADCC(細胞の溶解%)。 図7:BR55−2/IgG3が介在する、ヘパリンで凝
血防止した新鮮なひと全血によるSW2細胞の溶解。 図8:SCLC患者からの血清におけるマウスIgG3抗
体力価としてのBR55−2測定。第1、3、5、8、
10および12日目の各日に50mgのBR55−2/I
gG3が投与された。断続的垂線は注入持続時間を示
す。 図9:第1、3、5、8、10および12日目の各日に
50mgのBR55−2/IgG3を投与した後のSCL
C患者の血清における補体依存性細胞溶解(溶解したS
W2細胞の%)。断続的垂線は注入持続時間を示す。 図10:SCLC患者からの血清におけるBR55−2
/IgG3に対する免疫応答。第1、3、5、8、10
および12日目の各日に50mgのBR55−2/IgG
3を投与した後のHAMA力価。
【0010】以下、実施例によりこの発明を説明する。
温度は全て摂氏である。略語は下記の意味を有する。 ADCC: 抗体依存性細胞・細胞溶解。 BSA: 牛血清アルブミン。 CDC: 補体依存性細胞溶解。 EDTA: エチレンジアミン四酢酸。 ELISA: 固相酵素免疫測定法。 FCS: 胎児牛血清。 HAMA: ひと抗マウス抗体。 PBMC: 末梢血単核細胞。 PBS: 燐酸緩衝食塩水。 RPMI: ロズウェル・パーク・メモリアル・インス
ティテュート。 SDS: ドデシル硫酸ナトリウム。 SCLC: 小細胞肺癌。 実施例で示された原材料は次の通りである。セルライン
H−69、OH−1およびSW2:ひとSCLCライン
(ワイブル等、「キャンサー・リサーチ」、48[198
8]4318−4323)。 培地A: RPMI 1640+2g/lのNaHCO3 100U/mlのペニシリンG 100μg/mlのストレプトマイシン・スルフェート 4ミリモルのグルタミン 10%のFCS(加熱不活化、γ−グロブリン−不含有) フィコル-パーク:密度1.077±0.001g/ml 完全PBS: 8.0gのNaCl 0.2gのKH2PO4 0.2gのKCl 1.15gのNa2HPO4 0.13gのCaCl2・2H2O 0.1gのMgCl2・6H2O 蒸留水、適量加えて1lとする 不完全PBS: 138.0ミリモルのNaCl 1.5ミリモルのKOH 2.7ミリモルのKCl 6.5ミリモルのNa2HPO4 pH7.2 コーティング緩衝液: 15ミリモルのNa2CO3 35ミリモルのNaHCO3 3ミリモルのNaN3 pH9.6 染色緩衝液: 24.3ミリモルのくえん酸 51.4ミリモルのNa2HPO4 pH5.0 洗浄緩衝液: 2%NaCl 0.2%トリトンX−100 10x過剰の10%不完全PBS Na2 51CrO4:1mCi/ml。
【0011】
【実施例】実施例1 SCLCセルラインへのBR55−2抗体の結合性(細
胞ELISA)。マイクロタイター・プレートをポリ−
L−リジン臭化水素酸塩で予備処理し(20−0kD、不
完全PBS中20μg/ml、100μl/ウェル、30分
間、室温)、不完全PBSで2回洗浄し(200μg/ウ
ェル)、次いで、4°で一夜4x106細胞/mlの濃度で
試験されるセルラインの細胞懸濁液(50μlの細胞懸濁
液/ウェル、培地A)とインキュベーションする。遠心
分離し、上清を除去した後、細胞を、室温で5分間1ウ
ェル当たり50μlのグルタルジアルデヒド(生理食塩水
中0.1%)により固定し、遠心分離し、上清を除去し、
細胞を200μl/ウェルの不完全PBS/1%BSA
/0.1%NaN3に再懸濁し、室温で1時間放置した。
上清を除去し、37°で1時間1ウェル当たり200μ
lのPBS/トウィーン20(0.05%)で2回洗浄した
後、抗体を37°で1時間インキュベーションする(コ
ーティング緩衝液は不完全PBSである)。試験細胞へ
の抗体結合の測定に関する最高濃度として約100μg
/mlが選択される。非結合抗体を1ウェル当たり2×1
00μlの氷冷PBS/トウィーン20(0.05%)によ
り洗浄し、ペルオキシダーゼ-コンジュゲート抗体をピ
ペットで加える。抗体検定に使用されるコンジュゲート
は、不完全PBS/2%FCS中うさぎ抗マウスIgG
−ペルオキシダーゼまたはうさぎ抗マウスIgG−F(a
b')2−ペルオキシダーゼ(例えば、ディアノバ・カンパ
ニーの試薬)1:1000である。37°で40〜60分
間インキュベーション後、ウェルを上記PBS/トウィ
ーン20溶液で3回洗浄し、次いで、基質溶液:40mg
のo−フェニレンジアミン・ジ塩酸塩、100mlの染色
緩衝液、20μlのH22(30%)100μlを各ウェル
に加える。約5分後、50μlの4N H2SO4/ウェル
を加えることにより、色素展開を止める。492nmでの
吸光度を測定することにより(較正は620nmで行う)、
細胞に対する抗体の結合を測定する。非付着性セルライ
ンを使用する場合、洗浄段階は全て細胞遠心分離および
再懸濁により行なわれる。
【0012】実施例2 インビトロSCLCセルラインのひと補体依存性細胞溶
解(CDC)。 検定の前日、腫よう標的細胞を新鮮な培地Aへ移し、細
胞培養フラスコ中37°/5%CO2に保つ。 標的細胞の51Cr標識:細胞を培養フラスコから集め、3
7°/5%CO2で2時間800μlの培地A中2×10
6〜5×106細胞の濃度で100μCiのNa2 51CrO4
とインキュベーションする。次いで、細胞を培地Aで洗
浄することにより、過剰の51Crを除去し、新鮮な培地
Aに再懸濁し、それらの濃度を2×105〜3×105
胞/mlに調節する。 CDC:この標的細胞懸濁液の100μlアリコートをピ
ペットで各ウェルに移し、不完全PBS中所望濃度に希
釈した抗体溶液の50μlアリコートを加える。次い
で、1ウェルに対し、ひと補体製品(補体の最終希釈率
>1:15)の100μlアリコートを加え、細胞を一夜
37°/5%CO2でインキュベーションする。上清を
スキャトロン・ハーベスティング・プレスにより採取
し、γ−計数管で計数する。この結果、実験的放出の値
が得られる。全51Cr放出を測定するため、上記と同様
ではあるが、補体製品を2%SDS、50ミリモルNa2
CO3および10ミリモルEDTAの溶液と置き換え
て、細胞を処理する。補体製品を培地Aと、また抗体溶
液を50μlの完全PBSまたはNaCl(0.86%)と置
き換えることにより、自然発生的51Cr放出値が得られ
る。 計数後、結果を次の要領でコンピューター処理する。 溶解%=(実験的放出−自然発生的放出)×100/(全
放出−自然発生的放出)
【0013】実施例3 末梢血単核細胞(PBMC)を用いたひとSCLCセルラ
インに関する抗体依存性細胞細胞毒性(ADCC)。 検定の前日、腫よう標的細胞を新鮮な培地Aへ移し、細
胞培養フラスコ中37°/5%CO2に保つ。標的細胞
51Cr標識は、上記実施例2の記載に従い行なわれ
る。 PBMCの単離。 ヘパリンで凝血防止した新鮮なひと血液50mlを、60
mlの0.1%グルコース含有完全PBSにより希釈す
る。この溶液の15mlアリコートを15mlのフィコル-
パーク溶液の上部に載せ、管を30〜60分間400g
で遠心分離する。血しょう上清を廃棄し、PBMC層を
集め、完全PBS+0.1%グルコースにより50mlに
希釈する。約80gで遠心分離(10分間)し、25−3
0mlの完全PBS+0.1%グルコースに沈澱物を再懸
濁し、再遠心分離(80g、10分間)した後、沈澱物を
集め、培地Aに懸濁し、細胞を計数し、懸濁液を培地A
により約2×106〜9×106細胞/mlに希釈する。1
00μlアリコートをピペットでマイクロタイター・プ
レートの各ウェルに移し、エフェクター細胞を一夜37
°/5%CO2でインキュベーションする。 ADCC:100μlの51Cr標識標的細胞を、プレイン
キュベーションしたエフェクター細胞に所望のエフェク
ター細胞対標的細胞比で加える。不完全PBSにより所
望濃度に希釈したモノクローナル抗体溶液50μlを加
え、プレートを37°/5%CO2で4〜20時間イン
キュベーションする。次いで、上清をスキャトロン・ハ
ーベスティング・プレスにより採取し、γ−計数管で計
数する。この結果、実験的放出値が得られる。全51Cr
放出を上記と同様に測定するが、ただしPBMCを10
0μlの2%SDS、50ミリモルのNa2CO3および1
0ミリモルのEDTAと置き換え、抗体溶液を50μl
の不完全PBSと置き換える。PBMCを100μlの
培地Aと置き換え、抗体溶液を50μlの不完全PBS
と置き換えることにより、自然発生的51Cr放出が得ら
れる。結果を上記実施例2の記載と同様にコンピュータ
ー処理する。
【0014】実施例4 ヘパリンで凝血防止した新鮮なひと全血を用いたSCL
Cセルラインに関する抗体依存性細胞細胞毒性(ADC
C)。 検定の前日、腫よう標的細胞を新鮮な培地Aへ移し、細
胞培養フラスコ中37°/5%CO2に保つ。標的細胞
51Cr標識は、上記実施例2の記載に従い行なわれ
る。新鮮なひと全血を培地Aで1:3に希釈し、100
μlアリコートをマイクロタイター・プレートのウェル
にピペットで移す。不完全PBSで所望濃度に希釈した
抗体溶液50μlおよび標識した標的細胞の100μlア
リコートを加える。37°/5%CO2で4〜20時間
インキュベーション後、上清をスキャトロン・ハーベス
ティング・プレスで採取し、51Crをγ−計数管で測定
する(=実験的放出)。全51Cr放出を測定するため、細
胞を100μlの2%SDS、50ミリモルのNa2CO3
および10ミリモルのEDTAで処理し、抗体溶液の代
わりに50μlの不完全PBSを加える。100μlの培
地Aおよび50μlのPBSを標的細胞に加えることに
より、自然発生的51Cr放出が得られる。結果を上記実
施例2の記載と同様にコンピューター処理する。
【0015】実施例5 患者血清におけるマウス−IgG3抗体力価の測定(EL
ISA)。 うさぎ抗マウスIgG溶液の100μlアリコートを、マ
イクロタイター・プレートのウェルに加え、コーティン
グ緩衝液を加え、37°で30〜60分間インキュベー
ションを行う。プレートを洗浄緩衝液で6回洗浄し、2
00μlの不完全PBS/5%FCSを加え、37°で
30分間インキュベーションを行う。プレートを洗浄
し、標準(BR55−2/IgG3)および検定される血
清の様々な希釈率の100μlアリコートを加え(不完全
PBS/2%FCS中で希釈)、プレートを37°で6
0分間インキュベーションする。非結合抗体を上記と同
様に洗浄し、ペルオキシダーゼ-コンジュゲート抗体(う
さぎ−抗マウスIgG3/ペルオキシダーゼ)の100μ
lアリコートを加える。37°で30分間インキュベー
ション後、プレートを上記洗浄緩衝液で4回および染色
緩衝液で2回洗浄する。基質溶液(40mgのo−フェニレ
ンジアミン・ジ塩酸塩、100mlの染色緩衝液、20μ
lの30%H22)の100μlアリコートを加え、4N
2SO4の50μlアリコートで4〜5分後に色素展開
を止める。492nmでの吸光度を測定することにより光
度測定的評価を行い(レファレンス測定620nm)、試料
の抗体力価を標準曲線から読み取る。
【0016】実施例6 処置されたSCLC患者からの血清のエクスビボ腫よう
細胞毒性。検定の前日、腫よう標的細胞(例えば、ひと
SCLCセルラインSW2から)を新鮮な培地Aへ移
し、細胞培養フラスコ中37°/5%CO2に保つ。患
者血清試料を冷凍し、1回でのみ解凍する。それらは非
希釈状態で使用される。100μlアリコートをピペッ
トでマイクロタイター・プレートのウェルに移し、4°
に保ちながら、上記実施例2の記載と同様に標的細胞を
51Crで標識し、患者血清に加える。37°/5%CO2
で一夜インキュベーション後、上清をスキャトロン・ハ
ーベスティング・プレスで採取し、51Cr放出をγ−計
数管で測定する(=実験的放出)。全51Cr放出を測定す
るため、細胞を、血清の代わりに2%SDS、50ミリ
モルのNa2CO3および10ミリモルのEDTAで処理
する。血清の代わりに培地Aを用いることにより、自然
発生的51Cr放出が得られる。結果を上記実施例2の記
載と同様にコンピューター処理する。
【0017】実施例7 マウス免疫グロブリンに対するひと免疫応答の測定(E
LISA)(HAMA)。10μg/mlの濃度のBR55−
2/IgG3溶液の100μlアリコートをマイクロタイ
ター・プレートのウェルに取り、200μl/ウェルの
割合でコーティング緩衝液および3%ゼラチンを加えた
後、患者血清(PBS/1%ゼラチン中で希釈)のインキ
ュベーションを37°で30〜60分間行う。さらに後
の手順およびコンピューター処理は上記実施例5の要領
で行われるが、ただし、使用されるペルオキシダーゼ-
コンジュゲート抗体は、PBS/1%ゼラチン中で希釈
した、やぎ抗ひとIgG+IgM/ペルオキシダーゼであ
る。
【0018】実施例8 SCLCセルラインSW2の糖蛋白質におけるルイスY
抗原の発現。SW2細胞の糖蛋白質または原形質膜を常
法(トム等、「バイオケミカル・ジャーナル」(Biochem.
J.)、168[1977]187−194)により単離す
る。SDSゲル電気泳動(ラエムリ、「ネイチャー」(Nat
ure)227[1970]680−685)後、慣用的ウエ
スタン・ブロット分析(ワイロンおよび中根、「イミュノ
フルオレセンス・アンド・リレイテッド・ステイング・
テクニクス」(Immunofluoroscence and RelatedStaing
Techniques)、エルセビア/ノース・ホーランド・バイ
オケミカル・プレス、アムステルダム[1978]215
−224)により、抗体BR55−2は、セルラインS
W2の糖蛋白質フラクションへ特異的に結合することが
示され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 SCLCセルラインSW2に対するBR55
−2アイソタイプIgG3(星印)およびIgG2a(白い四
角)の結合特性(細胞ELISA)を示す図である。
【図2】 図1と同様(ただし、セルラインOH−1の
場合)の図である。
【図3】 図1と同様(ただし、セルラインH−69の
場合)の図である。
【図4】 BR55−2/IgG3による補体依存性細
胞溶解(CDC)(SCLCセルラインSW2の細胞の溶
解%で示す)を示す図である。
【図5】 図4と同様(ただし、セルラインH−69の
場合で、BR55−2/IgG3およびBR55−2/
IgG2aによる)の図である。
【図6】 BR55−2/IgG3が介在する、エフェ
クター細胞としてPBMCを用いたSCLCセルライン
SW2およびH−69に関するADCC(細胞の溶解%)
を示す図である。
【図7】 BR55−2/IgG3が介在する、ヘパリ
ンで凝血防止した新鮮なひと全血によるSW2細胞の溶
解を示す図である。
【図8】 SCLC患者からの血清におけるマウスIg
G3抗体力価としてのBR55−2測定を示す図であ
る。
【図9】 第1、3、5、8、10および12日目の各
日に50mgのBR55−2/IgG3を投与した後のS
CLC患者の血清における補体依存性細胞溶解(溶解し
たSW2細胞の%を示す)を示す図である。
【図10】 SCLC患者からの血清におけるBR55
−2/IgG3に対する免疫応答を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 39/395 CA(STN) MEDLINE(STN)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小細胞肺癌の処置で使用される、医薬的
    に許容し得る担体または希釈剤と一緒に有効成分として
    モノクローナル抗体BR55−2またはモノクローナル
    抗体BR55−2の特異性を有するそのフラグメントま
    たはそれらの変異体を含む医薬組成物。
  2. 【請求項2】 非経口投与のための請求項1に記載の医
    薬組成物。
  3. 【請求項3】 エフェクター細胞と共に投与するための
    請求項1に記載の医薬組成物。
  4. 【請求項4】 前記エフェクター細胞が、自己末梢血単
    核細胞である、請求項に記載の医薬組成物
  5. 【請求項5】 細胞肺癌細胞を処置するに有効な量
    モノクローナル抗体BR55−2またはモノクローナル
    抗体BR55−2の特異性を有するそのフラグメント、
    またはその変異体を含む請求項1に記載の医薬組成物で
    あって、該有効な量が、1日あたり約50mg〜約100
    mgである、医薬組成物
  6. 【請求項6】 記モノクローナル抗体の変異体がキメ
    ラ抗体である、請求項に記載の医薬組成物
  7. 【請求項7】 記モノクローナル抗体の変異体が標識
    抗体である、請求項に記載の医薬組成物
  8. 【請求項8】 前記標識抗体が薬剤で標識される、請求
    に記載の医薬組成物
  9. 【請求項9】 前記モノクローナル抗体の変異体がひと
    化抗体である、請求項に記載の医薬組成物
  10. 【請求項10】 前記投与が、皮下、筋肉内、空洞内ま
    たは静脈内投与である、請求項に記載の医薬組成物
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